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タブンネ刑務所14
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そんな中、何匹かのタブンネが金網のフェンスの一ヶ所に集まって来て、ガシガシとそこにしがみつき、「ここから出して!」と言わんばかりに泣き喚いている。
今まで何度も自分達を守ってくれた金網。マニューラのしつこい辻斬りやユキノオーの本気のウッドハンマーでも傷一つ付かない代物だ。タブンネの力でどうにかなるワケないのだが、みんなここを破らんとばかりに引っ掻いている。
やがて「ミィもミィも!」みたいなノリで他のタブ達も集まって来て、10数匹のタブが固まってガチャガチャ大きな音を立てる。
今の状況で冷静になれというのはタブンネじゃなくても難しいだろうが、この金網にしがみつくという行為が良くなかった。
手当たり次第、色んな技を駆使してタブ殺しを楽しんでいたテッカグヤ。この哀れな金網タブ達に気がつくと、不気味な笑い顔でそこに両腕を向け、火炎放射を撃ち放つ。
成タブの体力を考えればテッカグヤの火炎放射自体は即死や即致命傷になるような威力ではない。
しかしこの網、クイタランやブーバー系統を意識して作られた耐熱性。科学の力って凄いもので、摂氏2000℃の炎を数分間浴びせ続けても溶け出さない代物だ。
集中的に火炎放射を浴び続けるとその温度はある点を境に加速度的に上昇し、手に体重を乗せていたタブンネはそこから順に身体があっという間に溶けて無くなり、断末魔を上げる間もなくこの世から消え去った。
テッカグヤが火の手を止めると、そこには魔界の炎で焼かれたかの如く黒い影だけが残る。金網に黒い模様がつくその様はまるで何かのアート作品のようだが、よく見るとカタチがタブンネなので、悲惨なのに笑えてしまうのが非常に気の毒だ。
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