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タブンネ刑務所14

376ガラルタブンネ牧場_殱滅編:2021/01/26(火) 16:45:35 ID:.T4VtOPE0

 あっさりとまた一組の集団が殺され、さらに慌てふためくタブンネ達。

 テッカグヤはその場で4,5メートルほど上昇する。この敷地の全容を確認しているようだが、おそらくテッカグヤからも果てまでは把握できないだろう。
 しかしおびただしい数のオモチャが存在していること、また殆どの集団がどこかを目指している訳ではなく、唯々走り回っている事を何となく理解すると、三たび口元に不気味な笑みを浮かべ、次なる標的の目星をつけてその巨体を移動させていく。
 
 今殺したママの死体から20メートル程先の広場で、1匹のパパンネが両手に30センチ弱くらいのチビ2匹の手を掴んで走り回っている。その後方には両手チビより一回り大きいチビンネが4匹、必死にパパの背中を追いかける。
 テッカグヤ視点、自身からの距離を広げる訳ではなく、ただ円を描いて半径2〜3メートルくらいをドタドタ周回しているだけである。さぞかし滑稽に映るだろう...。
 
「パパー!!おウチのベビちゃんたちとタマゴはどうするチィ⁉︎こわいバケモノにこわされちゃうチィ」
「ベビちゃんや卵は助からないミィ!いいからチビお兄ちゃんはパパと一緒・・・、ギャミーー⁉︎チビちゃ....」

 卵やベビに見切りをつける判断力があるのなら、こわいバケモノが近づいて来ることに気づいて欲しかったものである。
 小さな弟妹を心配していた健気なチビは突如パパの右手を離れ、ピクピク動きながら後方に転倒している。
 気づけばすぐそこに大きなバケモノが居る。倒れチビは両脚が千切れ、付け根の部分からドバドバ血を流している。
 他チビは硬直し口をあんぐり開けているだけだが、パパは大量失禁している。やがてキッとした顔をすると、空いた右手で別チビ1匹の手を掴むと、今度はテッカグヤから逃げるように、またトテトテと駆け出した。
 残された3匹のチビは、痙攣する弟、ニヤニヤするバケモノ、離れていくパパを交互に見やるが、「チビィ!」と倒れた弟に声を掛けると、皆チョコチョコとパパを追いかけ始めた。つい最近までベビだった齢、動かない弟も心配だが、親から離れることが一番恐ろしいことのようだ。

 
 このオモチャたちが予想より遥かに脆いことに気づいたテッカグヤ。ジワジワと蹂躙していくつもりのようだ。
 小さいモノだけを先ずは集中して狙い、甲高い声を発し旋回しながら、適当な集団に目星をつけては、エアスラッシュを放っていく。ただでさえ短いタブ脚の、しかも幼子のそれに確実に命中させていくその技は、見事としか言いようがない。




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