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タブンネ刑務所14

265箱詰め子タブンネ2(その6):2020/07/22(水) 02:21:23 ID:/VuBYaEI0
「ミーッ!!」
顔色を変えたママンネは、段ボール箱を抱えて何とか持ち上げようとします。
しかしあいにく、20匹以上の、しかもずぶ濡れで重量の増した子タブンネ入りの箱を簡単に持ち上げられるわけがありません。
それ以前に、風雨に曝され、あちこちぶつかりながら川を流れてきた段ボール箱の耐久性はもう限界でした。
箱が半分に千切れ、ママンネは尻餅をつき、子タブンネ達は水面に投げ出されました。

待ってましたとばかりに、バスラオの群れが襲い掛かります。
「チギャアー!!」「ピャアアー!!」
ママンネの前で阿鼻叫喚の地獄絵図が繰り広げられます。頭から齧られる者、手足をもがれる者、丸呑みにされる者など、
子タブンネ達は次々とバスラオの餌食になっていきました。
「ミ、ミッ…」
ママンネは茫然となりながら、腰を抜かしてガクガク震える事しかできません。

その時、ママンネの目の前に1匹の血だらけの子タブンネが落ちてきました。
尻尾を噛み切られ、触覚も引き千切られた、見るも哀れな有り様です。
「チ、チィィ…」
バスラオが獲物を争って奪い合ったどさくさに、弾き飛ばされてきたのでしょう。
「ミッ!」
ママンネはその子タブンネを救おうとしましたが、ふとその手が止まりました。
その子は最初に段ボール箱に捨てられていた4匹のうちの1匹、すなわち彼女が生んだ子ではなかったからです。




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