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タブンネ刑務所14
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ポケモントレーナーになって早半年・・・
バトルだけじゃなくタマゴから育成もちゃんとできるようになって一人前になった僕は、
その日もポケモンリーグ挑戦のために修行をやっていた。
そこにあったのは大人のタブンネ(多分お母さん)の白骨死体と、タブンネの赤ちゃん1匹。
赤ちゃんは何も知らないらしく、腹ばいでお母さんの死体のそばでモゾモゾしていた。
「…可哀そうに…」
きっと子育て中のママが病気か事故で死んじゃって赤ちゃんだけ取り残されたんだ。
そっと抱えてみると、プルプル震える柔らかくて暖かい感触が手に伝わり、
赤ちゃんはぼくの手に驚いたのかチィィーとか細い声で一声鳴いた。
以前、知り合いに見せてもらった卵から返したタブンネよりずっと小さくて目が開いてない。
きっとママが死んでご飯貰えないから餓死寸前で痩せちゃったんだろうね・・・
そんなことは絶対にさせない! 僕はこの赤ちゃんを家で育てることにした。
(あとで野生に返すつもりだからボールでゲットはしなかった)
帰り道、僕に抱えられて赤ちゃんはチィ‐!チィ‐!とずっと鳴き続けた。 ずっと寂しかったんだね。
そうして赤ちゃんに気を取られていると、「ピィーーッ!!」と甲高い声が聞こえ、この辺では珍しいピッピが赤ちゃんを狙ってやってきた。
“狙っている”と言い切れるのは、僕の手を狙って赤ちゃんをひったくろうとしたのだから間違いない。
僕は寸前で手を引っ込め、手持ちのラッタで迎撃した。(ピッピはそんなに強くなかった)
「・・・ふぅ…でもピッピってタブンネを食べるのかな…もしかして見た目が似ているから自分の子と間違えた?」
(念のため倒れているピッピの尻を確認をしたら♂だった。ピッピは♂も子育てするのかな?)
赤ちゃんはすっかり怯えてピッピの方に手を突き出し「やめてー!」とでもいうようにチビャァー!チビャァー!と悲鳴を上げていた。
もう大丈夫だよ。
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