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タブンネ刑務所14

143ショーケースの裏側で:2017/08/10(木) 00:30:33 ID:F.uk4T/o0
チビママンネがその悪魔と組み合うこと2分弱、動けぬ間にも小ベビンネの命の灯火は刻々と小さくなっていく
しかしチビママンネは何もできない
少しでも力を抜こうものなら眼前にあるこの牙が己の喉に向かう事が容易に想像出来るからだ

一方、シルフィの方はというと次の一手、この遊びのフィナーレに相応しい強烈な一撃を思いつき
何の躊躇もなくそれは実行に移した

「ミミッ!!?」

シルフィの顔面がチビママンネのそれに当たりそうな程に近づいたかと思うと
チビママンネの視界は月に覆われた

その光により目が眩んでいる隙に、シルフィは身を翻してチビママンネから離れる
チビママンネは何のつもりなのか分かりかねたが、間もなくぞわぞわとした胸焼けのような不快感に襲われた
ふと自分の胸を見てみると、提灯のように赤く光っているのが見て取れる
口から体内にムーンフォースを撃ち込まれたのだ

「ンミ… ンミ? グィィィィィィィ??!!!! ジビーーッ!!!」

疑問に思う間もなく不快感は熱さへ、熱さは激痛へと胸の中で目まぐるしく形を変え
食道をゆっくりと下に降りながらチビママンネの体内を蹂躙していく
想像を絶する激痛にのたうち回り、両手で胸を加減なく搔き毟る
その胸は古木のささくれの様に皮膚がめくれ血の合間に剝き身の胸肉を覗かせ
搔き取られた無数の桃色の毛玉がタンポポの綿毛の様にふわふわと宙に舞う
胸の中にある苦痛の元を素手で掻き出さんとしているのだ
余りの激痛に気が狂い分別がつかなくなった事による、正しく狂気の沙汰であった

ブリュリュリュィビチチチィ!! ジビビビビビビ グロロロロェ!

全身が悲鳴を上げ、崩壊しかけているチビママンネの身体から逃げ出すようにあらゆる物が外へと躍り出る
大便、小便、屁、胃液と胃の中身、汗、涙、涎、鼻水。いずれも血の赤みを帯びていた
ムーンフォースの光の塊は止まることなく、五臓六腑を蹂躙しながら体内を下っていく
今度は腹を裂かんばかりに掻き毟るが傷ひとつつかない
既に手の爪が全て剥がれ落ちてしまっていたからだ
一時も頭から離れなかったわが子の姿が、声が、露と消えるほどの苦痛
先ほどまでの母としての覚悟など最早消し飛んでしまっていた

「ギッヒ… ギィィィィィィ!!!!グビィィィィィィィ!!!!」

狂乱の末、チビママンネが最後に取った体勢は
中腰で前かがみにしゃがむ和式便器に跨っているかのような排便の姿勢であった
意外に思えるかもしれないが、物凄く腹が痛い時に取る体勢と考えれば自然な事だろう
とにかくもう、この光の塊を何としてでも体外へひり出してやろうとしているのだ

「キィィィィィィィィィィィィ!!!!!アアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」

「ボムッ」という爆発音、そして閃光と共にチビママンネの姿はシルフィと小ベビンネの前から消えた
ムーンフォースが尻の中で炸裂し、その勢いでで吹き飛んで行ってしまったのだ
まるで屁が爆発して吹っ飛んだ様なコントのオチの如き最後である
彼女がいた筈の場所には夥しい血痕と骨と皮が付いた肉片、そしてズタズタになった両足だけが残されていた




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