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遊戯王SS総合スレ Part.5
1
:
名無しの決闘者
:2016/02/08(月) 23:20:03 ID:3OACIysY
・遊戯王を題材としたSS及びそれに対する感想用のスレです。
・遊戯王が題材であればジャンルは何でもアリです。
・SSを書き込む際はコテを使っても構いません。
・クロスオーバー作品、オリジナル要素のある作品は最初に告知してください。
・長い作品は書き溜めてから投下してください。
・アンカーSSは専用のスレを立ててください。
・次スレは
>>980
から
※前スレ
遊戯王SS総合スレ Part.4
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/57512/1423310733/
655
:
立派なゴミ
:2016/12/17(土) 19:50:40 ID:4Gr.WLYU
クラーク「えへへ・・・会長に褒めてもらっちゃった、早起きして頑張った甲斐あったなぁ♪」
ガール「・・・・・・・」ジトー
クラーク「ん?ガールさん、どうかしましたか?私の顔に何か付いてます?」
ガール「羨ましい」
クラーク「はい?」
ガール「羨ましいっ!う・ら・や・ま・し・いッ!!好きな人とあんな風におしゃべり出来るなんて!私なんて先輩と『おはようございます!』『おう』ぐらいやりとりしか無いのにぃ!」バンバンバン!!
クラーク「な、何言ってるんですか!好きな人って、別に私は会長の事を・・・・・」
ガール「あーそういうのいいんで、もう傍から見てラブラブなの丸分かりなんで」
クラーク「ラブ・・・っ!そんな愛し合ってるだなんて!」
ガール(そこまで言っとらん)
ガール「はぁー、まぁ先輩は無口な所もかっこいいんだけどさぁー、最近どうも距離が遠いって言うか・・・せめてデュエル中ぐらいなんとかならないかなぁ・・・・」
656
:
立派なゴミ
:2016/12/17(土) 19:51:38 ID:4Gr.WLYU
ピロリロリン♪
ガール「おろ?メールかな?」
クラーク「さっきのデッキの構成リストじゃないですか?」
ガール「そうみたいね、とりあえず私と先輩は残留っと・・・いつも通りね」
クラーク「相変わらず選抜率高いですね、私は今回はお休みです」
ガール「私もたまには休みたいなぁー、でもそしたらまた先輩とのオーバーレイが遠退くんだよね・・・」
クラーク「ふふっ、休みが欲しいなんて羨ましい悩みですね」
ガール「毎回選ばれてればきっとアンタもそう思うわよ、だって多分そろそろ・・・・・」
アナウンス『デュエルが開始されます、デュエルが開始されます。デッキ選抜メンバーは至急デッキルームに集合してください』
ガール「ほら来た」
クラーク「お昼明けの恒例ですね」
657
:
立派なゴミ
:2016/12/17(土) 19:53:08 ID:4Gr.WLYU
ガール「また『デュエルの時間だぜぇ!』ってはしゃいでるんでしょうね。マスターもデュエルばっかじゃなくて、たまにはお昼寝でもすればいいのに・・・」
クラーク「マスターに不満ですか?トレード志願書発行します?」
ガール「まさか!私のマスターはマスターだけよ!」
クラーク「ふふっ、ですよね。今日も頑張ってくださいね」
ガール「ええ、行って来るわ」
クラーク「あっ、あと分かってると思いますけど、デッキルームに余計な物は持ち込んじゃ駄目ですよ?」
ガール「分かってるわよ、分かってる・・・・・」
658
:
立派なゴミ
:2016/12/17(土) 19:54:49 ID:4Gr.WLYU
資料室
ガール(えーっと確かこの辺に・・・・・)
ガール「あった!緊急連絡網!これをデッキルームに持って行けば・・・フヒヒ♪」
先輩「・・・おい」
ガール「ひぃぁぁぁぁっ!?」
先輩「・・・何してる?」
ガール「せ、先輩・・・いや、ちょっと道に迷って・・・・・」
先輩「・・・デュエルが始まる」
ガール「あ・・・ああ、そうでしたね!急がないと遅刻しちゃいます!先輩、ダッシュで行きましょう!」ダッ!!
先輩「・・・おい!」
ガール「ひ・・・・・何か?」
先輩「・・・廊下は走るな」
ガール「あ、あはは・・・ごめんなさーい・・・・・」
659
:
立派なゴミ
:2016/12/17(土) 19:55:49 ID:4Gr.WLYU
学校-中庭
鉄男「行け!《ブリキの大公》!メロメロメロディを攻撃!」
遊馬「おっと、やるな鉄男!」
ガール(ホントに、今日のおデブ気合入ってるわね)
鉄男「へへっ、これで遊馬の場はガラ空き!ひっさし振りに俺の勝ちだぜ!」
遊馬「まだまだ、勝負はこれからだ!俺のターン、ドロー!」
ガール(・・・来たっ!)
遊馬「ん?なんだこのカード?こんなカード入れたっけなぁ・・・・・まぁいっか、俺は《ガガガ学園の緊急連絡網》を発動!」
鉄男「何!新しいカードか!?」
遊馬「相手の場にのみモンスターがいる時、デッキから「ガガガ」モンスターを特殊召喚できる!来い、《ガガガマジシャン》!」
先輩「ガガガッ!!」
660
:
立派なゴミ
:2016/12/17(土) 19:56:19 ID:4Gr.WLYU
ガール(オッケーオッケー、さぁマスター、私を召喚して!さぁ、さぁ、さぁ!!)
遊馬「さらに手札から《ガガガガール》を召喚!」
ガール「イェーイ!っしゃぁぁぁぁ!」
遊馬「が、ガガガガール?なんか今日テンションおかしくないか?」
ガール「うっ・・・・・が、ガガガ!」
遊馬「まぁとにかく、これで決めるぜ!《ガガガマジシャン》の効果発動!レベルを3に変更して、《ガガガガール》と共にオーバーレイ!」
ガール「せんぱーい!!」
先輩「おうっ!!」
遊馬「エクシーズ召喚!現れろ!《弦魔人ムズムズリズム》!《ガガガガール》の効果で《ブリキの大公》は攻撃力0だ!」
鉄男「そんな!」
遊馬「さらに《ムズムズリズム》の攻撃時、オーバーレイユニットを一つ使って、攻撃力を2倍にする!これで終わりだー!」
鉄男「うわぁぁぁぁぁぁ!!」LP0
遊馬「よっしゃあ!勝ったビングー!」
661
:
立派なゴミ
:2016/12/17(土) 19:56:56 ID:4Gr.WLYU
・・・・・・・・・・
放課後-ガガガ学園-廊下
ガール「ハァ、久しぶりに先輩と一つになれたわ♪これだからオーバーレイはやめられな・・・・・」
カイザー「一体どういう事なんだ?」
ガール(ん?カイザー先輩の声?教室の方から聞こえて・・・・・)
先輩「・・・何がだ?」
カイザー「さっきのデュエルだ」
ガール(えっ、何?先輩、生徒会長にお説教されてる!?)
カイザー「学校の規則は知っているだろう?デュエルルームには選抜メンバー以外いかなる人も物も入れてはならない」
先輩「・・・それがどうした?」
カイザー「さっきのデュエル中、これを無断でデッキに持ち込んだ生徒がいる」
ガール(あれは・・・緊急連絡網!)
662
:
立派なゴミ
:2016/12/17(土) 19:57:32 ID:4Gr.WLYU
カイザー「《ガガガ学園の緊急連絡網》、君を特殊召喚したカードだ。これはマスターの組んだデッキには入っていない」
先輩「俺を疑ってるのか?」
カイザー「いや、ただデュエル直前、資料室から君が出てくるのを見たという証言があった。確かにこれは資料室に保管してあったのを私も覚えている」
先輩「・・・」
カイザー「君の素行が悪いのは知っているが、こんな事する奴じゃないと思っている。ただ、あの時間に資料室に居たなら、何か知っている事はないか?」
先輩「・・・ガールの奴が持っていた」
ガール(うっ、やっぱりバレてたんだ・・・)
カイザー「何?ガールが?知っていて止めなかったのか?」
先輩「・・・俺のせいかもしれん」
ガール(えっ?)
663
:
立派なゴミ
:2016/12/17(土) 19:58:13 ID:4Gr.WLYU
カイザー「ああ・・・クラークも言っていたが、確かに彼女最近寂しがっていたからな」
先輩「・・・どうしたらいい?」
カイザー「なんだ、分からないのか?相変わらず不器用だな君は」
先輩「・・・・・」
カイザー「不器用でも、不器用なりに考える事だな」
カイザー「まぁ結果的にデュエルは上手く行ったし、今回の件は先生達には内緒にしておこう」
先輩「・・・助かる」
カイザー「じゃ、話はこれで終わりだ、またな」スタスタ
先輩「・・・ああ」
ガール「・・・・・・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・
664
:
立派なゴミ
:2016/12/17(土) 19:59:37 ID:4Gr.WLYU
ガール「あ、あの先輩!」
先輩「・・・・・おう」
ガール「えっと、その・・・・・私・・・・・・・」
先輩「・・・行くぞ」
ガール「あっ・・・・・・・」
先輩「どうした?」
ガール「いえ・・・・・そうですね、もう帰らないと」
先輩「違う」
ガール「えっ?」
665
:
立派なゴミ
:2016/12/17(土) 20:00:43 ID:4Gr.WLYU
先輩「・・・・・・・・・」
先輩「遊びに行く、二人で・・・・・」
ガール「それって・・・・デ、デートのお誘いですか!先輩から!?」
先輩「・・・・・嫌か?」
ガール「行きます!超行きます!!メッチャ行きます!やったぁー!!」
先輩「おう・・・それからガール」
ガール「はい!」
先輩「・・・・・今日はいいデュエルだった」
ガール「・・・えへへ」///
デュエルモンスターズ、精霊を宿したそれには心があり、そして青春がある・・・・・かもしれない
666
:
立派なゴミ
:2016/12/17(土) 20:01:15 ID:4Gr.WLYU
以上です、見てくださった方ありがとうございます!
667
:
名無しの決闘者
:2016/12/18(日) 19:43:34 ID:MJMieJwA
乙、設定が面白いわ
668
:
cloth over
:2016/12/19(月) 17:30:06 ID:AGdgrxrk
投下します
「ディメンション・プロジェクト」
669
:
cloth over
:2016/12/19(月) 17:40:20 ID:AGdgrxrk
LDS社内
遊矢「ディメンション計画(プロジェクト)!?」
零児「ああ…」
零児「なんでも4つの次元合同でとあるプロジェクトが進行していてな」
零児「企画として『各次元の代表者2名でデュエットソングを作成する」事になったらしい」
遊矢「まさかそれに俺を!」
零児「その通りだ! スタンダード代表は遊矢と沢渡で行こうと思う」
670
:
cloth over
:2016/12/19(月) 17:47:50 ID:AGdgrxrk
零児「リリースは来月始めにはなる…つまりレコーディングは今週中に終わらせないといけない!」
零児「なんでも子供向けアニメのOPに起用するらしくすでに詞、曲は完成しており沢渡も練習に入ってる…」
遊矢「…………」
零児「不満か?」
遊矢「いや…やるのはいいけどこういう機会でやるなら折角だから身内じゃなくてもよかったかな」
零児「まあ君と私のデュエットはあまり売れなかったからな……気持ちはわかる」
零児「だが……こういう時こそエンタメだ 遊矢!」
671
:
cloth over
:2016/12/19(月) 17:59:03 ID:AGdgrxrk
遊矢「……わかった 沢渡とやってみるよ…」
スタジオ
沢渡「よぉ遊矢! 遅かったじゃねぇか! このネオ・ハイパー・ミュージシャン沢渡を待たせるとは肝が据わってんな!!」
遊矢「……で? どんな曲なの?」
沢渡「おう! これだ!」
遊矢「……!!?これ 本当に零児が?」
沢渡「ああ!!すげぇよ!! まさに俺達の分身みてぇだぜ!」
遊矢「うん!今すぐ歌いたい!! やろう沢渡!!」
こうして第1弾は無事、レコーディングをスタートし、何回もミスやケンカをしつつもお互いにを認め合い、成功した。
672
:
cloth over
:2016/12/19(月) 18:06:29 ID:AGdgrxrk
エクシーズ次元 スペード校
ユート「……例の話、聞いたか?隼」
黒咲「ああ…第2弾は俺達みたいだな」
黒咲「やるからには徹底的にやる! 作詞は俺がやるからユートは作曲をやってくれ!」
ユート「……すまん隼 俺、音楽には疎いんだ」
ユート「瑠璃にアドバイスとも考えたが最近『ラブソング』しか聴いてないらしく…」
黒咲「心配するな 一応カイトに編曲をしてもらえるよう依頼しておいた」
673
:
cloth over
:2016/12/19(月) 18:15:37 ID:AGdgrxrk
ユート「助かる…もしかしてもうテーマも聞かせれてるのか?」
黒咲「ああ…なんでも『絶対絶命の窮地に陥り、想い人の姫を奪われ、悪の組織から彼女を奪い返すと決意した主人公の騎士が様々な出会いと成長を経て、姫を迎えにいく』というテーマのミュージカルの主題歌に使いたいらしい」
ユート「俺達みたいに主人公だな……!?何かフレーズが今、響いてきたぞ隼!!」
黒咲「何!? では早速作業に入るしかあるまい! 行くぞユート!!」
674
:
cloth over
:2016/12/19(月) 18:24:52 ID:AGdgrxrk
シンクロ次元 とある施設
ユーゴ「……なんでテメェとなんだよ!」
ユーリ「さぁ…この次元の最高責任者にでも聞いてきなよ」
ユーリ「それにその次元に住んでいる者が1人でも入れば契約範囲内らしいし問題なくない?」
ユーゴ「そうだけどよぉ…リンのやつはしばらく外出してて無理だし、折角だからジャックやクロウ、シンジとか同じ次元のやつとやりてぇわけじゃん!!」
ユーリ「ふーん…けどキミは僕でもあるから相性はピッタリだと思うけど?」
ユーゴ「気持ち悪ぃ言い方してんじゃねぇよ!!」
675
:
cloth over
:2016/12/19(月) 18:30:40 ID:AGdgrxrk
ユーゴ「……ったく で テーマはなんだよ」
ユーリ「なになに あ〜! 『ゲームセンターで観客が最高の気分に浸りやすい』曲だってさ!」
ユーゴ「おっ なら俺の得意範囲内だな!」
ユーゴ「作詞は俺にまかせろ!!」
ユーリ「なら僕が作曲かな」
676
:
cloth over
:2016/12/19(月) 18:39:18 ID:AGdgrxrk
スタンダード 遊勝塾
柚子「えっ!? 私が素良とデュエット? 『融合次元』代表で?」
素良「うん 本当は僕、セレナとかデニスあたりと組まされる予定だったらしいんだけど……」
素良「テーマがアカデミアの皆とは合わないらしくてね だから柚子になったわけ!曲できてるから練習しよ!」
柚子「別に私でいいなら……ってテーマはいったい…?」
素良『大切な人に届けたい、胸が苦くて、でも伝えきらないといけない愛する気持ち』を表現したテーマらしいよ」
柚子「あ…愛!!? ムリムリ そんなの私には無理!!」
677
:
cloth over
:2016/12/19(月) 18:44:40 ID:AGdgrxrk
素良「大丈夫大丈夫!柚子って結構恋愛ドラマ見てるじゃん!!……それに」
素良「さっき自分でやるって言ったよね?」
柚子「言ってないわよ!!…けどやったらいいんでしょ!!やったら!」
素良「わ〜い!やった〜!」
678
:
cloth over
:2016/12/19(月) 18:57:58 ID:AGdgrxrk
各組 作業とレコーディングが終了しオンエア日
アニメOP
遊矢「…お 俺達の歌 ちゃんと使われてる!!」ドキドキ
沢渡「はじめて観たがこのアニメおもしれぇな!!監督と演出、脚本が良くできてんじゃねぇか!!OPの作画と演出も最高だぜ!」ワクワク
ミュージカル
ユート「凄い迫力だ!俳優さん達の熱意がここまで伝わってくる!……そろそろ俺達の曲だな」ワクワク
瑠璃「……これユートと兄さんが作ったの?2人にこんな一面があったなんて知らなかった!!」ニコニコ
ユート&黒咲「(お前(君)のおかげだ 瑠璃)」ニコッ
679
:
cloth over
:2016/12/19(月) 19:10:01 ID:AGdgrxrk
ゲームセンター
客A「すげぇなこの歌!」ワアアアア
客B「詞も曲も気分をハイにしてくれるぜ!」ワアアアア
ユーゴ「やっぱゲーセンはこういう感じがいいよなだな!ノリが全然違うぜ!」フゥゥゥ
リン「たしかに気持ちいいわね!……けどこれ作曲したユーリ君のおかげじゃない?」
ユーゴ「ハァ!!作詞は悪いって言いてぇのか!!」イライラ
リン「そうじゃないけど……あとユーゴずっとニヤケてて弱すぎ!」ガツン
街頭
修造「へぇ…柚子がこんな想いをねぇ…」ニヤニヤ
アユ「まるで恋する乙女だ〜!!」ニヤニヤ
フトシ「タツヤも来たらよかったのにな!」ニヤニヤ
柚子「もう!!みんなやめてよ!!」バチッ
柚子「(…これも全部素良のせいなんだから!!……遊矢には絶対聴かれたくない!)」
680
:
cloth over
:2016/12/19(月) 19:30:53 ID:AGdgrxrk
作中楽曲紹介
『Eternal the Entertainment』
作詞、作曲:赤馬零児
遊:さあ行こう! 夢の彼方
沢:お連れするぜ 劇場へ
2人:始まる このEternal the Entertainment
遊:何度も挫けて ひたすら磨き続けた魂
沢:試行錯誤巡って 追い求めたDreamer
遊:悲しみに追い込まれた時もあった 泣きたいときもあった
沢:勝てないときもあった うまく行かないときもあった
2人:だから 笑えるんだ!!
遊:さあ行こう! 夢の彼方
沢:お連れするぜ! 劇場へ
2人:お楽しみはまだまだ 控えているぜ
遊:送り届ける このHAPPY!!
沢:ご来場の皆さんへ!
2人:始まる このEternal the wanderland!!
681
:
cloth over
:2016/12/19(月) 19:47:57 ID:AGdgrxrk
『HOPE on Future!』
作詞:黒咲隼 作曲:ユート 編曲:カイト
2人:墜ちかけた未来 絶望の闇
2人:怒り狂う 我が想い
2人:それでも救いたい あの笑顔を
ユ:1人だった俺を 君は慰め
黒:高みを目指し お前を導きたい
ユ:喜び合う心 それも
黒:夢も未来も すべて
2人:踏みにじられてゆく 絶望へと
ユ:無力な涙
黒:虚しき怒り
ユ:だけど
黒:俺には
2人:まだ希望がある
2人:君だけは 失いたくない たとえ闇に墜ちても
2人:たとえもう 戻れなくなっても
ユ:君だけは
黒:絶対に
2人:輝せ続けるさ この意志強く込めて
682
:
cloth over
:2016/12/19(月) 19:59:42 ID:AGdgrxrk
『ハイスピード・ボルテージ』
作詞:ユーゴ 作曲、編曲:ユーリ
ゴ:高み目指し どこまでも
リ:続いてく このスリル
ゴ:鳴り止まない風に導かれ 飛んでゆく
リ:越えられない 高みなんて そんなものはないと
2人:教えてくれている あの雲の囁き
ゴ:止まらないぜ
リ:この瞬間を
2人:感じ続けるために
2人:向かい風 無視して 走ろう どこまでも
2人:お互いの意志 ぶつけ合いながら
ゴ:まだまだ足りない
リ:まだまだ進める
2人:ハイスピード求めて 走り続けるさ
683
:
cloth over
:2016/12/19(月) 20:14:30 ID:AGdgrxrk
『Love You Voice〜伝エタイコノキモチ〜』
作詞:紫雲院素良 作曲:エド・フェニックス
素:伝えたい気持ち 今から考えよう
柚:傷つけずに 優しく言えたらいいな
素:メールの文章 何度も読み返して
柚:『これでいいかな?』と 何回も呟いて
素:だけどその想い 伝わらなかった
柚:悔しくて 堪らなかった
素:でも気付いた 大切な事を
柚:そっと感じてみた 自分の心
2人:正直に想いを ぶつけてなかったって
柚:怖かった 怖かった 本当の気持ちが
素:自分の気持ちに 嘘ついてたって
柚:泣きたい 苦しい 辛いけど
素:傷ついてもいいから どうしても伝えたい
2人:『君とずっと隣にいたい』と
684
:
cloth over
:2016/12/19(月) 20:16:16 ID:AGdgrxrk
これで終わりです。読んでいただきありがとうございました。
685
:
legend start
:2016/12/22(木) 19:28:01 ID:SonxIua6
投下します
瑠璃「ダメ…もうやめて!兄さん!!」
686
:
legend start
:2016/12/22(木) 19:38:20 ID:SonxIua6
スタンダード次元 とある公園にて
黒咲「何故だ! 俺達は兄妹だろう!」
黒咲「さあ 俺の気持ちを受け入れてくれ!!」バタン
瑠璃「(な…なんで…こうなってしまったの? 兄さん!)きゃぁぁぁ!!! 誰か助けて〜!!」
権現坂「そこで何をしている!!黒咲!!」
沢渡「嫌がってんじゃねぇか!! 放してやれよ!!」
瑠璃「(あ…あの人達は…!)」
黒咲「……貴様らか これは兄妹の問題だ。口出しは遠慮してもらおうか」
権現坂「そうはいかぬ!」
687
:
legend start
:2016/12/22(木) 19:51:55 ID:SonxIua6
沢渡「女の子の悲鳴を聞いて見過ごしなんてしたらこの『SRPS(スーパーレジェンドプリンセスサモナー沢渡)』の名に傷が付くぜ!!」ドヤッ
権現坂「お前も先程セレナの高笑いに爆笑していたではないか」
沢渡「ギクッ 黙れ黙れ!…そうだ黒咲 ここは男らしく俺と権現坂、お前とでデュエルで決着着けようぜ!。勝った方が今日1日瑠璃ちゃんをレンタルできる券を賭けてな!」
瑠璃「(えっ!?)」
権現坂「何故俺まで!!」
黒咲「………いいだろう。それで姿を消してくれるならな」
権現坂「……やらねばならないようだな」
瑠璃「(そ…そんなぁ〜!!)」ワアアアア
688
:
legend start
:2016/12/22(木) 20:18:30 ID:SonxIua6
数分後
黒咲「バトルだ!ライズ・ファルコン!すべての敵を引き裂け!『ブレイブ・クロー・レボリューション!!』」
沢渡「うわぁぁぁ!!」→LP0
黒咲「そしてブレイズ・ファルコンで権現坂にダイレクトアタック!」
権現坂「ぐわぁぁぁ!!」LP→0
瑠璃「(すごい…2人同時を相手にここまで圧倒的だなんて! 兄さんは相変わらず強い!)」
黒咲「ふん!……とはいえ腕自体は2人共上がってるようだな」
沢渡「くそっ!!昨日の素良、シンジに続いて黒咲にも……そろそろ勝たせてくれぇぇ!!」
瑠璃「(わかるわその気持ち! 私も早く兄さんを超えたい!!)」
689
:
legend start
:2016/12/22(木) 20:27:13 ID:SonxIua6
黒咲「約束通り勝ったぞ。早く引っ込め!」
遊矢「なら今度は俺とやろうよ!黒咲!」
権現坂&沢渡『「遊矢!」』
瑠璃「なんで彼が…」
黒咲「遊矢か………まさか貴様も瑠璃に!」イラッ
黒咲「柊柚子はどうした!…あと瑠璃はそんな安い女ではないぞ!」
遊矢「柚子の話はいいでしょ!俺だってたまにはあいつ以外の同い年の女子とじっくり話合いたいさ!」
690
:
legend start
:2016/12/22(木) 20:37:51 ID:SonxIua6
遊矢「……というのは建前で本当はユートに頼まれたんだ☆」
隼・瑠璃『「ユートに!?」』
遊矢「うん! 実は…」
《ユート「俺はスクールで隼と初めて出会い瑠璃ともあいつのおかげで知り合う事はできたがまだ付き合いがそこまで長いわけではなくてな…」》
《「あの2人が普段2人きりだとどんな感じなのかはあまり詳しくないんだ」》
遊矢「だから今日は用事が入ってるからお前…代わりに様子を見てきてくれって頼まれちゃったわけ。」
瑠璃「ユートが私に内緒でそんな事を…!」
691
:
legend start
:2016/12/22(木) 20:44:13 ID:SonxIua6
黒咲「くっ!………いいだろうデュエルしてやる!!」
「よく考えたらお前とデュエルした事は一度も無かったな!」
「俺が負けたら瑠璃をお前の彼女に貰っても構わん!」
権現坂&沢渡『「何!!?」』
瑠璃「ちょっと!! 兄さん!!」
遊矢「自信満々だね……いいよその条件でやろう!」
遊矢「じゃあ俺も負けたら柚子を黒咲の彼女にしてもいいよ!」
692
:
legend start
:2016/12/22(木) 20:48:55 ID:SonxIua6
権現坂「遊矢!!……それでいいのか!」
沢渡「あのストロングアマが聞いたら怖ぇぞ!」
柚子『ハックション……誰か私の噂でもしたかな?』
黒咲「なら始めるぞ!」
遊矢・黒咲『デュエル!!!』
693
:
legend start
:2016/12/22(木) 20:58:43 ID:SonxIua6
黒咲「先攻は俺だ!俺はRRーバニシング・レイニアスを召喚!!」
「この効果により手札からRRートリビュートレイニアスを特殊召喚し効果!!デッキからミミクリー・レイニアスを墓地に送り効果!!自身を除外しデッキからRRーネストを手札に加えシンキングレイニアスをサーチ!」
「俺は2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!!現れろ!!ランク4!『RRーフォース・ストリクス!!』」
694
:
legend start
:2016/12/22(木) 21:15:15 ID:SonxIua6
「フォース・ストリクスの効果でファジー・レイニアスを手札に。そしてファジー・レイニアス、シンギングレイニアスの効果でそれぞれ特殊召喚!そして再びオーバーレイ!現れろ!!2体目のフォース・ストリクス!!」
「そしてファジーレイニアスの効果で同名、ストリクスの効果によりアベンジ・ヴァルチャーを手札に!!カードを2枚伏せターンエンド!」
沢渡「ふぅ……相変わらず長えぇな〜!あいつのターン」
遊矢「さぁて!じゃあ俺のターン!」
「俺は手札からスケール3のヒックリカエルとスケール6のリザードローをセッティ……」
黒咲「この瞬間!永続罠『魔封じの芳香』発動!」
瑠璃「あれでは遊矢はペンデュラム召喚はできないわ!!」
権現坂「黒咲め……やりおる!」
遊矢「くっ! なら俺は魔法発動!『オッドアイズ・アクセル』。これでオッPをリリース無しで…」
黒咲「俺は手札から魔法1枚を伏せカウンター罠「神の摂理」を発動!」
695
:
名無しの決闘者
:2016/12/22(木) 21:24:05 ID:bAFZvGH6
何で普通に魔法使ってんだよ。
696
:
legend start
:2016/12/22(木) 21:38:37 ID:SonxIua6
遊矢「げっ!」
沢渡「おいおい 一方的すぎんだろこりゃ!」
遊矢「…俺はモンスターをセットしターンエンド!」
黒咲「俺のターン!」
「俺は2体のフォース・ストリクスの効果によりデッキからラスト・ストリクス、ミミクリーレイニアスを手札に」
「そして「手札抹殺」を発動!手札を切り替える…この時ファジーレイニアスの効果を発動し同名カードを手札に」
「カードを3枚伏せターンエンドだ!」
権現坂「?? 何故奴は攻めない!」
遊矢「……俺のターン!」
遊矢「(まいったな!…エンタメしたくても打つ手がないや…)」
697
:
legend start
:2016/12/22(木) 21:41:38 ID:SonxIua6
>>685
すいません 自分で書いててなんですが修正します
×オッドアイズ・アクセル→○サイクロンに対して摂理です。
698
:
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:2016/12/22(木) 21:43:22 ID:SonxIua6
>>685
→
>>695
699
:
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:2016/12/22(木) 21:49:12 ID:SonxIua6
>>696
も訂正します。
ミミクリー効果発動→ネクロ・ヴァルチャー手札でエンド
では続きに戻ります
700
:
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:2016/12/22(木) 21:51:50 ID:SonxIua6
すみません やっぱ一回降ろさせて貰います
次の方、どうぞ
701
:
legend start
:2016/12/23(金) 20:23:13 ID:/b5IyCYo
誰も来られてないみたいなので前回、ミスした作品とは違う作品をまた投下します。(デュエル構成面は違う機会に改めて練り直してきます)
瑠璃「こ…これは凄い!!」
702
:
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:2016/12/23(金) 20:30:43 ID:/b5IyCYo
休日 黒咲家
瑠璃「……ふぅ…なんとか散らかした分の掃除は片付いたわね!」バサッ
瑠璃「さて…クラスの子から借りてた漫画、早く読んで返してあげないと。……それにしても…」
『キミの笑顔を独り占めしたい〜Heartful Love』
瑠璃「またすごいタイトルね。さすが今、話題沸騰中の少女漫画だわ!」ワクワク
703
:
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:2016/12/23(金) 20:46:03 ID:/b5IyCYo
瑠璃「…………」
ヒロイン「やめて!!何故私の事でそこまで…!もっと自分を大切にして!」
男「俺はお前がいるから…お前が俺の側に居てくれたから挫けずに自分の気持ちと正直に向き合えたんだ!」
ヒロイン「……けど!あなたが傷付くのはもう見たくない!」
瑠璃「……なんてヒロインなの! 自分の事よりも相手の事をここまで想えるなんて!。この男性も素敵だわ!」
男「……俺には3つぐらい離れた妹が居てね。いつも俺の顔を見る度に引かれてる感じがしてね」
「あいつは君と同じで明るくて、いつも笑顔で…。けど…ある時、事故で死んで…」
「それから俺は益々荒んでいって…気付けばあいつの妄想をしてしまうようになっていった。」
瑠璃「…………ん?」
704
:
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:2016/12/23(金) 21:01:29 ID:/b5IyCYo
男「あいつが俺の事をどう想っていたかは最後までわからなかった。だが…それでも俺は……すまない!君の前でこんな話を……」
ヒロイン「心配しないで!……むしろあなたが隠してた秘密を知れて…真剣に話を聞かせてくれて私は嬉しいわ!!」
瑠璃「(……この男性…誰かに似てるような……)」
「(気のせいよね!どうしたんだろう私!)」
ヒロイン「その大切な妹さんを私に重ねてたのよね。けどあなたのその妹さんを想う気持ちは間違ってない!」
ヒロイン「私にもね…親友によく明るく笑う女の子が居たの!!」
ヒロイン「今は訳あって遠くにいってしまったけど…その子は自分の事をありのままに話す子で私の悩みにも素直に目を見つめながら聞いてくれて…」
「ニコニコしながら何事にも挑戦してたの。」
瑠璃「(……あれ〜! なんか聞いた事あるぞ〜!)」モヤモヤ
705
:
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:2016/12/23(金) 21:16:31 ID:/b5IyCYo
ヒロイン「その子もお兄さんとの関係に悩みを持っていたらしくてね。けど彼女はお兄さんとの関係は捨てようとしなかったわ。」
『「だって私にとって、どんな人だろうとあの人は私の大切な兄さんだから!」』って!」
ヒロイン「だから私は彼女に『その笑顔を忘れず大切にしていってね』と最後の日に言ったの?」
瑠璃「(嘘でしょ!? この内容…私がユートに相談して話した内容とほぼ似てるわ!!………って事はこの男性はまさか!?)」
男「そうか…あいつは俺の事を想っていてくれていたのかもな……」
「だからこそ…俺はもう迷わない!また崖っぷちに追い込まれても君を今度こそこの身で守れる男になってみせる!」
ヒロイン「私ももう逃げない! あなたともう1度真剣に向き合うわ!!」
706
:
legend start
:2016/12/23(金) 21:25:08 ID:/b5IyCYo
瑠璃「(やっぱり兄さんだわ!! 嘘でしょ! なんで!!?)」
「(それにヒロインもどことなくユートに似てるわ!!)」
ヒロイン「ねぇ……私達…まだキスした事なかったよね。しましょ!!」
男「ああ! もう君を放さない!」
瑠璃「きゃぁぁぁぁぁぁ!!!!」バタハタバタ
黒咲「瑠璃ィィィ!!!」バタハタバタ
瑠璃「いやぁぁぁぁぁ!!!!」グルグルグル
707
:
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:2016/12/23(金) 21:33:35 ID:/b5IyCYo
黒咲「……ぐはっっ!!」バタンッ
瑠璃「に…兄さん!! ごめんなさい! 大丈夫!?」
黒咲「ああ……ところで一体何があったんだ!?」
瑠璃「な…何でもないわ!! ごめんね…」
黒咲「そうか……またお前が俺から遠くに離れていってしまうんではないかと怖くなった…」
「何か悩み事があるならユートだけでなくたまには俺にも相談してくれ。………邪魔した。」バタン
瑠璃「えっ!?……」
708
:
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:2016/12/23(金) 21:41:08 ID:/b5IyCYo
《ヒロイン友人「だって私にとって、どんな人でもあの人は大切な兄さんだから!」》
瑠璃「……そうよね!」
「私が次元戦争の時に攫われたときも兄さんは命懸けで私の所まで来て、助けてくれた。」
「そんな人を怖がる必要なんてあるわけがないわ!…………私、もっと強くなる!!」
709
:
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:2016/12/23(金) 21:50:00 ID:/b5IyCYo
近隣家
デニス「いや〜!!まさか僕が描いた漫画があそこまでこのヒットして偶然にも彼女の心に刺さるなんてね〜!!」ニヤニヤ
ユーリ「………感謝してよね 瑠璃のあのネタ、僕がユートとの心理戦に勝利した戦利品として拾ってきたんだから」
デニス「ハイハイ……まあいいじゃない!ご覧の通りお嬢様の心も熱くしてしまったみたいだし!」
セレナ「……いいなぁ!あれがかぞくか!!」
「わたしにもひとをあいするきもちというものをりかいしたいぞ!!」
ユーリ「……お嬢様はまず、彼氏…つまり恋人を作るとこからでしょ…」ハァァ
セレナ「なんだと!?わたしをみくびっているのか!!」
デニス「アハハハハ!!」
710
:
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:2016/12/23(金) 21:54:08 ID:/b5IyCYo
警官「おい!そこの不審者3名!速やかに降りてこい!!」
デニス「やばっ!」
セレナ「おまえたち えらそうだな! わたしがやっつけてやる!」
デニス「ちょっとタンマァ〜!!」
ユーリ「………やれやれ」
警官「待てやコラァァ!!」
《END》
711
:
legend start
:2016/12/23(金) 21:54:52 ID:/b5IyCYo
読んでいただきありがとうございました。
712
:
名無しの決闘者
:2016/12/28(水) 16:45:36 ID:1jn3.cGU
投下します。
「夢の決闘!!社長と王様(キング)!」
713
:
名無しの決闘者
:2016/12/28(水) 17:29:04 ID:1jn3.cGU
すみません 別ブログで書く事にしたので次の方に渡します。
714
:
kaito
:2017/01/01(日) 20:48:24 ID:4ZGqZ4QI
>>279
から遊矢達が好感度の測定をするSSを描いたものです
では大晦日限定で描いたSSの続きを投下したいと思います
以前とは違いかなり短めですのでお付きあい下さい
715
:
kaito
:2017/01/01(日) 20:50:18 ID:4ZGqZ4QI
ズァーク「」ビクン��
遊矢「あれ…どうしたんだ。ザァーク?そんな俯いたりして」��
ズァーク「う、ワ、」��
ズァーク「我と好感度の測定をしろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」��
遊矢「ひぃ」��
ユーゴ「おいおい…ズァークの野郎、また俺等を飲み込むつもりじゃねーだろうな!」��
ユート「いや、違う…あれは」��
ユーリ「恐らく年内にレイという少女と遊矢との好感度を測れなかった事に対して不満が爆発したのかと」��
ユーゴ「子供か!!」��
ズァーク「今コソ心ヲ通ワセ一ツニ」��
遊矢「って言われても好感度測定装置は次元に飛ばされてしまってもう測りようなんて無いからな」��
キュイーン バタン
スタスタスタ
716
:
kaito
:2017/01/01(日) 20:54:21 ID:4ZGqZ4QI
ユート「」
ユーゴ「どうしたよ…ユート?」��
ユート「いや…あれが見えないのか」��
ユーゴ「あん?」��
ユーリ「あれは、次元が開いて…あの少年は……」��
??「そうなるだろうと思って探して来ましたよ。ARで次元を超えて3千年前まで」��
遊矢「えっ君って」��
チャリン(テワタシ
遊作「あなた達の関係性がこのまま悪化してしまったら俺の出番遠のくじゃないですか」
遊作「俺的には目立ちたくないからそれでもいいですけど…4月にパック販売も決まってるし、もうこれ以上待たせられませんからね」��
ユーリ「これはD・ゲイザーですか……よくもまぁ探して来れましたね」
遊作「これ位出来ないと遊矢さん達に俺なんか霞んでしまいますし……」
717
:
kaito
:2017/01/01(日) 20:59:07 ID:4ZGqZ4QI
遊矢「…ありがとう。君の想い受け取った…さぁ決めるぞ!ズァーク!俺達の好感度の最後の測定を始めよう!!」��
柚子「待って!」��
遊矢「柚子…どうしてここに?」��
セレナ「だれかわすれてるんじゃないのか?」��
レイ「私も居るんだけど…」��
………………………��
遊矢「あっ」��
遊作「って、驚いてないでそろそろ測らないと!!」��
遊矢「そ、そうだった!今度こそ遊星さんが言ってた俺達の関係性を結び合わせ絆を証明する時」ピッ��
前回同様コンマ判定(SS速報vip板で測った結果を反映させてます)
遊矢からズァークへの好感度��
↓1 コンマ判定�� 結果:57
ズァークから遊矢への好感度��
↓2 コンマ判定�� 結果:81
ズァークからレイへの好感度��
↓3 コンマ判定�� 結果:86
レイからズァークへの好感度��
↓4 コンマ判定�� 結果:23
遊矢から遊作への好感度��
↓5 コンマ判定�� 結果:95
遊作から遊矢への好感度��
↓6 コンマ判定�� 結果:90
718
:
kaito
:2017/01/01(日) 21:06:26 ID:4ZGqZ4QI
覇王龍ズァーク「我ト統合シ好感度ヲ一ツn」��
ダキッ��
ズァーク「遊矢…何ヲする……」��
遊矢「もう俺とお前は繋がってる決して離れない絆が芽生えたんだ」��
ズァーク「コノ結果は……」��
遊矢「俺達の信頼の証明になってる…だろ?」��
パァー��
ズァーク「ゆう…や……遊矢!!!」��
レイ「あれ?私忘れられてない?」ガビーン��
セレナ「存在薄いからな」��
柚子「あれセレナが普通にしゃべってる!!」(*_*;��
ズァーク「(アイツ(レイ)は無かったものにしたい)」��
遊作「あの…話割り切ってすみません。てっきり、俺は測らないかと思ってたんですけど」��
遊矢「いいじゃないか。次のシリーズは君にかかってるんだから俺からの好感度という名の期待度を測るのも間違いじゃないだろ?」��
海馬「ふぅん…確かに、その通りと云えるな」��
719
:
kaito
:2017/01/01(日) 21:13:53 ID:4ZGqZ4QI
遊矢「あっ…えっ、何で」コンワク
遊作「着いて来られました」��ションボリ
海馬「奴と測っている最中にコイツに割り込まれて俺の不満も高ぶっていたのでな」
海馬「その装置をどうしても必要だと言って聞かないこの輩に貸しだと言う証明として俺が着いて来てやったまでだ」
ズァーク「執念深さは敵に回したく無いな…こっちの社長の方は……」��
零児「クシュンッ」��
零羅「どうしたの兄様?」��
零児「馬鹿にされた気分だ」グスン��
海馬「それよりも見ていた限り今の間にこの世界では年を越し2017年になったようだが…」��
遊矢「えっ」��
2017/01/01 00:19:34:22
ユーゴ「あっマジだ!!」��
ユーリ「では〆るとしますか」��
柚子「それ何度目よ?」��
カイト「知らん。そんな事は管轄外だ」��
720
:
kaito
:2017/01/01(日) 21:14:29 ID:4ZGqZ4QI
ユート「うわっカイト、唐突に出て来るな!!」��
黒咲「俺も忘れられては困る」��
瑠璃「兄さん出しゃばらないの!」��
遊矢「では最後に閉幕と致しましょう!遊戯王はまだまだこれからも続きます!
遊矢「皆さんも期待不安の未来あるでしょうが俺達の戦いを最後まで見届けて下さい!��
遊矢「そして6代目の彼、藤木遊作に繋ぎましょう!!」��
皆「お楽しみはこれからだ!」��
海馬「フゥン。貴様分かっているな?帰りは任せるぞ」��
遊作「年跨いでの遊矢さんへの測定結果はまずまずな結果に終わったか…ま、内気な俺らしいっちゃ俺らしい結果だけど……」
遊作「スケボーでこの人を連れて帰るのか…古代エジプトまで……気が重いな……」��
ユーゴ「ん……?どうしたリン」
スタスタスタ
リン「」バシッ��
ユーゴ「うぉっ、イテー!(>_<)一言もしゃべれなかったからって俺にブツなんてあんまりだろぉーーーー」
end
721
:
kaito
:2017/01/01(日) 21:19:35 ID:4ZGqZ4QI
これにて終わりです
あちらの方で建てたスレが落ちてなかったので大晦日限定でコンマ判定で皆さんに御協力致いたものを反映させて描いたものをこちらに挙げ直したものです
?マークは空欄です。特に意味はありません
今年も色々と描くと思いますがその際は宜しくお願い致します(m(__)m
722
:
名無しの決闘者
:2017/01/12(木) 12:37:44 ID:J7MX2yjI
今年に入って前の投稿者の感想も新たなSSの投下も全く無いぞ
723
:
cloth over
:2017/01/29(日) 20:41:55 ID:JTNyeIZs
過疎って居たので投下します。
瑠璃「遊戯王Arc-v(アークファイブ)?」
724
:
cloth over
:2017/01/29(日) 20:49:08 ID:JTNyeIZs
〈アニメ本編が始まる前のエクシーズ次元での話です。〉
夜 黒咲家 瑠璃の部屋
瑠璃「ふぅ〜!今日も疲れたな〜!!」
瑠璃「あ…!? そうだ忘れてた!」バタバタ
朝
クラスメイトA「黒咲さんって本当にデュエル大好きだよね!」
瑠璃「……え!? えぇ……ありがとう!」ニコニコ
瑠璃「(どうしよう! 男子から声かけられた事あまりないのに…)」
725
:
cloth over
:2017/01/29(日) 20:57:52 ID:JTNyeIZs
クラスメイトB「おい!黒咲さんちょっと困ってるだろ!!」
クラスメイトA「ああ……ゴメンゴメン! 突然声かけて…」ワサワサ
瑠璃「大丈夫よ 気にしないで。 ところで私に何か用かな?」ドキドキ
クラスメイトA「ああ実は今『Hジャンプ』で連載してるこの漫画が面白くてさぁ…」
クラスメイトB「本当に面白いよなこれ!!」
瑠璃「(いい笑顔だなぁ…本当に面白そう…)」
クラスメイトA「実は今日単行本持ってきててこれ黒咲さんに貸してあげるよ!」
726
:
cloth over
:2017/01/29(日) 21:05:53 ID:JTNyeIZs
瑠璃「え!? いいの?」
瑠璃「……でもそれ『少年漫画』だよね。私に合うかなぁ…」
クラスメイトB「大丈夫大丈夫! それにこれ女子もよく読んでるし話の中でデュエルも出てくるよ!」
瑠璃「本当!? ならお言葉に甘えて借りてみようかしら。」
時は戻り…
瑠璃「人から借りた物だし早く読んで明日にでも返してあげないと」ベッドニゴロン
瑠璃「うーん…なになに」
727
:
cloth over
:2017/01/29(日) 21:15:57 ID:JTNyeIZs
数秒後…
瑠璃「うわぁ…この『ファントム』って主人公カッコいいなぁ…」ペラッ
瑠璃「『榊遊矢』って名前もまたいいねぇ!」ペラペラッ
瑠璃「(『ファントム』っていったらユートを思い浮かぶわね!)」ドキドキ
瑠璃「……あれ?」
翌日 スペード校にて
瑠璃「……これありがとう とっても面白かったわ!」
クラスメイトA「えっ!?もう全部読んだの?」
クラスメイトB「お前に気を遣って早く読んでくれたんだろ!」グリグリ
728
:
cloth over
:2017/01/29(日) 21:24:54 ID:JTNyeIZs
クラスメイトC「なんだ瑠璃もArc-v読んだの?やっぱ『ファントム』カッコいいよね!!」
瑠璃「ええ…カッコよかったわ…」ブツブツ
クラスメイトC「(今日はなにか不機嫌みたいね)」
クラスメイトA「わかってねぇなぁ…一番はヒロインが可愛いことだろ!」
瑠璃「………なんですって!!!」ゴゴゴゴゴ
クラス全体「…………!!!」ビクビク
729
:
cloth over
:2017/01/29(日) 21:40:42 ID:JTNyeIZs
昼休み
ユート「最近バタバタしてたからお前とこうやって話すのも久しぶりだな」
黒咲「そうだな……ところでユートよ、さっきから変な足音がしないか?」
ユート「……言われてみたら確かに………ん?」
瑠璃「やっと…やっと見つけたわ!兄ィさぁん!!ユートォォ!!!」イライラ
ユート 隼「『瑠璃!?』」
瑠璃「『柊柚子』って誰よ!! 彼女とどんな関係なのよぉ!!!」バンバン
隼「お…落ち着け瑠璃!! ユートの知り合いか?」バタバタ
ユート「さ…さぁ…? 俺も知らん」ビクビク
瑠璃「嘘言わないで!!昔彼女が受けた暗算大会に出場してたりリクルートスーツ着た途端にカッコつけ始めたり…下心丸出しよ!」ムキー
ユート「だから何の話なんだかさっぱり」
黒咲「まるで意味がわからないぞ!!」
瑠璃「問答無用〜!!覚悟しなさい!!」イカリノハラパン
黒咲「ぐはっ!!」
730
:
cloth over
:2017/01/29(日) 21:50:37 ID:JTNyeIZs
ユート「隼!」
瑠璃「ユートもユートよ!! くらいなさい!」イカリノハラパン
ユート「ぐわぁぁぁ!!」
クラスメイトA「そ……そういえば登場キャラにユートと黒咲さんのお兄さんに似たデザインのキャラが居たような」
クラスメイトB「おいおい!それってまさか…」
クラスメイトC「冗談でしょ!?」
一同「(現実とフィクションの区別が付かなくなっちゃった!!?)」
瑠璃「いやぁぁぁ!! もうみんないなくなっちゃえぇ〜!!!」ヤケクソ
〈END〉
731
:
cloth over
:2017/01/29(日) 21:51:16 ID:JTNyeIZs
読んでいただきありがとうございました。
732
:
cloth over
:2017/01/29(日) 21:54:19 ID:JTNyeIZs
修正を1つ
リクルートスーツ→メンズスーツ
733
:
名無しの決闘者
:2017/02/17(金) 22:32:11 ID:YSNqWzX.
ここモンスターSSはセーフ?
734
:
名無しの決闘者
:2017/02/17(金) 22:37:14 ID:xks8B48U
大丈夫だと思いますよ。
735
:
ビックリボー
◆6lM76zkyEU
:2017/04/10(月) 19:59:50 ID:k2hxytKw
投下します。
女の子「君、何処かで会ったけ?」 凌牙「は?」
736
:
ビックリボー
◆6lM76zkyEU
:2017/04/10(月) 20:01:23 ID:k2hxytKw
神代家……
璃緒「凌牙、悪いけどおつかいお願い」
凌牙「は? 買い物ならさっき自分で行って来たんじゃねえのか?」
璃緒「買い忘れがあったのよ。晩御飯は麻婆豆腐作ろうと思ってたんだけどお豆腐が無くて」
凌牙「何でそれを忘れんだよ。悪いが今日は出掛ける気分じゃねえんだ、お前が行け」
璃緒「あら、そういう態度取る? いいわ、じゃあ今晩は麻婆豆腐の代わりにピーマンの肉詰めでも作るから」
凌牙「…………」
737
:
ビックリボー
◆6lM76zkyEU
:2017/04/10(月) 20:03:19 ID:k2hxytKw
商店街……
凌牙「あーくそ面倒臭え。何で学校一の札付きと呼ばれてるこの俺がパシリなんてしなくちゃいけねえんだよ」ブツブツ
凌牙(だが家事は全部璃緒に任せてるからあんまり強くはいえねえんだよな。第一夕飯にピーマンなんて食いたくねえし)
凌牙(仕方ねえ、さっさと買って終わらすか……ん?)
女の子「えっと、道さえ教えてくれればいいんだけど……」
不良A「だから俺らがそこまで案内してやるって言ってるじゃん」
不良B「そのまま俺らと遊ぼうぜ。俺達面白い場所たくさん知ってるからさ」
凌牙(何だ、あれ? サングラス掛けた女が男2人に絡まれてる……何かのテンプレか?)
738
:
ビックリボー
◆6lM76zkyEU
:2017/04/10(月) 20:08:38 ID:k2hxytKw
女の子「本当に場所を教えてくれるだけでいいんだよ」
不良A「そんな冷たい事言うなよ。場所なんかよりもっと良い事教えてやるぜ」
凌牙(何か揉めてんな。まあ話を聞く限り女の方からあんな連中に声を掛けたみたいだし、ある意味自業自得だな)
凌牙(そもそも俺には関係ねえ事だ。さっさと豆腐買って帰ろう)トコトコ
不良B「1人なんでしょ? 俺らと楽しい事しようよ」
女の子「きゃ! ちょっと、おさわりは駄目だよ!?」ビックリボー
不良A「騒ぐなよ。いいから俺らと来いってば」グイッ
女の子「痛い! は、離してよぉ〜」ジタバタキオン
凌牙「…………」
凌牙「……仕方ねえな」ハァ
739
:
ビックリボー
◆6lM76zkyEU
:2017/04/10(月) 20:11:07 ID:k2hxytKw
凌牙「おい、お前ら。その女を離してやれ」
不良A「ん、何だお前?」
凌牙「誰でもいいだろ。それよりもう一度だけ言うぞ。その女を離せ」
不良B「いきなり現れて何処中だよ、お前? 調子に乗ってんじゃねえぞ」
凌牙「あーイラッとするぜ……おい、そこのお前」
女の子「え?」
凌牙「10秒、目を閉じてろ」
女の子「へ? あ、はい」
不良A「はあ? いきなり何を訳の分からん事を……!?」
バシィ! バキィ! ボコォ!
740
:
ビックリボー
◆6lM76zkyEU
:2017/04/10(月) 20:12:39 ID:k2hxytKw
女の子「……えっと、10秒経ったと思うんだけどもう目を開けてもいいんだよね?」
凌牙「ああ、好きにしろ」
女の子「じゃあ開けるね……って、あれ?」パチクリ
不良A&B「」チーン
女の子「……死んでる!?」ビックリボン
凌牙「死んでねえよ、気絶してるだけだ。それより……」
女の子「…………」ジー
凌牙「ん、何だよ?」
女の子「君、何処かで会ったけ?」
凌牙「は?」
741
:
ビックリボー
◆6lM76zkyEU
:2017/04/10(月) 20:14:45 ID:k2hxytKw
女の子「もしかしてこの前の……いや、それとは違う様な……でも……」ブツブツ
凌牙「何ブツブツ呟いてんだよ? 悪いが俺はあんたなんか知らねえぞ、初対面だ」
女の子「あ、そうだ! 危ない所を助けて頂きありがとうございました! おかげで助かりました!!」ペコリ
凌牙「話が急に変わったな、おい。まあこれに懲りてこれからは道を聞くなら人を選べよ。でないと今みたいに痛い目見るぞ」
女の子「うん、気を付けるよ! 任せて!!」
凌牙(何だ、この女? 地味に調子狂うな……)
凌牙「分かったんならいい……じゃあな」
女の子「あっ、ちょっと待って!」
凌牙「何だよ? 礼ならさっき聞いたぞ?」
女の子「道教えて下さい!」
凌牙「…………」
742
:
ビックリボー
◆6lM76zkyEU
:2017/04/10(月) 20:16:53 ID:k2hxytKw
凌牙「お前、人の話を聞いてたか? 道を聞くなら人を選べよ」
女の子「うん? 選んだ結果だけど?」
凌牙「……何処行きたいんだ?」
女の子「ありがとう! 君は良い人だね♪」
凌牙「いいから早く言え」
女の子「待って、今メモ見せるから……えっと、ここの住所なんだけど分かる?」
凌牙「あー……分かるがここからだとちょっと歩くぞ」
女の子「マジですか!? 具体的には何分くらい?」
凌牙「15分くらいだな。教えるのは構わんが1回しか言わねえから覚えろよ」
女の子「任せて! 記憶力には自信あるから! 歌詞覚えるのも得意だし!」フンス
凌牙「さっき俺に会った会わないが思い出せないとか言っていた気がするんだが?」
743
:
ビックリボー
◆6lM76zkyEU
:2017/04/10(月) 20:20:16 ID:k2hxytKw
…………
女の子「ごめんね、わざわざ案内して貰って」
凌牙「あれだけ説明しても覚えられねえのは逆にすげえよ……まあこれで別の奴に道を聞いてまた絡まれたら俺としては目覚めが悪いしな」
女の子「やっぱり君は良い人だね。さっ、じゃない、私の目に狂いはなかったよ!」
凌牙「黙れ」
凌牙(畜生、変な女に絡まれちまった。璃緒にしろこいつにしろ俺の調子を狂わせる女が多すぎじゃねえか、この町は?)
凌牙(しかし性格に反して地味な恰好してるな、こいつ。おまけにサングラスと帽子とかまるで変装してるみたいだが……)
女の子「あれ?」ピタッ
凌牙「おい、何急に止まってんだよ? 住所の場所はまだ先だぞ」
女の子「ちょっとストップ・ザ・モーション! そこの公園で女の子が泣いてるの」
凌牙「は?」
744
:
ビックリボー
◆6lM76zkyEU
:2017/04/10(月) 20:22:11 ID:k2hxytKw
公園……
幼女「ひくっ……ひくっ……」
女の子「ふむふむ、成る程。せっかく貰った風船が飛んでそこの木に引っ掛かっちゃった訳だね」
凌牙「たくっ、たかが風船くらいでびーびー泣くなよ」
女の子「こら、そういう事言わないの。君にとってはたかが風船でもこの子にとっては大切なものなんだからね」メッ
幼女「うぅ、わたしの風船……」グスッ
女の子「任せて。お姉ちゃんがすぐに貴女の風船を取って来てあげるから」
幼女「ほんと?」
凌牙「取って来るってまさかこの木を登る気か?」
女の子「当然でしょ。知らない? 私これでも小さい頃は『木登りさっちゃん』って呼ばれるくらい木登りが得意だったんだよ!」ドヤァ
凌牙「いや、知らねえよ」
745
:
ビックリボー
◆6lM76zkyEU
:2017/04/10(月) 20:24:39 ID:k2hxytKw
…………
女の子「うんしょ! うんしょ!」ヨジヨジ
凌牙(本当に登りだした)
幼女「お姉ちゃん……」
女の子「うんしょ! うんしょ!」ヨジヨジ
凌牙(結構ハイペースだな。もうすぐ風船まで届く……木登りが得意って言うのは本当だったんだな)
女の子「よし、届いた! って、あっ!」スルッ
風船「」フワー
凌牙&幼女「あ」
凌牙(惜しいな。ギリギリで風船が外れて木の枝の先の方に移動しちまった)
凌牙(あれを取るのは無理だな。ただでさえ近づくのは難しいし、下手に揺らすと今度こそ風船は空に飛んで行っちまう)
女の子「…………」
凌牙「残念だが回収は無理だな。諦めな」アタマポンポン
幼女「うぅ……」ナミダジワッ
746
:
ビックリボー
◆6lM76zkyEU
:2017/04/10(月) 20:26:00 ID:k2hxytKw
女の子「……まだだよ」
凌牙「何?」
女の子「私は諦めない……要は飛んで行っちゃう前に一気に取ってしまえばいいんでしょ?」
凌牙「お前まさか……やめっ!?」
女の子「行きます! てえーい!!」ピョーン!!
凌牙&幼女「飛んだぁー!?」キョウガクェーサー
パシィ!!
女の子「よしっ、取った……って、きゃあああぁぁ!?」
凌牙「あの馬鹿!?」ダッ
ヒューン……ガシャーン!!!
幼女「お姉ちゃん! お兄ちゃん!?」
女の子「あ痛たた……君、ナイスキャッチ♪」b
凌牙「……いいから早く降りてくれ」ムギュ‐
747
:
ビックリボー
◆6lM76zkyEU
:2017/04/10(月) 20:29:53 ID:k2hxytKw
…………
幼女「ありがとー」ノシ
女の子「もう離さない様にするんだよ〜」ノシ
凌牙「…………」
女の子「いや〜良かった、良かった。これにて一件落着……って、どうしたの? 何か難しい顔してるけど?」
凌牙「お前人の事を良い人だとかほざいてたが自分も大概だろ。というか行き過ぎてお人よし……いや、ここまで来るとただの馬鹿だな」
女の子「むむ、馬鹿は酷いんじゃないかな? これでもそういう言葉は人並みに傷つくんだぞー」
凌牙「馬鹿だろ。たかが風船でここまで身体張るなんて……俺が受け止めてなきゃ大怪我してたかもしれないんだぞ?」
女の子「だからさっきも言ったでしょ? 『たかが』じゃないんだよ、あの風船は」
凌牙「…………」
女の子「風船を返してあげた時、あの女の子とってもいい笑顔をしてた。もし木に引っ掛かったままだったらあの子はずっと泣いたままだったかもしれない」
女の子「そう考えると大きな違いでしょ? 『たかが』なんて言えないよ。あの子の笑顔を取り戻せたんだから……これくらい身体張った価値はあると思うなぁ、私は」
748
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◆6lM76zkyEU
:2017/04/10(月) 20:32:27 ID:k2hxytKw
凌牙「だからってあそこまでやるか? 枝の方に移動した時点で普通は諦めてるぞ」
女の子「でも諦めなかったから風船を取る事が出来たんだよ。それに私、諦めるのって嫌いだし」
凌牙「…………」
女の子「諦めたらそこで終わり。だけど諦めなければ何度だって挑戦できるし、幾らだって道は開ける……何でも出来るんだよ♪」
凌牙「……かっとビングか」ボソッ
女の子「ん、何か言った?」
凌牙「別に。何でもねえよ」
女の子「それよりごめんね、急に受け止めさせちゃって。そこは反省してる……えっと、怪我とかしてない?」
凌牙「大丈夫だ。正直重くて押しつぶされるとは思ったがな」フッ
女の子「あ、酷いー! そこは嘘でも重くないって言う所だよー!!」プンスカブックス
749
:
ビックリボー
◆6lM76zkyEU
:2017/04/10(月) 20:35:13 ID:k2hxytKw
…………
凌牙「ほら、あのビルが住所の場所だ」
女の子「着いたー! 本当にありがとう! 助かったよ〜」
凌牙「しかしあんなビルに一体何の用があるんだ?」
女の子「んーまあ色々ね。色々あるんですよ」ウンウン
凌牙「……とりあえず道案内はこれで終わりだな。じゃあ俺はもう行くぞ」ノシ
女の子「あっ、待って! ここまで案内してくれたんだから何かお礼させてよ」
凌牙「別に礼なんて要らねえよ。気にするな」
女の子「そう言われても気になるよ。そうだ、私のサインとか要る?」
凌牙「何でだよ。要らねえよ、そんなもん」
750
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◆6lM76zkyEU
:2017/04/10(月) 20:37:00 ID:k2hxytKw
女の子「あ、そろそろ時間がやばいなぁ……じゃあ今度改めてお礼に行くから住所教えてくれる?」
凌牙「断る。今日あったばかりの奴にそう簡単に住所教える馬鹿が何処いる」
女の子「じゃあせめてお名前だけでも! 思えばまだ知らないし! 教えて、プリーズ!」
凌牙「……神代凌牙だ」
女の子「神代凌牙、神代凌牙君だね! よし、覚えたよ! 私、記憶力いいから!!」
凌牙「明日には忘れてそうだがな……それよりマジで礼は要らねえからな。別にそういうの目的で案内してやった訳でもねえし」
女の子「じゃあ何目的だったの?」
凌牙「最初に言っただろ。迷われたら目覚めが悪いと思ったからだ」
女の子「うん、やっぱり君は良い人だね……おっと、流石にもう行かないと」
751
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◆6lM76zkyEU
:2017/04/10(月) 20:38:46 ID:k2hxytKw
女の子「じゃあね。短い間だったけど話せて楽しかったよ」
凌牙「おい、ちょっと待てよ」
女の子「ん、何? もしかしてやっぱり私のサイン欲しくなった?」
凌牙「違う。お前なんて名前なんだ? こっちも教えたんだからそっちも名乗れよ」
女の子「ああ、そういえばそうだね。私は……」
凌牙「?」
女の子「夢見る乙女とだけ言っておきましょう」ニンマリ
凌牙「は?」
女の子「バイバイ凌牙君! また何処かで会いましょうね〜♪」ノシ
凌牙「……いきなり下の名前かよ」
752
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ビックリボー
◆6lM76zkyEU
:2017/04/10(月) 20:41:13 ID:k2hxytKw
…………
女の子「おはようございます! すいません、遅くなりました!」
社員「いやいや、時間ぴったりだよ。迷わず来られた?」
女の子「それが少し迷っちゃって。でも通りがかりの人に案内して貰いましたから」
社員「え? それ大丈夫だったの?」
女の子「はい、とても良い人でしたから。『さなぎアンテナ』がビビッと来るくらい……ですから何も問題ないです!」
社員「まあ問題ないならいいけど……じゃあ来たばかりで悪いけど早速打ち合わせやろうか、さなぎちゃん」
さなぎ「はい! 蝶野さなぎ、頑張ります!!」
753
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ビックリボー
◆6lM76zkyEU
:2017/04/10(月) 20:43:29 ID:k2hxytKw
再び神代家……
凌牙(何か滅茶苦茶疲れたな……今日はもう家から出ねえぞ。早く部屋で休もう)
璃緒「おかえりなさい、凌牙。遅かったわね」
凌牙「おう」
璃緒「あれ、お豆腐は?」
凌牙「え?」
璃緒「いや、凌牙それ買いに出掛けたんでしょ?」
凌牙「あ」
凌牙&璃緒「…………」
璃緒「はい、今日の夕飯はピーマンの肉詰めに決定ー」
凌牙「MA☆TTE! すぐ買いに行く! あーくそっ、イラッとするぜ!!」
<おわり>
754
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ビックリボー
◆6lM76zkyEU
:2017/04/10(月) 20:45:29 ID:k2hxytKw
読んでくれた人、ありがとうございました。
デュエル・カーニバルのさなぎちゃんルート、とても面白いのでまだやってない人は是非。では。
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