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ゲーム評価inポケパー
156
:
名無しさん、君に決めた!
:2004/08/24(火) 15:25
【我らの流儀:漫画:スポーツ:大武ユキ】
高校サッカーを題材にしたスポーツ漫画…と言っても舞台となる高校がただの高校では
なく、卒業生が余裕で東大やら京大やらに行きまくる超絶エリート進学校。部活は2年
まで、文化祭などの主要学校行事の開催も5月、学生としての生活と時間の全ては受験
勉強に消費されるような環境での部活サッカーを描写した、一風変わったスポーツ漫画。
変わってるだけにメジャー受けはしないだろうけど、このピンポイントな狙い方は素敵だ。そして
クールだ。少なくとも私のツボにははまりまくり。作品の方でもサッカーの試合描写だけでなく、
進学校の受験エリートたちの日常やそんな中で国立目指してサッカーを続けるサッカー部員たちと
周囲の軋轢なども丁寧かつリアルに描写していて、青春ドラマを題材とした漫画としても良作。
「東大に入るのとサッカーで日本一になるのでどっちが難しいと思う?」
という冒頭でなされる主人公の問いかけからして非常におもしろいし、細かい部分をひとつ例示すると、
「やっぱ骨折だって」
「ま、でも左手で良かったじゃん。ノート取るのに困らないだろ」
というようにディテール描写にもいかにもそれっぽいリアルな雰囲気が感じられてとても良い。また
「親やら教師やらのプレッシャーがきつくても俺は同情しないぜ。今日もそれで1人辞めたけど
な。だいたい連中につけ込む隙を与えるほど自己管理のできねえ奴はプレーも二流なんだよ」
という台詞には彼らがやろうとしているサッカーの特異性が良く現れている。
ここで言う自己管理がスポーツ選手に必要な体調の管理だけでなく、周囲の
大人に文句を言わせないだけの成績の維持も含まれているという点で。
ここでこの作品が発表された時期に注目したい。単行本の奥付には1996年とある。98年に
日本がワールドカップ本選初出場を果たし、02年にはワールドカップを自国開催した
昨今では、日本国内でサッカーというスポーツがそれなりに定着し、こういう変わった
サッカー漫画を発表する下地やそれがウケるだけの需要もありそうだが、本作の発表時期
は96年。時期的に半端というか谷間の時期というか。この漫画が話題になっているのを
見たことがないし、単行本3巻で打ち切り終了してるし、あんま売れなかったみたい。
どうも早過ぎた名作の匂いがします。
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