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改訂版投下用スレッド

264自分の力で:2004/05/05(水) 23:45
「はい……そうですね!!」
 郁美もまた、ペコリと頭を下げると、彼女に許されるだけの精一杯のスピードで、みちる達を追いかけはじめた。

 
「皐月ちゃんは、いいの?」
 夕菜の問いに、皐月は走っていく4人を見つめたあと、首を振った。
「いいです。私は追いかけません。
確かに逃げ手としても、鬼としても一度も活躍できなかったけど……でも、いいです。
私はシェフとして楽しむって、もう決めちゃったから」
 なんだかんだいって楽しいですしね、と皐月は付け足す。
「夕菜さんはいいんですか?」
「うん……あんな若い子には、お姉さんついていけないかな。それに、私も決めちゃったからね。
皐月ちゃんのレストランのウエイトレスとして楽しむって」
 にっこり笑う夕菜に、皐月もまた笑い返す。
「あははっ、そうですか。 サクヤもいいの?」
 サクヤもにっこり笑いかえした。
「あたしもウエイトレスさんです。 お客様をおもてなししないといけないですから。
あ……でも、由宇さん達は?」

 サクヤの問いに、詠美はギロリとサクヤの方をにらんだ。
「追いかけないわよ。そんな体力ないもん。わたし、あんたのせいで寝てないんだからぁっ!」
「あ、あたしのせいで、ですか?」
「ふーんだ。あんたが余計なこというからよ」
「よ、余計なこと……?」


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