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【セ】F@te/Co.jp【Fate】

402太刀魚弾正:2016/01/28(木) 23:54:40

「あー、今でも地域によっては水じゃなくてワイン飲むらしいねぇ」

水の硬度の関係、と聞いたことはあるが、詳しくは知らない。
なにせ海外経験なんてロンドンぐらいなのだ。仕方ないね。

「まぁあまり豪勢なものじゃないけど、セイバーが現代の食事を気に入ってくれると僕も嬉しいね」
「……って、僕が言うセリフでもないか。ははは」

……とかなんとか言っている間に。
ナポリタンが二つ、エスプレッソも二つ、配膳されてくる。
早すぎないかって?
それはほら、話の都合だ。察してほしい。

「お、来た来た」
「んじゃ、いただきます、と」

両手を合わせて、いただきますだ。
西洋かぶれの僕だけど、ちゃんと日本人だからね。この辺はちゃんと日本人っぽくやるよ。

403『セイバー』 ローラン:2016/01/29(金) 00:06:05

「難しい事は知らんが、飲み続けると体に毒が溜まると言われた事はある。」
「おまけにすぐ腐るしな。ワインやビールの方が、何かと融通が利いたんだ。ちょっと想像しづらいかもしれないが。」

手を合わせて目を閉じ、無言で祈りを捧げる。

「―――いただきます。」

そして若干たどたどしい手つきで、フォークを使う。

―――なお、生前はフォークなんて使ったことはない。
精々が、焼いた肉を串で刺していたくらいだ。
専ら手掴みで食べるのが行儀のよい食べ方だったという。
まあ、今は今の礼儀があるので、そちらに合わせているようだが。

404太刀魚弾正:2016/01/29(金) 00:31:47

くるくるフォークで麺を巻き取って、ぱくり。

「……お、当たりかな」

うん、中々おいしいじゃないか。
トマトソースがバッチリ効いてていい感じ。
エスプレッソの方は……お、こっちもいい感じ。
うん、うん、こりゃ当たりだね。

「セイバーは、どうだい?」

セイバーにも聞いてみよう。
これで「このナポリタンを作ったのは誰だ!」とか言われたら流石にビビるけど。

405『セイバー』 ローラン:2016/01/29(金) 23:18:51
麺を巻き取り、食す。

「―――ふむ。」

麺を巻き取り、食す。

「―――ふむ。」

麺を巻き取り、食す。

「―――ふむ。」

麺を巻き取り、食す。

「―――ふむ。」


―――どうやら、聞くまでもないようだ。

406太刀魚弾正:2016/01/29(金) 23:39:06

「……ふふっ」

うん、うん。
セイバーが現代の食事を気に入ってくれたみたいで、良かった。
ほっこりした気持ちになりつつ、僕も気を取り直してナポリタンを食べよう。
なに、話は食後にすればいいんだし。
ひとまずは目の前のナポリタンと格闘だ――――

―――――――というわけで。

「……ごちそうさまでした」

食後というわけだ。
過程は時間を吹き飛ばす紅の妖精が吹き飛ばした。

407『セイバー』 ローラン:2016/01/29(金) 23:58:19

「―――ご馳走様。」

テーブル脇の紙ナプキンで口元を拭く。
これも口元を汚したままだとみっともないらしいという、聖杯の知識によるものである。

「やはり、知識として知っているのと、実際に体験するのとでは別物だな。」

しみじみと呟く。どういう意味かは想像に任せよう。

408太刀魚弾正:2016/01/30(土) 00:18:25

「はは、お気に召したようで良かったよ」
「これも僕が言うセリフじゃないけどね」

食後のエスプレッソを楽しみつつ。
……ソーサーの上にカップを置く。カチャと音がした。

「……ねぇ、セイバー」

話そう。
僕の、僕の話を。


「―――――僕はね。英雄になりたかったんだ」

409『セイバー』 ローラン:2016/01/30(土) 00:29:00
エスプレッソとやらを飲む。ちょっとよくわからない味がした。
美味い不味いの一言で表せないような、複雑な味がした。

「―――。」

“英雄になりたい”。大なり小なり、誰でも思う事だろう。
強くなりたい。賢くなりたい。とにかく何かしら凄い奴になりたい。
此処までなら、普通の事だ。わざわざ畏まって話すような事ではない。

何も言わず、続きを促す。

410太刀魚弾正:2016/01/30(土) 00:53:32
>>409

「何度も言うようだけど……僕の家の魔術は少し特殊でね」
「詩吟の能力が重要になるから、『教本』として色んな叙事詩や神話を読んだよ」

もちろん、キミのこともその時に知った。
そう嘯きつつ、話を続けよう。

「僕は思ったね」
「『ああ、僕もこんなに立派でカッコいい英雄になりたいなぁ!』ってさ」

「ま……子供の考えることとはいえ、珍しい事でも何でもない」
「実際に努力して英雄的活躍をする人もいるし、どこかで挫折して現実と折り合いをつける人もいる」
「僕はと言えば……はは、笑い話さ」

「『僕はそもそも死後に英雄になることが決まっている』」

「父さんもそうだし、じいちゃんもそうだ」
「太刀魚の子は、死後に血族によって祭り上げられ、英雄として神格化される」

「……残念な話だけど、僕は特別優秀な才能があるわけでもない」
「英雄になるなら死後さ。だから今できることと言えば、精々大した英雄になれるように業績を積んでおくことだけ」

「…………の、はずだったんだけどね……」

外を見る。
空を見る。……鳥が飛んでいた。

「……ねぇセイバー」
「夢を見たよ。『オルランド』の、夢を」

411『セイバー』 ローラン:2016/01/30(土) 01:35:51
滔々と語られる言葉を、ただ静かに聞き続ける。
まるで、懺悔を聴く神父のように。

「―――そう、か。」

心のざわめきが、調子の揺れとなって現れた。当然である。
彼の怪物こそは、騎士として忌むべきもの。
不可分となってしまったが故に呪わずにはいられない、もう一人の自分の姿。

無辜の怪物。人の信仰によって歪められ、存在を捻じ曲げられた者を表すスキル。
人の信仰によって生まれたスキルであり、自身に由来する物ではないため、完全に切り離す事のできないもの。
限りなく脚色を削ぎ落とされた現在でさえ、記憶の混濁や喪失という形で付きまとう、呪いのようなスキルだ。

412太刀魚弾正:2016/01/30(土) 23:18:52

「……ごめんね。キミからすれば、嫌な話だ」

聞きたくもない話だろう。
だが……僕は。

「僕は……あの夢を見た時、思ったんだ」
「『ああ、これが僕の未来だぞ』ってね」

「僕は、二度死ぬ」
「僕が死ねば……『太刀魚弾正』は生まれ変わり、僕は消えてなくなる」

「そう思うと……はは、情けない話なんだけど、分かんなくなってきちゃってね」
「今までそうせいと言われて、そのままにしてきたことが……分かんなくなってきた」

「…………僕は、どうすればいいんだ?」

もう、僕にはわからない。
結局のところ、僕は英雄になれない。
僕が英雄になるということは、僕が消えてなくなるということだから。
泣きそうな顔で、笑う。
僕はなんのために生まれて来た? 僕は何をすればいいんだ? 僕に、なにができるんだ?

413『セイバー』 ローラン:2016/01/30(土) 23:50:28

「私も君に偉そうなことを言えた口ではないが、そうだな。一つ基本に立ち返るとしよう。」
「まず、家の都合だとか、今まで言われてきたことだとか、その辺一旦全部棚上げしようか。」

ここで重要なのは、御家の使命だとかそう言う物ではない。
もっと根源的なもの。己の内側から湧き上がるものだ。
英雄になりたいとか、そう言うのも一旦置いておこう。

「―――その上で、“どうすればいいか”を考える前に、まず“どうしたいのか”を考えてみろ。」
「“強くなりたい”とか“カッコよくなりたい”とか。今でもそういうのがないわけではあるまい。」

「まず、自分が何をどうしたいのかが判らない事には、何をしても後悔することになるぞ。」

414太刀魚弾正:2016/01/31(日) 01:30:27

「…………僕がどうしたいか?」

きょとんとする。
それで、考えてみる。

「僕は……僕は……」

僕は何がしたかったのか?
そもそも、僕はどうして英雄になりたかったのか?
余計なものを全部取っ払って、僕がどうしたいか考える。

「……僕は……」

思い返す。
記憶を辿る。
昔、強くなろうとしていたこと。運動神経はからきしだったこと。
昔、すごい魔術師になろうとしていたこと。僕の家系が真っ当な魔術を使う家ではなかったこと。
昔、役者を志したこと。役者の才能がまるで無かったこと。
どうして、それらを経験したのか?
僕はそもそも、なにを求めていたのか?
強くなりたかった。物語の英雄みたいに。
すごい魔術師になりたかった。そうすると父さんが喜ぶから。
役者になってみたかった。せめて仮初の英雄であっても、喝采を受けてみたかった―――――


「――――――あっ」


…………そうだ。
そうだ、そうだ、そうだ!
僕は! 僕は、そもそも!

「……あー……」

……ストンと腑に落ちた。
そうだ、僕がそもそもどうしたいのか。それは理解できた。
それに従って、『何をするべきか』もわかった。
けど……その……


―――――――やばい。これ、口に出すのすごく恥ずかしい。


「………………あー、その……」

顔を赤くして、言いよどむ。やべぇ。どうしようこれ。

415『セイバー』 ローラン:2016/01/31(日) 01:59:58
何であれ、骨子というものは大事だ。
それを忘れたままでは、何事も立ち行かない。
だから、迷ったらまず原点を振り返ってみることだ。
それは特別な事でも何でもない。誰もがやっている事だ。
ただ、いろんな都合で雁字搦めになると、えてしてそう言う基本を忘れてしまう事もある。
今、彼がそうだったように。

「―――どうした? 言ってみろ。」
「自分のやりたい事なんだろう? 何に恥じる事もあるまい。」

だからまず、噛み砕いて考えさせることだ。
下手にいろいろ考えると、却って何も見えなくなってしまう。

416太刀魚弾正:2016/01/31(日) 04:14:49

「……あー、その」

……恥じる事なんだ。
これは恥じる事なんだよ、セイバー。

「……………褒めて、貰いたかったんだ」
「父さんに。皆に。誰かに」
「お前は大した奴だって、褒めてもらいたかった……それだけの、ことなんだ」

……うん、その、こっぱずかしい。
なんてことは無かったんだ。
僕は最初から、ただそれだけが欲しかったんだ。
だけどその……これダメじゃん!
こういうのはほら、セイバーと面と向かって言うことじゃないじゃん!
褒めて欲しいから褒めてくださいって言ってるようなもんじゃん!
もちろん今すぐなんか褒めてくれとかそういうことは言わないけどさぁ!

「あー! あー! そういうことだから!」
「ごめんね! ありがとう! 僕の悩みは解決しました!」
「ほんとにありがとうね! 終わり!」

417『セイバー』 ローラン:2016/01/31(日) 23:44:11

「なるほどな。そういう縁もあったか。」

脳裏に過るのは、最期の風景。
ローランと言う英雄の原風景であり、その最期の過ち。
―――そういう意味でも先達なのだろう。どちらかと言えば反面教師ではあるが。

「まあ落ち着け。褒めてもらいたいと思う事自体は、決して悪い事じゃあない。」
「騎士が騎士道を志すのだって、突き詰めれば“高潔な騎士として称賛を得たい”とか“その方がカッコイイから”とかがほとんどだ。」

「大事なのは功名心や虚栄心を律し、周囲の言葉に耳を傾け、その上で本当に正しい道は何か、よく考える事だよ。」
「―――私には、それができなかった。だから君は、同じ轍を踏むな。ダメな先輩からの忠告だ。」

気が付けば、説教とも助言ともつかぬ事を言っていた。
ああ、本当にらしくないな。

418太刀魚弾正:2016/02/01(月) 00:51:57

「…………………………………………」

ローランの伝承は、多岐に渡る。
そのどれだけが真実なのだろう。
そのどれだけが脚色なのだろう。
しかし……その、最期は。その最期だけは、どれほど鮮やかに彼女の生涯が彩られようとも。
どす黒い血の丘で迎える最期だけは、同じ色のまま残り続けた。

「…………うん」
「ありがとう、セイバー」

神妙に頷いて、ぬるくなり始めたエスプレッソをぐいと飲み干す。
いわゆる一つの景気づけ。

「……僕も、頑張るよ」
「だから……あと少しだけれど」

「――――僕と一緒に戦ってくれますか、騎士よ」

419『セイバー』 ローラン:2016/02/01(月) 21:11:57

「勿論だとも。本よりこの身は、君の剣だ。」
「最初に君は“自分は主に相応しくない”などと言っていたが―――それでも君は、私のマスターだ。」

そう、事も無げに告げる。当然の帰結だ。
騎士は主に剣を捧げるもの。
主の振るう剣となるもの。
それは今でも、彼女の骨子となっている。

「どうしても気になると言うなら、これから相応しい男になればいい。」
「流石に陛下と同等に、とまでは言わんがな。」

そして割と無茶苦茶言い出したぞ。

420太刀魚弾正:2016/02/01(月) 23:03:22

「はは……」

「……うん。お手柔らかに頼むよ」

ま、流石にかの偉大なる聖王シャルルマーニュと比べられちゃ敵わないけど。
……うん。でも。
彼女の言葉は、あまりにも誇らしいじゃないか。

席を立つ。
話したいことは話せた。

「行こうか、セイバー」
「ランサー陣営を探しに行こう。街を歩きながらね」

探索魔術で調べるって言っても、やっぱ基本は足だからね。
歩き回るに越したことはないのさ。ほら、デートを続けようか。

421太刀魚弾正:2016/02/01(月) 23:09:20
というわけで全体探索だ。
魔力A+&エンチャント(偽)A+++で探索判定。
MP10点消費して魔力の+を解放しとこうかな。

diceBot : (25B6<=5) → 2,3,3,5,1,6,5,2,4,2,2,6,3,1,1,6,4,5,4,6,5,4,4,3,3 → 成功数21

達成値は21、だね。
ついでに秘薬二つほど使ってMP回復しとこう。

diceBot : (4D6) → 15[6,2,4,3] → 15

うん、消耗分回復だ。

422GM:2016/02/01(月) 23:16:37
OK、では・・・
・南部/治安度中/港、教会

こちらの教会内にてランサーのマスターが匿われており。

・北部/治安度中/森、農家中心

こちらの農家方面にてアーチャーとアーチャーのマスターが大根を盗んでいるのを発見したぞ。
あと、アーチャーのマスターの方はそれに並行して礼装を作成している。

423太刀魚弾正:2016/02/01(月) 23:30:22

遊び歩いて、ビルの屋上。

「あー、遊んだ、遊んだ!」

クレープ食べたり、公園で遊んでみたり、ゲーセン行ってみたり!
セイバーと一緒に、散々遊んだ。
おっと、もちろん調査もバッチリだ。
ランサーのマスターが教会に匿われてるってことは、やっぱりランサーは落ちてたみたいだね。
アーチャー陣営も捕捉完了。なに野菜泥棒してるんだアンタら。

「……さて、というわけで、だ」
「この後最終決戦だぜ、セイバー」

思えば短い戦いだった。
泣いても笑っても、次で最後だ。……相手が逃げなければ、だけど。

「終わった後に言ってる余裕があるかどうかわからないから、今のうちに言っておくよ」


「―――――ありがとう、セイバー。キミと戦えてよかった」


本当に。僕のサーヴァントが、キミで良かった。

424『セイバー』 ローラン:2016/02/01(月) 23:46:13

「ああ。ここまで来れば、あとは突き進むだけだ。」

まだ一週間も経ってないと言うから驚きである。
聖杯戦争ってこんな迅速に片付く物だっただろうか。
まあ、ともあれ決着の時は近い。
逃げるなら追って潰す。逃げないなら押し潰す。それだけだ。

「まだ大一番が残っているだろうに。気の早い事だ。」
「さあ、行くぞマスター。決戦だ。」

あえて今は、マスターと呼ぼう。
彼が少しでも、自分を誇れるように。

425GM:2016/02/12(金) 22:56:38
では昼は終わり、夜の時間がやってくる。

最後の戦いだ、彼らの元に行くがよい――――

                         ――――ターンエンド

426太刀魚弾正:2016/02/12(金) 23:03:36
さて、それじゃあセイバーに強化魔術A+++!
を、付与するとしよう。追跡頼んだよ!

427『セイバー』 ローラン:2016/02/12(金) 23:10:00
前のターン終了時、宝具の効果でHP5点、MP10点を回復。(HP103→104、MP77)
判定:【敏捷:B】+「信仰の加護:A」+「聖霊の加護:A」+「魔力放出:A+」
MPを5点使い、「魔力放出(光):A+」の効果を使用。達成値+8。(MP77→72)
「魔術・エンチャント(偽):A+++」の効果により、判定に+20an5。
「扇動:A」の効果により、判定に+5an5。
計33an5+8an4+8。
diceBot : (33B6<=5) → 4,5,4,1,5,6,4,4,2,1,2,6,2,3,3,1,2,5,3,6,4,4,4,1,4,3,3,2,3,3,2,6,5 → 成功数29
diceBot : (8B6<=4) → 3,5,6,4,4,2,4,4 → 成功数6
29+6+8 =43 とりあえず達成値43だけど、見つかる?

428GM:2016/02/15(月) 22:38:51
余裕で見つかるな。

・北東/治安度低/畑、山など。

現在はこの地点にいるようだ―――

429太刀魚弾正:2016/02/15(月) 22:42:05

よし、さっきと同じ位置だね。
それじゃあ、北東に移動してアーチャー陣営と接触をはかるよ。

430GM:2016/02/15(月) 23:03:42
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日数:3日目
時間区分:夜
場所区分:???
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ではおそらく最終ターンだ。

行動を開始せよ!

431GM:2016/02/15(月) 23:30:51
アーチャー
「・・・この国はずいぶんと珍妙な野菜を作るねえ。」
「ダイコン、っていうのかな?真っ白いけど食って大丈夫なのかい、これ?」

Dr.ウェスト
「問・題・ないのであ〜〜〜〜る!!何故なら吾輩は大天才であるからして!」
「これほどまでに身の詰まったダイコンならばさぞご立派なドリルの材料になるであろう!」

アーチャー
「ハハハ食糧だって言ってんだろこの野郎。」
「いくらサーヴァントでも三日間呑まず食わずは流石に堪えるんだよ、というかなんでマスターはそんなに元気なのかな?」
「あれかい?その緑色の髪の毛には葉緑体でも詰まっているのかな?」

――――森の中には、大根を丸のまま焚火にかけて焼いているアーチャー陣営がいる。
どう接触するかは君たち次第だ。

432太刀魚弾正:2016/02/15(月) 23:40:53

「あ、いたいた」
「おーい、元気かい野菜泥棒たちー」

手を振って近寄って行こう。
うん、というか何してんだろねこの人たち。
何してんだろうって野菜泥棒してんだけど。

「……交番と農家の人の家どっちがいい?」

つまり連行不可避だ。

433『セイバー』 ローラン:2016/02/15(月) 23:47:20

「いくら困窮しているとはいえ、窃盗はいかんぞ窃盗は。」

聖書にも盗みは悪業として記されている。
曰く、牛や羊を盗み、これを殺したり、これを売ったりした場合、牛一頭を牛五頭で、羊一頭を羊四頭で償わなければならない。
つまり大根を盗んで食ったなら、大根4~5本に相当する何かで返さねばならないのだ。キリスト教的には。

434GM:2016/02/15(月) 23:58:07
アーチャー
「いや、違うんだよ。これには深い深いわけがあってね?」

君達二人の姿を確認したアーチャーがなにやら言い訳をし出す。

アーチャー
「ほら、君たちと不幸な事故があったじゃない?」
「あれ以来ウチの馬鹿は警察に追われる羽目になってね・・・」
「繁華街とかコンビニとか行けなくてさ、ATMでお金降ろすこともできないんだよ。」
「つまりこの事態になった要因には君達も含まれてると言っても過言ではないんじゃないかな?」

で、そんな寝言を言いだしてきた。

435太刀魚弾正:2016/02/16(火) 00:07:29

「いやキミたちが悪いよどう考えても」

僕ら完全に無関係だよ。
というか被害者だよ僕ら。

「まぁほら、安心していいよ」
「キミたちの戦争も――――今日で終わる」

――――礼装を、開く。

「だから、明日の食事を気にすることは無い」
「マスターの方はよくわかんないけどまぁ食事とかしなくてもいいんじゃないかなその感じだと」

飲まず食わずで10年ぐらい稼働できそうだ。
ともあれ……戦端を開こうじゃないか。

436『セイバー』 ローラン:2016/02/16(火) 00:08:39

「発端からして100%自業自得だろう。」

責任転嫁はいけないと思います。
ともあれ、聖剣を構える。
このバカ騒ぎも、これで終わりだ。

437GM:2016/02/16(火) 23:38:09
君達二人がそう言うと。

アーチャー
「ふう、ん・・・・つまり、だ。」
「『終わったんだね』?アサシンとの決着は。」

場の空気がどろりと濁りだした。

438太刀魚弾正:2016/02/16(火) 23:47:12

じり、と足元から音がした。
――――無意識に一歩下がろうとしたのだと、遅れて気づいた。

アーチャーは英雄だ。
獰悪な博徒たるキャスターよりも。
最悪の怪物たるライダーよりも。
凶悪な遺物たるアサシンよりも。
比べるべくもなく、『英雄』だ。セイバーと同じように。

勝てるのか。
セイバーはともかく、僕は彼に勝てるのか――――

「――――ああ、終わったよ。昨日ね」

――――否

断じて否である。
勝てるのか、ではない。――――『勝つ』のだ。
それが、『英雄になる』ということだから。

「そちらこそ、ランサーとの決着はついたみたいじゃないか」

笑えよ、太刀魚弾正。
英雄と言うのは、立ちはだかる困難が大きいほど笑うものだろう。

439『セイバー』 ローラン:2016/02/17(水) 00:19:40
言葉を弄するのは苦手だ。
セイバーはただ、戦う事しか知らない。
目の前に立ち塞がったものを、ただ粉砕する事しか知らない。
故に、セイバーは何も語らない。
言葉を弄するのは、自分の職分ではないからだ。

440GM:2016/02/17(水) 23:09:21
「ああ――――すまないね、ダンジョウ君・・・だっけか?」

そう言ってアーチャーは戦闘態勢に――――入る前に懐に手を入れる。

「『決着はついた』よ。でもそれは、おそらく君の望む形では、ない。」

その懐から出てきたものは、通話中の表記が出ているスマートフォン。

「僕は『傭兵』だ。悲しい位に、変えられない位に『傭兵』だ。」
「『傭兵』は、英雄のような戦い方は行わない。正々堂々、真っ向から不意を討たせて、もらったよ。」


「さて、契約はなったぞ『ランサー』。おそらくは彼女こそが君の望む『正道の英霊』だ。」
「まあ、どの道――――もうこの場には僕たちしかいないらしいけどね?」

441GM:2016/02/17(水) 23:21:23
そしてスマートフォン越しからでも聞こえる明朗、快活、爛漫な大声量が周囲に響き渡る。

???
「ケッ・・・!!ようやくか、ようやくだよチクショウが!!」
「カーッ!!全員殴りゃあイケるかと思ったんだがなあー!イケると思ったんだがなぁー!!」

「キャスターはマスターの方が強い搦め手の英霊!」
「アサシンもマスターの補佐に力を費やしていてマトモじゃねえ!」
「アーチャーに至っては劣化していると来たもんだ!!」

「聖杯戦争ってのはシケてやがるぜ!半数以上となぐり合ってようやく『一人』の当たりが出たと来たもんだ!」

そんな声が響きながら・・・『中央』の方向からなにかが近づいてくる。
魔力ではない。霊力でもない。神力でも。格による圧力でも。ない。

何ものにも因らない、純粋に鍛え上げたことのみによる『武力』。

極めれば魔法の域にまで辿り着く、技を伴った指向性を持った暴力の塊が近づいてくる――――!!

442太刀魚弾正:2016/02/17(水) 23:39:03

「なっ――――――――!!」

しまった。
間違えた。
決定的に。
致命的に。

――――僕はいったい、『誰と戦っているつもりだったんだ?』

「あ、ぁ……」

今度こそ、僕は後ろに後ずさる。
足が震える。
歯の根が噛み合わない。
立っていることすらおぼつかない。

――――僕は、間違えた。

膝が、崩れ落ちる――――

443『セイバー』 ローラン:2016/02/18(木) 23:39:24

「―――全く。」

『時間がないので手短に言おう。まずは聞け。』
『全てを把握し、その上で最善を選び続けられる者など、この世にはいない。それは天上におわす父なる御方だけだ。』
『つまり、誰にでも予想できない事は存在する。なるほど、アーチャーは我々の思考の死角を上手く突いてきた。』
『しかし、だ。予想外の事態に直面した今、君のするべき事は何だ? そこで膝を折り、ただ絶望する事か?』

念話を送る。

予想外の事、と言うものは誰にでもある。
一流の軍師は敵の思考を誘導し、その死角を巧みに突き、相手にとって予想外の事態を引き起こす。
或いは、えてして予想していてもどうしようもない手を打つものだ。

『―――否、断じて否だ。そうだろう?』
『何もかもが終わったわけじゃあない。ただ、予想外の事態に直面して動揺しただけだ。』
『君の心は折れていない。君の剣も健在だ。』

―――それでも。
予想外の事態に直面して、動揺したとしても。
命尽き、心が折れるまで、戦いは終わらないのだ。
そして私は猪武者。予定外の所から伏兵が来ようが、やる事に変化はない。

『―――さて、どうするね? 今生の我がマスター。』
『私は君の剣だ。君が諦めると言うなら、その選択を尊重しよう。』

444『セイバー』 ローラン:2016/02/18(木) 23:48:39
誤:『私は君の剣だ。君が諦めると言うなら、その選択を尊重しよう。』
正:『私は君の剣だ。もししっかり考えた上で君が諦めると言うなら、その時はその選択を尊重しよう。』

445太刀魚弾正:2016/02/19(金) 23:14:47

「――――――――――」

足に、力を入れる。

『――――――そうだ』
『その通りだ、セイバー。僕の戦いはまだ、始まってすらいない』
『キミという至上の名剣を、たった今僕は手に握ろう』

僕は立ち上がる。
前を見据える。
彼我の戦力差は目を覆いたくなるぐらいだ。
だが。

『ありがとう、セイバー』
『僕は勇者になろう。父さんも、ご先祖様も関係ない』
『ただひとり、身の程知らずの愚かな勇者に。キミと並び立つために』

僕はまだ、戦える。

446GM:2016/02/19(金) 23:36:18
アーチャー
「まあ、騙して悪いが・・・ってところだけど。事実こんなものは騙しのうちにすら入らないんだよね。」
「弾正君。戦争というのはこういうものだ。だまし討ち不意打ち裏切り搦め手奇襲にトリック。」
「そこに英雄の存在は必要ない・・・如何に汚いハイディングができるかが勝利を決める。」

そう言ってアーチャーの背後に現れるは無数の孤児の手。
瓦礫を積み上げて、敵の資源を奪い、ただ勝つために組み上げられた異形の戦車(キモチワルイモノ)。
これは武勇ではない。ただ只管に泥臭く、必死に考えつづけ、足掻き続けた人の証(たましい)。
只の人が神(ローマ)に抗う為に作られた神秘を英雄を否定する為に作られた兵器。

その名を『荷車城塞(ヴァーゲン・ヴルグ)』。
世界初、近代戦の開祖となりし動き、攻撃する城塞・・・戦車の原型である。

「個人の武勇を競いたいなら御前仕合にでも出ればいい・・・戦争に、英雄の出番はない。」
「故にさらに汚くいかせてもらう。」
「宣言しよう。僕はこの宝具とランサーの宝具を以って君たちを『分断』する。」
「ランサーとセイバーならばいい勝負はするだろう。」
「だがお互いの戦歴を見るに・・・君たちは爆発力ではなく燃費の良さがウリの英霊だ。」
「つまり一気呵成に瞬殺すると言うのは不可能だ。」

「英霊同士の戦闘など知ったことじゃない。確実に――――勝ちに行かせてもらうよ。」

447『セイバー』 ローラン:2016/02/22(月) 00:04:37

「どうにも、彼は何やら勘違いをしているようだが―――」
「―――まあ、それは良いだろう。今重要なのはそこではあるまい。」

慌てふためきこそしないが、この状況があまりよくないものである事くらいは判っている。
少なくとも判っている限りの情報を見る限り、ランサーには勝てるだろう。
だが、その後合流するまでマスターがもつか、と言われるとどうにもならない。
これは、そういう話だ。

「―――さて、マスター。状況は決して芳しくはないが、ここからどうする?」
「私の方は基本気合と根性と信仰でどうにでもできる自負があるが、君はそういう訳にも行くまい。」

448太刀魚弾正:2016/03/17(木) 23:13:22

「まったく、『戦争の英雄』が言うセリフかよ、それ」
「説得力無いよ、アーチャー。結局のところ、キミは人類史に名を残す英雄なんだからさ」

不思議と、穏やかで晴れやかな気持ちだった。
恐怖はある。
高揚もある。
だが、それ以上に――――肩の荷を下ろした爽快感が、僕の体を満たした。
降ろした荷物は過去の自分。
家のしがらみ、かつての夢。
さぁ、そこに、新たな荷物を背負い込もう。

「どうもこうもないさ、セイバー」
「気合いと根性と、後は勇気だけだ。とにかくなんとかどうにかする」

「だって僕は――――英雄になるんだからね」

本を開いた。『我らのための物語』を。
だが、これから謳いあげるのは――――――――『誰がためでもない物語』。

「『かくて騎士は剣を抜き――――』」

449太刀魚弾正:2016/03/17(木) 23:30:20

「『構える先は武芸の極み。芸術極めし無影の剛脚』」
「『無双の英傑、並び立ち。どちらが勝つかは神のみぞ知る』」

「『いかにも、それは神のみぞ。詩人は一度筆を置き、愚かにも二人に背を向けよう』」


「『――――ペンを剣に持ち帰る時が来たのだ!』」


「『戦争が来る! 戦争が来るぞ!』」
「『詩人は剣を手にした。戦の時が来たのだ!』」
「『詩人は勇者の仮面を被る。恐れ知らずの勇者の仮面』」
「『それは力強く、心強く、栄光と共にある輝きの勇者!』」
「『星の輝きをその手に宿し、勝利をつかみ取る者!』」

450太刀魚弾正:2016/03/17(木) 23:36:25

                   ,         __
               _r '   , _ '  ,. : :': :´ニ=‐-                「颯爽ッ!」
              r ラ _   ぇ | ` ヽ ¨ <: : \
                 |:'´:/  /       \㍉: : :`ニニ≧            「登場ッ!!」
              __ノ: :/イ           }  ヽ: : : : :> '´
              _フ: : /:/    /_斗i   ト、 ! ト}; ; 「´    ___         「しかして紡ごうッ!」
            ¨7: : /:仏':/  ≦_ |/  ,ィ7| ト _N   /  `ヽ、
            /: : イ´/: :ルi .k彷ヽ> , 仗ツノイ:|.rw ヽ._/  ,  ニニユ 、    「――――『誰がためでもない物語(ヒロイック・エピック)』をッ!」
           Zニニ∠ イ: :ヘ. !`¨ Z/ !, ムィリ! !.  /. , ' ニ=─¨¨¨¨ヽ─ 、     /ヽ
            ト   `l: ,イ N    __ ,. /:l l l  // /二二≧   \ {ヽ'  r ⊥ {
        __      l \  |/ リ! : ヽ , `¨ニ´ , ' N// >/  ̄ ̄ 7  .Y \ィ⌒ } r "  `¨ ─ 、
      / __Y¨!    V  > ___」ヘ__≧' , ィ  //r彡7{ 、ヽ ー _ノ   | t-、__/´ └tニニ ヽ  `、ヽ
.    |  ー─ 、ゝ    V     / / /  // L//  \ rヘ'´   , ' ⌒丶__   {   ` ¨¨  ` {
    |   ̄ ̄}     __V  / /  /  // ./ //   .| ¨   /       ¨ /´¨ 丶 _   ヽ ト ヽ
.   | i  i〔_/    /    V}  /  /  // ∧// -,  i   /       ┌┴ 、    ¨    | ! i
   | ! _⊥、   /‐‐---イ> !  {  //  /     /    ! /      _ ヽ___  ¨  、    /| い
   {. { / | __/⌒ ¨ 77 !}  ヽ i  //, '     /    ヽ__ ィ ¨¨ ̄      `ト     ノ  レ´  ',
  /レ '   !行 / /  ((//ぃ  Ⅵ// ¨>    ',    /   !  '  ,       `ゝ‐  ̄ ¨¨¨ ´    ',
  l ' ´       ! v´ ト^ー 7lヾ ヾ> vイ三ニ7 , 介 、 ',      /     '  ,     /ヽ          ト
  |       トヘ_⊥-‐‐|i r卞、三T!「  ´ _ノハ  `'       /         \    ヽ\ヽ        __}}ヽ
  |      /∧ !    .|ヾ_ゝ匕\|_|_ィ彡__○)       /            ヽ   \ヾ`、 、ー─ ¨ ノノ
  |    / / / |    |  _!!>__斗=  ̄ル/-、       /              ` ‐-  ヽ、 三三三ニr '´
  |_ / // ヽ'     | (○=¨ トヽ__ ィン{○)    /                    ̄¨ ‐- _ノ
  L  -‐/   }<   ∧.  」L -‐ ヾニ≠「!`´    /
 └‐ ¨「      ヽ   /|、(○ニ‐¨「!    !!_,,,    |
     ',         / .| ', `7   _」L ニ二 ○)   !       _ -─‐
      ヽ       /  }  ゝニ三─  ̄  !!`´    ヽ_ -─  ̄
\     ヽ     /   { (○r´  | |_ -‐ ○)   }
  \     \  /     ! ` !! ‐┘ -‐ ¨ヘ「´    `ヽ

451GM:2016/03/17(木) 23:56:07
キュイ〜〜〜〜〜――――z_____ン!!!!!

弾正の啖呵とセイバーの気勢。

その二つに応えるのは電脳の英霊でも、錬鉄の英雄でもなく――――

「『素晴らしい』!それでこそ!それでこそ吾輩の発明に相応しい魔術師である!!」
「吾輩のドリルに相応しい英霊であ〜〜〜〜る!!!」

ギターをかき鳴らす、愚者。

「さあ、証明してみるのである!証明させるのである!!吾輩のドリルは神秘(かみ)に届き得るドリルであると!」

神秘もなく魔術もなく、何一つの守りなく――――ただ、その知性だけで『封印指定を受けてしまった』一人の一般人。

「このドリル(はつめい)には!吾輩には!貴様らに追われ襲われるだけの理由があったと証明させるであ〜〜る!」
「我が妻が!我が娘は!殺されるに足るだけの理由があったのだと!!吾輩に!!納得させるのであ〜〜〜〜〜〜〜〜る!!!!」

一般人でありながら神秘に触れ――――全てを奪われ狂気に堕ちた。
一人の哀れな、愚者(てんさい)の姿であった。

452GM:2016/03/21(月) 10:26:01
愚者の叫びと共に武力が顕現する。

「■―――――――――■■―――――――――――ッァハ!!!」

心底楽しそうな笑顔を纏い、
世界最知名度の武術家が光速を以ってこの場に『着弾』する。

言葉は無い、名乗りは無い、口上もない。
音は全て置き去られている。事が全て終わった後に遅れて到達するのであろう。

事が起きてからは誰も反応できぬ、人の形をした流星の到来。
それに合わせられるのは――――

「さあ、戦争を始めよう。生き残れ、『荷車城塞(ヴァーゲン・ヴルグ)』」

『読み』を主体とした戦略、軍略に長けた『軍人』のみ。
反応を超えた『読み』を以って光速の星に追随し、火力を揃えようとする――――!!

※アーチャーとランサーの宝具同時解放による攻撃でセイバー、弾正の分断を試みます。
対抗する場合は競り合いによる判定でこちらの達成値合計を上回る達成値を出してください。

453GM:2016/03/21(月) 11:15:16
ランサー

敏捷A++
◆中国武術:A+++
・自動取得。素手を使用しての攻撃と防御の判定にダイス判定プラスを加える。
・敏捷ステータスを使用した攻撃判定にダイス判定プラスを得る。
 ◇先制攻撃:A+++

MP消費2、無影脚発動により+補正発動!Aダイス80個!

80B6<=5
diceBot : (80B6<=5) → 2,6,1,4,2,6,2,1,5,1,6,4,1,6,1,5,6,1,5,2,1,2,6,2,6,2,1,6,6,4,2,2,4,4,1,6,4,4,1,6,4,5,5,5,6,1,2,4,4,3,5,3,5,5,3,1,5,1,6,2,3,6,5,3,4,2,2,6,1,6,6,3,6,2,6,5,3,2,5,4 → 成功数61

達成値61!

アーチャー

筋力or耐久D- ◆騎乗:C- ◆カリスマ:C- ◆信仰の加護:C- ◆軍略:B-
宝具ダイス判定プラス:Cダイス13個
陣地ダイス判定プラス:Cダイス13個

MP5消費して宝具発動、MP13消費して宝具の+補正発動!
◆クラス不適正:Cの効果により単独行動を放棄して-補正解除!

Bダイス4個+Cダイス51個+Dダイス2個!

4B6<=4
diceBot : (4B6<=4) → 1,5,2,6 → 成功数2
51B6<=3
diceBot : (51B6<=3) → 5,1,3,2,2,1,3,5,5,4,3,3,3,2,4,5,3,1,1,6,1,3,6,3,5,1,4,3,6,4,5,3,2,6,6,3,6,4,1,2,5,1,3,5,3,6,6,3,4,3,3 → 成功数29
2B6<=2
diceBot : (2B6<=2) → 5,6 → 成功数0

アーチャー装備
『Dig Me No Grave(drill) / 汝埋葬に能わず(だがドリルだ)』
礼装ランク:EX
種類区分:射撃武器
発動区分:常時
対象区分:対軍 
MP消費:7
ダイス判定プラス:3an6
攻撃力:9

・・・上記の礼装を『4つ』装備しているため達成値に+12!

合計達成値53!

――――二陣営の宝具、合計達成値は現在【114】となります!

454太刀魚弾正:2016/03/21(月) 22:15:51

餞別とばかりに、セイバーに瞬間強化を飛ばすよ。

「――――それじゃあ、往こう」
「勝とう、セイバー」

言葉は短く。
詠唱は朗々と。
きっとこれが、僕が彼女に贈る最後の詩になろう。

455太刀魚弾正:2016/03/21(月) 22:58:18

では、僕の英雄としての初舞台。
新しい僕のお披露目だ。
礼装『誰がためでもない物語(ヒロイック・エピック)』起動。
敏捷A+&扇動A+++&勇猛A++で判定。
魔力20点消費して敏捷と勇猛の+を解放しとくよ。(残MP:50/70/76)

diceBot : (55B6<=5) → 6,3,5,2,3,4,5,6,6,3,4,1,3,2,1,6,2,3,1,3,3,5,5,3,4,3,3,6,4,2,1,2,1,5,6,1,1,6,1,5,2,1,3,2,4,4,1,4,5,2,5,1,6,1,4 → 成功数47

うん、達成値は47だ。

「さぁ―――――アゲてこうかぁッ!」

456『セイバー』 ローラン:2016/03/21(月) 23:18:06

「―――ならば良し!」

最早後顧の憂いはない。
こちらも存分に全力を出す時が来た。

聖剣に魔力が収束する。おお、見よ。それこそは至上の剣。
堅城の加護と断罪の刃、ふたつの顔を併せ持つ、その名も高き絶世剣。

「ああ、そうそう。一つ勘違いを招いてしまった事を詫びておこうか、アーチャー。」
「実を言うと、だ。そう。私は―――むしろ燃費が悪い方なんだ、困った事にな。」

「反転せよ、『遥かなる勝利の剣』。高らかに凱歌を謳え―――!」

宝具種別を単発に切り替え、MPを差分の5点支払って使用を宣言。(MP72→67)
対城単体2倍攻撃で競り合い。
判定:【筋力:A+】+「勇猛:A+++」+「信仰の加護:A」+「聖霊の加護:A+」+「魔力放出(光):A+」+『遥かなる勝利の剣・単発:A++』
HPを5点使い、「魔力放出(光):A+」のプラス効果を使用。支払い上限に+5。(HP104→99)
MPを10点使い、「魔力放出(光):A+」の効果を使用。達成値+15。(MP67→57)
HPを15点使い、【筋力:A+】「精霊の加護:A+」のプラス効果を使用。判定に+15an5。(HP99→84)
MPを15点使い、「勇猛:A+++」のプラス効果を使用。(MP57→42)
HPを20点使い、『遥かなる勝利の剣・単発:A++』のプラス効果を使用。(HP84→64)
「魔術・エンチャント(偽):A+++」の効果により、判定に+20an5。
「扇動:A」の効果により、判定に+5an5。
計108an5+15。

108b6<=5
diceBot : (108B6<=5) → 1,3,3,2,2,4,5,5,3,4,1,3,2,1,3,3,4,5,2,2,3,5,5,4,2,1,3,5,1,3,1,6,1,1,5,4,6,5,2,6,1,3,6,4,3,1,6,3,2,4,4,1,1,2,6,1,3,3,6,2,6,3,5,6,2,3,6,4,2,2,2,6,3,6,5,3,2,2,3,6,2,3,5,2,5,6,4,1,1,3,5,6,2,4,3,3,3,2,3,1,4,4,5,4,4,1,2,2 → 成功数93
15b6<=5 ラック!
diceBot : (15B6<=5) → 5,1,3,6,2,2,1,4,5,1,2,5,1,1,1 → 成功数14
93+14+15 =122 単体で122点。
122+47 =169 合計169点だ。

457GM:2016/03/21(月) 23:30:48
アーチャー
「――――ッ!!バカげた出力を出してくれる・・・」
「ああ、本当に馬鹿な話だよ。今まで全く全力じゃなかったっていうんだからね・・・」
「狂えるオルランドゥ・・・大英霊じゃないか。次元が違う。」

「でもね。」
「バカげた存在に立ち向かうことなら、僕も一家言持っていてね・・・!!」

◆天才と何とかは紙一重というかむしろ完全に向こう岸:EX
 ・道具作成の効果で得られる礼装に以下の効果を与える。
 ・道具作成の効果で得られる礼装に以下の効果以外の追加効果は与えられない。

 ◆人間にとっては小さなドリルだが人類にとっては偉大なドリルだ そして我輩は星になった(殉職)
 この礼装を使用した判定にレベル×3点分判定の達成値がプラスされる。(Bランクなら、4×3=12点になる。)
 判定終了後、使用した礼装は破壊され失われる。
 この効果の宣言に行動は消費せず、またお互いの達成値が出揃ったあとでの宣言も可能。

――――フッ……話せば長くなるが野望と権謀術数は渦巻くハートフルな
ジェノサイドの果てに我輩が友情パワーに目覚めた結果、
愛する我輩のまなざしが倒れるたびに貴様を強くした。そんな感動のヒューマンドラマ

アーチャーの使用している
『Dig Me No Grave(drill) / 汝埋葬に能わず(だがドリルだ)』4つを全て解放!

達成値に+72して最終達成値【186】にして盛り返す!

458GM:2016/03/21(月) 23:46:45





―――――――――――――――――――――――――――ドッ!!!




それは、紛れもなく神話の再現であった。
根源に至る螺旋が、原初の戦車が、神速の武侠が、古代の剣神が、最新の英雄が。
荒れ狂い鎬を削り合う、世界最小単位の個人による『戦争』。

そう、『戦争』であるのならば。

アーチャー
「――――計算違いはあったが、何とか押し切れそうだね。」
「じゃあ、最終局面と行こうじゃないか――――!!!」

『軍人(ヤン・ジシュカ)』が一歩先を行くのは当然の帰結であった。
そして戦争は終わり――――最後の『対決』へと局面は移動する。

                            ――――シーンエンド

459GM:2016/03/22(火) 00:05:33
弾正SIDE

――――『戦争』の跡、この場は地獄と化していた。

封印指定を受けるほどのドリル、『Dig Me No Grave』。
単独ですら令呪に等しい出力を誇る、神秘も何もない純粋なる技術の産物。

そう、技術の産物であるのならばそれはいくらでも『量産』が効くという意味であり。
それの一斉励起による威力は一撃で根源に至りかねない――――それほどの代物であったのだ。

そして今、その一斉励起により。

アーチャー
「やれやれ、まさかここまでの威力が出るとは思わなかったよ。」
「根源だっけ?聖杯戦争による目的はそれだとは知っていたが・・・」

「本来の意味での聖杯など存在しない、お飾りの聖杯戦争でそこに至る階が出来るとはね。皮肉と言おうか。」

巨大な『穴』としか言いようのない虚が中空に現出していた。
その『穴』は周囲の空間を少しずつ削りとり、自身の中に螺旋を描きながら取り込んでいく――――

「魔術師たる君には願ってもない状況なんじゃないかな?」
「ここに飛び込む。ただそれだけでおそらく君は根源に至れる。」

「まあ、『穴』を塞ぐためにはおそらくはこの街一つ位は呑みつくさないといけないだろうね。」
「だからこの『穴』が街を呑みつくすまでに中に入ることができれば、それだけで君は本懐を果たせるんだ。」

そしてそんな『穴』を前にしても――――アーチャーはどこまでもいつも通りであった。

460GM:2016/03/22(火) 00:18:06
ローランSIDE

巨大な『穴』を見下ろす高地に、セイバーはいた。
あの『穴』はこのまま放置すれば自身を埋め尽くすまで周囲の物を際限なく吸い込むだろう。
それは破壊ですらない。周囲一帯を根こそぎ『なかったこと』にする、消滅そのものだ。

そんな『穴』を見下ろしながら、目の前の少年は。

ランサー
「んん〜〜〜、なっかなか派手じゃねえか。クライマックスって奴に相応しいロケーションだあ!」
「あれだけの『穴』だ、塞ぐには単純な質量じゃあ街一つくらいねえと足りねえだろうなあ・・・」

とても楽しそうに、笑っていた。

「あれを被害少なく埋めるには、質量じゃなくて『神秘』がいるな。」
「例えば・・・存在そのものが奇跡によって担保されている英霊のような神秘が。」
「つまりだ。みんなを護る為には逃げられねえってわけさ、お互いにな。」

「弱きを助け強きを挫く、アンタもそういう英霊なんじゃあねえのかな、騎士サンよお!!」

今この場にいることが楽しくて仕方がないと、ランサーはセイバーに獅子のような笑顔を、向けていた。

461太刀魚弾正:2016/03/22(火) 00:53:34

「――――凄まじいね」

全力とは言えないが、それでも人の身には余る突撃、そして絶世の聖剣の一撃。
……並のサーヴァントなら五度は消し飛ぶ攻撃だったが、それすらも覆すとは。

「はは、それにしても―――――」

「根源、かぁ……」

空を見上げる。
天に穿たれた孔。
あらゆる魔術師の悲願。
太刀魚家の悲願。太刀魚弾正の悲願。

「……不思議だね」
「まるで胸が高鳴らない。まるで喜びが湧いてこないんだ」

だが、『そんなもの』に魅力を感じられない。
魔術師としていつか到達するべき終着点。だが、それが降ってわいて、実感が湧かないのだろうか?
……いいや、そうじゃない。

「だって今はキミとの戦いの方が重要だ。そうだろう?」

「キミを倒し、セイバーと共に勝利を分かち合う」
「それだけだ」
「たった今必要なのは、それだけなんだ。勝った後のことは勝ってから考える」

呼気をひとつ。
拳を突き出すように、構える。

「だから――――――――アゲてこうか、アーチャー!」
「言っとくけど、今の僕は誰にも負ける気がしないぜっ!」

462『セイバー』 ローラン:2016/03/22(火) 22:59:16

「―――弱者に敬意と慈愛を以て臨め。彼らと共に生き、彼らを助け、彼らを擁護せよ。」
「輩と共に生き、苦楽を分かち合うべし。敵に背を向ける事なかれ。」
「汝の主が神に背を向けぬ限り、汝の主を尊ぶべし。」

「ああ。我が祖国は滅びて久しいが、此処には仕えるべき主がおり、守るべき弱者たちがいる。」
「ならばこそ、この余生に憂いはない。それこそ、こんな穴の一つや二つ、どうにでもしてみせよう。」

最悪、わが身を投じれば事足りる。
つまり、何も問題はない。
元より、最後には座に還る定めだ。
ならばこそ、己に殉じるべし。

「元フランク王国十二勇将筆頭―――今はセイバーのサーヴァント、ローラン。」
「名乗るが良い、極東の武人。このバカ騒ぎの幕を引こうじゃないか。」

463GM:2016/03/29(火) 22:35:27
「まあ――――負ける気がしないのはこちらも一緒だ。」
「城塞都市ターボルが軍事司令・・・『隻眼の』ヤン・ジシュカ。」
      / ̄二ニ= 、     __, --―==ニ二≧.__
.      / /   、  \  // ス、   -=○≠‐ゝ,-‐ `ヽ
     レ'/   ヽ\\ `< .イ / -‐=≠ニ二_ / ̄ `   }
     レ'  , -‐  ハハ ト、 ':. |-‐ _,.=ァテ从:. (_、 ̄`  '.
     |  // //  |li ト、,(] |.ィ=彡'/ル'‐-ハト、ヽヽ    >―=ァ‐―--
     |/// /    | l 川ト、ソ ル'.:://(  行㍉ヽ ノハ_;ハ  _/  r‐'   ̄
     |//       | l' ムィ斗くハ:l八   `ニ=  (fハリ:j:;>く.{  ノl\
     |/      | ト、::::V人ゞ リ          _、〉/:イ   \ニ{ ヽ\
     '         | |',ハ::::)ノノフ′     __ 、_ ´/人ゝ    `ヽヽ\\
     ,         | |'i 川'((.:/      ´ ¬` /         \ ー==ミヽ
     |        , リ/{/ ̄ ̄`ヽ\     /               ー=、 ヽ
     |       ,' //     //lト.\_ ..ィ_              \
     |       , //l\ー-=// | \_|_,ヘ ∧ー‐≠ニフ ̄ ̄ ̄ フ77ア广
     |        l l/ |ヽ \ //、__,l`ヽ   ノ}/ ハー-=ニ、     / // //
     |         l ; /|  \{{  ー-=二ニ=-く'_/_}ー-、  ヽ_/ /// /'
     |        /, |   ヽ   \\  爪     \ {  | /// /
    |     l // |i    ',      \{ l,ハ      ';i  |'/// /
.      l     ///  ||     ',  l      \ヽ}     ハ |'// /     /
      .    //イ i l||      ヽ. l         | ̄ ̄ ̄「' | l|i/ /   /
       ',   / 八ハ l||       \       |      | | l|   /
【原典】史実
【クラス】アーチャー
【マスター】Dr.ウェスト
【真名】ヤン・ジシュカ
【性別】男性
【身長・体重】176cm・66kg
【属性】混沌・善
【ランクレベル】8:「軍勝」「不敗」
【ステータス】筋力D- 耐久D- 敏捷D- 魔力E- 幸運B- 宝具C

・HP:72/72
・MP:4/22
・IV:10
・ラック:4

464GM:2016/03/29(火) 22:39:23
「寶芝林館主、『獅子王』黄 飛鴻(こう ひこう)!!」
「証明させてもらうぜ――――俺の脚は神代に届くってことをなあ!!」
                             _,.. -┴- 、.,_
                          ,. '"\/\/\> 、
                        , '´   ,. -──- 、   `' 、
                      ./    <.   ,'⌒ヽ. 〉     \
                    /       `''ー┴--‐'‐'       \
                   ./    /    \__r─、--、ノ       ハ
                       /__/         \ \ \       ,|
                      ,- 、_ \__/\_.  \ \ \─| ̄ ̄/
              , '"´ ̄/   \`''<::::::::::::::::::::::\/:::':,     ':;:::::::::::/
             ./    ./        \ ::::::::::::::::::| |:::::::;ハ     'r'' ̄
            /  |-‐ |    \  ヽ.  ハ\/`ヽ| |/\|    |
           ノ  ハ_」_ ハ   ,ハ‐-ヽ.  ',.  !.    | |    |    |
          '⌒i ./ィァ'7ヽ | / |_/_,ハ  |  |      | |    |    |
        r-、  ノ、ハ 弋_rソ レ'   ァ:7ハ | / 人.    | |   /    /
       r// ̄ / /7⊃     弋;;rソ'レ' イ  )  ,.-っ!、 /   /    ./`ヽ
       `\ |∧ ト、   lr ̄ `! ⊂⊃/ ノ  ,.>'"| |`{ニ}.7   (     /   .!
          \ レ'\> 、.,__,,. イ/-‐ァ'"    ヽ-| |' .|    ヽ.,_/     |
           \i   /|/二二7イ/   /    _,,. -| | 八             /
              `'ァ'::::::─-::::::::::|   _,,.. ''"´  ..| |  \          /
             /::::::><:::::::::::::::!7´ ̄    l二二二二l\`''ー---‐ ''"
           _rく:::::::::><:::::::::::::::::;!       \| |、 | |、 \!
      r‐ァ‐''"´  \::::::::::::_;;:::-‐<|          \_\_「 ̄
     /o' -‐  ´   / ̄ ̄ |     |
r‐r--‐ ''"´ ̄ヽ`o    o _ `ヽ 八_
ヽソ_,,. -‐、ァ'"´\_r‐''"´::::|`ヽo     `ヽ
         ̄ ̄   ̄\::::::|  7ヽ\   ノ
                ̄|  ./ ̄ヽ-‐''
                 | .,'
                 |  )、
                 し'/ァ
                └'´

【原典】史実
【クラス】ランサー
【マスター】
【真名】黄飛鴻
【性別】男性
【身長・体重】165cm・65kg
【属性】中立・中庸
【ランクレベル】9:「怪物退治」「武術流派」「最高位」
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷A++ 魔力- 幸運A+ 宝具E 3FP

・HP:24/24
・MP:16/18
・IV:35
・ラック:5

さあ――――戦闘と行こうか!

465太刀魚弾正:2016/03/29(火) 22:52:59

    ー‐‐=≦ニニニニニニニニニ/            / /  ∧   \ }   |
.      ⌒ァニニニニニニニニニ/             |/ __`丶、∧    ∨  |
      / ‐=ニニニニニニニニ//   /  /        /  {f≧x \ |   /    ;
.     -‐=ニニニニニニニニ/  ..:::/  .::::.        ′    勹ト  ¦      /
    /.:::::::/.:::::::::::::-=ニニニ/ ..:::|:::::′ .:∧::.     │   \|ソ   ∧  !/
   ⌒ア.::::::::::::::::::::::::: ‐=≦-‐.::::::::|:/   :/ |:::     |       `   |/: :| ト |
    ⌒¨  ̄ ̄ \.::::::::::::::::::::::-=ニ|:.   厶 |::::.     |.          乂:.| /∧|
           \,.::::::::::: -‐=ニ|:  /.:/ ,∧:::  ∧  |           〉 .′ノ
           /.:::::::::::::-=ニニ| / ___ |::  ; ,∧ :l           /  /
           /-‐=ァ.::/.:::::::: -=ニ  〈∧: /   \     \ _ノ   |    「太刀魚家現当主、太刀魚弾正がお相手仕るッ!」
              /ア -=ニ        〈∧.′            ノ | :∧¦
             -=ニ             | {: : : : : .          ,  |/  \
     _,,.. -=ニ                   | {: : : : : : : : . .    ′
    〈/                    | {: : : : : : : ‐-   __/         .  -=ニ 7
    ∨ /                        | l.._____,厶=-‐-ミ======--=ニ      | {
.     ∨ /                   | l. ⌒\      \‐ミ.            | {
      ∨                   | l     丶         \          .| {
                          | |.      \      ',  \       /./
        \                     | |.        \     ',   \.    /./


【名前】太刀魚 弾正(たちうお だんじょう)
【性別】男
【身長・体重】167cm・61kg
【属性】中立・中庸
【サーヴァント】セイバー
【令呪数】3回
【ランクレベル】:6「駄目っ子」「エリート」「アンバランス」「成長性」「成長性」「成長性」
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷B+⇒A+ 魔力B+→A+ 幸運B 社会C

・HP:22/22
・MP:45/70/76
・IV:16⇒19

冒頭宣言:とくになし!

466『セイバー』 ローラン:2016/03/29(火) 23:04:28
         >―――-  _
       /            > 、
      /         ハ    ヽ
      ,'         ,'  ',    ∧ヽ
              ハ  トミ、 ∧
      i        八 i   ',ド /
     ',       / ト',  ', ヽ           Montjoie ! Saint Denis !
      ',     , ' ,イ ',  X          「聖ドニよ! 我らの喜びよ!」
      ト、  /  / } ∨  \
      i `Y    ハノイ´ヽ、   ≧==‐-、   「勝利の凱歌は我らにあり!」
      { `ヽ{   _人 )::::::::::>`ー=ニ≧、
      ト、 `y´  ) Y:::::::::,.'      > `ー 、
      〉 ∨   イ_ノ::::::::,'       /   , ≦ i                                         /  /
     ト、 | / ))::::::::i      /   //>‐、                                       /  /
     ノ、 `Y /´`):::::::,'    ,'  /::/ / /::::≧、_                                  /  /
    {  ヽレ'  ,イ:::::::::ハ      ,':::/ / /:::::>‐弌 \                               /  /
    ト、 /  / 厂弋  ヽゝ、_i  i::::i ,' .,'::/    \/ ≧-i....                           /  /
    ヽ ヾ./  ,〈_≧\    >、_,ヘ_{:::i       >┼':::::::::::≧...、,ヘ_                     /  /
     iヽ_( /iノ::::::::::::::{ > 、__ _....イ::::::::|        i.|::::::::::::::::::::/ / ≧ 、_          /  /
     ',_ Y   ノ)::::::::::/::}:::::::: ヽ.::::::::::::::::::::::::',         i.i:::::::::::::::::∧, '         ̄>、 >-テ─-、. /
      | `{ /i´::::::/::__八::::::::::i \::::::::::::::::::::\    _ノ.,':::::::::::::::::,' /          /  ≧ー-、  > -、
     ', y' / )::::::::人   ノ:::::::|  {::::::::::::::::> ´≧'ー'、`ヽ_ -、:::::i .i        /=    <  Y´    )
      ∧{ .,イ Yヽ__ノ 卞:::::::ノ  〉=≡≡‐::::::::::::::::::::::::\   ー{ |       {ニ    \ ヽ i⌒ヽ  /
       Y   ト〈    ,イー´> イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ   .∧ ',      i三ニ≧ヽ i i_ノ  ノ/
       ヽ_i ハ__ ノ `≦   ,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ    ̄> ‐ -、_/  /ヾゝ_}´
       八  i ヽ=≦ ̄ ̄>、 i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、       /て /


【原典】フランス叙事詩
【クラス】セイバー
【マスター】
【真名】ローラン
【性別】女
【身長・体重】170cm・53kg
【属性】秩序・善
【ランクレベル】:12
 「知名度」 「王族」 「死後崇拝」
 「英雄打倒」 「聖者」 「悪名」

【ステータス】筋力A+ 耐久A+ 敏捷B 魔力D 幸運B 宝具A++

・HP:64/104
・MP:42/77
・IV:15
・ラック:3/4

冒頭宣言:なし

467GM:2016/03/30(水) 22:12:14
ではこちらも冒頭宣言――――二人とも『特になし』!

まずはIV:35!ランサーの手番に入ります!

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
       l lV N. .l   ` ̄ ̄ //\トヘ l/ ´ ̄  V l // /ハ}
      /ヽ Vl            l \         l/ / イ/
     /    ヽヘ,ハ         .::l           / /リ ヽ
    /-、     ,Vハ         :l              / ./      <――――『魔力を使ったか』、ランサー。
   ///∧      Vヘ        ___         ' /      V> 、
   |//li/∧      Vヽ      .| i ヽ      ///      ///////
/// l//N/∧      Vl \   -‐l   }‐-   //V/     //// l////
//// l//l V∧      l \\    l  .i   // .|      ///l//l <//
//  l//l  V∧      |   \\ l   | .//   l     /// l//l
    l//l   V∧     il    \,`l   | /    .l    ///  l//l
    l//il   V∧    |    // l   .l  Vヘ   l   ///   l//l
    l// l   V∧    l   //  l   |  Vヘ   l  ///∧  l//l
「ならば契約通りだ、僕の願いを叶えてくれた偉大なる英雄(ヒーロー)よ。」
「君は街を救けてくれた。途方もない悪意から、僕の友達を、家族を、何もかもを守ってくれた。」

「だから僕は君に返そう――――一般人が英雄にできることは、これくらいだけどね。」




「『令呪全画(にかく)』を持って願う――――あの英雄の、勝利を。」
「ヒーローが勝つことを、願わせてくれ。」

468GM:2016/03/30(水) 22:26:12
ランサーのマスター・・・令呪二画発動!

『効果区分:単発による達成値+20』ではなく『効果区分:継続による達成値+10』として令呪の効果を使用!

二画使用することでランサーは『この戦闘中、全ての判定の達成値に+20』されます!

敏捷A++
◆中国武術:A+++
・自動取得。素手を使用しての攻撃と防御の判定にダイス判定プラスを加える。
・敏捷ステータスを使用した攻撃判定にダイス判定プラスを得る。
 ◇先制攻撃:A+++

無影脚発動により+補正発動!Aダイス80個!

80B6<=5
diceBot : (80B6<=5) → 6,3,3,3,1,1,2,4,4,6,4,4,3,6,3,2,5,3,1,4,5,6,5,6,3,5,6,5,2,1,4,1,6,5,6,3,3,6,1,4,4,3,3,1,1,2,4,6,5,1,5,3,3,2,2,5,6,1,4,2,3,5,5,1,5,3,1,1,1,6,6,3,2,3,6,4,2,3,4,6 → 成功数65

――――ラックで失敗したダイスを振り直し!

15B6<=5
diceBot : (15B6<=5) → 2,2,6,2,6,1,2,2,3,3,4,5,1,4,4 → 成功数13

令呪効果により達成値+20――――最終達成値、【98】!

「さあさあさあさあさあさあさあ!!証明してみやがれ解答してみやがれ打倒してみやがれ!」
「俺はここまで成ったぞ!ここまで練り上げたぞ!ここまで積み重ねたぞ!」
「誰一人追いつけぬ境地へと!誰一人競い得ぬ領域へと!誰一人届き得ぬ速度へと!」

ランサーの肉体が加速する。時間を光を空間を超え――――魔法と呼ばれる領域へと、その武芸は到達する。

「教えてみろ神代の至高よ!俺が――――『どこまで行けたのかを!』」
「『無影脚(ワレニカゲナシ)―――――――!!!!』」

誰も追いつけず、誰とも比べられなかったその一撃を比べんと、神代(さいきょう)の時代に向けて跳躍する――――!!!

469GM:2016/03/30(水) 23:07:19
令呪効果・・・『継続:+10×2』×

       『この一回の判定の効果:+10×2』○に変更します。

達成値の変更は無し!

470『セイバー』 ローラン:2016/03/30(水) 23:25:26
   デ ュ ラ ン ダ ル
「『遥かなる勝利の剣』―――!」

対するセイバーは、正面から堂々と迎え撃つ。
如何に加速しようと、こちらに突っ込んで来る事は判っているのだ。
つまり―――軌道上に斬撃を置いておけばいい。それ以上の工夫は無用だ。

宝具種別を単発に切り替え、MPを差分の5点支払って使用を宣言。(MP42→37)
対城単体2倍攻撃で競り合い防御を宣言。
判定:【筋力:A+】+「勇猛:A+++」+「信仰の加護:A」+「聖霊の加護:A+」+「魔力放出(光):A+」+『遥かなる勝利の剣・単発:A++』
HPを5点使い、「魔力放出(光):A+」のプラス効果を使用。支払い上限に+5。(HP64→59)
MPを10点使い、「魔力放出(光):A+」の効果を使用。達成値+15。(MP37→27)
HPを15点使い、【筋力:A+】「精霊の加護:A+」のプラス効果を使用。判定に+15an5。(HP59→44)
MPを15点使い、「勇猛:A+++」のプラス効果を使用。(MP27→12)
HPを10点、MPを10点使い、『遥かなる勝利の剣・単発:A++』のプラス効果を使用。(HP44→34、MP12→2)
「魔術・エンチャント(偽):A+++」の効果により、判定に+20an5。
「扇動:A」の効果により、判定に+5an5。
計108an5+15。

diceBot : (108B6<=5) → 3,3,5,1,6,6,5,1,4,4,4,6,1,5,6,3,6,2,3,2,4,1,3,2,6,1,2,4,5,5,3,6,3,3,6,1,3,4,1,5,1,6,4,4,1,5,1,4,1,2,5,3,2,5,2,4,3,1,6,6,6,2,1,4,2,3,2,3,1,2,6,4,5,3,3,6,5,3,2,3,1,4,5,3,5,1,1,1,5,1,5,1,3,3,5,6,5,6,3,3,4,4,2,4,2,1,1,1 → 成功数92
ラックを使って一回分振り足し。
diceBot : (16B6<=5) → 5,2,1,2,6,5,1,4,5,4,3,2,6,2,6,2 → 成功数13
92+13+15 =120 達成値は120。ここに攻撃力補正が乗る。

【筋力:A+】→基礎攻撃力5。
『遥かなる勝利の剣:A++』→攻撃力+20
「勇猛:A+++」→+5。
「勇猛:A+++」の+効果適用→+15。
5+20+5+15=45

120+45 =165
競り合いの達成値は165。これとランサーの達成値+攻撃力で比較を行い、負けた方に差分値点のダメージが発生。

二つの光が、激突する―――!

471『セイバー』 ローラン:2016/03/30(水) 23:29:38
レスしてから気付いたが、扇動は乗らないな。とりあえず振り直すのが面倒な数なので5点達成値から削ろう。つまり115+45 =160だ。

472GM:2016/03/30(水) 23:52:05
ランサーのHPは30未満――――達成値を上回られた時点で、もはや敗北が確定!

「――――カッ、届かねえかよ。しかも児戯扱いか、俺の脚を。」
「現世にいたころは退屈で退屈で――――英雄にでもならなきゃいけない位退屈だったけどよ。」

「悪くねえな、『座』ってのは。ああ、こういう気持ちになれるのなら・・・英雄になったのも、悪くなかったな。」
「覚悟しとけよ、俺はしぶといぜ?ヒーローってのは、どんな状況に置かれても『最後には勝つ』存在のことだからな。」

光速を超える蹴り――――それは、光速でしかないはずの光によって打倒される。
敗因は神秘。『たかが』魔法の域にいたっただけではまだ足りない。

魔法に至り未だ道半ば。英霊とは、そういう者だ。

「次は勝つ。次は無くても必ず次を呼ぶ。そして勝つ。」
「『座』では成長できねえとかそんなもん知ったこっちゃねえ、年を経る事すら中国拳法(おれたち)には強さに至る一因でしかねえ。」
「『次の俺』は必ずもっと強くなる。だから手前もサボんじゃねえぞ。もっと乗り越え甲斐が有る位に強くなりやがれ。」
「――――『座』にいるから、なんてのを言い訳にして変わってなかったら、承知しねえからな?」

473『セイバー』 ローラン:2016/03/31(木) 00:13:29

「生憎、私に次はない。余程のことが無い限りは、だがな。」
「故に、その時はもう一人の私か、私のマスター―――ダンジョウが相手を務めてくれるだろう。」

―――そもそも、後世の脚色がほとんどない形で呼ばれる事自体が、一種の奇跡と言っても過言ではない。
狂える怪物めいた騎士としての知名度が、あまりに肥大化してしまったためだ。
故に、余程のことが無い限りは次の機会などない。

「―――つまりは、そうだな。勝ち逃げと言う奴だ。残念だったな。」

少しばかり悪戯っぽく笑って見せる。
こちらもいい加減魔力不足が深刻だが、それでも余裕を見せるのが騎士―――と言うより、貴族の務めと言う奴だ。
常に堂々と、余裕を持つこと。難しい事だ。

474GM:2016/03/31(木) 00:19:54
その言葉を受け、 へっ と笑った後にランサーは――――光に包まれ、空へと消えて行った。

さあ、次はIV:19――――弾正の手番だ!

475太刀魚弾正:2016/03/31(木) 00:52:50

「っし、これなるは破軍の一撃ッ!」

瞬間強化で自分に強化魔術!
敏捷A+&魔術A+++&扇動A+++&勇猛A++で判定!
MP20点支払って敏捷と勇猛の+解放!(残MP:30)

diceBot : (75B6<=5) → 1,6,3,1,2,2,4,6,3,2,1,6,4,5,2,5,2,4,3,4,2,6(中略)4,4,2,4,2,6,3,2,4,3,3,6,3,3,3,2,5,1,5,2,1,3,6,2,6,4,5,3,5 → 成功数61
ラック!
diceBot : (14B6<=5) → 6,6,3,2,5,6,2,3,6,3,6,3,3,2 → 成功数9

……うーん出目悪いね!達成値70で攻撃!

476GM:2016/04/01(金) 00:03:56
耐久D- ◆騎乗:C- ◆カリスマ:C- ◆信仰の加護:C- ◆軍略:B-
宝具ダイス判定プラス:Cダイス13個
陣地ダイス判定プラス:Cダイス13個

Bダイス2個、Cダイス31個、Dダイス1個!!

それに加えて――――

アーチャー
「切り札として伏せておいた札だったが・・・そちらの成長が、予想以上だったという事、か。」

ライダーのマスターより奪っていたスキル発動!

◆人殺し(○殺相当):A+++(初見に相手に対し一回のみ+効果発動)
 人間を相手にした場合以下の効果を得る。
  ・対象への攻撃にダイス判定プラスを得る。
  ・対象に対する防御にダイス判定プラスを得る。
  ・対象に与えるダメージに+スキルレベル点。
  ・対象の全判定に半分は精神的要素として扱うスキルレベル点の達成値マイナスを与える。

      ――――人を殺すことに特化した殺人鬼としての才能。奇襲に向いた才覚の為初見の時に最大の効果を発揮する。

この効果によりAダイス20個追加!弾正の判定に精神的要素5点の達成値マイナスを与える!

Aダイス20個、Bダイス2個、Cダイス31個、Dダイス1個!!

20B6<=5
diceBot : (20B6<=5) → 5,1,2,4,3,6,3,1,5,1,2,6,3,4,5,2,3,3,6,6 → 成功数16

2B6<=2
diceBot : (2B6<=2) → 6,1 → 成功数1

31B6<=3
diceBot : (31B6<=3) → 3,2,2,3,2,6,4,1,5,5,3,5,6,4,3,2,6,5,1,2,4,2,4,3,4,5,4,6,1,6,4 → 成功数14

1B6<=2
diceBot : (1B6<=2) → 2 → 成功数1

――――ラックで振り直し!

4B6<=5
diceBot : (4B6<=5) → 1,6,5,2 → 成功数3

1B6<=2
diceBot : (1B6<=2) → 3 → 成功数0

17B6<=3
diceBot : (17B6<=3) → 2,4,5,2,6,4,2,6,5,3,4,1,5,2,6,3,4 → 成功数7

――――最終達成値、【42】!!

477GM:2016/04/01(金) 00:05:24
・対象の全判定に【半分は】精神的要素として扱うスキルレベル点の達成値マイナスを与える。×

・対象の全判定に精神的要素として扱うスキルレベル点の達成値マイナスを与える。○

478太刀魚弾正:2016/04/01(金) 00:27:58
勇猛で達成値マイナス無視!
差分値が28+攻撃力固定値が25で、53ダメージを食らえ……ッ!

「宇宙を満たせ、人の輝き――――ッ!」

拳を構え、猛進するその姿はまさしく流星。
人の夢と、可能性をありったけ詰めた、後先考えぬ超駆動。
人の身で人の現界を超え、人の殻を突き破る、あまりにも不格好な突撃。

――――ただそれだけの一撃が、万軍を排し得る。

479GM:2016/04/01(金) 23:02:58
『荷車城塞(ヴァーゲン・ヴルグ)』のダメージ減少とアーチャーの防護点の合計で減少18点。

35点ダメージで・・・残りHP37点!

480GM:2016/04/01(金) 23:22:34
ではIV:10で・・・アーチャーの手番だ!!

「――――まさかこの土壇場でここまで化けるとはね。」
「でもこっちにも矜持はある、最後まで、足掻かせてもらうよ!」

ブロークンファンタズムを宣言!
『荷車城塞(ヴァーゲン・ヴルグ)』:ランクC+の破棄を宣言して今回の達成値に+18!

筋力D- ◆騎乗:C- ◆カリスマ:C- ◆信仰の加護:C- ◆軍略:B-
宝具ダイス判定プラス:Cダイス13個
陣地ダイス判定プラス:Cダイス13個

Bダイス2個、Cダイス31個、Dダイス1個!!


5B6<=5
diceBot : (5B6<=5) → 6,3,4,3,1 → 成功数4
2B6<=2
diceBot : (2B6<=2) → 3,1 → 成功数1
31B6<=3
diceBot : (31B6<=3) → 5,5,2,4,1,2,2,4,1,6,5,5,4,1,5,1,6,3,6,2,1,5,6,4,2,3,2,3,1,1,4 → 成功数16
1B6<=1
diceBot : (1B6<=1) → 6 → 成功数0

・・・ラックで振り直し!

1B6<=5
diceBot : (1B6<=5) → 4 → 成功数1
1B6<=2
diceBot : (1B6<=2) → 1 → 成功数1
15B6<=3
diceBot : (15B6<=3) → 1,2,6,3,3,4,5,4,5,6,4,1,6,4,2 → 成功数6
1B6<=1
diceBot : (1B6<=1) → 1 → 成功数1

合計達成値24!ブロークンファンタズムで+18・・・最終達成値【42】!!

481GM:2016/04/01(金) 23:27:06
『城塞』に火が灯る。燃え盛りながらその質量をそのまま乗せて乾坤の一撃を仕掛けてくる。
この火が燃え尽きる時――――この宝具は、内に秘めた幻想を全て解放して爆発するのだろう。
     |i      .|i | |.|.|i|                    i|.| | i|.| |      .∥
     .|i      |i | |.|.|i|                    i|.| | i|.| |      ∥
      |i        |i | |.|.|i|i、                  .,イ|.| | i|.| |     ∥
      .|i.     .|i | |.|.|i|.Ⅷ       .,ィi.、        /i' |.| | i|.| |     .∥
      |i     .|i | |.|.|i| .Ⅷ     ./ノヽ\      ,iマ ..| | i|.| |    .∥
       |i       |i | |.|.|i|,ィ.Ⅷヽ  ///イヽ\\  ,イ/∥、...| | i|.| |     ∥
       .|i.    .|i | |.|,〉/i!Ⅷ.ヽ .ノ.//,,ノヽ \マi, /./.∥ヽヽ,.| i|.| |    ∥
       .|i    |i | / i  i!.Ⅷi、〕i∨.i |iゞヽ}i .i.∨i〔,/ ∥|  i ∨. .| |   ∥
        .|i _,,。====ッ。,_ノ{、 Ⅷ `"'《ヽ{   }ィ.》'"´ } ii/丿、>======<, ∥
        ,ィi{    //≧s。 〉/`<}i .i..|i   i|∥∥ゝ'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\   `ヽ
      ././   ,ィ'i.|.i {,〕ヾニニi}、/;;;;;;〉ミ〉、 .|i.   i|_ノ〈./;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;トi i .|iヽ   i }i
      ./i i   ∥.乂、ヾ,ヽ>イゞi{__丿}ヽ戈、  ,イ//};;;;;;;;;;;;;;;;;;;}ヽイノノ丿 }   | |i,
      {ニ.」   {   \、}i´マ;;//、ゝイ人]]}i、},X,{,i{[[人乂=彡マ//コ´イ/  i.   └ミi
      .}=- 。,,_,〉    ヽ}ー《iイ;;;;;`´;ノ"'|i、}.ヽi'/.{./i|'"、;;`´;;;;;ゞ}ー∥    乂,,。≦{
     ∥   _}li、    }i,_丿ゝ=イ  |\_,,ィ.、,,/|  .ゝ=イ /. ∥    /,_   ∨
     {i    |  ≧s。s彡i|_{i     |  ヽ,| iイ.|     _i}_|iミiッv。イ   |   }
     .∨,。彡iッ。丿}}.ヾソ.iマi .}.`''<  .|. . .i    |  >''´ // |ヾソ{i{、、_,。彡≧sソ
      ヽゞイ.{`'''''"i .i | {;;;;}マ≧、  `'|\    /|'´  ,ィソ /;;;;;〉 } .i i`''‐'ノ.}i`'イ,
      ,イゞi| ,〕≧s{ {  } .ア/ iマi}===.、 |  \/  .|,ィ===.{ //ヽ} .{  ノノ彡イ、.|iヾiヾ,
    //i| i//i}、  .} | 丿'´ヽ{ ヾ `''<{\ .i /}>''´ .iイ 〉〈≧、 | | .,ィイミ∨|i ヾ。
====彡'´ .i| 〈/≧s。〕ゞ/  /.i}  /7".マ∨、ヽiィ ./i.//".マ.、  { }  {ミi彡ゞヽヾ} |i、  ヾ。
 ̄ ̄    i| |i<`''イ.// .ノ ./イ三ゞ=={ゞiーi ̄iー.iゝ}==ヾ三ゝ、 i< ∨∨'´。イ |iヽ  ヾ。
最古の『近代戦』の英霊による、最大最後の『特攻』攻撃だ!!!!

482太刀魚弾正:2016/04/01(金) 23:51:06

――・・・…---------… ‘´   ./ゞ=====、\ / \≧: : \: : : : :{、: : : : : :\ト、
  i{ }i               //ー‐'´===彡',\   \: : :≦、 ‐-} \: :}、: : : : :}、
  i{ }i           >'’ ̄{{´   // /`¨     \\ー‐  \. \ ',: :}∨:.}
  i{ }i       > '’/⌒^´{{     `¨  ′ 、     _,ゞ\>      ヽ',i} }: |
  i{ }i     /   ′ /   {{       {i   },...≪´ト、 ̄´'⌒¨¨≧  r、   |:/
  i{ }i:   /    {{ /    {{         {i  {{  }::, :}--.   \ 、 芯リY∨',ヽ }′                  ≪≫
.  i{ }i: /         ゞ、,   ∧',   (o}/  / // i} }____ { ヾr≦_}.} ∨/'´  ≪≫        ≪≫
   i{:./         /  ≫、, ∧',(o}/\、 ./-=≦=彡.  ',∨¨⌒⊂、   :{      ≪≫   ≪≫  「押し、とぉぉぉぉぉぉぉるッ!!」
  /           /     ≫、,X__\  丶/丶__,/    ',∨     ヽ   ',          ≪≫
./         /       (O、≫===ゞ<   /========='’    /   }     ≪≫    ≪≫
        .  <       (Oゞ′ ≫.o/,ヘ ゝ'’`'}==ゞ、 ∨    >'‘´‘,. /    ≪≫         ≪≫
    .  <             //´¨¨ミ。 ′  }   `¨¨ /¨__, r.r.'      〉´   ≪≫              ≪≫
. <             /,ゞ'======o){___ ∧   (/>.  l {i {i:    ‘´ .≪≫
             //:.:.:.:.:.:.:.:.≫{ {__/丶 ∧  r‐'     | {i {i / ≪≫  ____
              //≧=-‐:.:.:.:.:.:.:.:`¨¨´: : :} ∧   __ -‐__`¨≧=-‐     ヾ    \
         , ‘ ≪   `¨¨¨¨¨¨´ \__ ≫r=-‐‐‐        ≪≫         ≫====彡、
      ,‘ ≪           >‘    ./        ≪≫          }i:       \
     , ‘:.:.',          >‘        ./      ≪≫             i/      \
.    / /:.:.:∧                 ′    ≪≫            > ´  \          \
   / /:.:.:.:.:.∧                {  ≪≫            > ´        \.          \


――――では、先ほどと同じ組み合わせ、同じMP消耗でお相手仕る。

diceBot : (75B6<=5) → 1,1,5,5,6,4,1,1,2,1,6,4,2,2,3,4,3,3,6,1(中略)5,4,6,4,3,2,4,4,3,5,3,5,2,5,5,3,1,3,1 → 成功数67

達成値67――――防御成功だ。


『最古の近代』に対し、『最新の古代』が立ち向かう。
ただ愚直に、真っ直ぐと突き進む。
人類が獣であった時からずっと変わらない、本能に刻まれたあまりにも単純な一撃。
それはただ速く、ただ強く――――ただただ、眩しい。

483GM:2016/04/03(日) 23:16:34
「ハードウェアに頼り過ぎた、か。」

砕け散る戦車(ほうぐ)の傍にて、同じように肉体が砕けていくアーチャー。

この戦車は彼の生涯。彼の青春。彼の歴史。彼、そのもの。
それが通用しないのであれば――――果てに待つのは死、のみである。

「お見事。君は不敗を破った。神(ローマ)にすら打ち勝った存在を超えた君は、文字通り神をも超えたんだ。」
「君はもう人ではない。この世界に何らかの楔を穿てる、英雄(ばけもの)になれたんだ。」

484太刀魚弾正:2016/04/03(日) 23:32:37

「……そう、かな」

アーチャーを見下ろしながら、ぽつりとつぶやく。

「…………僕は本当に、英雄(バケモノ)になれたのかな?」

「いいや――――やっぱり僕は、人でしかない」
「ただ少し、追う背中があっただけの……ただの、人だよ」

485GM:2016/04/03(日) 23:42:47
「ふっ・・・」

「偉人だの英雄だのの伝記を、子供たちにおしえるなんて愚劣なことだ。」
「善良な人間に異常者をみならえというも同じだからね。」
「つまり、英雄の背中を追うと決めた時点で君も立派な英雄(ばか)なのさ。」
「そんなものの背中を追おうとできるのはネジのとんだ異常者だからね。」

アーチャーが眼を閉じる。
その瞼に映るものは何なのか。彼の死後、彼の意志を継ぎ彼の名の元に散って行った孤児たち(オルフェンズ)か。
はたまた――――

「ああ、だが――――妙なものだな。命を奪った敵に、好感を持てるなんて。」

486太刀魚弾正:2016/04/04(月) 00:01:13

「……そんなこと言うなよ、最古の近代英雄、隻眼のヤン・ジシュカ」

「人は、光が無くては生きて行けないものだから」
「たとえ光が身を焼く炎であっても、たとえ色濃い影が差していても……」
「僕は光を求めることを愚かだとは思っても、劣ったことだとは思わない」
「自らを燃やし光となることは、誰よりも愚かで尊い行いのはずだろう」

もちろん――――人はそれを笑うのだろう。
だが、それでも。
光に向かって踏み出さなければ、どうして人として胸を張れるだろう?

「だから……ありがとう、アーチャー」
「キミは確かに、立派な英雄だ。この僕が、『英雄を謳う者』であるこの僕が、それを保証するよ」

487GM:2016/04/04(月) 00:30:38
「僕は英雄じゃない、と言っているのに君は・・・」

アーチャーはその言葉に苦笑を返す。

「ああ、ああ降参だ。君のその頑迷さは筋金入りだね。」
「ならば英雄として散らせてもらうよ。信念と信念のぶつかり合いの果てに僕は破れ、君は勝った。」
「君(えいゆう)が何を成し、何を思って生きるのか――――座からでも見させてもらうよ。」
「紅茶でも飲みながらね。」

そう言って。

武将でも武人でもない―――近代戦を運用する最古の『軍人』は。
何でもないかのように空へと掻き消えて行った。

488『セイバー』 ローラン:2016/04/04(月) 01:07:47

 「―――そちらも終わったようだな。」

 少しして、セイバーが戻ってきた。
 消耗は甚大だ。どうも間髪入れずにもう一発ぶちかましたらしい。
 もう後に戦う相手がいないからって、いい気なものだ。

 「孔の方は、そこの戦車でも放り込めば問題あるまい。」
 「あとは聖杯に然るべき処置を施し、あるべき場所に還せば、このバカ騒ぎもお終いだ。」

 「―――大分駆け足だったが、ここまで良く頑張ったな、マスター。」

 問題となるのは、やはり聖杯の処遇となるだろうか。
 そもそも聖骸、聖遺物とは、ただそこにあるだけで奇跡を起こすもの。
 少なくとも一個人の手には、大いに余る代物だ。
 と言うかこのご時世、個人でこんなもん所蔵してたら聖堂教会が黙ってないだろう。

489太刀魚弾正:2016/04/04(月) 01:24:16

「セイバー」
「――――そっか。そっちも、終わったんだね」

嬉しいような寂しいような、ない交ぜの感情と表情で、そう答える。
いつだって全力の一撃で敵を倒し続けたその戦型は、最後の最後まで同じことだったらしい。

「ああ、これで聖杯戦争はおしまい」
「最優の騎士と、そのマスターが優勝して、おしまいだ」

「……はは……うん」
「ありがとう、セイバー。キミがいたから頑張れた」
「キミがいたから――――僕はまだまだ、頑張れそうだよ」

忘れまい。
決して、この数日のことは忘れまい。
この偉大な騎士の姿は生涯僕の瞼に焼き付いたまま、僕の力になってくれることだろう。
泣き笑いのような表情を誤魔化すように、孔を見上げて……

「――――ともあれ、最後の仕事か」
「協会所属の僕としては、大いにその扱いに困るわけなんだけど……」

協会所属の魔術師が、最大級の聖遺物を手にする。
ああ、どう考えても、色々メンドくさいことになるのが明白だ。
協会で保管しておくわけにもいかないし、教会に引き渡すのも角が立つ。

「………………………………」

――――そして、それよりも、ひとつ。

「……ねぇ、セイバー」
「これだけの聖遺物ともなれば……ある程度の願望は、叶えてくれるよね」

「だったら……キミの記憶を掘り起こして守ることは、できないかな」

ずっと、思っていたこと。
あのあまりに恐ろしい、己が己で無くなり、友の記憶を失う悪夢。
その呪縛を聖遺物による奇跡の力で、撃ち払うことはできないだろうか――――?

490『セイバー』 ローラン:2016/04/04(月) 01:52:32

 「ああ。ただ己の武だけを求め続けた、生粋の武人だったよ。」

 異教徒ではあったが、個人的には好ましいところもあった。
 それだけに、手加減するのも失礼だったのだ。
 ―――武人と言うものは、どこまで行っても度し難いものなのだろう。

 「そうか。ならば良し。」

 サーヴァントとマスターの関係は、基本的に別離を前提としている。
 聖遺物がそこにあるだけで奇跡を起こすものなら、英雄はただそこにいるだけで周囲に影響を与えてしまうもの。
 この場にいる方が不自然な以上、別離は最初から確定している。

 「―――前に言った通りだ。」
  ・ .・ .・ .・ .・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ..・ .・ .・ .・ ・ .・ .・ ・ .・
 「仮に可能だったとしても、私はそれを望まない。」
 「その問いに対する答えは、それが全てだ。」

 ―――解答は、とても厳しいものだった。

491太刀魚弾正:2016/04/04(月) 02:19:26

「―――――――――――」

セイバーの返答を受け、僅かの間瞠目する。
なにかを噛み締めるように、一瞬だけ。

「―――――――――――――うん」
「わかったよ、セイバー」

顔を上げる。
泣きそうな顔は、まぁ、なんだ。
あんまりにも情けないけど、流石に勘弁してくれると嬉しい。
そりゃあ僕だって笑ってお別れしたいが、こればっかりは、仕方ない。

「……それと、ごめん。変なこと言っちゃって」

セイバーが『望まない』と言うのなら……それは、仕方のない事だ。

「…………うん」
「………………よし!」

「――――それじゃあ、最後に僕は歌を贈ろう!」

だから僕は無理やり笑って、胸を張る。

「騎士ローラン! 数多の英雄英傑を打ち倒し、その頂点に立った聖騎士ローランよ!」
「我が……」
「あー…………」
「……わ、我が友ローランよ!」

そこだけはちょっと、躊躇いがちに。
彼女の友を名乗るに値するか、自信があるかと言われれば嘘になる。
だが、僕は踏み出すと決めた。横暴で無謀な、英雄になると決めたんだ。

「此度の勝利に、綺羅星の如き栄光を!」
「そして我が心より、万雷の喝采を贈ろう!」

「――――例え我ら、二度とあいまみえることは叶わずともッ!」

「この、この、戦いはぁ……っ!」

――――――ああ、でも。

「決して、我が胸の内より……っ、うしな、うしなわれるっ、ことは……っ」

―――――――――やっぱり、泣くなっていうのは、難しい。

「あ、ああ、ああああああああぁぁぁぁっ!」
「セイバー! セイバー! セイバー! セイバー!」
「僕は、僕は、キミに、なんて言えばいいのか……っ!」

膝をつき、泣き崩れる。
お礼も、引き止めることも、気の利いた別れの挨拶も。
言葉の魔術師たるこの僕の口から、どうしても紡ぐことができなかった。
セイバーはもう、消えるのだ。
記憶は記録へと変わり、それすらも数多の物語に塗り潰される。
それはつまり――――死んでいなくなることと、なにが違うと言うのだろう――――

492『セイバー』 ローラン:2016/04/05(火) 00:26:39
 10万の兵も恐れはしないが、泣く子には敵わない。
 そう―――なんだかんだ言って、彼はまだ子供なのだ。
 泣く子を捨て置くのが、騎士のやる事か? 違うだろう。

 「―――君の前途には、きっと困難が立ちはだかるだろう。」
 「私はその時、君を助ける事はできない。だから、そう―――」

 形あるものは残せない。
 だからせめて、形のないものを残して行こう。

 「―――強くなれ、とは言わない。弱いままでいい。誰もそれを咎めはしない。」
 「君は君のまま、思う所を成しなさい。成せなかった事ではなく、これから成すべき事を数えなさい。」
 「成せなかった事を思うのは、成すべき事を成してからにしなさい。」

 「そして、自らを助けてくれる仲間を作りなさい。」
 「君が折れそうなとき、支えてくれる仲間を。」
 「君が道を踏み外しそうなとき、正しい道に連れ戻してくれる仲間を。」
 「君と苦楽を共有し、共に笑い、共に泣いてくれる仲間を見つけなさい。」
 「君は、その、何だな。何でも一人でやるというのには、ちょっと向いていないからな。」

 「そして、もしも再び聖杯戦争に巻き込まれるような事があったら。」
 「その時は、また私を呼ぶといい。決して、今の私であるという保証はないが―――」

 ―――あまり希望を持たせたくはないので、あえて言葉にはしないが。
 時折、サーヴァントとしての記憶が、座の本体にも記憶として残る事もあるのだと言う。

 「―――必ず、どのような形であれ、君の助けとなり、共に戦う事を誓おう。」
 「騎士として。そして、君の友として。」

493太刀魚弾正:2016/04/05(火) 00:58:48

「―――――――――うん」

泣きじゃくりながら、セイバーの言葉を聞く。

「うん―――――――――うん」

彼女の最後の言葉を。
彼女が遺してくれる、僕への言葉を。

「うん――――」
「――――――ありがとう、セイバー」

どうにか……どうにか。
震える足で立ち上がり、泣き腫らした顔で、セイバーを見る。

「百のお礼を伝えても、僕の気持ちを表現するには足りないだろう」
「それにきっと、そんな時間ももう、無いだろうから」

彼女が消える瞬間まで、僕はそうしていよう。
セイバーが……騎士ローランが、その役目を終えるまで。

「ああ、だから、繰り返しになるけど……」
「……キミは最高の、偉大な騎士だった」

例えいかなる英霊がいようとも。
僕にとって最高の騎士は、セイバーをおいて他にはいない。
その背中を、僕は生涯追いかけ続けるのだろう。
いつか彼女と、肩を並べられる領域に至るまで。
それを最大の賛辞として、彼女を見送ろう。

「いつか、次に逢う時までに」
「僕は――――――――――キミに追いついて、見せるから」
「だからそれまでお別れだ、セイバー」

それが那由多の果ての、どれほど僅かな可能性であろうとも。
僕はそれを掴むため、『太刀魚弾正』の物語を紡ぐのだ。
涙を拭いて、前を見て、最後の言葉を、口にする。

「本当に、ありがとう。そして――――――――」


「―――――――――――――――――――さようなら、我が友よ」

494『セイバー』 ローラン:2016/04/05(火) 01:20:05
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   徐に戦車の残骸を掴み、宙に空いた孔に放り込む。
   これで、孔は塞がるだろう。セイバーの役目はここまでだ。
   既に、体は薄れてきている。最後の最後でやり過ぎたのも響いているのだろう。

   「―――ああ、さようなら。さようならだ。」
   「しかし、この場ばかりは、あえてこう言おう。」

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495『セイバー』 ローラン:2016/04/05(火) 01:20:38
                 _______
              ,、-'´         ``'''- 、
            /|   i、           `ヽ、
           r'/|  i |ヽ               \
            |/ /∧ | | ヽ             ヽ
           l// / l |  |  \\...:::|  |       ゙!
           |/ .!フi ヽ|.  |:---\\:|  |i :::::...       |
            || |l l:゙!  ヽ ゙、'´゙i゙ヽ\l|   || |:|:::::...  .::|::: |
             || / /   \ヽ |:::し|| |  || _|:|ヽ::::.. .:::|::: |
             |!.|ヽ      ```''" | |  ||´r'`i:ヽ::::i::::|::: !
             | |!              | |  |rj | |:::ヽ:|::|:|:: |     ・ ・ .・ .・ ・
             | l|゙! ` 一      / j:::  |-‐'ノヽ:::::\|::〈      「また会おう、友よ!」
          | |:::゙i          / /:::: |'T´ヽ::::ヽ::::::\:ヽ
          | |:::::゙i        __/::/.::::: | ト、:\:::::ヽ:::囗 ロ   。
           | |::::::::`Tlーt‐‐ '"|//.::/::::::: j__⊥゙!ヽ:\::\:ロ []      ロ      。
           | | ::::::::::||  ヽ==l/.::/::::::::/、-‐'''ト 、:::::` ー-、 ロ ロ   ロ           ロ
             |  ::::::::::||   | | r:/.::/:::::::::/:::::::::::::ヽ:::`ヽ、::::::::::囗ロ []  []        ロ
          |  ::::|::::::|   | | |/.:::/::::::::/:::;、-‐'''" ̄ ``''-、::: [] ロ    囗    []        ロ
            |  ::::i|:::::| _r'゙r'´/..::/::::::_/'´             `ヽ;:□ □ []   ロ
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        ./|   ,ィ / /:::|:::|::::::j  j              /  囗└┘  []   ロ
         /  レ'´/ /   ̄|::|::::/。 /。           ,、-'"     囗 ロ    ロ
      / / /  /    ̄ ̄|::|:::|ーr〈 。       ,、-‐'´      □ []   ロ     。
      / .|  |   |      |::|:::|::ハ::Yー──''"´         ,.イ:| 囗ロ  。
      { |  |  |      ヽl::ト〈:::::::ヽ゚          __,、-‐'´|:|:/ ロ ロ
      ゙i |  |  |       ヽ \:::::::`i` ー──‐'''"´  _,、-'゙ V‐'" ┌┐  。
      ゙i. ゙、 ゙i  |          \::::|` ー-----─‐'"_,、-'´    └┘ロ
         ゙、 ヽヽ  |              `入`ー----ァ'⌒ヽ//    囗ロ ヽ
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   ―――こうして。
   嵐のような聖杯戦争は、終わりを迎えた。

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496GM:2016/04/06(水) 22:29:19
そして孔はふさがり、偉大なる騎士の残滓も消え。

――――終わってみれば破壊らしい破壊の跡もなく、
『孔』の空いていた箇所もそれとは分からぬほどに穏やかなものとなっていた。

気が付けばあたりが明らみ始めている。新しい一日が始まっている。
何もなかったかのように、平和な日々が再び――――


「フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!」


――――と思ったところで馬鹿っぽい高笑いが聞こえてきた。
アーチャーのマスターの声だ・・・

497太刀魚弾正:2016/04/06(水) 22:42:27
                           r:'": : ; : ': : : : : : : : : : :_: : : : '-. . _
                           l: : :i': : : : : : : : : : : : : : :--: : :_: : : : `: :ー―: :''". .-‐ァ
                    ,. ‐: :┘: : : : : : : : : :―-: : : : : : ̄:ヽ:`: : 、: : : : : : : : : : /
                     , :': : : : : : : : : : : ; : : : : : : : : : : ̄: :ヽ: : :\: : : `:.、: : : :,: ''"
                /;.:./: : ; : : : :./: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \: : : : : <
                     /: :/: : : /: : : : : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : ヽ: : : :ヾ`
                 -=ニ: : :,.': : : :.; ': : : : : : : : : : : :, ': :.l : : : : : : : : :! : : : : : : : : :゙:
            _    , .': : : :./: : : l : : : : : : : : /: : : l: : : : : : : : : :! : : : : : : : ヽ.:゙:
            \  <: : : : : /: ;. - !: :!: : : : : :./:,..'"l : : : : : : : : : ! : : : : : : : :゙, ヽ}
.                ヽ  丶、l/': : :,ヽ!: :l: : : : : :/¨¬-!: : : ; : : : : : !: : : : : : : : :.!
          , -, . _   ヽ     ` 、: ;ゝ: : !:.!: : : ' ヾぅ=_、_!: : ,': : : :.!: .l: : : :!: : : :l: : !
        //////\; 、゙、      \!: : l: l: : ;'  `  !.!: /: : : : l!: :! :/: ハ: : : :l、:.!
.        , '/////////,'ヽ'`,.l        l: :/、!:l: :l      l:/l: :./l:./.l: : /: :' 丶: : !ヾ、
       /'////////////゙,//l  _ .-‐.l:./ l.リヾl      '゙゙ l: ;'゜リ: :!:./: : '     ``
     ///////////////,l'//77,l \ ,'"   !  ゙       l:l: : : : レヽ: :'     (…………セイバー)
.    /'///////////////,!'////,! ヽ\   ヽ   ` -, .:´ ̄:l: :.:/  V
.    ,'/////////////////l/////l/,丶 \  !'`  ィ´   l:/ l:.'/'<
    ://////////////////!'////,l///i`ヽ\l__, ‐;く` '゙‐-V_  \
   ;//////////////////,ヽ////!///.l.  {´―- ヽ'∧` - ,_  ` ー \
.   ;////////////////////,}//,'/////!.  !    !//∧///`, ,、   `` 、
  l'//////////////////////,'//////!   !    !V//∧/////!
  l'/////////////////////,\/////,|.  !==l .V//∧////,l


心の中で、その名を呼ぶ。
――――もう、答えは帰ってこない。
僕が挫けそうになっても、彼女が支えてくれることは無い。
僕が負けそうになっても、彼女が剣を取ってくれることは無い。
だが――――それでいいのだ。
僕の、『太刀魚弾正』の物語は、ここから始まるのだから――――


「――――――とか」

「そんな感じでもうちょっと感傷に浸ってたかったんだけど……」
「……どうかしたのかい。ええと、Dr.ウェストだっけ?」

渋々、声の方へ顔を向けよう。
なんだ、その……感動とか色々台無しなんだけど。

498GM:2016/04/06(水) 22:58:57
「そう!吾輩こそが大!天!才!」
「ドクター・・・・ウエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエスト!!」

「見たぞ見たぞ太刀魚弾正!貴様は吾輩のドリルに並び立った武芸者を!吾輩のドリルで拮抗し、しのぎ切った剣士を!」
「吾輩のドリルを使いこなした男を!全て乗り越えて今ここに至っている!」

「そして吾輩のドリルで開けた孔を塞いだ!つまり貴様は吾輩のドリルよりも運命的に強い!」

高笑いをしながらギターを掻き鳴らす狂人。その声、その表情からはいいようも知れぬ歓喜があふれ出ていた。

「ようこそ吾輩の敵よ!これより貴様は吾輩のライバルであ〜〜る!!」
「吾輩のドリルが貴様を打ち倒したときにこそ何かがどうにかなるはずである!」
「うむほうううう!やる気が鼻から右4cmあたりにみなぎってきた!頭がフットーしちゃいそうなのおおおお!!?」

499太刀魚弾正:2016/04/06(水) 23:27:16

「……うわぁ」

セイバー、セイバー。
たくさんの困難がキミの前に立ちはだかるだろうとキミは言ったけど、これはちょっとキツイよセイバー。
立ちはだかるのが早いしなんというか色々濃いしげんなりするよ。

「あー……」

色々と面倒くさい。
……そんな正直な感想を飲み込んで、どうにか深呼吸。
ああ、空気が美味しい。
…………世界は、こんなに綺麗だったっけ。
まるで見違えたようだ。……そう、見違えた。
僕は今まで、見違えていたのだろう。
暗闇の中で迷い、無暗に光を探していたのだろう。
けれど、今は違う。変わったのは世界じゃない。僕の方だ。

「……やれやれ、しかたない」

苦笑して、息を吐く。
そして僕は狂気の科学者と向かい合って、答えてやろう。
セイバー。僕は、見ていてくれとは言わないよ。
だけどどうか、待っていてくれ。

500太刀魚弾正:2016/04/06(水) 23:27:46

                                    /: : : : ヒア
、  _   _                           /: : : : : : : : : :> 、
 `Y/:::::::´::::::::`:::- __                         /: : : : : : : : : : : : : : > 、
  K_::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:::::- 、              厂´: 「: : : : : : : : : : : : : 、: : : : ア
 ̄   `ヽ__::::::::::::::::::::::::::::::::::::::> 、         ノ: :r:´: : : : : : : : : :、: : : : : ><___
         ー・・・ 、:::::::::::::::::::::::::: ̄ヽ- 、   /: : : |: : : : :、:、: : :\\: : : : \ー "
               - 、:::::::::::::::::::::::::::::::::::ー/: /: : :〉':,: : : ',: :,: : : : : ヽ` 、: : : :ヽ
                  `ヽ::::::::::::::::::::::::::::/:://l: :fヽ|: : ト: マ: ,: : : :V: ヽ-\: : : :乂_    「――――いいさ、かかってこいよ!」
                    \::::::::::::::::::ノ/f: 人|fi |∧| Ⅵマ,: : : :Ⅳマ',: : :` 一<´
                      \::::::::::ム ヽ.!/::从'/  i! ィfi -〉: :l: !: : :マ: : : :〈⌒      「だが、覚悟はしておいてくれ!」
                       〕< /ゝ V:::::', 、  | ´´ .' |: :': |: : : : : _ハ
                   -  ´ ´ 。 ヽ」/\::ハ ニ _   ノ|:/ 从、:一                          ・ ・
                /    / 。"><:::::::::::ノリ ー::≦::::::::::|:::::`:::/ハ         「キミが挑むのは、まさしく英雄なのだから!」
             / ,   -゚゚ " _ 斗==><==> 、::::::::::::::::/ '  ,
           , 。 ゚゚  ´       " イ|:::::::::::::::::::::::::::::::::/六、 ̄ ̄ / /^ 、
          , /<         /::::':::::::::::::::::::::::::::://  ー 一 /:::::::::::':,
           /´   \      ,:':::::::|:::::::::::::::::::::://         /:::::::::::::::::乂
         '      \    /:::::::::’::::::::::::::://、       /::::::::::::::::::::::::::::L
                    \  ヲ:/\::|::::::::::::::'゚゚゚´   ー・・・―ト::::::::::::::::::::::::::::::::::八
                  `/::/:::::::``:::、_,:'/         フ 、:::::::::::::::::::::::::::::::\
                   爪_/:::::::::::::::::::::, ゚ 、____ /   > 、::::::::::::::::::::::::≧x
                     |:/:::::::::::::::::::::::,。     | |    }       > 、::::::/:::::::
                ,,,ア、::::::::::::::::::::::,       ノノ    /           厂¨:::::::::::::
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               / V≠=` 、_::::::::::::::::::::::::::::::::::::/     // / ri      〉ー '
                /  V≠≠≠イ≧=――――〈      ¨¨ ///う x "
                 ,    V≠"  ./ ̄/ ≠≠≠ /       ゝ´// /
             |           ) /  .|≠≦/          ` ´ι

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   聖杯戦争は終わった。
   けれど――――――――

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501太刀魚弾正:2016/04/06(水) 23:28:18






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   ――――――――――――人生と言う名の冒険は続く。


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