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【セ】『Red Dead Night』【BBT】
335
:
光月レイシャ
:2013/05/24(金) 20:35:20
>>333
「・・・・・・! あの子・・・やるわね。
フフ・・・流石は『愛の力』・・・ね」
七海の変化に気付き、一人微笑む。
「さて・・・もう一戦、かしら・・・!」
336
:
犬飼 啓二
:2013/05/24(金) 20:42:45
>>336
「お二人さン、イチャついてる事わりーけどヨォ……」
『ボウガン』を構える。
「下がれミグロッ!!
後は任せなッ!!」
337
:
『Red Dead Night』
:2013/05/26(日) 22:22:31
「クワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!ミグロ、ミグロオオオオオ!!」
「許さねえ!許せねえ!望まれて産まれておいて!それをやすやすと捨てて!」
「それでいて俺の場所を奪おうとする貴様が!憎い!憎い!憎い!」
「憎い憎悪おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
エゴのひな形である七海から外れたインペイラーは、血液のみの己の姿を保てなくなる絶望をミグロへの憎悪に転化させている。
――――そうしなければエゴを保てない、もうそんなところまでコイツは来ているのだ。
ミグロを憎まなければもうコイツは存在できない。だがその憎しみに明かせてミグロを殺してしまえばコイツのエゴは昇華される。
それに気づいてしまってもコイツはもう自我を保つことができなくなる。そして自我を失うことはコイツのエゴにとっては何よりも辛いことなのだ、それは選択できない。
何もかもが進退窮まった袋小路の中、一秒でも長く生き残るためにコイツは『もっともミグロを殺しやすい姿』へと変貌していく―――もう、それ以外にコイツの道は、ない。
――――――シーンエンド
338
:
『Red Dead Night』
:2013/05/26(日) 22:28:56
シーン16:レッドホラーショウ
全員登場:人間性を減らすべし!
【同日同刻:ドミニオン空間『Red Dead Night』最奥部】
「ミグロ!ミグロミグロミグロ!ミグロミグロミグロミグロミグロロロロロロロロロロ!!!!!」
ごぽん!!
周囲の赤い空間、血液の塊であるそれらをすべて吸収、圧縮してインペイラーは無理やり己の形を作り出していく。
その姿はまるでカサブタをかき集めて作られたゴーレム。どことなくミグロに似てはいるが、その外見の稚拙さとカサブタでできた肉体の無様さは明らかに『失敗作』と呼んでいい代物だ。
『吸血鬼』にもなれず、『都市伝説』であることも放棄し、『ゴーレム』にもなれなかった哀れなカイブツ。
それの最期の咆哮が今この場を満たしていく―――――さあ、戦闘開始だ!
339
:
『Red Dead Night』
:2013/05/26(日) 22:35:31
インペイラー【行動値:9】
ミグロとエンゲージ。それ以外は全員好きな位置にいてよい。
七海およびアカネは戦闘に関わらないものとする。
さあ、全員の行動値および人間性消費を宣言してくれ。なんかさっきのシーンで絆とりたきゃそれの宣言も。
ついでになんか啖呵を切ってもいい。
340
:
ミグロ
:2013/05/26(日) 22:55:21
人間性消費
1D6 → 2 = 2 (人間性24→22)
【行動値5】
「インペイラー……馬鹿だよ、お前は本当に馬鹿だ」
「僕みたいな失敗作を模倣しても、決して高みに望める訳じゃないのに」
模倣するのであれが、光月さんでも犬飼さんでも、あるいはアカネさんでもよかったはずだ。
よりによって失敗作である僕を模倣して、いったいなんになるというのか。
僕は誰にもなりえないし、彼も僕には決してなりえないというのに。
341
:
犬飼 啓二
:2013/05/28(火) 19:17:37
【行動値:11】
「そうじゃね―だろ『インペイラー』!!」
インペイラーに対して怒鳴りつける。
「思いだせよ……お前の『エゴ』を!この空間を作り出すほどのエゴを!!
話はそれからだぜ……インペイラー!!」
342
:
光月レイシャ
:2013/05/28(火) 21:52:14
【行動値:10】
人間性
1D6 → 6 = 6 (人間性:13→7)
「哀れね・・・本当に哀れ」
影が沸騰する。さあ、血沸き肉踊る闘争の本番だ。
「『吸血鬼である』という事の意味を・・・最後に教えてあげられるかしら」
343
:
犬飼 啓二
:2013/05/28(火) 22:18:51
人間性忘れてた
1D6 → 1 = 1 (残人間性12)
344
:
『Red Dead Night』
:2013/05/29(水) 22:40:29
とりあえずまずはセットアッププロセスだな。
それぞれ『なにもしない』か『行動』を宣言してくれ。
こっちは特になし
345
:
ミグロ
:2013/05/29(水) 22:52:21
なにもない!
346
:
光月レイシャ
:2013/05/29(水) 23:24:55
【ストライクフォーム】の効果でセットアッププロセスに【魔獣化】を使用。
347
:
犬飼 啓二
:2013/05/29(水) 23:34:30
なにもしない
348
:
『Red Dead Night』
:2013/05/29(水) 23:45:38
うむ、ではまず行動値11で犬飼から!
イニシアチブはこっちは何もしない!どうぞ!
犬飼&レイシャー(10m)ーミグロ&インペイラー
349
:
犬飼 啓二
:2013/05/30(木) 00:01:49
イニシアチブ
→<<魔獣化>> C2
ムーブ
→放棄
マイナー
→放棄
メジャー
→<<崩壊のマニュフェスト>> C6
2D6 → 3 + 4 + (8) = 15
「外見が変わっても……お前のエゴは変わってねぇ!
この『ドミニオン』がその証拠、違うか!」
350
:
『Red Dead Night』
:2013/05/30(木) 00:21:50
社会8だから難易度15。うむ、無理だな。
『力ある言葉』がインペイラーを縛り、その魂の形をあらわにする。
『あ、あれはぁ・・・・』『ヘッド?』『あれ伝説のヘッドジャネ?』『わ、まじで?ちょうすげえじゃん』
『レッドデッドのリーダー』の無為によりそのエゴを無に帰されながらもなお伝説のヘッドに憧れを抱いていたレッドデッドのメンバーの魂が露出する。
だが、そのエゴと意識は無為に吸い取られ、感情が極限まで希薄になっている・・・まるで、虚無に囚われたかのように。
七海とのほころびが露出していた先ほどのような状況ではなく、奴らは完全に融合している。
そのほころびを確認するのは容易ではない・・・
と。
『ゴポポッ』
ぞりゅっ!!!
インペイラーの腹部、特に堅そうな外殻の内側から、『折れた銃剣』が生えてきた。
351
:
犬飼 啓二
:2013/05/30(木) 18:42:27
>>350
『銃剣』の剣先か?
「思い出せよ……お前が何をしたのか。
その『銃剣』が誰の物なのか……」
そうか……黒沢の刃は届いていたのか。
「思い出してからだ。
貴様を葬るのはよォ」
352
:
『Red Dead Night』
:2013/05/30(木) 22:27:09
血とは魂の通貨、命の貨幣。命の取引の媒介物に過ぎない。血を吸う事は命の全存在を自らのものとする―――
そう、血を吸うということはその魂を己のものとすること。そして目の前にいるインペイラーは、吸血鬼ではなくとも。
「へっ・・・誰と会おうとも変わらねえなあ、お前は」
『あの男』を殺した己の配下を根こそぎ吸収して、今の肉体を作ったのだとしたら。
「死んでいても頭にガンガンと響きやがる――――おとなしく死なせてやろうとか、そういう感情はねえのかお前は?」
『あの男』の魂は、奴の肉体に刻み込まれている。
バリ、バリバリバリバリバリ!!!
【!!!!!!!!!!!!!!!!?????????】
インペイラーの肉体を内側から食い破り、体が半分こそげ落ちたブラックコート―――黒沢が中から現れる。
その肉体は朽ち果てようともその魂は削られようともその銃剣はへし折れようとも、元より彼らは『そんなもの』に重きを置いていない。
彼らが重きを置くのはその信念―――変わらぬ思いを抱き続けるその信念の深さこそが、ブラックコートの刃が魔を討つ力を与えるのだ。
そして今日黒沢が銃剣に抱く信念とは。
「例えこの身が朽ち果てようともこの思いのみは変わらねえ、変えられねえ―――」
「これは娘の分だインペイラーァ・・・てめえが滅びるそのザマを、『向こう側』で見させてもらうぜェ・・・高笑いしながらな!」
ザグン!!
インペイラーの肉体を無理やり奪って再構築したグズグズの肉体、ボロボロの銃剣。
『そんなもの』を振いながらも目の前の男は、インペイラーに初めて致命に至る一撃を与えた者になったのだ。
「よう、犬飼。先に行ってるぜ。」
「土産話は特に急がねえからよ――――できるだけ、ゆっくりしてけや。」
※インペイラーに【狼狽】→【世界律:不変】でFP5を支払うことで回復。
そして以後インペイラーが受けるダメージが【+8】されます。
353
:
犬飼 啓二
:2013/05/30(木) 22:37:09
>>352
「おいおい、容赦ねえなぁ?相棒。
いい所に出てきて手柄だけ掻っ攫って行くかヨォ?」
黒沢を見送る。
「またな……黒沢。この世界に飽きた頃、お前に会いに行くぜ。」
354
:
『Red Dead Night』
:2013/05/31(金) 22:11:25
さて、次はレイシャの手番!
まずはイニシアチブプロセス!・・・何もすることがないなら何もないと宣言しつつ行動宣言をお願いします!
355
:
光月レイシャ
:2013/05/31(金) 22:28:42
イニシアチブ→〈〈高速再生〉〉 3 + 2D6 → 1 + 6 = 10 人間性 7→5 FP 54→64
ムーブ:エンゲージこのまま
マイナー:『特化存在』
メジャー:『捨て身』を使用し、『影の刃』で『インペイラー』を攻撃
命中判定は白兵
白兵 2D6 → 3 + 6 + (9) = 18
人間性:-7
356
:
『Red Dead Night』
:2013/05/31(金) 22:36:12
回避5なんだよなあ・・・
2D6 → 3 + 3 + (5) = 11
命中するに決まってるよね!
357
:
光月レイシャ
:2013/05/31(金) 22:48:50
〈〈魔獣の殺意〉〉とエゴ:愛し続けるの【罪】を使用
8D6 → 1 + 1 + 1 + 6 + 6 + 2 + 4 + 6 = 27
感情:6+【特化存在】:3+【ストライクフォーム】:3+【捨て身】:7+【崩壊のマニュフェスト】:8+
8D6 → 1 + 1 + 1 + 6 + 6 + 2 + 4 + 6 = 27
ダメージ合計:54
人間性:-1
358
:
犬飼 啓二
:2013/05/31(金) 22:50:48
更に
『愛』と『罪』を使用!
ダメージ増加をレイシャに適用させるぜ!
359
:
犬飼 啓二
:2013/05/31(金) 22:54:55
結果
5D6 → 2 + 6 + 1 + 4 + 3 = 16
ダメージ合計:70
360
:
ミグロ
:2013/05/31(金) 22:56:45
更に更に『罪』と『愛』でダメージ上乗せ!
5D6 → 1 + 6 + 3 + 6 + 3 = 19
ダメージ合計:89
361
:
犬飼 啓二
:2013/05/31(金) 23:04:54
ついでに回避失敗に合わせて
<<何かが道をやってくる:重圧>>
を使う(残人間性1)
362
:
『Red Dead Night』
:2013/05/31(金) 23:06:15
アーマー値引いて85点とか言ってる!痛い!
黒沢の作った隙に合わせて渾身の一撃を叩き込む三人。
「お、おああああああああああああああああああああ!!!!」
だが、本来なら魔物ですら死んでいるであろう傷を負いながらも、まだ目の前のドミニオンは動いている―――!!
岩石と見まごうばかりの血塊の拳がレイシャの体の真芯をとらえるぞ!
【混沌の主】を宣言!
こんとんじゃないか
1D6 → 6 + (12) = 18
18の【肉体】ダメージをレイシャに与える!
363
:
『Red Dead Night』
:2013/05/31(金) 23:06:48
>>362
ゴメン、ガードじゃなかったんで今のなし!
364
:
『Red Dead Night』
:2013/05/31(金) 23:09:50
>>361
ええい【世界律:不変】でさらにそのバステは解除だ。
累積ダメージ95!
365
:
『Red Dead Night』
:2013/05/31(金) 23:21:11
すまん、アーマー値無視だな、累積99。
だが次はこちらの行動!
マイナーアクションで《BS付与:邪毒2》!こいつの次の攻撃で一点でもダメージを食らったものには邪毒2が入る!
そしてメジャーで《暴虐の君主》でダメージ+6した《ブラッディクロー》!
白兵で達成値 2D6 → 2 + 6 + (10) = 18 !
それに【世界律:超越】を乗せて達成値+20、最終達成値38!
それに【世界律:崩壊】を乗せてシーン全体攻撃だ!
己のドミニオン空間に穴をあける勢いの正拳突きを放ち、実際空間に穴を開ける!
その穴から漏れ出る血の匂いと瘴気を纏った虚無のエネルギーが右に高速回転!左にも高速回転!
そのふたつの拳の間に生じる真空状態の圧倒的破壊空間はまさに歯車的砂嵐の小宇宙!しねえ!
366
:
ミグロ
:2013/05/31(金) 23:29:34
『愛』を消費し、《エゴを阻む者》を宣言。
【世界律:崩壊】を無効化だ!
同時に《ガーディアンフォーム》の効果で《魔獣化》を行う(人間性22→18)
変異が第二段階に移行し、インペイラーへの絆を【エゴ:インペイラーを葬る】に変更する。
「――――させない!!」
削れた体を即座に復元し、岩石の巨剣を二振り精製し、空間の穴へと投擲する。
穴が開いたというのなら、その穴をふさいでしまえばいいだけの話!
二発の砲弾で破壊空間を崩しにかかる!
367
:
『Red Dead Night』
:2013/05/31(金) 23:36:16
では崩された破壊空間の衝撃波は近くにいたレイシャに向かう!
シーン攻撃→射程:至近の単体攻撃に。
レイシャに白兵達成値38の攻撃だ!
368
:
ミグロ
:2013/05/31(金) 23:39:00
おーらい、《守護の盾》込みのカバーリングで庇う。(人間性18→17)
ガードはもちろん岩石の巨剣で行います(多分世界律乗せてくるだろうけど)。
369
:
光月レイシャ
:2013/05/31(金) 23:39:33
ガード宣言
370
:
光月レイシャ
:2013/05/31(金) 23:40:06
おっと。なかったことに
371
:
『Red Dead Night』
:2013/05/31(金) 23:42:08
でわ【世界律:絶望】!
ミグロのガード、アーマー値を両方0にしてダメージに+30!
1D6 → 1 = 1
1+22+6+30で【肉体】59点ダメージをミグロに与える!
372
:
ミグロ
:2013/05/31(金) 23:47:24
では59点を直接貰い、残FP36。
まぁまだまだ行けると言ったところか。
レイシャを背に庇い、インペイラーの一撃をモロに受ける。
「……どうした、インペイラー」
「ドミネーターなんだろう。吸血鬼になるんだろう。エゴを満たすんだろう!」
岩石の装甲が抉れ、砕かれ、破損した。だがそれだけだ。
まだミグロは戦える。行動になんの支障もない。
「だったらもっと『それらしい一撃』を叩き込んでみせろ!」
373
:
『Red Dead Night』
:2013/05/31(金) 23:49:53
では次、ミグロのターン・・・のイニシアチブに【世界律:神速】を宣言!
割り込んで攻撃するぞ!
374
:
ミグロ
:2013/05/31(金) 23:54:31
ではイニシアチブタイミングで思い出の品を使用しておく。
絆の数は4つなので、4d6回復だ。
4D6 → 5 + 5 + 2 + 5 = 17
17点回復し、54まで持ち直した。さっきクラスの一撃をもう一度食らうと危ないか。
375
:
『Red Dead Night』
:2013/06/01(土) 00:11:46
マイナーで【鮮血の宴】、攻撃を範囲攻撃に。
そして【暴虐の君主】からのブラッディークロー!
くらえ!
2D6 → 1 + 1 + (10) = 0
達成値0ォォォォォオオ!!!
「ウオッ!ウォッ、ウォッ!ウォッ!!!」
全力を出し過ぎている弊害か、はたまた別の原因か何かか。
「ミグロ、ミグロ!ミグロ!どこだ!どこにいる!ミグロォォオオオオ!!!」
インペイラーは目の前にいるミグロの姿を確認できず、ただむなしく拳が空を切るばかりである――――
376
:
ミグロ
:2013/06/01(土) 00:17:29
ではこちらの手番
「インペイラー……僕はここにいるぞ!」
マイナー:再生薬使用 2D6 → 5 + 1 = 6 6点回復して残FP60
メジャー:《伝説の一撃》を宣言 (人間性17→12)(残FP60→57)
2D6 → 4 + 1 + (7) = 12
うぐ、出目微妙。
ちゃうねん。
あんまりにもインペイラーが哀れだからつい手心を加えちゃった的なアレやねん。
377
:
『Red Dead Night』
:2013/06/01(土) 00:24:32
まあガードしますよ、混沌の主使いたいし。
さあダメージこい!
378
:
犬飼 啓二
:2013/06/01(土) 00:28:14
愛と罰。
5D6 → 6 + 5 + 2 + 6 + 4 = 23
打線爆発
379
:
ミグロ
:2013/06/01(土) 00:29:45
では《百万馬力》を乗せてダメージ+5、罪を乗せてダメージ+5d6!
7D6 → 1 + 3 + 6 + 3 + 1 + 4 + 3 + (35) = 56
合計ダメージ:56
撒き死ねィ!
380
:
光月レイシャ
:2013/06/01(土) 20:54:23
は、愛と罰です。
5D6 → 4 + 5 + 6 + 4 + 4 = 23
381
:
『Red Dead Night』
:2013/06/01(土) 21:16:52
78点位オーバーキルして殺されました、ハイ。
えーと胴体にデッカイ風穴でも空けばいいのかな、これ。それはともかく。
「アア・・・イヤダナア。」
ミグロに腹を吹き飛ばされ、その場に立ち尽くすインペイラー。
ぼど、ぼどぼどぼどぼどぼど・・・・
「“伯爵(おとうさま)”の役に何も立てず、生まれてきた役目も何も果たせず・・・」
エゴが堕ちていく。吸収してきたエゴ、魂たちが次々とインペイラーから分かたれる。
「このまま何もできずに死んでいくのは・・・本当にイヤダナア。」
【吸血鬼になりたい】という本質すらももはや希薄…いや、始めからそんなものはなかったのだろう。
インペイラーにも初めからわかっていたはずだ。ただ、それを認めたくなくてあがき続けていただけなのだ。
己は絶対に吸血鬼にはなれないと知りつつも、ただあがいていただけ。そしてそのあがきは全くの無駄として今潰えようとしている―――
382
:
ミグロ
:2013/06/02(日) 19:27:56
「――――僕はね、インペイラー」
岩石の巨剣を振りぬき、その姿勢のままぽつりとこぼす。
「生まれてすぐに『自分の役目』を失くしてしまったけれど……」
「でも、僕はその『役目』が無くなったからこそ、どうやって生きるか考えて、必死にもがくのがすごく楽しい」
「キミもきっとそうするべきだったんだよ」
「決められた『役目』じゃなく、自分でやるべきことを探して、考えて、苦しむ。多分、それが『生きる』ってことだから」
もう、インペイラーに対する憎しみは無い。
吸血鬼になれないと、認められればよかったんだ。
それは決して、自分が無意味ってことじゃないはずだから。
でも、わかるよ。それはすごく勇気がいる。最初に役目にしがみつく方が、ずっと楽だ。何も考えなくて済むんだから。
「さぁインペイラー、もういいんだ。もう君は、眠っていいんだよ」
383
:
『Red Dead Night』
:2013/06/02(日) 22:19:50
「オ、ア、アアア・・・ね、むる・・・ねむ・・・っても・・・」
そのまま安らかに目を伏せ始めるインペイラー・・・しかし。
【おやおや、流石にそれは困るな。】
どくん!!
力ある言葉がドミニオン内に響き渡り、インペイラーの体が脈打って跳ね回る。
【成仏してもらっちゃあダメじゃないかインペイラー、キリスト教徒は自殺厳禁だ。】
【ほらもっと熱くなれよ頑張れやればできるもっとできる頑張れ頑張れきっとできるって、ホラ】
びぐん、びぐんびぐんびぐびぐびぐびぐ!!!
『あ、AAAA?ああぎゃああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!』
目の前でインペイラーが組み替えられていく。何か強大な力を持ったモノのやる気のない片手間のような動作でさらなる異形に変貌していく。
まるで作家が『さらに物語を続けたいから適当に設定をいじくって展開を変える』かのごとき所業。それまでの展開も何もかもを無視した暴力。
【せっかくやる気のなさそうなのを選んで埋め込んだんだ、最期にどうなるかを知りたくてここまで見てきたのに―――それはつまらないよ。】
【さあ我が子よ、誰のために生まれて何のために生きるのかを掴みとれなかった我が子よ―――――】
そしてそんなことができるのはこの世にただ一人。すなわち――――
【君は何と言って死ぬのかな?それを、見たい。】
ドラキュラ伯爵。世界でも有数の実力者、頂の一つが今、この場に干渉を仕掛けている――――!!
384
:
ミグロ
:2013/06/02(日) 22:32:48
「ッ、インペイラー!」
咄嗟に、手を伸ばす。
それは命を刈り取るためか、それとも彼を守るためか。
自分でも分からないが、ともあれそれは必要なことだと本能が囁いて――――
385
:
『Red Dead Night』
:2013/06/03(月) 22:49:23
というわけで【世界律:不滅】からの混沌の主!
こんとーん
2D6 → 2 + 4 + (12) = 18
FPを22まで引き上げつつミグロのFPを肉体で18減少させる!
ものスゴいオーラでふっとばされた的な感じだ!
【ダメだよゴーレムくん、吸血鬼になりたい彼をあきらめさせちゃあいけない。】
【夢はあきらめなければ必ずかなうものだからね、ウン。彼は私の大切な子どもなんだから。】
【最後まで応援してあげるのが親の・・・『リーダー』の務めだからね。さ、頑張れインペイラー。無理な目標に向かって走るんだ。】
「ミ、ミグロ、ミグロ・・・・ギヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!!」
「吸血鬼吸血鬼!お父さんがミテル!ミテクレテル!待っててください父さん!インペイラーはナリマス!なって魅せます!吸血鬼にいいいいい!!!」
※1ラウンド終了・・・2ラウンド開始です。
全員クリンナッププロセスの用意はいいか?何か行動があるなら書き込んでくれ!ないなら『ない』と書いてくれな!
ミグロはそのさい2D6を振ってもらってその値分のダメージを受けてくれ!邪毒2の効果だ!
386
:
ミグロ
:2013/06/03(月) 22:58:44
2D6 → 5 + 2 = 7
「ごふっ……」
計25点ダメージで、残FP32だ!
「ドラキュ、ラ、伯爵ゥ……!」
吹き飛び、片膝ついて血反吐を吐く。
ちなみにセットアップにやることもないぞ!
387
:
光月レイシャ
:2013/06/03(月) 23:03:44
「・・・・・・クッ!」
『ドラキュラ伯爵』の圧力に、自分の中の吸血鬼の血が『平服』しかかる。
(本体が出張っているわけでもない・・・ちょっとしたお遊びでもこれほどだなんて・・・!)
驚愕しつつもクリンナッププロセスですることは特に無し!
あと
>>357
で変異が第三段階に突入したので絆:ミグロ を エゴ:見守り続ける に
388
:
犬飼 啓二
:2013/06/03(月) 23:20:41
>>385
「ロクでもねーリーダ―だなぁ!?
哀れな奴だぜインペイラー……」
クリンナップですることは何もない。
389
:
『Red Dead Night』
:2013/06/03(月) 23:32:24
では犬飼のターン!
こっちはそっちのイニシアチブに何もなし!さあ、イニシアチブからメインまで一気にいけい!
390
:
犬飼 啓二
:2013/06/03(月) 23:51:00
イニシアチブもムーブもマイナーもなにもしない……
メジャーで『エリートクラード』で攻撃する。
命中判定
2D6 → 3 + 6 + (8) = 17
391
:
『Red Dead Night』
:2013/06/11(火) 23:17:07
ガードを宣言!
さあ、ダメージこい!
392
:
犬飼 啓二
:2013/06/11(火) 23:26:15
罪使用!!
5D6 → 3 + 6 + 5 + 4 + 3 = 21
1D6 → 2 + (10) = 12
合計33ダメージ!
393
:
『Red Dead Night』
:2013/06/12(水) 00:11:22
うむ!11オーバーで死んだ!
ダメージ演出ヨロ!!
394
:
犬飼 啓二
:2013/06/12(水) 01:00:39
>>393
「あばよ……インペイラー。
何時になるかわかんねーがヨォ」
ミグロ、七海、レイシャ、黒沢、アカネ、犠牲者達……そして、この自分、犬飼啓二。
すべての絆と、想いと。
この俺自身の、エゴを込めて。
「生まれ変わったら一緒に飲もうぜ。」
この一撃は、終わりを告げる一撃。
ボウガンの一撃が、再生したインペイラーを貫いた。
395
:
『Red Dead Night』
:2013/06/14(金) 22:34:18
犬飼のボウガンがインペイラーの心臓を完全にとらえる。
狂うような力の奔流の中、何もかもに失敗し、その絶望すらも無為なものだったと知り、己の存在全てが悪趣味な冗談だったと諭されたインペイラー。
『こんなところで・・・・・・ッ』
『俺は・・・ッ』
『こんなところで死ぬのかッ!!』
その、胸中は。
『こんなところで一人ぼっちで死ぬのか・・・!!』
『嫌だ 嫌だッ!!』
『ひとりぼっちで生まれて・・・』
如何許りか。
『ひとりぼっちで死ぬのか・・・ッ』 『畜生・・・ッ』
ガツン!!
ボウガンの命中と共に、インペイラーの肉体はまるでほつれるようにバラバラになり、その場に静かに崩れていった――――――
396
:
光月レイシャ
:2013/06/14(金) 22:42:04
>>395
「終わったのね・・・・・・」
影のように揺れる髪を抑えながら、崩れゆくインペイラーを見やった。
「彼は・・・最後まで、ドラキュラの掌の上に居た。
彼の悪趣味に最後まで付き合わされた、哀れな子供・・・・・・」
397
:
ミグロ
:2013/06/14(金) 22:48:52
「や、やったか……」
巨剣で体を支えつつ、こぼれるように呟く。
インペイラーの言葉を否定してやりたい。
お前は一人なんかじゃないと言ってやりたいが、それを叫ぶ体力が今は無い。
だからせめて彼に届くよう、願いを込めて呟こう。
「……いいんだよ、君は……そんなに、苦しまなくても……」
398
:
犬飼 啓二
:2013/06/14(金) 23:11:43
>>397
「ミグロ、お前は優しいな。」
ボウガンを下ろして、言う。
「例えどんな事情があれ、コイツが他人の人生を奪った事には違いないし、
その結果一人で死んでいくというのにも間違いはない。
その結果を悔いるのは悪いことじゃない。」
「悔いるからこそ、苦しむからこそ。
次はきっと、幸せになれるはずさ。」
399
:
『Red Dead Night』
:2013/06/14(金) 23:36:30
『畜生!!』
ギャガッ!!
インペイラーの最期のあがき。
犬飼のボウガンにより魔力の集中していた心臓部位を破壊された・・・それは即ち矢に最もインペイラーの魔力が染みついたということ。
なけなしの力を封じ込め、射出する。すべては・・・
『死に、たくない。なにかはわからないが・・・このままじゃ、レねねえ!』
よくわからない衝動のために。力など残ってもいないにも関わらず何かにとりつこうと、紅蓮の弓矢が必死で射出される―――
その先には、レイシャがいる!
400
:
光月レイシャ
:2013/06/15(土) 22:09:29
>>399
「・・・・・・ッ!?」
全てが終わったと思った後――。
唐突に発射されたその一撃に、意識の間隙を突かれたこちらは対応できない。
ドッ!
その心臓の部位に、赤色の矢が突き立つ。
401
:
『Red Dead Night』
:2013/06/15(土) 22:17:28
その矢が突き立つとき、レイシャにはわかる。
インペイラーの無念が、父に見放された子供の泣き声(
>>395
)が。
この魔力で取り込み操ろうとしているのはわかる。しかしすでに『完成』した吸血鬼であるレイシャには蚊ほどの痛痒にもならない。
しかし、もう彼には『これしかない』のだ。『これしかない』を続けてきた哀れな魔物の哀れな末路。
その無念がレイシャの胸にこだまし、今にも消えようと―――――
402
:
光月レイシャ
:2013/06/15(土) 22:48:47
>>401
「・・・・・・!」
分かる。矢を打ち込まれたことで、インペイラーの最後の気持ちが。
どんな事情があったにせよ、インペイラーのやった事は許されることではない。
彼の結末は当然の報いであり、その滅びは享受するべきものだ。
しかし、それでも――それでもだ。
――胸(こころ)に響く無念の『声(さけび)』を、
泣いている赤ん坊に、父親に見放された子供に。
――優しい両手(まりょく)が包み込む。
手を伸ばしてはいけない道理が。この世にあるだろうか?
――崩れゆく『声(さけび)』は両手(まりょく)に固められて、胸(こころ)に残る。」
「・・・インペイラー」
それは『怒り』となって――消滅ではなく――『同化』していく。
夢をみる赤子のように、静かな眠りにつくのだ。
「何時か、ぶん殴りに行きましょう。貴方を捨てた、『父親』を」
403
:
『Red Dead Night』
:2013/06/15(土) 23:32:53
慈愛に満ちた掌で矢を包み、それは穏やかに消えていく。
そして、レイシャの手の内に現れる一本の山刀。
武骨で荒々しい、洗練されているとは言えない未熟な刀身。
しかし、まだ見えぬ先の道を切り開くという意思に支えられた確かな強靭さを宿した刀。
今、インペイラーは生まれ変ったのだ―――――――
パン、パン、パン、パン、パン―――――――
そんなレイシャの姿に、乾いた拍手を与える『何か』が一つ。
「いや素晴らしいね、いじくるとあんなにも脆くなってしまうとは悪い意味で『予想外』だったが・・・」
「それ以上にこれはいい意味での『予想外』だ。」
「えーと、君名前なんて言うの?気配から察するに私の駒の一つだよね?」
全ての吸血鬼の頂点、ドラキュラ伯爵の声だ。
404
:
光月レイシャ
:2013/06/15(土) 23:59:17
>>403
「インペイラー・・・一緒に歩みましょう」
新しい『刀』を握りしめながら、折れそうになる心を奮い立たせ、
拍手をする『ドラキュラ伯爵』を睨みつける。
「私は――私はレイシャよ。
でも、貴方の駒じゃない。私はそんなものでは断じて無い!」
405
:
犬飼 啓二
:2013/06/16(日) 00:06:46
>>403
「ダセェ男だな……お前も。」
ドラキュラ伯爵の方に向き直る。
「わざわざ来て負け惜しみか?
ホレ、次の言葉は何だ?言ってみろよ」
「俺たち相手にビビってるような奴がヨォ……何粋がってんだ?」
406
:
ミグロ
:2013/06/16(日) 22:07:21
>>403
「こんの……っ!」
こいつが黒幕、インペイラーを魔道へ引きずり込み、水野さんを害する要因を造り出した諸悪の根源。
だがそれと同時に、その強大なエゴをまるで測れないことに歯噛みする。
まるで底が知れない。インペイラーの『虚無』とは、似てるようでまるで違う感覚を感じる……!
「――僕たちは駒でも、役者でもないぞ!」
407
:
『Red Dead Night』
:2013/06/17(月) 22:11:06
「ふむ、レイシャ、レイシャね・・・『覚えた』。」
「君ならその子を使いこなせるかもしれないしね、あげるよ、『それ』。」
【――――――――――――――ッ!!!】
キイィィィィィィィィィィン!!!
君たちのセリフなど馬耳東風、ただ己の質問の答えのみを聞き、それにのみ返答をする傲慢。
そして己のために動いたインペイラーを平然とモノ呼ばわりするその言葉に、自我を初めて得たインペイラーが怒りに打ち震える。
しかしその力の源はは何もない無為―――『虚無』より至る物。取り込みこそしたが『生物』として存在するレイシャにとって『劇物』であるインペイラーの波動は、レイシャに強い負担を与える―――!!
「うまいこと使いこなして強くなってみなよ、『羽根』以外で強くなる方法が見つかれば僕もうれしい。」
「群れれば強くなる習性があるんだろう、半魔って生物は?」
そして周囲の空間がほとび、歪み始める。
伯爵がこのドミニオンの支配を放棄したため世界が消え始めているのだ。
408
:
光月レイシャ
:2013/06/18(火) 22:20:06
「くっ・・・インペイラー・・・・・・。今は、まだ・・・ダメよ・・・・・・!」
残った魔力の全てを振り絞り、インペイラーの『怒り』を抑えこむ。
だが、そのあまりに強い『波動』に、レイシャの心もジワジワと怒りに蝕まれていった。
「・・・・・・ドラキュラ・・・伯爵! 何時か、何時か必ず貴方を――ッ!」
409
:
犬飼 啓二
:2013/06/18(火) 22:32:16
>>407
「はン……尻尾を巻いて逃げ帰るがいいさ」
ボウガンを肩に担いだまま、空間の崩壊を待つ。
「お前には一生わかんねぇよ、絆から得られるパワーってのはヨォ」
410
:
ミグロ
:2013/06/18(火) 22:36:33
「っ……!」
奥歯を噛みしめ、叫びたくなる心を必死に抑える。
今叫んでも、負け惜しみにしかならない。
だから今は耐える――――『今は』。
411
:
『Red Dead Night』
:2013/06/19(水) 20:45:11
「ふふっ・・・ああ、そうだミグロくん。」
伯爵の気配が少しミグロに向けられたかと思うと、後ろからアカネの驚きの気配が感じ取れる。
振り返ってみると、アカネが介抱していた七海の体が縮み、元の小さい体へと戻っているところであった。
それに応じて七海から魔の力がどんどんと向けていく――――
「ウチの子といっぱい遊んでくれたからね、『お駄賃』をあげるよ。」
「その子の魔の力は僕の力だからね・・・『回収して元に戻してあげた』」
「でも気をつけなよ?その子にものすごい『素質』があるのは確かなんだ。」
「油断したらまたどこかから『魔』が来て、その子を『別の何か』に目覚めさせてしまうかもね――――」
『守りたいなら守ってみろ』、そう言いたげな口調で伯爵はミグロに言う。
もちろんそれは情ではなく、もっとドス黒い『打算』によるものなのだろうが―――
「それじゃあね。」
そして、世界が砕けて再構築する。
池袋のさびれた廃倉庫へと―――――――――
412
:
ミグロ
:2013/06/23(日) 22:21:32
「――――うん、それじゃあ、『また』」
穏やかな口調に、敵意と決意を込めて。
また会おう、ドラキュラ伯爵。きっとこいつは、またふらっと世界を引っ掻き回しに来る。
その時は、今度こそは、ただじゃあ帰さない。
「…………さて」
「犬飼さん、レイシャさん、アカネさん――――水野さん」
大丈夫。
守れる守れないではなく、守って見せる。
僕は番兵ゴーレムB-396。
誰かを守るために産まれたし……『ミグロ』という半魔は、水野さんを守りたい。
「帰ろう、僕らの日常に」
413
:
犬飼 啓二
:2013/06/24(月) 21:56:06
>>412
「ああ、もうその手を離すんじゃねーぞ。」
登りはじめた朝日に向かい、歩き出す。
414
:
光月レイシャ
:2013/06/25(火) 21:16:37
>>412
「ええ・・・・・・帰りましょう。夜明けだわ」
朝日の光に影が溶けるように消えていき、ヒトの形を取り戻していく。
一本の検を手に、犬飼と共に歩きはじめた。
415
:
『Red Dead Night』
:2013/06/25(火) 21:24:16
――――シーンエンド
これよりEDシーンに入っていきます。
416
:
『Red Dead Night』
:2013/06/25(火) 21:37:20
でわ全員絆のリセットの後絆の整理をお願いします。
絆を二つ、エゴを一つ申告してください。
人間性は全員失敗しようがないので5点と言うことで。
417
:
犬飼 啓二
:2013/06/25(火) 21:53:51
●絆
レイシャにたいして『信頼』
ミグロに対して『友情』
●エゴ
君臨したい
418
:
光月レイシャ
:2013/06/25(火) 21:58:26
●絆
初恋の人に対して『愛情』
インペイラーに対して『慈愛』
●エゴ
自由でいつづけたい
419
:
ミグロ
:2013/06/25(火) 21:58:35
【エゴ:必要とされたい】
【絆:水野七海(依存)】
【絆:竜胆アカネ(感銘)】
420
:
『Red Dead Night』
:2013/06/25(火) 22:10:24
EDシーン1:人と魔の絆
インペイラーを倒し事件の収束したその後、ミグロは七海を家路に着かせることになった。
アカネが妙に生ぬるい笑顔で「あ、妾超気を使ってる!超気が利くわ―」とか考えてる表情と共に二人を送り出したせいだが・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
そんな七海は一緒に帰る路の間ずっとうつむいて歩いていた。
ぶっちゃけかなり気まずい空気なのだが・・・・・・
421
:
ミグロ
:2013/06/25(火) 22:17:36
「…………………………」
まぁ、元気を出せとは言いづらい。
幸いにして魔物になる、という事態はなかったが……それでも、これから何度も命を狙われる羽目になるのだ。
心配するなとも、元気を出せとも言えまい。
「…………………その」
「…………ごめん、なんでもない」
ぶっちゃけかなりきまずい(迫真)。
422
:
『Red Dead Night』
:2013/06/25(火) 22:20:29
「・・・・・・・・・・・・・・」
きゅ
声をかけてきたミグロに、隣を歩いている七海は無言で手をつないできた。
その表情はうつむいたまま、わからず――――
「・・・・・ミグロどもは、怖くないのか?あんなデッカい化け物と戦って・・・」
「イヤにならないのか?誰かに感謝されるということも、ないであろうに。」
そんなことを聞いてきた。
423
:
ミグロ
:2013/06/25(火) 22:30:30
「……怖い、か」
「あんまり考えたことも無かったなぁ、それは」
兵器に心はいらない。
僕はうっかり心を持ってしまったけど……それでも恐怖の感情は薄い方だ。
もちろんドミネータークラスの相手にもなれば、威圧感ぐらいは感じるが。
「それに大きさは僕もそう変わらないし……」
「ほら、大きな怪物と大きな怪物の戦いだったら、対等じゃないか」
本当に、たったそれだけのこと。
仮面の騎士と核の怪獣が戦うのは違和感があるが、光の巨人と核の怪獣が戦うのであれば違和感はない。
要するに、スケールの問題なのである。
「それに――――水野さんは言ってくれたじゃないか」
「『助けてくれてどうもありがとう』ってさ」
ニコリと、笑う。
少なくとも、彼女は僕に感謝してくれた。それが、僕にはたまらなく嬉しい。
424
:
『Red Dead Night』
:2013/06/25(火) 22:43:36
「・・・・・ウヌ!私は、私はずっと忘れないぞ!ミグロどのが私を、皆を守ってくれたことを!」
「守ってくれることを!」
その言葉を聞いて、何かを決意するような表情と共に面を上げる七海。
「助けてくれて、ありがとうなのだミグロ!!」
手をつないだまま家路に着く二人、その先では夜明けの太陽が昇り始めていた―――――
――――シーンエンド
425
:
『Red Dead Night』
:2013/06/25(火) 22:53:28
EDシーン2:ロング・グッドバイ
数日後――――
犬飼は墓地に来ていた。黒沢の墓はまだ綺麗な色をしている。
「悪かったな、迷惑かけさせちまって。」
そんな声が聞こえた気もするがきっと気のせいなのだろう、墓の前で穏やかな時間が過ぎていく――――
426
:
犬飼 啓二
:2013/06/25(火) 23:45:11
>>425
タバコに火をつけ、トンと置く。
「思えばヨォ、お前と知り合ってから、まだ数年しか経ってなかったんだな」
しゃがみ込み、手を合わす。
「俺は年を取らず、お前は人としての時を生きる。
いずれこうなっていた事だろうが……早すぎるぜ、相棒。」
「インペイラーの犠牲者はもう増えねェ。
だが、まだまだ躾けの必要なゲス野郎は大勢居やがる……」
「ソイツらと戦って、抗って……じきに、俺もそっちに逝くからよ。
そんときは、妹と一緒に迎えてくれよな」
427
:
『Red Dead Night』
:2013/06/25(火) 23:50:51
そう、きっと気のせいだ。
彼のような人間は去っていくだけだろう、惑う理由などありはしない。
―――それでも、犬飼は耳に懐かしい言葉を聞いた気がした。
彼の言葉が、耳にいつまでも、いつまでも残っていた――――――
――――シーンエンド
428
:
『Red Dead Night』
:2013/06/26(水) 00:00:36
EDシーン3:そして夜は甦る
深夜、月明かりの下。サンシャイン60の屋上――――
ウォーレン“グラットン”レイクは君を見て満足そうにうなずいた。
「ふむ、よくやった―――あなたを雇った私の見識は正しかったということですね。」
「流石私。私流石。私最高。」
実に満足そうだ。
429
:
光月レイシャ
:2013/06/26(水) 00:03:13
>>428
「流石なのも最高なのも私で、貴方じゃあないわよレイク」
妙に高いテンションに、少し呆れ気味である。
「・・・これでも大変なのよ。
『とんでもないもの』に目をつけられたからね」
430
:
『Red Dead Night』
:2013/06/26(水) 00:13:24
「ふむ、ジョークは嫌いか。まあ和む余裕もないだろうしな。」
不評と知るや否やアッサリいつもの感じに戻ったレイク。
「確かにデカい爆弾を抱えたようだな・・・しかしその爆弾はものすごく『イイ』ものだ。」
チロリ、とレイシャの体を全身くまなく眺め始めるレイク。
その視線はレイシャの深淵(ディープ)に存在するインペイラー・・・『ドラキュラ伯爵の力の欠片』すら見抜いているかのようだ。
「伯爵の管理を逃れた『伯爵の力の一部』・・・伯爵から力を盗み取るなどドラキュラがやっていい事を遥かに超えた所業だ。」
「いつ暴発するかもわからん危険物だが、それ故に『それ』を傍に置くだけで『老いぼれ』に対する十分すぎるカードになる。」
その力の価値を余すところなく説いた後、レイクは改めてレイシャに話しかける。
「さて、今回の仕事の報酬を渡すことにやぶさかではないのだが・・・そうだな。」
「『必要経費』と『アフターケア』の話に入ろうか?その『力の欠片』、管理する方法にアテはあるのかね?」
431
:
光月レイシャ
:2013/06/26(水) 00:24:55
>>430
「・・・・・・他人に理解されないジョークに価値はないわ。覚えておきなさい」
「ま、それは兎も角――嫌な目つきね――ま、そうね。
これがとんでもない『ジョーカー』である事は確か・・・それに」
ぶるり、とレイシャの右手の輪郭が、ブレる。
ちらりと見えたのは真紅の山刀――。
「管理――管理ね。苦労しているのは、確かよ。
手放すつもりはないけれど――ね」
弱みを見せる・・・そんな現状に歯噛みしながら、レイクの次の言葉を待つ。
432
:
『Red Dead Night』
:2013/06/26(水) 00:33:22
「なるほどなるほど―――どうかね?ここは一度『同盟』を組むというのは。」
「こちらの組織力をもってすればそれの制御方法などすぐに割り出せるだろう。」
「それでなくとも見張り番もなしで一人で動くには少々重すぎる荷物を背負ったんだ。」
「どうかね?その力と君モロモロの家の負担を引き受ける代りに我らの傍にいてくれるというのは?」
433
:
光月レイシャ
:2013/06/26(水) 00:50:40
>>432
「・・・・・・ふぅ」
考えても仕方ない、というように、頭を振る。
この道を選ぶしか無い。私と、私の中にいる「この子」のためにも。
「貴方達のバックアップを受けられる――これ以上無い『報酬』ね。
でも、忘れないで。前にも話したけれど、貴方の下につく訳でも縛られる訳でもない。
あくまで『同盟』、『協力関係』よ」
434
:
『Red Dead Night』
:2013/06/26(水) 22:02:16
「ああ。『好きにしろ』」
その言葉とともに月が隠れ、深淵よりも暗い闇が、池袋を包んでいく。
恐怖と絶望を秘めた闇が。
―――――けれど、その合間に宝石のような光が散らばっていた。
人の子と、魔物たちと、そしてその狭間であがく半魔たちの――――生きている証。
Red Dead Night――――fin
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