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【セ】『Red Dead Night』【BBT】
1
:
××
:2012/08/22(水) 22:58:20
BBT基本ルールブックのサンプルシナリオ『Red Dead Night』を使用したセッションです。
故にハンドアウト割愛。
PC1:死魚
人の名:ニグロ
魔の名:番兵ゴーレム-B296
スタイル:ディフェンダー
プライマリブラッド:フルメタル/造られた怪物
セカンダリブラッド:フルメタル/造られた怪物
PC2:duvel
人の名:犬飼 啓二
魔の名:伝説のヘッド
スタイル:サポーター
プライマリブラッド:レジェンド/都市伝説
セカンダリブラッド:ハーミット/ロード
PC5:ミカゼ
人の名:光月 レイシャ
魔の名:影刃の女王
スタイル:アタッカー
プライマリブラッド:ヴァンパイア/ドラクル
セカンダリブラッド:イレギュラー/魔剣
386
:
ミグロ
:2013/06/03(月) 22:58:44
2D6 → 5 + 2 = 7
「ごふっ……」
計25点ダメージで、残FP32だ!
「ドラキュ、ラ、伯爵ゥ……!」
吹き飛び、片膝ついて血反吐を吐く。
ちなみにセットアップにやることもないぞ!
387
:
光月レイシャ
:2013/06/03(月) 23:03:44
「・・・・・・クッ!」
『ドラキュラ伯爵』の圧力に、自分の中の吸血鬼の血が『平服』しかかる。
(本体が出張っているわけでもない・・・ちょっとしたお遊びでもこれほどだなんて・・・!)
驚愕しつつもクリンナッププロセスですることは特に無し!
あと
>>357
で変異が第三段階に突入したので絆:ミグロ を エゴ:見守り続ける に
388
:
犬飼 啓二
:2013/06/03(月) 23:20:41
>>385
「ロクでもねーリーダ―だなぁ!?
哀れな奴だぜインペイラー……」
クリンナップですることは何もない。
389
:
『Red Dead Night』
:2013/06/03(月) 23:32:24
では犬飼のターン!
こっちはそっちのイニシアチブに何もなし!さあ、イニシアチブからメインまで一気にいけい!
390
:
犬飼 啓二
:2013/06/03(月) 23:51:00
イニシアチブもムーブもマイナーもなにもしない……
メジャーで『エリートクラード』で攻撃する。
命中判定
2D6 → 3 + 6 + (8) = 17
391
:
『Red Dead Night』
:2013/06/11(火) 23:17:07
ガードを宣言!
さあ、ダメージこい!
392
:
犬飼 啓二
:2013/06/11(火) 23:26:15
罪使用!!
5D6 → 3 + 6 + 5 + 4 + 3 = 21
1D6 → 2 + (10) = 12
合計33ダメージ!
393
:
『Red Dead Night』
:2013/06/12(水) 00:11:22
うむ!11オーバーで死んだ!
ダメージ演出ヨロ!!
394
:
犬飼 啓二
:2013/06/12(水) 01:00:39
>>393
「あばよ……インペイラー。
何時になるかわかんねーがヨォ」
ミグロ、七海、レイシャ、黒沢、アカネ、犠牲者達……そして、この自分、犬飼啓二。
すべての絆と、想いと。
この俺自身の、エゴを込めて。
「生まれ変わったら一緒に飲もうぜ。」
この一撃は、終わりを告げる一撃。
ボウガンの一撃が、再生したインペイラーを貫いた。
395
:
『Red Dead Night』
:2013/06/14(金) 22:34:18
犬飼のボウガンがインペイラーの心臓を完全にとらえる。
狂うような力の奔流の中、何もかもに失敗し、その絶望すらも無為なものだったと知り、己の存在全てが悪趣味な冗談だったと諭されたインペイラー。
『こんなところで・・・・・・ッ』
『俺は・・・ッ』
『こんなところで死ぬのかッ!!』
その、胸中は。
『こんなところで一人ぼっちで死ぬのか・・・!!』
『嫌だ 嫌だッ!!』
『ひとりぼっちで生まれて・・・』
如何許りか。
『ひとりぼっちで死ぬのか・・・ッ』 『畜生・・・ッ』
ガツン!!
ボウガンの命中と共に、インペイラーの肉体はまるでほつれるようにバラバラになり、その場に静かに崩れていった――――――
396
:
光月レイシャ
:2013/06/14(金) 22:42:04
>>395
「終わったのね・・・・・・」
影のように揺れる髪を抑えながら、崩れゆくインペイラーを見やった。
「彼は・・・最後まで、ドラキュラの掌の上に居た。
彼の悪趣味に最後まで付き合わされた、哀れな子供・・・・・・」
397
:
ミグロ
:2013/06/14(金) 22:48:52
「や、やったか……」
巨剣で体を支えつつ、こぼれるように呟く。
インペイラーの言葉を否定してやりたい。
お前は一人なんかじゃないと言ってやりたいが、それを叫ぶ体力が今は無い。
だからせめて彼に届くよう、願いを込めて呟こう。
「……いいんだよ、君は……そんなに、苦しまなくても……」
398
:
犬飼 啓二
:2013/06/14(金) 23:11:43
>>397
「ミグロ、お前は優しいな。」
ボウガンを下ろして、言う。
「例えどんな事情があれ、コイツが他人の人生を奪った事には違いないし、
その結果一人で死んでいくというのにも間違いはない。
その結果を悔いるのは悪いことじゃない。」
「悔いるからこそ、苦しむからこそ。
次はきっと、幸せになれるはずさ。」
399
:
『Red Dead Night』
:2013/06/14(金) 23:36:30
『畜生!!』
ギャガッ!!
インペイラーの最期のあがき。
犬飼のボウガンにより魔力の集中していた心臓部位を破壊された・・・それは即ち矢に最もインペイラーの魔力が染みついたということ。
なけなしの力を封じ込め、射出する。すべては・・・
『死に、たくない。なにかはわからないが・・・このままじゃ、レねねえ!』
よくわからない衝動のために。力など残ってもいないにも関わらず何かにとりつこうと、紅蓮の弓矢が必死で射出される―――
その先には、レイシャがいる!
400
:
光月レイシャ
:2013/06/15(土) 22:09:29
>>399
「・・・・・・ッ!?」
全てが終わったと思った後――。
唐突に発射されたその一撃に、意識の間隙を突かれたこちらは対応できない。
ドッ!
その心臓の部位に、赤色の矢が突き立つ。
401
:
『Red Dead Night』
:2013/06/15(土) 22:17:28
その矢が突き立つとき、レイシャにはわかる。
インペイラーの無念が、父に見放された子供の泣き声(
>>395
)が。
この魔力で取り込み操ろうとしているのはわかる。しかしすでに『完成』した吸血鬼であるレイシャには蚊ほどの痛痒にもならない。
しかし、もう彼には『これしかない』のだ。『これしかない』を続けてきた哀れな魔物の哀れな末路。
その無念がレイシャの胸にこだまし、今にも消えようと―――――
402
:
光月レイシャ
:2013/06/15(土) 22:48:47
>>401
「・・・・・・!」
分かる。矢を打ち込まれたことで、インペイラーの最後の気持ちが。
どんな事情があったにせよ、インペイラーのやった事は許されることではない。
彼の結末は当然の報いであり、その滅びは享受するべきものだ。
しかし、それでも――それでもだ。
――胸(こころ)に響く無念の『声(さけび)』を、
泣いている赤ん坊に、父親に見放された子供に。
――優しい両手(まりょく)が包み込む。
手を伸ばしてはいけない道理が。この世にあるだろうか?
――崩れゆく『声(さけび)』は両手(まりょく)に固められて、胸(こころ)に残る。」
「・・・インペイラー」
それは『怒り』となって――消滅ではなく――『同化』していく。
夢をみる赤子のように、静かな眠りにつくのだ。
「何時か、ぶん殴りに行きましょう。貴方を捨てた、『父親』を」
403
:
『Red Dead Night』
:2013/06/15(土) 23:32:53
慈愛に満ちた掌で矢を包み、それは穏やかに消えていく。
そして、レイシャの手の内に現れる一本の山刀。
武骨で荒々しい、洗練されているとは言えない未熟な刀身。
しかし、まだ見えぬ先の道を切り開くという意思に支えられた確かな強靭さを宿した刀。
今、インペイラーは生まれ変ったのだ―――――――
パン、パン、パン、パン、パン―――――――
そんなレイシャの姿に、乾いた拍手を与える『何か』が一つ。
「いや素晴らしいね、いじくるとあんなにも脆くなってしまうとは悪い意味で『予想外』だったが・・・」
「それ以上にこれはいい意味での『予想外』だ。」
「えーと、君名前なんて言うの?気配から察するに私の駒の一つだよね?」
全ての吸血鬼の頂点、ドラキュラ伯爵の声だ。
404
:
光月レイシャ
:2013/06/15(土) 23:59:17
>>403
「インペイラー・・・一緒に歩みましょう」
新しい『刀』を握りしめながら、折れそうになる心を奮い立たせ、
拍手をする『ドラキュラ伯爵』を睨みつける。
「私は――私はレイシャよ。
でも、貴方の駒じゃない。私はそんなものでは断じて無い!」
405
:
犬飼 啓二
:2013/06/16(日) 00:06:46
>>403
「ダセェ男だな……お前も。」
ドラキュラ伯爵の方に向き直る。
「わざわざ来て負け惜しみか?
ホレ、次の言葉は何だ?言ってみろよ」
「俺たち相手にビビってるような奴がヨォ……何粋がってんだ?」
406
:
ミグロ
:2013/06/16(日) 22:07:21
>>403
「こんの……っ!」
こいつが黒幕、インペイラーを魔道へ引きずり込み、水野さんを害する要因を造り出した諸悪の根源。
だがそれと同時に、その強大なエゴをまるで測れないことに歯噛みする。
まるで底が知れない。インペイラーの『虚無』とは、似てるようでまるで違う感覚を感じる……!
「――僕たちは駒でも、役者でもないぞ!」
407
:
『Red Dead Night』
:2013/06/17(月) 22:11:06
「ふむ、レイシャ、レイシャね・・・『覚えた』。」
「君ならその子を使いこなせるかもしれないしね、あげるよ、『それ』。」
【――――――――――――――ッ!!!】
キイィィィィィィィィィィン!!!
君たちのセリフなど馬耳東風、ただ己の質問の答えのみを聞き、それにのみ返答をする傲慢。
そして己のために動いたインペイラーを平然とモノ呼ばわりするその言葉に、自我を初めて得たインペイラーが怒りに打ち震える。
しかしその力の源はは何もない無為―――『虚無』より至る物。取り込みこそしたが『生物』として存在するレイシャにとって『劇物』であるインペイラーの波動は、レイシャに強い負担を与える―――!!
「うまいこと使いこなして強くなってみなよ、『羽根』以外で強くなる方法が見つかれば僕もうれしい。」
「群れれば強くなる習性があるんだろう、半魔って生物は?」
そして周囲の空間がほとび、歪み始める。
伯爵がこのドミニオンの支配を放棄したため世界が消え始めているのだ。
408
:
光月レイシャ
:2013/06/18(火) 22:20:06
「くっ・・・インペイラー・・・・・・。今は、まだ・・・ダメよ・・・・・・!」
残った魔力の全てを振り絞り、インペイラーの『怒り』を抑えこむ。
だが、そのあまりに強い『波動』に、レイシャの心もジワジワと怒りに蝕まれていった。
「・・・・・・ドラキュラ・・・伯爵! 何時か、何時か必ず貴方を――ッ!」
409
:
犬飼 啓二
:2013/06/18(火) 22:32:16
>>407
「はン……尻尾を巻いて逃げ帰るがいいさ」
ボウガンを肩に担いだまま、空間の崩壊を待つ。
「お前には一生わかんねぇよ、絆から得られるパワーってのはヨォ」
410
:
ミグロ
:2013/06/18(火) 22:36:33
「っ……!」
奥歯を噛みしめ、叫びたくなる心を必死に抑える。
今叫んでも、負け惜しみにしかならない。
だから今は耐える――――『今は』。
411
:
『Red Dead Night』
:2013/06/19(水) 20:45:11
「ふふっ・・・ああ、そうだミグロくん。」
伯爵の気配が少しミグロに向けられたかと思うと、後ろからアカネの驚きの気配が感じ取れる。
振り返ってみると、アカネが介抱していた七海の体が縮み、元の小さい体へと戻っているところであった。
それに応じて七海から魔の力がどんどんと向けていく――――
「ウチの子といっぱい遊んでくれたからね、『お駄賃』をあげるよ。」
「その子の魔の力は僕の力だからね・・・『回収して元に戻してあげた』」
「でも気をつけなよ?その子にものすごい『素質』があるのは確かなんだ。」
「油断したらまたどこかから『魔』が来て、その子を『別の何か』に目覚めさせてしまうかもね――――」
『守りたいなら守ってみろ』、そう言いたげな口調で伯爵はミグロに言う。
もちろんそれは情ではなく、もっとドス黒い『打算』によるものなのだろうが―――
「それじゃあね。」
そして、世界が砕けて再構築する。
池袋のさびれた廃倉庫へと―――――――――
412
:
ミグロ
:2013/06/23(日) 22:21:32
「――――うん、それじゃあ、『また』」
穏やかな口調に、敵意と決意を込めて。
また会おう、ドラキュラ伯爵。きっとこいつは、またふらっと世界を引っ掻き回しに来る。
その時は、今度こそは、ただじゃあ帰さない。
「…………さて」
「犬飼さん、レイシャさん、アカネさん――――水野さん」
大丈夫。
守れる守れないではなく、守って見せる。
僕は番兵ゴーレムB-396。
誰かを守るために産まれたし……『ミグロ』という半魔は、水野さんを守りたい。
「帰ろう、僕らの日常に」
413
:
犬飼 啓二
:2013/06/24(月) 21:56:06
>>412
「ああ、もうその手を離すんじゃねーぞ。」
登りはじめた朝日に向かい、歩き出す。
414
:
光月レイシャ
:2013/06/25(火) 21:16:37
>>412
「ええ・・・・・・帰りましょう。夜明けだわ」
朝日の光に影が溶けるように消えていき、ヒトの形を取り戻していく。
一本の検を手に、犬飼と共に歩きはじめた。
415
:
『Red Dead Night』
:2013/06/25(火) 21:24:16
――――シーンエンド
これよりEDシーンに入っていきます。
416
:
『Red Dead Night』
:2013/06/25(火) 21:37:20
でわ全員絆のリセットの後絆の整理をお願いします。
絆を二つ、エゴを一つ申告してください。
人間性は全員失敗しようがないので5点と言うことで。
417
:
犬飼 啓二
:2013/06/25(火) 21:53:51
●絆
レイシャにたいして『信頼』
ミグロに対して『友情』
●エゴ
君臨したい
418
:
光月レイシャ
:2013/06/25(火) 21:58:26
●絆
初恋の人に対して『愛情』
インペイラーに対して『慈愛』
●エゴ
自由でいつづけたい
419
:
ミグロ
:2013/06/25(火) 21:58:35
【エゴ:必要とされたい】
【絆:水野七海(依存)】
【絆:竜胆アカネ(感銘)】
420
:
『Red Dead Night』
:2013/06/25(火) 22:10:24
EDシーン1:人と魔の絆
インペイラーを倒し事件の収束したその後、ミグロは七海を家路に着かせることになった。
アカネが妙に生ぬるい笑顔で「あ、妾超気を使ってる!超気が利くわ―」とか考えてる表情と共に二人を送り出したせいだが・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
そんな七海は一緒に帰る路の間ずっとうつむいて歩いていた。
ぶっちゃけかなり気まずい空気なのだが・・・・・・
421
:
ミグロ
:2013/06/25(火) 22:17:36
「…………………………」
まぁ、元気を出せとは言いづらい。
幸いにして魔物になる、という事態はなかったが……それでも、これから何度も命を狙われる羽目になるのだ。
心配するなとも、元気を出せとも言えまい。
「…………………その」
「…………ごめん、なんでもない」
ぶっちゃけかなりきまずい(迫真)。
422
:
『Red Dead Night』
:2013/06/25(火) 22:20:29
「・・・・・・・・・・・・・・」
きゅ
声をかけてきたミグロに、隣を歩いている七海は無言で手をつないできた。
その表情はうつむいたまま、わからず――――
「・・・・・ミグロどもは、怖くないのか?あんなデッカい化け物と戦って・・・」
「イヤにならないのか?誰かに感謝されるということも、ないであろうに。」
そんなことを聞いてきた。
423
:
ミグロ
:2013/06/25(火) 22:30:30
「……怖い、か」
「あんまり考えたことも無かったなぁ、それは」
兵器に心はいらない。
僕はうっかり心を持ってしまったけど……それでも恐怖の感情は薄い方だ。
もちろんドミネータークラスの相手にもなれば、威圧感ぐらいは感じるが。
「それに大きさは僕もそう変わらないし……」
「ほら、大きな怪物と大きな怪物の戦いだったら、対等じゃないか」
本当に、たったそれだけのこと。
仮面の騎士と核の怪獣が戦うのは違和感があるが、光の巨人と核の怪獣が戦うのであれば違和感はない。
要するに、スケールの問題なのである。
「それに――――水野さんは言ってくれたじゃないか」
「『助けてくれてどうもありがとう』ってさ」
ニコリと、笑う。
少なくとも、彼女は僕に感謝してくれた。それが、僕にはたまらなく嬉しい。
424
:
『Red Dead Night』
:2013/06/25(火) 22:43:36
「・・・・・ウヌ!私は、私はずっと忘れないぞ!ミグロどのが私を、皆を守ってくれたことを!」
「守ってくれることを!」
その言葉を聞いて、何かを決意するような表情と共に面を上げる七海。
「助けてくれて、ありがとうなのだミグロ!!」
手をつないだまま家路に着く二人、その先では夜明けの太陽が昇り始めていた―――――
――――シーンエンド
425
:
『Red Dead Night』
:2013/06/25(火) 22:53:28
EDシーン2:ロング・グッドバイ
数日後――――
犬飼は墓地に来ていた。黒沢の墓はまだ綺麗な色をしている。
「悪かったな、迷惑かけさせちまって。」
そんな声が聞こえた気もするがきっと気のせいなのだろう、墓の前で穏やかな時間が過ぎていく――――
426
:
犬飼 啓二
:2013/06/25(火) 23:45:11
>>425
タバコに火をつけ、トンと置く。
「思えばヨォ、お前と知り合ってから、まだ数年しか経ってなかったんだな」
しゃがみ込み、手を合わす。
「俺は年を取らず、お前は人としての時を生きる。
いずれこうなっていた事だろうが……早すぎるぜ、相棒。」
「インペイラーの犠牲者はもう増えねェ。
だが、まだまだ躾けの必要なゲス野郎は大勢居やがる……」
「ソイツらと戦って、抗って……じきに、俺もそっちに逝くからよ。
そんときは、妹と一緒に迎えてくれよな」
427
:
『Red Dead Night』
:2013/06/25(火) 23:50:51
そう、きっと気のせいだ。
彼のような人間は去っていくだけだろう、惑う理由などありはしない。
―――それでも、犬飼は耳に懐かしい言葉を聞いた気がした。
彼の言葉が、耳にいつまでも、いつまでも残っていた――――――
――――シーンエンド
428
:
『Red Dead Night』
:2013/06/26(水) 00:00:36
EDシーン3:そして夜は甦る
深夜、月明かりの下。サンシャイン60の屋上――――
ウォーレン“グラットン”レイクは君を見て満足そうにうなずいた。
「ふむ、よくやった―――あなたを雇った私の見識は正しかったということですね。」
「流石私。私流石。私最高。」
実に満足そうだ。
429
:
光月レイシャ
:2013/06/26(水) 00:03:13
>>428
「流石なのも最高なのも私で、貴方じゃあないわよレイク」
妙に高いテンションに、少し呆れ気味である。
「・・・これでも大変なのよ。
『とんでもないもの』に目をつけられたからね」
430
:
『Red Dead Night』
:2013/06/26(水) 00:13:24
「ふむ、ジョークは嫌いか。まあ和む余裕もないだろうしな。」
不評と知るや否やアッサリいつもの感じに戻ったレイク。
「確かにデカい爆弾を抱えたようだな・・・しかしその爆弾はものすごく『イイ』ものだ。」
チロリ、とレイシャの体を全身くまなく眺め始めるレイク。
その視線はレイシャの深淵(ディープ)に存在するインペイラー・・・『ドラキュラ伯爵の力の欠片』すら見抜いているかのようだ。
「伯爵の管理を逃れた『伯爵の力の一部』・・・伯爵から力を盗み取るなどドラキュラがやっていい事を遥かに超えた所業だ。」
「いつ暴発するかもわからん危険物だが、それ故に『それ』を傍に置くだけで『老いぼれ』に対する十分すぎるカードになる。」
その力の価値を余すところなく説いた後、レイクは改めてレイシャに話しかける。
「さて、今回の仕事の報酬を渡すことにやぶさかではないのだが・・・そうだな。」
「『必要経費』と『アフターケア』の話に入ろうか?その『力の欠片』、管理する方法にアテはあるのかね?」
431
:
光月レイシャ
:2013/06/26(水) 00:24:55
>>430
「・・・・・・他人に理解されないジョークに価値はないわ。覚えておきなさい」
「ま、それは兎も角――嫌な目つきね――ま、そうね。
これがとんでもない『ジョーカー』である事は確か・・・それに」
ぶるり、とレイシャの右手の輪郭が、ブレる。
ちらりと見えたのは真紅の山刀――。
「管理――管理ね。苦労しているのは、確かよ。
手放すつもりはないけれど――ね」
弱みを見せる・・・そんな現状に歯噛みしながら、レイクの次の言葉を待つ。
432
:
『Red Dead Night』
:2013/06/26(水) 00:33:22
「なるほどなるほど―――どうかね?ここは一度『同盟』を組むというのは。」
「こちらの組織力をもってすればそれの制御方法などすぐに割り出せるだろう。」
「それでなくとも見張り番もなしで一人で動くには少々重すぎる荷物を背負ったんだ。」
「どうかね?その力と君モロモロの家の負担を引き受ける代りに我らの傍にいてくれるというのは?」
433
:
光月レイシャ
:2013/06/26(水) 00:50:40
>>432
「・・・・・・ふぅ」
考えても仕方ない、というように、頭を振る。
この道を選ぶしか無い。私と、私の中にいる「この子」のためにも。
「貴方達のバックアップを受けられる――これ以上無い『報酬』ね。
でも、忘れないで。前にも話したけれど、貴方の下につく訳でも縛られる訳でもない。
あくまで『同盟』、『協力関係』よ」
434
:
『Red Dead Night』
:2013/06/26(水) 22:02:16
「ああ。『好きにしろ』」
その言葉とともに月が隠れ、深淵よりも暗い闇が、池袋を包んでいく。
恐怖と絶望を秘めた闇が。
―――――けれど、その合間に宝石のような光が散らばっていた。
人の子と、魔物たちと、そしてその狭間であがく半魔たちの――――生きている証。
Red Dead Night――――fin
435
:
『Red Dead Night』
:2013/06/26(水) 22:07:03
経験点表
セッションに最後まで参加した:1点
SAを達成した:1点
最終人間性による経験点:全員5点
ドミニオンアーツの数:7つ(7点)
よいロールプレイをした:1点
他のPLを助けるような発言、行動をした:1点
セッションの進行を助けた:1点
場所の手配など〜:1点
全員当てはまるので18点が全員に入るよ!
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