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サーナイト18禁小説スレ4【R指定】

16RANGE:2010/03/10(水) 18:27:11 ID:Rmc7Qvbw
間喧嘩なんてしなかったから、今日久しぶりにこうしてお兄ちゃんと喧嘩してるのが懐かしくて、そう思うとなんだか楽しくて、笑えてきちゃった」
と答えた。
確かにライズ達は今日この日まで、喧嘩なんて一度もしなかった。
幼い時は日常茶飯事だったこの行為も、今思うととても懐かしく思える。
そして今日、お互いが再会し、再び喧嘩をした。こうしてまた喧嘩が出来るのを、クレスは口には出さないものの嬉しく思っているのだろう。だから、あんなに笑っていたのだろうか。
嬉しく思うのは、ライズも同じだった。
しかし、いつまでも嬉しい気持ちに浸ってはいられない。結果は何にしろ、喧嘩は喧嘩だ。しっかりけじめを付けなくてはならない。
「クレス……」
「何?」
ライズは申し訳なさそうな顔を作り、「さっきはゴメンな。あんな酷いこと言って……」
と、素直に謝った。
するとクレスも、
「私の方こそ、さっきはゴメンね…。」
とやはり素直に謝った。
「そりゃ、いくら妹でも成長した姿じゃいきなり分かる訳ないもんね。お兄ちゃんが怒ったのも解るわ…本当にゴメン!」
とクレスは言う。
先に怒り出したのはお前の方だろ、と言いたかったが、そんな事を言えばまた喧嘩になりかねないし、どうやら、ちゃんと反省しているようなのであえて黙っておいた。
「まぁお互いに反省したんだし、これでいいじゃないか。ほら、仲直りの握手」
とライズは左手を差し出してくる。
クレスはその手を同じく左手で優しく握り返し、2人は顔を見合わせた。
握られたお互いの手は、とても暖かかった。
ライズと目が合った。昔と同じ、優しい顔だ。
クレスは、自分の中で、抑えきれない何かがこみ上げて来るのが解った。もう、我慢できない。クレスは思い掛けない行動をとった。
いきなりライズに抱きついたのだ。
「おわっ!?ちょ、いきなりなな、なにするんだよ!?」
ライズはクレスのその思い掛けない行動ですっかり混乱する。
「お兄ちゃん、………大好き!」
次の瞬間、クレスは自分の柔らかな唇をライズの唇に押し当てた。
「!? %♀℃←※≪▽↑♪!!!!!!??????」
それは、正に言葉にならない悲鳴だった。
ライズの頬は、まるでバクフーンの背中の燃え盛る炎のように赤く紅潮し、そのまま気絶した。
「え!?私何やって……って、お兄ちゃん!?おに―ちゃ―ん!」
形を揺さぶり、思いっきり呼びかけるが、ライズは反応しない。クレス自身、自分がさっき


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