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隔離部屋〜眠れぬ夜の姉ちゃんの為に〜
511
:
第5話<2>
:2004/09/17(金) 21:31
「ねえ、皆さんお聞きになったぁ?」
突然リスが、奥様口調になる。
「『ひなた』ですってよー。いきなり呼び捨てだわー。
やーねー、二宮さんたらもー、隅に置けないわねえ」
「しょうがないじゃん。だって、ちゅーもしちゃったしねえ」
「あらま、ちゅーですって!なんてハレンチなっ」
「うるせーバーカ!!」
カズナリが真っ赤になってリスとピカドンに抗弁するのを見て、
ベソは小声で「……いいなぁ……」と呟いた。
「ま、上手く行ってるんならいいさぁ」
リスは、一人合点するように言うと、湯呑みのお茶をずるずると飲み干した。
「うん、上手く行っとるよ、すべて」
カズナリも頷きながら、熱いお茶をすっかり飲んでしまってから、
「んじゃ、図書館行ってくる」と、腰を浮かせた。
「えー、でかけるのー?」
「お前らといたんじゃ、勉強になんねーよ」
カズナリは笑いながら、わざと悪態をついた。
「ちぇ。……んじゃ、ばんごはんつくってまってるから。なにがいい?」
「うーん、なんかうまいもの」
「それじゃわかんないってー」
「あははぁ」
カズナリは笑い声を上げながら支度をすると、
ものの10分もしないうちに出かけていった。
「俺らといると、勉強にならないってかー……」
カズナリが去っていったドアの向こうを見やりながら、オガミが呟く。
「他人のせいにしやがって」
「んー……かずくん、そんなつもりでいったんじゃないとおもうけど」
ピカドンが、のったりと言い添えた。
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