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ワタルが書く三流小説

74クラウド★:2009/10/27(火) 17:59:43 ID:???0
ワ「いてっ!!何で当たらないんだ!」
皇「フハハハハ!無駄だ!
   こちらの世界では私に実体は無い」
カ「おい、それってどういうことだ!
  それにこちらの世界ってなんだ!!」
皇「お前たちにも分かるときが来るさ。
  まあ、そのときにはもう遅いがね・・・ 
  フフフフフ・・・・フハハハハハハ!!!」
ゼ「お前が・・・・この城を・・・・
  王を・・・・王女を殺したのか!!」
皇「さあな。
  そんな事まで覚えているときりが無いのでね。
  まあ、何人かは利用させてもらうがな。」
紅い霧が靡いている。
Y・Aはさっきからしきりに苦しんでいる。
Y「ぐっ・・・・・」
ワ「くそっ、何も抵抗する手段は無いのかよ!」
ゼ「俺の家族を・・・返せぇぇぇ!!」
ゼウスも皇帝に切りかかる。しかし、彼の剣も皇帝の体をすり抜ける。
皇「何度やっても同じ事。愚かな者め。」
ゼウスは諦めず、何度も切りかかった。しかしその眼は、どこか遠くを見つめている、
そんなようにも思える程だった。
カ「倒すべき存在が目の前にいるのに・・・俺は一体どうすればいい・・・」
彼らはもう、戦意などとうに無くしていた。ただ、何かをしなければいけないと、何故かその思いだけに浸っていた。
しかし、それも長くは続かなかった。
月の紅色が次第に薄れていき、それに伴って霧も晴れてきた。
皇「どうやら私のいれる時間は終わったらしいな。
  世界が破滅を迎えたとき、また会おう。」
そう言って、皇帝は月へと飛び去った。
翼など無いはずなのに、黒い羽だけが、ただ、そこに舞い散っていた。

第3章後編ー閉幕


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