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ーーー リョナ2板 SS総合スレ 第6巻 ーーー

553DOAX3 〜開けてビックリ水上相撲〜 第4話:粘液:2024/04/27(土) 10:55:36 ID:???
「…やだ……ッ…!、いやっ!……あっ…、…あっ……ぁあッ……!」
「…このっ…!、ぅう……、やめ……ッ! ひぃィぃぃっ……!」
「…だめッ…!、ぃッ… ふぃあぁぁぁッ……!」
霞の耳元から首筋に、肩から二の腕に、横乳から脇腹に、そして腰回り一帯に…、
綾音の気高い顔面に、自己主張の激しい胸元に、へそに、そして日焼け跡も鮮やかな下腹部に…、
紅葉のうなじに、白いブラ線も美しい背中に、お尻に、そして太ももから脚全体に…、
容赦なく降り注ぐローションがくノ一たちの全身に塗りたくられていく…。

高級蜂蜜かメープルシロップをたっぷりとトッピングされる人気スイーツ店のパンケーキのように、
降り注ぐ乳液によって自分たちの艶やかな身体がより美しく、より美味しそうにデコレーションされていくのを、
水着姿のくノ一達たちはただされるがままに受け入れ、床面で身をよじりながら喘ぎ、悶えることしか出来ない。

もし、このローションに媚薬の成分など仕込まれていたなら、
そしてもしその効力が、くノ一達たる彼女達の鍛錬による耐性や精神力を上回るものであったなら、
もうこの時点で彼女達は「終わり」であっただろう。

幸い? あるいは残念なことに? このローション自体は、特別な成分など含まれていない、ごく普通のものであった。
だがそんな成分など無くても、このローションはすでに十分すぎる仕事を果たしていたと言えるだろう。
ただ重力に従って垂れ落ちるだけで、それが回避不能の攻撃となり、
水着姿のくノ一達に十分な苦痛と精神的ダメージを与えることに成功していたのだから。

せめてもの抵抗で、なるべく垂らされたくない部位を両手でガードしたりもしているが、それさえも結果的にはただの愚行に過ぎなかった。
手や指のわずかな隙間にさえ構わず入り込んでくる液体の侵入は、敵の突きや蹴りの運動エネルギーを捌いて受け流すのとは勝手が違うのだ。
ローションを拭き取る為の紙や布もろくに無いこの状態で手や指先までもローションまみれになってしまえば、
その手を使った脱出行動がさらに困難になるだけ────

それが、彼女達が必死に行っているガードの、唯一の「効果」なのだ。

「うぷッ…!」
トロみのある液体の顔面シャワーをまともに浴びせられ、
体じゅうの重要な部位をローションによって最も激しく弄ばれ…、
仰向けに倒れていたのが災いし、
3人の中で最もプライド高そうな綾音が皮肉にも、
3人の中で最も激しくプライドを踏みにじられる状態に陥っていた。

その美しい顔、その目元に付着していた粘液によって、そんな綾音をさらなる不運が襲う。

「ぅッ…!」
シャンプーが目に入ってしまった子供のように、目をギュッと閉じて顔をしかめ、
苦痛から逃れようと顔をそむける。

ここが浴室なら、手探りでシャワーからお湯を出してそちらに顔を向ければ逃がれられる事態だが、
ここにはシャワーはおろか、タオルもティッシュといった物さえも無い。
身に着けている水着にも、少しでもハンカチ代わりに拭き取れるような布地すらない…。
指でこすってみても目を開けることすらできない。

忍びとして洗練された普段の彼女の実力なら、
研ぎ澄まされた感覚で周囲の状況を感じ取ることも出来、
視覚を奪われたからといってすぐさま冷静さを失うことなど決して無かっただろう。

しかし、忍びとしての実力をフルに解放し「本気モード」に切り替える間も無く
不測の事態に陥ってしまった今の彼女に、それを求めるのは酷というものであった…。


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