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ーーー リョナ2板 SS総合スレ 第6巻 ーーー
1
:
名無しさん
:2018/11/02(金) 04:11:38 ID:???
リョナSS総合スレです
仲良く進行していきましょう
保管庫はありませんので、保存は各自でお願いします
ーーー リョナ2板 SS総合スレ 第1巻 ーーー
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/37271/1176397637/
ーーー リョナ2板 SS総合スレ 第2巻 ーーー
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/37271/1312390724/
ーーー リョナ2板 SS総合スレ 第3巻 ーーー
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/37271/1395500752/
ーーー リョナ2板 SS総合スレ 第4巻 ーーー
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/37271/1431002347/
旧板スレ
ttp://bbs.2ch2.net/test/read.cgi/ryonani/1145776314/l50
↓関連スレ
オリジナルキャラをリョナって欲しいスレ
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/37271/1448941945/
※前スレ
ーーー リョナ2板 SS総合スレ 第5巻 ーーー
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/37271/1461593381/
523
:
名無しさん
:2023/12/02(土) 00:32:35 ID:re4mMiTE
再びゴングが鳴ると同時に二人はリング中央に戻った。
「フッ!」
奈緒は開始早々から鋭いジャブとストレートで大河を攻め立てるが、大河はひらりひらりと余裕の表情で全て躱していく。
「アンタのパンチなんか、オレには当たらねーんだよ!」
大河も負けじと奈緒の顔やボディにパンチを浴びせてくる。その一発一発が重く、鋭い。子供体重でどうしてここまで重いパンチが―――!
「ふぐっ! あぎっ!」
子供のパンチと侮っていた奈緒は、その威力に驚きを隠せない。
「ほらほらぁ!」
調子に乗ってきたのか、大河の攻撃はどんどん激しくなる。
まるでマシンガンの如く、拳の弾幕が奈緒を襲う。
「あっ! ふぐっ! あぅ! くぅっ! あぁっ! ごぼっ! ごぼぉっ!」
避けようとしても、大河の拳は奈緒の顔面やボディに次々と直撃する。
殴られる度に脳内に火花が散り、思考能力を奪われていく。
「おい、こんなもんかよ! アンタ、強いんだろ? 反撃してこいよ!」
「ぐふぅっ! あがぁっ! おごぉっ! ぶぎゃっ!」
(なんでよ!? こんなはずじゃ……!)
奈緒は混乱した。
目の前にいるのはまだ小学生のガキなのに、どうしてこんなに実力が違うのか。自分は天才と呼ばれ、さまざまな強敵と戦い、そして勝ち抜いてきたはずなのに……。
そんなことを考えている間にも、大河のパンチが次々とクリーンヒットし、奈緒の身体はあっという間にボロボロになった。特に左目は完全に潰れてしまったようで、視界の半分が真っ暗になった。
「くぅっ……!」
奈緒は何とか反撃しようと、ガードを固めたまま左フックを放つが、それは簡単に大河の左手にブロックされた。
「遅ぇよ!」
そして次の瞬間には強烈な右ストレートを腹部に叩き込まれてしまう。
女性の身では珍しい、しっかりと割れた綺麗な腹筋の上から内臓が抉られる感覚があった。
「ぐぼぉっ!!」
今まで経験したことのない鈍痛に、奈緒は口から大量の唾液と胃液を吐き出し、キャンバスに這いつくばった。
「うーわ! きったねぇ!」
大河は奈緒の様子を見て、腹を抱えて笑っている。
「どーした? もう終わりか?」
大河は余裕の表情で蹲る奈緒を見下しながら言い放つ。
(こんなガキに……この私が……!)
奈緒は屈辱に歯ぎしりしながらも、身体を起こそうとするが、身体に力が入らない。内臓へのダメージが大きく、呼吸すらままならない状態だった。
「はぁ……っ! ぅあ……!」
(まずい……!)
大河がゆっくりとこちらに近づいてくる。その足音にすらビクついてしまい、奈緒は焦った。
(怯えてる? この私が…? こんな、小学生のお子様に!?)
「なあ、アンタまだやれるんだろ? オレ、強い奴と戦って勝ちたいんだ。だからさっさと立てよ」
大河は蹲る奈緒を無理やり立たせると、強引にロープに押し込んだ。
「ふぎゅっ!」
(ダメ……! もうフラフラなのに……)
「おらよ!」
大河は奈緒の腹筋に向かって左フックを放った。
筋肉の硬さはとうに失われ、マシュマロみたいになった腹直筋の上から、内臓が揺さぶられた。
「ふぴゅ…おごっ……!?」
奈緒は目を見開いて悶絶し、さらに胃液を吐き出した。
(もう……いや……!)
「げほっ! おえぇぇぇっ!」
苦痛に耐えかねた奈緒はロープに寄りかかって吐瀉物を撒き散らしてしまう。その姿はもはや格闘家の尊厳など欠片も残っていなかった。
(痛い……! 苦しい……! もう終わりたい……!)
奈緒の目から涙がこぼれ落ちる。
「くっ……うぅ……!」
あまりの痛みに意識が朦朧としてくる。
(誰か……助けて……!)
もう、誰にも助けを求められないのに、心の中でそう叫んでしまう。
524
:
名無しさん
:2023/12/02(土) 00:34:37 ID:re4mMiTE
「まだ胃の中のモン、吐き切ってねぇだろ? 限界はこれからだ! 根性見せろって!」
大河は瞳を燃やしながら熱血気味に言うが、奈緒はそのテンションについていけない。さらに追い討ちをかけるように、大河は奈緒の腹筋を何度も殴りつけてきた。その度に奈緒の身体はビクンと跳ね上がり、口から唾液が飛び散った。
大河の格闘少年らしい骨ばった拳が凶器となって、奈緒の柔らかくなった腹部に突き刺さる。筋繊維の破壊された、女性らしくなった柔らかな腹部はたおやかな柔らかさでもって、女を知らない格闘少年の拳を受け止める。
「すげー…! 女の腹を殴るのって、こんなに気持ちいいのかっ…!」
「ひっ……!? んぐぎゅぅっ!?」
(こ、こいつ……!)
小学生にここまで圧倒されるという現実に、奈緒は激しい屈辱とともに恐怖を覚える。女である自分の身体は、こんなクソガキに蹂躙されてしまうのか……。
「まだまだこれからだぜ? 立てよ!」
大河の拳を腹に受けたまま、奈緒の身体は大河の拳で吊り上げられた。
腹部の一点で自らの体重全てを受け止めることになり、奈緒の腹筋は痛みのあまり痙攣を起こした。
「いぎゃぁぁっ!!」
あまりの激痛に絶叫を上げるが、大河は構わずさらに拳を深くめり込ませてくる。
「おごっ! おげぇぇぇっ!!」
奈緒の瞳から涙がこぼれ落ちる。悔しさと情けなさが入り混じった涙だった。
戦うことで身についていた誇りと自信が、全て引き剥がされて蹂躙されていく。
「うあっ……! えぶっ……!」
(もう……ダメ……!)
あまりの痛みに意識が朦朧とし、身体中の筋肉が弛緩した。抵抗をやめた奈緒の身体は重力に従い、キャンバスへと叩きつけられる。その衝撃で一瞬意識が飛びかけるが、すぐに腹部への痛みで現実に戻され、苦悶にまみれながらのたうちまわった。
「あぐぅっ!! おぼぉっ!!」
(痛いっ! もうやだぁっ!)
痛みのあまり呼吸すらままならず、奈緒は悲鳴を上げながら悶え苦しむ。
「おい、もう終わりか? そんなんでよくオレに教わることないとか言えたな!」
大河は楽しそうに笑いながらそう言うと、奈緒の髪の毛を掴んで無理やり立たせる。
(こんな……はずじゃ……)
「ほれ!」
バキッ! グシャ! ドゴッ!
大河の容赦のないパンチが奈緒の顔や腹部に叩き込まれる度に、彼女の身体は激しく揺れ動き、口から血反吐が飛び散った。その一撃一撃が身体の奥の奥まで響き渡り、内臓を揺らす。
「トドメだぁーっ!」
大河は叫ぶと、バネに富んだふくらはぎを跳ね上げ、渾身の膝蹴りを奈緒の腹へめり込ませた。
「ごぼぉぉっ! ぷきゅるぐぅぅゔっっっ!」
女性としての魅力に満ち溢れた柔らかな腹直筋と内臓を、大河の硬く引き締まった膝が容赦なく破壊していく。膝小僧に絆創膏の貼られた腕白な膝蓋が、柔らかな肉を断裂させ、その下の内臓をぐりぐりと押し込んで苛んだ。
「は……ぅ……」
その一撃に、奈緒は身体全体から力が抜け落ちていくような感覚に陥る。肉体は脱力し、吐き気と苦しみだけが脳をぶん殴ってくる。
「おらぁっ!」
そして奈緒の身体は大河の膝が深々とめり込んだまま静止し、大河の気合の声と共にまるでダンプカーにでも激突されたかのような衝撃と共に奈緒の身体がくの字に折れ曲がった。膝で腹を圧迫した体勢のまま、少年離れした脚力で奈緒の身体を蹴り飛ばしたのだ。
豊かな乳房がぷるんっ、と震え、筋肉の鎧を剥ぎ取られた腹直筋が軋みを上げながらその衝撃を受け止める。
「ぐびゅぅぅっ! おぼぉぉぉっっ!!」
内臓を潰された奈緒は、口から血の混じった胃液と唾液を吐き出して悶絶する。全身から脂汗が噴き出し、涙が頬を伝う。痛みのあまり全身の筋肉がひくつき痙攣を起こしていた。
「あ……が……っ……!」
あまりの苦しみに言葉すらまともに発することが出来ない。奈緒は身体中を過剰分泌された色々な体液でびちょびちょにしながら、屈辱の敗北に浸っていた。そんな奈緒を見て、大河は満足そうに笑うと彼女の髪を掴んだまま引き起こした。
525
:
名無しさん
:2023/12/02(土) 00:35:42 ID:re4mMiTE
「これでオレの勝ちだな?」
「うっ……ぐ……」
奈緒は悔しげに唇を噛み締めながらも、何も言い返すことができない。それほどまでに消耗しきっていたのだ。
「あーあっ、結局アンタもたいしたことなかったよな。女子とはいえ有名選手だっていうから、結構期待してたのによぉ」
そんな奈緒の様子を見て、大河は少し不満そうにしながらも吐き捨てるようにそう言った。
「ま、オレが勝ったんだから、ジムには入会しろよな。約束通り、オレが色々と教えてやるよ。チョー天才の俺に教わったら、お前でもちょっとくらいは強くなれるぜ、きっと」
大河はそう言ってニカっと笑った。
無邪気で傲慢で、剛気でわんぱくな、まだまだ少年らしい笑顔。
しかし、そんな笑顔が奈緒の心に突き刺さった。
(負けたんだ……私……)
奈緒は心の中で呟く。
(こんな年下の男の子に遊ばれて、侮られて、手も足も出なかったんだ……)
敗北の痛みに全身を苛まれながら、奈緒は自らの体液で濡れたキャンバスにどちゃりと湿った音を立てて倒れ込み、意識を失った。
〜終〜
526
:
名無しさん
:2023/12/02(土) 00:37:20 ID:re4mMiTE
ショタにボッコボコにリョナられる格闘系女子という構図がとてもツボなため、吐き出してみました
そんな作品、増えてほしい
527
:
名無しさん
:2023/12/02(土) 16:02:49 ID:???
乙!
久々の投稿に感激
奈緒お姉さまのキャラがとても気に入りました
この緻密な文章、もしかしてonzou(現・穴花醜)さん?
528
:
名無しさん
:2023/12/03(日) 22:57:03 ID:???
>>527
感想ありがとうございます
自分はonzouさんではないのですが、以前
>>405
でグレンというショタキャラがティアという格闘系お姉さんをボコボコにする小説を投下したことがあります
前回といい今回といい、傾向が似ていて書き手のヘキが丸出しですね
529
:
名無しさん
:2023/12/04(月) 10:53:25 ID:???
ああ、あの時の!
前回もお世話になりました
530
:
名無しさん
:2024/01/05(金) 06:44:13 ID:???
昔ここに投稿してた人が今pixivでめっちゃニッチなリョナシチュのリクエスト受けてるの見つけて驚いたわ
数字はアレだったが。まだ書き続けてたんか
531
:
名無しさん
:2024/01/09(火) 22:03:02 ID:???
突発ですが
格ゲキャラでリク受けます
532
:
名無しさん
:2024/01/10(水) 02:42:03 ID:???
DOAのほのかが他の格ゲーヒロインからボコられながらも、相手の技をラーニングして逆転勝利するような話とかどうでしょう。
533
:
名無しさん
:2024/01/10(水) 12:18:26 ID:???
>>532
ほのかvsこころで書きましたが、完全にこころ側のリョナSSになってしまいました……それで良ければ以下からどうぞ
534
:
名無しさん
:2024/01/10(水) 12:19:33 ID:???
互いに女子制服を着た二人の少女が、DOAのリングの上に立っている。
「八極の舞……見ておくれやす!」
こころが流暢な京都弁を話しながら、拳をほのかに向けた。
「ほのか、頑張りまーす!」
ほのかは明るい笑顔を浮かべながら、両腕をあげて構えた。
GET READY FIGHT!
「では……参ります!」
こころがそう言うと、素早い動きでほのかに向かって駆け出した。
地の上を滑るような流麗な身のこなしで、一瞬でほのかとの間合いを詰めると、鋭い蹴りを繰り出した。
「わわぁっ」
常人なら反応すらできずに喉元を狩られているだろう鋭い蹴りを、ほのかは少し間の抜けた声を上げつつも回避した。脳よりも先に身体が動いたようで、ただの女子高生でないことは誰の目にも明らかだ。
「えいっ!」
逆にこころに右フックを繰り出すほのか。
しかし、こころはその拳の勢いをうまく逸らすように身を翻して避けると、こころは刺突するかのように左掌を突き出した。
ほのかはそれもブロックしてカウンターパンチを叩き込む。
お互いに打撃技で応戦するが一歩も譲らない。ドンドンと互いに拳を受ける鈍い音が続く。二人の美少女が戦うこともあり、会場は大いに盛り上がっていた。
535
:
名無しさん
:2024/01/10(水) 12:20:41 ID:???
先手を取ったのはこころである。
彼女はほのかに向かって再び蹴り技を放った。
「きゃっ!?」
ほのかはそれをブロックしたが、その衝撃によりバランスを崩してしまった。
よろめいたほのかの足元を見たこころは、その隙を見逃さず、こころは一瞬で距離を詰める。
ほのかは慌てて体勢を立て直そうとするが間に合わず、そのままこころの目にも止まらぬラッシュを受けてしまうことになる。
「あうぅっ!」
勢いよく押されたほのかは、リングの端に背中を打ち付けてしまう。
「だめっ!」
その勢いに合わせて負けじとカウンターパンチを返す。誰もが苦し紛れに出しただけの軽いパンチに見えたが
「やんッ……!」
思わずこころが一瞬怯んでしまった。
そのパンチは、期せずしてこころのラッシュのほんのわずかな隙に、脇腹に刺さったのだ。何度も京都で修行して一瞬の隙も無いと思い込んでいた、こころでさえも想定外のわずかな隙。
「何なんよっ……!」
苦し紛れに出しただけなので致命的なダメージにはならない。
ただの偶然のまぐれ当たりの一撃を決められて、少し苛立ちを覚えたのか、声色が少し刺々しいものになる。
しかし続けてほのかに放たれたこころのラッシュは、心を乱されたせいか先程のものよりもやや精細を欠いたものになった。
その隙を逃さずに、ほのかは反撃にでた。
「いくよ!」
「なっ!?」
こころの攻撃をかわして生まれた隙に、すぐさまこころの背後に回り込んだほのか。
「何やてっ!?」
すぐさま振り返るこころ。
彼女の黒髪が勢いよく翻るが、次の瞬間。
「うぅうっ!!?」
こころの裏返った悲鳴とともに、鋭い鉄山靠でこころが吹き飛ばされた。
ドンッ!!とリング端に勢いよく衝突したこころ。
しかし、こころも負けてはいなかった。
そのまま前のめりに倒れそうになるところを何とか踏みとどまる。
「それは、うちの技やんか……!」
彼女はすぐに立ち上がると、再びほのかに向かって走り出す。そしてこころの間合いに入ると、今度は蹴り技を放った。
「ひんっ!?」
怒り任せのこころの蹴りに恐れを成したか、ほのかは慌てて後ろに下がる。
顎に向けて放たれたこころの爪先は、わずかにほのかの鼻先を掠めるにとどまった。
「ご、ごめんなさい!」
怒るこころに、おっとりした性格のほのかは思わず謝りの言葉を口にした。
ほのかの格闘技センスは天才的なものである。他人の技を見ただけでコピーすることができるのだ。
それはほのか自身もコントロールできないほどのずば抜けた能力であった。先程の鉄山靠もあらかじめ練習したものではなく、身体の方が勝手に動いて繰り出したものである。
536
:
名無しさん
:2024/01/10(水) 12:22:03 ID:???
少し汗ばんだ様子のこころが、ほのかをきっと睨みつける。
どこか自分の方が格上だと、心の底のどこかで思い込んでいたせいなのだろうか。
少なくともDOA初出場のほのかに負けるのは、こころのプライドが許さないのかもしれない。
(こころさん怒ってる……どうしよう……!)
ほのかは格闘技が大好きだ。
正々堂々と勝負することが好き。
ただそれだけなのだ。
しかし、こころは勝つことを重んじているらしい。負けることは絶対に嫌だと言わんばかりの様子だ。
これ以上こころを怒らせないためにも、ここはギブアップをするべきだろうか……?
そんなふうに悩んでいる矢先に、こころが再びほのかの懐へ入り込んだ。
「あっ!?」
「隙だらけや!」
ガードするも衝撃を抑えきれずに、ほのかは後ろに倒れて尻もちを付いてしまう。その倒れたところに追い打ちを重ねるこころ。
ほのかはすぐに立ち上がり反撃に転じた。
二人は激しい攻防を繰り広げながら会場を盛り上げていく。こころの闘志はさらに増していき、決着に向けて動きが加速していく……。
1分が経過した。
「こ、こころさん……ごめんなさい……」
外から見て優勢なのはこころだった。
ほのかの制服は、こころの足裏によって付けられた足跡で汚れができていた。
ほのかの白いニーソックスにも黒ずんだ汚れが付いている。こころはほのかを倒そうと必死で攻撃を畳み掛けてくる。
京都で修行した成果をこれでもかとほのかに見せつけてくる。
ほのかはこころの怒りと気迫に圧されて、防戦一方のまま何も反撃をしないでいた。
「ね、ねえ……こころさん……顔が、こ、怖いよぉ」
対するこころは……疲労を溜めていた。
激しいラッシュをほのかに叩き込み続ける。
自分の八極の舞は美しく完璧なもののはずだ。
それなのに致命的なダメージが与えられない。
なぜ自分の攻撃が通用しない……!?
汗で自分の髪が首に張り付いて鬱陶しい。
ほのかの制服は汚れてはいないが、襟元やニーソックスに汗が染み込んでいた。
少し息を切らしながら、顎の先からポトポトと汗の雫が落ちるのを掌で拭い取る。
「何いうてんの、うちは怒ってなんかいまへんっ」
そういってこころは足を振り上げて蹴りを放った。
「きゃあっ!?」
顔面に迫るこころの蹴りに、ほのかは思わず顔の前に腕を構えてガードした。
537
:
名無しさん
:2024/01/10(水) 12:23:28 ID:???
こころの怒りとは裏腹に、ほのかは観客が色めきだつような声を上げたことに気づいた。
(こころさん……パンツ見えちゃってるのに……)
DOAの大会審判の指示により、二人は自分の学生制服を身につけている。そのためほのかもこころもプリーツスカートを穿いているのだ。
つまり両足を高く上げるキックをすれば、観客から自分のパンツが丸見えになってしまうのだ。
ほのかはDOAに初めて参加したこともあるが、多くの観客が見ている中でスカートがめくれてしまうのは、さすがに恥ずかしい。
だから普段よりも足技はなるべく使わず、拳だけを使って戦うようにしていた。
しかしこころの方はそんなこと全く考えていないらしい。
ほのかを倒すためならどんな攻撃だってする。ほのかの視点からでも、こころのスカートの内側はよく見える。薄紫色のレース入りのパンツが何度も丸見えになってしまっているのだ。
こころのパンツは清楚な見た目に反してセクシーで、彼女の美しい太ももと相まって魅力的だった。自分は白いフルバックのショーツを穿いているのだが、そんな色っぽい下着もいつか穿くことになるのかな……ほのかはそんなことを考えつつ、口には出さないが、こころがパンツ丸見えになっていることを心配しているのだった。
二人の戦う姿は美しく、見るものを魅了する。
観客たちも盛り上がっており、彼女たちの試合に熱中する。
ほのかとこころがお互いにダメージを与えるたびに、会場中から歓声が上がる。そして……とうとう決着の時がやってきた……!
538
:
名無しさん
:2024/01/10(水) 12:25:39 ID:???
「これで決めますえ!」
こころがそう叫ぶと同時に渾身のパンチを繰り出した!
ほのかはガードする間もなく攻撃を喰らってしまう。
「あぐぅっ!」
ほのかは両目を閉じて苦しげな呻きとともに
吹き飛ばされてしまう。
ダンッ、と横向きに地面に倒れ込んでしまったほのかだが、しかし、すぐさまほのかは立ち上がる。
その目はまだ死んでおらず、闘志を失ってはいなかった。
ほのかは再び構えると、さらに追撃をかけようと突進してきたこころに対峙する。
「負けないよ!」
ほのかは叫びながら応戦する。
二人の激しい攻防が再び始まった……!
……果たして勝利を手にするのはどちらなのか?
「やぁぁぁぁ!!」
ほのかが渾身の力を込めてパンチを放つと、こころはそれをガードした。
だが、ほのかの拳は止まらない。
彼女はそのまま連続攻撃を繰り出し、こころを追い詰めていった。
「うちも負けまへん!」
こころはそう叫びながら渾身の右ストレートを放った!
渾身のカウンターパンチ。
間違いなくヒットする。
そう確信した……その瞬間。
ほのかは身体を素早く旋転させて回避する。
「っ!!?」
予想外の攻撃に対応できず、こころは息を呑む声しかあげれない。
ほのかが繰り出したその回避法は、まさに自分が得意とする八極拳。
それどころか、自分が追い求めていた、理想的な形だ。
柔こそが剛を打つ。こころの勢いづいたカウンターパンチだったはずの攻撃は空を切り……。
ズドォオンッ!!
こころの腹筋に、ほのかの柔らかい右の掌が押し当てられた。
その右腕は赤いオーラで覆われている。
ものすごい衝撃にこころは目を見開き、黒髪がびくんとその衝撃に上へ跳ねあがった。
その衝撃はこころの身体を後ろへ吹き飛ば……さない。
完全に衝撃をコントロールしたその掌底はこころの腹部に深くめり込んだままである。
衝撃は外に逃げず、そのすべてがこころの身体に刻み込まれる。
「……ぃ………っ、ひ……!」
ガクガク、と、こころの両膝が内股に震えて曲がり、白い歯を見せながらワナワナと唇が震える。
そのままこころは、両手で腹を抑えながら前のめりになって、両膝を付いた。
そのまま、身体を丸め込むようにしてひれ伏した。
「ふ……!ぐっ……ぶ……!」
滑らかな黒髪を地面に落としながら身体を丸めたこころは、両目からボロボロと涙を落としながらほのかに屈伏した。
「ぐぅウゥっ……!ぅッ……!」
吐瀉物を堪らえる微かなうめき声とともに、決着のゴングが鳴り響いた。
WINNER!ほのかーーー!!
観客の盛大な歓声と審判のマイク音。
「こころさん!大丈夫ですか!?」
「イヤや!触らんとって!!」
「ひっ……ほ、ほんとにゴメンなさい……」
ほのかは申し訳なさそうに頭を下げて、心配そうにうずくまるこころを見ながらリングを降りた。
539
:
名無しさん
:2024/01/10(水) 12:26:50 ID:???
駆け寄ってきた審判にもこころは「自分で立てるわ!」と叫んで近寄らせない。
こころはゆっくり立ち上がり、腹を抑えながら、打ちひしがれた敗者の歩みでリングを降りた。
そしてリング側で、カメラの死角に入ったところで我慢できなくなったのか……
こころは何も言わずその場で屈み込むと
「グゲホッ!!ゲホッ!ゴホッ!!」
ほのかの痛烈な八極拳で込み上がってきた胃液を堪えられず、地面に吐瀉物を落とした。
再び審判団の外国人の男が二人駆け寄ると、問答無用だと言わんばかりにこころの両腕を取り、そのまま医務室に連れてかれた……。
「なんでや……なんでなんや……」
消え入るような声で医務室に連れてかれるこころ。外国人の男はこころの声も聞こえていないようだった。
勝者となったほのかはコーナーポストに戻り勝利者インタビューを受けることになった。「今の気持ちを教えてください!」という質問に対し彼女は笑顔で答えた。
「とっても嬉しいです!これで2連勝できましたので次の試合でも頑張ります!」と意気込んだ。
こころは医務室で制服を脱がされて下着姿のまま横たわり、医務室に備えられたモニタからその映像を見る。
惨めな敗者に誰も声をかけることはなく、ただ死んだような目を浮かべながら、その映像を見つめ続けているのであった。
終
540
:
名無しさん
:2024/01/27(土) 09:55:42 ID:???
>>533
素敵。
一般格闘家としてはめちゃくちゃ強いこころがやられてしまうのはいいシチュですよね。
541
:
名無しさん
:2024/01/28(日) 02:10:48 ID:???
>>540
ありがとうございます
もう一個格ゲ系でリク受けようと思います
拾えそうなネタなら書いてみます
542
:
名無しさん
:2024/01/28(日) 10:24:40 ID:???
もしよければ鉄拳8の麗奈でおねがいします
できれば生意気で勝ち気な美女の断末魔轟くFatalityな終わり方がいいです
543
:
名無しさん
:2024/02/15(木) 02:12:30 ID:???
あれ、pixivで活動してる腕暖簾さんってここの出身だっけ
544
:
名無しさん
:2024/03/25(月) 20:10:06 ID:Pw/BDWzs
鉄槌教師のハンリンを食べさせました。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21847033
#1
545
:
名無しさん
:2024/04/06(土) 10:45:54 ID:???
強くて美しい格ゲーの女キャラが水着姿になって水上での競技でアンアン言ってる姿が見られるのが売りの某シリーズ。
でもどうせなら、プール上の浮島でよろけたり転んだりするポーズのもっといろんなバリエーションや、
プールに落ちた後浮島によじ登ろうとする時のケツの無防備さ、
腕力で絶対勝ち目の無い相手と力比べをさせられて対戦とは名ばかりのセクハラ見世物にされる、
そんな駆け出しB級アイドルみたいな扱いを、凄腕の格ゲー女キャラがされる姿、
……等々をもっと色々見てみたい、
あとついでに、DOAの女キャラを蒼魔灯のトラップの餌食にしたい、
「そういう個人的要望、脳内に浮かんできたイメージを文の形にまとめ、ストーリーとして組み立ててみたらこうなった」
というものです。
546
:
DOAX3 〜開けてビックリ水上相撲〜 第1話:発端
:2024/04/06(土) 10:46:56 ID:???
それは、ちょっと尋常でない光景だった。
3人の美少女が力なく倒れ込んでいる。
それも、ただの平凡なか弱い少女などではない。
その一人ひとりが、並の男が…、いや、それなりの戦闘訓練を積んだそこそこの兵士が
束になっても敵わないほどの戦闘力を秘めたくノ一。
そんな彼女達が揃いも揃って、余りにも無力な姿で横たわり無防備な姿を見物客への晒し者にされている。
そしてもう一つ尋常でないのは、彼女達の服装。
いや、もはや「服装」と言っていいのかどうかさえ迷うレベルだ。
何しろ、大事なところを隠しているのは、ごく小さな宝石のみ。
…いや、さすがに下半身のほうは、それより一回り程度は大きい布きれで申し訳程度にガードしてはいるが…。
そして、肝心なところを隠すのには何の役に立たぬ装飾にしか過ぎない、
無駄な(※褒め言葉)宝石や紐などのパーツがいくつか付属しているのみ。
そんな、露出度最高レベルの踊り娘の衣装のような? 水着。
ちなみにこの水着には「フォーチュン」とかいう固有名詞をつけて呼ばれているらしい。
しかも、彼女達の身体には、他のビキニ水着の形の日焼け跡が見事についていた。
お尻にはパンティの形が、背中にはブラ線が、胸元には二つの三角形が見事な白さで残っており、
その大胆過ぎる水着姿のエロスを数割増しにする効果を発揮していた。
そして、その日焼け跡の真新しく鮮やかすぎる白さが、彼女達がこの大胆過ぎる水着に着替えてから、
あるいは着替えさせられてから、さほど時間が経っていないであろうことを示していた。
南国リゾートを思わせるプールの中央に設けられた浮島上で倒れ込んでいる彼女達は
プール内で時を過ごしていたことを示すように全身が水に濡れており、
水がしたたるさま、水滴をまとったさまが一段とそのエロティックな美しさを引き立てていた。
さらにこれまた尋常でないのは、彼女達のその見事すぎるサービスショットが
恰好の見世物にされてしまっている、という事実だ。
このお揃いの水着? 姿で無防備な格好を晒している彼女達の周囲には、
好奇の目とレンズを向ける男たちの姿があった。
スマホ、タブレット端末からバズーカのような白レンズを装着したデジイチまで、各々持参したさまざまな機材で、
四方八方から彼女達の無防備ショットを、思いのままに好き放題に記録に収めていた。
「…それではオーナーの皆さま、お楽しみはこれからが本番。
彼女達と楽しむ特別な『VRじゃないパラダイス』を、存分に堪能してくださいね…」
響き渡るアナウンスの女性ヴォイスが、集った者たちの感情を焚き付ける。
彼女達を撮影だけでは飽き足らず、それ以上のことも自由にしていい、とも取れる、
というかそうとしか取れない内容だ。
どうやったらこんなに美味しい光景が…、
…いや、彼女達ほどの実力の持ち主がいったいなぜ、こんな状況に陥ってしまったのか?
その答えは数十分前に遡る。
547
:
DOAX3 〜開けてビックリ水上相撲〜 第1話:発端
:2024/04/06(土) 10:48:00 ID:???
「これが出来たら100万ザック」
そんなアクティビティがあるという情報に、霞たち3人は興味を持った。
プール上の浮島で対戦相手をプールに落とせば勝ち。
相手は1人で、挑戦者は3人まで同時に参加してよく、
その場合は総額ではなく一人ひとりが100万ザックもらえるらしい。
「ずいぶんと気前の良いボーナスステージじゃない。やってみましょうよ」
綾音はかなり乗り気のようだ。
「…なんか心配だな。プールでの対戦なんて、女の子同士ならやったことあるけど、
私たちこんな格好だし、もし相手が男の人だったら…」
霞が少し身体をもじもじさせながら視線を泳がせる。
「バカバカしい。私たちと1対1で闘って勝てる奴だって、世の中そうはいないのよ?
3対1でいいなんて、バカにするにもほどがあると思わない?
水着姿だから何? 見とれる間もなく叩き落としてあげればいいだけじゃない」
綾音はいかにも彼女らしい、強気なセリフを吐く。
「うん。私もどちらかと言えば、そう思うかな…」
やや意外な感じもするが、紅葉も比較的積極派のようだ。
「…でも……」
「意気地なしねえ。抜け忍がそんな弱気でどうすんのよ」
「…それとこれとは……」
霞が言い返しかけるが、その言葉は途中で立ち消えになる。
「霞ちゃんも、来れば…。もしやりたくないなら、いるだけで何もしなくてもいいから。
別に私たち二人だけで成功しても、霞ちゃんもいるだけでその分賞金が増えるみたいだし」
彼女らしい柔和な口調だが言ってる内容は意外と強気な、紅葉の言葉が続く。
「…さあ、そうと決まれば、さっさと勝って300万ザックいただいてきましょう」
最年少の綾音が先頭に立って歩き出し、次に紅葉が、そして霞が続いていく。
(やっぱり…、何か嫌な予感がする)
結果的に霞のほうが────占い好きなだけに、彼女の「予感」のほうが────正解だということ、
そして霞の悲観的な予感すらはるかに上回る想像だにしない事態が待ち受けていることを、まだ彼女達は知らないのであった。
548
:
DOAX3 〜開けてビックリ水上相撲〜 第2話:更衣
:2024/04/13(土) 09:52:09 ID:???
床から天井まで、壁一面の巨大で解放的な窓の外にプールを見下ろすホテル内の一室に、3人は案内された。
(私に少し似てる?)
案内役の女性の姿を見て、霞はそう思った。
清純な感じで端正な顔立ちの美少女だが、どこか幸薄そうな、儚げな雰囲気を
ほんの少し漂わせている…ような気がするところは確かに、霞に似ているところもあった。
そして彼女の服装もまた、どこかで見たことがある気がした。
全体的にゴシック調で装飾の多いデザインで、パッと見は露出度が低い感じだが
お腹を露わにした、いわゆる「ヘソ出し」スタイル。
グレーを基調とした地味な配色だが、肩から腕にかけての青色が特徴的。
腰から太腿のあたりはボディラインにぴったりとフィットしていて、
特に後ろ姿が意外とセクシーな感じだ。
(エレナさんが以前、格闘の試合の時こんな服を着ていた時もあったような…。
コスチュームになんか変わった名前をつけていて、走馬燈? スタイル? とか言ってたかしら)
霞はふと、西洋人の劈掛拳の使い手の事を思い出していた。
くわえて、霞と綾音はその案内役の女性に対して奇妙な既視感を覚えた。
似たような人と会ったことがあるような気がする…。
案内役の女性は、霞たち3人の身体をまじまじと眺める、そして…、
「地味ね」
「は?」
思わず綾音が呆れたように聞き返す。
「このチャレンジをしてもらうのにそんなに大きな布地の水着じゃあ、ちょっとイケてないのよねえ」
彼女達が着ているのは、ごくスタンダードな形状のビキニ。
確かに、この島で出回っている水着の中では比較的無難なデザインだが、
世間一般の感覚からすれば十分露出度は高いのだが…。
「貴女達にはこちらのほうが似合うわ。着替えてくれる?」
そう言いながら彼女が見せてきたのは、この島においてさえ最高レベルの
露出度を誇る(?)「フォーチュン」という名称をつけられている水着だ。
大事なところを隠しているのは、ごく小さな宝石と、それよりは辛うじて一回り程度大きい布きれのみ。
「何を企んでるの?」
不信感を隠そうともせず、綾音が言い返す。
「そんな怖い顔しないで。私だって、似合うと思わなかったら勧めないわよ。
誰にでも着こなせるわけじゃないんだから」
「…それにこの水着、今回は私からじゃなくてオーナーからのプレゼントなのよねぇ…」
「「「オーナーさんから?」」」
オーナーから、という言葉に、3人は少なからず反応する。
「オーナーからのプレゼント」だと言われれば、本来はもらって嬉しくないはずの物でも
不思議と拒むことが出来ず、気付けば受け取ってしまっている…。
この島で過ごすうちに、なぜか彼女達はそんな性分が身に付いてきてしまっていたのだった。
ちなみに、今彼女達が着ているのは、霞が「純白のビキニ」、
紅葉が「黄金のビキニ」、そして綾音が「漆黒のビキニ」。
いずれも、その名称どおりの単色・無地の、シンプルでスタンダードなデザイン。
彼女達はそれぞれ、「オーナーさん」にせがんでプレゼントしてもらう形でそれをそのまま身に着けて今に至っている。
また、霞と綾音はこの「人当たりの良い態度で言葉巧みに大胆過ぎる水着を着させようと
勧めてくる感じ」を以前も再三体験した気がするような、何とも奇妙な感覚を味わっていた。
(…あれ、「今回は」?「私からじゃない」って……?)
(今回「は」って、どういう意味だろう?)
霞は頭の片隅でそんなことを思った。そのことについてはもっと深く考えた方が賢明であったのだが、
その「水着ハンガーにセットされたまま手渡された紐と宝石のようなもの」にじっと見入っているうちに、
そのことはすぐに忘れ去られた。
549
:
DOAX3 〜開けてビックリ水上相撲〜 第2話:更衣
:2024/04/13(土) 09:53:48 ID:???
「そうそう、貴女、紅葉さんといったかしら?」
「…ええ、そうですけど」
「噂は聞いてるわ。とってもお強いんですってね。」
「…いえ、それほどでも…」
「そのうえ、とっても優しいお姉さんとして慕われているとか」
「…いえ、全然そんな事は…」
「そうやって謙虚なところがまた素敵。そうそう、貴女の好きな色って何だったかしら?」
「…赤、ですけど」
「そうそう! 貴女が赤好きでホント良かったわ。私の抜けた後にちょうど良く…、
…じゃなくって、赤っていいわよねえ。情熱的で、華やかで、テンションが上がる感じで」
「…まあ…、そうですね」
「それにしても貴女ってホント素敵よねえ。美人で、スタイルが良くて、強くて、女子力が高くて」
「…あ…、ありがとうございます」
…彼女の褒め殺しトーク?は、紅葉もこの初体験の水着をまとう気になってしまうまでもう少し続いた。
かくして数分後、3人のくノ一はこの特別な水着「フォーチュン」へと着替え終えていた。
ちなみにこの水着、とにかく露出度が高い、という事以外にもう一つ、その見た目によらない意外な特徴があった。
それは「安定性」。
紐がほどけたり切れたり、あるいは布地がズレて想定外のところが見えてしまったり…、
そんな「着崩れ」のトラブルが、ビキニタイプの水着はもとより、スク水や体操着ですら起こることがある。
この「フォーチュン」でそんなことが起きれば、ただちに大変なことになるわけだが、
意外にもこの水着、そんな着崩れには無縁という、謎の安定性を誇っているのだ。
その安定性をもってすれば、水着をそのまま「まわし」に見立てての女相撲も実施できるほど……かもしれない。
なお、着替えはこの場で行った。
この島には「更衣室」という概念が無く、「屋外だろうとなんだろうと美女がその場で着替えてしまう」
という文化(?)が根付いているのだ。
「この部屋には隠しカメラなんてないし、私も隠し撮りなんて悪い趣味してないし、
そんなこと他の誰にも、絶対させないから」
案内役の女性がそう明言し、また霞たちも忍びらしい目利きと感知能力で、
そのような物が仕込まれていないのを確認したうえで着替えを行ったのだった。
(そう、「隠し撮りなんて」、ね……)
超人的な力を持つ忍びと言えど、「テレパシー」などというエスパーじみた能力があるわけではない。
もし彼女達にその能力があったなら、この心の声を聴き取って、何かに気付くことができた、…かも知れない。
550
:
DOAX3 〜開けてビックリ水上相撲〜 第3話:陥穽
:2024/04/20(土) 10:18:18 ID:???
(……ちょっと、恥ずかしいかな……)
(…やっぱりどう考えても、センスを疑うわッ…!)
(……こんな格好、里のみんなには見せられないな……)
1種類の水着を着てしばらく時を過ごして日焼けし、他の水着に着替えたなら────水着以外の衣服でも同じだが────
先に着ていた水着の形が、体に白く残ってしまう、いわゆる「日焼け跡」。
そのこと自体は、彼女達も予測できていなかったわけではないだろう。
しかし、実際に着替えて見るとちょっと……いや、かなり思っていた以上にエッチな感じなので、
さすがに少々戸惑ったようであった。
……だが、この期に及んでただそうしてばかりいてもらちが開かない。
「それで? どこに対戦相手はいるの? 試合会場はプール上って話じゃなかったかしら」
綾音が相手を急かすような事を言うが、そうすることによってさっさと気持ちを切り替えたい、
という思いもあったに違いない。
「ええ。もちろんそうよ。それではこれからご案内するわね」
案内役の女性が、手先を腰の高さに、片腕を斜め下にスッと振る動作をした。
「?!」
その時、瞬間的に3人は何か悪意ある気配を感じ取った。
足元の床に何かある!!
忍びの本能で身体がとっさに反応し、そこから素早く跳びのく。
(落とし穴にハメてその下のプールにでも落とそうって気かしら?
私たちをそんな幼稚な罠にハメようなんて、いい度胸ね。
「○マされた大賞」に出演させられる駆け出しアイドルじゃあるまいし)
回避行動をとる一瞬のうちに、綾音はそこまで思考を巡らせる。
しかし、仕掛けられた罠の種類はそれとは少々(?)違っていた。
ガゴン!
3人の立っていた辺りの、その約2メートル四方のブロックが突然、
強力なバネ仕掛けでもあるように、勢いよく持ち上がる。
上にいる者を残らず左へ弾き飛ばそうとするように、勢いよく跳ね上がる仕掛け。
それが跳ね上がるより一瞬早く跳び上がっていた彼女達は、
床面から迫り来るそれを足裏で蹴りつけ、衝撃を殺しつつ左方へ跳ぶ。
(部屋に…こんな仕掛けを?!)
(いったい何のマネよッ…?!)
(普通の人だったらケガしちゃう…)
並の人間なら、この足元からの衝撃と、飛ばされた先での転倒だけでもそこそこのケガをしかねないこのトラップも、
見事な反射神経と身体能力、そして平衡感覚を備えた「くノ一」にとってはさしたる脅威ではない。
空中で素早く、すぐ隣へと着地する体勢を整える彼女達は、まったくのノーダメージだ。
だがそれは、この跳ね床のトラップ「スプリングフロア」単体での話。
仕掛けられた罠がそれだけではなく、降りかかる受難を避けきるには
不十分であることに彼女達はまだ気づいていなかった。
551
:
DOAX3 〜開けてビックリ水上相撲〜 第3話:陥穽
:2024/04/20(土) 10:20:45 ID:???
足先で軽やかに着地して素早く床を蹴って反転…。
そんな動作のイメージを心に描いていた彼女達だったが…。
ツルッ!
「あんっ!」
「…ぁあっ!」
「きゃ…!」
予想外に足が思い切り滑る。
そして3人ともくノ一らしからぬ格好で、豪快に転倒してしまった。
跳ね床のトラップが弾く方向の床一帯は、
ほとんど摩擦係数がゼロではないかと思えるような極端に滑りやすい床材で造られていた。
超人的な身体能力も、物理法則という普遍の真理の前には無力であった。
床はツルツルな上、つかめるものも何もなく体勢を変えようとしても何も出来ず、
ある者はM字開脚のまま、またある者は腹這い大股開きのまま
まるでカーリングのストーンのように滑っていき……3人の身体は、数メートル先の壁にぶつかってようやく停止した。
「…うぅ……」
「…何よ、これ……」
「…あぅっ……」
困惑しながらもごく普通に、ほぼ反射的に、立ち上がる動作を取る霞たちだったが…。
横座りの姿勢から、床に手をついて立ち上がろうとした霞は…、
「…きゃ……!」
体重を支えようとしたそばからその手が斜め前へ滑って体勢が崩れ、
肩と腰を床に打ちつけるようにして再び倒れこんでしまった。
M字開脚で座り込んでいた綾音は、両手を身体の後方の床について体重を支え、
両腕の力で身体を押し上げ最短の動作で前方へ立ち上がろうとして…
「…ぁくッ?!」
お尻を床から浮かせたところで両足と両手がそれぞれ前と後ろに滑り、
M字開脚のまま勢いよく尻もちをついてしまう。そしてさらに…
「…きャっ!?」
床にお尻を強打した痛みにほんのすこし上体を反らしてしまったその拍子にお尻が前方へ滑り、
脚をだらしなく広げた仰向け状態で床へと倒れ込んでしまった。
ふたりよりも慎重に、滑らないようについた手で体を支え、ようやく膝立ちの姿勢にまで体勢を立て直した紅葉は、
無意識に髪の乱れが気になったのか、ポニーテールのほうにふと手を伸ばした。
女の子として半ば反射的な、ごく自然な行動であり普段なら何の問題も無いのだが……、
足元が滑りやすいこの状況では結果的にうかつな行動であった。
両手を頭の後ろへ回そうとして身体の重心がほんの少し高くなったその瞬間、
「…きゃっ?!」
両膝が思い切り後ろに滑って、胸を床に打ち付けるようにして再び倒れ込んでしまった。
彼女達が誘い込まれた壁際、その壁に面した2×4メートル程度の範囲は楕円形の浅い盆地状にくぼんでおり、
遠目には分からない程度のわずかな傾斜になっていた。
ただでさえ異様に滑りやすい床材のうえに、曲面状の微妙な────誘い込まれた者を苦しめるには絶妙な────
傾斜になっているせいで、うまく体重を支えることが出来ないのだ。
そしてこの再転倒という彼女達らしからぬ失態には、もう一つの要因があった。
それをあえて客観的に指摘するとしたら「危機感が足りない」と言うことになるだろう。
忍びとしての闘いや修行の日々からは遠く離れた別世界へと招待され、
体力を使う勝負事といえば、せいぜいビーチバレーやプールでの尻相撲程度……。
そうしたアクティビティを、くノ一としての実力は数割程度セーブした状態で彼女達は楽しんでいた。
このようなバカンスの場で、忍びとしての力をフルに解放して「本気モード」になるなんてのは、
レクリエーションのようなスポーツ大会でプロアスリートが本気を出すようなもので、
「無粋」あるいは「大人げない」というものだったのだろう。
もっとも、そのような状態でもなお、そんじょそこらの「運動神経に自信のあるグラビアアイドル」などとは
比較にならない跳躍力やバランス感覚は随所で見え隠れしていた。
そのような数日間を過ごした彼女達は、この時もまだ力をセーブした「バカンスモード」の身体能力のままで、
容易に立ち上がれるものと無意識のうちに思い込み……、それが先ほどのうかつな動作や再度の転倒につながったのだ。
しかし、この豪華で開放感あふれるホテルの一室は既に、彼女達にとってどんな忍者屋敷よりも恐ろしく
得体のしれない「カラクリ部屋」と化していた。
そのことを次第に感知してきた彼女達は、今度こそ慎重に、この場からの脱出行動を開始する。
二足歩行になるのはほぼ不可能。安定した四足歩行の動作……すなわち四つん這いで
両手両足に意識を集中し、まるで垂直の石壁に挑むような慎重さで、このわずかな窪みの緩斜面を登ろうとするのだった。
しかし、ひとたび体勢を崩されれれば、相手が攻撃の手を緩めることをしない限り、
体勢を立て直すことは二度と許されず、その一連の流れから決して逃れることが出来ない…。
そんな「トラップコンボ」の恐ろしさを、まだ彼女達は知らないのだった。
552
:
DOAX3 〜開けてビックリ水上相撲〜 第4話:粘液
:2024/04/27(土) 10:54:24 ID:???
「…ひィッ……!」
不意に綾音の口から、彼女らしからぬうろたえたような悲鳴が上がり、その豊満な身体が再び床面へと転がった。
「…綾音ちゃ……ひゃう?!」
「…どうしたの、ふたりt……きゃ……!?」
1秒足らずの時間差で、立て続けに霞と紅葉も同じようなリアクションを発し、四つん這いの姿勢すら維持できず床へ倒れ込む。
いったい彼女達の身に何が起こったのか。
……彼女達ほどの美貌と見事なスタイルの持ち主であれば「その類の行為」の対象としたいというような、
下劣な視線を向けられることも少なくないだろうし、潜在的にそうした欲望を抱くものは数知れないだろう。
だが同時に、彼女達の実力を考えれば、それを実行に移せる者はそうそういないだろう。
そんな行為の中でも、最もベタで、初歩的で、古典的で、身もフタも無い、ストレートすぎる行為。
あまりにもベタ過ぎて実行に移すものがいない故に、一周回って耐性や心の準備が無かったのか……。
「何者かが不意に、綾音のお尻を撫でた」のだ。
その手触り(???)のいやらしさとヒンヤリとした感触に、綾音は全身がビクン!と反応してしまった。
そして立て続けに霞と紅葉も全く同じようにお尻を撫でられ、なすすべ無く床へと倒れ込んでしまった。
人間どころか生き物の気配すら感じさせず、物音も立てず、百戦錬磨のくノ一3人を相手にそのような所業を
まんまと成功させ、それでいて彼女達からの反撃も報復も一切させず、一方的な精神的敗北を与える…。
それほどのことをやってのける、恐るべき手練れの者の正体、床に這いつくばって動揺と怒りと恥辱の入り混じった表情で
3人が見上げる視線の先に見えたその正体とは……。
上方からゆっくりと垂れ落ちて来ている、粘性のある液体だった。
トロみのある液体、一般的に「ローション」と呼ばれるものであろうそれが、彼女達の上方から降り注ぎ、
四つん這い状態で無防備な3人のお尻に、まず命中したのだ。
「後ろからお尻を触られた女の子」が反射的にする動きは、大きく分けて、
後ろを向くか(お尻をかばうため)、前へ逃げようとするか、の二つであろう。
霞と綾音は前者で、反射的にその場で身体を約半回転させた。
紅葉は後者で、大して素早く動けはしない四つん這いの状態のまま、とっさに身体を前へ移動させようとした。
結果的に……、
身体の右側を床につけた美しい横寝のポーズで霞が、
開脚気味の無防備な仰向けポーズで綾音が、
同じく開脚気味で股間が丸見えの腹這いポーズで紅葉が、床へと倒れ込むこととなり、
それぞれそのポーズのまま、わずかな傾斜の床面を、ゆっくりと滑り落ちる…。
脱出しようとする行動が頓挫し、くぼんだ床の中央へと集められた3人の身体に、ローションがさらに降り注ぐ。
普段の闘いであれば彼女達は、目にもとまらぬスピードで繰り出される敵の連撃や、
超速で飛来する飛び道具をも見切るほどの実力を持つ。
そんな彼女達が今は、それらとはまるで比較にならないほどスローで、単調で、予測も容易なこの粘液の襲撃を、
全く回避することが出来ないのだ…。
553
:
DOAX3 〜開けてビックリ水上相撲〜 第4話:粘液
:2024/04/27(土) 10:55:36 ID:???
「…やだ……ッ…!、いやっ!……あっ…、…あっ……ぁあッ……!」
「…このっ…!、ぅう……、やめ……ッ! ひぃィぃぃっ……!」
「…だめッ…!、ぃッ… ふぃあぁぁぁッ……!」
霞の耳元から首筋に、肩から二の腕に、横乳から脇腹に、そして腰回り一帯に…、
綾音の気高い顔面に、自己主張の激しい胸元に、へそに、そして日焼け跡も鮮やかな下腹部に…、
紅葉のうなじに、白いブラ線も美しい背中に、お尻に、そして太ももから脚全体に…、
容赦なく降り注ぐローションがくノ一たちの全身に塗りたくられていく…。
高級蜂蜜かメープルシロップをたっぷりとトッピングされる人気スイーツ店のパンケーキのように、
降り注ぐ乳液によって自分たちの艶やかな身体がより美しく、より美味しそうにデコレーションされていくのを、
水着姿のくノ一達たちはただされるがままに受け入れ、床面で身をよじりながら喘ぎ、悶えることしか出来ない。
もし、このローションに媚薬の成分など仕込まれていたなら、
そしてもしその効力が、くノ一達たる彼女達の鍛錬による耐性や精神力を上回るものであったなら、
もうこの時点で彼女達は「終わり」であっただろう。
幸い? あるいは残念なことに? このローション自体は、特別な成分など含まれていない、ごく普通のものであった。
だがそんな成分など無くても、このローションはすでに十分すぎる仕事を果たしていたと言えるだろう。
ただ重力に従って垂れ落ちるだけで、それが回避不能の攻撃となり、
水着姿のくノ一達に十分な苦痛と精神的ダメージを与えることに成功していたのだから。
せめてもの抵抗で、なるべく垂らされたくない部位を両手でガードしたりもしているが、それさえも結果的にはただの愚行に過ぎなかった。
手や指のわずかな隙間にさえ構わず入り込んでくる液体の侵入は、敵の突きや蹴りの運動エネルギーを捌いて受け流すのとは勝手が違うのだ。
ローションを拭き取る為の紙や布もろくに無いこの状態で手や指先までもローションまみれになってしまえば、
その手を使った脱出行動がさらに困難になるだけ────
それが、彼女達が必死に行っているガードの、唯一の「効果」なのだ。
「うぷッ…!」
トロみのある液体の顔面シャワーをまともに浴びせられ、
体じゅうの重要な部位をローションによって最も激しく弄ばれ…、
仰向けに倒れていたのが災いし、
3人の中で最もプライド高そうな綾音が皮肉にも、
3人の中で最も激しくプライドを踏みにじられる状態に陥っていた。
その美しい顔、その目元に付着していた粘液によって、そんな綾音をさらなる不運が襲う。
「ぅッ…!」
シャンプーが目に入ってしまった子供のように、目をギュッと閉じて顔をしかめ、
苦痛から逃れようと顔をそむける。
ここが浴室なら、手探りでシャワーからお湯を出してそちらに顔を向ければ逃がれられる事態だが、
ここにはシャワーはおろか、タオルもティッシュといった物さえも無い。
身に着けている水着にも、少しでもハンカチ代わりに拭き取れるような布地すらない…。
指でこすってみても目を開けることすらできない。
忍びとして洗練された普段の彼女の実力なら、
研ぎ澄まされた感覚で周囲の状況を感じ取ることも出来、
視覚を奪われたからといってすぐさま冷静さを失うことなど決して無かっただろう。
しかし、忍びとしての実力をフルに解放し「本気モード」に切り替える間も無く
不測の事態に陥ってしまった今の彼女に、それを求めるのは酷というものであった…。
554
:
名無しさん
:2024/06/14(金) 21:43:13 ID:???
支援(専ブラじゃないと見れないかも
https://imgur.com/aTrl7mq.jpg
555
:
名無しさん
:2024/06/18(火) 22:54:41 ID:???
>>554
再うp!すいません!
https://i.ibb.co/CwWXFFv/doa.jpg
556
:
名無しさん
:2024/09/17(火) 13:45:03 ID:???
スケベな格好した戦うヒロインが酷い目にあうのが見たい。
スケベな格好をしたキャラの概要(版権は無しで)書いてくれたらもしかしたら書くかも知れない。
557
:
名無しさん
:2024/09/17(火) 15:30:18 ID:???
>>556
ではお言葉に甘えて……
ヒロイン
29歳 身長175センチ 妖艶な雰囲気の美女
職業は格闘家 鍛えられた長い脚を武器に戦う
服装:左右に腰まで届くスリットの入ったロングスカート(チャイナドレス風)に、乳首や腹筋が浮くほどピチピチの薄いタンクトップ。春麗のように太くて艶々の味を常に丸出し。
下着はTバックやタンガなど尻に食い込む小さなものをよく履くが、露出狂の傾向があり、ノーパンになる時さえある。
558
:
名無しさん
:2024/09/18(水) 01:24:25 ID:KYhQf/sk
期待age
559
:
名無しさん
:2024/09/18(水) 13:14:07 ID:???
>>557
とある地下格闘場にて。
「はぁーっ!!」
屈強な大男が対戦相手の蹴りをモロに喰らいリングの外まで吹き飛ばされる。
『ディーナ選手の快進撃が止まらない!これで99人目!』
実況と声援そしてブーイングを投げ掛けられた選手は長身の美女。
腰まで伸ばした艶やかな金の長髪、切れ長で凛とした青い宝石の様な瞳。歳の瀬は20代の後半から30手前とった所、しかし肌は少女の様に瑞々しく整った顔付きも相まり妖艶な空気を纏っていた。
その身は出るところが出た性的魅力が爆発した男好きのする肉感的ながらも鍛え抜かれ引き締まってもいるナイスバディ。
上質な生地の白のタンクトップはその肉体に吸い付く様に密着しピチピチにはりつめばんと突き出てまん丸に型崩れしていない極上の乳房の頂をうっすら浮かせている。その下のきゅっとくびれたウェストの腹部も見事に割れたシックスパック。
下半身は足元までのロングスカートだが左右に腰まで届くスリットが入っており筋肉がしっかり付きながらもむちりと脂ものった健康的な長いおみ足がむきだしで、時折ちらちらと大きなお尻と食い込んだ白のTバックが見え隠れしていた。。
絶世の美女と言って良い見目の良さに加え鍛え上げられた長い脚から繰り出される必殺の足技により近年裏格闘会で活躍している彼女は流れの女格闘家ディーナ。
「次でもう最後ね?死を覚悟するっ場所って聞いてきたのに退屈だったわ?最後の子は楽しませてくれるのよね?」
マイクを受け取った美女は裏格闘場の猛者達を何十人も戦い倒したとは思えぬ妖しい笑みを浮かべ妖艶にその肢体をくねらせながら宣言する。
彼女は幼い頃ある男に家族を皆殺しにされ復讐の為に格闘技を極め裏格闘の舞台に足を踏み入れた。
そして仇の男がこの裏格闘場に何度か出場しているとの情報を得た彼女に運営が叩きつけたのが裏格闘場の選手100人との連戦デスマッチであった。
元々そう言う目で見られる様に肉体改造と露出度の高い格好をしているのだ。エロい美女が無惨に敗れあられも無い姿になるのを期待しての事だろうが、ディーナはそれを実力で突破しつつあった。
560
:
名無しさん
:2024/09/18(水) 13:15:31 ID:???
>>559
続き
『では美しき挑戦者を満足させる相手をご紹介しましょう!当格闘場のチャンピオンにして何人もの格闘家達を処刑してきた危険人物、マッドナー!』
実況の紹介と共にスモークが焚かれ入場してきたのは身長が2m半ばもあろうかと言う巨躯の大男だった。今まで倒して選手達も逞しかったがチャンピオンはその比ではなく全身の筋肉もはち切れんばかりに発達しまるで大岩が歩いているかの様だ。
その顔付きは不気味な鉄仮面に覆われ窺えないが、目は血走り、ふーふーと息も荒い。この手の格闘場では良くあるがドーピングによるものだろう。
場外に落とされ気絶したまま放置されていた前の相手をマッドナーは無造作に片手で掴むとそれこそゴミを放る様に無造作に放り投げた。
天井近くまで飛んだ男はそのまま床に落下し、嫌な音を立ててぴくりとも動かなくなるが、それをみた観客は歓声を上げた。
(こいつも外れか…)
一方ディーナはマッドナーをみて内心落胆していた。仮面を被っているものの目的の仇の男では無さそうだからだ。
『果たして美しき挑戦者はマッドナーに勝てるのか!?試合開始です!』
(一気に決める!)
ゴングが鳴るのと同時にディーナの渾身の蹴りがマッドナーの首筋に決まった。今までもそうだったが彼女の必殺の蹴りが直撃し気絶しなかった相手はいなかった。決まったか?と会場の誰もが息を飲んだ瞬間、マッドナーの剛腕が素早くディーナの美脚を掴むともう片方の肘が彼女の右脚を粉砕したのだ。
「!!ぎゃあぁぁぁぁっ!?」
脚を砕かれたまらず絶叫を上げる金髪美女。
巨漢はそのままもう片方の脚にもチョップを放つと同じようにおかしな方向に曲げてしまう。
「ぎいっ……!!あぎゃぁぁぁぁっっっ!!」
両足を打ち砕かれたディーナはのたうち回る事しかできない。
全身に嫌な脂汗が浮かびその美貌を濡れそぼらせ、タンクトップは濡れて張り付き素肌と桜色の乳首を透けさせスカートは捲り上がり暴れる度に際どい下着の股間とお尻が丸出しだ。
観客は試合から美女の処刑に移った事を察し興奮のボルテージを上げていく。
マッドナーはのたうち回る美女の腹部めがけてその丸太の様な脚で踏みつける。どごんっと凄まじい音と共にディーナの身体がマットにめり込む程だ。
「おげぇぇぇぇぇっっっ!!!?」
形の良い唇から、びちゃびちゃと汚ならしい吐瀉物を撒き散らし舌を突きだしビクビクと痙攣するディーナ。失神したのか白目を向き股間からは黄金水を飛沫せてしまっていた。
マッドナーは観客の声援を受けながらディーナの首を片手で掴み持ち上げるとのしのしと歩いていく。
やがてコーナーポストまで辿り着くと鉄柱めがけてディーナを振り下ろした。
「!!!がぎゃあぁぁぁぁぁぁっっっ!!!?」
あろうことかコーナーポストにディーナの膣を挿入したのだ。膣口は裂け、股関節は砕け、子宮の中まで異物に侵入され盛り上がった腹が胸の前まできた始末。
既に状況が把握できないディーナのお尻にもスタッフから受け取った金属バットがマッドナーによりねじこまれ肛門も破壊されてしまう。
「じぬぅぅぅぅっ!!ゆるじでぇぇぇぇっっ!!ごんなじにがだいやぁぁぁぁっっっ!!」
最早ディーナにとって仇の事など吹き飛んでいた。
ただ強烈な苦痛とそれから逃れる事、死にたくないと言う想いに脳内が一杯だった。
だが絶世の格闘美女の情けない命乞いは無惨なエロ処刑を止めるには至らなかった。
ディーナが事切れたのは試合が開始して2時間も経過してからの事だった。
復讐の美女格闘家、ディーナの最期は仇とは無関係な裏格闘場にてその肢体を滅茶苦茶に粉砕され穴と言う穴を抉られ無数の観客達の慰み者にされた揚げ句ゴミとして処分される惨たらしいものだった。
561
:
名無しさん
:2024/09/18(水) 13:16:27 ID:???
以上になります。露出狂設定は難しかったんで入れられなかった、すまない
562
:
名無しさん
:2024/09/19(木) 05:08:05 ID:???
>>561
ありがとうございます!
いい感じに自分の妄想キャラが描かれててとってもよかった!
563
:
名無しさん
:2024/09/19(木) 11:32:44 ID:???
>>562
こちらこそスケベなお姉さんをありがとう。
このスレも前みたいに賑わってほしいからまた何か書くかも。
564
:
556
:2024/09/25(水) 13:11:04 ID:???
感想コメント貰ったけどひとつだけで寂しいので他のスケベ衣装ヒロイン募集します
それと他の方のSSも見たいなぁ。とも
565
:
名無しさん
:2024/09/27(金) 00:03:49 ID:???
では、クール系のヘソ出し女刑事を投げてみます
瀬川美咲 28歳
冷静沈着で頭脳明晰、行動力があり、何事にも動じないプロフェッショナル。
犯罪心理学にも精通し、犯人の心理を見抜く鋭い洞察力を持つ。
腰に装備した拳銃の腕は訓練の成果もあって超一流。格闘技にも長けており、並の犯罪者なら返り討ちにしてしまう。
自信に満ちた強い表情をしていて、口元は引き締まっており、何事にも鋭い眼差しで取り組む。
髪は自然に流れるような長いウェーブがかった茶髪。
黒のタイトなスーツを着用しており、白いクロップドシャツをインナーにしている。へそを露出する短めのデザインで、スタイリッシュでセクシーな装い。
黒のスリムなスラックスパンツを履き、足元にかけて細身のデザインで、全体のスタイリッシュなシルエットを強調している。
足元はショートブーツで固め、どんな動きにも対応できるようにしている。
↓AIに出力してもらった凛々しい姿
https://imgur.com/a/vTaCizD
もしよければお願いします!
566
:
556
:2024/09/27(金) 01:28:06 ID:???
>>565
自分で言っといてなんだけど、全然スケベじゃないしAIイラストの時点でやる気無くなるので残念ですが無かった事に
567
:
556
:2024/09/27(金) 12:42:27 ID:???
無かった事にするのは
>>565
で他の方にお任せします。
引き続きスケベ衣装のリクエストは募集します。
568
:
名無しさん
:2024/09/27(金) 15:47:16 ID:???
残念、、
またの機会にお願いいたします!
569
:
名無しさん
:2024/09/29(日) 15:23:35 ID:???
あまりキャラを作ったことがないのでお眼鏡に叶うかわかりませんが、、、投げてみます
裏社会に蔓延る悪と戦うヒロイン
年齢は20代前半 茶髪セミロング
巨乳ですらりと背が高くスタイルが良い
大きな瞳は挑発的な色気を漂わせ、相手を翻弄するような挑戦的な笑みが浮かぶことが多い
肩紐がなく丈も短めのチューブトップに、こちらも丈が短くダメージの入ったデニムのホットパンツのスタイルで、肩やへそ、太もも、さらには尻の下の部分までを大胆に露出した服装が、引き締まったボディラインを際立たせる
デニムのダメージ部分からはショーツの紐が見え隠れすることもある
色気と魅力に自信をもっており、それを武器として利用するために露出の高い服装を選んでいる
敵を誘惑して隙を作るのが得意
戦闘では寝技を得意とし、肌を密着させて締め上げられた男は苦悶と幸福の中で気絶する
570
:
名無しさん
:2024/10/06(日) 04:46:48 ID:???
>>569
書いてみました
どぎついほどに眩いネオンが輝く夜の繁華街、黒いタイトなスーツをまとった一人の美女が、ウェーブのかかった長く美しい茶髪を靡かせて颯爽と歩いていた。
鋭くも美しい目、気高く自信に満ちた顔立ち、真一文字に引き締まった口元という、絵に描いたようなクールビューティーだ。
その姿に街ゆく人々は思わず振り返り、その凜々しい後ろ姿に釘付けとなる。
白いタイトなクロップドシャツからは胸の谷間と臍が覗いており、黒いスリムなスラックスパンツはぴっちりと足腰を包んでいた。
その足が収まっている黒いショートブーツは、彼女が歩くたび硬い音を響かせる。
そのスタイリッシュでセクシーな装いもまた、彼女の魅力を引き立てていた。
彼女は瀬川美咲。28歳の女刑事である。
某有名大学を首席で卒業した才女で、幼少期から嗜んでいる空手でも幾度か優勝を果たしている女傑だ。
その行動力と冷静な分析眼を武器に、これまで様々な難事件を解決してきた伝説の女。
専攻していた犯罪心理学の素養も生かして犯人を追い詰めるその姿は、市民の尊敬の的である。
今宵も美咲はここ数日、幾つもの殺人事件を引き起こしているとある犯罪組織の首魁、ギンガを捕らえるべく捜査中だった。
(彼らの拠点はこのあたりで間違いない。今日こそ現場を押さえて、豚箱へ送ってやるわ!)
そう意気込んでいると早速、繁華街の路地裏から女性の悲鳴が響いてきた。
美咲は腰のベルトに下げた拳銃に手を伸ばし、駆け足で声の方へ向かっていく。
彼女が月明かりを頼りに、現場に足を踏み入れたまさにそのとき、背後に異様な気配が迫ってきた。
「ッ……!」
美咲は振り返り銃口をそちらに向けたが、そこには誰もいない。
(いったい……)
生唾を飲み込み、銃を下ろした途端、再び背後に気配を感じると同時に、背中に凄まじい激痛が走った。
「かっはッ……!」
美咲は激しく仰け反り、銃を手放して倒れる。
(なに、この痛み……何をされたの……)
呼吸困難に陥り悶え苦しみながらも、美咲は持ち前の精神力ですぐさま銃を拾って、倒れたまま振り返る。
「さすがだな。その激痛に耐えられるのか」
闇の中に浮かび上がったのは、真っ赤な髪と目をしたスーツ姿の美女である。
「だれ? 私に何の用……?」
あまりの苦しみで震える銃口を謎の美女に突きつけて、美咲は尋ねる。
「殺し屋さ。ギンガにおまえの始末を頼まれてね」
(くそっ……! 私としたことが、狙われていることに気づけなかったなんて……! まさか、さっきの悲鳴もこいつが……? 罠だった……?)
美咲は歯を食いしばり、必死に立とうと腰を振る。
「無駄な抵抗はよせ。苦しみが増すだけだ」
殺し屋は悠然と美咲に近づく。
「くっ、来るな! 私は犯罪者なら迷わず打つ! 知っているでしょう?」
美咲は恐怖で声を裏返し、唾を飛ばして叫んだ。
しかし、殺し屋の歩みは止まらない。
立て続けに銃声が轟く。弾丸は殺し屋をめがけて放たれた。
が、そのいずれもを殺し屋はすり抜け、美咲に到達。
「ひっ……」
女優も顔負けの美貌を無様に歪めて情けない悲鳴を漏らした美咲の腹に、革靴を履いた殺し屋の足先が深々と突き刺さる。
571
:
名無しさん
:2024/10/06(日) 04:47:49 ID:???
「ぐえええええええ……」
たまらずそこを両手で押さえて平伏し、多量に嘔吐する美咲。
ビクビクと痙攣する彼女の頭を殺し屋は踏みつけ、サディスティックに笑う。
「いい声で泣くじゃないか。ちょっと遊んでやるよ」
殺し屋はそう言うと美咲が落とした銃を拾って、それを倒れている持ち主に突きつけた。
「やっ……やめっ……」
かろうじて顔を上げた美咲が命乞いする間もなく、殺し屋は発砲。
「ぎゃああああああ!」
一発目は美咲の尻に入った。
「ああああああああ! うわああああああああああ!」
美咲は甲高い悲鳴を上げ、打ち抜かれた尻を片手で掴む。
熱い血潮がドクドクと、まるで失禁したかのようにあふれて手を濡らした。
「ふふふ。伝説の女刑事も大したことがないな。もう限界か?」
(こいつ、遊んでる……なら、無線でこの音を本部へ送って、応援を……)
そう考えた美咲が、無線機を隠した乳房へとを伸ばすと、殺し屋はすぐにそれを察知。二発目を美咲の腕にはなった。
「んああああああああああ!」
「自分の銃で撃たれる気分はどうだ?」
泣き叫ぶ美咲を見下ろして殺し屋が笑う。
「うっ……このっ……こんなことして、ただですむと……」
美咲の言葉を遮るようにして、三発目。
それは再び尻に埋め込まれた。
「いやあああああああああああああッ!」
想像を絶する激痛で美咲は仰け反り、恐怖のあまり失禁。
熱い尿がスラックスに染み入り、広がっていく。
四発目は背中に入り、背骨を砕いた
「あああああああああ……!」
地と尿の海に溺れた美咲は、断末魔をあげて七転八倒。
「言えよ。もうやめて、助けてください、許してください、お願いします、って」
その無様極まる姿を楽しそうに見つめて殺し屋がほくそ笑む。
「たっ……うう……たすけ……」
「聞こえない」
「もうやっ……めて……おねがいします……」
恥も外聞もかなぐり捨て、美咲は命乞い。
しかしーー
「やだ」
五発目の銃弾。
それは美咲の額をぶち抜いた。
「ッ〜〜ッ……〜ッ……!」
最後に美咲は声にならない声を漏らして再び派手に仰け反り、その直後、ピクリとも動かなくなった。
「ふん。他愛もない」
殺し屋は拳銃を美咲だったものに投げつけて屍体を辱めると、静かにその場を立ち去った。
こうして伝説の女刑事、瀬川美咲はあっけなく殺し屋に敗れ、その短い生涯を終えたのであった。
572
:
名無しさん
:2024/10/06(日) 04:52:10 ID:???
安価ミスってました
>>565
です
>>569
の案も拾って今書いてます
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