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東西対抗戦2 罰ゲーム用スレッド
32
:
ウイミ
◆eo6GLgJX36
:2008/11/27(木) 22:45:53 ID:BdZ/mUik0
拳を握る僕に、「おいおい自分のことを忘れてもらっちゃ困るよ。草ポケモン達を一手に纏めていたこの自分、『叢の王者・緑草王(グリーンR)のことを。自分とあんたが出会ったあの事件のことを語らずには今のあんたは語れない筈だ」と語るかのようにリーフィアが足元に擦り寄ってくる。
「ああリーフィア、あのときのことは今でも覚えているぜ。
いつまでも続く環境破壊、愚かな人間達……
怒れるポケモン達の先導に立っていたのがお前だったな。
お前の『真草刃(ストライクブレード)』の傷はほら、ココにまだ残っている。
お前は人間の代表として僕を選び、行動を一緒にすることになったんだもんな。
あのときの想いを僕はまだ、忘れちゃいないさ」
すると「さっきから私について喋らないのはどういうことなんでしょう?」と冷たい目でグレイシアが睨んできたので、僕は「ごめんごめん」と謝った。
「悪かったねグレイシア、『氷結の銀狼王』とまで呼ばれたお前のことを放っておいて。
お前の能力、『コールド・ステルス』の恐ろしさは僕が一番よく知ってる。何しろお前は『無音霰の暗殺者』とも言われてるんだからな。
吹雪の中を高速で移動して一撃必殺でしとめるお前は僕の切り札さ。
本当に頼りにしてるんだぜ? グレイシア」
と僕は言った。
「・・・そしてエーフィ。そう、お前はあの日以来喋ることができないんだよな。
僕は今でも夢に見るよ、あのときのことを・・・
僕たちは何者かに攻撃されていた。どんな能力で襲われているのかも分からなかった。
そんなとき、お前がサイコ能力で僕たちを助けてくれたんだよな。
あまりに超能力を使いすぎた反動で、傷ついてしまったお前
それでもついてきてくれるお前を、僕は本当に・・・感謝しているぜ」
僕はエーフィの頭を撫でてやった。
「今はここにいないけれど、『闇(オール・ノワール・ブラックダーク)』のブラッキー、それに『∞(ネバーエンド)』の血統を受け継ぐイーブイ。みんなのおかげで僕はここまで来れた。
さあ、みんなで戦おう!栄光を目指して!!!!!!!」
僕は叫んだ!!!!!
「勝つんだ、僕らは勝つんだ!!」
「・・イミさん、ウイミさん!」
肩を揺すられ目を開け、そして僕は今まで夢を見ていたということに気づいた。
そうだ、まさにいま僕は東西対抗戦で戦っているところなのだった。
「いっけえー、みんな!!! ・・・って、あれ?」
僕の目の前で、サンダースがたおれている・・・
僕を起こした係員の人が、冷たい目で僕のことを見ていた。
「あのですねウイミさん。アンタは負けたんですよ」
「へ?」
見れば、対戦相手だったふうちゃんさんが観客の歓声を一身に浴びている。
「劣勢になった途端目瞑って訳の分からないこと叫んで、一体何様のつもりなんですか」
係員さんの声はひたすらに冷たい・・・
そんな叱られている僕の目の前で、倒れているサンダース、ブースター、エーフィが運び出されていく。
「みんな・・・!」
「はぁ・・・ウイミさん、あんたがこんな馬鹿トレーナーだと知っていれば、あの子達を可哀想な目に遭わせずに済んだのに」
そう、あの3匹は僕のポケモンではないのだった。
試合の直前に借りたレンタルポケモンだったのだった。
「ほら、敗者はさっさと引っ込め!!」
「はい・・・」
「これに懲りたら表舞台にはもう出るんじゃねえぞ、ああん?」
「はい・・・」
僕は一人、スタジアムを後にしたのであった・・・
HAPPY END!
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