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おちんちんのアルカナ

1名無しのアルカナ使い:2006/12/23(土) 23:51:22 ID:Omz9Akc.0
稼動より早三日。
秋葉系産業の僕である私が
このヲタゲーに取り組んだのもまた三日。
多少の不満はあるものの現状では特に破綻した要素もなく、
このまま闘劇に選ばれれば何も文句は無いと思っていた。

しかし私は気付いてしまった
アルカナには致命的な欠点、
足りないものがある。

・・・そう、ちんちんである

557名無しのアルカナ使い:2007/03/14(水) 15:22:58 ID:OXxYxJAY0
狂おしいほどにGJ

558名無しのアルカナ使い:2007/03/19(月) 16:02:26 ID:frl.Sdc20
ここの1さんが東方ネチョスレの変態アリスの人とモロ被りな件

559名無しのアルカナ使い:2007/03/19(月) 23:53:22 ID:/aomjHLoO
>>558

是非kwsk

560名無しのアルカナ使い:2007/03/20(火) 01:16:30 ID:ET3ZjNH20
とりあえず

ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1174046079/

このスレで『俺とアリス』で検索してみ?そのあと『凸』で検索すると
なんとなく全貌が見えてくるかも

561名無しのアルカナ使い:2007/03/20(火) 15:31:04 ID:BTB4VJQk0
全然違くね?

562名無しのアルカナ使い:2007/03/21(水) 01:48:57 ID:e55BSECY0
俺も違うと思う

563名無しのアルカナ使い:2007/03/21(水) 13:05:27 ID:9AN2fThQ0
全然違うよ、全く関係ないよ

564名無しのアルカナ使い:2007/03/21(水) 15:35:32 ID:KXvXTNSg0
へー、じゃあ、ふたなりとちん娘の違いは何なの?

565名無しのアルカナ使い:2007/03/21(水) 20:53:24 ID:1j5Hg08s0
じゃあ、簡単に説明してあげるよ。まず、ちん娘は非合法です。

566名無しのアルカナ使い:2007/03/22(木) 00:36:37 ID:kOOjz/N60
>>565
全然違うよ、全く関係ないよ

567名無しのアルカナ使い:2007/03/22(木) 00:45:45 ID:pOuLNr8sO
マーク自重

568名無しのアルカナ使い:2007/03/27(火) 02:59:53 ID:BBKk5Vbg0
管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね
管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね
管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね
管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね
管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね
管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね
管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね管理人氏ね

569名無しのアルカナ使い:2007/03/27(火) 14:20:00 ID:S1zPQ8jsO
>>1ってぱんつさんだろ
またはぱんつさんのいきわかれた双子の弟

570名無しのアルカナ使い:2007/03/27(火) 19:40:48 ID:C/esvc4UO
全然違うよ、全く関係無いよ

571名無しのアルカナ使い:2007/03/27(火) 22:12:01 ID:Y4BLV1360
でもぱんつ好きなんでしょ?

572名無しのアルカナ使い:2007/03/28(水) 15:12:12 ID:Zd3Zj8bsO
さんご

573名無しのアルカナ使い:2007/04/01(日) 11:22:22 ID:e6qwnoegO
俺もぱんつさんだと思って見てた

574名無しのアルカナ使い:2007/04/16(月) 21:46:51 ID:k7.aSWfoO
>>100>>200>>300>>400>>500>>600>>700

575名無しのアルカナ使い:2007/05/02(水) 22:58:03 ID:zK8mA.eI0
>>1さんいつになったら最後のネタ投下してくれるんだろ

576名無しのアルカナ使い:2007/05/25(金) 23:58:08 ID:KhcF17kYO
>>1 生きてっかー

577名無しのアルカナ使い:2007/05/28(月) 04:37:58 ID:DzbKDn8.0
シャンハーイ

578名無しのアルカナ使い:2007/05/29(火) 02:00:18 ID:XwX3A5T.O
それでもぼくらは、1さんを待ち続ける

579名無しのアルカナ使い:2007/05/30(水) 00:31:10 ID:2CAcOwI60
先月ぐらいにこのスレ初めて見て1氏の書き込みを楽しみにしている俺。
すでに過疎りまくってるけどまだ見てる人はいるんだな。

580名無しのアルカナ使い:2007/05/31(木) 03:28:20 ID:mqt2xtws0
漏れもだ・・・

581名無しのアルカナ使い:2007/05/31(木) 19:21:27 ID:CvjHawWYO
しかし…俺の持ちキャラひとつネタに出来ないんだから、>>1も所詮人の子

582名無しのアルカナ使い:2007/06/02(土) 13:56:30 ID:mtgVUSC2O
定期的にageたら1さん戻ってこないかなぁ

583名無しのアルカナ使い:2007/06/05(火) 12:54:37 ID:Hz1xqxA6O
いまはただ座して>>1さんを待つ

584名無しのアルカナ使い:2007/06/05(火) 22:42:31 ID:ZpbnpRAA0
>>582
同意

今は定期的にageる方向で待つしか
しかしこのスレは何度見てもw

585a:2007/06/13(水) 23:31:09 ID:Lk73iTssO
とりあえずage

586名無しのアルカナ使い:2007/06/13(水) 23:53:40 ID:57ShSDqA0
1はおちんちんの守護アルカナになったから もう書き込めないんだよたぶん

587名無しのアルカナ使い:2007/06/14(木) 00:38:24 ID:LLrUIVew0
「ごめんね、みんな。私、これ以上は一緒に行けないよ。」
「な……何言ってるの凸……? せっかく会えたのに!」
「うん……。みんなに会えて、私、すごく嬉しいよ。
 でもね、あのね、こっちの世界にはね、天使とか精霊とかにとってのおちんちんが少ないの。
 だから……このスレと一緒に、おちんちんランドに戻るよ。」
「駄目……凸……行かないで……。」

588名無しのアルカナ使い:2007/06/14(木) 01:22:43 ID:zPmcWOY6O
>>587
泣いた

589名無しのアルカナ使い:2007/06/14(木) 13:15:55 ID:LNQYua/oO
信じたくない

590名無しのアルカナ使い:2007/06/14(木) 13:37:32 ID:oNKujn1A0
いや、このEDだと最後にはきっと戻ってきてくれる。

591名無しのアルカナ使い:2007/06/15(金) 09:52:15 ID:h/LFdNpk0
目から汗が…

592名無しのアルカナ使い:2007/06/15(金) 17:03:31 ID:010PlPcIO
このスレと…て事は、俺もおちんちんランドへ…?

593名無しのアルカナ使い:2007/06/15(金) 21:53:15 ID:ZLxDftz20
ここはおてぃんてぃんぱらだいす!

594名無しのアルカナ使い:2007/06/16(土) 07:58:31 ID:aht5saDo0
定期保守。

595名無しのアルカナ使い:2007/06/16(土) 22:30:43 ID:.I2a.Qc.O
突然の差し込み失礼致します。
梅雨も終わりへと近付き夏の暑さを徐々に感じさせる昨今、おちんちん紳士たる皆様に置かれましては如何お過ごしでしょうか。

さて、>>1様の再来をお待ちしている間、私達が出来る事とは一体何でしょう………果たして、本当にお預けを命じられた子犬の如くに、ただじっと耳を垂れ餌を待つだけで良いのでしょうか?
いえ、このままこのスレッドをお預けに苦しむ書き込みだけで埋めてしまうのは、剰りにも無情と思われます。
>>1様の意を汲み取り、おちんちん紳士たる思想と立ち振る舞いを磨いて行く事こそが肝要なのではないかと、座して待っていただけの私が辿り着いた結論でした。
そこで、二番煎じな感は拭えませんが、私なりの考察をこの場を拝借して述べようと思います。
必然、拙い文章やお見苦しい点などは多々見受けられる事とは思われますが、どうぞ私の夢想に少しばかりの時をお付き合いくださいませ……ちんっ(-人-)

596名無しのアルカナ使い:2007/06/16(土) 22:36:59 ID:.I2a.Qc.O
時に、このスレを何度も読み返している皆様は当然ご存知でしょうが、>>1様はキャラ対策と銘してのシチュエーション描写を為されました。
赤裸々に語られたリリカの、日々の生活……もとい、性活はとても内容が濃く、尚且つ分かり易い物でした……この偉業は皆様の記憶に鮮明に焼き付いている事でしょう。
当然の事ながら、私も深い感銘を受けたものです……なので、ここは>>1様が築かれたこの良形式に則って、私もキャラ考察に耽る事と致します。

ここで問題に上がるのは、

『誰について語るか』

この一点でしょう。
どのキャラにおちんちんを組み合わせても特有の持ち味が有る事は既に>>1様の考察により明らかではあります。
しかしお恥ずかしい事に、私はおちんちん紳士としての経験も感性も文才もまだまだ未熟な若輩者。
下手に扱い方を損なえばキャラの持ち味を壊してしまい兼ねません。
私は誰に的を絞るか、数時間頭を悩ませました……そして導き出した結論と致しまして、比較的にネタが豊富そうな春日舞織嬢を扱わせて頂く事とします。
それでは皆様…グラス一杯に注がれた純度の高い白色ミルクを片手に、どうぞ姿勢を楽にしてお聞き下さいませ。

597名無しのアルカナ使い:2007/06/16(土) 22:45:43 ID:.I2a.Qc.O
『春日舞織』

おちんちんを考察するには、何よりも先ずナニを舞織が得る事が肝心な訳で。
きっかけは、普段と何ら変わらぬ筈だった朝の目覚めと共に……

「―――これ、は……っっ」

彼女が驚くのも当然でしょう、目覚めた其処におちんちん。
そう、おちんちんのアルカナに選定された舞織の股関には、平凡と言えば平凡、しかしながら均整美を究極にまで追求したかの様な見事なおちんちんが付いていたのです!!

ですが、此処へ来て早くも壁が立ち塞がりました。
舞織の言動などからもお解りでしょう、彼女は大和撫子を絵に描いた様な、奥ゆかしく慎ましやかな心の持ち主。
ましてや、まだあどけなさの残る中学二年生の少女、股関に鎮座している異形の物体を素直に受け入れる事が出来ませんでした。
羞恥心が枷となって誰かに相談する事さえ出来ずに、ただ悶々と悩み続けて過ぎる日々………この話は、このまま何も語らず終わってしまうのでしょうか―――?

598名無しのアルカナ使い:2007/06/16(土) 22:55:49 ID:.I2a.Qc.O


……いいえ。
曇り空の隙間から斜光が差し込む様に、さる一人の人物が苦悩する舞織へとその救い手を差し伸べたのです。

「貴女の持っているそれは、決して貴女を不幸にする為に在るのではありません……貴女を遥かな高みへ、そして幸せへと導く為に有るのです」

見る者を心和ませる、暖かい微笑みと共にそう諭したその御方こそが、後の>>1様なのでした……ですが、それはまた別のおはなし。


かくして、彼女の心に立ち込めていた朝霧は取り払われました。
しかし、見えた先行きに現れたのはまたしても壁。
性とは疎遠な生活を過ごして来た彼女は、己が持ち得たおちんちんを愛でる術を知らなかったのです。
しかし、そんな中でも彼女は頂戴した言葉を信じ、手探りで歩み始めます……文字通り『手探り』が重要なのだと知らないままに。

599名無しのアルカナ使い:2007/06/16(土) 23:05:27 ID:.I2a.Qc.O

先ず始めに彼女は、人差し指でそぉっとつついてみました。
恐る恐る……

つんっ

「ふぁ――っっ!?」

触れた瞬間が、彼女が快楽の扉を初めてノックした瞬間でした。
手足などとは違い、自分の意志とは無関係に跳ねたそれを、今度はそっと握ります……

きゅっ

「ん…………っ///」

すると、どうでしょう。
みるみる内におちんちんへと血脈が注がれ始め……やがて。

「っ!?……大神様―――」

ほろり……、と舞織の瞳から涙が一筋零れ落ちました。
雄々しく勃起したそれは開地門の様に太く逞しく、またアルカナブレイズの如く天へと向かってそそり立ち………そう、今まさに彼女の股関にオホツチ様が降臨召されたのでございます。
ありがたや、ありがたや……彼女は自身のオホツチ様へと、懸命に奉仕を始めました。

しゅっ、しゅっ

時に片手で、時に両手で……時に穏やかに、時に速やか。

むに、むに

硝子細工を扱う様に丹念に、撫で、さすり、扱き―――――そうした思考錯誤が実に三時間に及んだ頃、ようやく。


「……ん、くぅ……っ、だめですっ、何…か来……ふあぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜っっ!!!!!!(ビュクビュクッ」

600名無しのアルカナ使い:2007/06/16(土) 23:14:13 ID:.I2a.Qc.O

……え〜、大変失礼致ししました。
興奮の余りにsageミスという失態を……平にご容赦願います。
取り敢えずナプキンで散ったミルクを処理しなくては……ばっぱっぱっ、と。


ともあれ……無事に舞織は記念すべき第一射を解き放つに至りました。

いやはや、しかし流石はオホツチ様……私の初射の時でさえ一時間程で終わったというのに、今回三時間もの時を費やすとは何という耐久性能でしょうか、正に感服の一言に尽きます。
因みにこの時飛び散った乳白液は、彼女の部屋の障子へセピア色の染みを作ったそうです……皆様も春日神社へ訪れた際は、是非ともこの思い出の染みを拝見させて頂いては如何でしょうか?

601名無しのアルカナ使い:2007/06/16(土) 23:16:06 ID:.I2a.Qc.O


……さてさて、まだまだ考察に耽りたい所では有るのですが、一夜で全て語り尽くしてしまうのも味気ない物。
そして、やはり修行中の私といたしましては、気になるのは皆様の賛否。
続けるべきか自重するべきかを見極める為にも、また更なる考察への間取りの為にも……この辺りで一度、右手の筆と左手の竿を置かせて頂く事にします。
このスレの空気が私にとって追い風になったその時は、次の考察でまたお会い致しましょう。

それでは長文連打にて失礼致しました、御拝読に深く感謝しつつ―――――、幕。 m(_ _)m

602名無しのアルカナ使い:2007/06/16(土) 23:53:51 ID:RdWom1es0
そう言えば脇スレでも無職ちんちん設定だったなあ
無職ってばふたなり扱いしやすのかもね

603名無しのアルカナ使い:2007/06/17(日) 00:22:42 ID:gXnyPf1A0
舞織の血縁は皆…

604名無しのアルカナ使い:2007/06/17(日) 13:29:19 ID:pe6lq.V2O
なんか凄いのがきたなw
GJだぜ

605名無しのアルカナ使い:2007/06/18(月) 17:55:43 ID:krplNgHAO
感動しました

606名無しのアルカナ使い:2007/06/21(木) 22:46:38 ID:eoSbVHh2O
てす

607名無しのアルカナ使い:2007/06/21(木) 22:47:22 ID:eoSbVHh2O
てす

608名無しのアルカナ使い:2007/06/22(金) 21:52:50 ID:oNDGbW/o0
てすとっ

609名無しのアルカナ使い:2007/06/23(土) 03:23:40 ID:fKNIyYRgO
期待あげ

610名無しのアルカナ使い:2007/06/23(土) 10:28:36 ID:W8usmBIYO
GJ

611名無しのアルカナ使い:2007/06/25(月) 00:41:51 ID:4xCuH6hgO
感動のあまり勃起した
GJ

612名無しのアルカナ使い:2007/06/25(月) 07:26:06 ID:FJPtCkcoO
ちょwwやめれww
電車のなかで見たから笑いが堪えられなかったわw

613名無しのアルカナ使い:2007/07/05(木) 12:22:57 ID:8pQz1oboO
期待age

614名無しのアルカナ使い:2007/07/21(土) 14:30:15 ID:sqKgVpMA0
二代目現る

615名無しのアルカナ使い:2007/07/26(木) 12:18:52 ID:Vde.fqCQ0
 □□□□  □□□□□
 □□□□  □□□□□
 □□□□  □□□□□ 「先輩、あのあのっ!ぼ、僕ウンコ細いんです!
 □□□□  □□□□□  それにそれに、あのあのっ!」



        ■■
        ■■
        ■■
        ■■
        ■■
        ■■ 「大丈夫だ。優しくするからな」
        ■■
        ■■

 □□□□  □□□□□
 □□□□  □□□□□
 □□□□  □□□□□ 「ああっ!そんな太いの」!
 □□□□  □□□□□



         ■■
         ■■
         ■■
         ■■
         ■■ 「大丈夫だ・・・俺にまかせろ」
         ■■
         ■■ギチギチ
 □□□□■■□□□□□
 □□□□   □□□□□
 □□□□  □□□□□ 「ああ・・・怖い!」
 □□□□  □□□□□



         ■■
         ■■ 「ほぉら入っただろ」
         ■■
         ■■ズズズッ
 □□□□■■□□□□□
 □□□□■■□□□□□
 □□□□■■□□□□□ 「あうっ!先輩がいっぱい!」
 □□□□■■□□□□□



+ 激しく歓喜 +
 
         ■■
         ■■ 「うう……っ!!」
         ■■
         ■■
☆−★*@=☆◎★☆★*
☆. キタ━(゚∀゚)━!!。☆★☆★
☆。★.イク━(>∀<)━!!☆★*
☆−◎★=☆*★@☆*= 「ダメ、ダメ、あああああーーーーっ」

616名無しのアルカナ使い:2007/07/29(日) 00:19:24 ID:Fm4CC.8M0
つまんね

617:2007/09/20(木) 23:22:42 ID:aXcKu7Cw0
おちんちんを片手に可能な事は、
しこしこぴゅーや、コメディ、スラップスティックの類だけじゃない。
シリアスな、おちんちんを介したヒューマンドラマ。
感動、ところによりおちんちん。

なんというかそういうものが、ふと書きたくなってしまった。
まるで催す様にね・・・


以降sage推奨
『劇場版』おちんちんのアルカナ
血・汗・精液飛び散るおちんちん巨編!!

厨房度+設定無視度100㌫でお送りします。

これから下に置いとくのは体験版って感じで。
そのものが実験作につき
評判を見て最終的な公開場所を選びたいと思っています。ちんっ

618:2007/09/20(木) 23:24:04 ID:aXcKu7Cw0
◆ 第一話 『おちんちんのアルカナ』

愛!この世には愛がいっぱいッ!!

 ───通学路を元気一杯で走る少女。
 朝の日差しで色濃く落ちる影には、特徴的なシルエット、はぁと型に歪曲したアンテナが一本・・・

 スーパー聖女・愛乃はぁとは永遠の15歳っ!
 好きな言葉は愛!
 好きな行動は求愛!!
 好きな飲み物は愛液で、座右の銘もまた───『愛』!!!

 人類誰もが持っている愛の権化はおちんちん。愛乃はぁとは骨の髄まで愛マニアで、勃起角度は上向き45度近辺を常にキープする。自他共に認める高火力キャラクター。聖水のカラーは力強いWhite、その勢いはと言うと成層圏を越えてしまいそうなほど。まともに顔射されればムチウチになりかねない。

「今日も元気ね、はぁと」

「やっほーさーたん!やっほー!」
 
 通学路にて合流したツンデレおちんちん、もとい廿楽冴姫にはぁとは手を挙げて挨拶した。
 元気一杯、その言葉が最も似合う挨拶だ。
 手と同じくして、おちんちんもぴょこんと跳ねた。
 言葉と同じく、二度挨拶した計算になる・・・
 
「今日も元気みたいね・・・下も」

「私はいつだってずばばばーんと勃っちゃうよぉ!
ね、後で勃欠(ぼっけつ)取って屋上にいこ!」

「ま、また勃欠?」

 勃欠───勃起欠席とは、ここ数年で導入された新制度である。
 おちんちんによる愛の表現が最優先されるこの世界においては、股間から自然と催される自然の誘いを断ることは、最も避けねばならぬ事だとされる。それもそうであろう。教養とは、学ぶ者や、或いは人類自身の生活をより便利にしていく為のものだ。所詮その程度でしかない。然し一方、おちんちんを通じて行われる営みは、人類たる種の存続に貢献する聖なる行為である。行為としての格が違う、そう申し上げざるを得ないことだろう。
 ゆえに・・・かの偉人もこう語っている。


 世界は勉学によって支えられているのではない。
 愛によって支えられているのだ・・・!
                       ───おちんちん暦初代世界大統領・ミルドレッド・アヴァロン

619:2007/09/20(木) 23:24:49 ID:aXcKu7Cw0
「し、仕方ないわね・・・はぁと。さ、三回戦までよ?」

「えー、もう二回ぐらいしようよぉ。
さーたんのもぎゅーっとしてぴゅーっとしてあげるよ!」

「ば、ばか!!・・・そ、そんなこと・・・道端で・・・!」

 はぁとよりマトモな脳の持ち主という事で定評があるサキも、この時ばかりは間違っていた。
 ことこの世界に限って、そのような話題をしても恥かしき事は一切ない。
 胸およびおちんちんを張って歩けばいいのだ・・・。

「さーたんちゅ───っ!」

「ん、ふは、ばか、はぁほ、むっ、くちゅ・・・れろっ・・・ふあぁ・・・」

 離して繋がるは、桜色の唇同士を結ぶ透明の、愛の橋・・・。
 その端の向こうからちょうどやって来るようにして、二つの影。

「今日も微笑ましき事ですね」

「あ、まおりんおはよーん」

「おはようございます、はぁとさん」

「ちょっと、微笑ましいってこれは・・・」

「いえいえ、周りは気になさらず様。
愛の営みに遠慮は寧ろ無粋ですわ───ごゆるりと」

「ちょっとー!」

 現れたるは名門・春日の巫女。 
 胸も局部もヘビー級、慎ましやかな大和撫子を攻撃的に崩す挑戦的肉体の持ち主・・・春日舞織。
 そして後に続くは、

「よりこォォォ───ッ!うおおおよりこォォォォ───ッ!」

「や、やめてミケ!
寝室でやるならともかく道端でやると胸に躍らされた一人の犠牲者になっちゃうよ!」

「我が分身『魔王』をパイズリするのだ!今すぐ!」

「は、犯罪!」

「よりぷーおはよー」

「あ、おはようございますはぁとさん・・・じゃなくて!」

 これもまた日常。
 安栖頼子は常に魔界出身の性欲とファイトしている。

 明るい登校風景。
 目に差し込んでくる眩しいぐらいの光といっしょに、今日起こる『これから』に期待する朝。
 気を遣る前の数十秒の様な、マーブル色の心地よい幸福の時間。

 皆の笑顔が並んでいる・・・そう、ここにはありったけの愛がある。
 間違いなく───私達は幸せだった。この上ないぐらいに。

 今となっては誰が口を開いたのか、無機質なベッドの上に力なく寝転がった愛乃はぁとは覚えていない。その言葉の何かが悪いという訳ではないのに、今となっては言ってしまった者を憎んでしまう様な、それは小さな、しかし決定的な崩壊のシグナル。


「あれ、そういえば今日リリカ居ないね。休み?」

620:2007/09/20(木) 23:26:01 ID:aXcKu7Cw0
◆ 2

 硬質の床を叩く靴裏。
 まるで打楽器がリズムを奏でるかの如く、カツ、カツ───と小気味良い音が虚空に響く。

 終わりの知れぬ様な、長い長い廊下。
 そこを歩むは、白衣を纏い、紫色の髪を流す華麗な女性が一人。
 更に───その女性からは一回り小さい少女。
 ロングとセミロングの中間ほどのブロンドに、横を歩く女性とはまるで対極を成すかの如く、黒いコートを羽織っている。

 黒い少女はまるで若い。
 容姿を見れば、大人しさよりも活発さが目立つとはいえ、
 整った顔立ち、絶妙なバランスで保たれた体躯は、まるで人形の如し美しさである。
 然し、その可憐な美少女の顔は、どこか意地悪に・・・否、意地悪さを超えた、どこか邪悪な雰囲気に覆われていた。
 そして彼女の放つ言葉も、また外見からはかけ離れたものだった。


「───善悪、賛否諸々あるだろうが。
 いずれにせよ世の摂理は捻じ曲げられ、素晴らしいこの世界に至った。
 全ての婦女子の股間には立派な男根が生え、男子はすべからく美しい少年か、
 あるいは性別そのものが変換され、少女・あるいは幼女になり、
 その身体の成長は、少なくとも外見の上でぴたりと停止した。
 ここまでは合っているかね、華明芳博士」

「違えておりませんわ」

「俄かには信じ難い御伽噺だ───しかし、面白い。
人は・・・法や正否によって行動を起さぬ。
我が行動は、いつだって未知を求むる心のしもべだ」

「多弁ですのね。
流石は歴史に名を残した異端の作家、といったところなのかしら」

「これはこれは、失礼。つまりは信じるということだ・・・
さ、続けてくれたまえ」

 慇懃無礼。
 人形の麗しさを持つ少女の内面は、まるで底の見えぬ闇の様だった。
 明芳はため息を一つ、言葉を続ける。

「ではお言葉に甘えて。
女性におちんちんが生え、男性が須らく中性的な少年や、麗しき少女となりました。
これがプロローグ、大体7年ほど前のお話です。
関東で起きた『おちんちん☆レボリューション』・・・
世を構成する方程式が前大統領・ミルドレッド=アヴァロンの手により捻じ曲げられたその日から」

「名前・行為、共に素晴らしき変革。
まるでフランス革命の意趣返しのようだ」

「・・・・・・かくして、陰陽は混濁した。
しかし、旧体制を焼き尽くす変革の炎は、それだけでは収まらなかったのです。
それから数年の時間を経て、事象はランダムに反転を繰り返し続けた。
例えばそれは、そこにあるはずの無い性器が生えてくるシュールレアリズム。
さらに例えるならば、死んでいるはずの人間が生き返ったり、ですわ」

「実に、実に転生して悪くはない───そう思える世界だよ、博士。
否、ストレートに言おう。
暗く、湿った愉しみの炎が、この小さな体躯中を駆け巡っているよ。
この混沌、実に卑猥に捻じ曲がっていて興味深い。
全知全能の神は淘汰され、色欲のアスモデウスが世界創造の代打となったのかな?」

「随分と博識ですのね・・・公爵?」

621:2007/09/20(木) 23:26:48 ID:aXcKu7Cw0
 朕美的な物言いに華明芳がそっけなく返すと、『公爵』と呼ばれた眼前の少女は声を上げて笑った。
 『転生』───素面で言えば検温されるその言葉も、
 公爵の余りに芝居がかった所作の所為か、不自然には見えなかった。
 ウェーブがかったブロンドの美しい長髪からは変わらず、幼さを残しつつも美しく、色気を孕んだ表情が覗いている。

「この身体───博士の説明によると転生の過程で色々組み変わったか。
我ながら随分可愛らしい」

「私もその外見で本名を聞かされた時は驚きましたわ。
・・・貴方にお願いがあります」

「言ってみたまえ」

 暗い笑みで少女が言うと、明芳は一息付いてから、
 やがてとんでもない願い事を口にした。

「公爵・・・貴方にこの世界を救っていただきたいのです」

「ははははははははは」

 笑った。
 まるで眼に花畑が浮ぶかのように綺麗で、しかし闇夜の井戸の底の如く禍々しい笑い声。

「・・・世界を、救う?・・・この私が!?
面白い、この冗談の様な世界に相応しい台詞だ!」

「周り全てが冗談で出来ていれば、冗談も冗談にはならぬということです。
詳細なお話はこの・・・部屋で」

 明芳が視線を投げる。
 視線の先には、大きな扉があった。
 その扉の傍らに立つ、二人のメイドによって、大きすぎる扉はやけに荘厳に、ゆっくりと開いた。

 扉の先には、光が漏れるほど煌びやかな装飾の大きな部屋。
 無駄と言っていいほど広いその部屋の中央にある大きなソファーに、一人の小さな少女・・・否、幼女が居た。

 思わず部屋の名を公爵は仰ぎ見る───大統領室。

「御紹介致します。こちらが・・・」

「よい、明芳」

 凛とした幼女の声。
 腕を組み、外見にそぐわぬ攻撃的な笑み。
 髪の両端がまるで猫の耳の如くぴんと立ち、
 そして何よりも特徴的なのは、スクール水着にランドセルというカオスな風貌!

「川向こうから遥々御苦労だったな、公爵。
私の名前は大道寺きら・・・」

 一呼吸。
 笑みはその数瞬に攻撃的な色を更に増し。

「この世界を、統べる者だ」

622:2007/09/20(木) 23:27:35 ID:aXcKu7Cw0
◆ 3
 ───じっとしててねー、まおりん。

 リリカさんの中で取り決められていたルールかどうかは定かではありませんが、私達の快楽の追及は、いつも必ずその言葉から始められていました。
 私に生えたおちんちんの大きさは、巨大である、と言って差し支えないサイズでした。アメリカナイズな大きさに、熱くて硬い日本人的性質までも併せ持つ、反則的おちんちんだって、恥ずかしそうに頼子さんが解説していたのを覚えています。

「ちゅぷ、ちゅぱっ───じゅっ、じゅっ、じゅーっ・・・」

 リリカさんのフェ・・・こ、口淫は、その挑発的なまでに長い舌の絡みに、喉まで使って私のおちんちんを包み込む、暖かく、とても巧みなものでした。
 これだけでも私は頬を真っ赤に染め、だらしなく口を開いて喘いでしまうのですが、なんといっても、私が春日の巫女という神聖な役目を負っておりながら、リリカさんとこうして淫らな関係を続けているのかといいますと、それは単衣にリリカさんが悪魔であるからでした。
 今日も『普通に』喘ぐ私に、意地悪な色をした瞳でおちんちんを見つめながら言います。

「そろそろいくよ・・・まおりん?」

「ふぁ・・・は、はい、おねがいしまふ、」

「まおりん・・・かーわい。
それっ・・・・かぷっ、じゅるるっるるるるる・・・・!」

「は、リ、リリカさ、あはぁ、はああああああああ!」
 
 おちんちんに少しの痛み───その後、私の身体に走る強烈な性の熱。
 
 吸血。
 
 リリカさんには吸血鬼の血も若干混じっているらしく、
 私のおちんちんをいつも甘く噛んで、血と精液を一緒に吸いだしていきます。
 吸血には吸血中、血を摂られている側が大人しくなる様、強烈な媚薬効果があるそうです。

 つまり私は、媚薬の毒牙を直におちんちんに食い込まされているのです。
 身体中の神経が、すべておちんちんに集中したかの様な衝撃的な感覚。

 ずぞぞぞぞぞぞっ───

 「ふえっ、あひゃ、あひゃああああvvv」

 リリカさんの口に吸い上げられると、おちんちんだけでなく私の腰まで持ち上がってしまいます。
 視界がぱちん、ぱちんと白く弾け、同時におちんちんが、リリカさんの口の中で何度もティウンティウンティウンします。
 吐き出される膨大な量のマイ・カルーア・ミルク。

 私は顔を自身の涙と涎だらけにして、声にならない声をあげ続けます。
 この子悪魔な友人に、身体中の水分を捧げているような感覚・・・いえ、心もすべて。
 やがてリリカさんがふやけきった私の女性器まで擦り始めると、
 私の視界はやがて白だか黒だかにフェードアウトし、
 例えるならテレビの電源が切れるかのように、最後に強烈な快感と共に意識が途切れるのです───



 ───目を開けば、そこは暗闇。



 暗い部屋には、舞織一人しか居ない。
 ここに居るのは私だけで、ここにはリリカさんは居ない。

 いや、そうじゃない・・・『この世界に、リリカさんは居ない』。


 最後の登校の前日。
 運命のあの日の前日のこの行為が、彼女を感じた温もりの最期になっている。


 「また・・・やってしまいました・・・」


 見れば、布団の中が凄い事になっていた。
 まるでおねしょをしたかの様に濡れた布団は、しかしおしっこによってではなく、舞織ミルクによって濡れていた。
 リリカさんが居なくなってから・・・早一年。
 あれから失ったものを渇望する様に連続して見るこの夢は、
 一年の間ずっと、かなりの頻度でまおりおちんちん(略してまおりん)を暴走させていた。
 困ったように洗濯をする私の姿を見る鼓音姉さんの笑みも、だんだんと薄く、苦いものになってきている・・・

 ───おちんちん暦7年。
 即ち関東崩壊<<おちんちん☆レヴォリューション>>より七年。
 おちんちんは、滅亡の危機に瀕している。

623:2007/09/20(木) 23:28:26 ID:aXcKu7Cw0
◆ 4

「いやあああああああ!」

 一人の女性が襲われていた。
 逃げるのは、ひ弱な体格をした、スカウターで計ればいかにも戦闘力5な女性だった。
 追うのは、炎に身を包まれた、人外の存在だった。

 女性の足は遅い、まるで走法も知らぬ素人の走り。
 対する炎の存在はまるで風の如く素早く疾る。
 女性が捕まるのに、長い時は必要としなかった。

「いやぁっ・・・やめて、やめてぇ!」

 女性の足は地に浮き、炎の中に囚われる。
 しかし女性の身体は焼け焦げることなく、そのまま炎の中のどこからかより伸びる触手に捕らえられていた。それらは女性の四肢を固く縛り、身動きを不可能にしている。
 
「やめ・・・や・・・やめ・・・」

 次第に女性の動きは鈍く、強く光っていた瞳の色も淡いものとなっていった。
 そればかりでなく、女性の息は段々と荒くなっていき、全身に妖しい汗が吹き出ていた。
 着用していたスカートはすっかり捲り上がり、おちんちんが顔を出す。
 愛液はぱんつを越えて、まるで漏らしたかの様に股から糸を引いて滴り落ちていた。

 そして・・・

「ひあっは、はぁう!」

 達した。

 女性の身体はひとりでに震え、辺りに男女両方の愛液を撒き散らした。
 それが好機と見た様に、炎の存在の触手が、女性の穴という穴に侵入した。

「ごぼっ・・・がぼっ!・・・がぶっ!」

 荒々しい数本の触手に荒らされる、女性の咥内。
 だが女性には抵抗する様子も、苦しげな様子もなく、
 ただ恋人とキスいているかのような、紅潮とした表情を虚空に捧げている。

 触手の蹂躙は続き、女性の男と女がそれぞれ数十回と噴いたその時。
 先端に穴が開いた、一風変わった触手がぬう、と現れた。
 その触手は女性の股間に真っ直ぐに伸びていき・・・・・・

「ふっ、ふあああああああああああ!!」

 女性の身体を電流の様な衝撃が貫いた。

 じゅぽっ!じゅぱっ!じゅぽんっ!

 触手はおちんちんを包み込み、まるで女性器の様な役割を果たしている。
 まるでペットボトルの中に棒を突っ込んでいるかの様な液が、接合部から垂れ流される。

「ほひっ・・・ほひゃあああああああああ!ふはっ!ふひゃあああvvv」

 女性の顔は、既に恍惚に歪み切っている。
 何度となく絶頂を向かえ、既に理性は崩壊してしまっていた。
 そしてこれまで以上の震えを見せて、女性は『最期の』絶頂を迎えた。

「ふ・・・ふえええええっ・・・!ああああああああっ・・・・!」

 女性の身体は大きく跳ね、それを最期にぐったりとする。
 炎の存在は、その様子をどこか満足気に見守っていた───・・・





「お楽しみ中、悪いのですけれど」

624:2007/09/20(木) 23:29:12 ID:aXcKu7Cw0
 炎が、振り返る。
 そこに現れたのは、メイド服の少女。
 栗色の髪、可愛らしいと分類されるであろう顔つき。
 だがその目つきは鋭く───その風貌からはまるで『ありえない』、大剣を掲げていた。

 あれほど速かった炎の怪物は、その姿を観察することが精一杯だった。
 ゆえに判ったことは一つだけ。
 突如現れたその少女の持つ大剣で、いつの間にか一閃されていた、ということだった。


 分断された炎は消沈し、捉えられていた女性は空に投げ出される。
 しかし精霊を殺した少女はそんな事に構い無く、女性の身体はそのまま草むらへと落ちた。
 落下時にした少し大きな音に、初めて少女は振り返る。
 ああ、いたの・・・という感じで。

 落ちた女性の股を見れば───そこにはただ、女性器があるのみである。
 そこに絶対あるべきものが、消滅していた。


「・・・私と同じになっちゃったね」


 程なく、女性は光の粒となって消えた。
 死ではなく、「どこかに行った」と囁かれる現象。

 ───この世界はおちんちんがあって当然の世界。
 それを失くせば彼女にはもう、ここに存在する意義が無いのだ。
 これはこの世界の絶対なる、根源のルールだった。

 『なのに何故、私はここに居るのか』。

 この問いを、私は自身に幾度問うたか知れない。
 私はおちんちんを持っていないにも関わらず、ここに立っている。

「・・・どうでもいいや」

 そう、最近ではどうでもよくなっていた。そんなこと大した問題じゃなかった。
 目的さえ果たせれば、彼女はいつ消えても構わなかったのだ。


「愛乃・・・はぁと」


 少女の顔が負に歪む。
 いくら恨んでも足りない、そんな想いを抱えた瞳。
 だがその歪みも一瞬の事で、すぐに表情はカラに戻る。
 この手で成すは虚しい事・・・それは判りきっていた。
 
「お姉さま、聞こえますか」

 風が吹く。
 青空は一年前のままだ。憎たらしいほど快く広がっている。

 あれから暑さは過ぎ、厳しい寒さが来て、そしてまた寒さが抜けた丁度、今───

「五月・・・お姉さまはこれぐらいの時期が好きだった」

 気の早い蝉はもう鳴くだろうか?
 少女の心情を決定的に変えたあの別れより、一年が経過していた。


 涼しく心地よい風が、フィオナ=メイフィールドの涙を少しだけ早く流す。


 大剣を手にした少女の到来。
 おちんちん暦七年、五月。
 時代はその風よりも素早く、動かんとしている───。

625:2007/09/20(木) 23:29:58 ID:aXcKu7Cw0
◆ 5

「貴様がかの高名な公爵か。
どこかで見た事のある顔で聊か頼りないが、なに、人は中身だ。
私の為、私の右腕となり働くがいい」
 
「御目に預かり光栄です、大道寺きら大統領」

 畏まる公爵の動作を、きら様は鼻で笑い飛ばす。

「きら様で良いぞ。その呼び名は長くて好かん」

「では失礼ながら、きら様。
無知なわたくしめに状況の説明をしていただけますかな」

「いいだろう、座れ」

「は」

 公爵が座るのと同時に、明芳が車輪付きの大きなモニターをソファーの横に運んでくる。
 数日前に再誕した古き時代を生きてきた公爵は、
 その様子を学び舎にある黒板の如しと感じた。

 物思いに耽る間に、黒板・・・否、ディスプレイに精密な世界地図が様々な情報と共に表示される。
 そしてやがて、公爵達が居る地区にいくつもの赤い点が明滅した。
 まるで夜空の星の様に幾つもの点が輝く中、その中の一つが他の点に比べ大きく、その点は他よりも目立っている事に公爵は気付いた。
 その大きな点の上には「Case:α」、とあった。


「まず大前提を明らかにしておかねばなるまいな。
我々の敵───それは精霊と呼ばれしものだ」

「おやおや、精霊。
また随分とファンタジックなものが・・・」

「精霊は、かつてヒトと共に歩んできた存在だ。
純粋な『聖女』に力を貸し、ヒトを導いてきた。
ヒトはその代わりに、彼等のシンボルである自然を守ることを心掛けた」

「いわば共存していたと」

「その通り。
だが関東崩壊以後、精霊は突如として力を貸さなくなり、そして遂には人を裏切った」

 そこでマップ上の大きな点が、一際強く光る。
 丁度一年前───ケース・アルファ。

「精霊どものやり口はこうだ。
まずおちんちんを備えた我が国民・・・否、我が聖女達を食らう。
食らうと言っても『噛み砕き、養分にする』のではなく、正確に言えば『内部に取り込む』のだ」

 ディスプレイには精霊の断面図が移る。
 右上にはその固体名と思しき表記───タイプ・テンペスタス。

「精霊の体内に取り込まれた聖女は触手によってまず拘束され、
精霊の体内に液体及び気体となって充満する媚薬漬けにされながら、
口、及び女性器にそのサイズギリギリの触手を突き入れられる・・・内側から、聖女の遺伝子情報を探る為だ。
その調査と平行して、聖女は女性器及び胸・・・女性的な性感帯を常に刺激され、快楽に従わされる。
聖女の精神が女の喜びに蕩けきった時、
聖女のおちんちんを穴付きの触手が包み込み、全ての精液、おちんちんパワーを吸い取りつつ
内側から遺伝子操作で体を操作し、おちんちんを除去されてしまうのだ」

「む、むごい・・・
では精霊にやられた者は・・・死ぬのではなく、おちんちんを除去されただけで・・・」

「いや。開放はされぬのだ。
何処かは判らぬが、『転送』される。
この世界から除去されてしまうのだ。
転送先は精霊界だと思われているが・・・未だ真相は掴めていない」

「ふむ・・・。」


ここで生じる、僅かな疑問。

「しかしどうやら、精霊というのは人間よりも、単体として見て、強大な力を持つ様子。
戦況も思わしく無い様だが・・・この点できら様は、どの様な対策を講じておいでで?」

「良い質問だ」


 パチン、ときらが指を鳴らす。
 『黒板』の画面が移り代わり・・・そこには奇怪なものが映った。

 形はまるで精霊。
 だがその形状、いや、間接部分からちらりと見える『内部機構』が、それが人工物の機械であることを証明していた。
 人間も同じ写真に写っているが、何十倍あるのだろうか、
 その巨大な精霊型のマシンは膨大な質量を抱えていた。

626:2007/09/20(木) 23:30:43 ID:aXcKu7Cw0
「これは・・・」

「対精霊用兵器。
かつて精霊が聖女に与えていた『力』を独自解析し、機械に内蔵した兵器だ」


 続いて画面がチェンジ、どうやら内部のコクピットの写真が映し出される。
 見るからに高度なテクノロジーを余すところなく搭載した機構。
 だが公爵の目には・・・いや、誰の目にも明らかな違和感がそこにはあった。
 座席部分の、丁度足を左右に分かつ股の部分に向かって、内部の機構が突出していた。
 そればかりでなく、そこには一つの穴が穿たれている。


「あの穴は・・・」

「良い所に気がついたな、公爵。
そこはちんこを入れる穴だ」

「ッ!?」

「この巨大なマシンは、勃起エネルギーにより動く」


 説明しよう!
 ───勃起エネルギーとはッ!

 聖女のおちんちんは、関東崩壊により造られた、謂わば魔力の結晶体である。
 おちんちんは無限の可能性を秘めており、
 その欲望の度合いが深いほどに、その魔力の密度を高めていく!!

 マシンに穿たれた穴に挿入(プラグイン)された勃起おちんちんは、
 穴の内部に張り巡らされた軟らかなゲル状の機構を通ずる事により、
 その内部に宿る生命の力、最も原始的なパワーを開放することが出来る。
 科学と欲望の力が合わさったおちんちんは∞の力・・・勃起エネルギーと名付けられた、
 爆発的な魔力を発揮。
 それを動力に変換し、巨大な機構を動かすまでに至る。


「オナホールを活用した動力装置だとッ!?
な、なんという・・・画期的、爆発的、前衛的、そして・・・芸術的な、兵器」

「これこそ人類の培ってきた愛の希望。
本来既に精液を搾取され尽くしている筈だった我々を守った、最後の守護者!
その名をッ・・・」

 きらを背に大きな窓。
 その窓の向こう、雄大な空をバックに、一枚の大きな旗が翻った。

「その、名を・・・ッ!?」

 その旗には一つの記号。
 聖女達の誇り、力の源を表す、他でもない記号───凸・・・!!!


「 そ の 名 を ッ ! !
  お ち ん ち ん の ア ル カ ナ と 呼 ぶ ッ ッ ! ! ! 」

627:2007/09/20(木) 23:33:47 ID:aXcKu7Cw0
つづく


久々におちんちん発揮したら疲れました。
玉を枕とし、皮に包まって睡眠を取ろうと思います

628名無しのアルカナ使い:2007/09/21(金) 00:12:27 ID:Ovvq/5SkO
神後輪

629名無しのアルカナ使い:2007/09/21(金) 00:29:27 ID:zqoTAwZA0
ごめん、いろいろ吹いたw
スカウター5とか

630名無しのアルカナ使い:2007/09/21(金) 00:38:09 ID:dHYLloLoO
待 っ て た www



圧倒的なスケールに翻弄されたwww

631名無しのアルカナ使い:2007/09/22(土) 06:20:40 ID:xAEb6hKUO
俺のおちんちんが帰って来たwww

632:2007/09/24(月) 22:04:46 ID:npIY4R6A0
次の更新は28日(金)を予定しております
多忙の身ゆえ予定に添えない可能性も多大にありますが
一応それぐらいが目安ということで

633名無しのアルカナ使い:2007/09/25(火) 01:35:40 ID:flR/iymI0
俺はアンタが生きてた事だけで大満足だよ

634名無しのアルカナ使い:2007/09/25(火) 05:44:02 ID:pnNTNRP6O
ちょwww俺達の希望が帰ってきたwwwwwwwwww




つーかおちんちんものとしては勿論、普通のSSとしても読みごたえがあるな。改めて>>1のおちんポテンシャルに感動したぜ。
続きを激しく期待させてもらおうか。性的な意味でも。

635名無しのアルカナ使い:2007/09/26(水) 11:12:51 ID:TpYGZgcc0
こういうことかwww乙wwww

636:2007/09/28(金) 00:10:11 ID:U8NDNRjc0
本当はね
もっとリーゼのちんこシーンみたいな
そういうイチャイチャしたものだけを書いていきたいんだ
SSばっか書いてただけにストーリー物って難しいね!

それでは第一話より厨房度3割増
薀蓄ゾーンは読み飛ばし推奨の第二話です

637:2007/09/28(金) 00:11:00 ID:U8NDNRjc0
◆ 6

 一年前───おちんちん暦6年、5月1日。
 避暑地である離島より大量の聖霊が発生。
 人間を捕獲、性的暴行を加えた後、消滅させるという事件が続発する。
 
 僅か3日にして、イギリスより人間が───おちんちんが消滅。
 聖霊達はそのまま勢力の拡大を続け、世界各国への侵略を開始。
 イギリス陥落と共に、『聖霊戦争』の開戦宣言をミルドレッド大統領が行った。
 
 月が終る頃には、聖霊は全世界に分布。
 ヒトは極めて危機的な状況に陥る。

 日本はイギリスに次いで深く侵略される。
 そしてついに来る5月25日。
 日本・・・関東に砦を構えていたミルドレッド・アヴァロン初代大統領が、聖霊の魔の手に消え去る。

 同日、大道寺きらが二代目大統領に就任。
 就任時のスピーチより、幼いながら高い能力と、カリスマ性を見せ付ける。


「聖霊とはかつて、民衆が畏怖と尊敬の念を込めて付けた呼び名だろう!
だが、現在の我等にとって、聖霊とはまことに『聖なる』存在だろうか!?
否!!奴らは既に、我々の同胞を数多く奪った、侵略者に過ぎない!!

私は誓おう! この世界を統べる責任を全うすることを!
私は誓おう! 人類の新たな地平を切り開かん事を!
私は誓おう! 人類の敵・・・浅ましくもヒトを裏切りし『精霊』を、完膚なきまでに打ち倒さん事を!!

危機に迷いしこの世の民よ・・・・・・この私に、ついてこいッ!」


 世界の危機にどこの馬鹿が仕入れた情報か。
 大道寺きらの支持率は98%である。
 かくして少女がかつて望んだ宗教を造る夢は、少々異なる形とは言え達成される運びとなった。

 『精霊戦争』へ名を改めてから、人類の逆襲が始まる。

 それから23回の戦闘が、全て『大勝』の報告と共にきらの指揮の下、展開される。
 そして4月1日、24回目の戦闘。
 舞台は日本の中で最も深く敵戦力・・・精霊が根付いたのはとある学園。

 
 作戦名『都立御苑女学園攻勢』。


 結果は勝利。
 戦闘後、大道寺きら大統領の世界演説。
 しかし、いつもどの様に偉大な勝利を飾ったかを長々と演説する彼女が、
 この場に限って、『当然の結果だ』の一言のみに限っている。

 結果は『大勝』ではなく『勝利』。

 ここで失ったなにか掛け替えのないものが、今も誰かの涙を奪い続けている。

638:2007/09/28(金) 00:11:56 ID:U8NDNRjc0
第二話  「雄々しきバオム」

◆ 7

 酷い雪。

 暴力的な白という色彩が視界を総て埋め尽くしている。
 厚手のコートに手袋、ゴーグルまで着けて赴いて来るも、
 ゴーグルに付着する雪が、払っても払っても視界を塞ぎ続けていく。

 ───まるではぁとに顔射されているみたいだ・・・。

 ・・・電波な事を考え付くのはやはりその趣味故か。
 とんでもない山道を登るは、髑髏の杖を持つ赤い髪の少女。

 慣れぬ冒険を引き受けて、過酷な道を歩むは一重に世界の為か、責任感か。
 目的は山中に居るであろう彼女・・・千年守の助力を頼むこと。

 しかしそれにしても・・・この大雪はキツい。
 春日一門には童も違えぬ一本道、と紹介されたもののそれでも油断すると遭難しそうである。


『さて・・・こんな男の話を知っているか、頼子』

「・・・・・・」


 しかも横からは髑髏の杖───ミケランジェロのワンマントークが続いている。
 肉体的にも精神的にも来るものがあった。


『聞け・・・かつて魔界にとてつもなくカッコいい男が居た』

「・・・」

 オチが見える。
 きっと小学生でも予想できる事を今言おうとしている。

『其の男、巨大な逞しい体躯ッ!
大地を割る力を持ち、世界を操る魔力を持つ!
最高の恐怖と威厳を併せ持つ魔界一の貴族!!
ぴょっこり生えたネコ耳がチャームポイント!その名はッ・・・・・・!』

「・・・ミケランジェロでしょ」

『ほう・・・ッ、わかってきたなッ頼子!!』

 わかってきたなじゃねーよ。
 何度も聞きすぎていじられ系で通ってきた私もやさぐれちゃいそうです><





「・・・ごめんね。
協力してあげたいのは山々なんだけど。今この神社も忙しいんだ」
 

 姉貴という呼び名が相応しそうな、青髪の長女、鼓音は申し訳なさそうに頼子へ詫びた。
 政府から派遣されてきた頼子を、何も神社が邪険にしているわけではない。
 精霊戦争が始まってこの方、世界ではあらゆる『異変』が起き続けている。
 そんな異変を事前に抑える、縁の下の力持ちこそ春日一門の役割。
 今この時期とあらば、猫の手も借りたいぐらいだろう。

 なので頼子は、いいえいいんです、許可さえいただければ。
 と、いつも通りの調子で答えた。


「ああ、千年守様はそこの山道を登ったところに居られるよ。
だが・・・まぁ、咎める訳でも、責任逃れしてる訳でもないんだがな、聞いてくれ。

千年守様は、いつだって自ら起きて、下界に降りて来られた。
人間の方から助力を願ったことは・・・未だかつて、無い。

私は頭を使うより身体を動かしたい方だからよくわからないけど。
頼子ちゃん、あんたのこれからやる行為は、
千年守様にとっては、ひょっとすると無礼な事なのかもしれない。
そんなだから、春日としては、ほんとは止めなきゃならないことなんだ。

でもこの世界に迫った危機は確かなことだ。
私も───人間だからな。
このおちんちん世界を守りたいっていうその気持ち、わかるよ」

『わかるもクソもあるまい。
そも、無礼と言うなら逆であろう。千年守如きが。
この魔王を待たせる道義がカケラも見えぬとはどういうことだ』

「こっ、こらミケ!お願いだから空気読んで!」

「はは・・・相変わらずだな、その杖は。
ま、神様は迷いし人間を救う為に在るんじゃないか・・・ってのは勝手なヒトの言葉だとも思うね。
難しいよ。まったく。
だからって訳じゃないが・・・助力はできない。
・・・邪魔もできない。だから、ただ行ってくれ」

「わかりました。有難う御座います」

『最初からそう言えばいいのだ』

「・・・ホントはな、舞織なら迷わず着いていったと思うんだ。
でも今は舞織もまだ・・・無理しているから」

 そこまで言ったところで、鳥居の方から二つの声が聞こえてきた。
 小糸、小唄。
 どうやら、また異変が発生したようだ。

「───すまないね。どうやら勤めの時間らしい・・・」

639:2007/09/28(金) 00:13:19 ID:U8NDNRjc0
 吹雪がその荒さを一層増してゆく。
 
 白一面の世界は、まるで異界。

 千年守の眠る土地は、結界で守られており、
 深い深い吹雪が吹き荒れている。
 それらはまるで全てを凍らせて、時すら止めてしまうかの様に。
 この冬が晴れるのは千年守が通るとき、それだけだ。

 ただの人は誰もその坂を上りきることは、できない。
 
 しかし頼子の髪に巻かれた白の───予備のリボン。
 春日一門が必ず身につけているこのリボンこそが、この異界を通行する鍵となっている。
 もっとも、その身を攻める寒さに変わりはない。

 白一色、境界の無い世界に侵されるように。
 ・・・段々、意識が朦朧としてくる。


「はあッ・・・はあッ・・・」

『おい・・・大丈夫か、頼子』

「う、うん。なんとか。
でもこれ以上続いちゃうと、マズいかも・・・」

『そうか・・・安心しろ。ちょうど、着いたようだ』

「え・・・」


 瞬間、白い光が爆ぜた様な感覚。
 数秒の間、目の前が全く白くなり、どこに自分が立っているのかわからなくなる。

 次第に五感が戻り・・・まず知覚したのは鳥の囀り。
 天気は嘘の様に晴天。海の如く広がる青空。
 
 陽光に照らされた景色の中に、大きくも小さくもない、古びた木造の屋敷があった。
 古びたといっても汚い、という様子はない。
 まるで古くから聳え立つ大樹を見た時のような感覚。


「あれが・・・千年守様の」

『全く忌々しい。今日と言う今日は封印を解いてもらわねばならんな』

「封印・・・。
自業自得って聞いたけど」

『そんなわけあるか馬鹿者。
む・・・・・・頼子ッ!』

「へっ」


 ミケランジェロが、頼子を強引に引っ張り、転倒させた。
 ミケが頼子をレイプする時に使用するムーブだ。

「ちょっ・・・み、ミケ!こんなときにっ・・・」

 突然の任務中レイプかに頼子は超警戒、ところにより湿度増加。
 頼子赤面、のちに涙目という展開が予想された。
 しかし・・・

『違う、よく見ろ』

「あ・・・」
 
 さっきまで頼子の立っていた場所に、手裏剣が刺さっていた。
 どかなければ、ちょっと痛い目に会っていたかもしれない。

「ミ、ミケ・・・」

『ウォラアアアアアアッ!』

 頼子が感謝の言葉を告げようとした矢先、咆哮。

『笑止、笑止───千年守のお守りだけでも煮えくり返る想いと謂うに、
世紀の愚行をよくもワシの眼前で犯してくれたものよ!
我輩の下僕を傷付けようなどと考える、命知らずな輩がまだ地球上に居たとは新発見である!!
さあ・・・楽しませてくれた礼は業火の瀑布でたっぷりとしてくれる!! でてこい曲者ッ!!』

「ちょ、おま、下僕って・・・」


 頼子が感謝の言葉を飲み込んだ矢先・・・強い、一陣の風が吹いた。
 それは落ち葉か、風にて木より放たれし緑葉か。
 多くの葉が風に乗り、円を舞い、螺旋を踊っていた。

 その先に・・・いつの間にか小さな人影が姿を現していた。


「・・・にんにん!
なにやらよくない気を感じて見れば、やっぱりよくない感じにございまするー」

「あ、あなたは・・・」


 体操服姿の犬耳忍者。
 多くの記号がちょっぴりカオスにブレンドされたその姿は、
 7年前、関東崩壊の際に見たことがある・・・確か、千年守の・・・・・!


「神依様が居られぬ今、寝所を護るは従者の役目にございまする。
小犬丸一族の名にかけて、侵入者は討ち払いまするー!」


 言っている事は格好良くても、なんとなく気の抜けてしまうその雰囲気!
 間違いない、その名を・・・


『討ち払う?こっちの台詞だ犬っころめ。
来い、我輩が直々に相手をしてやる』

「神依様の寝所を脅かすあやかしめー!
では小犬丸流忍術・・・このはがお相手致しまするー!!」


 そう、このは!・・・って!


「い、いや、ちょっと!
私達は春日の案内で来た訳で、戦う必要って・・・!」

『行くぞ頼子!』

「い、いや、行くぞじゃなくてね、ミケぇ!」


 頼子涙目。
 そうしている間にも、小さな忍者と自身を引き摺る杖の距離は迫っていく!


「覚悟にござるー!」

『世界を統べる魔王の威光、貴様の心に刻み込んでくれるヴぁああぁAAAaa!!』

「もっ・・・もう何がなんだかー!」

640:2007/09/28(金) 00:14:53 ID:U8NDNRjc0
◆ 8
 
 精霊型巨大兵器『おちんちんのアルカナ』が駆る訓練所は、第一から第五まで存在する。
 大道寺きら様軍には数多くの小隊が存在するが、どの小隊がどの訓練所を利用するのかという法則性は、緊急時においてのある程度柔軟な措置を除けば、極めて単純である。
 要は第一訓練所を一番功績の高い小隊が利用し、第五訓練所を利用するのは雑魚だ。

 『公爵』は第一訓練所の視察をきらに要請した。
 第一訓練所は、市街地のビル群を見立てた頑丈なオブジェクトが数多く並べられた、
 つまり市街における戦闘シミュレートを主とした訓練場だ。
 複雑なオブジェクトにより入り組んだ訓練所はどの角度からでも全貌を捉えることは出来ないが、オブジェクト内に仕掛けられた多くのカメラにより、戦闘の内容を把握する事に難は無かった。

 モニタールームでしばらく映像で戦闘の様子を眺めた後、訓練場の外周に防護壁と共に張り巡らされた、肉眼での観覧用の通路を公爵はきら様と共に一巡していた。
 どこでもスク水ランドセルで闊歩する隣の少女に、公爵はそろそろ尊敬の念すら抱きつつある。
 他人の評判を一切意に介さず、自身の精錬のみに才能を注ぐカリスマ。
 なるほど、確かにこの少女は天才だろう。


「・・・きら様。先程より疑問だったのですが」

「何だ、言え」

「あの訓練場に転々と設置されている、透明の柱は何ですか?」

「ああ・・・あれは精霊晶の見立てだ」

「・・・精霊晶(せいれいしょう)?」

「精霊共が繁殖する為の装置・・・の様なものだ。
正確には繁殖ではなく『コピー』だがな」


 ───精霊晶。
 精霊は魔力の豊富な土地・・・例えば『メイフィールド事件』の舞台となった避暑地などをゲートとして精霊世界より攻め入って来るが、その母体は常に精霊界にある。
 精霊は自身の力を『分身』という形にして飛ばし、それで群をなして侵略するのだ。
 元より精霊は魔力の結晶体なので、その様に分裂する事は容易であるらしい。

 その様にして攻めてくる理由は、精霊の母体は人間界で長く活動する事が出来ないからだ。
 精霊界と人間界では、世界そのものが保有する魔力の絶対数が異なる。
 魔力の結晶体である精霊が人間界に来た場合、人間界の大気は精霊界に比べ魔力量が過疎状態であるため、非常に濃い魔力の塊と、周りの薄い密度の大気とを、平均化させようとする力が働く。

641:2007/09/28(金) 00:15:50 ID:U8NDNRjc0
「お前ならわかるだろう。
すなわち水に塩や砂糖を落とした時と同じだ」

「平均化───魔力の飽和・・・ですか」

「そうだ。
精霊が何の備えも持たずに来た場合、数日を待たず四散し、消滅する」

「なるほど。それが母体が攻めて来ず、分身という回りくどい手段を用いる理由ですか。
 いかに強力な魔力を所有しているとはいえ、限られた母体そのもので短期決戦を挑むのは精霊側にとって明らかにリスクの方が目立つ話になる」

「結構。なかなか頭が回るようじゃないか」


 だが、分身たる一個体の活動限界は母体にも増してごく短く、限られる。精霊界より出でた分身は、個体で活動した場合の寿命は二十四時間あるか無いかだ。
 それではいくら安全に攻めるといっても、相手にひたすら篭城され、消耗を余儀なくされてしまう。
 そこで登場するのが「精霊晶」だ。

 精霊の分身達は自身の体の魔力を一部凝固させたものをそれぞれ結集させ、魔力の結晶体を作る。
 これが精霊晶と呼ばれるものであり、精霊晶はその周囲の空間に様々な影響を及ぼす。
 精霊晶は周囲の魔力密度を高め、設置点から数十mの球状の空間を精霊界とほぼ同じ状態にする。これにより精霊達の分身はその一部区域においてのみ、精霊は飽和の制約より開放される。
 それだけではない。
 精霊晶は肥大化すればするほどに、その効果範囲と魔力の密度を高め、更には溜まった魔力を利用して、分身体をコピーし、兵力の増強さえも行うようになる。

642:2007/09/28(金) 00:16:38 ID:U8NDNRjc0
「だから我々は精霊を打倒しようとする場合、まず精霊晶の破壊が第一目標となる」

「主となる精霊晶を壊さずして分身を殺し続けても、精霊晶から沸き続けるのですね」

「幸い、母体クラスの精霊は、その巨大な魔力含有量から自身の体躯も大きく、この精霊晶の範囲内に納まりきらない為、水晶を作らせたからといって総力戦を仕掛けられることはないがな。
何にせよ、精霊晶を破壊しなければ話にならないのは確かだ」
 
「なるほど」

「これがこの世界での戦闘のセオリーだ。何か質問は」 
 
「・・・・・・」


 公爵は利き手を顎に添え、一瞬考える。


「精霊晶の破壊については、如何様な手段を?」

「武器を用いた近距離破壊が最もシンプルだ。
あまりにも敵分身体の数が多いと判断された場合は、戦力を白兵戦に割かず、長射程を持つ武器を使用した弾幕や、爆撃による中〜遠距離破壊も行う。
だが後者は兵の足並みを出来るだけ揃えた高度な連携行動が必要となるため、

① 精霊晶の位置が判明している
② かつ作戦序盤である

この二つの条件が要求される。
ファーストアタックとしての効果は抜群だが、中〜後半の乱戦・・・白兵戦多めの展開になってくると、
やはりいかに前者の破壊方法を効率良くこなせるかが重要となってくる。理解できるか」

「御丁寧な説明に感謝致します」

「うむ」


 二人の会話の一瞬の隙間に入り込む様に、訓練による轟音が響き渡る。
 次々と精霊晶を破壊するのは・・・炎の様に紅い機体。
 瞬きの間に散る火花の如く、その姿は捉えようが無い。
 ようやく一連の訓練動作を終え停止したその機体の肩に大きく描かれていた文字は───麒麟。
 小隊の隊長機だ。
 モニタールームで受けた主戦力の説明を公爵は思い出す・・・、搭乗者名、美凰。


「ときにきら様。
次の『攻勢』は、いつに予定されておりますか」

「近いぞ」


 ここで公爵が『攻勢』という言葉を使ったのは、この僅かな時間できらの性格を把握した上での気遣いに他ならない。
 きらにとっての戦闘は、あらゆる意味で守備の意味を含まない。
 仮に一時的な守備行動を取ったとしても、それは結果的に逆転、攻勢を狙ったものである。
 守備の為の攻勢。
 あらゆる行動を攻勢に繋げる、極めて攻撃的な指揮。
 曰く『打って撃って討ちまくる』・・・それが大道寺きらのセオリーだった。
 ゆえにきらにとっての戦闘とは攻めのターンしかない。そこを察しての表現であると言えた。

 そしてきらも、その気遣いを察した。
 ───無論、きらは何も言わず、ただその笑みの鋭さを増すばかりである。


「日本に残る最後の悪根、北海道の精霊晶を叩き壊しに征く。
日程は5月1日・・・・・・はじまりの月の、はじまりの日だ」

「了解しました」

「・・・貴様程の奴が何の褒章も無しに仕えるとはな」

「見返りなら多く求めたつもりですよ・・・きら様との夜伽。
私は何分、女性の快楽というものに縁が無い存在でしたので」

「その点においては心配するな。
おちんちんの力は、その人物の精神に比例するものだ」
 

 大道寺政権に秘かに語られる一つの噂───スクール水着の奥には、魔物が棲む。
 常軌を逸した超巨大な一物。
 伝説級過ぎてかえってオカルトとされるソレは、屋久島の大杉か、大陸間弾道ミサイルか。
 スク水を力強くズラし、そこから跳ね出てきたものはまさに・・・規格外のモンスター。
 

「・・・おお・・・・・・」
 
「名付けて『スタンディング・アルマゲドン』・・・本来ならもっと複雑で格調高いものにしたいところだが、
私の偉大さをわかりやすく知らしめるためにはこれぐらいで丁度良かろう。
───さあ、堕ちろ、請え、跪け、期待しろ。
コイツの与える悦楽は、他とは別次元のものだ、光栄に思え」

「至上の悦楽、今直ぐ味わいたく存じます」

「そう焦るな。
・・・たっぷりと、上質な牛乳を飲ませてやる」


 牛乳については摂取量が多いので、排出量も多そうだった。
 質量保存の法則である。

643:2007/09/28(金) 00:18:07 ID:U8NDNRjc0
◆ 9

「あ・・・はぁ・・・」

 暗い部屋・・・湿ったようじょの声が、極めて退廃的に響く。

「んっ・・・おねえ、ちゃん・・・・・・は、はぁ、あ!・・・あぁ・・・」

 あの感情の起伏が無いリーゼロッテにあられもない声を次々とあげさせるほどに、
 エルフリーデの愛撫は、彼女の性感帯を極めて的確に熟知し、刺激していた。
 それも当然。『2人』が肌を重ねたのは数十、あるいは数百という単位ではないのだ。
 
 『仕事』からホテルへ戻ってすぐ。
 まだ服を脱いでいないリーゼのスカートの中で、エルフリーデは暴れまわる。
 突然はじまった行為に、まだリーゼは座れてもいない。
 右手がリーゼの女性を抜き差し、擦り立て。
 左手が控えめな大きさのリーゼのおちんちんを掴み、変則的なリズムで上下した。

「お・・・おねえ・・・ちゃっ・・・!せめてベッド・・・で・・・・・・」

 言いながらリーゼはスカートを押さえようとするが、
 姉の愛撫は逆に激しさを増すばかりである。
 すぐにリーゼロッテは頬は赤く染まり、宝石の如し緋色の瞳は美しく潤んだ。

 いつも閉じた、人形の様な唇はいつの間にか開き、
 透明な唾液を、まだ幼さの残る丸く柔らかな、小さな顎へと垂らしている。

「・・・・・・ッ・・・」

 やがて全身を駆け巡る快楽に耐えられなくなり、
 リーゼは背を壁に付けてしまい、そのままずるずると壁を沿って倒れた。
 スカートを押さえる掌の意味も、いつしか姉の愛撫する手をもっと強く押さえつける、
 逆の意味へと変わってしまっている。

 倒れた床は綺麗な模様で彩られた清潔な絨毯で、
 ホテルを取るときにスイートルームにしたことを心の底から良かったと感じた。

「・・・・・・んむっ!?」

 倒れた瞬時、そんなリーゼの思考すら奪い取る様に、
 姉の左手の指がリーゼの咥内に差し込まれた。
 指はリーゼの舌をやさしく撫で、
 そして親指と人差し指でまるで局部を愛でる様にしごかれた。

 急速に、頭がぼうっとなるのを感じる。
 一度、まだ一度しごかれる度に唾液が頬を伝い、床を染めた。
 おちんちんを愛でる右手はジェット加速するばかり。

「んふ、ぷ、ちゅる・・・お、おねえ、ふあ、あ───ッ!」

 口を愛でられて理性を弱らせた身体は、すぐに快楽の虜となる。
 リーゼロッテの小さな体躯はがくがくと震え、
 すぐにおちんちんから果汁100%、リーゼジュースが勢い良く飛び散った。
 
「あ・・・・・・
はぁっ・・・はぁっ・・・はぁっ・・・」

 頭から下半身まで、すっかり汗だか愛液だかで汁まみれになって、
 ふにゃふにゃに溶けたリーゼを、しかし姉は休ませなかった。

 取り出されしは姉に装備されし小さくはないおちんちん器官・・・名付けて『雄々しきバオム』。

 さて・・・ここでおちんちん読者の質問に一つ答えておかねばなるまい。
 実にシンプルな一つのクエスチョン。
 『足の無い人形はおちんちんを出し入れすることが出来るのか?』

 出来る───出来るのだ。

 戦闘用にチューンされているエルフリーデの関節部分はまさしく強靭の一言に尽きる。
 強靭な可動部分と、エルフリーデをコーティングする濃密なエーテル体が、
 そこいらの人間や機械よりも自由自在でパワフルな動きを可能にするのだ。

644:2007/09/28(金) 00:18:53 ID:U8NDNRjc0
 よってエルフリーデに障害や躊躇があるわけなく。
 軟体の如く溶けたリーゼに骨を与えてやるかのように、
 ある種の威厳を持って、素早く、深くリーゼの女性を貫いた。
  
「ん─────ッ!」

 もう何がなんだかわからなかった。
 リーゼのおちんちんは馬鹿になってしまったかの様に、絨毯の綺麗な文様をミルクコーティングし続けている。
 涎や涙をたらし続け、ただ快楽に身を任せるしかない間も、
 姉のおちんちんは容赦なくリーゼの奥をコンコンし続ける!


「あ、ふああ!おねえちゃん!
おねえちゃんのおちんちんが・・・コンコンしてて、気持ち、いい・・・っ・・・・・・!」


 ───お姉ちゃんのコンコンループは留まる所を知らない!!!!!

 コンコンッ!コンコン!コンコンコンッ!コンコンッ!
 10HIT!30HIT!50HIT!70HITS!!

 
 壮絶なコンコンループがリーゼの子宮口を襲い続ける。
 思わず腰を浮かせるリーゼロッテ、これっていわゆる空中コンボ!

 勢い衰えぬピストン運動の連続。
 むしろ激しさを増してきていて・・・もう何度快楽の波が迫ってきたか知れない。
 どんなはしたない言葉を漏らしてしまったかもわからなかった。

 そして終に、一際大きな姉の差し込みが、リーゼの本能を貫いて───
 絶頂の際、何故か浮かんだのは・・・・・
 ・・・・・・あのどうしようもなくお人よしの馬鹿の顔だった。


「は、はぁ、ふああ、ふあああああ───ッ!!」


 視界がホワイトアウトしたかと想うと、そのまま周囲の風景が暗くなっていき、意識を失った。

 



 目を覚ますと、いつから鳴っていたのか、携帯が震えていた。
 未だ絶頂の余韻冷めぬ火照った身体を何とか動かして、携帯を取る。



 送信者:政府
 宛先:リーゼロッテ・アッヒェンバッハ 
 政府へ助力して欲しいとの文章を先日送らせて戴きましたが、
 返事は考えて戴けましたでしょうか。
 人類の戦況は、大統領の尽力により少しは巻き返したとはいえ、
 未だ芳しいものではありません。
 一人でも多くの優秀な聖女が必要なのです。
 助力の暁にはこれまでの貴方の罪を全て無かった事といたしますので、
 是非とも色良い返事をお待ちしております。

 P.S. 
 愛乃はぁとが大変だ。
 気になるならさっさと私に力を貸せ。貴様の力が必要だ。



 「めんどくさい・・・」
 ただその一言だけを返すつもりだった。
 罪の清算。そんなものはどうでも良かった。
 これまでやったことを一つたりとも後悔したことはないし、
 そもそも人の命を奪う事を罪だと感じた事もない。
 リーゼロッテは自分の終焉にさえ、大した興味を持てずにいる。

 だが本文とまるきり文体の違う、
 まるで別人が書いたかのようなたった二行が、リーゼの心を揺さぶっていた。


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・愛乃はぁとが大変だ。


 

 
 新人らしきホテルの従業員が部屋に入ったのは、
 リーゼが風呂で身体を洗ったのち、スペアの服を身につけ、
 姉の居場所たるトランクを両手で持ち上げたところだった。

「ルームサービスにお伺いし・・・まし・・・?」

 部屋の床にはリーゼのおちんちん液が散乱している。
 もの凄い特徴的なにおいが部屋に充満していた。


「あ、あの・・・リーゼロッテ様。これは」

「掃除しといてね」

「え・・・あ、これを?」

「仕事でしょ?」

 まさに外道。
 
 
 崩れ落ちる従業員を尻目に、少しだけ濁った空を眺めながら、
 リーゼロッテは空港へと足を速めた。

「・・・久々に長いお出かけになりそうだね、お姉ちゃん」

 トランクは当然言葉を発しない。
 ただリズム良く、楽しそうな音を、カラカラと立てた。

645:2007/09/28(金) 00:19:59 ID:U8NDNRjc0
◆ 10

 「そうでございましたかー・・・」

 ミケランジェロとこのはの激闘は5ラウンドに渡った。
 どうやら三本先取であったらしい今回のカードは、
 序盤このはが持ち前の素早さで圧倒して2度ダウンを奪うも、
 ブチ切れて巨大化したミケが大人気ない力を振り回して「力こそ正義」と叫んで逆転。
 ・・・勝負の面白み自体は何ひとつない結果に終っている。

 ともあれ「きゅー、不甲斐無いでござるー」となったこのはを宥め諭す形で、
 ようやく誤解は解けた次第となる。

 ・・・千年守の寝所に辿り付いてからこの流れまで実に30分経過した。
 上手くいかぬものである。
 これまでも、そして『これから聞く答え』も。


「神依さまは未だ目覚めておりませぬー」

「ああ・・・やっぱり」


 なんとなく、このはの雰囲気から読み取れていた答えだった。
 無駄足・・・そんなつもりはなくとも、ため息と共に、途方に暮れる。
 円滑な話し合いの為に庭の土に刺してきたミケが、呆とした視界に何となく入った。


「でも起きてないなんて妙───どうしてだろう・・・千年守様は、今の世界を危機だと感じていない?」

「・・・申し訳ありませぬー。
ちょっとこのはにはわからないでござるー」

「そ、そうよね・・・」

「世界の危機とあらば、政府の方には是非とも協力したいのでござるがー・・・」

「お気持ちだけ戴いておきます・・・」


 辛い道のりであったが故に、落ちゆく肩は流石に止められない。
 こうなってしまっては、帰る他なかった。

 礼と共に、もし起きたら連絡して欲しいと電話番号を書き添え、このはに渡す。
 少し不安になって電話があるかどうかを尋ねたが、
 このはの話によると、流石に電話はある、ということらしい。一安心だ。

 しかし、ふと・・・
 ミケを引き抜き、帰る段になって、頼子は一つの疑問に行き着いた。


「そういえばこのはさんって、ここに住んでる訳じゃなかったよね」

「そうでするなー。
小犬丸の里か、公園にござるー」

「じゃあなんで今日はここに居たの?
まさかこの雪道を、毎日通ってるわけじゃないわよね?」

「いや、最近はここに住んでおりまするー」

「へ?なんで?」

「出られないからにござるよー」

「・・・・・・出られ、ない?」


 頼子は慌てて背後の境界を見た。
 入るときは見えなかったが、晴天と積もった雪・・・
 きっちり分かれた境界が、こちらからだと肉眼で捉えることが出来る。

 頼子はそれを踏み越えようとして───カツン。

 壁の様なものに当たった。

「え・・・」

 もう少し強めに踏み越えようとしてみる・・・・・・ガツン。
 今度は蹴り飛ばそうとしてみる───ガンッ!

 寒気が、背中に走る。

「・・・ミケ!!」

『おう、アレだな頼子!』

 頼子はミケに飛び乗り、境界に向かって突進する。
 猫呼んで───襲い来る地獄の制裁!

 ・・・放り出された頼子と顔が平らになったミケが地面に転がった。


「このはも頑張ったのでござるがー。
何故か出られないのでござるー」

「え?いや、ちょっと待って」


 出られないってどういうこと?


『・・・かなり強力な結界だ。閉じ込められたな』

「・・・・・・」

「例えるならごきぶりほいほい、にござるー」

「・・・そんな例えしなくていいよぉ!」


 あまりの上手くいかなさに、目の前がふっと暗くなる───もう何がなんだか。

646:2007/09/28(金) 00:21:55 ID:U8NDNRjc0
◆ 11

 薄暗い部屋、行為の後。

 『公爵』にはどういう訳だか、おちんちんが無い。
 だから今の行為も、全て受け側だった。

 おちんちんが無いのに何故この世界に留まれるのか、正確にはきらにもさっぱりわからないそうだが、
 それでもたった一つ、明らかな事実がある。
 公爵はおちんちんのアルカナに搭乗することは、出来ない。
 
 さて、根本的な疑問は、初期にぶつけるべきである。

 バケツをひっくり返したかのような牛乳がお腹をたぷたぷしていて気だるいが、
 今は自分に時間を割いてくれているだけで、本来きらは多忙の身である。
 次にいつ時間は取れるかわからない。
 なので率直に聞くことにした。


「きら様。私は直接の戦力にはなりませんね」

「ああ、そうだな」 

「・・・では私は、何の為にこの時代に呼ばれたので?」

「エロい文章を書いて欲しいのだ。あと軍師」


 凄く簡単に答えられた。
 流石きら様としかいいようがない。
 

「聖女に付いたおちんちんは、平たく言えば欲望を具現化したエーテル体だ。
本人の心のコンディションにより、おちんちんから発揮される力は遥かに異なる。
良い女に巡り合えた時はいつだって熱くてカタい。そう思わんか」

「仰る通りでございます」

「良い欲望に出会えたとき、性器の可能性って奴は半端じゃあないのだ。
単発式のリボルバーちんちんの持ち主さえ、
深い興奮の下では二度だって、三度だって射精できることもある。
つまりお前には、皆の欲情を煽って欲しいのだ」

「・・・それは真に、楽しい御仕事で・・・!」

「うってつけだろう」

「寧ろ私以外に適任が?」 
 
「───お前ほどの者はあるまいな」


 ベッドの上で馬鹿笑い。
 根は悪人同士、『しっくりと来る』のだ。

 かつて───猥褻な文章とは、それだけで悪であり、読む価値すらないものとされた。
 そんな世を、否定しようと筆を走らせてきた時代があった。
 だが今はどうだろう。
 同じような猥褻な文章を、今度は必要とされて綴るのだ。

 こんな愉快なこと、公爵にとってこれまでに無かった。


「・・・さて、」

 
 きらがベッドから立ち上がり、タオルとスク水をテーブルから引っ手繰る。


「御仕事ですか、きら様」

「民衆が私のカリスマを必要としているのでな。
お前はなかなか具合が良いからまた楽しんでやるよ」

「光栄の極みにございます」

 
 この会話の間にきらはスク水を装着、ランドセルまで装備し切った。
 超素早い。電光石火の行動力である。


「エロいのは追々進めていくとして、
とりあえずお前に期待してるのは一週間後だ、公爵。
北海道攻勢にて、お前に軍の一部を任せる」

「は・・・?私にですか」

「そうだ。うちは戦える奴は多いが、考える奴はどうも少数派でな。
今からその賢しい頭を使ってよくシミュレートしておけ。
───じゃあな」


 公爵が言葉を返す間もなく、薄暗い部屋に一瞬強い光が走り、すぐに扉が閉まった。
 数分、呆気に取られたままベッドで呆、としていたが、
 続いて笑いが出てきたことに、公爵自身、今の自分が想像より幸福な自分であることに気が付いた。


「一週間後・・・か」


 私は果たして、軍師か、作家か・・・道化師か?
 そもそも、私が元々どんな存在であったのかということさえ、実は曖昧な部分は数多くある。
 しかし私が何者であろうと、一週間は総ての生き物に対し均等に過ぎるのだ。

 つまり、私が何者であろうがそれはどうでもいい。
 ただ・・・今の楽しみを噛み締めるばかりである。



 日本のおちんちん魂を完全に取り返せるかどうかの節目まであと一週間。
 一年も前より絶え間なく続く闘争が、再び大きな節目を迎えようとしていた───。

647:2007/09/28(金) 00:24:19 ID:U8NDNRjc0
つづく


長すぎ、大体何文字あるんだよバーカって感じですが
その答えは12677文字になります。
一話から計算すると既に2万字に達しているので
このスレッドは卒業論文に出来そうですね。

それではまた次週の金曜にまた勝手に載せに来ます。おつ

648名無しのアルカナ使い:2007/09/28(金) 01:43:18 ID:zYcHtpWw0
ウザいんでいちいちageないでもらえる?

649名無しのアルカナ使い:2007/09/28(金) 05:31:30 ID:DaMuMi1MO
ふざけんな、楽しみにしてる人のが圧倒的に多いっつの

650名無しのアルカナ使い:2007/09/28(金) 11:49:28 ID:DT516JPgO
どっから受信した電波か知らないけど
そんな脳内ソースを基に正当性を主張されても困るんで
お前がどうしようもない馬鹿だってのはよく分かったから一生黙ってろよ

651名無しのアルカナ使い:2007/09/28(金) 11:52:14 ID:Jg6AaIOIO
まぁまぁ、ここはおちんちん紳士らしく落ち着いて観賞しようじゃないか

652名無しのアルカナ使い:2007/09/28(金) 12:22:43 ID:ixh/XHagO
しかしスレ主の文章に気合入りすぎてて
自らの読書速度がまだ追い付いてないwww
他の紳士達はもう読破されたかな

653名無しのアルカナ使い:2007/09/28(金) 17:11:43 ID:NvDKyUUAO
読んだ〜
>>1よ乙!

まことに愛が溢れるコンコンループを堪能させていただきました。次回も白濁濃縮された文章を期待しております。

654名無しのアルカナ使い:2007/09/29(土) 00:32:18 ID:uB/QkK8EO
エロかったりシリアスだったりギャグがあったり
>>1は天才だ

655名無しのアルカナ使い:2007/10/05(金) 02:13:13 ID:jrQQ2NDUO
次週の金曜日…金曜日になったぞぉおおおおお


期待あげ

656名無しのアルカナ使い:2007/10/05(金) 12:32:31 ID:N5Bc.yW2O
勝手に書いてろよ













勝手に読んでるからよ//////


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