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すぱろぐ大戦BBS・SS投下スレ

190名無しのも私だ:2008/04/25(金) 02:46:39 ID:BpvUBChw
>>185
いや、GJだと思います。

以下、OG萌えスレその229の455から連想しました。
でも、萌えじゃないので、ここに書きます。


新西暦20X年。

地球ヨーロッパ北部、とある小さな村。

荒涼として人口が少なく、寂しい村である。

荒れ果てているのは、度重なる戦乱のせいもあるだろうが、
おそらく、元々特筆すべき産業もあるわけではなく、
消えゆく運命の村だったのだろう。


そんな村のさらにはずれ、平屋の質素な家の前に、
村人が30人ほど、猟銃や農具などの武器を手にして、集まっている。

家の前には、男性が1人立っていて、村人達は男性に向かい叫んでいる。
「おまえたちがいるせいで、戦争が起きたんだ!」
「この村にはメリオルエッセに売るものはねえ!」

村人達は興奮している。
いつ、その手に持った武器を”使用”するかも知れない。

男性は、淡々と答えた
「彼女も人間だし、俺も人間だ。
 それに彼女は病気だ。今は動けないし、治療も必要だ」

「だまれ!怪物どもに病気などあるのか!?」
「人類の敵、メリオルエッセは出て行け!」

とのとき、男性の背後で、玄関の扉が「ぎぃぃ・・・」と鳴った。
「まて・・・」


男性も村人達も、みな扉を見た。

女性が、扉をもたれかかるようにして開け、
ふらふらと、人々の前に現れた。

足取りが、おぼつかない。
倒れそうになるところを、男性がはしりよって支えた。辛うじて直立を保った。
青白い顔色、血色のない肌、力が抜けた四肢。精気が無い。

それでも女性は、肩で呼吸しながら、村人たちを睨んだ

その痛々しさに、詰め掛けていた村人達も思わず目を伏せた


「ダメだ寝ていなくちゃ!歩いていい状態じゃないんだぞ!」

だが、女性は、男性の制止を受け入れなかった
そして、、今、発しうる最大の声量で叫んだ
「聞け・・・!ジョシュアは人間だ・・・・・・メリオルエッセは、私だ・・・!」

191密室劇:2008/04/30(水) 03:59:07 ID:OBqEbZd.
久々にちょっと書いてみたので投下。

「ヒューゴ、手が空いてるならちょっと…あら」
二人の愛機のコクピット内、自席シートを軽く後ろに倒し、ヒューゴは安らかな寝息を立てていた。
「待機中だからって、流石にまずいでしょ? もう」
言いながらアクアは、自分も何とか席についてハッチを閉める。
煩い人間に見つかるよりは、こうしてやり過ごす方がマシだ。
そして、なるべく音を立てぬよう、アクアは自分の仕事に取り掛かった。
作業自体は、一人で行っても一時間程で終わる予定だ。
もし万が一、彼が目覚めそうに無ければ、自分が起こせば良い。
(昨晩の緊急出動で随分頑張ってたもの、たまには良いわよね)
昨夜の撃墜王(スパロボ的な意味で)となった相棒へ優しい眼差しを送ってから、アクアは作業に没頭していった。

彼女の見積もりに狂いは無く、一時間後には確認を含めて全作業が終了した。
声を殺して軽く伸びをしてから、さて相棒の様子を見てみれば。
(あらら、まだ寝てる)
先程と寸分違わぬ姿勢で、相棒はぐっすり眠っていた。

192密室劇:2008/04/30(水) 03:59:47 ID:OBqEbZd.
半ば呆れつつ、作業の片付けをしてから、アクアはヒューゴの傍らに屈みこむ。
決して広くない操縦席内、顔を含めた上半身同士も、密着とはいかないがそれなりに近づく。
接近による胸の動悸を無視し、ヒューゴの様子を確認すれば、深く深く眠っているようで、表情も寝息も静か且つ安らかだ。
(でも、流石にそろそろ起こさないと…ちょっと可哀想だけど)
遠慮がちに、そっと体を揺さぶってみたが、目覚める気配は無い。
「やっぱりだめ…か。――ヒューゴ、そろそろ起きて、ヒューゴってば」
始めはゆさゆさ、中盤はぐらぐら、そして終いにはがくがくと音がしそうなほど、アクアは眠る相棒の肩を揺さぶって呼び掛けた。
その合間に、軽くぺちぺちと頬を叩いたりもした。
しかし、懸命な努力を5分以上したにもかかわらず、覚醒する気配は全く無い。
(これだけしても起きないなんて……『眠り姫』じゃないんだから)
表情ひとつ変えずに睡眠し続ける相棒を間近で見ながら、有名なおとぎ話をアクアは思い出した。
魔女による呪いのせいで、100年も眠り続けたお姫様を目覚めさせたのは……。

確かそう、運命の王子様の『 キ ス 』。

そこまで思い出した瞬間に、ヒューゴの顔――特に口元――が目に入り、心臓がぽんと飛び跳ねた。
(な、ななな、何考えてるのよ! って、私以外いないじゃないの、もう……)
赤くなったり一人ノリ突込みをしたりしつつも、何故かヒューゴから、いや彼の唇から目が離せない。
相手が呪われている訳でもないのに、『キス』なぞしても彼が目を覚ますはずも無いのだが、一度意識してしまうと、どうにも気になって止まらない。

193密室劇:2008/04/30(水) 04:00:23 ID:OBqEbZd.
コンビを組んで以来、様々なことがあったけれど、ずっと彼の側にいた。
けれども、こんな吐息がかかりかねない近さから見つめたことは無かった。
何せ今の自分たちは、『良き相棒同士』以外の、何者でもないのだから。
しかしなぜか、その件は誇るべきもののはずであるのに。
少しだけ、いやほんのほんの少しだけ、アクアの胸のずっとずっと奥の部分が、ちくりと痛んだ気がした。
その痛みを誤魔化すかのように、目を閉じて軽く頭を振る。
そして再び目を開ければ、彼の精悍且つ整った容貌がすぐそばにあった。
眠っているせいで、少々無防備さが目出つのはご愛嬌。
(だってそんなことして、本当に起きちゃったら…私、どうしたらいいの…?)
ぐるぐると渦巻く気持ちを落ち着けるためか、それともその思いがしっかりと形になるのが怖いせいか。
無意識のうちに、そっと彼女はヒューゴの髪を撫でていた。
(結構、見た目よりも柔らかいのね。触ってて気持ちいい)
が、はたと気づいて慌てて手を引っ込める。
(こ、こんなことして起きちゃったらまずいじゃない! もう!)
彼を起こすのが目的だったはずなので、それはそれで問題ないはずなのだが、アクアはそのことに気づいていない。
そして、ここまでしてもまだ起きる気配が無い彼の様子に、彼女はやっと心を決めた。
(だって失敗したとしても、ぐっすり眠ってるヒューゴは覚えていないんですもの。うん、大丈夫大丈夫)
もはや手段が目的になっているのだが、色々といっぱいいっぱいな彼女は全く気づいていない。
――細心の注意を払いながら、瞳を閉じて、そっと唇を彼の頬に近づける。
少し迷ったのだが、例え途中で気づかれても、まだ平気だろうと思ったからだ。
何が、と今の彼女に突っ込むのは禁止である。
(もう少し、もう少し……)
ゆっくり、ゆっくりと高鳴る胸。そして近づく距離。
目を閉じていたことと、精神的に緊張してたこともあり、アクアは状況の変化…いや、ヒューゴの表情の変化に全く気がついていなかった。

194密室劇:2008/04/30(水) 04:01:13 ID:OBqEbZd.
キスがまであとわずかのところで、アクアの額に何かが突き当たり、それ以上顔が近づかなくなった。
(――――?)
そっと目を開けてみると、彼女を押しとどめていたのは、寝ているはずの目の前の人物の指だった。
「なんだ、口じゃなくていいのか?」
「ひ…ひひひ、ヒューゴ?!」
何をしても起きなかったはずの彼が、意地悪く笑いながらアクアに問いかけてくる。
慌てて壁まで後ずさったアクアの口から、最大の疑問が投げかけられる。
「な、なんで…寝てたんじゃなかったの?!」
「ああ、ゆっくり寝かせてもらった、ありがとな。まあお前の作業が終わったあたりで、目は覚めてたんだが」
軽く欠伸をしてから、ヒューゴは改めて彼女の方を向く。
「え、だ、だって、私が何しても起きなかったじゃ…」
「目は覚めたんだがまだ眠くてな。寝たふりしてれば、起こすのを諦めてくれるかと思ったんだ。…しかし、ああくるとは完全に予想外だった」
「ね、寝たふり、だったの……」
自分がやろうとしていたことを思い出してしまい、羞恥心が一瞬で限界を振り切った。
体に力が入らず、ずるずるとアクアは床に座りこみかける。
しかしヒューゴがすかさず立ち上がり、何とか体勢を立ち直らせる。
「おっと、狭いんだから気をつけろって。―ところで、さっきの質問には答えてくれないのか?」
「え。質問って…」
相変わらず壁にはりつく彼女に、ヒューゴが笑いながら近づく。
「だ・か・ら。キスする場所は、口じゃなくていいのか?」

195密室劇:2008/04/30(水) 04:01:52 ID:OBqEbZd.
「え、あ、う…そ、その…ごめんなさい、ヒューゴ」
――真っ赤になって本気でうろたえている、目の前の『良き相棒』が、可笑しくも可愛いのは何故だろうか。
そんな想いを悟られぬよう、ヒューゴはあえて軽口をたたいた。
「そんなにうろたえなくてもいいだろ? ああ、キスしてくれたら許してもいいぞ」
「か……からかわないでよ……もう」
更に顔を赤くして、アクアはヒューゴを見つめた。
からかわれているのは百も承知なのだが、どうにもこの気持ちは止まらない。
「仕方ないな、だったら五千歩譲って、コーヒー一杯おごってくれたら許してもいい」
「…譲歩に全力で感謝させてもらうわ」
アクアが嘆息しつつハッチを開けようとしたところで、耳をつんざくような警報が鳴り響く。
非常事態を告げるアナウンスが次々に流れ、格納庫が俄かに忙しさを取り戻す。
「―コーヒーは戦闘の後で、だな。忘れるなよ」
「ええ。このまま出撃するわよ」
そしてこの二人も、一瞬で意識を切り替え、出撃のためのシークエンスを次々にこなしてゆく。
「システム、エンジン共にオールグリーン! いつでも行けるわよ、ヒューゴ!」
「ああ! ヒューゴ・メディオ、出るぞ!」

そして今回、警報が鳴ってから信じられない素早さで出撃したこともあり、昨晩に続いてヒューゴは撃墜王(無論スパロボ的な意味で)に輝いたという。
ただし、「どうやったらあんな速さで出撃できるのか」という問い合わせに対しては、二人揃って―特にアクアは真っ赤になって―口を濁していたらしい。

196密室劇・後書き:2008/04/30(水) 04:03:06 ID:OBqEbZd.
以上でした。
OG3での二人の活躍に期待しております。それでは。

197アルメイ1a:2008/05/06(火) 15:04:40 ID:SI289spA
皆様GJ!
当方も援護攻撃。捏造度高めでお送りいたします。

------ 
 
不覚。
一生の不覚。色んな意味で。
 
少女の唇の柔らかさと暖かさを感じながら、アルティス・タールは思いをめぐらせる。
考えてみれば、この状況、防げぬことはなかったのだ。
先ほど、耳打ちに添える手が差し伸べられず、上着の胸元をちいさく掴んだときに。
さらには、頬を掠めゆくはずの息遣いが囁きに変わることなく、近付いてきたときに。
いくつもの瞬間、身を翻すことも退けることも、どうすることも出来たというのに。
”出来たのか?本当に?”
ふと疑念が湧いた。
仮にも自身は二つ名される将である。未だ兵である者の拳を止めることなど造作もない。
しかし、メイシス・マルクの放った唐突な一撃は、拳ではなかった。ある意味、体術ですらない。
一片の覇気すらも帯びずに繰り出される、諸刃の剣でもある必殺技。
羅国式戀殺法の壱式奥義。
その名は接吻。
相対する者によっては、仕掛けられた時点で死合の意義が覆されることもある。
もちろん闘技を以て応じても非道とはされない。ここは修羅界である。
だが、そうして闘技をもって制覇してみせることが必ずしも勝利とはいえないのだ。
ゆえに羅国式戀殺法は恐ろしい。
だが、アルティスの心を占めていたのは畏怖ではなく逡巡である。
如何にしたいか。如何にすべきか。如何に──在りたいか。

198アルメイ1b:2008/05/06(火) 15:05:30 ID:SI289spA
「……」
「……」
窺えば、もはや彼女が次の一手を仕掛けてくる気配はなかった。
何かを待っているかのように、静かに、眼を閉じている。
自ら身を離すべき機か、それともこちらから離れる兆候か、あるいは反撃を。
とはいえ、止めにしろ何にしろ、としてアルティスの取れる選択肢は、実際には少なかった。
一言で言えば、相手が悪すぎた。
時には位ある戦士として、時には師として、時には近しい年長者として、共に重ねてきた年月は長い。
そのような、親しすぎるあまり予想だにしなかった、実のところ「伴侶を自らの手で選び取れるほどの強さを」
との心づもりで鍛えてきた、今年齢十三になったばかりの、そのメイシス・マルクからこのような『奥義』を、
迎え撃つことはついに叶わず、こうしてまともに受けてしまっているわけだったりする。
しかも状況は現在進行形であり、事態は刻一刻と切迫する。
目まぐるしい思考の間隙に、アルティスの頭の隅でふと先ほどの光景がちらと過った。
”それにしても”
読みが甘かった、といえば、あの時点ですでにそうだ。
ただならぬ緊張感をもって、『これからは妹ではなく自立した女として、然るべき扱いをお願いします(意訳)』とメイシスが口にした時点で、もっとこの後の展開を察しておくべきだった。
だが。
”──察する、か”
真に気付いておくべきであったのは、彼女の思慕の念の方だ。
そう、アルティス自身も慕われているという感触は以前からあった。あったのだが、その本質については認識が甘かったと今ならばわかる。誤認とすら言えるだろう。
ずっと思っていた。
彼女の抱いているこの思慕の念は、強敵《とも》との間に結ばれる奇妙な連帯感とは異なるもので。
擬似的とはいえ家族のような絆を持つがゆえに培われたもので。
闘士としてどのように在ろうと、惰弱だと罵られようと、けして奪えない情だ、と。
実際、寝食を共にする者同士、皆それなりに仲良く暮らしていた。
皆、年長の己によく懐いてくれていると思っていた。特に末の弟たちと、このメイシスは。
正直、『メイはなかなか兄離れが進まなくて困ったな(要約)』とさえ思っていたのである。
が。
けれども違った。大間違いではないか。
兄として慕われていた時代は、いつのまにか過ぎてしまっていたのだ。
そして、思い出されることはもう一つ。
”そういうことか、アリオンめ”
いつかの友の思わせぶりな言葉が、理解できた。やっと。真に。
同時に、あまりに遠回しすぎるいくつもの助言をくれた友を、一瞬だけ軽く恨んだ。
まったくもって、不覚である。いったい幾つの兆候を見のがしてきたのだろう、自分は。
”だが、刻限は近い”
今さら眼を閉じるわけにもいかず、視線を遣る。

199アルメイ1c:2008/05/06(火) 15:06:28 ID:SI289spA
ごく間近のメイシスの睫毛がかすかに震えている。
その肩までも小刻みに揺れているようであるのは気のせいかもしれない。
が、こちらの服の胸元を掴む拳に先ほどよりも一層の力が込められているのは、気のせいではない。
”流石に……いい加減、『何もしなさ過ぎた』やもしれん”
視界の端で時辰儀を盗み見れば、短い、が、ただ待つには長過ぎる時間が流れていた。
ただ触れ合うだけの口付けにしては充分過ぎる時が流れていたのかも知れなかった。
”待たせ過ぎたのだな、俺は”
思って、我知らず半ば浮かせていた手を自覚し、思わず苦笑しそうになる。
待っていたのは果たしてどっちだ。どちらでも良い、この際。
さあ、決断の時だ。

ふと、滑るように。
アルティスは、少女の頬をふたつの掌でゆっくり包んだ。
はっと強張る様子を見せ、メイシスの身体がわずか離れる仕種を見せる。
だがそれも一瞬のこと。
声をあげる暇もなく攻守が逆転した。
薄紙一枚の距離を、再び唇は触れ合った。


---------

すみませんここでギブ。
この後、
「大人の接吻はまだいいです!将軍になったときお願いします!」なメイシスの発言があります多分。

200アルメイ2:2008/05/06(火) 15:09:28 ID:SI289spA
ちょっと捏造度高め:その2 

--------

フォルカ「……あ、だれか来た?」
フェルナンド「ほんとだ。だれだろ、この『はき』」
アリオン「よ!お前ら、メシ食ったか?歯ぁ磨いたか?」
フェル「あ、アリオンだー」
フォルカ「アリオンだー」
アリオン「おいおい、今回の一番手柄を容赦なく呼び捨てかよ。全くこのお子様どもは!」
フェル「だって、アリオンまだ『ふたつな』ねーだろ、なーフォルカ」
フォルカ「え?『二つ名』もってなかったら、よびすてするきまりなのか?」
アリオン「うん、お兄さんはフォルカくんのその微妙なハズレっ振りが好きだぜ!」
フォルカ「ハズレ…スキ…スキ…ハズレ…うん?あれ?
   ええと、攻げきがはずれたときは、『しゅ行が足りない』んだ!」
フェル「まてよフォルカ!スキっていうのは油だんのことだぞ!」
フォルカ「うーん。それも何かがおかしいぞ」
フェル「なんだよ!あってるよなアリオン!スキって、油だんのことだよな!?」
アリオン「はいはい、今回は微妙に不正解だな」
フォルカ「びみょー、ふせーかい……
   ああそうか、まちがえたのか、じゃあもっと『しょうじん』だな」
フェル「なにい!ばかな!スキとゆーのは油だんのことではないのか!?
   まさか、メイねーちゃんのおしえがまちがっていたとでもゆーのか!?」
フォルカ「うーん。それじゃ、……あれ?なんの話だったっけ」
フェル「そんなことはないぞ!ねーちゃんがうそつくもんか!!
   くらえ!究きょくとびげりキーッ……ぬあー!?」
アリオン「甘いぜ!捕獲完了!くらえ必殺ぶらさげ!何となく字足らずだが気にするな!」
フェル「うぎゃー!さかさにするなー!」
フォルカ「だいじょうぶかフェルナンド」
フェル「な、なさけなど、むよーだぜ!」
フォルカ「じゃ、『すけだち』は?」
フェル「………………すだち?」
フォルカ「ううん、ちがう……………
   だが、もしかしたら、しんせきかもしれない」
アリオン「よし、ここは俺様がヒントをやろう。
   助太刀の『だち』は朝○ちの『だち』だ、覚えといて損はねえぜ?」
フェル「あ○だち?」
フォルカ「あさだ○?」
アリオン「因にサ変動詞としても使える言葉だ!」
フォルカ「へえ」
フェル「よくわからねー」
アリオン「はっはっはー。悩め悩めお子様ども!
   その調子で頭も鍛えな!アホでは繰者はつとまんねえぜ!」
フォルカ「……!」
フェル「……あー」
アリオン「何だその顔。今考えたこと言ってみろ。ほれフォルカ」
フォルカ「えーと」
アリオン「よし後でな。フェルナンドはどうだ?」
フェル「ふん、アホじゃなくて『自ゆう主ぎしゃ』なんだろ」
アリオン「ほほーう。ちょっち減点対象だが、まあ良いや。フェルナンドくんは合格です!」
フェル「ふん、らくしょうだぜ!」
アリオン「そーかい?だが、さっきの蹴りはまだまだだぜ?」
フェル「くそう、ばかにすんなよ!てゆーか、いーかげん、おれの足をはなせー!」
アリオン「はっはっはー。子供は元気が一番だなー」
フェル「うあー!ふりまわすなー!!はなせー!!」
アリオン「じゃ離そう。ほれ」
フェル「うあっつ!おとすなー!」
アリオン「ほう?中々、着地が上達したな」
フェル「『じょーたつ』……?」
アリオン「あ、まだ知らなかったか。じゃ、帰って書物で調べなさい!アリオン先生からの宿題です!」
フォルカ「あ」
アリオン「どしたフォルカ」
フォルカ「『せんせい』で思いだした。もの知りのアリオンに、しつ問があるんだ」
アリオン「(成る程、フォルカ的には『先生=物知り』なわけね)
  ……で、何を聞きたいって?この間から詰めてるお針子さんの触り心地か(笑)?」
フォルカ「え?アルティスにいさんの、新しいマントぬってるひと?」
フェル「あっ、おれもしってるぜ。よその国のひとだろ」
アリオン「正確には刺繍屋さんだな。ま、技術力も力のうちって好例さ。
   それで誰かに重用されれば、後ろ楯にもなろうってもんだ。
   ほら、俺たち修羅の装いの感覚は、お世辞にも思いっきり傾《かぶ》いてるだろ。
   で、仕立て職人やら武具師やらの腕の良いヤツは、かなり引く手数多なわけ。
   そーゆー御国事情もあって、専門の技術さえあれば無闇に迫害はされなかったりする」
フェル「む、むずかしいぞ」
フォルカ「うん。『なんかい』だな」
アリオン「やっぱ難解か。まだ二人には難しかったな」
フェル「ちぇ」
フォルカ「むー」
アリオン「とにかく結論はこうだ。
   修羅王様だったらどんな服を着ようと自由!以上!」
フォルカ「わかったような」
フェル「わからねーよーな」

201アルメイ2b:2008/05/06(火) 15:11:30 ID:SI289spA
アリオン「で、フォルカ。さっきの『質問』に話を戻そうか」
フォルカ「……しつ問?
   あ、うん、そうだな。しつ問。口と口をくっつけるのは、アリオンは好きか?」
アリオン「ほほう、接吻か。概ね大好物だと答えておこう!」
フェル「せっ…」
フォルカ「…ぷん?」
アリオン「『せつ』がくっつけるって意味でな、『ぷん』が口という意味だ。
   ところでお前ら、今更何でそんなこと聞くんだ?結構覗き見してたくせによ」
フェル「だって、あれはアリオンだし、なーフォルカ」
フォルカ「うん、どっちかっていうと、アリオンだからああなんだ、と思ってたな」
アリオン「うわ酷ぇ。俺様ひょっとして色魔扱い?
   あのさぁお前ら、俺じゃなくても接吻すんの。口説くの。ナニとかしちゃうの」
フォルカ「うーん。よく分からないけど」
フェル「そーだな、そーゆーのがたのしいのは何となくわかったぜ!」
アリオン「そそそ。男のサガなのよ悲しいけど。ま、わりと我慢してる奴も多いがな。
   っていうか、そういう話を振るって事ぁ、誰かと誰かの接吻を目撃しちまったんだろ?」
フォルカ「…………うん」
アリオン「うわー誰だよ、子供の前で」
フォルカ「誰って、アルティスにいさんとメイシスねえさん」
アリオン「…………………………
   …………………………はい?」
フェル「うそじゃねーよ。おれもみたもん。アルにーちゃんとメイねーちゃん」
アリオン「mjd?」
フォルカ「うん。ちょっと前、ふたりが訓れんしてたとき」
アリオン「あー。えーと。何というか、見てたわけ?ずっと?お前ら二人で?」
フォルカ「ううん。えっと、さっきは訓れんって言ったけど、
   ほんとはメイシスねえさんがけい古をつけてもらいに行ったんだ」
フェル「でさ、ちょっとあとで見にいったら、
   …………ねーちゃんのほうから、くっつけてた?」
フォルカ「そうだな。たぶん、そうだったと思う」
フェル「でも、にーちゃんからも、もっかいくっつけたよな」
フォルカ「うん、くっつけた」
アリオン「(うっわ何やってんの二人とも!つーかアルティスあの野郎!
   あんなに焚き付けても動かなかったくせに、何なのこの急加速!)」
フォルカ「……アリオン?」
フェル「なんか今すごいかおになってたぜ?」
アリオン「いや何でもねえ。ちょっとした大人の事情だ。
   つーか、それで?それからお前らどーしたの?どーなったんだその後は?」
フェル「どーなった、って…………なー、フォルカ?」
フォルカ「うん……『ただならぬふんいき』というやつだったから」
アリオン「(そりゃー只ならぬだろうよ、色んな意味で)
   じゃ、お前ら二人は空気を読んで退さ……っていうか、
   見付からないように黙って他の場所へ行った、ってわけか」
フォルカ「うーん」
フェル「うーん」
アリオン「悩むのかよそこで」
フォルカ「うん、たんれん場へは入らなかったのは、まちがいないけど……
   けど、アルティスにいさんが合図したのをみたから、入らなかったんだ」
アリオン「ちょっと待てフォルカ、合図ってお前」
フォルカ「うん。入りぐちのところで、気がついてたみたいだった。
   目と、手も少しちょいちょいってして、あっちへ行け、って」
フェル「うん。おれもみた。またあとでな、ってかんじだったぜ」
フォルカ「でも、すごく目がこわかったと思わないか、フェルナンド?」
フェル「なんだフォルカ、『おそれをなした』か!」
フォルカ「うん。いつものにいさんとはちがったと思うんだ。そうだろ?」
フェル「そ、それは……みとめるぞ。『はき』が全ぜんするどかった」
フォルカ「訓れんのときよりすごい、『ほん気の目』だったな」
フェル「だったぜ」

202アルメイ2c:2008/05/06(火) 15:13:40 ID:SI289spA
アリオン「(……取りあえずアルティス見付けたら小一時間ほど問い詰めてみるか)
   成程な、事情はだいたい分かった。
   取りあえずお前らのやるべきことは、あれだ、見守ることだな。あったかくな」
フェル「えー。なんだよそれ」
フォルカ「もっと具たい的におしえてくれないか?」
アリオン「具体的に、と言われてもだな……
   まあ、他言無用と口出し無用と手出し無用、この三つを厳守してりゃ、おおごとにはならんさ」
フォルカ「それは分かってるんだ。知りたいのは、なぜそうすべきか、なんだ」
フェル「にーちゃんもいってたぜ。『本しつ』をしらないと大失ぱいするんだって」
アリオン「確かに、物事の本質を見誤れば取り返しの付かん事態にはなり得るわな……って、どした二人とも?」
フェル「なんか今、アリオンがちょっとかしこくみえた」
フォルカ「ああ。何だか『ちてきないいまわし』だったな」
アリオン「おいおい。お前らな、もーちょっと修羅神繰者に対して敬意ってないわけ?いいけどさ別に。
   まあともあれ……つまりは、あれだ。お前ら、羅国式戀殺法って知ってるか?知らんだろう?」
フェル「ラコクシキレンサッポー?」
フォルカ「ら国式れんさっ法?……どんな武じゅつなんだ?」
アリオン「ふっふっふ。要するに、大人じゃなきゃ使っちゃいけない闘法さ。
   ある年齢に達するか、修羅神を繰れるようになるか、それが会得の条件だ。
   本来は、未熟者にはその存在を知ることすら許されないとゆー恐ろしい奥儀だったりする」
フェル「ええ!?知っちゃったぞ」
フォルカ「そんな、『せいさい』されるのか?」
アリオン「はっはっはー心配するなお子様たち。制裁はねえよ。
   お前達ら、もう修羅神に触っても即倒しなくなったじゃねえか。
   そんな連中は未熟とは言わねえ。そうだな、あえて言うならば半熟か」
フェル「はんじゅく…?」
フォルカ「あまりほめられた気がしないけど」
アリオン「で、半熟なお前らには、未熟者とは違ってもうちょっとだけ知る権利がある。
   その羅国式戀殺法の壱の奥儀が、さっきまで話してた、その接吻だったりするわけよ」
フェル「そうなのか」
フォルカ「おうぎ、なのか」
アリオン「で、話が逆になるがな。
   軽々しく口にしちゃいけねえ戀殺法の技の一つである以上、
   接吻の話題もまた同じくおいそれと話題にしちゃいけねえ、って理屈よ。理解できたか?」
フォルカ「なるほど。わかったような気がする」
フェル「う、うん。しゃべっちゃダメなんだろ!」
アリオン「(理解したとゆーより納得したって感じだな)
   うん、まあ、分かればよろしい!今日の授業はここでお仕舞いです!礼!」
フェル「れい!」
フォルカ「れい!」
アリオン「じゃ、そろそろ行こうぜ。昇進祝いもあるしな」
フェル「あるしな!にーちゃんも『せーしきにふたつなをはいりょー』したし」
フォルカ「うん。メイねえさんも、ごう級修ら神にえらばれたんだって」
アリオン「ああ、ペイリネスだろ?これでお嬢ちゃんも部下持ちか。まだ十三なのにな。
   こりゃー、ひょっとしたらひょっとするぜ?数十年ぶりの女将軍が誕生するかもな」
フェル「あのさ、ペイリネスも『しんか』するかな」
アリオン「神化?あー。出来るんじゃねえのかな。だが正直俺としては………………
   俺にしても、命削るよーな真似はさせたくねえな。全体的に、女子に関しては、誰でもだが」
フォルカ「アリオン?」
アリオン「何でもねえよ。で、やっぱ二つ名は『閃光』で決まりだったんだろ、アルティスのやつ」
フェル「うらやましいのか?」
アリオン「別に肩書きなんて羨ましかねえさ」
フェル「ふーん」
「ふーん」
アリオン「あー。いい加減腹減ったな」
フォルカ「へったな」
フェル「へったぞ」
アリオン「それじゃあ行くとしますかね。
   いや、お前らは先行ってろ。俺は厨房をちょっと覘いてくるからさ、忘れてたわ」
フェル「おう!それじゃあ、さきにいってるぜ!」
フォルカ「あ。アリオン、『うたげ』は庭でやるっていってた」
アリオン「そっか、ありがとなフォルカ!んじゃまた後で……
   ってこら!廊下は走るんじゃありません!、って、聞いてねえし」

203アルメイ2d:2008/05/06(火) 15:15:16 ID:SI289spA
□□□□□□

アリオン「…………ふぅ」

アリオン(それにしても、あのメイお嬢ちゃんが、お嬢ちゃんのほうから仕掛けるとはなあ。
   まあ、さりげなーく入れ知恵してきた身としては、それなりに冥利ではあるんだが)

アリオン「…………」

アリオン(にしても、アルティスもアルティスだよな。
   ひとがあんだけ言ってんのに、真面目に聞かねーからこーゆー羽目になんだよ、全く、あの馬鹿は!)

アリオン「…………オロカナヤツメー(←超小声)」

アリオン(なあアルティスよ、お前を見てるお嬢ちゃんのあの表情《かお》、どんなだったか知らんだろう?
   メシがちょっぴり多めに盛られてるのも、ただの年長者扱いだと思ってたんだろう?
   けっこう綺麗になって、これからもっとそうなるに違いねえってのに、気付いてもなかったんだろうぜ。
   その点、俺の方がまだ、ずっと────)

アリオン「…………あーもう」

アリオン(────うん、気付いてる。気付いてるさ。
   なぁ、アリオン・ルカダ。お前は、あの娘に……あの娘を……そう、悪く思っちゃいないんだろう?)

心の声(『yes,yes,yes!』)

アリオン(だよなあ)

アリオン「……ちぇっ。報われぬ愛に生きる、これも我が道、か」



=================================================================

仔フェルがクソガキなのは個人的な趣味です。暴走してすみません。以上です。

204リュウセイ×ラミアと言うのを受信したはずが・・・:2008/05/16(金) 23:55:28 ID:.ACTt0RQ
ちょっとカップルな流れでどたばた劇みたいなのを
注意:私は絶対アクセル×ラミア派という方はスルー推奨です。

なおこのネタには暴力・ODEといったネタが含まれて降りますのでご注意してくれありんすです。


アクセル「でぃぃぃぃぃっや!!!!」

どんがらがっしゃーん!!

ラミア「むぎゅう@@;」
ジョシュア「またか・・・少しは優しく出来ないのかアクセル」
アクセル「ふん」
リュウセイ「相変わらずすっげー・・ってラミアさん大丈夫か?」
ラミア「ジンカクチュウスウニチメイテキナエラーガハッセイシマシタ、システムシュウフクヲカイシシマス」
アクセル「う・・・・」
ジョシュア「あーあ・・(冷たい目)」
アクセル「お・・おい!人形!ラミア!冗談はよせ!」
ラミア「シュウフクチュウシュウフクチュウ」
リュウセイ「や・・やばくないのか?」
アクセル「だ・・大丈夫だろ、なんたってレモンが作った・・」
ラミア「シュウフクチュウ・・・うう・・・」
アクセル「ほら〜」
リュウセイ「大丈夫か?」
ラミア「あ・・・・・」

(リュウセイと目が合う)

ラミア「・・・・・リュウセイ・ダテ」
リュウセイ「大丈夫なのか?」
ラミア「・・・・・・・・・」
リュウセイ「おい・・うぉ!!」

Chu〜

アクセル「なななななななな!!!」
ジョシュア「え・・・・」
ラミア「リュウセイ・・・好き・・」
リュウセイ「はひ?」

205リュウセイ×ラミアと言うのを受信したはずが・・・:2008/05/16(金) 23:56:03 ID:.ACTt0RQ
ミィ「つまり・・・ライバルが一人脱落ということですの」
エキドナ「何がつまりだ・・・」
レモン「ふう・・・まぁ日常生活には支障ないかもしれないけど・・・」
ラミア「リュウ、弁当を作ってきた、食べてほしい」
リュウセイ「えぇ!!!ちょっと大丈夫か?どこか壊れてないのか?」
ラミア「ん?・・・私は正常だ・・さぁ・・食べさせてやるぞ・・」
リュウセイ「アクセルはいいのかよ!!」
ラミア「アクセル?隊長のことか?」
アクセル「おーいラミラミ〜」
ラミア「・・・・・・アルマー隊長がどうかしたのか?さっきからウザくてウザくて・・」
アクセル「がーん・・・」
ミィ「大丈夫ですの、あんな尻軽女のことは忘れるですの」
アクセル「がーん・・がーん・・がーん・・・」
レモン「あらあら・・・相当ショックなようね」
ラミア「リュウ、今夜は寝かせないぞ・・」
リュウセイ「いいっ!!」
ラト「その役目は私が」
マイ「いいや私が」
レビ「ふ、この戦爵様が直々にODE風呂プレイをしてやろうといってるのだ」
ライ「一体何がどうなって・・」
アクセル「む・・むむむむ・・ラミアァァァァァァァァ!!!」
ラミア「なんだアルマー隊長・・いい加減に・・」
アクセル「でぃぃぃぃっや!!!!!」

がっしゃーん!!

アクセル「はー・・はー・・・」
ジョシュア「うわぁ・・人として最低・・」
レモン「貴方じゃないんだから叩いたって直らないわよ」
アクセル「ふん!」
ラミア「う・・・」
ライ「大丈夫か?」
ラミア「あ・・・・」
シャイン「ライディ様〜」

ぶちゅぅ〜

206リュウセイ×ラミアと言うのを受信したはずが・・・:2008/05/16(金) 23:56:52 ID:.ACTt0RQ
シャイン「あ・・・・・・」
ラミア「ボクは〜ライにメロメロナンダぞぉ〜」
ライ「じょ・・冗談は・・・あ・・シャイン王女・・」
シャイン「・・・ふふ・・戦争ですわ・・・リクセントの総力を挙げてそこの人形をスクラップにして差し上げますわァ!!!」
ラト「シャイン王女落ち着いて!!」
マイ「だ・・・だれかぁ〜」
リュウセイ「どうなってるんだこりゃ?」
ライ「離れろ!俺はリュウ・・じゃなかったその・・そう、シャイン王女と婚約を・・」
レーツェル「ほう、それは素晴らしい知らせだ」
シャイン「ライディ様からプロポーズ・・・・ああ・・天に昇る想いですわ〜」
ラト「た・・立ち直り早っ!」
ライ「兄さん何時からいた!!!」
シャイン「式は何時に?初夜を迎えるベッドは勿論赤いバラを敷き詰めたシルクのベッドで・・」
レーツェル「婚前旅行を許可するぞライディース、そうだ・・カトライアが夜伽の勉強に使っていたテキストを・・」
ラミア「・・・そこの小童がいるから・・ふふ・・さっき私をスクラップにするといったな・・ならば貴様をハンバーグに・・」
アクセル「でぃぃぃぃっや!!!!!」

カコーン・・・どぎゃ!!

タスク「あんぎゃーす!!!」
レオナ「タスクっ!大丈夫?」
リュウセイ「見事にぶつかったな・・・タスク哀れだ・・」
アクセル「今度こそ直った・・・だろう」
レモン「もう扱いが酷いわよ・・・」
ラミア「う・・・タスク・・・私・・タスクの(ドキューン)でございましゅ」
タスク「へ?」
レオナ「・・・ほう・・」
ラミア「ラミラミはぁ〜タスクのためなら〜(ODEシステムだ)や(ODAシステムだ)や(MUDAシステムだ)なことだってできるのぉ」
タスク「うっひゃ〜そりゃ至りにつくせり・・って・・」
レオナ「・・・・・・タスク」
タスク「ちょ!レオナちゃん!包丁やめて!鉈を持つのも駄目!!ナイスボートはいやぁ!!」
レオナ「タスクを殺して私も死ぬー!!!」
ラミア「ボクのタスクに手を出すなんて許さないぞぉ!!!!」
アクセル「でぃぃぃぃっや!!!!!」


すぱーん!!

207リュウセイ×ラミアと言うのを受信したはずが・・・:2008/05/16(金) 23:57:33 ID:.ACTt0RQ
レモン「次は誰が被害者なのかしら・・」
ラッセル「だ・・大丈夫ですかラミア・・」
ラミア「すきすきー!ラッちゃんダイスキー」
カチーナ「ぁ?目の前でいちゃつくんじゃねー!!ラッセルから離れろ!!!」
アクセル「でぃぃぃぃっや!!!!!」

ラミア「アラド・・・」

アクセル「でぃぃぃぃっや!!!!!」

ラミア「アヤ大尉・・私はあなたの・・」

アクセル「でぃぃぃぃっや!!!!!」

ラミア「アル・・・私を貴方のお嫁さんに・・」
カルヴィナ「アールー!」

アクセル「でぃぃぃぃっや!!!!!」

ラミア「アルコさま〜」

アクセル「でぃぃぃぃっや!!!!!」
レモン「やめなさいって・・流石に怒るわよ」
アクセル「ご・・ごめんなちゃーい」
ラミア「ああ・・アルトアイゼン様」

一同「ええー!!!!!!」

アクセル「節操ないぞ人形!!!でぃぃぃぃ・・」
エイタ「へ?」
アクセル「のわ!!」

コケッ!ぶちゅう

エイタ「あいたたた・・・ってええ!!お・・俺の目の前でキスシーン・・くそぉ!!」(ダッ!
アクセル「・・・レモン・・これはだな」
レモン「分かってるわよ・・」
ラミア「た・・隊長とキキキキキキ・・・」
レモン「どうやら元に戻ったみたいね・・とりあえず精密検査を行いましょ」
ラミア「隊長とキス隊長とキス隊長とキス隊長とキス隊長とキス隊長とキス・・・」
アクセル「いいからいけ・・・・ふん・・・今度から少し優しくしてやるか・・・」


おしまい

エリート兵「落ちの踏み込みが足りん!!!」

208名無しのも私だ:2008/05/23(金) 21:15:02 ID:cVm4xK3g
カズマとミヒロの未来の話を投下します。
これはあくまでも可能性の1つであり、公式ではないので、
この設定が受け入れられない人はスルーしてください。

209名無しのも私だ:2008/05/23(金) 21:15:46 ID:cVm4xK3g
世界の歴史は可能性の数だけ分岐して存在する。
これはその可能性の1つでありながら、重大な意味を持つ歴史である…。

カズマ・アーディガンとミヒロ・アーディガン。
宇宙の運搬業『トレイラー』を営むヴァルストーク・ファミリーの兄妹である。
2人は可変戦闘ロボット『ヴァルホーク』のパイロットであり、
連合宇宙暦99〜101年の大戦では『ヴェルター』及び『ノイ・ヴェルター』の一員として戦闘に参加し、
侵略者の手による地球圏の危機を救っている。
2人のコンビネーションは抜群であり、その息の合った連携による操縦は見事であった。
彼らの仲は、私生活においても良好であったのは言うまでもない。
トレイラーを運営する生活には苦労も多かったが、持ち前のバイタリティによって克服している。

そんな彼らの生活に、ある日、大きな変化が訪れた。
連合宇宙暦107年、18歳になったミヒロが妊娠したのだ。

そのことで、2人の周囲ではちょっとした騒ぎになった。
ミヒロを妊娠させた相手の男はいったい誰なのか? それが全く不明だったのである。
成長したミヒロは、トレイラー業界でも評判の美人である。交際を申し込んできた男は少なくない。
しかし、ミヒロはそれらを全て断っている。ミヒロに彼氏などいるはずがなかった。
肉体関係を持った男について、ミヒロは何も言わなかった。また、カズマもそれを追及しなかった。
しかし、決して口には出さなかったが、カズマは真相を知っているかのようであった。
もしや強姦されたのではと疑われたが、ミヒロはそれを強く否定した。
これはお互いの合意の上でのものであり、決して不本意な結果ではないと明言したのである。
周囲には中絶を勧める声もあったが、ミヒロは子供を産むことを固く決意していた。
そして、カズマはその産まれてくる子供を養子にすると宣言した。
よって、その子供はカズマとミヒロの子ということになる。
2人は夫婦同様に生活し、その子供を育てていくことを誓ったのである。

カズマとミヒロは実の兄妹であるため、法的には結婚できない。いわゆる事実婚ということになる。
しかしながら、身内とごく一部の親しい者達の手で、2人のささやかな結婚式が挙げられている。
その写真の中で、ウェディングドレスを着たミヒロが、カズマに抱かれながら幸せそうな笑顔を見せていた。

やがて、ミヒロは男の子を出産した。容態を心配する声もあったが、母子共に健康であった。
それから数年が過ぎ、その子供はすくすくと成長していった。幼い頃のミヒロによく似た美少年である。
カズマとミヒロは、その子供にトレイラーとしての教養とヴァルホークの操縦法を覚えさせた。
ミヒロ譲りなのか非常に優秀な子供で、子供にはレベルが高いと思われるそれらを良く吸収していった。
それでいて少々無鉄砲な性格は、カズマに似ているようであった。
2人は、その子供を深く愛して育てていった。

この子供は後に、あまたの並行世界を含む全宇宙の支配を企む強大な侵略者と戦って勝利し世界を救う英雄となる。
それについては、またの機会に別の物語として語られることになるであろう。
今回の話は、ここまでとする。

おわり

210名無しのも私だ:2008/05/25(日) 13:48:25 ID:cVm4xK3g
>>209の設定から、結婚式が行われた日の夜のカズマとミヒロ


連合宇宙暦107年、カズマ・アーディガン24歳、ミヒロ・アーディガン18歳。
2人が結婚式を挙げた日の夜、彼らはふたりだけの時間を過ごしていた。

「いよいよ私達の新しい生活が始まるのね。お兄ちゃん、ううん…あなた」
「ああ、そうだな。だけど俺達、ずっと家族として一緒に暮らしてたんだから、大して違わないだろ?」
「それはそうだけど、気持ちとしては全然違うよ…。私、あなたのお嫁さんになったんだから」
「そうか…。お前はもう俺の妹ではなく、俺の妻なんだもんな…」
「そして、この子のお母さんになるんだよね、私…」

ミヒロは、自分のお腹にそっと手を触れた。

「…なあ、本当にこれで良かったのか? 赤ちゃんが出来たこと、本当に後悔してないのか?」
「うん…。この子はね、神様からの授かりものだって思ってるから…。あなたと私の為の…」
「…だけど、あの日の夜、お前があまりにも愛おしかったんで、俺は、つい、お前を…」
「…いいのよ。私、あなたの気持ち、とっても嬉しかったの。こうなることも、心の中で望んでいたから」
「ミヒロ…、ありがとう…。俺は、お前のことを、誰よりも愛するよ! そして、この子も…!」
「うふふ。あなたはこの子のお父さんになるんだものね。ほらほら、触ってみて」
「ああ、元気のいい子が産まれるといいな…」

カズマは、ミヒロの肩をそっと抱き寄せた。

「あなた、今まで、いろんなことがあったね…」
「そうだな…。嬉しいこと、悲しいこと、楽しいこと、苦しいこと…、本当にいろいろあった。
 だけど、そのどれもが、今では大切な思い出だ。
 そして、これからも新しい思い出を作っていく。ミヒロと、この子と共に…」
「あなた…、私達、ずっとパートナーだよね…?」
「そうさ。俺達は、この宇宙で最高のパートナーさ! 今までも、これからも…!」
「…ねえ、あなた。もう一度だけ、昔の呼び方で呼ばせて。私にとって、特別な人の呼び方を…」
「ああ、わかったよ」
「『おにいちゃん』……」
「ミヒロ……」

ふたりは、静かに唇を重ねた。

彼らの子供が宇宙を救う希望の光となるのは、ここから更に先のことである…。

おわり

211名無しのも私だ:2008/05/27(火) 23:22:39 ID:chVRSyHA
なんとなくこっちに投下
―某所花屋―
トウマ「おっ?修羅のあんたがこんな所に来るなんて珍しいな」
フェルナンド「悪いか?」
トウマ「別に悪くはないさ、それで何かご要望はあるかい?」
フェルナンド「アイビスの誕生日に花を贈りたい、何かあるか?」
トウマ「わかった誕生日用の花だな、ところで予算はどの程度あるんだ?」
フェルナンド「実は…ゴニョゴニョ…」
トウマ「…それはちょっと厳しいな」
フェルナンド「そうか、すまん邪魔したな」
トウマ「お、おい、待てよ!不可能とは言ってないぜ、任せときな、お客の要望に答えるのが俺の義務だ」
フェルナンド「本当か!ならば頼む!!」
トウマ「あんたの現在の予算では、あまり量は買えない、そこはわかるな?」
フェルナンド「ああ」
トウマ「そこでだ!逆に考えるんだ…量がないなら一輪で勝負するんだと」
フェルナンド「おおっ、なんという発想!貴様が神か!?」
トウマ「いや…神ではないな…次は花を決めたいんだけど、あんたにとって彼女はどういう人間だ?」
フェルナンド「いい奴だ」
トウマ「もっと具体的に頼む…」
フェルナンド「あいつは、俺にとって大切な人間だ」
トウマ「なるほど…そうか…うん、ならたぶんこれだな!」
つバラ(赤)
フェルナンド「すまん…礼を言う、………ありがとう」ポツリ
トウマ「いや、いいって、それじゃあ包むけど、サービスでメッセージも付けられるがどうする?」
フェルナンド「そうだな…こんな時、この世界ではなんと言う?それで頼む」
トウマ「わかった、”誕生日おめでとう”にしておくよ」

トウマ「よし出来たぜ、おまたせ」
フェルナンド「いくらだ?」
統夜「(企業秘密)円になります」
トウマ「ところであんた?こっから彼女のいる所までかなりあるがどうするつもりなんだ?」
フェルナンド「移動手段には途中まではビレフォールを使う」
トウマ「お、おい、花は鮮度が命なんだぜ?ビレフォールの中で花がしおれちまわないか?」
フェルナンド「…試したことはない」
トウマ「はあ…わかったよ…俺が送り届ける」
統夜「ちょ、ちょっと!!トウマさん!!」
トウマ「なあに…これも配達の一種だ!」
統夜「ええっ!?そんな強引な!!」
フェルナンド「いや…出来るなら俺の手で届けたい」
トウマ「花だけじゃない、あんたもだ!!」
フェルナンド「な、なにっ!?」
トウマ「と、言うわけで後は任せたぜ!バイト2」
統夜「…わかりましたよ…気をつけて行ってくださいね」
トウマ「さて、善は急げだ。さあ乗れ!フェルナンド!!」
フェルナンド「わかった、任せるぞトウマ!」

212名無しのも私だ:2008/05/27(火) 23:23:21 ID:chVRSyHA
―某所、深夜―
トウマ「ふう、やっと着いた、だいぶ遅くなっちまったな…」
フェルナンド「…アイビス…」
トウマ「まだ諦めるな、今日はまだ終わっちゃいない!」
フェルナンド「…!あれは…!!」
トウマ「どうしたフェルナンド?」
フェルナンド「アイビスだ。あそこの建物●階、窓の近くにいる」
トウマ「見えるのか?」
フェルナンド「影だけだがな、だが見間違いではない」
トウマ「そうか、じゃあ近くに止めるぞ」
―塀の外―
トウマ「どうする?ここから呼べば気がついてくれるかもしれないけど」
フェルナンド「乗り込む」バッ
トウマ「えっ!?ちょっと、おい!!…って、行っちゃった」
―●階、アイビスの部屋―
アイビス「ふう…誕生日も後、数時間で終わりか…」
今年の誕生日も非常に楽しいものだった。ツグミやスレイは言うまでもなく、イルイやゼンガー少佐やアラドにカズマ達…
果ては、謎の人物までもが自分を祝ってくれた
アイビス「けど…来ると思ったんだけどな…」
ツグミのケーキに釣られてくるはずだった人物、Mr噛ませ犬
アイビス「やっぱり修羅にはなじみの薄いイベントだったのかな?」
そんな時、アイビスの目の前に姿を現した一輪の花
アイビス「へっ?」
目を丸くするアイビス。そして、次に目の前に姿を現すのは…
アイビス「フェ、フェルナンド!えっ!?ここって●階だよね?」
フェルナンド「登ってきた」
さらりと無茶なことを言う修羅一名、呆然とするアイビスに不自然な状況のまま、さらに言葉を告げる。
フェルナンド「遅くなったが、誕生日を祝いに来た。受け取ってくれ」
アイビス「あ、ありがとう…」
渡されるままにプレゼントを受け取るアイビス、そしてフェルナンドは
フェルナンド「それじゃあな、さらばだ!」バッ
アイビス「ええっ!?だからここ●階だよ!!」
あまりのことに窓から身を乗り出す。暗くて彼の姿を探すことは出来ない。
アイビス「フェルナンドーーー!!!」
フェルナンドの身を心配して彼の名前を叫ぶアイビス。一瞬の沈黙の後
フェルナンド「なんだー?」
と、いたって平然とした返事が返ってくる。

213名無しのも私だ:2008/05/27(火) 23:24:40 ID:chVRSyHA
アイビスは安堵しながらも半ば呆れながら、ふと思い出したことを彼に告げる
アイビス「フェルナンドー?今日ツグミが作ってくれた誕生日ケーキ、チーズケーキだったんだ」
フェルナンド「そうか、よかったなー」
アイビス「でもフェルナンドは食べられなかったでしょー?だからね、今度いつか一緒に食べようねー?」
フェルナンド「わかったー、楽しみにしているー」
アイビス「そうだフェルナンドー、プレゼントありがとねー、とっても嬉しいよー」
フェルナンド「喜んでもらえて俺も嬉しいー、あっ、それから、アイビスー?」
アイビス「なあにー?」
フェルナンド「”誕生日おめでとう”、じゃあなー」
アイビスは目を凝らしたが、やはりフェルナンドの姿を発見することは出来ない。
アイビス「ふふっ…ありがと」
ガチャッ
イルイ「どうしたのアイビス?」
アイビス「あっ、見てイルイ、フェルナンドがね?お花を持ってきてくれたんだ」
イルイ「そっか、よかったねアイビス」ニコッ
アイビス「あっ、そうだ。このままにしとくとしおれちゃうね。花瓶を探さないと」
イルイ「私も手伝うね」
アイビス「ありがとう、イルイ。ツグミー?花瓶ってどこにおいてあったっけ?」
その時、バラの包みから一枚のカードがこぼれ落ちた。そのカードにはこう記してあった
”誕生日おめでとう”私の大切な人

翌日、周囲の人々がこの深夜に大声でのお喋りの話題で持ちきりだったのは言うまでもない

214名無しのも私だ:2008/06/10(火) 12:44:33 ID:qOJeTAII
「あ、あんた」
 久しぶりの休暇。
 親孝行をしようと買って出た買い物の最中、見知らぬオバサンに声をかけられた。
「リュウセイ・ダテだろう?一昨年のバーニングPT準優勝者の」

へこむ

 ブリーフィングルーム。
 普段なら、待機任務中はDコンをいじっているか、報告書を必死に上げようとしているリュウセイが、ぼけーっとしていた。
 珍しい事もあるものだと思いつつ、声をかける。
「おはよう、リュウセイ」
「ん、ああ、おはようリョウト」
 挨拶に答えはしたが、些か元気がないようにも見えた。
「あのさ、リョウト、おかしな事聞くようだけどよ」
「なに?」
「DCに居る間って、家族と連絡とれたりとかしたか?」
「うーん、表向きは出来たんだけどね、実際には電話は出来なかったし、あとで聞いてみたら紙の手紙も電子メールも全部途中で連邦軍の方で押収してたらしいんだ。DCが抑えていた地域に家族が居た人たちは別だったみたいだけど」
 リョウトの言葉に、ふぅーとため息を一つするリュウセイ。
「そういうことか……」
「?……それがどうかしたの?」
「ああ……この間の休暇中に、ちょっとな。知らないオバサンに声かけられてさ、俺をバーニングPTの出場者だったって知ってたから、オバサンにしちゃ珍しいなって思ってたんだけど……」
 バーニングPT――久しぶりに聞く単語にちょっと懐かしさを覚えた。
「そうだね、オバサンってどのくらいの年かにも寄ると思うけど」
「いや、理由があったんだ。その人の子供と、俺が大会で戦ったんだと」
「ああ、成る程ね。それで、その相手の事、リュウセイは覚えてたの?」
「……忘れようにも忘れられねぇよ。テンザンのお袋さんだったんだ」
「ええっ!?」

215名無しのも私だ:2008/06/10(火) 12:45:08 ID:qOJeTAII
 かなり、驚いた。
「あ、それでDCのことを……」
「ああ……テンザンのお袋さんは、何も知らないみたいだったけどな……あの時のエアロゲイター襲撃事件でテンザンが行方知れずになって、しばらくの間、現金書留が送られてたらしいんだ」
「それって……!」
「ああ、多分テンザンだろうな。金が来なくなったのも、ビアン総帥が戦死した日と大体一致する。手紙も何もなかったけど、お袋さんの方もそう思ってるらしい。けど、リョウトの話を考えると、あいつも何かしら手紙を出してはいたのかもしれねぇ」
 デスクに向き直り、肘をついて頭を掻く。
「テンザンがそう言う事をしてたってのも意外だったけどよ、そんなもんなのかもな、やっぱ」
「血は水よりも濃いって言うしね。誰しも、親は大切だよ」
「……はぁ……」
「リュウセイ、ひょっとして落ち込んでる?」
「落ち込むっつーよりかは、へこんでる。
 ……後悔はしてないぜ?あいつはもう、ああしなきゃ止まらなかった。ゲイム・システムに取り込まれた時も、ゲーザにされちまった時も。けどなぁ……ああして親御さんとかに会うと……」
「テンザンの事、言ったの?」
「まさか、言えるかよ……テンザンがまだどこかで生きてるって信じてるんだぜ?金が来なくなったのも、きっと好きなゲームにでも注ぎ込んでるんだろって、むしろちゃんと生活できてるのかって、そんな心配してる人に、言えねぇよ……」
 目を伏せるリュウセイの一方、リョウトは背中に冷たい物を感じていた。
 何しろ、テンザンの状況はあながち他人事ではない。
 もし、自分がハガネ隊に救助されず、あのまま自爆させられていたら、家族に消息が知られる事もなく、行方知れずとして……
「リュウセイ、その人の住所、知ってる?」
「いや、しらねぇけど……リョウト、お前まさか」
「伝えなきゃいけないよ……例え死んでいるんだとしても、家族が自分の行方も知らないのって、当人にしてみればやりきれないもの」
 もし自分なら、耐えられないから……

216名無しのも私だ:2008/06/10(火) 12:47:09 ID:qOJeTAII
上手くオチが着けられなかったが、結構主張したい点ではあったので、どこにもurlは張らずにここでだけ……

テンザンとかにも、親御さんは居るんだよなって、話。

217名無しのも私だ:2008/07/09(水) 23:52:39 ID:Vg.J43Mg

フェルビスに萌えた。
そんな人間が初めて、しかも勢い余って書いた話を投下します。
誤字脱字は目を瞑ってくれ。

フェルビススレで七夕やってたので、七夕後日談的な。





本当の夜の闇とは、こんなものなのだろう。
星の光以外にはただ闇だけが支配する世界。
今のアイビスには手の温かさだけが頼りだった。

「フェルナンド、いるよね?」
「当たり前だ。誰の手を握っている?」
「そりゃもちろんフェルナンドのだけど……でも、こんなに暗いと、不安になるよ」

行くぞ。とフェルナンドが言い出した時、アイビスはお店がどこかだと思っていた。
時刻は夕刻を過ぎた頃。
夜の帳が訪れ始めた時刻だった。
おいしいケーキ屋さんか、お菓子屋さん。ファミレスやカフェ、ともかく二人の間に共通する『甘くて美味しいもの』がある場所へ連れてってくれるのかと。
だがフェルナンドがアイビスを導いた先には、何故かビレフォール。
自身はビレフォールの中へ、そしてアイビスはビレフォールの手の中へ。
そして彼女は空を飛んだ。
連れてこられたのは、東京から遠く離れたどこかの山間部。
辺りはすっかり暗くなっていた。星明かり以外頼ることの出来ない、漆黒の闇。
フェルナンドはビレフォールの手の中で少しぐったりとしているアイビスの元にやってくると、彼女の手をしっかり握った。

こうしないと、互いがどこにいるのか解らなくなるだろ?

どこか照れくさそうに言いながら。

二人はビレフォールの手の中に座り込んでいた。
空には満天の星空が。
そして、

「あ、天の川だ」

思わずアイビスが呟く。
確かにそこには無数の星星が、まるで流れ出でる川のように夜の空を横切っている。

「……綺麗」
「ああ」
「これを見せるために?」
「この間の七夕に、残念がっていたから。……お前と一緒に、見たかった」
「天の川を?」
「そうだ」

胸がくすぐったくなる。
彼の言葉に何かしらの意図があるわけじゃないことは知っている。彼は本当に自分とこの天の川を見たいがために自分をここに連れ出してくれたのだ。
でもそれだけで充分だった。
一緒に見たいと願った相手が自分である。ただ、それだけの事実だけでも。

218名無しのも私だ:2008/07/09(水) 23:53:44 ID:Vg.J43Mg
「でも、こんな場所、よく知ってたね」
「ツグミが教えてくれた。こういった人工の明かりの無い、そして高い場所ではよく星が見えると」
「そうだったんだ」

そこで二人の言葉が途切れた。
ただ、目の前に広がる世界に圧倒された。

本当に綺麗だ。
砂粒のような星たち。

あの壮大な銀河を。
いつか、飛んでいけるだろうか?
自分と、ツグミと、そして、スレイと共に。
それが夢。
いつか星の海を飛ぶ。

でも。
でもね。

この強く握る大きな手の温かさも、欲しいと思った。
出来ることなら、いつまでも。

……って、欲張りだよね。

「?どうした、何がおかしい?」

クスクス、と笑う声が聞こえたフェルナンドが怪訝そうに訊ねてきた。

「ううん、何でもない。ただね、ありがとう、って」
「?」
「ありがとうフェルナンド。こんな素敵な場所に連れてきてくれて。……すごく、嬉しかった」
「……お前が喜んでくれたなら、俺も嬉しい」

暗闇の中。
隣にいるだろう彼は。
たぶん、笑った。

アイビスがもしその笑顔を見たら。
きっと、顔を真っ赤にしていただろう。
でもそれも、この深い夜の闇の中に覆い隠されてしまった。

唯一の証人は、空の銀河の光だけ。
それらは何も言わずただ、瞬いていた。







尻切れ御免。
勢いだけでやった。
後悔はしていない。

219名無しのも私だ:2008/07/10(木) 12:19:53 ID:chVRSyHA
>>714
そのどうしようもなく何かを表現したいと言う気持ちを忘れないでくれ
たいした能も無い俺に言えるのはそれだけだ
いつか君がスレに乗り込んできてくれることを期待しているGJ

220名無しのも私だ:2008/07/15(火) 20:18:12 ID:Z7ANYn4A
>293を受けて、ちょっとしたssを。

正午ごろのテスラ研。ダイゼンガーの整備の終わったゼンガーは、軽い休憩を取ろうと
食堂へと足を運んでいると、食堂のある方からソフィア・ネートがやってきた。
安西女史も一緒に居た事から、昼食を終わらせた頃だろう。
「今日は、ネート博士……?」
「あら、今日は。少佐……?」
軽く挨拶を交わそうとしたが、妙な違和感を感じる。
旗。
彼女の頭の天辺に赤と灰色の旗がちょこんと立っている。
なんだこれは。
普段の彼女の生真面目な性格からは想像がつかないその姿に驚き失礼ながらもまじまじと
頭の先からつま先までつい眺めてしまう。
何故に彼女はこのような旗を頭につけているのだ?
彼女なりのユーモアか?いやしかしいくらなんでも頭に旗をつけるのは彼女の
美的センスからしてアリなのか?
そもそも何故安西女史はソフィアの旗に気づかない?
彼女の普段の姿と今現在のその姿とのギャップにゼンガーは激しく混乱する。そんな状況に置かれた
彼が目の前にいるソフィアが怪訝な顔つきで頭の先からじっと眺めているのに気づく訳が無かった。

221220続き:2008/07/15(火) 20:48:39 ID:Z7ANYn4A
正午頃のテスラ研。龍虎王の整備も終わり安西エリと食堂で一緒に昼食を終えた
ソフィアは再びエリと格納庫の龍虎王の下へ足を運んでいた。すると格納庫の方向から
ゼンガー・ゾンボルト少佐がこちらに向かって歩いてきた。どうやらこれから食事らしい。
「今日は、ネート博士……?」
「あら、今日は。少佐……?」
軽く挨拶を交わそうとしたが、妙な違和感を感じる。
旗。
彼の頭の天辺に『大漁』と書かれた所謂大漁旗のような旗がちょこんと乗っかっている。
なんなのかしら、これは。
普段の彼の生真面目な性格からは想像がつかないその姿に驚き失礼ながらもまじまじと
頭の先からつま先までついつい眺めてしまう。
何故彼はこのような旗を頭につけているのかしら?
彼なりのユーモアかしら?でも、いくらなんでも頭に『大漁』と書かれた旗をつけるのは
彼の美的センス的にアリなのかしら?
というかどうしてエリはゼンガーの旗に気づかないの?
彼の普段の姿と今現在のその姿とのギャップにソフィアは激しく混乱する。そんな状況に置かれた
彼女が目の前に居るゼンガーが怪訝な顔つきで頭の先からじっと眺めているのに気づく訳が無かった。

222220終:2008/07/15(火) 20:50:59 ID:Z7ANYn4A
〜食堂〜
レーツェル「おお、友よ。もう整備は終わったのか?」
ゼンガー「…ああ、なんとかな」
レーツェル「?どうしたゼンガー?なんか覇気がないぞ」
ゼンガー「………、くっ」
レーツェル「!どうしたんだ、急に!?泣き出すとは…」

〜格納庫〜
エリ「は〜い、いい子にしてた〜?これから又検査するからね…、ってどうしたの
   ソフィア?さっきからふさぎ込んじゃって」
ソフィア「……」
エリ「大丈夫?調子が悪いなら、医務室にいって休んで…」
ソフィア「………、うぅっ」
エリ「!どうしたの、ソフィア!?急に泣き出すなんて…」

ゼンガー(……言えなかったんだ。)
ソフィア(……言えなかったのよ。)

ゼンソフィ(『それは流行らないでしょう』の一言が、どうしても言えずに…)

ゼンガー(俺は…)
ソフィア(私は…)

泣いた……………。

おしまい。
少々マサルさん風味なオチで。

223アクセルの朝顔観察日記 プロローグ:2008/07/21(月) 01:59:06 ID:RzuvAOX2
夏休みといえば、植物の生育日記

ミィ  「・・・と言うわけで、一緒に育てて欲しいんですの」
アクセル「大方、種を植えるとアインストが生えるのだろう
     大体なぜ俺が貴様に付き合わなければならん。一人でやれ」

ミィ  「グスッ・・・スンスン」
ラミア 「あーー!泣かせた泣かせた!隊長ひどいんだーー」
レモン 「どう見てもただの朝顔の種なのに・・・ろくに確かめもせずに、乙女の心を」

アクセル「・・・フン。どうせ任務も無い。付き合ってやらんことも無い」
ミィ  「んもぅ・・・ツンデレですのね。でも、わたくしもアクセルのそういうところが好き(はぁと)」
アクセル「調子に乗るな!!」

224アクセルの朝顔観察日記 その1:2008/07/21(月) 02:00:22 ID:RzuvAOX2
■1日目■
一晩水につけた種を植えた。暑いから明日にも芽が出るだろう。
 ”メ”・・・?
そうか、”目”が出て”歯”がでて”鼻”が咲くというやつだな
明朝、目が出ていたら、即処分だ


■2日目■
芽が出た。双葉も開いている。
流石に「目が出て〜」は古典的すぎたか。

そういえば、朝顔はツルが左巻きに伸びるのだった。
右巻きだったら、すぐに焼き尽くさねばならんな

(中略)

■9日目■
育ってきたので、朝、鉢に棒を立てた

夕方見たら、ツルは左巻きだった。
アルフィミィもこの程度は知っていたらしい。

■17日目■
連日の真夏日で書くのが面倒だったので、数日間日記をサボっていたが、
アルフィミィに「日記は継続することに価値がありますの!」
と言われたので、渋々書く。

朝顔は順調に伸びている。しかし、測ってみたら成長は7cm/日だった。案外、普通だ。
きっと40メートルくらいに伸びる趣向だと思ったが違うらしい。一体どんな罠が・・・?

225アクセルの朝顔観察日記 その2:2008/07/21(月) 02:03:44 ID:RzuvAOX2
■18日目■
俺の朝顔が、隣のアルフィミィの鉢の方までツルを伸ばしていた。
アルフィミィ「ご主人様と同じで手が早いのですのね(はぁと)」
殴ってやった

(中略)

■27日目■
花の芽が出ていた。
これだ!花だ!!きっと人食い花が咲くに違いない。
明日から早起きして、花が咲き次第焼却しなくては。

■28日目■
早朝、朝顔を確認しに行ったら、アルフィミィが先に起きていた。
まだ花が咲くには数日かかりそうだ。

■29日目■
まだ花が咲く様子は無い。
今朝もアルフィミィが早起きして朝顔を見ていた。

まだ花は先だろうと言っておいたが、
「愛と奇跡と覚醒と奇襲で早く咲く事があるかもしれませんの!」
と言っていた。あるわけが無い。

■30日目■
今朝は雨だった。雨の日に咲くわけが無いので、二度寝した

(中略)

■31日目■
今日も雨。
昨日、アルフィミィは真面目に早起きして朝顔を見に行ったらしいいたらしい。
それで雨で体を冷やして風邪で寝込んでいる。バカか。

暇なので、氷嚢を取り替えたり話相手になったりしてやった。
すると調子に乗って「着替えを手伝って欲しいですの」と言い出した。
殴ってやった。病人なので軽くだが。

226アクセルの朝顔観察日記 その3:2008/07/21(月) 02:05:35 ID:RzuvAOX2
■32日目■
晴れたので、朝顔を見に行こうとしたら、自分も見たいとアルフィミィが言い出した。
熱がまだあったので寝ていろと言うとむずがった。
仕方なくおぶってやると言ったら、アルフィミィは妙に喜んでいた。

花芽は膨らんでいたが、咲くのはまだのようだ。


■33日目■
つぼみが膨らんだ。咲く直前だ。
アルフィミィははしゃいで飛び回っていた。

「これなら今日の昼頃は咲くかも知れませんの!」
と言っていたので、朝顔は朝しか咲かないことを教えたら、
かなり落ち込んだ様子だった。なんと泣き出した。
そんなに、早く花を見たいのか。

明朝も一緒に見ようと言ったら、すぐ泣き止んで抱きついてきた。
暑い苦しかった。
脂肪が少ない分、ラミアよりましだったが。

明朝は、レモンたちも誘って朝顔を見ることにしよう

■34日目■
・・・・・・
問題・・・あり
・・・宇宙・・・
静寂・・・で・・・なければ
・・・憎みあう・・・
望んでいない
望んでいない・・・植物
望んでいない・・・朝顔・・・修正・・・

(日記はここで終わっている)

227:2008/07/30(水) 00:13:08 ID:Vg.J43Mg

昔、ヴィンデル×エキドナというカプを萌えスレで見たことがある。
それをふと電波に乗って思い出したので、パラレルな感じで書いてみる。
ほのぼのな感じで。




エキドナが報告のためヴィンデルの元を訪れた時、

「お前にこれをやる」

と、一輪の花を手渡された。

「ヴィンデル様……これは?」
「花だ」
「いえ、それは見れば解ります」
「花は嫌いか?」
「好きでも嫌いでもありません」
「そうか」
「何故これを私に?」
「お前に似合うと思った。それだけだ」

そう言って彼は席を立つと、エキドナの手から花を取り、それを彼女の髪に挿した。
ピンク色のさらりとした髪に生える、一輪の白い花。

「やはり似合うな」

ヴィンデルは小さく微笑んだ。
エキドナはそんな彼を見上げ、そしてどう反応して良いのか解らずにいた。
何故彼はこのようなことを自分にするのだろう。
人形でしかない、この自分に。

だがその理由を知らされることはなく、エキドナは部屋を後にした。

部屋を出てすぐに彼女がしたことは、鏡を見ることだった。
自分の髪に挿した、白い花。
似合う、とヴィンデルは言ったが、よく解らない。
こうすることの意味をデータ検索してみたが、それ用の知識など最初から持ち合わせていないため、
彼女はただただ困惑するだけだった。

だが、不思議と。
厭ではなかった。

花を髪に挿した時に見た、ヴィンデルの顔。
とても優しい顔をしていた。
それを思い出したら、体温が少し上昇したように思えた。

そしてしばらくの間。
エキドナの髪を可愛らしく彩った白い花。
外しがたかったが、流石にこれを挿したまま基地内をうろつくのは得策ではないと、
彼女に与えられた部屋の一輪挿しに移されたのだった。

そして枯れ落ちるまで、エキドナはその花を飾っていた。




あの萌えスレネタは今どこにあるのだろう。

228マイとライ:2008/08/03(日) 08:00:12 ID:Vg.J43Mg

胸がもやもやする。
マイはこのなんとも言えない気持ちの理由が解らずにいた。
リュウセイとラトゥーニが一緒にいるのを見ただけで、こんなに胸の中がざわざわして気持ちが悪い。
この感覚は何なのだろう?
今まで感じたことのないもの。
誰かに聞いてみようかとも思ったが、何故か誰にも話してはいけないようなきがした。
だから黙っていた。だってどうしようもないから。

「マイ、こんなところでどうした?」

突然声をかけられてマイは飛び上がるほど驚いた。
慌てて振り向けばそこには同じように驚いた顔をしたライがいた。
「ライか……びっくりした」
「驚かせてしまったか」
「ううん、ちょっと考え事してたから。ライもびっくりしたね、ごめん」
「いや、もう少し気を遣って声をかければ良かったな。俺も悪かった」
「いいんだ。ライが悪いんじゃないから」
確かに考え事をしていた。
でも、考えてもしかたのないこと。
頭の中でぐるぐる回るようなこの感情の正体。
どれだけ考えても答えは出ないのに、それでもやっぱり考える。
無意味なことだと思う。だけど、考えずにはいられない。
この胸のもやもやの意味を。
「なあライ」
「何だ?」
「胸がもやもやすることってないか?」
「もやもや?」
「うん」
誰にも聞いちゃいけないこと。そう思っていた。
でも今、自分でも思いがけないほどするりと言葉が出た。
どうしてだろう?
アヤにだって聞けないでいるのに。
「それは具体的にどういうことなんだ?」
少し考えてライが訊ねてきた。
「……自分でもよく解らない。でも、胸が、こう……もやもやするんだ。そうとしか表現出来ない」
「そうか。で、それはどういった時に起こるんだ?いつもか?」
「いや、いつもじゃない。決まってリュウセイがラトゥーニと一緒にいるところを見ると、起こるんだ」
言ってライを見上げると、彼は眼を丸くしていた。
驚いていたのだ。
でも、何に驚いたんだろう?マイには解らない。
「……」
「ライ?」
「ああ、すまん。少し、呆けていた」
「私、おかしなこと言ったか?」
「いや、おかしなことは何も言っていない。だが……いや、何でもない」
「?」
ライは明らかに困っていた。
そんなライをマイは初めて見た。
「すまんな。俺にも、どう答えて良いのか解らん……だが、その胸のもやもやの意味は、いずれ理解する時が来るだろう」
「本当か?」
「ああ、誰もが一度は通る道だ。マイにもその時期が来たんだろう」
「誰でも?ライも?」
「ああ……俺も、そうだった」
「そうか、私一人じゃなかったのか」
その時のライの顔は、とても寂しそうだった。
だがマイは気づかなかった。気づかなくて良かったのかもしれない。
自分だけじゃない、この感情。
誰もが一度は経験すること。
そう言われて、マイは嬉しくなった。
「あと、一つだけ忠告することがあるとしたら、そのことは、あまり人には話さない方がいい」
「え?」
「話す人間によってはかなりのお節介を受けるだろう。エクセレン少尉辺りは止めた方が良いな、あとアヤ大尉も」
「アヤも駄目なのか?」
「そうだな、止めた方がいい。こういうことは、マイ自身が気づいて意味を知らなければならないからな」
「そっか」
だからライに話したのだろうか?とマイは思った。
ライになら話してもいいんじゃないか、という何かの後押しがそうさせたのだと。
「ありがとうライ、少し軽くなった」
「それは良かった」
にこり、とライが笑う。
マイもつられてにこりと笑った。

229マイとライ:2008/08/03(日) 08:00:47 ID:Vg.J43Mg
それから少ししてのこと、
「最近マイ、ライと仲が良いのね」
とアヤに言われた。
「そうかな?」
「ええ、だってライを見かけると話しかけにいくでしょ?」
「うん」
あの話をして以来、マイはライに懐いていた。
自分の秘密を共有している、というその事実が、どこかしらの親近感を持たせているのかもしれない。
でも理由はそれだけじゃない。
「ライは、お母さんなんだ」
「え?」
「ライは、お母さん」
得意げにそう言われ、アヤは返答に困った。

ライはお母さん。

その意味合いは果たしてどういうものか?
「ねえマイ、それってどういう意味?」
「私にはもうアヤっていう姉がいるから、ライはお母さんなんだ」
お兄さんでは駄目なのだろうか?と思ったが口にはしなかった。
取りあえずライの名誉のため、黙っておくとしよう。
そうアヤは決めた。

だがそういう話はどこからか漏洩するもので。
リュウセイがニヤニヤしながらライを『ライお母さん』と呼んでからかったことで、
ライの左のストレートが鮮やかにリュウセイの鳩尾に叩き込まれることになるのは、また別の話。




サルファを思い出したようにプレイしたら、ライとマイにうっかり萌えたので書いてみる。
なんかライは、お母さん、というイメージから抜けられない。

まあ妙な流れだったのでここに投下してみた。

232 Cord of patience bag being cut:2009/01/31(土) 03:53:19 ID:t2tStHbc
〜あらすじ〜
他艦と共同作戦を取ることになったが、
なぜかヒリュウ改は後方で待機させられている


〜ヒリュウ改・ブリッジ〜

レフィーナ「状況は?」
ショーン 「依然としてコッパー6が敵機と前方距離50万で交戦中です」
タスク  『ドラゴン2、俺たちは行かなくていいんですか!?』
レオナ  『敵は特機クラスのはず。コッパー6だけでは危険では?』
レフィーナ「今回の指揮権はコッパー6の艦長にあります。我々には待機の命令が出ています」

ユン   『熱源反応、解析完了しました。ヴァルシオン改です。』
タスク  『なっ!?ヴァルシ・・・!?』
レオナ  『艦長!』
カチーナ 『ち、ヴァルシオンか・・・よっしゃラッセル、あたしらも行くぜ!』
ラッセル 『だめですよ中尉!艦長の命令は・・・』
カチーナ 『ハッ!現場の判断だ!』
レフィーナ「ま、待ちなさい!オクト1」
カチーナ 『『待て』だって?こちとら躾けられた犬じゃねえんでな』

ショーン 「仕方がありませんなぁ、レオナ少尉、サポートを」
レオナ  『了解、タスク、行くわよ?』
タスク  『あいよ!』
レフィーナ「ドラゴン2よりコッパー6、本艦艦載機にて援護します」
連邦軍艦長『こちらコッパー6その必要は無い』
レフィーナ「は・・・?何を言っているんです!?ヴァルシオンの強力さは!」
連邦軍艦長『敵機の強力さは知っている。現有する戦力のみでは敵機の撃破は不可能だと判断する
      よって一時撤退し、援軍到達を待つ事とする』
レフィーナ「そんな!ヒリュウ改の戦力を合わせれば、ヴァルシオンにも十分対抗できます!
      それに軍司令部からの命令は」
連邦軍艦長『レフィーナ中佐、本艦隊の指揮権は私にある。これは現場の判断だ!』

ショーン 「止むを得ません、本艦だけでは危険です」
レフィーナ「ええ、ドラゴン2より各機、一度母艦に・・・」
ユン   「オクト1が目標と格闘戦に入りました!!」
レフィーナ「なんですって!?オクト1ただちに離脱しなさい!」
カチーナ 『馬鹿言え!』
レフィーナ「何を言っているんですか!?ゲシュペンストではヴァルシオン相手は無理です!」
カチーナ 『やってみなきゃわかんねえだろうが!』
ラッセル 『中尉、危険です!艦長の指揮通り』
カチーナ 『るっせえ!お嬢ちゃんの言うことなんかいちいち聞いていられっか!』
レオナ  『こちらオクト3、直ちにオクト1を支援します。友軍に援護要請を!』

233 Cord of patience bag being cut (2/3):2009/01/31(土) 03:54:03 ID:t2tStHbc
レフィーナ「仕方がない・・・ドラゴン2よりコッパー6、オクト1が孤立しています!援護願います!」
連邦軍艦長『は・・・?何を言っている?』
レフィーナ「何をって・・・」
連邦軍艦長『そちらの艦載機だろう?そちらで何とかしたらどうかね?』
レフィーナ「そういう問題じゃありません!カチーナ中尉が危ないんです!」
連邦軍艦長『だからと言って、本艦を危険に晒せと言うのかね?たかが、勝手に突撃したPT1機のために?』
レフィーナ「・・・たかが!?曲がりなりにもカチーナ中尉はあなた方の援護に!」
連邦軍士官『しかし艦長、このままではオクト1は確実に・・・』
連邦軍艦長『いいから、いいから、苦労知らずの才媛殿に少しは戦いの辛さってものをわかってもらうためにはさ』
レフィーナ「コッパー6!お願いですから援護を!コッパー6!?」
連邦軍艦長『貴艦の『独断専行による損害』は追って軍司令部に報告する。以上、通信終わり』
レフィーナ「コッパー6!応答してください!コッパー6!!」

ショーン 「(・・・これは、非常にマズイ事になりましたな・・・)」
ユン   「艦長、オクト1が危険です。ただちに援護を!」
ラッセル 『カチーナ中尉!艦長命令なんです!』
カチーナ 『やかましい!天才艦長にたたき上げの根性を見せ付けてやるんだよ!!』
レオナ  『こちらオクト3援軍はまだですか!?』
レフィーナ「・・・・・・・・・」
ユン   「艦長・・・?」

レフィーナ「お嬢さん・・・?天才・・・?苦労しらず・・・?」
ショーン 「(おやおや、これは・・・)」
レフィーナ「私が・・・私が・・・私が・・・!!」
ショーン 「あ〜オクト3、オクト4、本艦を追尾する用意を」

レフィーナ「   ど れ だ け 苦 労 し て る と 

     思 っ て る ん だ あ あ あ あ あ あ あ あ ! ! !」

レフィーナ「方位このまま、両舷全速!敵機に突撃せよ!!」
操舵手  「え、い、いえ、しかし・・・」
レフィーナ「シャラップ!! 私の指示に従え!」
操舵手  「は、はいいっ!」

ショーン 「あ〜〜、オクト1カチーナ中尉、聞こえますか?」
カチーナ 『あん?今手が・・・』
ショーン 「命が惜しいなら、本艦の軸線上から離れたほうが身のためですぞ?」

レフィーナ「艦首超重力衝撃砲、発射準備!!照準、ヴァルシオン!!」
ショーン 「エネルギー装填、照準完了。」
ユン   「艦長!このままでは、オクト1を巻き込む可能性が・・・!」
レフィーナ「構わん!撃てえええええええええ!!」
ショーン 「発射」
カチーナ 『な、な、な、な、なーーーー(ザーーーーーー)』

234 Cord of patience bag being cut (3/3):2009/01/31(土) 03:54:48 ID:t2tStHbc

ショーン 「もしもし?オクト2?オクト1との通信が途絶えましたが、そちらから確認できますか?」
ラッセル 『あ、はい。まだ生きてるみたいです。通信途絶は重力衝撃砲の影響でしょう。
      そちらに通信を中継します』

ユン   「敵機にエネルギー反応、撃破には至っていません」
レフィーナ「チッ、しぶとい!! 主砲、副砲、各機銃、各個にヴァルシオンを狙え!!」
カチーナ 『ば、ば、ば、ばっかやろーーーー!!レフィーナてめえ、あたしを殺す気か!?』
レフィーナ「うるさい!少し黙れ!!」
カチーナ 『へっ!?』

レフィーナ「シット!敵機はまだ落ちないか!?」
ユン   「敵機接近、このままでは接触します!」
レフィーナ「かまわん、ぶつけなさい!」
操舵手  「は?」
レフィーナ「聞こえないの!?ぶつけなさい!!体当たりだ!!」
操舵手  「し、しかし、クロガネならともかく、ヒリュウ改では・・・」
レフィーナ「シャーーーーラップ!!私が艦長だ!!」
操舵手  「は、はいっ!」
ショーン 「Eフィールド前方に集中。え〜全艦、衝撃に備えよ」
ユン   「敵機との相対距離、6000、5000、4000、3000・・・・」
レフィーナ「避けるんじゃないわよおおおおおおおお!?」
操舵手  「ひぇぇぇぇぇぇぇぇぇ・・・」

タスク  『お〜ぶつけたぶつけた。Eフィールドにめり込んでペッチャンコ。
      さすがに再生究極ロボもこれなら・・・』
レオナ  『・・・まだ、生きてるわね。エネルギー反応があるわ』
タスク  『ゲッ、ヤバいんじゃね?艦首に取り付かれたも同然だぜ?』

レフィーナ「ユン、使える武器は!?」
ユン   「敵機との距離が近すぎます。これでは機銃も狙撃不能です」
レフィーナ「クソッ、オクト1!」
カチーナ 『は、はい・・・なんですか?』
レフィーナ「そこからヴァルシオンを撃て」
カチーナ 『ええっ?で、でも、この距離だとヒリュウ改の方に・・・』
レフィーナ「・・・ったく!
      あんたは、偶々PTのパイロットに選ばれただけで、大した技術があるわけでもないクセに
      一丁前に、パーソナルカラーだ試作機だと要求しやがって!
      何が現場の判断よ!!誰のおかげで二階級特進しないで済んでると思ってるのよ!?
      1回位、役に立って見せなさいよ!!」
カチーナ 『は、はいっ!!クッ、しょ、照準が・・・・・・』
レフィーナ「元狙撃兵でしょう!?57.0mに当てられないっての!?」
カチーナ 『で、でも・・・』
レフィーナ「言っとくけど、外したら承知ないわよ!?絶対当てなさい!!」
カチーナ 『ははははは、はいっ・・・・・・う、くぅ・・・』
レフィーナ「撃 て え え え え え え え え え え え ! !」
カチーナ 『うわあああああ!!』

ショーン 「(天国のダイテツ艦長、お元気ですか?
       レフィーナ艦長はあなたの後を継いで、立派にヒリュウ改の艦長を務めておられますよ)」

235 Cord of patience bag being cut あとがき:2009/01/31(土) 03:58:32 ID:t2tStHbc
なんとなく、『キレるレフィーナ』と言うのが浮かんだので、書いてみた。

レオナがいるし、他艦も出るから、
時系列的にカチーナはラッセルに修正されているはずだが・・・
まあ、細かいことは気にしないということで。
本当はブリットに突っ込ませようとも思ったが、やはりカチーナの方がしっくり来るから。

236ある日の五人の勉強会:2009/02/14(土) 08:38:55 ID:.qDbvPyY

「ユウ、質問。ツィンマーマン・ステップって何だっけ」
「PTの宙間機動の一つだ。たとえば進行方向に三つ障害物があるとして、こう螺旋を
描くように、蹴りを使って」
「あーあー、疾風ねじれ飛びのことか。サンキュサンキュ」
「人に聞かないで自分で調べろ。それと勝手に変な名前をつけるな」

「問15、図のような配置で30分以内に……えっと、この形だと片方が天頂側へ
回り込んで、牽制をかけながら撤退を図る?」
「いやいや、突っ込んで中央突破だろ。相手三機だけなんだから」
「えー、できるかな。これゲシュペンストだよ、ジガンじゃないよ」
「いやいや、ゲシュペンストだろ? ミサイルを捨てて、リミッター外せばこの距離なら
15秒で行けるって。俺昔似たようなことやったもんよ」
「それなら、パージしたミサイルを牽制に使うべきだよ。サブ演算ユニットを一緒に
切り離して、えーと組むのに7分として」
「待て待て待て、そこのメカ屋二人! 教則本の練習問題なんだぞ、そんな裏技を
使ってどうする。普通に解け、普通に」

「しかし、訓練校の教則本といっても馬鹿にならないな。結構忘れているものだ」
「忘れてるならまだいいだろ。俺なんか詰め込み教育の促成栽培だからな、知らない
ことの方が多いぜ」
「僕もだよー。機動パターンの名前とか全然知らない。あと戦史とか」
「んなもん、知らなくても困んねえだろ?」
「たまーに、そういう知識を前提にした暗号文が来ることがあるよ。あと、作戦名の
意味がわかんなかったり」
「まあそういう状態だから、こんな課題が出されたんだろう。俺達は基本がおろそか
だってな」
「ブリットはともかく、俺は基本をおろそかにしたことなどないんだがな。不本意な話だ」
「俺だって基本は大事にしてるさ! ただ、虎龍王が特殊な機体ってだけで」
「参式の獅子王刀のモーション組んだのはお前だろう。毒されてきてるぞ、確実に」
「うっ……」

237ある日の五人の勉強会:2009/02/14(土) 08:39:36 ID:.qDbvPyY

「問27、メルセンヌ・コードによる下記の通信文を……何だこれ?」
「タスク、この式間違ってるぞ。再計算だ」
「だーっ、もう! 俺ぁ親分タイプなんだよ。頭より体で覚えんだって」
「ジガンの機動を全部体で覚えたら、タスク死ぬんじゃない?」
「というか、ゼンガー少佐はものすごい勉強家だぞ。失礼なことを言うな」
「マジ!?」
「連邦大学の、首席じゃないけど五番とか十番とか、それくらいだったはずだ。
高等戦術論とか弾道学とか、すごく詳しいぞ。ATX小隊に配属されたての頃ずいぶん
ライブラリを貸してもらった」
「ダイゼンガーが入った時も丸一日ハンガーにこもって、仕様書を隅から隅まで
読み込んでたよ。タスク、整備してて気が付かなかった?」
「そういや見た気がするけど、坐禅かなんかやってんだと思ってた。勉強してたのか、あれ」
「日本語の読み書きできるしな。おふくろの所へ見舞いの手紙くれたことがあってさ、
俺より字が綺麗なんだ」
「うへー。めっちゃインテリじゃんか」
「だからそう言ってる。大体それくらいでなくちゃ、あの若さで少佐になんてなれないだろう。
あんな世渡り下手な人が」
「お前に世渡り下手と言われちゃおしまいだ。しかし参ったな、俺親分を目標にしてたん
だけどな」
「目算が甘い」
「あうー」
「ていうか、今から勉強するっていう選択肢はないの?」
「あうーん」

238ある日の五人の勉強会:2009/02/14(土) 08:40:15 ID:.qDbvPyY

「問35……っと。体で覚えるっていや、イングラム教官はわりとそういうタイプだったな」
「へえ、意外だな。クールで用意周到ってタイプに見えたけど」
「いや、結構ぶっつけ本番とか好きだった。なんかさー、ライとかアヤがたまに言うんだよ。
俺、ちょっとしたモーションの癖とかが結構あいつに似てるんだって」
「げっ」
「そうか、お前の場合入隊からずっと彼の指導だったんだものな。そりゃあ似るだろう」
「というか、ぶっつけが好きっていうのすごく納得した。リュウセイに似てるんだ」
「俺は資料でしか知らないが、バルマーのエージェントだったんだろう? 未知の
システムや状況に適応力が高いというのは有利なはずだ。そういう風に訓練されて
たんじゃないのか」
「そうかもな。今思うと、悔しいけど教官としては凄かったぜ、あの人」
「ならお前も勉強しておけ。将来後輩に『疾風ねじれ飛び』なんて教えないようにな」
「そうそう。リュウセイ、影響力強いんだから」
「影響力って何だよ。そういうお前はどうなんだ、ユウ」
「俺は普通だ。L3エドワード養成所出身」
「エドワードって、コロニー統合軍の訓練校がある所か。そうか、統合軍が隠れ蓑
だったんだな」
「今は取り潰されているがな。地上にも小規模な養成施設はあったようだが、ほとんどは
宇宙だ」
「そうだったんだ。知らなかった」
「あれ、リョウトはどうやって訓練を? お前もDCだったろ」
「…………」
「なんで黙る」
「いや……僕アードラー博士に引っぱられたんだけどさ。あの人、DCでもわりと
胡散臭がられてたみたいで。訓練所を一つ借り上げてたんだけど、そこの人たち誰も
念動力なんて信じてなくて、視線が冷たくて……テンザン君は態度めちゃくちゃだし、
頭下げるの僕ばっかりで…………正直思い出したくない」
「ああ……アードラー博士はな。胡散臭いとまでは言わないが、何というか当たり外れの
激しい人という認識だったな」
「なんでそんなのが副総帥なんかやってたんだ」
「ビアン博士の趣味だろう。あの人も研究者畑出身だし、エキセントリックな人間を
好む傾向があった」
「ああ、変なの多いもんなDCの上層部って」

239ある日の五人の勉強会:2009/02/14(土) 08:41:08 ID:.qDbvPyY

「問50……っと、終わったー!」
「解答用紙これでいいな? 送信するぞ」
「あー、疲れた。もうこんな時間か、食堂行かないか?」
「行くー。……僕達ってさあ」
「ん?」
「みんなキャリア全然違うのに、時々こうやって一くくりにされて研修とか受けるよね」
「まあ、同い年だしな」
「念動力者でもある。それがどうかしたのか」
「いや……問題児集団みたいに見られてるのかなあ、と思って」
「あー、反論できねえ」
「なーんでお前は何でもそう悲観的に考えるかなあ。逆かもしれねえだろ、俺たちゃ
若手のホープなんだよ」
「ホープかなあ」
「有り得ない話じゃない。この部隊は平均年齢が異例に若いし、戦果も挙げている
からな。その中から適当なグループを抽出して、次世代の中核スタッフを育てるというのは
充分考えられる」
「うあー、重いな」
「俺達にPTXチームみたいになれってことか?」
「影響力やフレキシビリティを考えればむしろ、旧教導隊だろうな」
「「「「無理!!」」」」
「すまん、俺も言ってからそう思った」
「おーい、エレベーター来たぞ」


End

240名無しのも私だ:2009/06/13(土) 22:25:54 ID:p4SMnrr2
キエサルヒマにもミストなんちゃらはいたぞ。それも借金魔術士を圧力鍋で蒸し殺せる規模のがな!

兄さんそれ関係ないから

ふっ、あの怪奇廊下愚痴男を焚きつけて極悪つり目借金取りと戦わせようという
この兄の遠謀がわからんとは…… だからお前は阿呆なのだ!

やかましい!この福ダヌキども!くだんねーこと考えてる暇があるんならとっとと金を返しやがれ!

げっ!金貸し魔術士!

「ども」って僕もはいってるんですか



(こんな変人だらけのトトカンタを守る価値があるのだろうか…)

241たまにはカズマ×ショウコで(1/2):2009/07/22(水) 23:45:22 ID:.9jYRij6
これは数年後の未来、カズマ・アーディガンとショウコ・アズマが結婚式を目前に控えている時期のお話。
浅草のアズマ家にて。

ショウコ「もうすぐ結婚式だね、カズマさん」
カズマ「ああ、そうだな。いよいよ俺達は一緒になるんだ」
ショウコ「ショウコもお嫁さんかぁ…。その日がこんなに早く来るなんて」
カズマ「俺がショウコと知り合えたのは、本当にラッキーだったよ」
ショウコ「ショウコもカズマさんと一緒になれて嬉しいよ」
カズマ「キサブローさんも姉さん達も俺達の仲を認めてくれたよな」
ショウコ「うん、とっても歓迎してたね。でも、お兄ちゃんとミヒロちゃんが…」
カズマ「あの2人、まだ泣いてるのかよ…?」

ミヒロ「うわぁぁぁぁぁん!!お兄ちゃんが結婚するなんてやだぁぁぁぁぁっ!!」
コウタ「うおぉぉぉぉぉん!!ショウコが嫁に行くなんて認めねえぇぇぇぇっ!!」
カズマ「ミヒロ、もういい加減泣きやんでくれよ…!」
ショウコ「お兄ちゃん、聞き分けの無いこと言わないでよ…!」
ミヒロ「ぐすっ、ぐすっ!お兄ちゃんはショウコさんなんかに渡さないもん!!」
コウタ「ち、ちくしょう!ショウコはカズマなんかにぜってえ渡すもんかよ!!」
ショウコ「もう!2人とも、涙で顔がビショビショじゃない!
     …そうだ!ミヒロちゃん、一緒にお風呂入ろうよ!2人でお話ししたいの」
ミヒロ「えっ!?…うん」
カズマ「コウタ、俺達は散歩に出ようぜ。2人で話をしたい」
コウタ「へっ!?…わかったよ」

ショウコ「ほら、ミヒロちゃん、ショウコが洗ってあげる」
ミヒロ「…おっぱい」
ショウコ「えっ!?」
ミヒロ「このおっぱいがお兄ちゃんをたぶらかしたんだ!!この2つのふくらみがっ!!」
ショウコ「きゃっ!?…ちょっと、ミヒロちゃん、そんなに強く揉まないで!」
ミヒロ「ショウコさん、ずるいよ!」
ショウコ「ずるい?」
ミヒロ「だって、私はお兄ちゃんのことが誰よりも好きなんだよ!
    だけど、私は妹だから、お兄ちゃんのお嫁さんにはどうやっても…!
    それなのに、後から来たショウコさんが私のお兄ちゃんと一緒になるなんて!
    私からお兄ちゃんを取らないでよ…!!」
ショウコ「…ミヒロちゃんは、本当にカズマさんが大好きなんだね」
ミヒロ「うん!世界一好きだよ!」
ショウコ「ショウコもカズマさんのことが大好き!そして、ミヒロちゃんも大好きだよ!」
ミヒロ「えっ!?」
ショウコ「ミヒロちゃんはショウコの妹になるんだもん。ショウコはミヒロちゃんの新しい家族だもの」
ミヒロ「ショウコさん…」
ショウコ「ショウコはカズマさんと同じくらいミヒロちゃんのことを大切にするよ。
     だから一緒にカズマさんを好きでいようよ!…ねっ?」
ミヒロ「うん…。ショウコさん、ありがとう!」
ショウコ「そうそう!ミヒロちゃんは笑ってる方がカワイイよ!」
ミヒロ「あっ…!?」
ショウコ「えへへ、思わずハグしちゃった!」
ミヒロ「…おっぱい」
ショウコ「えっ!?」
ミヒロ「ショウコお姉ちゃんのおっぱい、柔らかくて気持ちいいなぁ!もっと触っていたい!」
ショウコ「あははっ!…いいよ!いっぱい触ってね!」

242たまにはカズマ×ショウコで(2/2):2009/07/22(水) 23:46:11 ID:.9jYRij6
カズマ「なあ、俺とショウコの仲、そろそろ認めてくれないか?」
コウタ「うるせえよ!このドロボー野郎が!」
カズマ「コウタ…」
コウタ「ショウコはな、小さい頃からずっと家のことで苦労してきたんだ!
    それどころか、戦いに巻き込まれてたくさん辛い目にも遭った!
    だから、俺はショウコには絶対に幸せになってもらいてえんだ!
    だがお前と結婚することで、ショウコは本当に幸せになれるのかよ!?」
カズマ「ああ!何があってもショウコは俺が必ず幸せにする!!お前の分まで!!お前以上にな!!」
コウタ「そうかよ!だがお前は俺から大切な妹を奪っていく盗っ人には違いねえ!
    だから決着付けようぜ!俺とお前、どっちがショウコを守るにふさわしいかをな!」
カズマ「…わかったよ。1対1の勝負だ!…お前を乗り越えて、俺はショウコを手に入れる!!」
コウタ「よし、行くぜ!!」
カズマ「くっ…!さすがファイターだ!生身でも強いぜ!」
コウタ「どうした!この程度の力ならショウコでも出せるぞ!お前がショウコより弱くてどうする!」
カズマ「まだまだぁ!俺だって、くぐった修羅場の数は半端じゃねえんだ!負けるものかよ!!」
コウタ「うっ!?や、やるじゃねえか!さすがショウコが選んだ男だ!」
カズマ「このままやり続けてもキリがねえ!…次の1発でケリをつけるぜ!」
コウタ「ああ!ショウコにふさわしい男を決める1発だ!」
カズマ「うおおっ!!」
コウタ「はああっ!!…ぐっ!?」
カズマ「!?…コウタ、お前、今わざと当たったのか…?」
コウタ「あんまりお前を傷めつけたりしたら、ショウコが悲しむからな…!」
カズマ「コウタ、お前って奴は…!」
コウタ「ショウコを頼んだぜ、俺の弟…!」
カズマ「へっ、よせよ、照れくせえぜ!」

ショウコ「ミヒロちゃん、お風呂、気持ち良かったね!」
ミヒロ「うん!また一緒に入ろうね!」
コウタ「ただいま!帰ってきたぜ!」
カズマ「ちょっと遅くなっちまったな」
ショウコ「おかえり…って、どうしたの!?お兄ちゃんもカズマさんも、アザだらけじゃない!」
コウタ「男のケジメをつけてきたんだよ」
ショウコ「何言ってるの!早く手当てしなきゃ!…もう、お兄ちゃんったら、また心配かけて…!
     お兄ちゃんがしっかりしてくれなきゃ、ショウコは気になってお嫁に行けないよ!!」
コウタ「ごめんな…!俺はお前が幸せになってくれればいいんだ。だからカズマにお前を託すよ!」
ショウコ「じゃあ、お兄ちゃん許してくれるんだね!ありがとう!!お兄ちゃん大好きだよ!!」
ミヒロ「お兄ちゃんも手当てしなくちゃ!」
カズマ「ミヒロ…、俺が結婚しても、お前は俺の大事な妹であることに変わりはねえ!
    ミヒロもショウコも、どっちも俺の大切な女だ!絶対俺が守ってやる!!だから…!」
ミヒロ「うん…!私こそ、わがまま言ってごめんね!お兄ちゃん、ショウコさんと幸せにね!」
カズマ「お前も認めてくれるんだな!ありがとう!!それでこそ俺が大好きな妹だ!!」

こうして、やっと家族の心が1つにまとまったのであった。
それから数日後、皆が祝福する中で、カズマとショウコの結婚式が無事に行われた。

 おしまい

243デート・イン・アサクサ:2009/07/22(水) 23:48:40 ID:.9jYRij6
アーディガン兄妹が浅草のアズマ家に来ているお話

カズマ「ミヒロ、俺は今日用事があるから出かけるぜ」
ミヒロ「わかった。お兄ちゃん、行ってらっしゃい」
ショウコ「ショウコもお買い物に行ってくるね」
コウタ「そうか…。ジイちゃんも出かけてるし、家に残るのは俺とミヒロちゃんだけか」
ショウコ「お兄ちゃん、せっかくだから、ミヒロちゃんに浅草を案内してあげたら?」
コウタ「なるほど。それもいいな」
カズマ「ミヒロのことを頼むぜ、コウタ」
ミヒロ「街の中をいろいろ見てみたいな…。よろしくね、コウタさん」
コウタ「おう、任せとけ!」

コウタ「ここが浅草のシンボル、浅草寺だ」
ミヒロ「うわぁ、ビッグちょうちんだーっ!!」
コウタ「ここは雷門っていうんだ」
ミヒロ「へぇ…。英語にしたらサンダーゲートだね」
コウタ「ハハッ、それじゃショウコのメカみてえだな」

ミヒロ「浅草にも遊園地があるんだね」
コウタ「俺とショウコも、子供の頃はよく遊びに来てたんだ」
ミヒロ「いろんな乗り物があるね。次あれに乗ってみようよ」
コウタ「ここの地下にコンパチカイザーが隠してあるのは秘密だぜ?」
ミヒロ「うん、なんか凄いね…」

ミヒロ「ちょっとお腹すいたなぁ…。あっ、お菓子が売ってるよ」
コウタ「これは人形焼、あれは雷おこしだ。…ちょっと待ってな」
ミヒロ「?」
コウタ「店の人がお菓子を試食させてくれるってさ。ほら、食べてみなよ」
ミヒロ「わぁ、おいしいね!お兄ちゃんにお土産買っていこうっと!」

コウタ「俺はこの隅田川から浅草の街を眺めるのが好きなんだ」
ミヒロ「コウタさんは浅草がお気に入りなんだね」
コウタ「ああ、俺とショウコが生まれ育った街だからな」
ミヒロ「故郷があるのって、羨ましいなぁ…。私、宇宙育ちだから」
コウタ「ミヒロちゃんの故郷はヴァルストークでいいじゃないか。暖かい家族がいるんだし」
ミヒロ「うん。そうだね。ありがと、コウタさん」

コウタ「今日はいろいろ楽しかったな」
ミヒロ「うん!…そういえば、これってデートだよね?エヘヘ!」
コウタ「そ、そうだな!(デ、デート!?俺は子守のつもりだったんだが…、ま、いいか)」

ショウコ「お兄ちゃんとミヒロちゃん、帰ってきてからずいぶん仲良しだね」
カズマ「そうだな。別にいいけど、なんかモヤモヤした気分だ…」
ショウコ「ショウコもだよ。お兄ちゃんが他の女の子に優しくしてるって思ったら…」
カズマ「コウタのことだから、ミヒロに手を出したりはしてないだろうけどな…」

お兄ちゃん以外の男の人もちょっといいかなと思ったミヒロと、
ショウコ以外の女の子も悪くねえなと思ったコウタであった。

244名無しのも私だ:2009/11/05(木) 23:14:57 ID:6Gy7.dYM
規制、何時まで掛かるんだろうってな感じで投下します。

イルイ 「ねえソフィア」
ソフィア「なあに?イルイちゃん?」
イルイ 「あのね、そのね……、ソフィアの髪の毛触らせてくれる?」
ソフィア「ん、いいわよ。
     さ、どうぞ」
さわさわさわ………
イルイ 「えへへ……さらさらしていいにおいがする……。あ、あのね、
     ソフィアの髪の毛三つ編みにしてもいい?」
ソフィア「ええ、いいわよ。じゃ、よろしくお願いします」
イルイ 「うん!」

ゼンガー「で、三つ編みなのか。」
ソフィア「ええ、なかなか上手に編めているでしょ?」
ゼンガー「ああ……、」
ソフィア「?なあに、ニヤニヤして……。」
ゼンガー「いや……、何だか母親と娘みたいだな、と思ってな。」
ソフィア「母親と娘……、私と、イルイちゃんが……」
ゼンガー「ん、なんか変な事言ったか?」
ソフィア「いいえ!全然……。そうか、母親と娘か……。」
ゼンガー「なんだ、ニヤニヤして」
ソフィア「だって、こんなに嬉しいことって無いわ。あんなに可愛い子のお母さんだなんて
     素敵じゃない」
ゼンガー「……じゃあ俺はその旦那さんで父親というところか」
ソフィア「え?えっと、それってつまり……」
ゼンガー「ああ、こんな俺だが……、一緒になってくれないか?こぶつきですまんが」
ソフィア「ゼンガー……、やだ、私ったらなんで泣いて……」
ゼンガー「…もしかして迷惑だったのか?」
ソフィア「違いますよ、もう。嬉しいんですよ!嬉しくて、嬉しすぎて………」

お母さんと娘、って感じのソフィイルが好きなんだが同士が中々見つからない(苦笑

245名無しのも私だ:2011/12/12(月) 19:57:18 ID:zbwLUIgY
うげ

246そんな彼らの聖夜:2011/12/25(日) 23:17:39 ID:3SvxiHEE
本スレに投下しようとしたら時間帯が微妙すぎるのでこちらに投下
糖分低め、ヒューアクでクリスマス
なんとなく本編終了後の微妙な関係っぽい



アクア「そういえばヒューゴ。クリスマスの思い出ってどんなのがある?」
ヒューゴ「………クリスマスか。そうだな、クリスマスというより翌日のほうが俺には重要だったな」
アクア「翌日って……26日のこと?」
ヒューゴ「(遠い目)ああ。クリスマスのあとは大量に食糧が余るからな……俺にとっては狙い目で、上手くすれば年越しまでの分が」
アクア「わああっ! そ、そういうのじゃなくてっ!!
え、えーとごめんなさい……。あ、ぐ、軍に入ったあととかは?」
ヒューゴ「……(遠い目)。……任務中で関係なかったか、一年間溜まりに溜まっていた同僚の書類仕事に忙殺されていたか、隊舎の清掃を手伝わされていたか……、そのあたりだな」
アクア「あの……ヒューゴ? へ、変なこと訊いたみたいでその…」
ヒューゴ「だが、一度だけクリスマスらしいクリスマスを向かえたことがあった」
アクア「……へぇ、いつ?」
ヒューゴ「クライウルブスのときだ」
アクア「!」
ヒューゴ「待機任務中ではあったが……手近にあった食材なんかで、まあそれなりに『らしく』してな。あとは適当に馬鹿騒ぎ……日頃の鬱憤を晴らすいい名目だったんだろうが、楽しかった」
アクア「……なんだ、ちゃんとあるじゃない。いい思い出」
ヒューゴ「いや、湿っぽい話しにしたみたいで悪かった」
アクア「ううん、いいの。安心したし。あなたにもそんな聖夜があったんだなって」
ヒューゴ「それよりアクア。実は……」
アクア「なに?」ドキッ
ヒューゴ「聞いての通り、俺にはこんな日にらしく過ごした経験がない。……だから、休暇を貰ったはいいがどうしていいか戸惑っているというのが本音なんだ」
アクア「……」
ヒューゴ「アクア、無理に俺に付き合わなくていいんだぞ?」
アクア「……なんだ、そんなことなの」
ヒューゴ「?」
アクア「真面目な顔して…実は嫌だったのかと思ったじゃない。なんか変だったのはそういうこと……」
ヒューゴ「……アクア?」
アクア「もう、そんなこと気にしなくていいのに。こんな時にあなたには頼れるパートナーがいるんだから」
ヒューゴ「…わかった」
アクア「とりあえずお腹も空いたし、私の顔がきくお店があるからそこへ行きましょ?
そのあとのことは、食べながら考えればいいし」
ヒューゴ「そうだな、一緒に考えよう。
……ところでアクア。その服似合ってるぜ」
アクア「なっ……(赤面)!
……お、遅いわよ! もう!」



このあと2人がどうなったかはご想像にお任せします
なんかキャラ違ってたらスマンマソ

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272名無しのも私だ:2014/02/20(木) 21:46:59 ID:2CLa4h4g
296 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/02/14(木) 00:12:23.37 ID:CgmLXjPN
ショウコ「お兄ちゃん、フォルカ、ミチルさん、ショウコからのチョコレートよ」
コウタ「おっ、ありがとな!」
フォルカ「この世界の菓子だったな。頂こう」
ミチル「ワイにもくれるなんて感激やで!」
コウタ「だけど、みんな同じ大きさのチョコだな」
ショウコ「そうよ。チョコに差を付けちゃうと喧嘩になりそうだから。全部義理チョコよ」
コウタ「何だ、そうかよ。じゃあ本命は無しってことか」
フォルカ「俺は義理だろうと構わない」
ミチル「ワイもや。貰えるだけでも感謝せんとな」
ショウコ「お兄ちゃんには後でお話があるから、少し経ったらショウコのお部屋に来てくれる?」
コウタ「ああ、わかった」

コウタ「来たぞ、ショウコ。何か用か?」
ショウコ「お兄ちゃん、待ってたわよ」
コウタ「ん? ファイター・エミィに変身してんのか。 何の為に?」
ショウコ「お兄ちゃんもファイター・ロアに変身して。お願い」
コウタ「ああ。…ファイタァァッ・ロアァッ! これでいいか?」
ショウコ「うん。…はい、ファイター・エミィからのチョコレートよ」
コウタ「えっ? ショウコ、お前…」
ショウコ「ファイター・エミィがチョコをあげる相手はファイター・ロアただ1人だけ。これは本命チョコだから」
コウタ「そ、そういうことか…!」
ショウコ「お兄ちゃんの為にわざわざチョコを2つも用意したショウコの気持ち、わかってよね!」
コウタ「ああ、嬉しいぜ! だけどこいつは俺だけの物じゃねえ。ロアの物でもあるんだよな」
ロア「ショウコ、ありがとう。俺はチョコを食べることが出来ないが、その気持ちには感謝している」
ショウコ「うん。だから、お兄ちゃんはロアの分まで味わって食べてね」

273名無しのも私だ:2014/02/20(木) 21:47:41 ID:2CLa4h4g
322 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/02/14(木) 20:49:35.24 ID:InptKuGm
>>296
フォルカ「ところで、ショウコはチョコを食わないのか?」
ミチル「確かに、ワイらばかり食うのも申し訳ない気がするのう」
ショウコ「心配しないで。ショウコは友チョコや逆チョコをいっぱい貰ったから」 どっさり
コウタ「な、何だって!? じゃあ、ショウコが一番チョコを貰ってんのかよ!?」
ショウコ「欲しかったわけじゃないけど断りづらくて…」
コウタ「つーか、これ全部食ったらショウコが太っちまうぞ!」
フォルカ「いや、その前に食い過ぎで腹を下すかもしれん」
ミチル「ほな、ワイらで手分けして食うんや!」
ショウコ「うん、お願いね。みんなで食べましょ」
コウタ「ああ。だけど、まずはショウコに貰ったチョコをじっくり味わってからだ!」

274名無しのも私だ:2014/02/20(木) 21:51:34 ID:2CLa4h4g
524 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/02/24(日) 19:36:00.94 ID:RilYjJi4
今こそ新たな流れを作るチャンス

コウタ「う〜ん、何をやったらいいんだ…」
ロア「どうしたコウタ、何を悩んでいる?」
コウタ「バレンタインにショウコから本命チョコ貰っただろ」(>>296参照)
ロア「ああ、そうだったな」
コウタ「それで、ホワイトデーにお返しをショウコにやろうと思うんだけどよ」
ロア「コウタにしては珍しく殊勝だな。どういう風の吹き回しだ?」
コウタ「茶化すんじゃねえ! どういうお返しにすればいいのか困ってんだよ」
ロア「何かプレゼントを贈ればいいのではないか?」
コウタ「だけどよ、あんまり金持ってねえから高い物は買えねえんだよ」
ロア「コウタの懐具合ならショウコもよく知ってるはずだ。そういう期待はしてないだろう」
コウタ「まあ、そりゃそうだろうけどよ。相手が妹とはいえ女の子だからな。やっぱり気を遣うだろ」
ロア「正直、何がいいかは俺も知らん。戦いばかりの人生でエミィにさえ何もしてやれなかったからな」
コウタ「しょうがねえ。ホワイトデーにお返ししそうな連中に相談してみるか」

果たして、ホワイトデーにコウタは何をショウコにあげるのか…?

275名無しのも私だ:2014/02/20(木) 21:52:20 ID:2CLa4h4g
531 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/02/24(日) 21:50:31.48 ID:xKZZSpn9
>>524
コウタ「ホントにどうすっかな…お返し」
ロア(だからムリはせず、お前が良いと思ったのにすればいい)
コウタ「そういう簡単な話じゃねえんだよ!」
カズマ「その通りだぜ」
コウタ「カズマ!……お前も、か」
カズマ「ああ…」
ロア(どういう事だ?)
コウタ「家族へのお返しにハンパな物を渡すのは御法度だ」
カズマ「ムリしなくていいよ、その気持ちだけで嬉しいから(はぁと)みたいな優しい言葉の後、気持ちを示すお返しとして家事全般当番とかぶっ続けでやらなきゃいけない、という既成事実ができちまう」
コウタ「つまり、スキを作るような物を渡すわけにはいかねえのさ」
カズマ「ホワイトデーとは俺たちにとってはあいつらとの戦い…決闘みたいなもんなんだよ。正直、最初からもらわない方がまだ気楽かもしれない」
ロア(な、なんかよくわからんがお前たちも大変なのだな…)

276名無しのも私だ:2014/02/20(木) 21:54:07 ID:2CLa4h4g
534 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/02/25(月) 00:31:35.31 ID:oHx7lvb2
>>531
コウタは相手がショウコ1人だけだからまだいい。
カズマなんて妹と姉2人とアリアとディセイバー多数にお返ししなきゃならないからな。


535 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/02/25(月) 07:27:42.72 ID:Lqt8OEse
しかも全員そろってカズマの体を要求しそうだしなw


536 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/02/25(月) 09:03:23.08 ID:oHx7lvb2
>>535
人妻(予定)のチイ姉なら…

いや逆に一番高いお返しを要求してくるか

538 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/02/25(月) 11:16:00.46 ID:Rux5D0qJ
>>536
チイ姉が不倫すると聞いて

277名無しのも私だ:2014/02/20(木) 21:54:54 ID:2CLa4h4g
540 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/02/25(月) 17:34:08.97 ID:oHx7lvb2
>>538
不倫よりもプリンが好きなので

コウタ「そういや、ショウコはプリンが大好物だったな(OG外伝29話参照)。これならそんなに高くねえはずだ。
    美味いプリンを売ってる店を探しに行くか。アイビスさん辺りが知ってそうだな」

278名無しのも私だ:2014/02/20(木) 21:55:31 ID:2CLa4h4g
543 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/02/26(火) 01:00:42.99 ID:Aa3V1w78
>>540
アイビス「美味しいプリンのお店? うん、何軒か知ってるよ」
コウタ「なら丁度いい。その店について教えてほしいんだ」
アイビス「へぇ、コウタもプリン好きなの?」
コウタ「いや、ショウコにホワイトデーのお返しをやろうと思ってんだよ」
アイビス「なるほどね。なら、あたしも一緒にお店に行って選んであげるよ。あたしもプリン食べたいから」
コウタ「そいつはありがてえ。色々教えてくれねえか」
アイビス「んふふ、お姉さんに任せなさいって!」

ショウコ「お兄ちゃん、最近ショウコに黙って出かけることが多くない?」
コウタ「べ、別にいいじゃねえかよ。大した用じゃねえんだからよ」
ショウコ「お兄ちゃんがアイビスさんと仲良さそうに歩いてたって聞いたんだけど。デートじゃないの?」
コウタ「そ、そんなんじゃねえよ! アイビスさんの買い物に付き合ってただけだっての!」
ショウコ「ホントに? お兄ちゃん、ショウコに何か隠し事してない?」
コウタ「疑り深え奴だな。俺はショウコを裏切るようなことはしてねえからな」
ショウコ「ならいいけど。お兄ちゃんが他の女の子と仲良くしてると思うと、なんか胸がモヤモヤするのよね」
コウタ「気にし過ぎだな。俺にとってショウコが一番大事なことに違いはねえんだ。それだけは信じてくれよ」
ロア(ショウコがお前にヤキモチとは珍しいこともあるのだな)
コウタ(参ったぜ。今教えるわけにいかねえしよ。ホワイトデーの前にショウコのご機嫌取らなきゃなんねえな)

279名無しのも私だ:2014/02/20(木) 21:56:21 ID:2CLa4h4g
564 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/02/27(水) 00:51:23.34 ID:eVVV+9uu
>>543
コウタ「やれやれ。俺がアイビスさんと付き合ってるってショウコに誤解されちまったよ」
カズマ「それはそれで羨ましいけどな」
コウタ「おかげでプリンを買いづらくなっちまった。他の食い物にするかな」
カズマ「プリンの他にショウコちゃんの好きな食べ物は何があるんだ?」
コウタ「うな重とアイスクリーム、それに焼き芋だ」
カズマ「そうか。うな重は論外として、アイスクリームも季節外れかな」
コウタ「それにホワイトデーで焼き芋ってのもデリカシーがねえか」
カズマ「やっぱりプリンでいいんじゃねえか? それも手作りにしてみたらどうだろう」
コウタ「でも俺そんなの作ったことねえぜ」
カズマ「材料と道具さえあればさほど複雑なもんじゃねえよ。俺が教えてやってもいいぜ」
コウタ「よし、やってみるか!」

280名無しのも私だ:2014/02/20(木) 21:57:00 ID:2CLa4h4g
578 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/02/28(木) 00:42:13.61 ID:3xiQM3FG
>>564
コウタ「よし、プリンの試作品ができたぜ。まずは味見してみねえとな」
カズマ「女の意見を参考にした方がいいんでな、うちの姉妹にも食べてもらうことにした」
コウタ「わかった。シホミさん、アカネさん、ミヒロちゃん、よろしくな」

カズマ「みんな、味はどうだ? 俺は旨いと思うけど」
ミヒロ「うん、とっても美味しいよ。これならショウコさんも喜ぶと思う」
シホミ「そうね。食べるまで型崩れしないで口の中でとろける絶妙な柔らかさもいいわ」
コウタ「そうか、気に入ってもらえて良かった」
アカネ「でも、アタシはマヨネーズかけたらもっと美味しくなると思うけどな」
カズマ「チイ姉の意見は聞かなくていいからな」
コウタ「そ、そうだな」

ショウコ「ふ〜ん、お兄ちゃんはヴァルストークに行ってたんだ…」
コウタ「ああ、カズマに用があってな。って、なんで不機嫌なんだよ?」
ショウコ「べっつにぃ〜! お兄ちゃん、もしかしてシホミさんが好きなの? それともミヒロちゃんが?」
コウタ「どっちも違う! 確かに2人にも会ったけど、そんなんじゃねえから!」
ショウコ「ねぇ、今度行く時はショウコも一緒に連れてってよ?」
コウタ「わ、わかった。約束する」
ロア(いくらショウコの為とは言っても、ここで仲違いしては本末転倒だ。渡す日を前倒しした方が良いのではないか?)
コウタ(そうだな。雛祭りの時に一緒にやるか。早くショウコを喜ばせてえしな)

281名無しのも私だ:2014/02/20(木) 21:58:22 ID:2CLa4h4g
601 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/01(金) 01:32:38.66 ID:Djb/Vnto
>>578
コウタ「カズマ、例の件だが予定を早めて3月3日に決行することにした」
カズマ「そうか。まあ多少早くても問題無いわな」
コウタ「それで当日に間に合うように、今日仕上げにかかるぜ」
カズマ「わかった。当日は俺達が届けてやるから待ってろ」
コウタ「すまねえな。それと、今日はショウコも一緒に来てるんだけど内緒で頼む」
カズマ「ショウコちゃんには姉さんが話し相手になってくれてるから大丈夫だ」

ショウコ「んもぅ、お兄ちゃんたらこっちに着いた早々にショウコを放ったらかしにするなんて!」
シホミ「うふふ、カズマちゃん…いえ、カズマと男同士で話がしたいみたいだから、邪魔しない方がいいわよ」
ショウコ「じゃあ、こっちも女同士で相談したいことがあります。最近お兄ちゃんが余所余所しいのが気になって…」
シホミ「あらあら。ショウコちゃんはコウタ君のことが心配なのね」
ショウコ「当然ですよ。うちのお兄ちゃんは喧嘩っ早くてショウコに心配ばかりかけてますから」
シホミ「元気があっていいじゃないの。うちのカズマにも似たところがあるわ」
ショウコ「それに私生活がだらしなくて、ショウコが面倒見てあげないとまともな生活できないのに」
シホミ「でも、そんなお兄ちゃんだからこそショウコちゃんは大切なのよね」
ショウコ「そうですよ。だから、お兄ちゃんがショウコに隠し事してるみたいなのが気になって…」
シホミ「例えば、コウタ君に好きな女の子がいるのかも…とか?」
ショウコ「えっ、そ、そんな、まさか、お兄ちゃんに限って、あ、有り得ないですよ…!」
シホミ「うふふ、そんなに動揺しなくたって大丈夫よ。コウタ君にとってはショウコちゃんが一番大切なんだから」
ショウコ「じゃあ、もしかして最近のお兄ちゃんの不審な行動はショウコの為なんですか…?」
シホミ「私からは何とも言えないわ。だけど、コウタ君を信じてあげて。そうすればきっといい事があるわよ」
ショウコ「わかりました。ショウコはお兄ちゃんを信じて待ちます。お兄ちゃんにもショウコを信じてほしいから」
シホミ「本当に仲のいい兄妹ね。羨ましいわ。私とカズマの関係もそんな感じだったらいいのに」
ショウコ「そんな、シホミさんは立派なお姉さんですし、カズマ君も頼もしくて素敵な男性だと思いますよ」
シホミ「あら、カズマのことを好意的に見てくれる女の子もいるのね。本人はモテないのを気にしてるのに」
ショウコ「これでも人を見る目は確かなつもりですよ。性格がお兄ちゃんに似てるからというのもありますけど」
シホミ「うふふ、カズマには内緒にしておこうかしらね。それとコウタ君にもね」

コウタ「ショウコ、そろそろ帰るぞ」
ショウコ「わかったわ。お兄ちゃん、ショウコはお兄ちゃんを信じてるから安心してね」
コウタ「ん? 何のことだかわかんねえけど、そうしてくれるならありがてえ」
ショウコ「そういえばもうすぐ雛祭りね。みんなで楽しくやりたいわ」
コウタ「ああ、今から楽しみだな」

282名無しのも私だ:2014/02/20(木) 21:58:54 ID:2CLa4h4g
617 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/02(土) 00:37:45.31 ID:2EP9gc7H
>>601
ショウコ「お兄ちゃん、明日は雛祭りだから、雛人形の飾り付け手伝って」
コウタ「ああ、わかった」
ショウコ「お兄ちゃんのお部屋の押入れに隠してるお雛様もちゃんと出してよね」
コウタ「げっ、バレてたのかよ!?」
ショウコ「どうせショウコがお嫁に行かないように…とか考えてたんでしょ?」
コウタ「うっ…」
ショウコ「そんな心配しなくても、ショウコは当分結婚する気無いわよ。まだ未成年だし」
コウタ「わ、悪かったな! どうせ俺のお節介だよ!」
ロア(しかし、雛人形の在処を知っていながらそのままにしたショウコの優しさにコウタは気付いてないのだろうな)

コウタ(そして明日こそが、兄として、男として、ファイター・ロアとしての俺の勝負の日だ…!)

283名無しのも私だ:2014/02/20(木) 21:59:53 ID:2CLa4h4g
647 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/03/03(日) 09:38:43.13 ID:ruszN2tO
>>617
いよいよコウタの勝負の日

コウタ「ショウコ、俺はお前に、いや、ファイター・エミィに渡してえものがある」
ショウコ「えっ、お兄ちゃん?」
コウタ「エミィに変身して俺の部屋に来てくれ」
ショウコ「わかったわ」

コウタ「ショウコ、来てくれたな。待ってたぜ」
ショウコ「それで、何なのよ? バレンタインにショウコも似たようなことやったから想像つくけど」
コウタ「なら話が早えな。ホワイトデーにはちと早えが、ファイター・ロアからファイター・エミィにお返しだ」
ショウコ「うふふ、やっぱり、そうだったんだ…。あっ、これ、プリン?」
コウタ「ああ。俺の手作りだ。お前に食べてもらいたくてカズマのところで練習したんだよ」
ショウコ「お、お兄ちゃんが、ショウコの為にここまでしてくれるなんて…! ショウコ、すごく嬉しいよ!」
コウタ「こんなことするのは俺のガラじゃねえんだけどな。妹が相手なのに、やっぱり変か?」
ショウコ「ううん。これはファイター・エミィという1人の女の子が大切な人から貰ったステキなプレゼントよ」
コウタ「なら、ファイター・ロアとしてエミィに頼む。これからも俺の大事なパートナーとして俺を支えてくれ!」
ショウコ「勿論よ! ファイター・エミィはお兄ちゃんのパートナーだから、これからもずっと一緒に頑張ろうね!」
コウタ「約束だぜ、ショウコ!」
ショウコ「うん、お兄ちゃん!」
コウタ「ロア、お前からもショウコに言ってやりな」
ロア「ショウコ、このプリンには俺の思いも託されている。コウタと共に戦うショウコへの感謝の気持ちだ」
ショウコ「ロア、貴方の思いも受け取ったわ。ショウコはお兄ちゃんもロアも大好きよ!」
コウタ「ショウコ、俺もお前が好きだ! 誰にも負けねえほどにな!」
ショウコ「お兄ちゃん…!」

ミヒロ「どうやら上手く行ったみたいだね」
カズマ「ああ、こっちが羨ましくなるほど仲良くなってらぁ」
ショウコ「あっ、カズマ君にもお礼言わなきゃね。お兄ちゃんがお世話になったらしいから。ありがとう」
カズマ「いいってことよ。俺もショウコちゃんに喜んでもらいたかったからさ」
ミヒロ「お兄ちゃん、私もお兄ちゃんのプリン食べたいなぁ。ホワイトデー楽しみにしてるよ」
カズマ「そ、そうだな。俺もお返し考えとかなきゃ」
ショウコ「今度はショウコがカズマ君に協力してあげてもいいよ?」
コウタ「それなら俺も手伝ってやろうか?」
カズマ「ハハハ、今度は俺の番かよ…」

コウタの作ったプリンは今まで食べたプリンの中で一番美味しかったと、後にショウコは語った。
そして、コウタもまたショウコと共に過ごした甘い時間が大切な思い出となったのであった。   ―完―


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