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★リレー小説★

209朋香:2007/05/03(木) 11:25:12
夕夏が目をさますと...
そこは自分の部屋だった。
夕夏がベットで寝ているのを見てるのは大好きな緋世・・・と玲さん・・・。
緋世と玲さんは夕夏が目を覚ましたのに気付いてないのか二人で何やら喋っている。
そんな二人の姿を見て夕夏は胸が痛くなった。
・・・緋世はもぅあたしのコト好きじゃないのかな・・・
夕夏ちゃんが好きになっちゃったのかな・・・??
そう思うと涙が溢れてきた。
その時、緋世が玲さんに言った一言が夕夏の耳に入った。

「メッチャ好きだ」

その言葉を聞いて夕夏は確信が持てた。
あぁ・・・緋世は玲さんが好きなんだね・・・
もぅあたしに気持ちはないんだ・・・

涙が次から次へと溢れてきて・・・

ホントは信じたくなかった。
緋世が玲さんを好きなんだって・・・
けど、緋世が言ったさっきの言葉は、紛れもなく玲さんに言ったものだった。
あたしじゃなく・・玲さんに・・・。

「・・っく・・・うっ・・・ひっく・・・」

その時あたしの泣き声に気付いたのか、二人がこっちを見た。
「夕夏・・・」
緋世は驚いた顔であたしを見ている。
「今の・・・聞いてたのか・・・??」
あたしが静かに頷くと、緋世が顔を赤くした。
「マジかょ・・・」
あたしが黙っていると
「夕夏、話があるんだけど」
緋世が顔を赤くして笑った。
話・・・??
別れ話かな・・・
きっとそうだね・・・

あたしは涙を堪えて笑った。
「話の内容もぅ分かってるよ」
「え・・・??」
緋世が驚いた顔をした。


緋世・・大好きでした・・・
そして今もすごく大好きです・・・
けど、あなたの心はもぅ違う人のものなんだね・・・


「玲さんのコトが好きなんでしょ??」
「はッ??」
あたしの言葉に驚いた顔をする緋世。
「夕夏・・・違ッ・・・」
「夕夏ちゃん・・・違うのッ」

二人が一生懸命否定する。
けど、あたしの耳に二人の声は入らなかった。

それにこれ以上二人を見ていると、きっと酷いことを言ってしまう・・・




「緋世・・玲さん・・幸せにネ★」



精一杯笑みをつくって、泣きそうになるのを堪えた。


そして走って部屋を出ていった・・・。


そぅ・・・
緋世が玲さんを好きだと勘違いしていたことも知らずに。

「メッチャ好きだ」
と緋世が言ったのはあたしに対してだと言うことを。


その時の緋世の手の中には「夕夏へ ずっと一緒だから」と書いたカードが添えられた夕夏宛てのプレゼントが握りしめられていた。


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