したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

FFDQかっこいい男コンテスト 〜ファイナルファンタジー5部門〜

29ギルバツ 9/16:2005/11/14(月) 15:01:49
 なんでこんなことになっちまったんだろう。
いや、今のこの状況は正直なところ大歓迎なのだが、ちょっと想像してたのと違うというか……。
第一、キスのひとつで激しい葛藤の渦に飲み込まれる男が、いきなり「手と口どっちがいい?」なんて聞かれたら、ひょっとしてこれってドッキリ?とか思うわけである。
「じゃあ下の口で」とか言える性格ではないのだ。
周りにはわざと馬鹿をやっているようにしか見えなくても、本人はいたって真剣だったりするのだ。
だから、「口って言ったらマジでやってくれんのか?」などと素で大真面目に聞いてしまうのである。
ギルガメッシュはそういう男だった。
バッツも彼のそういう性格は了解しているらしく、言葉の代わりに天使のような無償の笑顔で応えた。
そして、今に至る。
「魔族つっても、妖怪サイズってほどじゃねえな。俺よりはでかいけど」
クスクス笑いながら衣服を探り相手のものを取り出すバッツは、けして天使などではない、精を食らう妖艶な魔物のようだった。
四つん這いになり、顎や首元に唾液が滴るのもお構いなしで、立膝のギルガメッシュの昂りを口に含むバッツ。
「っく…………バッツ…………」
「んんん……」
ちゅぷ、ちゅぷという淫猥な水音が痛くない針のように耳を刺す。
この世界でこの部屋だけが、全てから隔離された異空間のようだ。
バッツがオレのものを咥えている。舌を這わせている。
その事実だけでギルガメッシュは達しそうだった。
さすがに心得た男同士だけあって、的確に感じる部分を突いてくる。
バッツの上気した頬は酒のせいか?オレのものを口に咥えて、お前も感じてくれているのか?
「はっ……はぁっ、っぐ、バッツ、バッツ……」
限界を知らせる息遣いが、バッツの舌の動きを性急なものにする。
先端をきつく吸われ、ギルガメッシュはその刺激に促されるままにバッツの咥内へ精を放った。
「んんっ……っくぅ、ふ…………はぁっ」
覚悟はしていたものの、想像を絶するほどのおびただしい量がバッツの喉を犯す。
受け止めきれなかった熱が、バッツの頬や顎、髪の上にまで飛び散った。
しばし呆然と、荒い呼吸をしながら絶頂の余韻に浸っていたギルガメッシュだったが、熱を全て吐き出して萎縮したモノをじっと見つめ、無言でその場に佇むバッツに気が付くと、慌てて衣服を整えた。
「あっ、いや、その、あの……バッツ」
ここまでやっておきながら今更何の言い訳がある、と内心思わないでもなかったが、場の空気に圧され、つい体裁を取り繕わずにはいられなかった。
「え………………っと」
なんだこの空気。
冷たい汗が背を伝う。
どう声をかけるべきか……あれこれと思案しているうちに、相手がゆっくり目を閉じたかと思うと、一瞬の間を置いてバッツの喉が波打った。
「……………………あ」


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板