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FFDQかっこいい男コンテスト 〜ファイナルファンタジー5部門〜

28ギルバツ 8/16:2005/11/14(月) 15:00:40
「も、もうだめだ……っ……あははははははははっ」
タカが外れたようにゲラゲラと笑い出すバッツを、ギルガメッシュはただ呆然と見守るばかりだ。
さっきまでの濃厚なキスは一体何だったのかと、思わず泣き笑いになりそうなギルガメッシュの下で、バッツはとり憑かれたように腹を抱えている。
「はぁっ……もう……なんなんだよ、お前は」
バッツは笑いすぎて目の端から溢れた涙を指ですくいながらまっすぐギルガメッシュを見つめていたが、その顔にはにやにやと意地の悪い笑みが浮かんでいる。
「魔族ってのは男女の見境がないのか?発情期?」
「なっ…………おっ、オレはそんな」
やましい気持ちでやったんじゃねえ。そう続くはずの言葉は喉元で留まった。
……やましいもなにも、寝込みを襲った時点でやましさ大暴走じゃねぇか…………。
欲望の象徴がチュニックの下で張り詰めている。これではどんな言い訳も通用するはずがない。
「お、オレはだな、オレは、その」
「溜まってんの?」
「うおっ!?」
バッツは軽い動作で起き上がりギルガメッシュと向かい合う姿勢になると、服の上からギルガメッシュの股間を指で掠めるように撫でた。
「な、な、な…………」
「だったら早く言えばいいのに」
言うが早いか、バッツが猫のように四つん這いになり、ギルガメッシュの立ち上がったものを服ごと掴み上下に扱きはじめた。
「おっ、おいっ…………バッツ、バッツ!」
「なんだよ、もう。抵抗すんなよ、俺が抜いてやるって言ってんだから」
「抜くって、あっ、ちょ、マジ、待って、待て、待て、待て、待てって!バッツ!おすわり!」
「…………なに」
バッツが心なしか名残惜し気に手を止め、こちらの顔を上目遣いで覗き込んでくる。
…………コイツ、分かっててやってんのか!?
「俺のことなんて気にすんなよ。自分でやるより人にやってもらった方が気持ちいいだろ?」
「……いや、だからな。その、抜くとか、そんなん…………」
オレはこんな、エロいこと覚えたばっかの男子中学生みたいなノリで事を進めたいわけじゃない。
そんな、出るから出すみたいなもんじゃなくてだな。ちゃんと、二人の愛を確かめ合うからこその行為であって……。
…………。
そもそも先に体に訴えたのはオレだ。
しかしなんだ、自分はともかく、バッツはオレのことどう思ってやがるんだ?
少なくとも嫌われてはいないはずだよな。嫌いな奴とのチューなんざ乱れ打ってでも抵抗するだろうし、ましてやそんな野郎のモノなんて触りたくもねえ。
…………望みはあるのか?
自惚れちまっていいのか?
いやしかし、オレとバッツの間には愛とか言う以前に男同士であるという狭く果てしなく深い溝が――
「……なぁ、もう考えるのよそうぜ」
ギルガメッシュの葛藤を見透かしたように、痺れをきらしたバッツが沈黙を破った。
「見かけの割に神経質なんだな。溜まったから出す、それでいいだろ」
あわや唇が触れ合いそう、というところまで顔を近づけられ、ギルガメッシュはその意識的なのかそれとも無意識なのか分からない色香に卒倒しそうになった。
「いや、でも、その、オレは」
「やるのか、やらねえのか、どっちなんだ」
「……………………………………やります」


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