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第3回東方最萌トーナメントまでまったりするスレ 巻之弐

14名無し門番:2005/04/25(月) 23:42:19 ID:n18RNRmM
・・・まともなPhクリアができなくなっている自分がいることに気づくorz。
やばい、特訓だ。
蓬莱山まであと30分ですか・・・
ルナティックで彼女のもとまでいけるか不安になってきました。

それはそうと・・・超音速遅いですが、やっとレミリアSSが書けたので一応投下。
普段書きなれていないキャラクターを動かすのは難しいと痛感する今日この頃です。

テーマは・・・「私的レミリアと咲夜のファーストコンタクト」・・・
某サイトの文章とか本戦中の一部の支援の影響をもろに受けてます。
というわけでかなりシリアス目。まったりさ0でしょう。
レミリアのカリスマを上手く表わせなかったのが残念です。
多分、同じテーマでSSを書いた人は多いはず・・・。


――・・・全部、夢だと思った。

目の前は、真っ赤で・・・
自分の手も、服も、満月さえも・・・

・・・目に見える、全部がただ、赤くて・・・


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          At the mercy of Tyche at all
          〜全ては運命の女神のままに〜

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巨大な大聖堂。

神話の巨人さえも飲み込みそうなほど大きな空間は、
左右の、神々を彫り込んだ柱と
その上に掲げられる瓶(かめ)から噴き出す水流を象(かたど)った穹窿によって切り取られていた。

天井の鮮やかな薔薇模様のステンドグラスから、光が差し込む。

「・・・おお、主よ!
・・・この哀れな子に、慈悲を・・・」
聖職者(プリースト)が聖壇に掲げられる巨大な十字架に祈りを捧げる。
その傍(かたわ)らには、銀髪の少女の姿があった。
・・・虚ろな瞳は深海よりもなお深い悲しみの青色で・・・

―――その袂(たもと)から、一滴の雫が零れ落ちた・・・


・・・事は、昨夜にまで遡及(そきゅう)する・・・ ―――



この大聖堂の佇(たたず)む街に突如轟いた、心を裂帛する悲鳴。


――真夜中の一家惨殺事件。


近隣の人が駆けつけた時、全ては終わっていた。
その一家が眠っていたと思われる寝室は、真っ赤に染まっていた。

・・・この街を震撼させている、心無き殺人鬼の仕業か・・・

誰もがその凄惨な光景に心を痛め、嘆いた。
もはや、誰も助かっていないだろうと。

・・・そんな、失望と悔恨の渦中だった。
部屋の一番奥に蹲(うずくま)っていた少女が、微かに動いたのは・・・。


奇跡、としか言いようがなかった。
あの惨劇の中、この少女はほぼ無傷だったのだから。


「・・・偉大なる主よ、どうか、この子らをお救いください・・・」
聖職者が最後の詞(ことば)を捧げた。
と同時に、左右のテラスから聖歌隊(クァイア)が朗らかに、高らかに聖歌(コーラル)を嘔い上げる。
幾つかの棺が、数人の聖職者によって聖堂から運び出される。

・・・少女は、無言だった。

・・・いや、現蝉(ぬけがら)といった方が正しかったのかもしれない。
未だに己の身に何が起きたのか理解できず、焦点の合わない瞳で十字架を見上げている、
その様は・・・

全文・・・ http://thm.just-size.net/up/src/thm21546.txt




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