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場所/春海市:春海湖
538
:
優希 望『12バー・オリジナル』
:2009/11/16(月) 19:21:23
>>537
「そう言う事は考える事じゃないですよ。
『TRPG』や『PBW』でも大切なのは自由な発想と行動。
俺だって先の見えないPBWで、どう行動するか決めて、それが物語になる…そう考えるとわくわくするんですよ。
それはともかく、『連絡先』ですね。じゃあ、俺も渡しておきますよ」
紙をピラッと見せて、交換を求める。
539
:
鹿山『グローリー・オブ・ラヴ』
:2009/11/16(月) 19:44:55
>>538
「フフ。面白い奴だな。君は、なァ」
『連絡先』を交換した。
― ― ― ― ― ―
今でもOK。ただ、中の人の都合により、1〜2週間ほどRT希望です。
540
:
優希 望『12バー・オリジナル』
:2009/11/16(月) 20:06:29
>>539
「よし…じゃあ、場所は俺が連絡しますんで、俺はこれで。それじゃあ今度ね」
鹿山の連絡先を受け取った望、そして、春海湖から去る。
541
:
鹿山『グローリー・オブ・ラヴ』
:2009/11/16(月) 20:18:48
>>540
「じゃ。」
さてと…無い頭振り絞って、『グローリー』の全てを頭に叩き込まにゃあならん。
―この街の『都市伝説』。…ほぼ全て、『スタンド使い』が関係してるのだろう。
解き明かしてやるぞッ。『これ』は俺の夢への『第一歩』だッ…。
あイヤホン探さないと
542
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2009/12/24(木) 15:31:25
「ちくしょおおおおおおおお―――っ!」
『ウオオオオオオオオオオオオ!!』
ブン!ガン!ブォン!
スタンドで空中に思い切り八つ当たりしている青年がいるのが見える。
それにしてもおそろしい形相をしている……。
543
:
本屋 空『ハロウィン』
:2009/12/24(木) 15:33:57
>>542
「うわぁ…………」
偶然見てしまった友人から必死で目を逸らしている。
544
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2009/12/24(木) 16:49:53
>>543
「死ね!クリスマス死ね!カップル死ね!くそおおおおおおおおお!!」
ガガガッ!ゴア!ドッギャアアア―――ッ!!
……今まで見た『フォーギブネス』の動きのなかで、もっともキレのある動きだ……。
「ああああ―――! あ」
視界の端に本屋が目に入る。
「ああ……あ……やっ……翻訳」
545
:
本屋 空『ハロウィン』
:2009/12/24(木) 16:56:46
>>544
「…………えーと」
「メリー・クリスマス」
サーカスのピエロを見たかのような最高の笑顔を浮かべながら。
546
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2009/12/24(木) 17:01:57
>>545
ピク
「………………。」 「や…………」
. . .
「やめろ……」
. . . . . . ... . .
「その言葉を口にするな……」 「『メリー・クリスマス』などと…………」
ジョーの反応が変わった。
「やめろォ……『クリスマス』なんていわないでくれ……翻訳……
君なら分かってくれるだろう……?『聖夜』の、いや『性夜』のおろかさが!」
.
何かが憑いているかのような様子だ。
547
:
本屋 空『ハロウィン』
:2009/12/24(木) 17:04:44
>>546
「…………僕はね、ジョーさん」
「聖夜が性夜であることを差し置いても!
アナタのその滑稽な姿が面白くてたまらない!本当に!」
「だから……だから、メリー・クリスマス!」
548
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2009/12/24(木) 17:11:27
>>547
「そうか……残念だよ……。君なら……
君 な ら 分 か っ て く れ る と 思 っ た の に ッ !」
「やめろォォオオオオオッ!『クリスマス』と言うのをやめるんだ……!」
「いいか?」 「あと一回でも『メリー・クリスマス』と言ってみろ」
「翻訳 君がそういった瞬間、俺の『フォーギブネス』を君に叩き込む。」
「いいか?あと一回でもだぞ!あと一回でも言ったらそうする!」
「たとえ翻訳でも だ!」
「これはちっぽけな嫉妬心なんかじゃあ 断じてない…… アンフォーギヴン
いいか?これは全能である主、キリストへの冒涜なんだ……それは赦されざるものだ。
赦してはいけないんだ……奴らは!」
549
:
本屋 空『ハロウィン』
:2009/12/24(木) 17:15:59
>>548
「…………ええ、アナタのその思いは実によくわかりました」
ジョーに向けて拍手を送る。
「僕の心を動かすほどに……」
「わかりました、誓いましょう……僕は今から絶対にメリーとクリスマスを連続で言う事はしません」
そう言って湖の方をを向く。
「今日は家で大人しくゲームでもやっていることにしましょう」
550
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2009/12/24(木) 17:19:38
「……そうか……」
一転して冷静さをとりもどす。
「いいか?念のために言っておくが、決して嫉妬心からじゃあないぞ?」
「嫉妬ではないからな」
…………。
スッ
本屋の隣に立ち、一緒に湖を見つめる。
「…………そうだね……。」
551
:
本屋 空『ハロウィン』
:2009/12/24(木) 17:23:33
>>550
「…………」
(嘘だ!絶対嘘だ!ほら……嘘だ)
「こういう日はフリゲでもやっているに限ります、クリスマス特別版が公開されたりするものです」
552
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2009/12/24(木) 17:27:18
>>551
「…………」
悲しそうな目で、湖の向こうの町並みを見つめるジョー。
どう考えてもさびしそうだ。
「……フリゲか……悪くないk……ピクッ!……そうだね……。」
『クリスマス』に反応したが、まだ冷静さを保っているようだ。
553
:
本屋 空『ハロウィン』
:2009/12/24(木) 17:29:04
>>552
「…………」
「今日明日中寝てた方が良いと思いますよ」
554
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2009/12/24(木) 17:31:51
>>553
「それはなんかいやだ……『奴ら』に負けた気分になる」
ムズかしいヤツだ。
「『同志』だ……。『同志』がいれば、こんなもの、恐れるに足らないのに……。」
悔しそうに呟く。
555
:
本屋 空『ハロウィン』
:2009/12/24(木) 17:35:21
>>554
「…………」
(駄目だこの人……何とも出来ない…………)
「マスクでも被ったらどうですか?」
556
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2009/12/24(木) 17:36:56
>>555
「そうだな……マスクをかぶって路上で愛の巣作ってる
奴らに『制裁』を……くくっ……。…………」
思考がどんどん駄目な方向に向かっている。
「…………彼女欲しいなあ……」ボソッ
557
:
本屋 空『ハロウィン』
:2009/12/24(木) 17:40:51
>>556
「…………駄目駄目の駄目人間ですね」
「しかも壮大な目的の影に隠したチンケでクソったれた目標持つの止めましょうよ、
敵対する『奴ら』に同化しようとするの止めましょうよ」
558
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2009/12/24(木) 17:43:48
>>557
「……!!」
目を見開く。『目が覚めました』って感じの顔だ。
「……翻訳、俺は間違ってたよ……。
君の言うとおりだ。敵対する『奴ら』と同じになってはいけない。
我われはあくまで闘わなくてはならないんだ!『奴ら』と!」
ダークサイド
「ありがとう……さすが翻訳だよ。俺はあともう少しで闇 黒 面に連れて行かれるところだった」
559
:
本屋 空『ハロウィン』
:2009/12/24(木) 17:46:03
>>558
「……」
(本当に駄目だ……この人……)
「その思考の方が思いっきりDARK-CHAOSな気がしますけど……」
(まぁ、いいか)
560
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2009/12/24(木) 17:50:18
>>559
「ところで」
「さっきからそれとなーく蔑みの視線を感じるのは気のせいかな?」
ザザァー……
どこからともなく波の音を流しつつ、湖を眺める。
「……いや、世間一般的には異端でも、俺は構わない。
俺はこの生き方に生きると決めたんだ……。
恋人がいたら仲を引き裂く。ラブホテルがあったら全壊させる」
「呼吸をするのと同じくらい当然のことだと、今では思えるよ……。」
561
:
本屋 空『ハロウィン』
:2009/12/24(木) 17:53:49
>>560
「いえ、結構目力全開です」
「………………えーと、」
「頑張らないでください」
562
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2009/12/24(木) 17:56:26
>>561
「フフッ、そんな気がしてたよ」
衝撃の事実にも動揺しない。いや、本当は最初から気付いていたのかもしれない……。
「たとえ、この世でただ一人になろうと、俺は戦い続ける。
それしか……俺にはできないんだからな………………」
話題が話題だったら、カッコいい場面だったのだろうが。
「それはそうと、まさかラブホテル全壊って本気にしてた?
ハハッ、そんなわけないだろう」
ニヤリと笑い、
「精精半壊が限界だよ。たとえ俺でもね。」
残念な訂正を入れた。
563
:
本屋 空『ハロウィン』
:2009/12/24(木) 17:58:27
>>562
「…………何でこんなになるまで放っておいたんだ!」
「話は変わりますが、僕は今からクリスマスパーティーに行きます」
「ついて来ますか?」
564
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2009/12/24(木) 18:01:30
>>563
「……『クリスマス…………パーティ』……だと……?」
ド ド ド ド
「きさま……本気か……――ッ!?」 「そして俺を誘うだと……?」
「なんのつもりだ!何を考えている!翻訳ッ!」グオッ!
ズイ、と近寄り、
「…………」ジィー
「…………」
「分かった、その誘い 乗った!」グッ
握りこぶしを作る。
565
:
本屋 空『ハロウィン』
:2009/12/24(木) 18:02:55
>>564
「………………」
最早、何も言うまい。
「じゃあ行きましょう、すぐ人も来ると思いますので」
566
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2009/12/24(木) 18:04:09
>
>>565
「ああ。分かった」
そのまま本屋のするままに行動しよう。
「ところでどんなヤツらが来るんだい?」
567
:
本屋 空『ハロウィン』
:2009/12/24(木) 18:05:55
>>566
「どんな人が来るかって?」
「さあ?」
喫茶店へ向けて歩いていく。
568
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2009/12/24(木) 18:07:53
>>567
「やれやれ……ちと不安になってきたってヤツだぜ」
本屋について歩く。
569
:
-
:2009/12/24(木) 19:52:37
_____________________________|\
そして喫茶店へ\
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/16680/1093239627/233-
\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
570
:
五十嵐 葵『フリーク・オブ・ネイチャー』
:2010/01/13(水) 18:03:44
『お待ちください、姫! 私……いえ、このレイティアに隊の指揮権を!
あの忌わしき「革命共和軍」には私の姉上が捕虜にされておるのです!
それが私にとっては許せぬのです……このような事は姫に対して無礼だと心得ております、しかし!
これは姫にずっと仕えてきた我がソルアルト家の血を、繋ぎ止める為の決心です!
今一度、このレイティア否! 我等『グリューネワルト騎士団』に出撃と、隊の指揮権を!』
……公園の広場にて、凛とした女声が響く。
演劇の練習か、台本片手にそれをチラチラ見ている。
「……こんなものかな。やっぱり『ハズイ』な〜この長台詞」
さっき言っていた台詞は、葵の役柄が演劇終盤にて言う、重要な台詞だ。
力強い決意、姉を思う熱さ、怯え無き声を出す事が重要らしいが…正直『恥ずかしい』ようだ。
571
:
臨在院 泉『パートタイム・ラヴァー』
:2010/01/13(水) 18:10:58
>>570
「………………」
ベンチから、視線を感じる。もしあなたが振り返るならば、
そこにはあなたの方を見つめる女性の姿が見えるだろう。
572
:
五十嵐 葵『フリーク・オブ・ネイチャー』
:2010/01/13(水) 19:45:31
>>571
…視線、向いてみる?
もしも……もしもの話、私が知るような人物ならば、これに反応するはず。
……ちょっと、イラッとするかもしれないけど……
『何いきなり見ているわけ?』
声を『男声』に変えて、視線を向けないまま言う。
573
:
臨在院 泉『パートタイム・ラヴァー』
:2010/01/13(水) 19:57:13
>>572
ピク
静かにそちらを見ている女性の体が一瞬揺れた。
数瞬、虚を突かれたようにポカーンとしていたが、
ハッとしたように顔に薄い笑みが現れる。
「すみません〜〜っ……。公園で『演劇』の練習をしている人なんて、
珍しいな……と思って。好奇心で……お気を悪くされましたか?」
「『女声』……お上手なんですね。私、てっきり女性の方かと思って……」
笑いながら、女性は座っていたベンチから立つ。
(………………)
(参ったわねえ……。公園で演劇の練習をしてる馬鹿がいるから、
暇つぶしに眺めてたら絡まれちゃった……。どーしようかしら)
574
:
五十嵐 葵『フリーク・オブ・ネイチャー』
:2010/01/13(水) 20:06:31
>>573
知らない人ね……なら、問題はないかも。
「…どうも、私はちゃんとした『女性』ですよ?
気なんか悪くありませんよ、『演劇』の練習は何時もの事ですから。
特に…あなたみたいな女性に見つめられても、恥ずかしくありませんよ」
話しかけてきた人の方向を向き、笑ったまま近寄る。
575
:
臨在院 泉『パートタイム・ラヴァー』
:2010/01/13(水) 21:00:23
>>574
「あ、あら?」
ズルゥ
五十嵐が自分と同姓であることが予想外だったのか、
女性はガクリと体勢を崩す。
「そ、そうでしたか。すみません…………。
演劇の練習をしていた時の方が『素』だったんですね……」
女性はアハハ、と苦笑いする。
どことなく上品な雰囲気を伴わせた動きだ。行動に無駄がない。
「いえ、誰でも『奇異』の目で見られたら、気分も悪くなるでしょうし、
もしそうだったら申し訳ないな…………。と思いまして……。」
女性は顔に苦笑いを貼り付けさせたまま答える。
立ったまま、動くこともなくただ五十嵐を迎え入れる。
が、その心中は穏やかではなかった。
(チッ……近づいてくるのね。この女、顔は綺麗だけれど
お近づきにはなりたくないわね……性格ヘンだし)
(だから、さっさと立ち去りたくって立ち上がったんだけど……
近づいてこられたら、立ち去ると逆に失礼ね。こんな女に嫌われたところで、
私はどこも痛くないけど、そういう考え方は『王』たる私の生き方にはふさわしくない)
(「お使い」に行かせた下僕――ああ、『恋人』だったかしら……
彼が戻ってくるまでのいい暇つぶしになると思って、相手してようかしら)
576
:
五十嵐 葵『フリーク・オブ・ネイチャー』
:2010/01/13(水) 21:28:49
>>575
『ま、私に初めて会う人にとって、こんな声は『奇異』でしょうね』
男声で体勢を崩した女性に話しかける。
幾多もの人を驚かせた『特技』……まずはこれで話しかけるのが「葵流のあいさつ」なのだ。
「あなたは…演劇に興味があるんですか? 何か好きな物とかあるんですか?」
577
:
臨在院 泉『パートタイム・ラヴァー』
:2010/01/13(水) 22:25:33
>>576
(うう…………)
「いえ……。私は、演劇鑑賞とかはあまり…………」
女性は苦笑しつつ答える。
見方によっては、声がころころ変わる葵への対応に困っているようにも見える。
(頭が痛いわ……。こいつ…………。
いわゆる『天然』っていう人種かしら?
会話が成り立たない…………。さっき、「『恋人』が来るまでの暇つぶし」
って言っていたけど、「『恋人』が来るまでの辛抱」って言いなおした方が良さそうね……)
「好きなもの……は、お友達と遊んだり、喋ったり……そんな感じです」
……普通だ。回答はどこまでも普通な女の子のものである。
本が友達の大人しい人格でもなければ、毎晩遊び歩いている様子もない……。
「あ、私、泉――って言います。臨在院 泉です。
ここで会ったのも何かの縁……宜しくお願いします」ペコリ
女性が自己紹介をしつつお辞儀をした。
そういえば、まだ名前を名乗っていなかった……。
一緒に話すと言うのに、名前を知らないというのも奇妙な話だ。
578
:
五十嵐 葵『フリーク・オブ・ネイチャー』
:2010/01/13(水) 23:10:00
>>577
「そうですか……泉さんですね。私は葵、五十嵐 葵です。
よろしくお願いします……縁、ですか」
見た感じ普通の高校生だと感じ、ニコニコ笑顔で見る葵。
泉の思っている事をしらず、普通の女子高生だと思っている。
「私は……本とか読んでいたり、それから皆とカラオケですね。
あ、歌とかに興味はありますか?」
また話を持ちかけてきた……完全に葵のペースに引き込まれていく。
579
:
臨済院 泉『パートタイム・ラヴァー』
:2010/01/13(水) 23:31:47
>>578
(……今、天然と考えたけど…………)
「歌は……まあ、特別興味があるわけではないですが、人並みには」
女性は顔に微笑をたたえつつ答える。
先ほどから、笑ってばかりで変わりばえのない表情だ。
(『天然でバカ』に訂正したほうがよさそうね。こいつ。)
(さっき知り合ったばかりなのに、不用心すぎでしょ)
「歌、好きなんですか?」
女性はニコリと笑って質問する。
五十嵐が歌好きなのだと思ったのだろう。
580
:
五十嵐 葵『フリーク・オブ・ネイチャー』
:2010/01/13(水) 23:55:38
>>579
「…『救われたから』」
すると、少し物悲しそうな口調になった。
泉の元を離れて、懐からイヤホンとMP3プレイヤーを取り出した。
そしてその場で『ダンス』を踊り始めた。
「私、昔いじめられていたんですけど、『音楽』が好きだったんです。
負けずに音楽に取り組んでいたら、信じられなかったんですが……
『音楽大』の推薦を手に入れたんです。それから演劇を始めて、今は寂しくありません」
昔話をしながらもダンスをしている。
一目見ただけでも、その『キレ』や『ステップの速度』。
そして片手を地面につけると、勢いのまま片手で立ちあがった。
まるで多種多様なダンスのメドレーを見ているみたいだった。
「だから……歌は好きです」
元の体勢に戻って、MP3プレイヤーを外す。小さくだが、音楽が流れている。
そして、泉を見つめた。
581
:
臨在院 泉『パートタイム・ラヴァー』
:2010/01/14(木) 18:25:10
>>580
「『救われたから』?」
きょとんとして復唱する女性。
そして、ダンスを踊り始める葵をポカーンと見つめはじめた。
「うわあ、すごい。ダンス、お上手ですね」
昔話をしながらダンスを踊る葵に、女性は見るものを安心させるような笑みを浮かべる。
女性は微笑みながら、葵のダンスの動きを観察するように眺めていた。
. .
(なるほど……確かに動きのキレや速さはなかなかね。
だてに『音楽大』の推薦を取ってるわけじゃない、か…………。
しかも、身のこなしも結構なものね。ハンドスプリング……言うのかしら?あれ。
あんなこと出来る女性は、そうそういないもの……)
(そこのところは素直に感心するわ。スゴイことはスゴイもの)
(でも)
(……やっぱ変人ねえ……。
いきなりダンスを踊り始めるあたりとか、演劇の練習してたから
気分も役になりきっちゃってるのかしらね。見てるこっちが恥ずかしくなってくるわ)
「なるほど、葵さんにとっては、「音楽」は自分を救ってくれた恩人みたいなものなんですね」
女性はいかにも感動したような口調で、踊り終えた葵に話しかけた。
582
:
五十嵐 葵『フリーク・オブ・ネイチャー』
:2010/01/15(金) 00:04:57
>>581
「…そう言う事ですけど…、これでまた「問題」がありまして…」
頭をぽりぽり掻いて、何故か苦笑する葵。
「私の推薦入学した『音大』…「女子大」だったんです。
入学時に先輩がたから『期待の新人よ!』とかって言われて…。
元々部活動には入る気は無かったんですけど、何故か異常なアプローチで演劇部に入部したんです。
それに……『カラオケ』の時に私歌ったら、次の日『葵姉様』とかの異称が何故か…」
……これは一応ちやほやされているみたいだが、葵は何故かそれが嫌らしい。
583
:
臨済院 泉『パートタイム・ラヴァー』
:2010/01/15(金) 00:31:57
>>582
「も、もしかして、葵さんって、「ソッチ系」の……?」
女性の頬が紅に染まる。
どうやら『レズビアン』だと勘違いされたようだ。
(やっぱり『天然でバカ』なだけあって、世渡り下手ねえ)
心中で葵を嘲笑う。
(イヤなら隠せばいいのに。そうやって能を見せびらかすバカは破滅するのよ?フフフ)
584
:
五十嵐 葵『フリーク・オブ・ネイチャー』
:2010/01/15(金) 20:54:26
>>583
「いやいや違います!違いますよ!!
私は「ソッチ系」とか、勝手に皆さんが決めているだけですし!
それに私には!」
言いかけた時、ハッとなり手で口を塞ぐ。
「……何でもありません……あの、こんな事聞くのは失礼ですけど」
泉に対して、態度を改めて戻す。
「泉さん、ここで何をしていたんですか?」
585
:
臨在院 泉『パートタイム・ラヴァー』
:2010/01/15(金) 22:11:34
>>584
「冗談ですよ、冗談」
イタズラっぽい笑みを浮かべる女性。
見事に乗せられたようだ。
(へえ、『好きな人』……いるのね。
そんな感じには見えなかったから余計に意外だわ。
まあ、私の知ったことではないけど…………)
「ああ、私ここで友人を待っていたんです。
今、向こうの方へお使いをしてもらっていて……」
(そういえば……『恋人』、遅いわね。
いつもならこのくらいの時間には、既に着いていてもおかしくないのに。
……また何か問題起こしていなければいいけど…………)
「ちょっと、遅いですけどね。
あはは、どこかで寄り道でもしてるんじゃあないでしょうかね?」
586
:
五十嵐 葵『フリーク・オブ・ネイチャー』
:2010/01/15(金) 23:29:35
>>585
「近い状況だから冗談に聞こえて、冗談じゃないんですよ……」
マンガなら細線目になって、滝のような涙を流しているだろう。
(あー、ギリギリセーフ。『彼氏』の名前を言う寸前だったー、危ないー)
「……まさか、「事故」にでも遭ったんじゃないでしょうか?
なんか不吉な事言ってしまいますけど、早く戻ってくるといいですね」
泉の友人が遅い事に、少し心配をする葵。
587
:
臨在院 泉『パートタイム・ラヴァー』
:2010/01/16(土) 02:06:10
>>586
「い、色々と苦労なさってるんですね……」
女性は苦笑しながら同情している。
おそらく五十嵐の考えていることなど理解できていないだろう――。
(まあ、そうは言いつつもまんざらじゃない、ってところかしら?)
「ああ、事故……は多分大丈夫だと思います。
歩道に車が突っ込んでこない限り、怪我はしないでしょうし――」
(何より、そんなことになったら『恋人』よりドライバーの方を心配するわ。
妙な因縁(俺とあの人の仲を引き裂く為に轢いたな!とか)をつけて
殴りかかったりしなければいいんだけれど…………)
「多分、もうすぐ来ると思います」
588
:
五十嵐 葵『フリーク・オブ・ネイチャー』
:2010/01/16(土) 02:29:06
>>587
「まあ…はい、でも皆は私をからかっていても『信頼』出来る親友です。
だから……毎日は楽しいです」
『信頼』……彼女にとってはもっとも大切なものだろう。
と、葵のケータイが鳴る。ポケットから素早く取り出すと電話に出る。
「はい、葵です……剣崎先輩!
どうしたんですか? はい、「打ち合わせ」?
ひょっとして、『騎士団』のですか? はい、はい、分かりました。
じゃあ、あづまっちやアッキー先輩にも伝えておきます。では」
電話をきると、泉を見て言う。
「そろそろ友人さんも来るようならば、私はここで失礼させて頂きますね。
それじゃあ……お元気で、泉さん!」
そう言うと、葵は春海湖から去っていった。
589
:
臨在院 泉『パートタイム・ラヴァー』
:2010/01/16(土) 10:11:49
>>588
立ち去る五十嵐を笑顔で見送る女性。
最後まで、笑顔ばかりの女性だった。
数分後……
シュタッ
「遅かったですね、どうしたんですか?」
「途中で俺の『恋路』を邪魔する不届き者を始末してきた」
女性の顔は今までとは見違えるほど冷淡だった。
「はあ……やっぱりですか。駄目じゃないですか。
『他人に手を上げない』って約束、破っちゃったじゃないですか」
「も、申し訳ない……!」
申し訳なさそうに頭を下げる男。
「まあいいです。それで、お使いはできましたか?」
「あ、ああ……『おしるこ缶』……。この近くにはなかったから、大変だった……。」
「はいはい。じゃあ、「ご褒美」は何がいいですか?」
「それは……ゴニョゴニョ」
「……ふふ、分かりました。じゃあ、私の家に行きましょうか?」
そういって一組の男女は住宅街へと消えて行った。
590
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/07/23(金) 00:04:21
一人の青年が、サッカーボールを蹴っている。
一本の樹木に狙いに向かって、壁打ちのように。
しかし……コントロールが全然狂ってない。
「………」
徐々に距離を離してきたり、キック力が強まってくる。
それでもコントロールは狂わず、司も冷静沈着に蹴り続けている。
「………」
591
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/07/23(金) 18:39:03
>>590
少年が歩いている。
用事で道を通りかかったところ、青年を確認。
彼の妙技に僕は感嘆の声を上げたぞ。
「おっ!」
「ほほう」
彼の邪魔をしないよう、ベンチに座って見守りたいな。
592
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/07/23(金) 18:40:59
age
593
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/07/23(金) 23:03:22
>>591
どんどんと、サッカーボールを蹴っていく。
戻ってくるときに、ボールを頭上に上げた。
落ちてきたボールがバウンドしたときに、足でボールを止めた。
「………誰だ」
声に気付いたのか、周囲を見渡している。
594
:
未だ名無き者
:2010/07/24(土) 00:04:37
>>593
難なく声の主が見つかった。
やがて、自分とボールに向けられる好意と畏敬の目に気付いただろうか。
道幅くらい離れたところのベンチに少年が座っていた。
貧相な体格だが、佇まいだけはきらびやかと言うか…。
シンプルでありながらも、どこか豪華な服だ。
(スゴイな)
「や、ごめんなさいだね。いいさ、そのまま続けてよ」
青年の身体能力に感動したぞ。
運動音痴はデキる奴に憧れるものなのさ。
595
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/07/24(土) 17:41:00
>>594
(……あいつか…)
視線が自分とボールを見ている。
こちらは体格は普通ながらも、ジャケットとジーンズと活発な服装。
しかし清潔感を感じるほど、清楚な雰囲気を感じるだろう。
すると、ボールを蹴り上げると、膝でリフティングを始めた。
これもけっこう手馴れているようらしく、なかなか落とさない。
……だが、すぐさまやめた。
「……一緒にやるか?」
手に取ったボールを、そっちへと転がす。
596
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/07/24(土) 20:57:29
>>595
自分の方にボールが回って来たのを見て…僕は立ち上がったぞ。
「おっ!ありがたいね」キリッ
おいおい、何だかカッコつけて構えたぞ。
華麗に受け取って、青年と同じく自分もリフティングをするつもりらしい。
「見よ!パパ直伝の僕のボールさばき!エイッ!とりゃッ!…あ痛ぃッ!」
ボールを受け取り続けざまに自分もリフティングに入ろうとしたよ。
つま先でボールを頭上に上げて、ヘディングから始めようと言う魂胆だったが、
そんな実力はないので顔面にぶつかった後、明後日の方向にボールが転がっていった。
(ッ…)
ボゥム ボム…
ボールは、青年から見て左方向に跳ねているようだな。
597
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/07/24(土) 21:33:10
>>596
失笑を堪えつつ、ボールの下へと向かった司。
すると頭上へと蹴り上げて、そのままリフティングをする。
きっとさっきの少年がやりたかったのはこれのはずだと、司は思っている。
「ほっ、ほっ、よっと」
そこから背中へと乗せると、更に踵で蹴り上げて、さっきの樹木に当てようとする。
「オラッ!」
しかしボールは樹木に当たらず、上の枝に葉が擦れて、枝が撓る音を発した。
すぐさまサッカーボールは落ちてきた………。
が、姿形はサッカーボールに似ているが『色』が違った。
黄土と茶の縞模様が目立ち、乱雑に鱗が張り付かれていた。
それは……『スズメバチの巣』だったらしく、巣から大量の『スズメバチ』が出てくる。
「あっ、やべっ」
598
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/07/25(日) 21:32:39
>>597
(あーあ。でも)
(過去の失敗なんぞどうでもいいんだよ!これから何とかすれば)
ポジティブシンキングで恥かしさを堪え、またもや感嘆の声を出した。
「うーん、すごいね。惚れ惚れする」
ボトッ
「うわっ」「は、蜂の巣」
少年は驚愕の表情で固まっているね…。
青年にとってそれは必要無いだろうがとにかく、
彼の助けを得る事はできそうに無いだろうな。今回のアクシデントは。
599
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/07/25(日) 23:27:02
>>598
不快な羽音を鳴らし、司に向かってくるスズメバチの大群。
司もかなり慌てた表情を見せているが、スズメバチから逃げず眼を見据えた。
スズメバチの大群との距離が3m……2m……そして1m近くまで大群が近づいたとき。
「……噛み砕いちまいな」
頑丈な体型に黄金と白銀の肌をした『スタンド』が、司のそばに現れた。
そして腕部に『刃』のようなものが生えると、スズメバチに向かう。
すると高速のラッシュを繰り出し、大群をどんどん切り裂いていく。
600
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/07/26(月) 20:43:55
「!」
少年はVFのラッシュを直視する形になったな。
(いやぁ…驚いた)
スズメバチもあるけどあの青年だ。僕と同じ…、精神の像を持つ者なんてね。
それにだ。パワー・スピード、かなりの物ときた。
しかも、小さくそして宙を細かく動き回る的を見事的確に惨殺…いや、…『斬殺』しているのだ。
「おーい…」
「大丈夫ゥ?」ササレテナイノ?
ラッシュを決める後ろで様子を伺うような声が聞こえる。
おお、少年が貴方を見守る事しかできないのをを許し給え。
彼はそう、道具も無いこの状況下、あまりにも無力なのだから。(彼の脳内を除いて)
601
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/07/26(月) 22:13:06
>>600
「ハァ……ハァ……」
全てのスズメバチを切り裂いた『VF』。
司は像を解除すると、その場に座り込んだ。
「……平気だ………」
かなりのパワー・スピード・精密性。
その代わりの射程範囲内と持続力だろうか、消耗が激しそうだ。
602
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/07/26(月) 23:30:40
>>601
少年が近寄ってきて、声をかけたぞ。
疲れる貴方に質問責めだ。
「すごいね、全部あなたが『切り裂いた』の?」
「汗拭くかい?水筒もあるよ」アイスパンチヤガリガリクンモ
『貴方に攻撃を加えようとした蜂達が一瞬で地面に落ちた』
『皆切り裂かれている』
『貴方は殆ど動いていない』
『何も知らない一般人』が驚く3つの要素。
誰だって不思議に思う。誰だって驚く。誰だって『恐れる』…『怖がる』はずだ。
ただ、少年の声から伝わってくるのは一向に『感心の想い』だけで、
貴方を『いぶかしむ様な声』では『なかった』んだ。
603
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/07/27(火) 13:46:23
>>602
タオルを取ると、顔の汗を拭う。
まだ肩で息をしているが、徐々に回復してきてる。
「………『見えてるのか』? お前。
まさかアンタ、『スタンド使い』か?」
少年の『感心の想い』の声に、疑問の声を出す。
604
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/07/27(火) 19:54:31
>>603
タオルは何だかぎらぎら光り輝いていた。見ると金箔がびっしりと付いてるな…。
貴方が汗を拭いたのは金箔の無い裏面、肌触りも良いから安心して欲しい。
そして、少年は優しく微笑むと貴方の問いを肯定したぞ。
「ええ、そうですとも」
「僕も貴方と同じ、力有る精神の像を持つ者さ。
何事も『同じ穴の狢』ってのはいるものなのだね」
(ベリーグー)
…スゴイスタミナで、雪原に策一輪の花のようだ。
この青年はきっと体育会系なのだろう。
インドアの僕とは大違い。
605
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/07/27(火) 21:10:54
>>604
(……何だ、こいつ? 何処かの金持ちの息子か?
それとも、ただ単に派手好きなだけか………?)
心中で思う。
「そうか……ありがとよ、タオル。
けど俺としたことが、ああなるとはな。予想外だった…」
ボールが引っ掛かったと思われる樹木に近づく。
腕を振って飛び上がると、『VF』が下から青年を押し上げる。
そうして、枝に掴まって「懸垂」の要領で樹木の上へと登り移った。
「おーい、ちょっと来てくれ。
ボールを落とすからキャッチしてくれー」
606
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/07/27(火) 21:21:42
>>605
「ほー」
青年のスタンド技能を見てまたもや驚いたね。
そしてスタンドの使い方をこんな所で学べるとは意外だったさ。
…さて、青年の催促の声を聞いたよ。
「えっ…うーん、面倒くさいなぁもー」
「ここら辺かい?」
…愚痴りながらも、少年は素直に定位置に移動し両手を頭上に構えた。
少年は運動音痴そうだから落とす時も気をつけてやってほしい。
607
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/07/27(火) 23:11:34
>>606
「OK、少し待ってろよー」
ガサガサと葉の擦れる音と、枝が撓る音が聞こえる。
青年と『バイオレンス・ファング』がサッカーボールを捜す。
……青年が見つけたようだ。
「よーし、落とすぞー」
少年の真下に動くと、掴んだ手を離して、サッカーボールを落とす。
608
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/07/28(水) 22:59:52
>>607
青年の合図に応じ、こちらも心構えをした。
「ふふ」
「ばっちこーい」
ヒュゥウ…(ドァシュ!)
少年は見事にキャッチしたぞ。
どうでもいい事だが、何かが刺さるような音がした。
ボールに隠れて少年の腕付近はあまり見えなかったな。
609
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/07/28(水) 23:18:17
>>608
「よっ、どうだ?捕れたかー?」
樹木から『VF』の片腕に捕まって、降りてくる。
そのままボールをキャッチした少年まで近寄る。
610
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/07/29(木) 15:41:34
>>609
「バッチリさ」
青年が降りてくる音を確認、順次ボールを渡したい。
あー、…少年の手は血で濡れているな。
取り損ねて顔にいっちまったかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
ちらと見えた顔に、血は付いていなかった。
611
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/07/29(木) 17:28:04
>>610
「へっ、サンキューな……て、おい! 手、血まみれじゃねぇか!」
『VF』の刃は展開してないはずなのに……何でだ!?
「おい、水筒持っているんだろ!? 傷口洗え! 傷口!」
612
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/07/30(金) 01:06:27
>>611
「…あぁ、ごめんよ。ボール、汚しちゃったけど。
まあ、すぐに消える…って…あ、そーかァ、その手があったかぁ」
少年に傷口は見当たらない。
なのに、貴方はその血がゆっくりゆっくりとその量を増していく様に感じている筈だ。
少年はボールを地面に置いて水筒を出したぞ。
さて、まずは水筒の中身で手を洗いたい。
手の血は簡単に落ちるだろう。『傷口』は僕の手には『無い』のだからね。
613
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/07/30(金) 19:21:24
>>612
「あれ…?」
血が出てるのなら『傷口』があるのに、それが無い?
………こいつ俺の『VF』が見えたんだよな。まさか……。
「お前の『能力』かぁっ!?」
驚く。
614
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/07/30(金) 21:24:40
>>613
「トクトク〜…っとね」 …僕ァ手をゆすぐぞ。
うん、直接的に…YESかNOで貴方の問いには答えるつもりは無いな。
間接的に。そぶりで、伝える。それが『スタンド使い』。
「ごめんよ。ごめんよ」「脊髄反射だったんでさぁ…分かっておくれよ」
少年は貴方に許しを請う。貴方の質問を『否定』してはいなかった。それが『答え』なんだろう。
「10分も立てば塞がるだろうね、その『天使の傷』は。血の方も20分の間に『凝固』して『消え去る』」
「おと!」「安心しておくれよ。流れ出る血は綺麗なもんだからね。なにせ僕は菜食主義だから」
さて、…分かったかい?
ボールだな。『血』がトクトク流れ出てるのは貴方のボールだ。
615
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/07/31(土) 20:16:27
>>614
「て、『天使の傷』ぅ〜? 何だそれ、「聖職者」みたいなこと言うなよ」
ボールを手に取り、『流血』を見る。
「うわぁ……これ、お前の『血』か? 『能力』を見るからにして。
……これは『偽創』とかに使えそうだなー。それから、何でも好き嫌い無く食べろよな」
料理好きだからこそ、言えることだ。
616
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/07/31(土) 20:59:55
>>615
『天使の傷』は、何か針のようなもので貫かれたような形をとっているよ。
無生物から血が流れる様は都市伝説でも良く取り上げられる『血の涙を流すマリア像』を想起したかな?
不気味に感じたか神秘的に感じたかは貴方の判断に任せるよ。
「何言ってるんだい。おかげで見てよこの綺麗な血を」
しかし他人のものを汚しておいて図々しい奴だと思わないか?
意訳すれば「菜食主義だったからこのボールについてる血は汚くないよ!」という屁理屈だ。
ついでに、これまでに少年が発言したことを纏めれば30分で全てが元通りになるようだな。
「しかし、『偽創』かぁ…うん。その案頂き。でも、『誰かと組めば』もっと『攻撃的』な能力になるんだよね」
「例えばその血濡れボールさぁ…貴方のスタンドが、他のスタンドに向けて投げつけたらどうなるかな?」
617
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/07/31(土) 21:16:37
>>616
「…なあ、これ誰がどう考えても『不気味』がるぞ。
誰だってそうだ。俺だってそう感じてる」
若干ひいているが、元通りになるのならばいいと考えてる。
「ふーん……俺の『スタンド』でか? あ、これ「固まる」か?
それなら、いろいろ『応用』とか出来そうじゃないか? 俺と違って」
俺の『VF』は『刃の発現』が能力だからな………。
618
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/07/31(土) 21:57:52
>>617
「ふ〜ん。そうかぁ…まあ一般論ではそうだろうさ。でも世の中にはそういう変態…じゃないや」
「これを芸術的、神秘的な現象と捉える人もいるんだよね」
持論を語った後、青年の問を肯定するぞ。
「…30分だね。瘡蓋みたいになるからベリベリと剥がしても良いさ」
「刃の発現…良いじゃない。両刃じゃないなら、斬るだけじゃなくて峰を使って色々できそうだ」
「解答は…DFが起きる、だよ。
…この血を帯びた攻撃はスタンドにダメージを与えるから。
そう、貴方レベルのパワー、スピード、精密動作性があれば、
『スタンドはスタンドでしか倒せない』から派生した
『スタンドでガードし、投擲の勢いを緩める』
『スタンドで投擲物を弾く』
etc…
こんな理論が殆どの場合看破されるんだ。
そういえば、貴方もだいたい同じ事が出来るんじゃないかな?」
619
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/08/06(金) 10:45:21
>>618
「?」
DFが起こる?
血が帯びた攻撃がダメージを与える?
俺の『VF』にも同じ事が出来る?
「……どういう事だ?」
620
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/08/06(金) 21:49:34
>>619
屈み込んで近くの枝を掴む。
「そーだなぁ…」「あなたのスタンドを出してみてくれないかな…?今ここで」
少年は図々しくも貴方のスタンド!の露出を望んでいる…。
―――というのは嘘だ。幻想だ。
簡潔に言えば「スタンド出せ!」という事だろう。図々しいことに変わりは無いが。
この少年は、長文使ってまで説明した自分の主張を立証したいのだ。
621
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/08/06(金) 22:25:38
>>620
「ああ、いいぜ」
まったく意図が分からないが、後ろに『バイオレンス・ファング』を発現させる。
「けど、その『血』でどうやってダメージを与えるんだ? 精神的な意味でか?」
622
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/08/06(金) 23:33:24
>>621
「誰がうまいこと言えとなんとやら、って奴だね」
「こう回り込んで」
「ハァーッ!!」
『VFの顔面』に、貴方から見て右方向から少年の持った木の棒が投擲されたッ。
無論、『すり抜ける』な。
623
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/08/07(土) 13:15:23
>>622
「うおっ」
『VF』向かって木の棒が飛んできて、何事もなかったかのように『すり抜ける』。
「……な、何をするんだ。これでDFを証明できるのか?」
624
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/08/07(土) 13:38:37
>>623
「さて。次はこのボールを投げるさ」
ぼむ、ぼむぼむ、ぼむ…
少年は、件の血塗れボールを手に持った。
『VF』の胸に向けてボールを投げつけたいな。思い切り。
「この血は…スタンドの産物。つまりスタンド液」
バシュアッ(投げつける音)ス精CC
「血を帯びた、いや、纏った物は『スタンドに干渉できる』…そういう仮説さ」
「名づけて『ST』…『スタンド・コーティング』」
仮説が正しければ『すり抜けない』…そういう結果になる。
『VF』の耐久性が人並みなら、DF、ダメージフィードバックにより貴方は胸の辺りが痛くなる筈だ。
力が弱いとは言えども、この距離だからな。
625
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/08/07(土) 18:20:02
>>624
今度投げてきたのは『血に濡れたサッカーボール』。
これは……『当たった』。スタンドと…干渉した!?
「つう……マジかよ……。こんな事が出来たのかよ……」
胸の辺りを押さえて、少し痛いリアクションをする。
「………ああ、『俺も似たような事が出来る』ってこういう事か?」
血塗れボールを『VF』が手に取ると、『VF』が触れた箇所以外から、『刃』が生える。
ボールは一種の『スパイクボール』のようになった。
「……他にも、俺の全身を丸めて攻防一体の体勢とか出来るんだがな……」
そう、これの応用法はいろいろあるが、司は「前の戦い」の事を引きずっている。
626
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/08/08(日) 15:28:43
>>625
「ほう」
スパイクボール!カッコいいね。
応用の多いスタンドはやはり格好がいいものだ。
…と、
「?」「なにやらお困りの様子」
、 、
大変だったな…。
しかし、貴方の失敗などこの少年は知る由も無く、質問を飛ばした。
「どうかしたのかい?辛気臭い顔をしているね」
627
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/08/08(日) 21:08:04
>>626
「……俺に聞くな」
(……ああ、気にしすぎだ俺! あの時は何考えてたんだ。
あれはもう「俺の勝利」の話だろ、もう考えなくていいじゃねぇか…)
自分の心の声で、過去の失敗を抑制する。
そして、サッカーボールの瘡蓋を『VF』でベリベリ剥がした。
「……そう言えばお前、名前は何て言うんだ?」
628
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/08/08(日) 23:39:03
>>627
剥がした瘡蓋はだらしなく地面に落ちた…。
ボトッと。
「僕かい。そういえば名乗ってなかったね…。スポーツ兄さん?」
「…クリシャ。九里砂 等真(とうま)」
「友達には発音や血縁からクリスと呼ばれてるよ。ハーフだからね」
629
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/08/08(日) 23:51:42
>>628
「俺は…真道司、『真の道を司る男』だ」
右手の人差し指で空を指差す。『VF』も合わせて、指差した。
「ちなみに俺のスタンドは『バイオレンス・ファング』………。
よろしく頼むぞ。クリス」
手を差し出して、握手を求めてきた。
630
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/08/09(月) 00:11:36
>>629
「マーヴェラス。フフ」
「良い名だね」
司が手を差し出すと同時に、その手の中に僕も手を滑り込ませたぞ。
ギュムッ
「こちらこそ」
631
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/08/09(月) 00:31:25
>>630
「ああ」
グッと握手すると、手を離す。
そして、ボールを持つと後ろを向く。
「じゃ、俺はそろそろ行くぜ。またな、クリス」
そう言って司は春海湖を出た。
632
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/08/09(月) 00:50:24
>>631
「バーィ」
(さて、急ぐかぁ)
少年は湖を出て道の先に消えた。
633
:
津久見『ジェリー・ゴールドスミス』
:2010/12/10(金) 00:30:36
ベンチでぐったりしている。
「ウェアー」
634
:
鬼龍 獅狼『ティアーズ・オブ・ザ・ドラゴン』
:2010/12/10(金) 23:29:08
>>633
ベンチでぐったりしていると、ベンチの前に一人の男が立つ。
「おい、津久見。そんなところでぐったりしてるんだ」
635
:
津久見『ジェリー・ゴールドスミス』
:2010/12/10(金) 23:37:39
>>634
「あ?」
地味に仲良くない男が来たせいか、額にしわが寄る。
「別に何もしてねぇよ。」
636
:
鬼龍 獅狼『ティアーズ・オブ・ザ・ドラゴン』
:2010/12/10(金) 23:47:47
>>635
「…休憩中か」
隣に空いてるベンチが在れば、隣に座る。
なかったら、津久見の足がある方に立つ。
「……津久見、この前のことだが……『謝る』。本当にすまなかった」
637
:
津久見『ジェリー・ゴールドスミス』
:2010/12/10(金) 23:53:35
>>636
隣のベンチに座る。ある程度は距離が開いている。
「今さらだろ。父の日の事も含めて、な。」
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