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スタンド小説スレッド3ページ

83( (´∀` )  ):2004/04/24(土) 11:15
クソッ!絶体絶命かッ!
そう思った次の瞬間、ドア付近に赤い毛玉が見えた。
そして秀才モララーが俺達の目の前から消え、ドアの近くで宙に舞っていた。
「ムック・ブーストッ!」
赤い毛玉はそう叫んだ。
「アナタ達は・・巨耳さんの・・ッ!」
「Yes,オフコース。」
銀髪の可愛いお嬢ちゃんはそうつぶやく。
「気をつけてくださいッ!コイツの能力は・・」
弟者が説明しようとすると咄嗟に秀才モララーは起き上がる
「遅いわァッ!『お前らは・・』」
パン!パン!パン!パン!
四回の銃声が響いた
すると秀才モララーの四肢から血が吹き出て崩れ落ちる。
「能力を聞くまでもなかったな・・。しかし遅いな。何かしら『キーワード』をいうスタンドらしいが
私達の様な速攻型との勝負には向いてなかったな。」
秀才モララーが怒りで震えている
「フ・・フ・・フザけるなァァァァッ!『お前らは・・』」
しかし今度は赤い毛玉のストレートが顔面に直撃した
「超ムック・キャノン零式ィッ!」
秀才モララーは凄いスピードで壁まで吹っ飛んだ
・・・気絶したのだろうか、思いっきり鼻血を出し、起きる気配は無い
「ヤレヤレ、巨耳が心配だからといって見に来て見れば・・。」
「来て見て正解だったですNE。」
・・っていうかこの人達・・
「強い・・。」
「アア、アットウテキダ。」
ヌゥッ。台詞をとられた。
「自分でもここまで強くなってるとは思わなんだ。」
「暫く私達ただの噛ませ犬みたいな存在でしたKARA、嬉しいですZO。」
赤い毛玉はガッツポーズをとる。
「・・しかしこやつのスタンド能力は一体?」
銀髪のお嬢ちゃんは首をかしげる
「この霧、見えますよね?」
弟者は空中を指差す
「ええ、見えますZO。」
「コレヲスウトナ、アイツノ『カイタリ』、『イッタリ』スル『ウソ』ガ『ホント』ニミエルンダ。」
マイウェイが説明する
「ふむ。つまり幻覚系スタンドというわけか・・ムックッ!」
銀髪のお嬢ちゃんは赤い毛玉の方を向いた
「了解ッ!『ソウル・フラワー』ッ!」
全身花で出来た様なスタンドが現れ、地面に手をたたきつけた
すると巨大な花が何本も出てきた
「この花は成長がとても早いのですZO。なのDE・・。」
周りの霧が一気に吸い込まれた。
「NE?」
弟者も俺もポカーンとした
「そしてコレをもう一回殴ると・・」
見る見るうちに花はしぼみ、消えていった。
まるでプチマジックショーだ。
「そして・・アレか。」
秀才モララーの右手には銃が握られてやがった
「ま・・まさか・・ッ」
弟者と俺、更にマイウェイの顔色が真っ青になる
「俺達・・あのまま突っ込んでたら・・あの銃で・・。」
震えがとまらない。助けに来てくれてよかった。
「SATE。とりあえず巨耳さんから預かったこの手錠をかけましょうKA・・。」
赤い毛玉は特殊な手錠を取り出し、気絶してる秀才モララーにかけた
「この手錠はモナメリカという国にある通称『水族館』と呼ばれる
『スタンド使い専用収容所』の手錠だ。今はまだ小さな刑務所だが、そのうちとてつもない発展を迎えるだろうな。」
銀髪のお嬢ちゃんは自慢げに言った。
「SA。それじゃあキャンパスを再検索してもらいましょうKA。」
赤い毛玉は手錠をかけ終わると立ち上がり、俺の方へ向かってきた。
「それでは私はこやつを刑務所に叩き込む準備をしよう。」
銀髪のお嬢ちゃんは気絶した秀才をひょいと持ち上げるとそのまま扉をあけ出ていった。


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