したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

スタンド小説スレッド3ページ

287丸耳達のビート:2004/05/08(土) 23:05


  ―――ああ、なんだ。そんなことか…馬鹿だね、しぃは。


 す、と頭を撫でる。
両手でそっと頭を固定し、瞳から零れそうな涙を舐め取った。


  ―――僕がそんな理由で、誰かを嫌うことなんてないのに。


 ぴちゃ、ぴちゃ、と目尻を舐めた。
目元だけではなく、額を、瞼を、頬を、耳を、長く伸びた舌が這い回る。


  ―――汚れてる?違うよ。だって、こんなに綺麗な体をしてるじゃないか。


 唇を重ねる。舌先で唇を割り開き、舌を絡めた。
「ふ…んぅ…」
彼女の舌を口腔内に招き入れ、牙で軽く甘噛みする。
 舌が唇から離れると、ねとっこくなったお互いの唾液が、つう、と糸を引いた。


  ―――僕も、君のことが大好きだよ。


 唇から離れた舌が、体を這い回る。
「ふぁ…ゃ…!」
 紅く残る線を、舌がちろちろとなぞる。
胸の上あたりに、少しだけ血の滲む傷を見つけた。
 唇を尖らせて、傷口に吸い付く。
ほんの少しだけ感じる、血の味。

              ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
  ―――――そう…食べてしまいたいくらいに―――


 前戯は…ここまで。
はぁぁ、と呼気が漏れる。


 上下四本の太く長い牙が、ぬらり、と光った。


  /└────────┬┐
. <   To Be Continued... | |
  \┌────────┴┘


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板