[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
スタンド小説スレッド3ページ
147
:
さ
:2004/05/01(土) 16:00
「さて…」
丸耳は俺の方を向いた。
「モナー君とリナーさんに、少し話があります。今からASA本部ビルに御足労願えませんか?」
話があるだって…?
ASAは、俺とリナーが人に害を及ぼす存在である事を察知しているはず。
誘い出して、罠に嵌める気か?
「多分、モナー君が想像しているような件ではないですよ」
丸耳は、俺の思考を見透かしたかのように言った。
「正直、今のASAに君達をどうこうしている余裕はありません。今回は、取引の申し出に来たのです」
そう告げる丸耳。
ASAが、俺達と取引だって…?
「ASAは、現在大変な苦境に立たされています。そこで、協力してほしい件があるのですが…
もちろん取引と言う以上は、そちらにも見返りがあります。
そちらからも喉から手が出るくらい美味しい話だと思いますが…」
丸耳は思わせ振りに言った。
公安五課に続いて、ASAからも協力要請か。
俺達の存在は、思っていたよりも大きいようだ。
そして、各組織が独自に動き出している。
どうやら、俺達も傍観していられる立場ではなくなったらしい。
「リナーはこの町で100人以上の人間を殺したし、モナもどうなるか分からないモナ。
それでも、モナ達と取引するモナか…?」
俺は丸耳を見据えて言った。
丸耳は、少し間を置いて答える。
「…個人的な憤りはありますが、最初に告げたように今のASAはそれどころではありません。
現在のASAには、明確な敵が存在していますから…」
少しだけ、丸耳の感情が視えた気がした。
彼は、補佐と言う役職に埋没し、自らの感情を表に出す事は滅多に無い。
それゆえ、しぃ助教授の付属品のように見える事もある。
だが… そんな彼の衣が、少し薄れたように受け取れた。
…とにかく、『アウト・オブ・エデン』で視た限り、丸耳の言葉に嘘は無いようだ。
話だけでも聞いてみる必要があるだろう。
喉から手が出るほどの見返りと言うのにも興味があるが、無下に断ってASAを敵に回すのも得策ではない。
「…分かったモナ。リナーを呼んでくるモナ」
ASAなら、俺達を日光に晒さずに本部ビルまで連れて行く準備はあるだろう。
俺は、リナーと共にASA本部ビルに向かう事にした。
/└────────┬┐
. < To Be Continued... | |
\┌────────┴┘
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板