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『ヘムロックの望郷』
809
:
鳥越 勇司『シンプル・プラン』
:2010/10/08(金) 03:19:21
>>807
「ちょっ、大丈……行っちゃったよ」
『梅子』は心配だけど、あれくらいなら自分で何とかするだろう。
上手いこと隠れてくれたし、あとは僕らが頑張るだけ。
>「よろしくてよ、ですよっ」
> 『タァンッ』
> 『ビスッ』
『橘 瞳真』と、銃弾のあたった所を交互に見る。
ここに来て何という文明の利器。
(拳銃って……結構やばいな。
しかもゴテゴテしてて、セレブでも気取ってるのか!?)
心の中で呟きながら、そろりと狙われている『白峰』から離れる。
ただ静かに、『橘 瞳真』の意識の外に逃れるために。
完全に空気になれたら『スタンド』を出しておきたい。
810
:
『ヘムロックの望郷』
:2010/10/11(月) 00:26:20
>>808
「んー、そうですねっ。
それじゃあ〜……『あなただけなら逃がしてあげる』。
だからこの場は少し『静観』しててくださいね、って言ったらOKしてくれますかっ?
私の独断と偏見から巻き込まれたアナタからしたら、何を都合のいいこと言ってんだって思うかもですけど。
『ザルク』さんを狙う糞どもと、その同行者のゴキブリ野郎は……絶ェ〜〜ッッ対にっ、生かしちゃあおけないんですよねっ」
銃口は変わらず『白峰』を向いている。
その距離は『8メートル』ほど。
だが両者の間には……というか足元には伸びた『蔓』だちが這っている。
>>809
空気になれたかはわからない(何故なら↑、彼女の殺意の矛先は他ならぬ君なのだ)が、
『スタンド』を出そうと思えばすぐに出せるくらいの気持ちにはなった。
『ジュル』
刺さった『棘』から『蔓』が伸びてきている………『鳥越』の指先が白く冷たくなっていた。
811
:
鳥越 勇司『シンプル・プラン』
:2010/10/11(月) 00:58:43
>>810
(……このまま『白峰』に注意が行ってればいいんだけどね)
『シンプル・プラン』を出す。
とりあえず出すだけ。
812
:
白峰 黒縁『ヒブリア』
:2010/10/19(火) 21:06:32
>>810
なんと答えるのか?
もちろん「OK」に決まっている――『彼女でさえなければ。』
そんな答えが脳内に出て、気づいた。
「あー……『だから』、『何より』、なのか」
だとしたら納得だ。そりゃあ殺せる機会があるならそうするだろう。面倒だもの。
とはいえ、殺されてやりたいとは思わない。
彼女にOKと言ったところで無駄だ。この問いかけをされた時点で、無駄が確定している。
だったら、そう……。
他人へのわずかな『期待』と……自らの『執着』を使うことにしよう。
……ここで死んでなんてやるものか。
『ヒブリア』で自らの『左腕』を『肩口』から『ブッ飛ばす』。
それが落ちる前に『ヒブリア』の『右腕』でひっ掴み、断面を、『膜』を見せつけたい。
「それで、まず俺から終わらせるのかな。
俺は死ぬのに人の手を借りない主義なんだが。困ったなあ」
813
:
『ヘムロックの望郷』
:2010/10/19(火) 22:12:05
>>811-812
「ええ!
面倒な用事は先に済ます主義なんです………
?」
『白峰』の行動に『瞳真』は小首をかしげる。
「……あ、どうぞどうぞ続けてくださいっ。
人の手を借りないつもりならば、どうぞ自らの手で。
私も弾を無駄にしなくって済みますし………」
『カチリ』
言いながら『瞳真』は微動だにしない。
『銃口』は変わらず『白峰』自身を向いている。
銃の撃鉄を起こす、冷たい音だけが『時報』のようにいやに響く。
>>811
指先の『蔓』の先に、『バラ』のつぼみができている。
ちっちゃくってかわゆい花だぞ。
『バラ』の花びらが色づくのと反比例するように指が蒼ざめ冷たくなっている。
814
:
白峰 黒縁『ヒブリア』
:2010/10/20(水) 17:43:05
>>813
「だったら撃鉄あげんなよ。怖ぇよ」
持ったままの『腕』を真上に放り投げ、落ちてきたところを受け止める。
コツも何もいらない『お手玉』か『ジャグリング』のように。
もう一度。
「それとも死に損ねたときの介錯のつもりか。真っ直ぐ脳でも撃ち抜くつもりか。
『俺の好きな死に方で良い』というのなら、そんな気味の悪いことはしないでほしい」
もう『腕』で遊ばない。
(……『既に仕込みは済んでいる』。
動かず。
逸らさず。
大型の拳銃を構えたまま。
これはひとつの幸運かな。上乗せ『1パーセント』くらいの。
だから、もう限界。
……『1パーセント』だけ期待すんぞ。『鳥越』よ)
815
:
鳥越 勇司『シンプル・プラン』
:2010/10/21(木) 14:26:25
>>813
『カウントダウン』開始、『二秒』で『瞳真』に向けてダッシュ。
その勢いのまま相手の顔面を真正面から平手打ちし、あわよくば転ばせたい。
そして僕は『カウントダウン』している間に、しゃがんで地面にドアノブをつけたい。
ドアノブはもちろんつかんだままだ。
(僕でこれなら『梅子』はもっとやばいんだろうな……
早めにケリつけないと。
僕だって、流石に人生で二度も撃たれたくないし)
『拳銃』の矛先をぼんやり眺めながら、そんなことを考えた。
816
:
『ヘムロックの望郷』
:2010/10/24(日) 23:41:47
>>814-815
「後者ですね。
まっすぐ頭を狙ってあげようかなって思ってますっ。
この角度なら、私からは一番そこが狙い易いですもーん」
『白峰』の言葉に上機嫌の『瞳真』はコロコロと笑う。
『1!』
『2ッ !』
その間に、『ドアノブ』を置く『鳥越』の『シンプル・プラン』がカウントを終えた。
『2秒』の時を越え『シンプル・プラン』が『瞳真』の顔面を殴りつける。
だがその瞬間………
『バ
サ サァアア ――――z____ッ』
『瞳真』の上半身が爆ぜ、大量の『蝶』が舞い飛ぶ。
鮮やかな青をベースに黄と黒のアクセントが効いた美しい『翅』をしているが――その裏。
まるで『ジグソーパズル』の『ピース』のように『翅』には『瞳真』の目が映っていた。瞬きをしている…。
別の『蝶』の『翅』には『瞳真』の唇、肌、髪……『東屋』の柱の年輪が映ったものもある。
「キャ――――ァハッ♥
無様失態カッコ悪いッ! ヤッパリ全然、全然ダメダメッ『鳥越』君ッ!
『ヘイゼル・アイズ』ッ!!コレガ私ノ『スタンド』ヨッッ!!』
聞いたことのある異質な『声』が嗤う。
817
:
白峰 黒縁『ヒブリア』
:2010/10/25(月) 19:51:10
二三、質問をさせてください。
上半身が爆ぜた際、『銃』はどうなりましたか?
『蝶』の中身は、少なくとも見える範囲には何もない、ということでしょうか?
>聞いたことのある異質な『声』が嗤う。
とは、
『瞳真』ではない別の誰か、なおかつ、『白峰』も聞き覚えのある声
でしょうか?
818
:
『ヘムロックの望郷』
:2010/10/28(木) 22:55:53
>上半身が爆ぜた際、『銃』はどうなりましたか?
まだ『瞳真』が持っている。
肩のあたりも派手に吹っ飛んで、体は繋がっちゃあいないが銃を持つ手はそのまま……のように見える。
>『蝶』の中身は、少なくとも見える範囲には何もない、ということでしょうか?
見える範囲にはなにもない。
>『瞳真』ではない別の誰か、なおかつ、『白峰』も聞き覚えのある声
少なくとも『白峰』は聞いたことがなかった。
819
:
白峰 黒縁『ヒブリア』
:2010/10/29(金) 19:06:28
ありがとうございます。
もう一つお願いします。
>>807
で銃声と着弾がありましたが、発射の瞬間や、煙や火花、排莢など、
『瞳真の持っている拳銃から撃った』と確信できるなにかを『白峰』は目撃していましたか?
820
:
『ヘムロックの望郷』
:2010/10/30(土) 00:15:18
>>819
しっかりと銃口を見据えていた『白峰』だが、『確信』は無い。
わずかに距離が離れているとはいえ『煙』も『火花』も『硝煙の香り』も感じられなかった。
『白峰』に届いたのは『銃声』と足元の『銃弾』だけだった。
821
:
白峰 黒縁『ヒブリア』
:2010/11/02(火) 18:41:56
ありがとうございます。
>>816
『完璧な擬態』が出来る以上、『完璧なまやかし』も作れる。
それは道理だ。予感もあった。
……このタイミングでというのは最悪だが、尻尾まいて逃げだそうってホドじゃあない。
「『蝶の本体』は『彼女』じゃあなかったのか。
じゃあ何だよ今までの会話は。ヘリウムか。声マネか。
……つーか『鳥越』、『銃』に気ぃつけろよ。
本物か偽物か分からん上に、『隠されているもう一丁』があるかも知んねえぞ」
そうだ。気になるのは『銃』だ。
『蝶の群体』が『銃』を撃てるというのか?
――撃てるかも知れない、という仮説ならたてられる。
あの『声』からの推測だ。
この場に瞳真はおらず、さっきまでの『声』が偽物だとするならば、それは『能力の範疇』になる。
『瞳真の喉』から『瞳真の声』を発することができるなら、『瞳真の手』で『銃』を撃つこともできるだろう。という推測。
外見上だけでなく、『擬態』したものの『機能まで擬態する能力』。
――その上あれが『銃の擬態』なら、全く問題はない。
たださっきは、『煙』も『硝煙の香り』も感じなかった。
『完璧な擬態』ならそこが奇妙だ。
なら『実銃』を『擬態』で隠していると考えるのがスジだが……。
あの『銃』の近くでないと射線でバレる。だから側にいることは間違いない。
だが結局、はっきりとした場所が分からない!!
……『仕込み』は放っておくと命に関わる。
あの言葉を信じてみるか?
『頭が一番狙いやすい』、と。
『瞳真だったもの』の位置以外で、なおかつその近くに限り、『白峰』の頭を狙いやすい場所……。
彼女が座っていた『テーブル』に、立っている……?
先の弾痕を見直し、入射角をはっきりと確認したい。
(この際視線を逸らすのは仕方ない。
穴が『蔓』で覆われてなきゃいいが)
822
:
鳥越 勇司『シンプル・プラン』
:2010/11/03(水) 00:10:48
>>816
手応えを感じられず、空を切る『シンプル・プラン』の拳。
それをあざ笑うかのように、華麗に舞い飛ぶ『蝶』の群れ。
これは、安易に『スタンド』を突っ込ませた僕のミスだろう。
ショックでうろたえてしまう……
わけがない。
今までの僕とは違う。むしろ闘志が湧いてきた。
「この『声』……『リトライエ』でも聞いたね、しつこい奴だ。
その上自分は正々堂々勝負しないんだから参っちゃうよ」
学校の屋上で会ったときの『瞳真』から考えるに、この『スタンド』の本体は『瞳真』ではない?
この『蝶』の群れが、『瞳真』に『擬態』していたのか?
それとも、『瞳真』自身が『蝶』に化ける能力?
何にせよ、倒すけどね。
「最初っから最後までむかつく『声』だな、言ってることも腹が立ってしょうがないよ。
確かに僕はダメな奴だけどさ、最終的に勝てばいいんだよね、勝負って」
『シンプル・プラン』の拳をふるって、『瞳真?』の銃を叩き落としたい。
823
:
『ヘムロックの望郷』
:2010/11/03(水) 23:50:58
>>821
『シュパ
パァ――z__ッ』
『シンプル・プラン』が殴りつけると『瞳真?』の腕も金色の拳銃も、先程と同様
『蝶』となって散ってしまった。
無数の『蝶』が『東屋』周辺を飛ぶ……その数はざっと『百』を越す。
幸運なことに『蔓』の合間から弾痕はまだ伺えるようだった。
そこからざっと見、推測するに、それは『白峰』の予測より――更にもう少しばかり『上』。
『カラン…』
『東屋』の緩やかな傾斜を描く屋根から、小石がひとつ落ちた。
824
:
『ヘムロックの望郷』
:2010/11/03(水) 23:51:30
>>822
『シュパ
パァ――z__ッ』
『シンプル・プラン』が殴りつけると『瞳真?』の腕も金色の拳銃も、先程と同様
『蝶』となって散ってしまった。
無数の『蝶』が『東屋』周辺を飛ぶ……その数はざっと『百』を越す。
飛び交う『蝶』の『翅』の裏には、『パズル』の『ピース』のように
それまで見えていた『瞳真』や『背景』がバラバラに映っていた……『そういう柄』らしい。
『翅』の柄がグニャリと歪む。
自在に変わるようだ。
825
:
白峰 黒縁『ヒブリア』
:2010/11/05(金) 20:51:02
>>823
そりゃあ頭を狙いやすいだろうな。
しかしあからさまだ。幸運に過ぎる。
『蔓』の『能力』と『蝶』の『能力』は別のものだろうし、ここで気を抜くわけにもいかん。
ただ……考えているだけじゃあ状況は好転しないわな。
いい加減、動こう。
これが罠だろうが知ったことか!
「『そこ』かああああああああああッ!!」
弾痕と瞳真だったものの位置を結ぶ直線上。
今まさに転がり落ちた小石の在りか。
『東屋』の屋根に居るはずの『本体』へ、手にしたままの『腕』を思いっきりブン投げる。
パス精DBB
826
:
鳥越 勇司『シンプル・プラン』
:2010/11/05(金) 21:32:14
>>824
「はぁ、うまいこと騙されたってわけね。
『東屋』の柱の模様がチラッと見えたけど、その辺に隠れてるのかな?」
(今の『翅』の歪み……やっぱり本体は『瞳真』か?)
とりあえず、この『蝶』の群れは直接攻撃してこないみたいだ。
『シンプル・プラン』を『射程距離』ギリギリまで『東屋』に近づかせたい。
827
:
『ヘムロックの望郷』
:2010/11/07(日) 23:52:39
>>825
『ヒブリア』の『腕』は『東屋』の屋根へ、矢のように飛んでいく。
『ポス』
『 ドバ ァッ』
ある一点で『腕』は突然『ワームホール』にでも落ちたかのように消えうせた。
……その一瞬の後に爆発のように沢山の『蝶』が舞う。
『ヒブリア』の『腕』を通し『白峰』の『腕』にも、しっかりと『手ごたえ』が感じられた。
「グッ」
『ガラ』
『ガラ』
『ガラ』
『ド
サァッ!』
『ヒブリア』の『腕』により『東屋』の屋根上からもんどりうって転がり落ちたのは一人の男だ。
落ちた先は『東屋』の外……『蔓』の籠の内だ。
たちまち『蔓』の『トゲ』が彼の体中に突き刺さる。
落下地点はちょうど移動してきた『シンプル・プラン』のほぼ眼前だ。
『シンプル・プラン』の片腕は指先から肘にいたるまで『蔓』で覆われている。
「グッ… くそ」
『『ダグラス・ソーン』! 『解除』ハ……許シマセンッ!!』
起き上がろうとする男『ダグラス』に『蝶』の声が鋭い制止をかけた。
828
:
『ヘムロックの望郷』
:2010/11/07(日) 23:53:10
>>826
動きださんとした矢先、『鳥越』は急な冷汗と眩暈に襲われる。
『ブワッ』
『シンプル・プラン』の指先の『蔓』が現在、肘のあたりにまで幾重にも伸びてきていた。
『ウフッ……サッキカラチョロチョロト遊ビスギ……。
『鳥越』君の『スタンド』ハ『瞬間移動』トイウワケデハ無イノネッ。ワカッチャッタッ!』
『蝶』が『シンプル・プラン』に話しかけてきた。
「グッ」
『ガラ』
『ガラ』
『ガラ』
『ド
サァッ!』
『白峰』の働きにより『東屋』の屋根上から一人の男がもんどりうって転がり落ちた。
落ちた先は『東屋』の外……『蔓』の籠の内だ。
たちまち『蔓』の『トゲ』が彼の体中に突き刺さる。
「グッ… くそ」
『『ダグラス・ソーン』! 『解除』ハ……許シマセンッ!!』
起き上がろうとする男『ダグラス』に『蝶』の声が鋭い制止をかけた。
落ちてきたのは移動させた『シンプル・プラン』のほぼ眼前だ――。
829
:
『ヘムロックの望郷』
:2010/11/07(日) 23:54:49
>>827
追記
ブン投げた『ヒブリア』の『腕』は男に当たった後、『東屋』の屋根の上に落ちた。
まだ『屋根』の『上』にある。
830
:
白峰 黒縁『ヒブリア』
:2010/11/08(月) 16:39:31
>>827
「しゃァッ!」
ガッツポーズでも取りたいところだが、そんな暇はない。全くない。ていうかヤバイ。『鳥越』のあの状況を見れば一目瞭然。
とにかく、この『ダグラス・ソーン』が『蔓』の『本体』であることは間違いない。
そして『力関係のバランス』が見え、『蔓』が『本体の死亡後も残る可能性』が出てきた、ならば。
「今すぐ『蔓』を解除しろッ!
そうすればこちらは『一切危害を加えないと約束する』ッッ!!」
そう言って即断を妨害し、逡巡を誘いつつ、さて『腕』――『ヒブリア』の『腕』だ。
こちらは肩口からブッ飛ばした甲斐があるというもの。
『能力』の使用を意識したまま『肘』や『手首』を動かして、『屋根』の『上』で『腕』をのたうたせる。
『甲』が『屋根』をかすめるたびに、その箇所は薄く削れ、ブッ飛ばされていく――はずだ。
うっかり転がり落ちたりしないよう、そこだけは注意をして。落ちそうなら掴めそうなものを掴んでこらえるようにする。
831
:
鳥越 勇司『シンプル・プラン』
:2010/11/11(木) 08:12:12
>>828
「ッ!!」
ぐっと奥歯を噛んで堪える。
残された時間はかなりなさそうだ、震えが止まらない。
だけど、ここまで来たら根競べだ。右腕一本ぐらいくれてやる。
「……正体が見えてきたのはお互い様さ、このまやかし野郎。
『ザルク』の『瞬間移動チック』な能力にも似たようなタネがあるんだろ?
絶対暴いて倒してやるッ!」
ふらつきながらも、イキがって強がる。
追い詰めてるのはこっちだ、余裕の表情で完勝してやる。
>「グッ」
> 『ガラ』
> 『ガラ』
> 『ガラ』
> 『ド
> サァッ!』
> 「グッ… くそ」
> 『『ダグラス・ソーン』! 『解除』ハ……許シマセンッ!!』
「…『棚からぼたもち』ってやつかな。
ホントにチャンスって奴はどこから転がってくるかわからない。
ありがとう、『白峰』」
『シンプル・プラン』の左手で相手の頭を掴み、『カウントダウン』開始。
「『二秒』だけあげるよ、この『スタンド』を解除しろッ!
自分の『スタンド』に殺されるなんて、そんなドジな死に方イヤでしょ?」
答えが『NO』なら『シンプル・プラン』でボコボコにする。
『二秒』を過ぎたら『シンプルプラン』でボコボコにする。
答えが『YES』なら『シンプル・プラン』でボコボコにする。
832
:
『ヘムロックの望郷』
:2010/11/17(水) 00:33:45
>>830
声をかけた―――が、その約束は速攻で反故になった。
君の目の前で『ダグラス・ソーン』は『鳥越』の『スタンド』による殴打を受ける。
『ダグラス・ソーン』からも『蝶』からも、『白峰』の言葉への返答はなかった。
代わりに(?)黙って殴られている『ダグラス・ソーン』への『蝶』の言葉が聞こえてきた。
『………ソレデイイワ『ダグラス・ソーン』。
『美シイ』ワッ! アナタノ『献身』ハ、キット彼ヲ救ウモノ!』
さて漁夫の利ちっくに『ダグラス・ソーン』を殴りにいった『鳥越』だが、白い顔をして膝をついている。
見ると彼の『スタンド』の腕についた『蔓』がまた伸びていた。現在、肩にまで伸びてきている。
『蔓』のあちこちに大輪の赤い『バラ』まで咲きだした。華やかだ。
一方、『東屋』の屋根の上では『腕』が屋根の一部を削り落とした。
傾斜のゆるい縁のあたりで止まり、安定する。ここからならば、指の力だけでどうとでも動けそうだ。
833
:
『ヘムロックの望郷』
:2010/11/17(水) 00:34:17
>>831
『ダグラス・ソーン』の返答は沈黙だった。
短い『カウントダウン』の後にその顔面は見るも無残にボッコボコになる。
声もなく相手は殴られた――が、『蔓』による包囲はまだ消えてはいない。
『………ソレデイイワ『ダグラス・ソーン』。
『美シイ』ワッ! アナタノ『献身』ハ、キット彼ヲ救ウモノ!』
カンに触る『蝶』の声が耳に届く。
『カウントダウン』終了直後に『鳥越』はその場に膝をつく。
肩にまで『蔓』は伸び、ところどころに大輪の赤バラが咲いていた。
自分の立つ地面が突然粥に変わったかのようなアヤフヤな感覚……眩暈はますます酷くなる。
身体の奥から力の抜けていくような感覚に、かつて『聖ラザリ病院』における記憶がフト蘇る。
834
:
白峰 黒縁『ヒブリア』
:2010/11/22(月) 21:05:01
>>832
「『鳥越』……!」
本体の姿を見せない『蝶』も気にかかるが、とにかく『鳥越』を助けないと話にならない。
『蔓』を今解除しないことがアイツらの利になることは間違いないわけで、それが『鳥越』の不調ってことだろう。
……だがアレを引っこ抜くのはどうだろう。大丈夫なのだろうか。
『ヒブリア』で自分の足の肉なり皮なりを薄く広くブッ飛ばす。
そうして『薄切りハム』みたいなモノを作りたい。大きさは掌サイズくらいか。
それが出来れば、彼らの所へ進む。
ついでに屋根の上の『腕』の位置と、屋根の下にいる彼らの位置との確認ができそうなら、しておきたい。
835
:
鳥越 勇司『シンプル・プラン』
:2010/11/24(水) 04:11:00
>>833
「あ、あれ?」
膝をついてしまったことに、当の本人が一番驚く。
このエネルギーを取られる感じ、覚えがある。
(仕留め損なったか……限りなくピンチだね)
冷や汗たらしながら、『ダグラス・ソーン』の顔を見る。
……と見せかけて、本当の銃が落ちてないか遠目に見て探したい。
『シンプル・プラン』だけ突っ込ませたことを今更後悔しながら。
836
:
『ヘムロックの望郷』
:2010/11/29(月) 00:32:35
>>834
『ヒブリア』で足の肉を薄く削ぐように『ブッ飛ばす』。
望みどおりの薄っぺらい『ハム』が君の手の内にある。
屋根の上の『腕』は屋根の下にいる『鳥越』及び『ダグラス・ソーン』らのすぐ近くにある。
ちょっとその場から転がり落ちればすぐにでもたどり着ける。
(屋根の下といっても全くの屋内ではない。『ダグラス・ソーン』が転がり落ちたその場所なので正確を期すならば屋根の『すぐ側』だ)
『ザ
ザ ザザザ』
飛び交っていた無数の『蝶』たちが、また見えていた『東屋』の風景全てが一瞬崩れ『蝶』になる。
そいつら全てが進んでくる『白峰』に一斉に向かってきた。
『蝶』たちの翅の合間に一瞬、見えていた白く趣味のいい意匠を凝らした『東屋』…とは似つかぬ
古ぼけて崩れかけた『東屋』の屋根の上にいる『瞳真』の姿が見えた。
手にした『拳銃』は―――『白峰』にではなく膝を折る『鳥越』に向いている。
837
:
『ヘムロックの望郷』
:2010/11/29(月) 00:33:52
>>836
>屋根の上の『腕』は屋根の下にいる『鳥越』及び『ダグラス・ソーン』らのすぐ近くにある。
ここの『鳥越』は『シンプル・プラン』と読む。こと。
838
:
『ヘムロックの望郷』
:2010/11/29(月) 00:34:46
>>835
膝をついた『鳥越』に対し、『ダグラス・ソーン』は立ち上がらない。
二人とも『蔦』の籠のなかでうずくまる……。
『ザ
ザ ザザザ』
飛び交っていた無数の『蝶』たちが、また見えていた『東屋』の風景全てが一瞬崩れ『蝶』になる。
そいつら全てが進んでくる『白峰』に一斉に向かっていった。
「………自分で言った順番を違えるってのはあんまりいい気分じゃあないですけどねっ。
動かない相手を仕留める方がラクチン&確実ですし、死んでしまえば順番なんて気にすることもないですし。
それじゃあ〜………さよなら『鳥越』君、ですっ」
『蝶』が飛び去り、白く趣味のいい意匠を凝らした『東屋』…とは似つかぬ、古ぼけて崩れかけた『東屋』が姿を現す。その屋根の上にいるのは『瞳真』だ。
手にした『拳銃』は―――『鳥越』に向いている。
「ぇへっ」
薄い桃色の紅を塗った唇が三日月型に歪む。
839
:
鳥越 勇司『シンプル・プラン』
:2010/11/29(月) 16:49:18
>>838
「……自分が情けないよ、こんだけ必死こいても、僕の覚悟は君たちの命にすら届かない。
今は戦略的撤退ってやつを試みるしかなさそうだ」
さっき設置しておいたドアノブを引っ張り、なんとか中に逃げ込みたい。
可能なら『シンプル•プラン』を戻したい。
(ごめん、後は頼む…)
840
:
白峰 黒縁『ヒブリア』
:2010/11/29(月) 20:53:54
ひとつだけ質問をさせてください。
あまりに単純だったので聞き忘れていたのですが、
『ヒブリア』に『ダメージフィードバック』はありますか?
841
:
『ヘムロックの望郷』
:2010/11/29(月) 22:47:21
>>840
あります。。。
842
:
白峰 黒縁『ヒブリア』
:2010/11/30(火) 19:00:53
>>836-839
>>841
> 『ザ
> ザ ザザザ』
「んな……ッ!?」
今見えたのは『瞳真』――あれが『本物』かどうかは分からないが、
その手にした『拳銃』が『本物』である事には確信がある。
……だがほんの一瞬見えただけの彼女に、屋根の上の『ヒブリアの腕』で攻撃するのは無理だ。
『ヒブリアの腕で』攻撃するのは、無理だ。
『別の腕で』攻撃するのは、試してみる価値があるはず!
この『ヒブリア』が傷つけられれば、『本体』である俺自身にも同等の痛みが発生する。
『ヒブリア』の腕が切り落とされれば、『本体』である俺自身の腕もまた切り落とされる。
あのとき(
>>812
)掴み取ったのは『ヒブリアの腕』のみ。
『本体の腕』を掴んでいない以上、それは『蔓』と『トゲ』にまみれた地面に落ちたわけだ。
『ヒブリア』でブッ飛ばした腕が『蔓』のどこにあるかは、『確認』している。
(
>>812
>>814
メール欄)
その『ヒブリア』でブッ飛ばした『蔓』まみれの腕は、『足の甲』に乗せ動かせるようにしておいた。
(
>>825
メール欄)
そろそろ頃合いじゃあないだろうか。
俺から養分を吸い取って成長した『蔓の腕』。
このまま放置しておくのはマズイ、という頃合いでもあるし――
――人にぶつけて『蔓を感染』させるに打ってつけ、という頃合いでもある。
ほんの一瞬見えただけの彼女。だが手にしていたのは『拳銃』だ。
『その場から動かずに狙いを定めることで殺傷率が上がる武器』だ。
ほんの一瞬見えただけ。
それだけで十分だ!
「手前も仲間になれよッ! 『蔓』まみれのなあッ!!」
足元の『蔓まみれの白峰の腕』を、『ヒブリア』で『瞳真』に投げつけたい。
パス精DBB
843
:
『ヘムロックの望郷』
:2010/12/06(月) 00:29:58
>>839
地面の『ドアノブ』を掴む――
「ぇへっ」
『 ド
ガァンッ! 』
その手が発砲の轟音と共に大きく弾かれる。――――撃たれた!
放たれた銃弾は回転しながら『鳥越』の手の肉に滑り込む。
そしてそこから放物線を描くのは少々の血液と、指だ。
しかし続けて痛みはやってこない。
『ス』
『スゥウ』
『スゥ』
………千切れ飛んだ指が元に戻る。
………衝撃に弾かれた手が、『ドアノブ』へ戻る。
………手の肉に潜り込んだ銃弾が、回転しながら離れていく。
―――――――――――――――――これは何だ……?
現在、『鳥越』は『ドアノブ』を掴んでいる。
指はちゃんとある。
そして『東屋』の『瞳真』の銃口は今、『鳥越』を剥いている。
「ぇへっ」
彼女の、薄い桃色の紅を塗った唇が三日月型に歪む。
844
:
鳥越 勇司『シンプル・プラン』
:2010/12/08(水) 23:41:55
>>843
「うぁぁぁあッ!!?」
撃たれた衝撃と、小指が吹っ飛ぶショッキングな映像に思わず叫んでしまう。
当然今日何回目かもわからない激痛が走るのだろう。
そう、思った。
(なのに……それなのに……)
―――――――――――――――――これは何だ……?
「こ、これって一体!?」
頭の整理が全くできてない。
だけど、一つだけわかるのは……
(ここに居るのはマズイ! また撃たれる!)
気だるい身体に鞭打ち、ドアノブから急いで離れる。
845
:
『ヘムロックの望郷』
:2011/01/10(月) 22:54:41
>>844
「ぇへっ」
『 ド
ガァンッ! 』
『ヂャギッ』
先程と寸分違わぬ銃声が響く。
飛び退いた『鳥越』のいたところに、刹那遅れて着弾があった。
「…なんでっ!? 外しっ……
『ボゴッ』
んぎゃッ」
切り離された『スタンドの腕』が『瞳真』に投げつけられる。
ぶつかった『瞳真』の背に『蔦』が生い茂った。
「このっ……!!」
歯を剥く『瞳真』。
『白峰』へ飛び掛っていた『蝶』が一斉に『瞳真』に戻る。
846
:
『ヘムロックの望郷』
:2011/01/10(月) 22:55:14
>>842
『 ド
ガァンッ! 』
『ヂャギッ』
「…なんでっ!? 外しっ……
『ボゴッ』
んぎゃッ」
銃声が響く……だが『鳥越』には変わった様子はない、外れたようだ。
『瞳真』が次に引鉄を引くよりも『ヒブリア』の腕が『瞳真』にぶつかる。
ぶつかった『瞳真』の背には瞬く間に『蔦』が生い茂る。
「このっ……!!」
歯を剥く『瞳真』。
『白峰』に群がりつつあった『蝶』が一斉に『瞳真』の元へ戻る。
847
:
鳥越 勇司『シンプル・プラン』
:2011/01/12(水) 16:40:34
>>845
注意がよそにいったおかげで余裕ができた、一旦落ち着く。
「はぁ……はぁ……避けれた…んだよね?」
改めて自分の手をまじまじ見つめて確認する。
指はもちろん無事だし、弾は外れて『瞳真』は追い詰められている
それでもこの原因不明のラッキーの謎はまだ解けてない。
「今のは……まるでそう、『数秒先の時間を体験してきた』
はっきりとはわからないけど、そんな感じだった……まさか」
そして僕は、漠然とした期待を込めて自分の『スタンド』を見ることにした。
848
:
白峰 黒縁『ヒブリア』
:2011/01/13(木) 20:15:34
>>846
速やかに声を張り上げる。
「分かるか、『瞳真』にも『蔓』が繁殖したぞ! 『今すぐ能力を解除しろ』ッ!!」
彼女が『蝶』を戻したせいで嫌な予感が冷や汗タラリ。……だがもう一度の取引を持ちかけないと話にならない。
もし『蔓』を『蝶』や『瞳真』が対処できるとしても、今この瞬間なら、条件反射での解除を見込めるかも知れない。
まあ、言う事は言った。
だから、ついでに煽っておく。
「前衛的なファッションになっちまったなあッ!!」
ようやくの攻撃だ。すぐ冷静に対処されちゃあ困るというもの。
……予想では。
『ダグラス・ソーン』の『能力』は『特定の個人に繁殖した蔓だけを解除する事ができない』はず。
あくまで『全体の成長を操作する』だけ、のはずだ。そんな細かな操作はできない。『蔓の壁の穴』を考えると、そうなる。
そして『繁殖』と『養分の吸収』はソレに付随した『特性』と考えていいだろう。
そうなるとピンポイントの解除はもとより、成長を促進させて枯らすという手法も取れなくなる。
その場合、成長の養分は『特性』に従い『宿主』から取られるはずだからだ。
だから、速やかに叫んだ。
……『蝶』を戻したことや、俺自身の体力も盛大に気になるが。
849
:
『ヘムロックの望郷』
:2011/01/19(水) 00:12:41
>>847
期待をこめて『シンプル・プラン』を見る。
『LED』に覆われた、いつもと変わらない顔がそこにあった。
『……………。』
ちょっと困ってるみたいだ。
特に今、とりたてて変化があるようには感じられなかった。
>>848
『ド ッ』
切り離した『蔓』つきの『ヒブリアの腕』が『瞳真』にぶつかった後、屋根上に落ちる。
フィードバックを通じて『白峰』にもその感覚がある。
>>847-848
いっせいに『蝶』が『東屋』に戻る。
そのそれぞれの翅にはまるで『ジグソーパズル』の『ピース』のように、
本物差ながらの空や地面の下草やらが映っている。
「……それっ…は……!」
『白峰』の言葉に、蹲ったままの『ダグラス・ソーン』の目が大きく開かれた。
「やめなさいっ! やったら絶対許さないっ!
『解除』しちゃあ絶対だm………あ、ばかばかばかっ!!」
鋭い『瞳真』の叱責が飛ぶも『ダグラス・ソーン』を中心に『蔦』が消えていく。
『スタンド』でできた『蔦』だ、後には本体の彼とボロの『東屋』を残して何も残らない。
『瞳真』の姿もない。『蝶』たちも大方を視認することはできない……出遅れたのか、ほんの数匹が周囲をふらふらと舞うのみだ。
『蔓』の『籠』が解除され、周囲は太陽の明るい光がさしている。
850
:
鳥越 勇司『シンプル・プラン』
:2011/01/20(木) 19:42:20
>>849
(えー!? なにその反応!? な、なんかごめん!)
困ってるのが言葉でなく心で理解できた。
早とちりしたみたいで、何だかとても申し訳ない。
「や……やったぞッ!! あの厄介な『蔓』達がこんなにも簡単に!
これであとは『瞳真』だけだッ!」
体の怠さは取れただろうか?
とりあえず『シンプル・プラン』をこっちに戻す。
851
:
白峰 黒縁『ヒブリア』
:2011/01/21(金) 21:14:06
>>849
「……『瞳真』は逃げたか」
独り言にはやや大きな声量で言う。
無論『ダグラス・ソーン』に聞かせるためだ。本当に逃げたかどうかなんてわかりゃしない。
ただ『蝶』はその『擬態』がウリなのであって、『瞬間移動は能力じゃあない』……。
屋根に残っている可能性は高いが、まずは。
『ヒブリア』で白峰の顔を拭う。
大丈夫だろうが、『蝶』の一頭でも顔に張りつかれていたら大惨事だ。
次は『ダグラス・ソーン』だ。彼に近づくべく、『東屋』へと向かう。
うまくすれば腕も回収できるかも知れない。
無くしてもやむを得ないとは思ったけれど、戻ってくるならそれに越した事はない。
「『鳥越』は大丈夫か? 油断するなよ、まだ誰も『再起不能』になんてなっちゃいないんだから」
852
:
『ヘムロックの望郷』
:2011/01/23(日) 23:24:55
>>849
体力は戻らない。だるだるだ。
『シンプル・プラン』を元に戻す。
>>850
『腕』は屋根の上にいるようだ。
動かすと、指が屋根の木をたたくトントンという軽い音がする。
>>849-850
「……………う……ぅ…ぐ……ぅぅ…」
『蔦』を自ら消し、『瞳真』も消えた今、独りになった『ダグラス・ソーン』は呻きながら立ち上がる。
『ダグラス・ソーン』はうだつのあがらなそうな中年の小柄な男だ。
血走った細い目は大きく開かれ忙しなげに『白峰』や『鳥越』を、そして広く左右を。
部屋の角に追い詰められた鼠のような怯えた目だ。
853
:
白峰 黒縁『ヒブリア』
:2011/01/24(月) 20:53:48
>>852
まだ屋根の上か。そりゃそうか。
この『腕』、暴れさせたら転がってこないだろうか……。
まあ、試すのは彼の対処を終えてからだ。
『ダグラス・ソーン』との距離を詰める。
『東屋』に近づけば屋根からの射撃は難しくなる。
まだ屋根にいるかどうかは分からないが、近づかないわけにはいかない。
「危害を加えない、というわけにはいかなくなったな。
もう一度『瞳真』に襲われた時、アンタがいると厄介すぎる。
彼女も今は逃げていても、いずれ必ず戻ってくるだろう。
いや『既に』。アンタを囮にして俺たちの脳ミソを狙っているかも知れない。
リ タ イ ア し て
今すぐ再起不能になってもらう、『ダグラス・ソーン』」
いや、それとも……。
「……情報収集するなら待つぞ」
『鳥越』と『梅子』はどうするつもりだろう。
854
:
鳥越 勇司『シンプル・プラン』
:2011/01/26(水) 01:13:46
>>852
結局は能無し状態か……ドアノブを一応持っておく。
なくしたら嫌だし。
「聞きたいことは全部『瞳真』が知ってるはずだから、大丈夫。
情報は彼女から直接聞くから、気にせずやっちゃって」
右手の親指をグッと立ててあとは任せる。
855
:
『ヘムロックの望郷』
:2011/01/30(日) 23:45:00
>>853
親指グッ。
万事オーケー、問題ない様子だ。
>>854
『ドアノブ』を手に取る。
ひんやりとした金属の感触と重みが手に伝わる。
>>853-854
「……ぁ、ぁ、ぁ あ」
『ダグラス・ソーン』が慌てた様子で言葉を継ぐ。
「あな、あなた、を、こっここここっこころっ殺すわけにっ、はっ、いかなっ……!
ゆ、ゆ、ゆるっ、ゆるし……もしも、こ、ここ、ころ…っして、しまっていたらっ。
おっ、おっ、おれ、おれ、おっおお、お、おとうさんに……ぜ、絶対殺され……」
ただしその言葉を向ける先は『鳥越』でも、また『白峰』でもない。
「……………………」
ひどく吃って子供染みた『ダグラス・ソーン』の弁明に応える声はない。
……ひどく冷たく暗い沈黙が残る。
856
:
白峰 黒縁『ヒブリア』
:2011/01/31(月) 20:11:26
>>855
「娘……なのか?」
『彼女』は。『彼』の。
でも、もういいだろう。時間がない。
片腕だけだが、こんな状態の『ダグラス・ソーン』を殴るにはむしろちょうどいいのかも知れない。
『能力』は使わず、ただの『ヒブリア』でラッシュ!
『ダグラス・ソーン』を再起不能に叩きのめす。
パス精DBB(片腕)
857
:
鳥越 勇司『シンプル・プラン』
:2011/02/04(金) 01:49:17
>>855
「……?」
二人の動向を見守る。ただそれだけのはずだけれど……
『瞳真』は逃げたのか?
彼女が異常なのは、どんな鈍感野郎でもわかっているはずだ。
そんな彼女が、裏切り者である『ダグラス』へのトドメを他人にささせるだろうか?
いやまぁ、こんなこと考えたところで今のぼくにはどうしようもないんだけれど……
とりあえず二人に近づこうか。
858
:
『ヘムロックの望郷』
:2011/02/07(月) 23:44:14
>>856
ガス
ボグ
ボグ ボゴ
ド バキ
ボゴォ
……片腕で少々難儀したものの、ほとんど無抵抗の『ダグラス・ソーン』を殴りつける。
ほどなくこの貧相な小男は動かなくなる。
本体名:ダグラス・ソーン スタンド名:『アテナ・ケイジ』 → 『再起不能』
………………ガサッ。
『ガァンッ!』
『 ド
ガァンッ』
『チッ』
二回の銃声と共に『ダグラス・ソーン』の頭が熟れた『ザクロ』のように爆ぜた。
同時に、鋭い空気の流れが耳を掠める。
『白峰』は自身の耳のフチに、定規で引いたような水平のスリキズができたことに気がつく。
「この『橘 瞳真』、隠れはしますけど逃げはしないですよっ。失礼な。
それに裏切り者は許しちゃ絶対だめ、だめっ……ということでねっ。
なんだかお手加減してあげてたっぽいですけどゴメンくださいね〜〜〜……カスに慈悲は不要ですっ」
撃ちきって『スライド』の開いた銃を手にした『瞳真』が『東屋』の屋根に腰掛けていた。
甘いミルク色のドレスから伸びたほっそりとした脚が、膝から下、屋根から宙に揺れている。
859
:
『ヘムロックの望郷』
:2011/02/07(月) 23:44:54
>>857
『白峰』『ダグラス・ソーン』両名に近づく。
『ガァンッ!』
『 ド
ガァンッ』
『チッ』
二回の銃声と共に『ダグラス・ソーン』の頭が熟れた『ザクロ』のように爆ぜた。
「この『橘 瞳真』、隠れはしますけど逃げはしないですよっ。失礼な。
それに裏切り者は許しちゃ絶対だめ、だめっ……ということでねっ。
なんだかお手加減してあげてたっぽいですけどゴメンくださいね〜〜〜……カスに慈悲は不要ですっ」
撃ちきって『スライド』の開いた銃を手にした『瞳真』が『東屋』の屋根に腰掛けていた。
甘いミルク色のドレスから伸びたほっそりとした脚が、膝から下、屋根から宙に揺れている。
860
:
白峰 黒縁『ヒブリア』
:2011/02/09(水) 17:40:21
>>858
似たような絵面を、ついさっきも見たような気がする。
だからと言ってショックが薄れるワケじゃあないが……ショックを表に出すのも、また違う。
「分かってる。逃げちゃいないんだろう。
ただ『彼』にはそう言っておかないと、最後の踏ん張りを見せられても困る。
『片耳がフッ飛んじゃいましたァ〜〜〜ッ』ってな被害じゃ済まんからな」
『彼女』の登場自体はさして意外じゃない。
むしろ裏切り者の始末を優先したことの方が意外だ。
トドメに二発要したことや、撃ちきったことも。
(ただ予備はあるんだろうし、まだもう一人『声の主』が姿を見せない。
ここでウダウダ喋っている時間はないな。
……『鳥越』は情報を引き出したいんだろうが、まず逃げる準備だけは整えておかないとダメだ)
「そういうことだから俺ぁ逃げるぜ。
その辺りに転がってる『腕』はやるよ。
回収できるかも、なんてのは虫の良い考えだったな」
その辺りに〜のくだりで『ヒブリア』と『自身』の『腕』の二本を、水揚げされた魚よろしくビチビチと暴れさせよう。
861
:
鳥越 勇司『シンプル・プラン』
:2011/02/11(金) 22:55:59
>>859
もういい加減見慣れたけど、毎度他人の死をただ眺めるだけの自分には腹が立つ。
それが例えこっちの命を狙ってきた敵だとしてもだ。
安い正義感かもしれないけど、とにかく単純に許せない。
「でも体がついて行かないんだよねェ〜……」
さて、どうしよう。
「さっすが『家族』の『お母さん』、厳格でいらっしゃる。
そんな厳しいママに聞きたいんだけど、『蝶の森』ってどこにあるの?」
疲れを隠せぬ笑顔で聞いてみる?
あと屋根に登れるところはないかさりげなく見たい。
862
:
『ヘムロックの望郷』
:2011/02/14(月) 23:40:24
>>860
三日月型に唇を開いて笑いながら二人を見下ろす『瞳真』の姿が、沢山の『蝶』にわかれ、崩れて消え去る。
「どうぞどうぞ……うふふふ。
『腕』は別にいりませんけど、くださるってことならば是非置いてってくだサいナっ。
始末ノ手間ガ省ケルモノネーッ………!』
『ヒブリア』および『白峰』の『腕』をビチビチと動かす。
動かしたぶん、屋根の上で『ヒブリア』の『腕』が転がり動く……たかが腕一本だ、
握力だけで這い回るだけなら十分動くようだ。
863
:
『ヘムロックの望郷』
:2011/02/14(月) 23:40:56
>>861
三日月型に唇を開いて笑いながら二人を見下ろす『瞳真』の姿が、沢山の『蝶』にわかれ、崩れて消え去る。
「どうぞどうぞ……うふふふ。
『腕』は別にいりませんけど、くださるってことならば是非置いてってくだサいナっ。
始末ノ手間ガ省ケルモノネーッ………!』
『白峰』を嘲る声。だが『鳥越』に質問に対しての返答はない。
『…コンナ大キイ子、イリマセーンッ!』
どうでもいいところだけは怒られたよ。
この『東屋』は庭を眺めながらお茶をするためだけの建物で、壁がない代わりに、
だいたい大人の腰までの木で組まれた柵と柱とで屋根を支える形になっている。
柵を踏み台にすれば、それこそ『瞳真』のような小柄な少女でも簡単に登ることができるだろう。
864
:
白峰 黒縁『ヒブリア』
:2011/02/17(木) 18:46:56
>>862
「殺る気マンマンじゃねえか」
目立つ動きで観客の目を惹き、その好きにタネを仕込み終える。
マジックの基本だ。彼女はとっくの昔のその場所には居ない……。
……というのが基本。
『銃撃』された以上、彼女はそこに居る。
(『銃撃』を擬態できるなら最初ッからこちらも始末しているさ。
ありゃあ『本物の上に偽物を被せていただけ』だな)
自分の耳に触れて傷口の角度を探り、
フチを傷つけた銃弾は『どの方向』から『どの角度』で撃ち込まれたものか、おおよその推測をしてみたい。
「あ、いらないってんなら返しておくれ。『腕』」
(接続を断つのは攻撃を受けてからだな……死ぬほど痛いだろうが、死ぬことはなかろうよ)
865
:
鳥越 勇司『シンプル・プラン』
:2011/02/20(日) 02:26:32
>>863
中途半端に無視されてむくれる。
そしてトロトロ登ってる間に撃たれそうだ、別の方法でいくか。
「……まぁ、いいよ、力づくで聞くだけさ。
今更だけど『慶』くんのこともあるしね」
地面にドアノブをつけて、開けたい。
今度は撃たれないことを祈る。
866
:
『ヘムロックの望郷』
:2011/02/22(火) 00:03:22
>>864
チリチリと痛む傷口は耳朶に、地面に対し『平行』に走っている。
そこから導き出される方向は『東屋』……よりちょっぴりズレたある一点だ。
晴れた周囲のなか、そこは『東屋』の影がおりて少々薄暗い。
『ソコマデノ義理ハ無イデスー。アハハ。
エ〜イッ』
『東屋』の上からか中からか横からか、イマイチ判別のつかない方向より返答がある。
声には少々エコーのような効果がかかっているようだ。
>>865
『ガチャッ』
『…ギィ』
地面についた『ドアノブ』を開けると、少々のきしむ音ともに『ドア』が開く。
外の陽の光が『ドア』のなか、『ウィル・2k』の室内へ一筋おりていく。
867
:
白峰 黒縁『ヒブリア』
:2011/02/22(火) 21:28:25
>>866
「ありゃ?」
考えすぎだ。最初ッから降りていたらしい。
声から判別するのは難しそうだが……。
「……『エ〜イッ』?」
(なんだその不穏なかけ声は!)
片腕で防御姿勢を取り、何が起こるのか見極めようとする。
868
:
鳥越 勇司『シンプル・プラン』
:2011/02/26(土) 20:13:31
>>866
(『瞳真』の本当の位置がわからなきゃまるで意味がないけど……
やらないよりはマシだよね)
『ウィル・2k』の中に『シンプル・プラン』を不法侵入させてドアを閉める。
そしてドアノブを外して、後はチャンスを待つだけだ。
869
:
『ヘムロックの望郷』
:2011/02/27(日) 23:29:21
>>867
『メッシ』
防御姿勢として掲げた腕に何かぶつかった。冷たい金属の重みに骨が軋む。
『瞳真』が手にしていた派手な意匠の『拳銃』だ。
ぶつかった衝撃が腕に走ると同時に、その箇所から無数の『蝶』が飛び立った。
『拳銃』と『白峰』の腕の間で潰されてしまった『蝶』もいるようだ。
そいつらはすぐに枯葉が朽ちていくようにカサカサになって消えていく。
『ソレジャア、オ祈リ……デモシテイテクダサイナ』
『スラァ…』
870
:
『ヘムロックの望郷』
:2011/02/27(日) 23:30:13
>>868
『シンプル・プラン』を『ウィル・2k』室内に放り込む……
ドアを閉めると部屋の中は『鳥越』のいる屋外からの光から遮られた。
一枚の『ドア』により『鳥越』と『シンプル・プラン』は隔てられる。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
『シンプル・プラン』の視聴覚は共有していますか?
871
:
白峰 黒縁『ヒブリア』
:2011/03/03(木) 21:03:31
>>869
「なんだ……これは」
なぜ『蝶』がいる? 『拳銃』と一緒に突っ込んできたというのか? なんのため――
「まさか!?」
『東屋』からできるだけ遠ざかるように走りだす。
『東屋』に残したままの腕のこともあるので、『能力射程の20メートル』は越えないように。
だが限界ギリギリでもいい。
とにかく『現在地』から一刻も早く離れたい。
(『蝶の擬態』は『動いていても成立する』。
『既に』すぐ側まで来ていたんじゃあないだろうなッ!?)
872
:
鳥越 勇司『シンプル・プラン』
:2011/03/09(水) 20:00:23
>>870
(これで準備万端……かな。後はチャンスを待つのみ。
それまでにやられたらもうどうしようもないけど)
ドアノブを手にもって事態を静観する。
>視聴覚は共有してないです。
873
:
『ヘムロックの望郷』
:2011/03/21(月) 23:24:31
>>871
『ザッ』
『サクッ』
『サクッ』
草を踏みしめる『足音』が『白峰』に向け真っ直ぐやってくる。
『白峰』が走りだすと、『足音』も少し速度を上げて追ってくる。
『チキッ』
『足音』の方向、地面から1メートルほどの高さに、眩しい陽の『光』が瞬く。
あ、と目を凝らす間もなく『光』は見えなくなった。
『サク』
『サクッ』
……追ってきている。
現在、君の本体は『能力射程20メートル』の範囲であり、『腕』からはおおよそ『10メートル』ほど離れている。
『光』との距離は『5メートル』ほどだった。
>>872
手の内の『ドアノブ』の感触を確かめ『鳥越』は事態を見守る。
夏の陽の光が『鳥越』の背をちりちりと焼いている。
『白峰』が突然『東屋』から距離をとった。
『ザッ』
『サクッ』
『サクッ』
それを追うように下生えの草に『足跡』がついていく。
874
:
鳥越 勇司『シンプル・プラン』
:2011/04/02(土) 01:29:54
>>873
(この策……動いてるときに命中させる自信はない。
勝負所は動きが止まってからだ。
その一瞬を見逃さなければ、決められるッ!!)
ドアノブを持ったまま、踏みしめられていく草を確認する。
止まった瞬間を見逃さない為に。
875
:
白峰 黒縁『ヒブリア』
:2011/04/17(日) 22:00:18
>>873
(追ってきてやがる……。
さっき聞こえた『音』といい、『光』といい、
シンプルに考えれば『刃物を構えてこちらに来ている』ってことだろうが……)
(こんな『擬態』が今までにあったか?
『痕跡を見せつけるような擬態』が?)
(……コイツはこのまま逃げる方がマズイかも知れないな。
『鳥越』も気になるし、幸いまだ距離はあるから……)
真っ直ぐ逃げるのを止め、斜めに方向転換。
『足音』、あるいは『足跡』を頼りに相手の位置を想定し、
近づかないように大回りでUターンしたい。
(もう一度『東屋』まで戻る。時間を稼いで向こうサンの狙いを知るんだ)
876
:
『ヘムロックの望郷』
:2011/04/17(日) 22:43:36
>>874
『足跡』は『白峰』に追いつく。
「追・い・つ・い・た〜〜〜〜〜〜ぁはっ!」
『ジャラァッ!』
『足跡』が止まる。
陽の光が『足跡』の上、虚空で反射し閃いた。
『白峰』の腹に逆袈裟にひとつ線が入り、鮮血が下生えの草に散った。
「あぁ〜〜っ、やっぱり勿体無いっ!
『血』は命なり、って昔から言いますよねっ」
877
:
『ヘムロックの望郷』
:2011/04/17(日) 23:00:07
>>875
音や跡を頼りに、大回りに『東屋』にまで走る。
ちょうど『想定位置』からコンパスで円を描くような軌道で移動することになる。
『……………』
『想定位置』から複数匹の『蝶』が現れ、『白峰』を追ってくる。
>>876
『白峰』の動きを見てか、動きが止まった。
その位置の虚空から複数匹の『蝶』が現れ、『白峰』を追いだした。
878
:
白峰 黒縁『ヒブリア』
:2011/04/27(水) 20:43:37
>>877
「追いかけっこはもう止めるのか?」
(やっぱり『妙』だ。
『蝶』を出すなら『擬態』して出しゃいいじゃねえか。それならこちらに気づかれない。
攻撃の素振り全てがフェイクってこたぁないだろうが、本命は別にあると見るべきだな)
「だが……今のウチに回収させてもらおう」
走る速度は変えぬまま、『東屋』周囲の柵を踏み台にして屋根へと登りたい。
879
:
鳥越 勇司『シンプル・プラン』
:2011/05/01(日) 21:50:37
>>877
(……ちょっと待てよ、これ当てるの相当難しくない!?)
二人を追いかける。チャンスを逃すわけにはいかないし。
880
:
『ヘムロックの望郷』
:2011/05/04(水) 17:38:52
>>878
『蝶』は後から追ってくる。
飛ぶ速さは、ボロの『東屋』へ急ぐ『白峰』の足よりも遅い。
片腕とはいえ特に難儀することもない高さに見えた。
『柵』に足をかける。
『 ギ
』
傷んだ『柵』が少々軋む……片腕とはいえ屋根へはすぐに登れた。
>>879
『白峰』は大回りに『東屋』にたどり着き、器用に屋根へと登る。
後ろを遅れて、数匹の『蝶』がふらふらと追っていく。
その発生場所である踏みしめられた草だが、現在見た限りで変化はない。
881
:
白峰 黒縁『ヒブリア』
:2011/05/05(木) 20:49:30
>>880
「っとと……怖いな」
今に限っては『蝶』より『柵』の方が怖い。
(……どうも良いように扱われている気がするが、今は考えるまい)
その辺に転がっているはずの『腕』を回収し、元通りくっつけたい。
882
:
『ヘムロックの望郷』
:2011/05/14(土) 01:29:24
『終了』
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