したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

ミッション『アンドロギュヌスの陰謀』

1『?』:2006/06/19(月) 03:45:52
『20XX年7月1日』ッ!この『年月日』は、誰の記憶にも強く刻まれたッ!
『世界の権力の象徴』ッ!『大統領暗殺事件』の起きた『この日』をッ!

・・・・事件の起こった『ニューヨーク・シティ』には『戒厳令下』に置かれたッ!
深い『闇』を持つこの『事件』には・・・・『運命』に導かれたかのように
『スタンド使い』達が集う・・・・。
(詳細>>2以下)

44『?』:2006/07/06(木) 22:02:31
>>42
『松郷』は男と別れると『ジェファーソン・ホテル』を出る。
暫く歩くが、街の中は銃を持った兵士が所々に立っており、緊張感が漂う。
普通に仕事をしているビジネスパーソンと所々で行っている検問が
対照的な不思議な印象を受ける。

少し先に、ファーストフードのチェーン店を見つける。

45空閑 永也『クラックショット』:2006/07/06(木) 23:36:19
>>43
「聞かないってならいいっすけど。
質問ですか、実際どこでどんなことするってのは道すがらでも良いとして……」

釈然としない調子で少し首をかしげた。

「そうだ。なんていうですか、『名前』。
『名前』を知らねーと、どうも距離を感じるじゃないっすか、協力者として。
俺だけ知られてるってのも落ち着きませんし、教えてくれませんか……?」

46『?』:2006/07/07(金) 01:06:52
>>45
男「・・・・私には『名前』は『無い』。人間は、未知のものに『希望』や『恐怖』を覚える。
『未知』のものを形にしなければ安心できない動物が『人間』だとも言えるだろう。
・・・・そんな『安心』を手に入れようとしたものは、私のことを『no name』と呼んでいる。

・・・・『no name』・・・・君は私のことをそう呼んでくれれば良いだろう。」

47空閑 永也『クラックショット』:2006/07/08(土) 00:20:04
>>46
「『名前がない』ってンな……いやいいっすけど。
『no name』さん、ですね」

止まった脳味噌の変わりに魂に覚えこませた。

「『no name』さん、すいません、あと二つ。
『ディビス』の情報はなんで『NY』でタブーなんですか?
それと、なんかの時のために連絡手段とかあった方が良くないっすか?
……『クイーン』に利用される可能性もちみっとありますけど」

48『天使の肖像』:2006/07/08(土) 02:01:50
>>47
『no name』「・・・・『ディビス』の手のものは、君の言ったとおり・・・・
どこに、何人潜んでいるのか分からない・・・・むしろ、全ての人間が『ディビス』に
通じているくらいの心構えでいたほうが良いだろう・・・・。

君が考える以上に『ディビス』の持つ『組織』は『組織化』されている。
・・・・私との『連絡』は、必要が無い・・・・『然るべき時』に
君が『然るべき運命』を持っていれば、必ず再び私と『出会える』だろうからな。」

49空閑 永也『クラックショット』:2006/07/08(土) 02:36:17
>>48
「……分かりました」

(協力っつっても……俺も沢山いる『刺客』の一人でしかねーっつーわけか……
俺に期待してないどころか、信用すらしてないみたいだな)

「とりあえず、気になったのは……そんで、聞いて教えてくれそうなのはこんぐらいですね。
『no name』さんの『スタンド』とか聞いたって教えてくれないでしょーし。
んで、俺はどんな風に作戦に組み込まれてるんですか?」

50『天使の肖像』:2006/07/08(土) 02:43:49
>>49
『no name』「・・・・私の『スタンド』を教えるわけにはいかない。
私は酷く『臆病』な性格でね・・・・悪いが・・・・。

・・・・『作戦』か・・・・そんなものは無いな。
ただ『クイーン』を『処理』する・・・・全てはその『目的』に向けられているだけだ。」

51空閑 永也『クラックショット』:2006/07/08(土) 03:04:37
>>50
「まあ、そうですよね……。
作戦無しっていうと、俺はどうすれば良いんですか?
まさか適当にほっつき歩くだけってワケじゃないっすよね」

52『天使の肖像』:2006/07/08(土) 03:10:57
>>51
『no name』「・・・・君は『普通とは違う』じゃあないか・・・・フフ。
場合によっては・・・・文字通り『ほっつき歩く』だけで『辿りつける』かも知れない。
・・・・『スタンド使い』は『惹かれ合う』・・・・私と君がそうであったように。」

男は黒い真直ぐな瞳を『空閑』に向ける。

53空閑 永也『クラックショット』:2006/07/08(土) 03:16:29
>>52
「……マジっすか。
いや、それでいいっつーなら、そうしますけど」

半開きになった口から色の悪い舌が覗く。

「あ、すいません、行く前に、やっぱり後一つだけ。
『仲間』ってーか、依頼された他の連中を見分ける方法ってありますか?」

54『天使の肖像』:2006/07/08(土) 03:26:30
>>53
『no name』「・・・・『Billion Dallar Babies』・・・・それを持つものは
私の『依頼』を受けたものだけだ・・・・それが確認できれば、見分けることも出来るだろう。
・・・・もっとも、その情報すらも既に知れているかも知れないがね。」

55空閑 永也『クラックショット』:2006/07/08(土) 03:32:01
>>54
「見せ合うのムズいっすね……ま、OKです」

ギシリと足を軋ませ、席を離れた。

「マジでその場その場で適当に動いていいんですね?
他とのチームワークが、とか言われても困っちゃいますよ。
……じゃあ、行ってきます」

56『天使の肖像』:2006/07/08(土) 03:40:34
>>55
『空閑』は『no name』と分かれ、席を離れる。

『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
『ロビー』の外で『青白い少年』が『空閑』を見つめている。
直感的に『死者』だということを『空閑』は悟る。

『青白い少年』は『空閑』を手招きしている。
(『no name』の姿は、既にそこには無い。)

57空閑 永也『クラックショット』:2006/07/08(土) 03:44:50
>>56
「…………」

悪寒が強くなった気がしてこめかみを揉んだ。

「あの世からの手招き、っつーわけでもねえんだよな、これが。
あの世に行ってたら『ここ』にはいないんだし」

呟き、ゆっくりと『少年』に近づいていく。

58『天使の肖像』:2006/07/08(土) 03:50:33
>>57
『青白い少年』は『空閑』が近づくと、自動ドアを『通り抜けて』『接近する』。
その動きは足を一切動かさず、静かに少し宙に浮くような形に見える。

『青白い少年』「『クイーン』に会わせてあげる。さっきの『スーツ姿の男』を信じちゃあいけない。
ずっと待ってたんだ。僕が見える人間を。『クイーン』なら、この世界を助けてくれる。
僕についてきて、お兄ちゃん。絶対に、さっきの男を信じちゃあいけない。」

59空閑 永也『クラックショット』:2006/07/11(火) 01:25:41
>>58
少年の言葉に困惑した。

「いきなり信じちゃあいけないって言われてもな……。
オメー、『no name』について何を知ってるんだ?」

用心深く注意を見回す。
奇異の目を向けられぬよう、小声で会話する。

「それにな……『ディビス』は俺を『殺した』んだぜ。
こんにちはっつったら俺だけあの世の『天国』行きだろうがよ」

60『天使の肖像』:2006/07/11(火) 02:12:35
>>59
『ロビー』から外部にかけて、一人のポーターが立っている以外に人はいない。
そのポーターも『空閑』のほうには気付いていないようだ。

『青白い少年』「『クイーン』は振りかかる火の粉は容赦無く払っていく。
それが絶対に正しいことかどうかは分からないけど、彼は『平和』を願っているし
彼の行動は『慈悲』に溢れている。・・・・・・それも絶対に正しいかは分からないけど。

でも、なんとなく分かるんだ。『no name』を止められるのは『クイーン』だけだって。
『no name』の『弓と矢』で命を落した人間は『ニューヨーク』にはいっぱいいる。
僕みたく『成仏できていない魂』はいっぱいいる。
・・・・・それに・・・・・彼の連れてきた『仲間』に惨い目に会わされ殺された
『魂』はもっといっぱいいる・・・・・『no name』が来てから、この街はおかしくなってしまった。」

61空閑 永也『クラックショット』:2006/07/11(火) 23:27:45
>>60
「『慈悲深い死』かよ、ぞっとしねえな。
だがまあ、俺らが殺されたのは尾行したせいだ、とししようじゃねーか。
『no name』さんがキナ臭ぇってのも否定はしねーぜ。
だが……『その上で』だ」

『クイーン』の仲間になるにせよ、『ディビス』を暗殺するにせよ、
近づけるにこしたことはないはずだ。
だが、『少年』の誘いに乗るかどうか、まだ迷いがあった。

「坊主、お前はどんだけ『ディビス』のことを、その目的を知ってんだ?
『平和な神様の国』を作るために、自分の仲間以外の世界全部を
『降りかかる火の粉』にするつもりじゃあねーのか?」

62『天使の肖像』:2006/07/12(水) 02:38:43
>>61
『青白い少年』「『クイーン』の目的は『天使』になることだ。
彼が何故『天使』になりたいのかは分からないけどね。
彼は『僕ら』が見えてはいないけれど『僕ら』を助けようと考えている。
・・・・・・・『クイーン』の言う『天使』っていうのは『救世主』みたいなものだと思う。
少なくとも彼は、自分に害の無い、関係の無いものを無闇に命を奪うことはしない。」

63空閑 永也『クラックショット』:2006/07/12(水) 23:55:58
>>62
「『救世主』ってのは革命を起こす人間じゃねーか?
だとしたら、普通の人間は革命に反対するだろうぜ……。
だが、オメーの言葉が本当だとしたら、『no name』さんもロクな人間じゃねー……」

板挟みな状況に、顔を歪めた。

「……正直言って『ディビス』とどういう関係になるかは分からねーが、
オメーが会わせてくれるってんなら会いに行くぜ。
でもその前に、お前の知ってることを教えてほしい。
『no name』はなんで『クイーン』を殺そうとしてんだ?
『クイーン』は『天使』になる為に『歓喜の歌』でどんなことをしてんだ?
教えてくれよ、そのスケスケな体で見たことをよォ」

64『天使の肖像』:2006/07/13(木) 02:01:20
>>63
『青白い少年』「『no name』の目的は分からない。
でも、きっと『弓と矢』を持っている『no name』にとって『クイーン』は『脅威』なんだ。
『no name』の仲間は何人かいるみたいだけど、彼のことは『Wheelchair』って呼んでいた。
『クイーン』は『天使』になる為に『クイーン』自身と向き合っている。
僕には見えないけど、『クイーン』の『スタンド』がそうさせてくれるみたいだ。
『歓喜の歌』については良くしらないけど、少なくとも『マフィア』なんかの組織じゃあない。
『クイーン』と一緒に語り合うようなそんな『会』みたいなものらしい

急ごう、僕について来て。言うのが遅れたけれど僕の名前は『フレッド』。
『フレッド・ペリー』。『フレッド』って呼んでくれればいいよ。」

『フレッド』は、壁をすり抜けてホテルから外へ出る。

65空閑 永也『クラックショット』:2006/07/13(木) 22:54:24
>>64
「はぁん、ホイール……ってなにぃ〜〜!?」

目を剥いた。

「だから『久しぶり』ってわけかよ……道理でってわけだぜ。
だが『クイーン』が自分と向き合うって方がわかんねーな……。
『男』と『女』が見つめあうってことか?
そうだ、あの変身はどういうことだったんだ?
二重人格とか演技とかそういうチャチなもんじゃなかったな」

呟き、早足で『フレッド』を追いかける。
ホテルを出る際にもう一度ホテルの中を見回し、異状がないか確認した。

「俺は『空閑永也』だ。英語だとナガヤ・クガか?
よろしく頼むぜ『フレッド』」

66『天使の肖像』:2006/07/14(金) 00:28:40
>>65
『空閑』は『フレッド』の後を追い『ジェファーソン・ホテル』を後にする。
大統領の暗殺された市内は戒厳令下にあり、街のいたるところに武装した軍や警官がいる。
世界の経済の中心でもある街には、それでもビジネスパーソンの姿が多い。

『フレッド』の移動速度は足の早い大人程度で『空閑』は早足でともに進む。

『フレッド』「そこから市営のバスが出ているんだ。
それに乗って30分ほど行こう。『クイーン』のところには少し時間がかかる。」
『フレッド』と『空閑』がバス停に到着するのとほぼ同時にバスが到着する。
2人はバスに乗り込み、席に座る。社内には10人ほどの乗客がいる。

「あの、お隣空いていますけど座ってよろしいですか?」
1人の薄汚れたホームレス風の老人が次のバス停で乗車をする。
老人は『フレッド』の座った席を指差して『空閑』に尋ねる。
(他にも空いている席はある。)

67空閑 永也『クラックショット』:2006/07/14(金) 00:39:40
>>66
「普通のバスなのかよ。
なんかこう、拍子抜けって感じだな」

そんなことを呟きながら、『フレッド』についてバスに席を取った。
老人に話しかけられ、少し口ごもる。

「あー……ええとっすね、オゥ、ウェェル……」

言葉を濁して時間を稼ぎつつ、『フレッド』の顔を見て良いかどうか伺う。

68空閑 永也『クラックショット』:2006/07/14(金) 00:40:56
>>66
追加質問
『大統領暗殺事件』に関しては、どの程度の情報を持っている?
死んだ場所や死因、犯人などは公表されているのだろうか?

69『天使の肖像』:2006/07/15(土) 01:11:30
>>67-68
『フレッド』は席を立つと『空閑』に向き直って話す。
『フレッド』「『幽霊』は『疲れたりしない』んだ。一応気分的に楽な気がするから座ったりするけど。
でもこの人は年よりだから普通に疲れると思うよ。席にどうぞ。」

老人「ああ、悪いねぇ。ありがとう。どうもどうも。」
老人は『空閑』の隣の席に座る。

『ドドドドドドドドドドドドドドド』
・・・・老人の首元に、真っ赤な『痣』が広がっている。
『痣』の中心に、小さな『機械質な蚤』を思わせる『スタンド』が付いている。
『スタンド』は、そのまま素早く老人のシャツの中にもぐり込んでいく。

『大統領暗殺事件』の詳しい情報は、今のところ何も情報は入手出来ていない。

70空閑 永也『クラックショット』:2006/07/15(土) 01:38:39
>>69
『フレッド』に目だけで頷き、老人ににこやかに応じる。

「気にすることないっすよ。
いや大変っすね、大統領が殺されちまうなん、て……」

『蚤のスタンド』に目を奪われた。

(『スタンド』だ……誰の『スタンド』だ?
この爺さん、誰かに取り付かれてんのか?
それとも、爺さん自身の『スタンド』か?
『クイーン』と無関係なら別に構いやしねーが……)

「……その、『痣』……大丈夫っすか?
なんか、痛そうですけど……」

老人の首元を指差し、正面から尋ねた。

71『天使の肖像』:2006/07/16(日) 01:20:12
>>70
『フレッド』「ひ、酷い痣だな。凄く痛そうだ。大丈夫なのか?」

『フレッド』まで心配する中、『空閑』の問いかけに老人が答える。

「痣・・・?はて。さっき蚊に食われたところが腫れているのかな?
少し痒いけど、大丈夫だよ。ありがとうね心配してくれて。」

何事もなくバスは進んでいく。

『フレッド』「次のバス停だよ。降りる準備をして。」
次のバス停が目に入る。あと数秒で到着するだろう。

72空閑 永也『クラックショット』:2006/07/16(日) 01:34:38
>>71
乗っている間、老人から『蚤』がどこかに行かないか、
特にこっちに移ってこないか注意しておく。

『フレッド』言葉に小さく頷き、

「あ、そんじゃ――」

立ち上がりざま。

『クラァッ!』

『クラックショット』で老人を殴る!

「――次で降りるんで」

……もちろん、老人自身を殴るわけではない。
老人の服を殴り、ほぼ同じ形の『服の破壊物』を生み出す。
叩き出す方向は服の内側、老人の体に張り付くように。
つまり、『服の破壊物』で、老人の体表のどこかにいるだろう『蚤』を叩こうとする。
布がぶつかった程度では体が弱い老人にも大した刺激ではないだろうし、
その反面『蚤』を気絶させる程度の威力は持たせられるだろう。

73『天使の肖像』:2006/07/16(日) 02:18:55
『燐』は『ニューヨーク』の『ジェファーソン・ホテル』のロビーで
1人の男と対峙をしていた。・・・・男はグレーのスーツを着ている長身の人物。
(初めて見る人物)

「・・・・『燐』くんと言ったな。・・・・君は覚えていないかも知れないが・・・・。
・・・・私は以前から君を知っていた。ここに呼んだ『理由』を話そう・・・・。」
・・・・男は、ゆっくり一言一言を言葉を選ぶように話すタイプだった。
一言一言は何気ないが、熟慮してから口に出しているような雰囲気を感じられる。

「・・・・君に、1人の男を『処理』してもらいたい。
・・・・男の名は『アンドリュー・ディビス』・・・・『クイーン』という『スタンド』を持っている。
私は昔から彼とは少なからず『因縁』があってね・・・・きみには、その手助けをしてもらいたい。」

74燐『ワイルド・ラブ』:2006/07/16(日) 10:47:13
>>73

恋人の突然の死で憔悴していた燐は気晴らしにNYを旅行をしていた。
教師である燐は本来なら有給の類は取れないのだが、見かねた周りが気遣って休みを無理矢理押し付けたのだろう。

「その前に教えてくれ。
 あんたの事を如何しても思い出せないのだが、本当にあんたは俺と会った事があるのか?
 いや……そもそも覚えてもいなさそうな位関係が薄い俺を、何故あんたはこんな所に呼び出したんだ?」

胡散臭がりつつも空港で受け取ったメールに従ってロビーにやって来た燐は、
目の前の見覚えの無い長身の男性を不思議そうに観察しつつ疑問に思った事を口にした。

出来る限り、長身の男の見た目(年齢や体型等の特徴)を確認しておきたい。

「………『処理』……文字通りの意味で………なのか?」

75『天使の肖像』:2006/07/17(月) 01:31:57
>>74
『燐』は目の前のスーツ姿の長身の男を観察する。
男は精悍で鼻筋の通った顔立ちをしており、真直ぐな黒い瞳が意思の強さを感じさせる。
顔や体全体から受ける印象は、理性が強く、しかも寡黙な男性と思われる。

男「・・・・思い出せないのなら・・・・無理はしなくても良いだろう。
私には『信頼』の出来る『仲間』が必要だ・・・・君は・・・・
私から『信頼』を置けると考えさせてもらっている。・・・・理由は言えないがね。」

『燐』の最後の問いに、男は軽く口元に笑みを浮かべ、それを『返事』とする。
『燐』には一枚の黒い封筒が渡される。
その中には、一見すると美しい女性と見間違えてしまうような顔写真が入っている。
青年は金髪のセミロングヘアで、澄んだブルーの瞳に鼻筋が通っており
肌は見るからにきめこまかく、白く美しい。

『『アンドリュー・ディビス』。21歳、アメリカ人。』

もう一枚、小さな紙切れが封筒の中には入っている。
『Billion Dallar Babies
これは『切り札』『ジョーカー』。最後の望みに託すときに使うこと。』

紙切れは一枚の『チケット』のようなもので、裏面にそのような説明が書いてある。

76燐『ワイルド・ラブ』:2006/07/17(月) 11:19:48
>>75

「………良く分からんが、まあ良いさ。
 あんたやその仲間が俺を裏切ったら、俺もあんた達を裏切るだけだ。」

2つの封筒を男から受け取ると、燐は中身の写真と紙片をじっと見詰めている。
紙片を上着のポケットに仕舞い込んだ燐は、男に対して『ディビス』の写真を突きつけた。

「で、こいつは何をしでかしたんだ?
 食い逃げか? 万引きか? 落書きか? それとも……『人殺し』か?」

一番最後の部分にだけ、燐の声はこの上無く悪意や憎悪が籠っている様に聞こえるだろう。

「ええと、『ビリオンダラーベイビーズ』?
 あの紙片……如何見てもコンサートか何かのチケットにしか見えないんだが。」

禁煙を始めて以来ポケットに常備している飴を2つ取り出し、
長身の男に1つを勧めながら,飴の袋を開けつつ燐は『ジョーカー』の眠っているポケットをチラリと見た。
如何も当てにしていない様な印象を目付きから受けるかもしれない。

77松郷『ウイスキー・トレイン』:2006/07/17(月) 22:25:49
>>44
「……どう見ても平和な雰囲気じゃないネ」

ファーストフードのチェーン店を見つける。

…そう言えば自分は『ドル札』を持っているか?
思い出そうとする。

78『天使の肖像』:2006/07/18(火) 00:57:57
>>75
男「・・・・『麻薬密売』『麻薬不法所持』『銃刀法違反』『殺人罪』『殺人教唆』
『自殺教唆』『医師法違反』『弁護士法違反』『証券取引法違反』『死体遺棄』
『営利誘拐』『未成年略取』『現住建造物放火』『凶器準備集合』・・・・
挙げていけばきりがないが・・・・そんなことは、私にはどうだっていい。

その『チケット』は、大切に使うことだ・・・・まさに、君には最後の『切り札』となるだろう。
・・・・説明は、以上で終る。・・・・今のうちに聞きたいことはないかね?」

79『天使の肖像』:2006/07/18(火) 00:59:59
>>77
『松郷』の財布の中身は『ドル』に両替がされており
当面の『ニューヨーク』での生活には困ることは無いだろう。

80『我々は皆運命に選ばれた兵士』:2006/07/19(水) 13:38:13
>>78

「そうか……ディビス……こいつは………人を殺した事があるのか……。
 死刑だ……死刑だ……死刑だ……。
 被告・ディビス,裁判官・俺,弁護士・俺,検事・俺,陪審員・俺,処刑人・俺、判決は絞首刑だ。」

クスクスと不気味に笑いながら、囁く様な小さい声で燐はディビスの写真を握り締めている。
眼鏡のレンズで遮られて見え難いかもしれないが、燐の碧眼に狂気が籠っている様に見えるだろう。


「………こいつの居場所とスタンド能力,仲間の有無を教えてくれ。
 それとこいつの『処理』を終えた後は如何したら良いのかも聞いておきたいんだが……えーと……Mr……。」

『今の内に聞いておきたい事』を指を折りながら尋ねた燐は、
名前を聞いていなかった事を思い出して男性の額より少し上の辺りで視線を右往左往させている。


【質問】

燐は大統領殺害事件を知っていると考えて良い?
知っているなら、その事件をどれ程詳しく知っているかを教えて欲しい。

81『天使の肖像』:2006/07/21(金) 21:03:34
>>72
『バッシィィッ!』

『クラックショット』が作り出した『衣服』を作り出す。

『ムギッ!』
軽いうめき声のようなものが聞こえるが『スタンド』が小さ過ぎるためか
どのあたりで捕らえることが出来たのかは良く分からない。

『バス停』にバスが止まり『フレッド』が降りようとする。
『フレッド』「お兄ちゃん、早くしないと発車しちゃうよ。
それともそのおじいさんに何かあったの?まだ乗っていくの?」

82『天使の肖像』:2006/07/21(金) 21:11:57
>>80
男「・・・・『ディビス』の所在は、現在『不明』だ。
それを探し出すこと自体も君の『任務』だと認識したまえ。
『スタンド能力』は『扉を作り出す』・・・・単純だがね。
『仲間』の人数は、現在確認されているだけで『8名』・・・・彼らの詳細は不明だ。
・・・・『処理』が終れば、君はただ普通の日常生活にもどれば良い。
『報酬』や、その後の生活は全て安全を保証しよう。

・・・・私には『名前』は無い。今の君には、まだ知る必要は無いだろう。」

→『大統領暗殺事件』は、詳細はまだ分かっていない。

83燐『ワイルド・ラブ』:2006/07/21(金) 22:03:26
>>82

「ふむ……『現在は』不明って事は昔は分かってたんだな?
 じゃあ、あんた達が掴んでいる一番最近のディビスのいたらしい場所の情報を教えてくれ。
 既にやってるだろうけど、俺自身で何か手掛かりが無いか其処を調査してみたい。
 まさか『スタンド使いはスタンド使いと惹かれ合う』から、当て無く彷徨っていても見付かるだろうなんて言わないよな?」

舐めていた飴を小さくなったので噛み砕くと、燐は眉根を寄せながら男に尋ねる。

「それじゃあ、取り敢えず俺はあんたを『名無し』と呼ぶとするよ。
 人の事を何時までもあんた呼ばわりってのも失礼だし,不便だからな。 良いかい?」


>『大統領暗殺事件』は、詳細はまだ分かっていない。

つまり、『新聞か何かでそう言う事件があったのは知っている』と言う事で良い?

84空閑 永也『クラックショット』:2006/07/21(金) 22:39:48
>>81
「おっ。
ヘーイ、ストーップ! アイムゴー! 降りるぜ!」

運転手に声を掛け、老人の無事を確認してから降車口に向かう。

85『天使の肖像』:2006/07/22(土) 03:00:10
>>83
男「・・・・『ディビス』の所在が最後に確認できた場所は・・・・
ここから離れた場所になるが、ある『アミューズメントパーク』になるな。
最も、いくら調べても何ら『証拠』等はあがらないと思うがね・・・・。」

男はそのアミューズメントパークの場所を『燐』へ伝える。

つまり、『新聞か何かでそう言う事件があったのは知っている』と言う事で良い?
→『YES』

86『天使の肖像』:2006/07/22(土) 03:05:51
>>84
『空閑』と『フレッド』はバスを降りる。
老人には特に体調の変化などは見られないようだ。

『フレッド』「ここから本当は『地下鉄』を使って行くのが一番なんだけど・・・
お兄ちゃん大丈夫?『検問』をやってる可能性は高いけど、『その体』で?」
『フレッド』は『地下鉄』の出入り口に差し掛かると『空閑』に問いかける。

87空閑 永也『クラックショット』:2006/07/22(土) 03:28:52
>>86
「ジックリ見られなきゃあ誤魔化しようもあるかもしれねーが……
大統領が暗殺されてちゃあ適当な検問なんて望めねー。
きっとムサ苦しいオッサンのことでも、
素っ裸のねーちゃんを見るみてージロジロチェックしてるに違いないぜ」

周囲を見回し、トイレなど個室のありそうな建物を探す。

「『地下鉄』が一番ってことはよぉ、フレッド。
『二番』もあるってことだよな? どんなのが『二番』なんだ?
出来るだけ不自然じゃなく見せる方法もなくはねーが、
あんまし『検問』には行きたくないぜ。
『NYの警備員』には悪い思い出があるんだ」

88燐『ワイルド・ラブ』:2006/07/22(土) 08:07:32
>>85

「例えそうだとしても、まずは行ってみるよ。
 手掛かりと言うか目標が無いよりはマシだし、
 其処を調査している姿が囮になって,ディビスや8人の仲間を呼び寄せられるかもしれんからな。」

ずり下がった眼鏡を親指で押し上げると、燐はメモ帳に何かを書き付けて,破り取った。
『名無し』に差し出した破られたメモには、幾つかの数字がハイフンで区切られつつ並んで記されている。

「これ、俺の携帯番号だ。 何かあったら連絡してくれ。
 あー………あと、『名無し』さんに連絡を取る方法を教えて欲しいんだが?」

>>85

回答感謝

89松郷『ウイスキー・トレイン』:2006/07/28(金) 22:38:43
>>79
安心してチェーン店に入り、ホットドッグとドリンクを注文する。

90『天使の肖像』:2006/07/31(月) 22:06:48
>>87
近くにはいくつものオフィスビルやファーストフードなどがあり
そこに入ればトイレくらいはあるだろう。

『フレッド』「『2番目』は『タクシー』で『3番目』は暫く歩いてから別の『バス』だよ。
お金があるんだったらタクシーで言ってもいいけど、まだ距離がありすぎる。
バスを使うんだったら20分以上歩くことになるね。僕はどれでもいいけど。」

『空閑』の所持している金額ならば『フレッド』の言う目的地まで
到着できるかも知れないが、その後の残金の保証はできない。

91『天使の肖像』:2006/07/31(月) 22:11:33
>>88
スーツ姿の男「・・・・『連絡先』・・・・受け取っておこう。
私と君との連絡だが・・・・私の情報は『必要が無い』・・・・。
何故ならば、君が『然るべき運命』を持っていれば『然るべき時』に
必ず再び『私に出会えるから』だ・・・・夢のように聞こえるかも知れないが。」

男はそう言うと、その場で立ち上がる。

92空閑 永也『クラックショット』:2006/07/31(月) 22:30:20
>>90
「金か……この先何があるかわかんねー、無駄遣いはしたくねーぜ。
かといって、幽霊とゾンビで延々歩くってのもやな感じだぜ、
何に出くわすかわからないからな……。
何とか地下鉄を使うのがやっぱ一番良さそうだな」

適当な、セキュリティの甘そうなビルに向かい、トイレに入る。

93松郷『ウイスキー・トレイン』:2006/07/31(月) 23:06:44
>>89
食事を済ませて外に出る。

「さてと。
 満腹になったし、どこ行こうかナ」

街中を散策する。

94『天使の肖像』:2006/08/01(火) 00:01:30
>>89
『松郷』はホットドックとドリンクを注文し、席に座る。
ふと、3メートル程度先の席に座っていたスカートの老人女性の足元が気に係る。
そこは激しく赤い色に変色しており、見るだけで痛々しく思えた。

95『天使の肖像』:2006/08/01(火) 00:24:39
>>92
『フレッド』「お兄ちゃん、もう死んでるのにトイレはいくの?
幽霊とゾンビってその辺が違うのかな。ゾンビのほうが遥かに希少価値あるよね。」

『フレッド』は慣れてきたのか、冗談を言いながら『空閑』とともに近くのビルのトイレに入る。

96燐『ワイルド・ラブ』:2006/08/01(火) 14:15:12
>>91

「………確かに夢みたいな話だな……確実性も確証も無いって辺りが特に。」

後頭部を軽く指先で掻いた燐は、長い艶やかなブロンドを揺らしながら呟いた。
これ以上詮索するのも無駄だと思ったらしく、連絡先を無理に聞き出そうとはしないつもりらしい。

「さて……塒を見付けてから、俺は件の『アミューズメントパーク』に行って来るとしようか。
 あんたは如何するつもりなんだい、これから? 俺と一緒に行ってくれるって感じじゃ無さそうだが。」

男が腰を上げたのを見て自分も立ち上がると、燐は荷物の入ったバックパックを背負った。

97空閑 永也『クラックショット』:2006/08/03(木) 09:18:10
>>95
「フレッドォ、テメー他人事だからってよぉ〜〜〜。
生ゴミ置き場でインフルエンザ罹ってるみたいな気分なんだぜ、こっちは。
だが確かに、確かに俺以外のゾンビは見たことないな、幽霊はあるけど。
そういやぁ……」

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/8604/1137855700/814-820
の、『青白い女性』の消え様のことを話す。

「っつー消え方をした、幽霊っぽい奴がいたんだ。
幽霊ってのは、みんなあんな風に潰されて消えちまうのか?
それってサイコーに苦しそうだぜ〜〜〜」

話しながら、トイレに他に人がいないか、個室・掃除用具入れまで確認。
人がいるようなら、出て行くまで待つ。



「なあフレッド、悪ぃんだけどよ、人がこねーか見ててくれないか?」

『フレッド』を見張りに立たせて、洗面所の鏡に向かいサングラスを外す。
明らかに異常な死人の肌を隠す為、顔にはファンデーションを塗ってある。
手拭き用の紙タオルを濡らし、ファンデーションを擦り落とす。
すっかり落ちずとも、顔色が悪く見えるようになればそれでいい。

『クラァッ!』

それから『クラックショット』で、トイレットペーパーホルダーなどの金属物を殴り、
適当な長さの『針金』のような『破壊物』を複数生み出す。
それらを持って再び鏡に向き直る。

「ふうぅ〜〜〜〜、正直言って、ゾッとしねえぜ……。
自分で自分を手術したブラックジャックみてーな気分だ。
だがやるっきゃねーな」

『クラックショット』で『針金状破壊物』を顔の前に捧げ持った。
深呼吸を(気分的に)して、心を落ち着ける。
覚悟を決め、『針金状破壊物』をゆっくりと顔に近付け……そのまま『自分の顔面に挿入する』。

『ズブ……ズブブ……』

「ぐ……うぐ、ぐううう……!」

口の左右に縦に数本、額に横に数本、他にも適当に『老人の皺』に似せるように。
お肌の曲がり角どころではない、肌の張りは最悪だ。
『クラックショット』の器用さがあれば、皺は比較的簡単に作れるのではないだろうか。
先程話した『ホームレス風の老人』というモデルも間近で見たばかりだ。

「ぐ……う、うう……う……ハァ、ハァ……」

98『天使の肖像』:2006/08/04(金) 01:35:10
>>96
スーツ姿の男は『燐』の質問に答える。

男「・・・・ゆっくりと食事をする。腹がへっていてね。」
・・・・・・・・・・・・・・『燐』は男と分かれ、ホテルを出る。
大統領の暗殺された市内は戒厳令下にあり、街のいたるところに武装した軍や警官がいる。
世界の経済の中心でもある街には、それでもビジネスパーソンの姿が多い。

99『天使の肖像』:2006/08/04(金) 01:40:12
>>97
『フレッド』「分かったよ。でも何をはじめる気なの?」

『フレッド』はトイレの出入り口を見ながら『空閑』をチラチラと見ている。
『フレッド』「う・・・うわぁぁぁーー!な、何してるんだお兄ちゃんんん〜〜!?
き、気でも狂ったのかあぁぁ〜〜!?」

『空閑』の顔が、見る見るうちに『老人』のような顔になってくる。

100燐『ワイルド・ラブ』:2006/08/04(金) 16:48:15
>>98

「さて……ホテルを探すか。」

長身の男と別れてホテルから出て来た燐は、ホテルを探そうと歩き出した。
NYにビジネスマンが世界中から集まってくる以上、
彼等(彼女等)をターゲットにしたビジネスホテルが直ぐに見つけられる位所々にあると思う。

「っと……誰に見られているか分からんし、可能な限りは注意しなければな。
 幾等『囮作戦』って言っても、その『囮』がいきなり倒されたら如何しようも無いし。」

ディビスの手の者による尾行や監視への対策として、出来る限り人混みに紛れながらの移動を心掛けたい。

101空閑 永也『クラックショット』:2006/08/04(金) 23:40:23
>>99
「ウグ……俺見るよりよぉ……外見てろよフレッド……
どーせ俺のこの顔は、これからしばらく見続けることになるんだからな……
変身シーンを見せて幽霊少年にトラウマ植え付けたくはねーぜ……」

満足いく出来になった所で止め、紙タオルで血や体液を拭く。
髪の毛もグシャグシャにする

「安心しろよ、狂っちゃいないぜ。
この体じゃあどっかしら不自然になるのは仕方ねー。
だったら『不自然』が『自然』に見えるようにすりゃあいいってわけだ。
変なジジイだったら、肌の色が悪いのも匂いがするのもありえる。
検問役だって、詳しくチェックはしたがらないだろうぜ……
丁度、今ビビったお前みたいにな」

服などもだらしなく乱す。
鏡を見て、老人らしい歩き方を少し練習。

「どうだ? ジジイっぽく見えるか? どこかおかしくない?」

『フレッド』の意見を聞いて修正の後、トイレの外に出る。

102『天使の肖像』:2006/08/05(土) 03:14:08
>>100
『燐』は人込みにまぎれながらホテルを探す。
ビジネスホテルは多くあり、探すには苦労は無い。
ふと、オフィス街の一角にある20メートルほどの巨大液晶テレビにニュースが流れる。

『スポーツニュース

キン肉マン、超人オリンピックにてV2達成。
決勝の相手はソビエト代表のウォーズマン。
コンピュータ不可が過剰になったところを最後はキン肉バスターで勝利。』

50メートルほど先に、大きなビジネスホテルがあることを確認する。
『ホテル・US』

一泊の料金は、そう高くは無い。拠点とするには悪くないだろう。

103『天使の肖像』:2006/08/05(土) 03:18:20
>>101
『フレッド』「・・・・・徹底してるなあ。それなら完璧にわからないよ。
じゃあこれからは練習で『おじいちゃん』って呼ばせてもらうよ、その格好の間。
『おかしくない』ってぇのは『愚問』だよ。まあおかしくないよおじいちゃん。」

『空閑』は『フレッド』とともにトイレの外へ出る。

先ほどの地下鉄の出入り口にまで進むが、その間特に『空閑』のほうを注目する人間もいなかった。
『フレッド』「じゃあ、行こう。」

『フレッド』は地下鉄の階段を下り始める。

104燐『ワイルド・ラブ』:2006/08/05(土) 07:11:09
>>102

「……………は?」

50m先にホテルを見付けた燐の耳に、『キン肉マンV2』のニュースが届いて来た。

今のニュースを流したテレビを見る前に、
まずは周りの人達の反応(『他の人も今のニュースが聞こえたか?』等)を歩きながら観察してみたい。
流石に此処まで珍妙なニュースが聞こえていたら、どんな人でも何かリアクションをすると思う。

105空閑 永也『クラックショット』:2006/08/05(土) 23:53:06
>>103
「よっしゃ、それを聞いて自信が持てたぜ」

サングラスはポケットに突っ込んでおく。
半目気味、猫背、足を引きずるようにしながら『フレッド』の後を追う。

106『天使の肖像』:2006/08/06(日) 02:18:57
>>104
『燐』は、周囲の人間を見る。
一瞬不思議そうに首をかしげるものもいるが、みな仕事に忙しいのか
ニュースを気にするヒマもなく銘々が行動をしている。
(そもそも意味がわかっていない可能性もある。)

ふと、強いビル風が吹き『燐』の足元に新聞が飛んでくる。
ゴシック紙らしく、妙なニュースが一面を飾っている。

『ミスターサタン、セルゲームに参加を表明。
来る○月×日のセルゲームに、格闘王が挑む。』

107『天使の肖像』:2006/08/06(日) 02:28:28
>>105
『空閑』は『フレッド』とともに地下鉄へ向かう。
・・・・・軍と思われる屈強そうな男が警備をしていたが
特に検問のようなこともされずに、2人は地下鉄に乗り込んだ。

『ガタンガタン・・・・ガタンガタン・・・・』

次の駅で、日本人の学生と思われる青年が地下鉄に乗り込んでくる。
『空閑』の前の座席に座った青年は『空閑』のほうをじっと見つめてくる。

『フレッド』「おじいちゃん、目的の駅までは『40分』くらいかかるよ。
ゆっくりしているといいよ。本でも読む?来るときに拾った本だけど。」

『フレッド』は『空閑』に『NewsWeek』と『Newton』を見せる。
『フレッド』「前のお兄ちゃんには見えないよ。
この本は幽霊じゃあなくて本物だからおじいちゃんが持つと実際に見えるようになるけど。」

108空閑 永也『クラックショット』:2006/08/06(日) 02:52:59
>>107
(おじいちゃんおじいちゃんってよォ〜〜〜〜。
本気で老けた気になっちまうじゃねーか。
……でもその気になって演技するには良いかな)

『フレッド』の差し出した本に、ぼんやりと目を向ける。
大統領の事件について知るために『NewsWeek』は欲しかった、が。

(おぉ! ナイスだぜフレッド。
だが、どうも前のあいつが気になるな。
そんなに見られたら、いきなり本が現れるのに気付かれちまうぜ)

「んぁ……あ?」

曖昧な呻き声を上げ、前の席の青年に向けギクシャクと首をかしげてみせた。
『フレッド』には手の平を向けて小さく『ちょっと待て』のジェスチャをする。

109燐『ワイルド・ラブ』:2006/08/06(日) 10:05:46
>>106

「…………。」(これは……スタンド攻撃……だろうな、如何見ても。)

黄金期に掠っている身にとっては懐かしいニュースを見ながら、
燐は無言でセルゲームの記事が載っている新聞の他の見出しを軽く流し読みする。

読み終わったら、周りに『変な行動や格好をしている人』がいないかを探してみたい。
(例えば、『スタンドのヴィジョンを出している人』や『背中に亀の文字が入った道着を着ている人』等)
また、それと同時に『記事に書かれている事』が本当に起きたりしていないか等も確認しておきたい。

110『天使の肖像』:2006/08/07(月) 02:26:46
>>108
『フレッド』「どうしたのおじいちゃん?見えてないって言ってるのに。」

『フレッド』は『空閑』とともに前の座席の青年を見る。
青年は『空閑』と目を合わせたまま立ち上がる。

『ドドドドドドドドドドドドド』
青年の側に、機械的な人型の『スタンド』が現れる。
『スタンド』の全身には『矢印』のような模様が散りばめられている。

111『天使の肖像』:2006/08/07(月) 02:32:44
>>109
『燐』は、他のニュースにも目を通す。
しかし、その記事以外にこれと言って変わった記事は無い普通の新聞。
周囲を見渡そうとした瞬間、背後から衝撃を受ける。

『ドンッ!』
『燐』は軽く前のめりになる。衝撃のもとを振りかえると、若い女性が倒れている。

「ハァ・・・・ハァ・・・・!ぐすっ・・・・!
早くあいつらのもとに行かないと!あいつらは今も戦っているんだ。」

112燐『ワイルド・ラブ』:2006/08/07(月) 07:34:45
>>111

「うわ……ッ!!」

つんのめった体を立て直すと、燐は衝撃の源を確かめようと振り返った。
もしかしたら起こるかもしれない『何か』に備えて、スタンドは何時でも出せる様に用意しておく。

「…………おい……おい……ッ!! 大丈夫か、お前さん?」

足元に倒れていた女性を見た燐は、用心しながら彼女に声を掛けてみる。
この時、ついでに女性の格好や様子を観察したい。

113空閑 永也『クラックショット』:2006/08/07(月) 12:17:07
>>110
(こ……こいつ! 『スタンド使い』かよ!!)

肺はもう働いていないにも関わらず、密かに息を呑んだ。

(……何者だ?
俺はバレるようなことは何も見せてねーし、フレッドが見えてる様子もない。
だとするとガン飛ばしてハッタリかましてやがんのか野郎ォォ。
だったら知らんぷりするべきなんだが……
もしも! もしも何故かフレッドが見えてて攻撃するつもりだとしたら……
フレッド』はスタンド』が見えねー、
見過ごして危険にさらすわけにゃあいかないぜ)

座席から腰を浮かせたくなるが、おさえる。
敢えて、深く腰掛ける。

「……あ、んあ〜〜〜〜〜、チミ。
チミチミ、何かワシに用でもあるのかね?
確か初対面だと思ったんじゃがのぉ〜〜〜〜〜イヤイヤ」

後頭部を手で掻きながらトボけた様子で言う。

114『天使の肖像』:2006/08/08(火) 01:42:01
>>112
『燐』は周囲を警戒しながら女性に声をかける。
女性は茶色いショートヘアで目のぱっちりとした美人。
ボーダーのポロシャツにミニスカートを履いているがスタイルが良い。
手に怪我をしているのか、包帯を巻いている。

女性はその場で泣き崩れている。

「う・・・・ッ、う・・・・ッ!畜生・・・・!」

「おいっ!お前がやったんだな!?見たぞこの野郎!」
後ろから不意に『燐』は声を掛けられる。
振りかえると『麦わら帽子』を被ったまだ若い『青年』が立っている。
その『青年』の腕は、はるか後方までゴムのように伸びている。
ニューヨークの街を数十メートルに渡り、長い腕が伸びる。
周囲にいる人間は、まるでアニメのように目を見開いてその光景を見ている。

青年「ゴムゴムの・・・・!」
青年の腕が、一瞬消えたように見えた。

『ビュンッ』

115『天使の肖像』:2006/08/08(火) 01:50:10
>>113
青年は『空閑』に答えようとする様子も無く『スタンド』を『空閑』に叩き込む。

『がっしぃぃぃ!』

『フレッド』「な、何が起こっているの?おじちゃんの知り合いだったの?」

青年の『スタンド』の手元に、何かが蠢いている。
それは、小さな『蚤』のような『スタンド』であり、先ほどのバスの中で
『空閑』が目撃したものと同一のものであった。

『青年』「あなた、『見えている』んですね。
僕、実は今日『3回目』なんです。この『蚤』の『スタンド』を見たの。
害があるわけじゃあないので『3回目』の今、思いきって『掴んで』みました。
とりあえず、刺されたわけじゃあなさそうですね。良かった。

僕の『スペクトルズ』は、あなたに攻撃をしたわけじゃあありませんから。念のため。」

116燐『ワイルド・ラブ』:2006/08/08(火) 09:27:26
>>114

「な……ッ!? 『ワイルド・ラブ』………壁を作れ!!」

手に持っていた『セルゲームの新聞』を前(青年の方)に投げ、
燐はその場に伏せながら,それを媒介に『葡萄の蔦』を最大限伸ばさせようとする。
盾にはならないだろうが、『葡萄の蔦』は多少は目晦ましになると思う。

「何なんだ、これは一体……? おい、あんた!! あの青年は一体何なんだ?」

伏せた格好のまま、燐は泣き崩れている女性に声を掛けようとする。

【質問】
・漫画のキャラクター(麦藁の青年)や話(セルゲーム)を燐は知っていると言う認識で良い?
・失念していましたが、持ち物の提示は必要?

117空閑 永也『クラックショット』:2006/08/08(火) 16:55:07
>>115
『ビクッ』

頭の後ろに回した手が震えた。。
それ以上動けなかったのか動かなかったのかは、よく分からなかった。

「こっちは『2回目』じゃ。
……『ありがとう』と言うべきかな」

(ビ……ビッてなんかいないぜ〜〜、ちょいと驚いたが。
いつの間にかくっつかれてたっのか。
刺されてねーのか、刺されても死体じゃ関係なかったのか……。
ともかく、この矢印ヤローはいきなり攻撃してくるような相手じゃあなさそうだ。
だが信用して手の内を晒すのはまだ早いぜ)

『フレッド』を安心させる為に小さく頷いてみせた後、
老人の演技のままで話すことにする。

「攻撃をするつもりわけじゃあないというのは信用しよう、『スペクトルマン』君。
ワシは先程バスの中で、その『蚤』の『スタンド』を見かけたんじゃがね……
刺されたらしい人間はピンピンしとったぞ。
一体なんじゃろうなあ、キミはどこで見たんじゃね」

118『天使の肖像』:2006/08/09(水) 01:50:36
>>116
「バズーカッ!!!」

『ドッォオン!!!』

『房』を生やした新聞ごしに『麦わら帽子の青年』の目にも止まらない掌底が
『燐』を襲う。人間業とは思えない激しい衝撃とともに体がふっとぶ。

『プチプチィ!』
かろうじて出した『葡萄の房』で直接の衝撃が若干緩和され
『麦わら帽子の青年』の攻撃が横に逸れる。

『ギャァァアアーーー!!』
道路に投げ出された『燐』の前に乗用車が突っ込んでくる。
ブレーキをかけるが、間に合いそうに無い。
現在距離『7メートル』

『麦わら帽子の青年』「うちの航海士を、泣かすなよっ!」

・漫画のキャラクター(麦藁の青年)や話(セルゲーム)を燐は知っていると言う認識で良い?
→『YES』
・失念していましたが、持ち物の提示は必要?
→『不可能』

119『天使の肖像』:2006/08/09(水) 01:57:15
>>117
青年「僕は『スペクトルマン』じゃあなくて『世良』って言います。
『世良公明』。この『スタンド』は『スペクトルズ』。

この『蚤のスタンド』を見たのは、近くの公園と駅前のファーストフード店です。
やっぱりあなたと同じような『老人』に付いていました。
害があるのか分かりませんけど、これに刺されると火傷したみたいな跡になりますよ。
あなたはまだ刺されてはいないみたいですね。とりあえず良かった。」

『フレッド』「この人、悪い人には見えないけど油断はしないほうがいいよ。
『no name』の仲間かも知れないし『クイーン』の仲間の可能性もある。」

120燐『ワイルド・ラブ』:2006/08/09(水) 10:17:05
>>120

「っが……ッ!!」

凄まじいパワーの掌底を喰らって吹っ飛んだ燐の方に乗用車が突っ込んで来た。

燐は『ワイルド・ラブ』を発現させ,自身に対して能力を付加させる。

「『ワイルド・ラブ』ッ!! 『蔓』を伸ばせッ!!」

全速力(スB)で体から『蔦』を生やし、その反動で燐は自身の体の軌道を変化させようとしているらしい。
更に体から生えた『蔦』を道路に向けて伸ばし、その反作用(道路を押したパスはCB)も利用しようとしている様だ。

軌道変化の成否に関わらず、燐は全身に『蔦』を絡みつかせて,クッションを作ろうとする。

121燐『ワイルド・ラブ』:2006/08/09(水) 10:20:15
>>120

すみません。
『蔓』と『蔦』が混じっていますが、全て『蔓』で統一して読んで下さい。

122空閑 永也『クラックショット』:2006/08/10(木) 01:47:47
>>119
(言われなくてもだぜ、フレッド。
気のいい奴でも立場は別だ……)

「変なこともあるもんだ、ジジィばかり選んでどうするつもりなのか……。
いや助かった。
その『スペクトルズ』、どんな能力なのかね、
大した『スピード』と『正確さ』じゃないか」

感謝の言葉に『スタンド能力』への質問をさり気なく紛れ込ませる。

「ところで、あー、世良君、どこに行くつもりなんだね。
何だか知らんが、こんな厳戒態勢の時に……大学かい?」

123『天使の肖像』:2006/08/10(木) 02:33:59
>>120-121
『ドガッシャァァン!』

『蔓』を生やした『燐』は体を可能な限り車から引き離す。

『きゅるきゅるきゅるるるるう!!!』
伸ばした『蔓』が運悪く乗用車の車輪に絡まり、体が浮き上がる。

『ドグシャァアアア!』
乗用車は電柱に突っ込み、その勢いで『燐』の体が投げ出される。

『ガッシャァァアアン!』
近くにあったブティックのガラスまで体が飛ばされ、ガラスを突き破る。
ガラスの破片とともに体が叩きつけられるが『蔓』のおかげでクッションが効き
見た目よりはダメージは少ない。ブティックの女性店員が悲鳴を上げる。

124『天使の肖像』:2006/08/10(木) 02:41:17
>>122
『世良』「この『スタンド』が一体何をしているのか、実は良く分かりません。
『スペクトルズ』は『ベクトル』を作り出します。
『スペクトルズ』の作り出した『ベクトル』には、力の大きさに関係なく『従う』ことになります。」

『世良』は、あっけらかんと『空閑』に『スタンド』の『能力』を教える。

『世良』「実は『no name』って言う人を探しているんです。
『車椅子』に乗っている人なんですけど、僕の恩人みたいな人で。
『no name』さんに呼ばれて『ニューヨーク』に来たら、この事件が起きて。
『戒厳令』のおかげで暫く日本にも帰れないし、呼んだ本人は約束の場所に行っても会えないし。

あなたも『スタンド使い』だ。もしかして知ってますか?『no name』さんのこと。」

『フレッド』「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

125燐『ワイルド・ラブ』:2006/08/10(木) 17:58:43
>>123

「あ……ッ!! ぐ………かなり痛いが……大きな怪我は無いみたいだな。」

クラクラする頭をハッキリさせる様に振って立ち上がると、
燐は乗用車と『麦藁の青年』達,ブティックの様子を素早く確認する。

「さて……如何した物か……。
 
3択−一つだけ選びなさい
 答え1 ハンサムの燐は突如反撃のアイデアが閃く
 答え2 別の漫画の奴が来て、助けてくれる
 答え3 如何しようも無い。 現実は非情である。
 
 俺が丸を付けたいのは答え②だが、期待は出来ない………。
 敵の能力でこうなっている状況下で、
 都合良く漫画のヒーローが登場して『待ってました!』と協力してくれるなんて事は期待出来無い。
 逆に、新しく現れた漫画のキャラクターが俺の敵として目の前に立ち塞がるって可能性もあるんだしな。」

穴が開いて出入り口と化したショーウインドウから外に出ると、
燐は遮蔽物の陰に隠れながら『麦藁の青年』のいた方向へと走り出す。
遮蔽物が全く無いのなら、
ブティックのショーウインドウには必ずあるであろうマネキン人形を盾にしつつ移動したい。

「やっぱり、答えは1か。」

126『天使の肖像』:2006/08/11(金) 01:36:26
>>125
乗用車は電柱に突っ込んだままで、運転手は気絶しているようだ。
周囲には野次馬が数人集まって、ある程度の距離を置いて事故現場を見ている。
ブティックの中には女性用のドレスが並んでいる。
見渡すが『麦わら帽子の青年』の姿は無い。
先にぶつかった女性が真上を見上げている。

『燐』は外へ出て『麦わら帽子の青年』のいたほうへと歩を進める。
マネキンを引きずる『燐』は、先ほどのダメージもあり移動スピードが遅い。

127空閑 永也『クラックショット』:2006/08/11(金) 01:42:31
>>124
あまりにあっさりと教えてきたために、内心で驚いた。

(『良い人』っつーか、単に無用心っつーか……危機感がねーんだなこいつ。
だが『ベクトル』か……もし戦うとしたら、相性は良くなさそうだぜ)

「なるほどなぁ……」

周囲に人が居ないことを確認し、言葉を選びつつ慎重に話す。

「噂でちらりと聞いたことがある程度だなぁ……。
しかし世良君、君の『恩』というのは大きいのかい。
君の命をかけ……また大勢の人間を傷つけても良いというほどの」

128燐『ワイルド・ラブ』:2006/08/11(金) 12:33:24
>>127

恐らく『麦わらの青年』がいるであろう上空を確認した後、
自分の身体に『蔓』を巻き付かせたままの燐はさっき吹き飛ばされた場所へ全力で走る。
出来るのなら、上空からの攻撃に備えながら先程の女性がいる所から5m強離れた位置を確保したい。

「おい、そこの泣いてた人!! あんた達は何でこんな所にいるんだ!?」

【質問】
>>118を見る限りでは燐が吹き飛ばされたのは7m前後の距離だと思われるのだが、この認識で良い?
・街中なので色々な物があると思うが、消火栓や自動販売機,路上駐車された車等の具体例を教えて欲しい。

129燐『ワイルド・ラブ』:2006/08/11(金) 12:34:30
>>128

【訂正】

さっき吹き飛ばされた場所へ → さっき吹き飛ばされた場所『の傍』へ

130『天使の肖像』:2006/08/13(日) 02:36:42
>>127
『世良』は『空閑』の言葉に一瞬躊躇するような仕草をした後、顔を近づける。

『世良』「これ、特殊メイクですかぁぁ?びっくりした。
まだあなた、若いですよね実は。その声、僕と同い年くらいじゃあないんですか?」

『世良』「『no name』さんは、僕に『スタンド』を目覚めさせてくれたんです。
まあそれだけと言えばそれだけなんですけど、他に聞きたいこともあるし。
なんだか不思議な人なんですよね。なんて言って良いかわからないんですけど。」

『フレッド』「・・・・・・・何人もの人の命や運命を悪戯に弄ぶ男に憧れてるの?
聞いていると胸がムカついてくるよ。何も知らないだけなのかも知れないけどッ!」

131『天使の肖像』:2006/08/13(日) 02:52:58
>>128-129
「ゴムゴムの・・・・!」

『ぎゅるるるるるるるる!』
『麦わら帽子の青年』は上空で雑巾を絞るように足を何重にも回している。
その動きはおよそ普通の人間の動きではない。


『ドドドドドドドドドド』
ふと、潮の香りを感じる。

先ほど吹っ飛ばされた『道路』が、まるで『海』のように変わっている。
通行していた乗用車、全て『船』に変わっている。
歩いていたビジネスパーソンや野次馬が漫画の海賊のような姿に変わっていく。
(その他の風景は『ニューヨーク』の風景で変化は無く、人々は自然にしている。)

女性は『燐』の質問には答えない。
『燐』は女性の前5メートルの場所まで進む。

>>118を見る限りでは燐が吹き飛ばされたのは
7m前後の距離だと思われるのだが、この認識で良い?
→『YES』

・街中なので色々な物があると思うが、消火栓や自動販売機
路上駐車された車等の具体例を教えて欲しい。
→『船』は視界に入るだけで『3隻』・・・・時速80キロ前後で移動中。
先ほど衝突を回避した『船』は電柱に激突し、座礁したようになっている。
テロを恐れてか、特に外には何も置いていない。
電柱が15メートル程度の間隔で5本ほど立っている。
近くに自販機や車は無い。

132燐『ワイルド・ラブ』:2006/08/13(日) 10:09:42
>>131

回答感謝

>>131

「なッ……周りが海に……? だが、好都合だ!!
 俺はあいつの弱点を良ーく知っている……何せ『有名人』だからな。」

背後の世界が変化して行く様子を見た燐は、そのまま海の中に飛び込んだ。

出来る限りまで深く潜って、青年の攻撃を水の抵抗によって軽減しようとしている様だ。
水中で自分の身体に触り、『蔓』を伸ばした勢いで潜るスピードを加速している。

「…………!!」(あいつは水中に入ると力が抜けるんだったよな。)

133松郷『ウイスキー・トレイン』:2006/08/14(月) 20:41:45
>>94
席に座った。
ふと老人女性の足元が視界に入った。

「うわっすげっ。」

思わず呟いた。

「どっかで転んだりしたんだろうかネ、何にせよ痛そうだネ」

134空閑 永也『クラックショット』:2006/08/15(火) 01:53:13
>>130
(バ……バレちまったッ! 話しすぎたか?)

「ちょっと事情があってな……」

少し砕けた口調にはなるが、詳しい追及はかわそうとする。

(問題は俺がどういう立場で話すかってことだ……。
どっちで話しても、相手からは敵にされちまう……
こいつは本当にまだ仲間じゃねーのか、実は『no name』の仲間なのか、
反対に『クイーン』の手下で『no name』側の振りをしてるのか!)

相変わらず辺りを警戒しつつ、声を潜める。

「なあ世良君。あの男はまるで『ヒトラー』だ。
『カリスマ』はあっても、その分だけ危険って感じだ。
お前が『分かってる奴』だったらワザワザ止めないが……忠告しとくぜ。
会いに行ったら、ヤバい相手の殺しを依頼される。拒否は出来ない。
俺は依頼を受けて動いてるが……ダチが殺されてんだ」

チラリ、と『フレッド』を宥めるように見る。

「俺の『蚤』を取ってくれた。
みすみす殺されに行ってほしいとは思わないぜ」

(……考えてもわかんねェ―――ッ!
どーせわかんねーからよォ〜〜〜
言いたいことを言うだけだぜ〜〜〜〜〜)

135『?』:2006/08/16(水) 01:43:50
>>132
『ガッシィィィ!』

海に飛び込む寸前で『燐』の頭ががっちりと掴まれる。
自分の体に『蔓』を伸ばしている為か、動作が一瞬だけ遅れてしまう。

『ぎゅるるるるるるるるるるるるる』

凄まじい回転で周囲の風景が歪む。

136『天使の肖像』:2006/08/16(水) 01:46:54
>>133
『ドドドドドドドドドドドドド』

痣の中心を良く見ると、小さな『何か』が見える。
『何か』の正体は、非常に小さな『蚤』のような像を持った『スタンド』であることが分かる。
『蚤のスタンド』は、そのまま老人女性のスカートの中へ隠れてしまう。

137『天使の肖像』:2006/08/16(水) 01:53:37
>>134
『世良』「殺しの依頼!?・・・・・・殺しだってぇぇ〜〜!?
でも、確かにあの人なら平気で言う雰囲気はあるかも知れない。
まあ・・・・・僕にそんな大それたこと頼まれてもどうにもならないけどね。」

『世良』「それよりこの『スタンド』、どうしましょうか?
とりあえず叩き潰したほうが良いかな?害は無いと思うけど。」

『フレッド』「・・・・・・・・本当に仲間とかじゃあなさそうだね。
とりあえず、悪い人間には見えないよ。『no name』を信じてる時点でバカっぽいけど。」

138燐『ワイルド・ラブ』:2006/08/16(水) 01:54:26
>>135

「…………お……おわあああああああぁぁぁ……ッ!?」

がっちりと強い力で頭を掴まれた燐は、自分に触った『麦藁の青年』の足に対して能力を使用する。
頭と足の間に『蔦』や『房』を生やし、それによって足から逃れる為の隙間を作り出そうとしているらしい。

139燐『ワイルド・ラブ』:2006/08/16(水) 02:08:43
>>138

念の為、補足させて下さい。

>頭と足の間に『蔦』や『房』を生やし、それによって足から逃れる為の隙間を作り出そうとしているらしい。

とは、作り出した『葡萄』を消す事で『本来葡萄があった部分』を『隙間』に変えると言う意味です。

140『天使の肖像』:2006/08/17(木) 02:52:38
『七市』は、病院のベッドの上で目を覚ます。

『ドドドドドドドドドドドドドド』

・・・・・・1人の男が『七市』の側に顔を近づけている。
暗がりで顔ははっきりとは確認出来ない。
男性のようでもあり、その輪郭は女性のようでもある。


「『懐古』も、大した警備はしてないみたいだね。
それとも、私を『泳がせている』つもりなのかな?」

「あなた、僕の友達との決闘に勝利したらしいよね?聞いたよ。
・・・・・・・おかげで『組織』には少なからずダメージを受けてしまった。」

『七市』は体を動かそうとするが、重く、動くことが出来ない。

141『天使の肖像』:2006/08/17(木) 02:59:44
>>138-139
『ドッゴォォォォーーーーーーン!』

激しい衝撃音とともに『燐』の目の前が真っ赤に染まる。
頭がクラクラし、激しい眩暈に襲われる。



『パッパー!ブッブー!』
「おい!このクソボゲがァッ!そんなところで昼寝してるんじゃあねぇー!」
「ひきころされてぇのかっ!道路の真中に布団はねぇぞこの野郎ッ!」

周囲の風景が、今までの『ニューヨーク市街』のものへと変わっている。
雑踏の中に目指していたホテルが目に入る。
・・・・・・・・『麦わら帽子の青年』の姿は、そこには無い。

本体名:燐 スタンド名:『ワイルド・ラブ』→『リタイア(全治4ヶ月)』

142『天使の肖像』:2006/08/19(土) 01:32:14
『no name』と名乗る『グレーのスーツを着た男』は『ニューヨーク』で
カリスマ的な人気を持つ美容室へと足を運んでいた。

・・・・彼は髪を切り終わると、満足した風で会計を済ませる。
小柄な可愛らしい女性が、男の荷物を帰りがけにフロントで返却する。



『ドッスゥゥ!』

『ドドドドドドドドドドドドド』
・・・・男の荷物から出た『矢』が、彼女の喉元を貫く。
彼女は驚きのあまり悲鳴すら出すことが出来ない。
・・・・周囲には、他の人間はおらず、男と彼女のみがその場にいる。

「・・・・命に、別状は無いが・・・・ちょいと驚いたな・・・・・。
『運命』とは、こういうことか・・・・。君には『才能』があったようだ。
・・・・詳しくは話している余裕はないが・・・・。
君自身を良く見つめ・・・・そして、精神の求めるままに行動をすることだ。
・・・・『精神』の成長こそ、人間には重要なことだからだ・・・・。

・・・・また、会おう。・・・・『運命』がそうさせるなら・・・・フフ。」

・・・・男は荷物を持ち、その場を立ち去る。・・・・痛みは、既に無かった。

143『天使の肖像』:2006/08/19(土) 01:42:36
『トゥルー・レリジョン』のデニムジャケットにパンツを履いた小柄な中学生風の男が『ニューヨーク』にいる。
男はニキビ顔で体型もまだ幼く、髪にも寝癖があり、お世辞にも着ているものは似合っていない。

「ねぇ、ベイベ。おねーちゃん、俺にサーフィンさせてくれない?
いい仕事するよ?俺がおねーちゃんに乗って夢見させてあげるよ。」

「お呼びじゃあないわ。学校行ってもっと勉強しな!」

道行く女性に声を次々にかけるが、当然相手にされない。

「・・・・・・・ちぐじょう!男は中身だっつの!
馬鹿にしやがってぇ・・・・・・・ちぐじょう!」

『ドドドドドドドドドドドドドド』
路地裏で、少年が立ち去った後に女性の死体が転がる。
女性の死体は全身から血を垂れ流している。

「見る目がねぇやつは死んだ人生も同然だ。
なら、俺が『終らせてやる』よ。みたかちぐじょう!」


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板