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長編、長文支援スレ
75
:
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:2003/09/28(日) 20:14
「何も心配されることはありませんわ」
「そうかしら…… 」
「外交問題は、王様や、大臣等のお歴々が処理されますし、王女様は舞踏会の華に
なって頂ければよろしいのですよ 」
「ええ」
私が小さく相槌を打ったことを確認すると、彼女は何気なく魅力的な言葉を
投げかけてくる。
「それに、素敵な殿方も、舞踏会に姿をお見せになると思いますわ」
「えっ? 」
ばあやは変化球が得意だ。たぶん私の顔は、興味津々といった状態に
なっていると思う。
「ローレシアと、サマルトリアの王子様もご出席とか」
彼女の言葉から、記憶の糸を手繰り寄せる。暫くすると、二人の少年の姿が
浮かんでくる。
確か、彼等とは5年前にもこの城で会って、数日を過ごしたはず。
もっとも、その時は3人とも、ある意味では無邪気な少年と少女であり、
蘭の花が咲き誇る中庭や、迷路のような城内で遊んでいただけだった。
「ええ…… 」
私は、今日何度目かの溜息をついた。
「でも、心配だわ…… お顔をみた時にどうすればいいのか」
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