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生活

100WS:2011/06/27(月) 09:30:13
 アスペルガーの児童および成人は自分の興味のない分野に対しての忍耐力が弱い場合が多い。
学生時代、「とても優秀な劣等生」と認識された人も多い。
これは、自分の興味のある分野に関しては他人に比べて遙かに優秀であることが誰の目にも明らかなのに、毎日の宿題にはやる気を見せないからである
(時に興味のある分野であってもやる気を見せない、という意見もあるが、それは他人が同じ分野だと思うものが本人にとっては異なる分野だからだと思われる。
 例えば、数学に興味があるが答えが巻末に載っている受験数学を自分で解くことには興味が持てない、日本語の旧字体に興味はあるが国語の擬古文の読解問題には興味が持てない、など)。
ノートやテスト用紙に文字を手書きすることを、とても面倒で苦痛に感じる子供もいる。
一方、反対に学業において他人に勝つことに興味を持ったために優秀な成績を取る人も居り、これは診断の困難さを増す。
他人に自分の主張を否定されることに強く嫌悪感を覚えるという人もいる。このことは学校などで学習上の大きな障害となる。
例えば、教師が生徒にいきなり答えさせ、生徒:「これは○○だと思います」先生:「 違うよね、これは××だよ」というように、否定して答えやヒントを教えるような方法は、アスペルガーの人には相当な苦痛となる。
しかし、多くの成人は、忍耐力のなさと動機の欠如などを克服し、新しい活動や新しい人に会うことに対する耐性を発達させている。

 アスペルガーの人は正常な知能と社交能力の低さを併せ持つと考える人もいる。

 このことは子供時代や、大人になってからも多くの問題をもたらす。
アスペルガーの子供はしばしば学校でのいじめの対象になりやすい。
なぜなら彼等独特の振るまい、言葉使い、興味対象、身なり、そして彼等の非言語的メッセージを受け取る能力の低さを持つからである。
彼等に対し、嫌悪感を持つ子供が多いのもこのことが要因だろう。
このため教育の場である学校において、今後はサポート体制の確立や自立の支援、他の子供への理解を深めさせる、といった総合的な支援策が必要になるだろう。

 「アスペルガー症候群」という一つのカテゴリーであっても、人によって障害の度合いは千差万別である。
例えば、学校の友達と上手く話せたり、話を上手くまとめられるなど、至って軽度な場合もある。
また、上手く話せず、それでもよい友達に巡り会えたから必死で耐えている、というように、自閉度が中度?重度なこともある。
この障害は、カナータイプの自閉症などと違い、一見「定型発達者」に見えるために、周りからのサポートが遅れがちになったりすることが問題となっている。

 アスペルガーの人は他の様々な感覚、発達、あるいは生理的異常を示すこともある。
その子供時代に細かな運動能力に遅れをみせることが多い。特徴的なゆらゆら歩きや小刻みな歩き方をし、腕を不自然に振りながら歩くかもしれない。
手をぶらぶら振るなど(常同行動)、衝動的な指、手、腕の動きもしばしば認められる。

 アスペルガーの人は感覚的に多くの負荷がかかっていることがある。
音、匂いに敏感だったり、あるいは接触されることを嫌ったりする。例えば、頭を触られたり、髪を触られるのを嫌う人もいる。
音に神経質過ぎて不眠を訴える人も多い。
これが子供の場合、教室の騒音が彼等に耐えられないものである場合等、学校での問題をさらに複雑にすることもある。

 別の行動の特徴として、やまびこのように、言葉やその一部を繰り返す反響言語(エコラリア)と呼ばれる症状を示す場合がある。

アスペルガー症候群の著名人
 自閉的な特徴を持っていた著名人は多く、研究者や偉人に対する「変わり者の天才」というステレオタイプの形成を助けてきた。
 ただし、アスペルガー症候群のような高機能な自閉症の存在が知られるのはここ数十年、特に一般に認知されてきたのは1980年代以降であるため、生前に診断や検査を受けた者は例外的である。
 疑いがあるが、診断されなかった者たちについて残された記録をもって推測することの是非について論争が絶えない。
アスペルガー症候群の診断を受けている事を公表している著名人
 泉流星
 テンプル・グランディン
 クレイグ・ニコルズ
 倉持由香
 リチャード・ボーチャーズ
 バーノン・スミス
 スティーブン・スピルバーグ
 南雲玲生
 田尻智
 金田ゆうじ
 ダニエル・タメット
 エイドリアン・ラモ
 レディホーク




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