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漫画講座論
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>>868
『全てのストーリーは探求の形を取る。
出来事により人生の均衡が(良いor悪い)傾くと、元へ戻したいという意識的欲求や無意識的欲求が生じ、敵対する力(内的・個人的・非個人的)に抗って欲求の対象を追う探求を始める。
達成できるかどうかは分からない。
これがストーリーの中核となる。
自分が書くストーリーの探求の形を理解するためには、主人公の欲求の対象を見極めるといい。』
『メインプロットの契機事件については観客が実際に目にすることがストーリー設計で不可欠だ。
その理由は二つある。
第一に、契機事件を体験すると「これからどんな展開になる?」という大きな疑問が観客の心に湧き起こる。
ハリウッドの俗語では、メインプロットの契機事件は「つかみ」と呼ばれる。これがスクリーン上で起こらなくてはいけないのは、これこそが観客の好奇心を捕らえて刺激するからだ。
大きな疑問の答えを知りたいと思わせて、観客の関心を引きつけ、最終幕のクライマックスまで引っ張るわけだ。』
『第二に、契機事件を目撃することによって、観客の頭に「重大局面」のイメージが浮かび上がる。
重大局面とは、ストーリーが終わる前に観客が必ず見なくてはいけないと自覚しているシーンを指す。
探求を続けた主人公は、そのシーンに及んで、最強の敵対する力(契機事件をきっかけに生まれ、勢いや規模を大きくした力)と対峙することになる。
その瞬間を待ちわびるように仕向けた脚本家は、期待に応えてそれを見せなくてはならない。
緊迫した状況で主人公が選択とアクションに及ぶ決定的な出来事・重大局面と最終幕のクライマックスによって描かれる必要がある。
観客は重大局面が待ち受けていることを自覚しているが、それを淡々と確認しようとまではしない。
重大局面の扱いをしくじっても「お粗末な映画だ。重大局面がなかったじゃないか」と思いながら席を立つわけではない。
観客は何かが足りないと直観的に悟るのだ。
ストーリーの約束事を見聞きした経験則から、契機事件によって敵対する力が引き起こされ、人間の経験の限界まで至ること、最大化した力と主人公が対峙して物語が終わることを知っている。
契機事件と重大局面を結びつけることは、伏線を張ること、つまり後の展開に備えていくつかの出来事を配することの一環である。
作家の選択は(ジャンル、設定、登場人物、ムード)全て伏線だと言える。台詞、アクションによって観客にいくつかの予想を促していく。
その出来事が起こると、観客はある意味で作家の計算通りに満足する。
だが、伏線の最も大事な役割は、契機事件によって重大局面のイメージを観客に描かせることだ。
「重大局面」とは、ストーリーの五つの要素の中で、クライマックスの前に位置する物で、後で「究極の選択」として出てきます。
契機事件は「重大局面」から「クライマックス」へのつかみとして機能しないといけない。
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