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漫画講座論

360WS:2011/10/16(日) 10:27:03
ライトベル作家、榊一郎先生の創作クラスタへのtips
http://togetter.com/li/200990

私は企画書を書く際に「テーマ」と「コンセプト」と「セールスポイント」を分けますが(セールスポイントはコンセプトの一部にする場合もありますが)、これを分けて考えていない人も多い。特に「セールスポイント」がテーマと区別されていない人が居て。

例えば、拙作の「ポリフォニカ」でいえば、「音楽家の少年が、強大な精霊と出会う事で成長する物語」「クリエイトするとはどういう事か?」辺りがテーマな訳ですが。

恐らく、これだけでは「売り」は分かりにくい――読者の方々にアピールするポイントが、ぴんと来ない。
「音楽を演奏する事で、精霊をブースト出来る世界観」「音楽を求めてくる精霊と契約関係を結ぶ世界観」これが世界観的なコンセプトであり、「傲慢で美しくその癖可愛い感じにもなる(まあツンデレですよね)精霊と、楽士の少年との、二人三脚の物語」「世界の一大事に少年と精霊が立ち向かう」「同時に学園ドラマでもある」この辺がセールスポイントになる、と

もっと端的に言えば、セールスポイントとは「端的に、これ面白いよ! ●●だもん!」と短く言うその言葉であり、自分が書く側ではなく「売る側」になった時にどうやって、それを伝えるか、の部分。




以前から私が良く言う、「自分の書いた文章の向こう側に読者を見ているか」です、結局の話。「こう書いた方が伝わりやすい」「俺が読者ならこう書いてあった方が楽しいかな」的な認識ですね。エンターテイメントである以上、お客を愉しませないといかんのですが、

ついつい「芸術」「自己表現」という言葉に引きずられて、「日記」ではなく「他人が読むもの」「他人に読んで貰って理解して貰うもの」ひいては「自分が感じた面白さを、相手と共有する為のもの」であるという理解が薄い人をちょこちょこ見かけます。

勿論、自己表現、あるいは感性だけで書ききって小説として面白くできてしまう人は居る訳ですが(天才の類)、逆に、最後の一歩が超えられない人というのは、この辺が引っかかっているパターンを多々見ます。

なので、技術的に考えると、敢えて「テーマ」「コンセプト」「セールスポイント」を分けた上で、「この三つを別々に言えるかどうか(ごっちゃになっていないかどうか/区別出来ているかどうか)」を試験的にやってみると、案外、ブレイクスルーになる可能性がありまする。




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