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SSの実力向上を目指すスレ 第5話

1名前が無い程度の能力:2008/03/22(土) 14:06:59 ID:/mqao81U0
 ここはSSについてただ投稿等するだけでなく、仲間と批評するなどして自分の実力向上を目指すスレです。
「SSの書き方について他の人の意見も聞いてみたいぜ」といった人。
「SS公表してみたいけど自信がない・・・」という人。
 その他どんな人でもOK。
 実力を身に付けたり、物書き同士で交流したりしましょう。

 批評依頼やアドヴァイスなど何でもござれ。

過去スレ
 SSの実力向上を目指すスレ 第4話
 ttp://jbbs.livedoor.jp/computer/6306/storage/1197098164.html
 SSの実力向上を目指すスレ 第3話
 ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/6306/1137562560/
 SSの実力向上を目指すスレ 第2話
 ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/6306/1118065427/
 SSの実力向上を目指すスレ 第1話
 ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/6306/1110043444/

関連スレ
 東方創想話作品について語るスレ その35改
 ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/6306/1205948335/l50
 東方SSコンペ企画運営スレ7
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 投稿するまでもないSSスレ 7/7
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作品を投稿してみよう〜
 東方創想話・プチ創想話ミニ
 ttp://www5d.biglobe.ne.jp/~coolier2/SS_kai.html

参考サイト
初めて小説・SSを書かれる皆様へ〜
 モノ書き一里塚
 ttp://www.asahi-net.or.jp/~mi9t-mttn/
 RealCreate−小説の書き方講座−
 ttp://www.feel-stylia.com/rc/creative/
 ライトノベル作法研究所
 ttp://www.raitonoveru.jp/

メアリー・スーについて
 メアリー・スーとは
  ttp://ja.wikipedia.org/wiki/Mary_Sue
 メアリー・スーテスト
  ttp://iwatam-server.dyndns.org/column/marysue/

2名前が無い程度の能力:2008/03/22(土) 14:13:48 ID:8grq1Slo0
>>1 乙。
復活まで長かったな。

3名前が無い程度の能力:2008/03/23(日) 02:34:49 ID:EmQOnv/s0
>>1
これでまた書く気力がわいてくる

4名前が無い程度の能力:2008/03/23(日) 03:45:10 ID:DvaQMYRw0
1乙です!
無かったもんで正直困ってた。

5名前が無い程度の能力:2008/03/23(日) 12:22:20 ID:tz0IFHEk0
その月明かりは、とてもなんとかで。

とか「。」をちょっと中途半端なとこで打つのは文法の一つなの?

6名前が無い程度の能力:2008/03/23(日) 13:28:07 ID:0DwKK0Yw0
文法というより演出かと。

体言止めみたいに途中で切ることで、余韻を残したり行間を読ませるようにしたり。
きのこや西尾維新が多用してるが、別に昔からある手法のひとつだしな。

7名前が無い程度の能力:2008/03/23(日) 13:30:05 ID:KadQNFQ60
詩が文章の途中で改行するのと似たような効果だね

8三文字:2008/03/26(水) 02:04:31 ID:gUj0a4Nw0
作品集51の「愛されスキマ」の批評お願いします。
今回もよろしくお願いします。

9名前が無い程度の能力:2008/03/26(水) 21:58:54 ID:9j5889Ho0
>>8
批評してみたら、えらく長文ということでエラーになった orz
どうしよう、うpロダに上げようか?

10名前が無い程度の能力:2008/03/26(水) 22:19:29 ID:nOjLGzhU0
わけてレスればいいじゃん

11:2008/03/26(水) 22:37:16 ID:9j5889Ho0
分けてみよう。

・タイトルがいまいち。
 ギャグなら構いませんが、この話の雰囲気にはそぐわない気が。
 タイトルは作品の顔です。もっと気を使いましょう。

・字下げをしましょう。人によってはそれだけで読む気がなくなります。

・語尾が被るのは、演出上の意図的なものでない限りできるだけ避けましょう
(冒頭の〜〜感じられる。〜〜含んでいる。〜〜生まれる。この場合、含んでいるを含んでいたなどに変えるなど)
 音読すれば解りますが、リズムがそこで止まってしまいます。
 印象付けたいシーンであれば止めることで強調を促しますが、そうでない場合メリハリをつけるためにも避けた方が無難です。
 プロでもやってない人が多いですが、ちょっとした気遣いで読みやすさは段違いに変わりますよ。

・残雪という単語を連呼しすぎていてもにょります。
 ただの雪なら兎も角、残雪という単語だと割と強い言葉(残る雪ということで、雪の種類を特定してしまう)ですから、同じコンテンツの中での乱用は避け、違う単語で表現してみましょう。
 語彙力、もしくは表現力が問われています。雰囲気で魅せるSSならば尚更。

・若妻という言葉はどこかエロい。ああいけません三河屋さん…… 
 批評モードで読んでいるせいか、ちょっと白けてしまいました。
 ギャップ狙いなのは解りますが、恐いモードと可愛いモードそれぞれの表現が安めで、今一落差が足りない模様。
 ここらはセンスの問題となりますが、上手く嵌ればそれだけで読者を引き込むことが出来るでしょう。
 稼ぎどころです。頑張ってください。

・私は紫に会っても言いわけ?あいつ今無防備なんでしょ? 
 いいわけ? ですね。誤字はどんなに気をつけても混じるものですが、台詞に誤字があると印象度が強くなります。しかも悪い方に。気をつけましょう。
 あと?や!の後には一文字空けましょう。上の字下げと同じく、萎える人はとことん萎えます。

・『ゆかりんはおねむの最中でーす★起こしたりなんかしたらゆかりん怒っちゃうぞ!御用の方は藍に言ってくれるといいと思いまーす。じゃあね〜☆』 
 これもギャップ狙いなのは解りますので、その前の襖絵の描写にもっと力を入れてみましょう。
 あと☆は一個まで。二個は萎えます。
 萎えました。

・紫の穏やかな寝姿、及び霊夢の心情がこの話の肝と思います。実際に力を入れてらっしゃいましたし。
 ただまぁ、バランスの問題で、こういう心理描写重視のシーンでは少しくらい厨臭くても構わない覚悟で、単語や一文の強さで勝負すべきかと。
 紫の描写をもっと緻密に、霊夢の心情をもっと切なげに。
 女性の作家が書かれるものを参考にしてみてもいいかもしれません。

・緩やかな笑みを浮かべていた これも緩やかなを多用しすぎです。
 同じ表情が続けることで、意図的に心を隠す仮面の演出とされているのですが、語彙力の不足と取られかねません。
 言い回しを変える、もしくはわざと同じ表現を使っているのだと読者にも予測が付くように、演出してみるといいかもしれません。
 ここも稼ぎどころかと。

12:2008/03/26(水) 22:38:15 ID:9j5889Ho0
続き

・藍の暴走 ここがこの話の真の山場。
 ですが、まだまだ。
 一気呵成に心情を叩き付けるならば、!の多様は逆効果です。数千年の重みを感じさせる台詞を、魂を搾り出すような叫びを。
 無茶なことを言っているのは承知ですが、それが出来なければこの話は死んでしまいます。
 藍の魂を赤裸々に晒そうというのです。作者はその何倍も苦しんで台詞を磨き抜かなければ。
 そして台詞に頼りすぎることなく、視線、手の動き、指先の動き、尻尾の動き、空気、雰囲気、その全てを効果的に使って、この山場を盛り上げてください。
 確かに作者は読者に読んで頂くもの。
 だけどクライマックスくらいは、読者の首根っこを押さえつけて読ませるくらいの気迫で綴って欲しいものです。

・ラストの霊夢
 確かにそれが博麗の巫女。
 ですが、あくまでもこの話においてはという話ですけど、すでに霊夢は「紫を特別なものとして見てしまっているただの女の子」になっています。
 いかにその気持ちを隠そうとも、そういう気持ちを持った時点で博麗の巫女としてはズレているのです。
 ならばここで改めて博麗の巫女に戻すためには、それなりの演出が必要かと。
 博麗の巫女を「全てと等しく距離を取る者」とするか、「全てを等しく受け止める者」とするか。
 その違いを表現しなくては、作者が解っていても読者は納得できません。
 そしてそうでなければ、あの藍の叫びに対抗することはできないでしょう。
 台詞で長々とその違いを語る必要はありません。
 ちょっと勝手に弄ってみました。

 §

「……そうね、私はあいつが好き。認めるわ」
 言葉と裏腹に、静かすぎる声で、霊夢は真っ直ぐに告げる。
 藍の叫びを、その殺意を、正面から受け止め、それでもなお畏れず、揺るがず、在りのままに。 
 その宣戦布告とも取れる霊夢の言葉に、藍の気、その質が変わる。
 押し殺した殺気から、明確な殺意へと。
 溶けた鉄が冷え、剛い刃物へと変わるように。
 九つの尾がぞわりと撓み、瞳の色が青から無色へと移ろった瞬間に、
「でもね。私、あんたのことも嫌いじゃないのよ」
 ――どうしてかしらね?
 そんな風に、僅かに首を傾げて。
 千の剣に囲まれたような空気の中、その全てを受け流すように、博麗の巫女が春色の笑みを浮かべていた。
「おまえ……」
「ああ、そうか。きっと、あんたの淹れたお茶が美味しかったからね」
 そんな風に、やんわりと。
 涼やかな微笑みを浮かべたままで。
 だから、

 ――また、くるわ

 そう言外に滲ませて、霊夢はふわりと風のように立ち上がった。

 その言葉に、その笑みに、藍は毒気を抜かれてしまう。
 ぽかんと口を開け、呆けたように霊夢の顔を眺め、そして――くつくつと笑い始めた。
「……改めて、私はお前が嫌いだよ。嫉妬に狂っている私が馬鹿みたいじゃないか」
「馬鹿なんじゃない? じゃなきゃあいつと一緒に暮らせるもんですか」
 違いないと、藍は声を上げて笑う。
 くしゃくしゃと顔を歪め、自嘲の様にも、腹の底から素直に笑っているようにも見える顔。
 九尾――八雲 藍そのままの笑み。
 ふわりと、その金色の尾が揺れた。
 風に靡く稲穂のように、さわさわと、さわさわと。

「じゃあね」
「またな」

 刃を交えるように剣呑に。
 拳を打ち鳴らすように小気味よく。
 笑い声と、互いの声が居間に沁み渡っていった。


 §

 こんな風にしてみたり。
 作者の中の霊夢像とは異なるかもしれませんが、あくまで「この話における霊夢なら」きっとこんな風に笑うんじゃないかと。
 原作の霊夢なら、紫のことを本気で迷惑な大妖怪と思ってるでしょうしね。

 まぁ、そんなこんなで色々と口出ししてみました。
 雰囲気で魅せるSSを書きたいという気概が伝わってきましたので、よりそれを効果的に魅せるアドバイスをしてみたつもりです。
 勿論正解じゃありませんし、最後の改変なんか赤面ものですが、なんらかの参考になれば、と。
 
 えらく長文になってしまいましたが、少しでも役に立てたなら幸いです。

13三文字:2008/03/27(木) 00:17:12 ID:rlPyGq8w0
おお。丁寧な批評ありがとうございます。
実はこの作品、最初はほのぼのギャグのつもりで書くつもりだったんです。
ギャグの部分はそれの名残だったり……
構成はきちんと考えないといけませんね。
それのせいで色々と中途半端になってしまいました。

語彙力やら、藍様の暴走の部分は地力の不足ですねぇ。
要精進。

大いに参考になる批評でした。本当にありがとうございます。




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