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東方キャラに演じてほしい名(迷)台詞・シーンスレ その7

647神無月の巫女:2009/01/24(土) 23:36:25 ID:NUqr3.Qk0
永淋「ずっと好きだったの。あなたが。でも、私の"好き"は輝夜の"好き"とは違うの。
 輝夜は私の一番で。本当のお姫さまで。私を照らすお月様。
 魔法使いは月があるから飛ぶことができる。
 誰よりも高く飛んで、その光に近づきたいと、そう思えるの。
 ただ、あなたに見てほしかったの。こんなこと、言ってはいけないのに。
 私の一人の胸にだけしまっておこうって決めてたことなのに。ごめんなさいね、輝夜」
輝夜「私もよ、永淋っ」
永淋「……」
輝夜「私も、永淋が好きっ……」
永淋「……ありがとう。輝夜は優しいから。とても優しいから。そう言ってくれると思ってた。でもね……」
輝夜「違うよっ……。――……ね。どきどきしてるでしょう。妹紅の時と同じ。
 ううん、もっともっとどきどきしてる。私、妹紅とキスした時、なんで泣いたのか今分かった。
 同じ"好き"だから。私の"好き"も、永淋の"好き"と同じだったから! だから悲しかったの」
永淋「違うわ、輝夜。……私は、輝夜が思ってくれてるほど立派じゃない。
 こわがりで、嘘つきで、輝夜きっとがっかりするわ」
輝夜「がっかりなんてしないよ」
永淋「私、輝夜を抱きしめて、キスしたいって、……思っているのよ。女の子なのに」
輝夜「永淋となら、したいよ」
永淋「私は輝夜を閉じこめて、ひどいことを沢山、沢山したわ」
輝夜「それでもいいよ、私!」
永淋「いいえ。私は輝夜を見殺しにした。殺したのよ!
 そんな私に輝夜を愛する、愛される資格なんかない! 許されるはずがないのよ!
 私……私はっ……――っ」

(輝夜の唇が永淋を捕らえる)

輝夜「……永淋。私、やっと分かった。永淋は使者でも魔女でもなかった。
 大好きな人とすれ違っただけで、言葉を交わしただけで、胸のどきどきが収まらないくらい嬉しくて。
 でも嫌われたらって思うだけで夜も眠れないほど不安になって。
 私と同じ、一生懸命に生きる女の子だったんだね。
 なのに私、そんなこと全然考えなかった……! 永淋が強いから。優しいから、
 ただ受け止めて貰って。甘えて、自分のことばかり。
 つらくて、悲しくて、でも、一杯我慢して、大事なものも、大好きなことも、全部捨てて!
 永淋が一番、苦しんでいたのに!
 私、永淋のことをずっと一人ぼっちにしてたんだね、ごめんね……!
 もう、あたしのために我慢なんかしないで! つらいこと、苦しいこと、どんなことでも私に分けて!
 永淋と一緒なら何があったって平気、頑張れるから! 
 月は、魔法使いがいるから輝くんだよ。笑顔になれる、元気になれる、魔法使いが
 魔法を教えてくれるから。もっともっと輝きたいって頑張れるの。魔法使いのために、
 私、ずっとずっと空を照らし続ける、永淋の輝夜になりたい……!」
永淋「輝夜……!」




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