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東方キャラに演じてほしい名(迷)台詞・シーンスレ その7

421名前が無い程度の能力:2008/09/02(火) 12:17:55 ID:dueA6des0
稀代の大妖怪にして一人一種族である妖怪 八雲 紫は
かつて「幻想を永遠とする」という計画に挑み、これに敗北―――
その体は霧散した

―――だが その霧散は紫の思惑通りの結果となった
肉体という檻から開放され 大気に散った魂は
意思からも解脱した為 流れるまま冥界へと向かい 次の転生を待つのだが……
生前「スキマ」という駆動式を完成させていた紫は
妖怪の体を形成していた強大な魂を拡散しつつも あらゆる物に存在する境界の間に留まらせる事に成功する

紫は幻想が滅びるまでのスパンで境界を移動する流れを割り出し
千年単位の航海図を描き その通りに己の死体が流れるルートを計算した
無論そのルートは情勢や状況によって無限に枝分かれする一方通行のものだが――
それは循環するルートへ編み代え 意思が消えた後も霧散した自身がそれに従い 移動するようプログラムした

そしてある一定条件が満たされた時と場所で
彼の霧散した魂はその地域で発生する大規模な境界に収束し、現世に蘇る―――

繰り返し 繰り返し
幾度も 幾度も

幻想が終わるまで「スキマ」は駆動し続ける
長い長い流転の果てに 固体ではなく 幻想そのものが永遠にたどり着く事を夢見て……


紫「 ……その結果が  無限の時を経て辿り着いた結末が……これだというのか!? 」

四季「その通り
   たとえ幾千幾万の時を重ねようとも…… 所詮は叶わぬ、見果てぬ夢よ 」

紫「 では…… 私の 望みは…… 」

四季「叶わぬ。
   汝の駆動式の終焉は 幻想の終焉……
   無人の荒野に君臨するも良いか、結果の出た生を行うも苦痛であろう
   これ以上、汝の無策に我が力を使う事もなし……何より汝の行う計算は不快。
   最早スキマとして徒に彷徨う異議もない ここでその存在を終えよ、スキマ妖怪。
   元より汝は物事の境界を彷徨う隙間に過ぎぬ。隙間の一ツ二ツが消えようとも何の支障もなかろう?
   今宵がスキマ妖怪の終焉よ!! 」

魔理沙「 終焉――って 倒せるのか、あいつを! 」
霊夢「 …… 今の彼はスキマという現象でも何でもない。
   現象と化す前の「八雲 紫」という名の、ただの妖怪――
  
   ならば可能! 実在する今なら間違いなく!!
   今の状態のあいつを消滅させれば! スキマという現象も存在しなくなる!! 」


紫「 ――― ハ
   ハハハハハハハ そうかそうか そうか至らぬか
   何千年境界を彷徨おうとも貴様に至れぬというのか 夜摩天よ!!
   
   だが
   滅びぬ! 私は滅びぬぞ! たとえ今宵が私の果てだとしても
   貴様を仕留めれば閉じられた境界も元に戻ろう!
   元よりこの方法で至れぬとあらば スキマの駆動式もこれまで……
   貴様を喰らい尽くし、その力を以って次の手段を講じよう!!

   我が名はスキマ妖怪 八雲 紫! 現象と成った不滅の存在だ!! 」




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