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懐PCは楽しいよ(本サイトの趣旨)

58Na15:2006/09/07(木) 01:48:27
そんなにたいそうなもんじゃないんです。
68B09の8MHz=68B09Eの2MHz=実クロック2MHz
前にも言った通り、表記の問題なんです。
(スピードが違うと言うのは、IOやメモリの性能差と搭載メモリ量の差と思われます)

ではなぜこうなるのかなんですが、実は68B09はMPU(モトローラ系ではこう読んでますね)
にクロックジェネレータを内蔵していて、クリスタルをつなぐだけで動かす事が出来るんです。
対して68B09Eはクロックジェネレータが無く、外部よりクロックを供給しないと動かないんです。
(多分”E”は外部の意味だと思われます)
そして、68B09Eはこの外部よりのクロック2MHz=実クロック2MHzになります。
ところが68B09でつなぐクリスタルは実クロックの4倍でないといけないのです。
(と言うか、実クロックはクリスタルの1/4になる)
富士通の表記はこのクリスタルのクロック数を表わしています。

クロックジェネレータ内蔵は集積度が上がるし、部品も少なくなるためこちらの方が使いやすそうですが、
ある程度のシステムになると複数クロック(通信やキーボード、アクセレータ等)が必要となるので
結局、別にクロックジェネレータが有った方がクロックの変更とかも楽に出来るために
現在、インテルなどや他のCPUは外部クロックが主流になっています。
FM77シリーズも途中で68B09Eに変わりましたね。
組み込み用システムの多いモトローラだからこその仕様かもしれません。

なお、6809では品番の付け方としてクロックにより
6809(E)=1MHz 68A09(E)=1.5MHz 68B09(E)=2MHz
となっていて、FM7の8/4.9MHzの切り替えはFM8の68A09にあわせたものだと思われます。
(本当なら6MHzですが、やはりFM7の方が性能がいいようです)

さらに時期は忘れましたが、のちに日立が63C09(63系は68系のCMOSタイプ)と言う
3MHzのMPUを出荷し、一時、FMシリーズに乗せ変えるのが流行った時もありました。


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