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虐待・虐殺小説スレッドPART.4

74:2007/05/27(日) 01:09:19 ID:???
(関連作品>>36〜)

天と地の差の裏話




『弱き者は強き者に弄ばれる』
それは被虐者と加虐者の関係に限ったことではない。
加虐者でも、力を持たなければ殺されてしまう。
被虐者でも、力を持てば誰彼構わず虐殺できる。




全てを超越した強者だけが、この世界を支配する。




「んー、今日はイマイチなノーネ・・・」

緑色の身体をした浮浪者が、けだるそうに街を練り歩いていた。
身体的な特徴として、先の折れた耳と右目に走った大きな切り傷。
いつも不機嫌そうに尖らせている口元は、今の気分としっかりマッチしている。

男の名前はノーネと言った。
ノーネの日課はアフォしぃやちびギコの虐殺と、その肉の収穫。
治安の悪いこの街では小食は被虐者同然。
働けないのなら奴らの肉を口にすればいいだけのこと。
媚びらなければ狙われないし、質の良さなんて、贅沢を通り越して都市伝説モノだ。




「・・・?」

いつもは糞虫達で賑わう路地裏。
ここに来れば大概は捕獲することが出来るはずだが、
今日は街中と同じように違っていた。

そこには一人のAAが、俯せに倒れていた。
茶色の身体に、その長毛は泥と血糊で汚れ醜い姿を晒している。
足の方はもっと酷く、何時間歩けばこんなになるのかと思ってしまう程、皮がべろべろに剥がれていた。

(・・・一体なんなノーネ?)

ノーネはそのAAをまじまじと見詰める。
身体は大きめな所から、ちびフサとは違う可能性がある。
フサギコ種の、子供。
なんで子供がこんな姿で、こんな場所で行き倒れているのか。
保護するべきか、見てみぬふりをするか。
いろいろと考えていると、盛大に腹が鳴った。




ここ最近、アフォしぃをなかなか見掛けないことがあり、ノーネは満足に腹を膨らますことが出来ていない。
このAAを見逃し、他の場所に探しに行くという選択肢はあったのだが、
腹が鳴ったことで、切羽詰まった情況というのを思い出してしまう。
幸い、この辺りに他人の気配は全くないし、元より糞虫以外の肉にも興味があった。
ノーネは周囲を二、三度見回してから、足元のフサギコの首に手をのばした。
すると、

「ふがっ!?」

「うおっ!?」

急にフサギコが顔をあげ、跳びはねるように起き上がる。
ノーネはそれに驚き、勢いよく手を引っ込めた。
急な出来事に高鳴る心臓。
それと、殺めようとした事に気付いたことで、脂汗が一気に噴き出る。
対するフサギコはぼんやりとしていて、暫くしてからノーネを見遣った。

「・・・」

「な、何か・・・」

真剣な眼差しと、無言の圧力で更に焦る。
やはり一般AAを喰うことなど、間違っていたのだろうか。
恐らくバレてはいないのだが、どうしてか罪悪感が付き纏う。
聞かれてもないのに、心の中で必死に弁解。
無意味に神経を擦り減らすノーネに、それをじっくり見詰めるフサギコ。
奇妙な空気と沈黙は、そのフサギコの言葉と腹の音で壊された。

「腹減った」

「は?」

「オッサン、なんか食べられるもん持ってない?」

「・・・」


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