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虐待・虐殺小説スレッドPART.4

36魔@お初です:2007/05/07(月) 19:00:21 ID:???
天と地の差の裏話

※この話は被虐者の視点で書かれています




『弱き者は強き者に弄ばれる』
そんな虐殺があたりまえの世界で、僕は産まれた。
母親であるしぃがモララーに強姦され、そのまま身篭って産まれたらしい。
僕は母と見た目が全然違う。
左耳は真っ黒で、右側は頬まで茶色。
三毛猫とでも言うのだろうか
母はしぃ族だから、端から見たら僕は養子である。
僕は自分の毛並みのことを聞いてみたりはしたが、母は何も言わない。
それなのに母は僕の姿が気に入らないようだ。




この世界ではしぃ族は忌み嫌われている。
ダンボールの家で待っていると、今日も母が傷だらけで帰って来た。

「・・・・大丈夫?」

「アンタノセイナノニ ナンデワタシガ ギャクタイサレナキャイケナイノヨ!


僕は毎日虐待を受けた。
何か嫌なことがあれば、すぐに手を出す。

「アンタナンカ イラナイノニ ナンデウマレテクルノヨ!」

そんな事を言っては、母は僕を殴る。
でも殺すまではしなかった。
何故かわからなかった。
僕は殴られようが蹴られようが母を心配していた。
何故かわからなかった。



そして、この日から僕の住む世界はがらりと変わった。




近くの公園を散歩するとのことで、僕も行く事にした。
どうやら、母は自分が何もされなかったら、僕には何もしないようだ。
話を聞いてくれない。
手すら繋いでくれない。
そんな意味も含めて『何もしない』



母は僕の前を歩く。
変な踊りを踊りながら。
変な歌を歌いながら。
僕は母の後ろを歩く。
何もせずに。



暫くすると、見知らぬモララーが目の前にいた。

「お、いいもん連れてんじゃねぇか」

「ナニカトオモエバ ギャクサツチュウ ジャナイノ! サンポノジャマy」

母が全てを言い終わる前に、モララーは母の頬を殴る。
おもいっきり殴ったのか、母はゴミ箱のある所まで吹っ飛んでいった。
大きな音がして、ゴミがばらまかれる。


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