したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

虐待・虐殺小説スレッドPART.4

43:2007/05/07(月) 19:08:02 ID:???
四日目




深夜。
月光りが眩しい位に差し込む窓を眺めるメイ。
メイの足元には血で濡れたタオルと、小さな骨が数個。

「・・・」

澄んだ明かりと瞬く星々。
それと真逆の、濁った真っ黒な感情を静かに燃やす。
昨日、モララーはちびギコの腕で精神を汚染させようとしたのだろうが、もう関係ない。

なりふり構っていられない。
己の腕でも食えと言われたらやってやる。
目をえぐれと言われたら綺麗に取出して献上してもいい。
絶対生きてここから脱出する。
命を、自分自身を奪いそうな程の虐待にも耐えてやる。
餓死も頓死も圧死も溺死も轢死も拒まれるまで耐え抜いてやる。

(チャンスがあれば、何だって−−−)




結局、メイは寝る事なく朝を迎える。
空がすっかり青くなった頃に、モララーはやってきた。

「や、おはよう」

メイがモララーに気付いたのは挨拶をされてから。
空を見るのを止め、モララーを見上げる。

「・・・おはようございます」

少し掠れた声で、言葉だけで挨拶をするメイ。
昨日に続くメイの読めない行動にモララーはまた面食らう。

(こいつ・・・まあいい)

「き、今日は天気がいいから散歩でもしようか」

モララーは一度考えていた事を捨て、壁に打ち付けているリードを外す。
メイはリードが伸びきらないようにと、モララーの足元に行く。

「・・・」

「・・・」

リードを掴んだまま、メイの方を見て固まるモララー。
足元にぴったりとついて、扉の外だけをしっかりと見るメイ。
沈黙は長い。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板