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虐待・虐殺小説スレッドPART.4

426:2007/10/21(日) 19:15:00 ID:???
>>408〜より続き
天と地の差の裏話
『まとめ』






巷では殺人鬼と言われていても、本質は子供。
もし、普通の家庭で普通に育つことができたなら、
ちょうどその頃は『正義のヒーロー』に憧れてもいい歳だ。
自分がピンチになった時、颯爽と現れ悪人を倒す。
ブラウン管の中の強者は、いつだって弱者を助けてくれる。

いつも一人で生きてきた。
いつも一人で窮地から脱してきた。
そんな生き方をしてきたメイは、ある事を忘れてしまっていた。

自分にも、憧れているAAは居るということを。
超人的な力を持ち、自分の味方になってくれたAA。
殺人鬼として唯一の、理解者。






「・・・くくっ」

ギコは今、この瞬間を心から楽しんでいた。
一ヶ月も恋い焦がれ、追い求めていた者に出会えたからだ。
今行っている虐待は、ただのアドリブでしかない。
文字通りの前戯だし、長い間ずっと考え、熟成させた虐殺のメニューでもない。
しかし、ギコはそれでも非常に強い快感を得ていた。

「左腕のその皮、剥いでやろうか。どうせ要らないだろ?」

そして、気付いてしまった。
やり方など関係なく、単にこいつの苦しむ顔が見たかっただけなのだと。

そうと解れば、思考を切り替えなければいけない。
『どうやって殺すか』ではなく、『どうやって生かし、苦しめるか』に。
自害できないようにし、ひたすら延命させつつ、苦しませる。
そうすれば、自分はもう虐殺の為にAAを殺さなくてもいい。
こいつが居れば、他に何も要らないかもしれない。



―――そんな風に、ギコは油断しきっていた。

頭がおかしくなってしまいそうな程の強い快楽に、溺れてしまっていたのだ。
そんな筋肉も精神も弛緩しきった状態では、タカラの脚を止めた時のような反応なんてできる筈がない。
だから今、自分に何が起こったかなんてわからなかった。

メイを持ち上げ、ナイフを再度宛がった時の事だ。




足元を何かが通過した。
唐突に視界が反転する。
目下には空、頭上には地面。
それが更に反転し、腹から地面に叩き付けられた。
その時には既に、手の中にナイフとメイはなかった。

「ぐあッ!?」

衝撃で肺の中の空気が押し出され、出す気のない声が漏れる。
受け身も全く取っていなかったので、そのダメージは見た目より大きい。

集中し過ぎた、悪く言えば盲目になっていたせいで、自分に何があったかわからない。
二手、三手程遅れてから、やっとギコは辺りを見回す。
ナイフは近くに転がっているし、メイは自分と同じようにうずくまっている。
メイの目線はどうしてかこちらに向いておらず、気になってそれを追う。
するとそこには、耳が異様な形をしたでぃが立っていた。

虐待を邪魔された怒りが光の速さで膨張し、爆発した。
考えるより先に、身体が動いて立ち上がろうとする。
だが、どうしてか脚が全く動こうとしない。
何事かと思い、ギコは自分の下半身を見る。

―――両足は、腿のちょうど真ん中で綺麗に真っ二つになっていた。


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