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虐待・虐殺小説スレッドPART.4

408:2007/09/24(月) 23:36:12 ID:???
>>390より続き

天と地の差の裏話
『まとめ』






血塗れのコンクリで被われた空間。
雨水が溜まった取っ手のないバケツ。
赤錆だらけで使い物にならないロッカー。
片隅には無数の白骨化した被虐者達。

取り壊しもされないまま、十数年放置されている小さなビルがあった。
その中では、被虐者がよく連れてこられ、虐殺されている。
表では出来ないやり方を試す疚しい考えの持ち主が、ここをよく利用していた。
商店街とは違う意味での、虐殺スポット。

未だにここは使われている。
しかし、最近では利用する者がどうしてか激減していた。
その理由は、皮肉にも今、その原因となる者がそこを利用していた。




赤褐色の空間に、メイは腰をおろしていた。
その尻の下には、もぞもぞと蠢くものがあった。

「ぁ・・・っ、かひ・・・」

喉を鳴らし、必死に酸素を身体に取り込もうとする茶色の達磨。
四肢の付け根から漏れる血は鮮やかで、まだ新しい傷のよう。
彼の、ちびフサの手足は、既にメイに奪われていた。
目的は勿論虐殺であり、また、食事の為でもあった。

「・・・ん」

丁寧にちびフサの脚の皮を剥ぎ、そこから覗いたピンク色の肉にかじりつく。
水道がないため、血抜きを行わないで食べたものだから生臭さが半端じゃない。
しかし、その臭いと味には当の昔に慣れているので、特に気にならなかった。

「ふぐ、ぅ・・・も、もう許して・・・ぇ」

命の燭が消えかかったちびフサに乗っかり、それを眺めながらの食事。
悦に浸る程の快感は得られないものの、愉快といえば愉快だ。
火傷と片耳を、鬼の首をとったかのように馬鹿にしていた者が、
今ではそれ以下の達磨と化し、死に物狂いで生にしがみついている。

四肢を奪い、それの痛みに絶叫し、叫び疲れた所を狙って今こうしている。
酸欠に近い状態で肺を圧迫されてしまえば、苦しみは半端じゃない。
首を絞められながら、重しを乗っけられているのと同じだ。

「頑張って生きる事を馬鹿にしたくせに、死にたくないなんて我が儘だよ」

「そんな、醜い姿で・・・生きるのが、間違ってる、デチ・・・」

まるで全力疾走した後のように、呼吸を交ぜ途切れ途切れに話すちびフサ。
涙を目尻に沢山溜めながらの罵倒に場違いの根性を感じ、呆れてしまう。
命乞いをして、生を掴む方がよっぽどマシだというのに。
尤も、そんな達磨では一人で生きてはいけないけれど。

「そうだね。醜いよね。でも、キミみたいなダルマの方がもっと醜いと思う」

毛虫みたい。と付け加え、食事を続ける。
と、その言葉の直後、ちびフサは顔を赤くして反論してきた。

「ぉ、おお前が!! こん、こんな・・・こんな姿にしたんデチ!」

変にプライドが高いせいで、屈辱感はかなりのものらしい。
苦しみ、大粒の涙を流しながらも、暴言を吐くことだけは忘れない。
息を大きく吸っては吐き、時折咳込みながらのそれは、滑稽でしかない。

「だって、毛虫なのに手足があったら変だったから」

「そっ、そんな、程度のっ!・・・理由、で・・・っ!」

怒号を飛ばそうにも、圧迫され許容量の小さくなった肺では、満足に行えない。
必死だなあと思いつつ、骨つきチキンの食べ残しみたいにになった毛虫の脚を捨てる。
そして、まだ毛皮のついている残りの四肢に手を付けた。


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