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おちゃめくらぶ掲示板
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10インチ液晶にはWQXGAがベスト!?
キヤノンとシャープが4K対応モニタを年内に量産開始すると発表したにょ。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20120413_526212.html
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20120413_526327.html
すでに4Kモニタ(3840x2160のQuad HDが主流)は市場に出回っているもののそれらは50〜60
インチクラスの大型のものばかりで一部の需要に応えるハイエンドな製品でしかなかった
からね。
しかし、この度は32インチという一般家庭における普及サイズで4Kを実現していることに
価値があるにょ。
液晶モニタはQuad XGA液晶を搭載した新型iPadが4万円台からの普及価格で発売されている
のを見て分かるように解像度アップによるコストアップはそれほどたいしたことはなくて
パネルサイズと生産数が価格に大きな影響を与えているにょ。
したがって、32インチという比較的小さなサイズであるのと同時にそれを大量生産する
ことで量産効果によるコストダウンが実現できるにょ。
新型iPadが高解像度でも安価なのは9.7インチというパネルサイズに加えて1000万台単位の
出荷が行われるため量産効果によるコストダウンが容易であるためにょ。
実際はコストダウンができても4K対応という付加価値によってやや高めの価格付けが
行われると思われるにょ。
現在の液晶TVは低価格競争によって国内メーカーはどこも採算がとれる状況にはならない
レベルにまで達してしまったからね。
問題はTVが4Kになったところで現時点でどれほどの恩恵があるのかということにょ。
次世代となるスーパーハイビジョンはまだ試験放送さえ始まってないという状況下であり
その高解像度を生かせる映像ソースがないからね。
そんな中でやはり期待されるのは4K対応のビデオカメラにょ。
キヤノンはEFマウント対応のデジタルシネマカメラ「EOS C500」とEOS 1DXをベースとした
4K動画が撮影可能な「EOS 1DC」を発表したにょ。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20120413_526222.html
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20120413_526218.html
いずれも非常に高価なものとはいえ、これはハイエンド市場を見込んだ大型センサー搭載の
レンズ交換式であるためやむを得ないにょ。
4K動画が普及してくれば現在のフルHD対応ビデオカメラ並の価格で4K対応のビデオカメラが
登場することが予想されるにょ。
現時点では再生環境がほとんどないため普及にはしばらく時間がかかりそうにょ。
4K対応のビデオカメラをそれなりに安価に抑えてもフルHD液晶TVではその違いが分からない
からね。
エンコーダチップは近い将来安価に作れるようになるとしても記録するメディアが問題と
なるにょ。
現在はフルHD対応のAVCHDでは規格上28Mbpsが最大になっているにょ。
4K動画の主流ビットレートはどれくらいになるのかは分からないけどコーデックが進化
しない限りはフルHDの4倍となる100Mbpsクラスのビットレートが必要になるにょ。
1秒当たり約12MBのデータ量になるのだけどこれだと64GBのSDXCカードであっても1時間半
しか記録できない計算になるにょ。
半導体の製造プロセスの微細化によって記録時間はどんどん増えていくのだけど問題は
容量ではなく速度にょ。
12MB/sというのはあくまで最低レベルの速度であり、より高画質を求めるため高ビット
レートで保存するならばより速い記録メディアが求められるにょ。
十分な映像コンテンツがないと表示機器は普及しないというのは現在の3D対応テレビを
見れば良く分かると思うにょ。(それ以前にメガネを掛けないと視聴できないという
現在の主流のスタイルでは普及は難しいと思われるので3DTVを本格普及させるのであれば
裸眼でまともに視聴できるレベルの3DTVを安価に発売する必要があると思う)
したがって、4K対応TVを普及させるためには価格も重要だけどその価格を下落させるため
にも量産効果によるコストダウンが必要であり、そのためにも多くの人に多少割高でも
4K対応のTVを選んでもらう必要があるにょ。
「卵が先か鶏が先か」というのと議論になってしまいそうだけど結局はコンテンツが
ないと話にならないにょ。
HDTVに関しては地デジへの完全移行が極めて大きい(つまり強制的なアナログからの
乗り換え)けれどBSデジタルやHD対応ビデオカメラがすでに普及しつつあったという
状況を考えると地デジ放送が開始される前からHDTVの需要増はある程度見込まれていた
と思われるにょ。(ここ数年で一気に普及したのは価格面の問題による影響が大きい)
TVの4K化も気になるところだけどそれよりもPCの高解像度化も気になるにょ。
シャープは上記の32インチ4Kパネルと同時に10インチWQXGA(2560x1600)や7インチの
WXGA(1280x800)の液晶パネルの量産化も発表したにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120413_526257.html
個人的に気になるのは10インチWQXGAモニタの方にょ。
これを搭載した小型ノートPCの発売を期待したいにょ。(Let'snote Jあたりに搭載される
とうれしい)
ノートPCの液晶モニタの解像度は90年代後半にXGAが主流になってからはそれがずっと
据え置きの状態が続きXP世代後半(2000年代半ば)にはWXGAが主流になって現在に
至っているにょ。
確かにモデルによってはWXGAよりも高解像度なものは選べるとはいえそれはあくまで
ごく一部の機種に限られ国内で流通している多くの製品はWXGAになっているにょ。
昨年10月4日に書いたようにこのWXGA主流の状況は個人的にはあまりうれしくないもの
となっているにょ。
確かに解像度が上がっても文字が小さくなって読みづらくなるから結局大きな文字
サイズにしてしまうから意味がないとか、そもそもそういう設定方法さえ良くわからない
層も多いから無難に見やすいサイズの文字になるような粗いドットピッチのモニタを
採用しているにすぎないにょ。
そもそもWindowsは基本的には96DPIとなっているため15インチクラスでWXGAというのは
決して間違いではないけどそれは遙か昔のものであり現在の環境に合っているとは
思えないにょ。
Windowsが抱えている問題は互換性を重視しているためスケーリングで解決している
からにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/config/20120406_524158.html
Vista以降はDPI変更に対して柔軟になりアイコンサイズなどもドットピッチに合わせて
変更できるようになったとはいえ、問題はアプリの対応にょ。
依然として特定のDPIに縛られているため自由な解像度で表示できるというわけではなく
文字が小さくなったりレイアウトが崩れたりするものも少なくはないにょ。
この辺はAndroidやiOSといったスマホやタブレット端末対応のOSの方が進んでいると
言えるかもしれないにょ。
Windowsでも高解像度液晶モニタを低解像度で使用することは可能だけどその際には
単純に表示画素数を減らしているため高解像度のメリットは全く無くなってしまうにょ。
もっとも、Windowsも次世代となるWindows 8に採用されているMetro Styleでは仮想的な
スケーリングにある程度対応可能になっている模様にょ。
あと問題は高解像度化してしまうとGPU性能がボトルネックになってしまうという可能性が
あるにょ。
確かに新型iPadはそれを懸念してA5XチップではGPU性能を大幅に高めたにょ。
そのせいで消費電力が増加してしまうので駆動時間減少を招いてしまうのを防ぐため
大容量バッテリを搭載して何とか従来機種(iPad2)と同レベルの駆動時間を維持して
いるにょ。
では、現在のPCはどうなのか・・・?
すでに独立GPUではフルHDを大きく越える解像度に対応しているのだけど内蔵GPUでは
次世代(今月正式発表予定)となるIvyBridgeで対応予定となっているにょ。
つまり、IvyBridgeを搭載したモデルが普及することでフルHDを越える解像度に対応可能
となり、独立GPUの搭載が難しい10インチクラスのノートPCでも上記のようなWQXGA液晶を
搭載することが可能になってくるにょ。
10インチでWQXGAになるのであればそれより大きな液晶パネルを搭載のPCや外付けの大型
モニタを使用可能なデスクトップPCではさらなる高解像度を期待したいにょ。
しかし、それに立ちふさがるのがインターフェイスの問題にょ。
現在主流のHDMIはフルHDまでしか対応していない(3D表示においてはフルHDにさえ対応
できなくなる)ためにDisplayPortが必須となるにょ。
しかし、そのDisplayPortであっても対応はWQXGAまでにょ。
複数のポートを同時に使用することでさらなる高解像度に対応させることは可能だけど
それでは一般へ普及させるのは難しいので転送速度を2倍に高めたDisplayPort2がすでに
規格化されているにょ。
このDisplayPort2を使えば4K液晶にも1ポートで対応が可能になるにょ。
長い間ノートPCはWXGAが主流であり、デスクトップPC(外付けモニタ)の主流はSXGA主流
だったのが近年になってフルHDが主流になっている(20〜22インチフルHD液晶モニタが
1万円台前半で購入可能となっている今では設置スペースの問題が無ければそれ以下の
ものをわざわざ購入する意味がない)とはいえ、それ以上はなかなか進まなかったという
ことがネックになっていたにょ。
あとは需要とOSやアプリ面の対応だけが問題にょ。
OSやアプリ面は上記に書いた通りだけど需要においては何とも言い難いにょ。
個人的には作業領域が増えるというだけでもかなり大きなメリットになっているのだけど
それでは一般に訴求するのは難しそうにょ。
しかし、スマホにおいてはWVGA主流からQHD(960x540)やHD液晶(1280x720)へとシフト
しつつあるし、タブレット端末においては新型iPadがQuad XGAになったのを皮切りにして
他社もフルHDもしくはそれ以上の高解像度の端末の投入を予定しているにょ。
そうなると単純に文字だけを比べても表示品質はタブレット端末よりもPCの方が劣るものに
なってしまうにょ。
iPhone4が同じ液晶サイズのiPhone3GSと比べて縦横2倍の解像度になったけどそれは上記の
ように作業領域の拡大ではなく表示の綺麗さに使われているにょ。
そして、それは多くの人に受け入れられているということを考えるとPCにおいても高解像度
へと進むべきだと私は思うにょ。(本当に価格重視の廉価モデルのためにWXGAを残して
おいてもいいけど)
人間の目の分解能は300dpi程度(これは私も自分自身で実験してみた結果、30cmの距離で
300dpi程度というのはほぼ正しいということが間違いでないことが分かった)だけど
10インチWQXGA液晶ならばほぼ300ppiであるためその理想にほぼ合致するにょ。
つまり、10インチWQXGA液晶は(私にとっては)ベストな選択肢といえるためぜひこの
クラスのノートPCが普及して欲しいにょ。(冒頭に書いたように高解像度になれば高価に
なるというものではないため普及してしまえば量産効果でほとんど価格差は無くなる)
ただし、高解像度の方がいいといってもスマホやタブレット端末は自由な距離で閲覧可能で
あるためその限界まで高めても十分にメリットがあるのに対してPCの場合はモニタと
は固定距離で使うことが多いため単純に言えばそこまで高解像度にしても大きなメリットが
あるとは言い難くなってしまうにょ。
30cmの距離で300dpiならば60cmであれば150dpiと同じになってしまうからね。
それを考えると現状のLet'snote Jや一部の高解像度パネルを使用したネットブックの
ような10.1インチWXGAは一般的なPCの使用方法においてはベストな選択肢になると言える
かもしれないにょ。
とはいえ、10インチWQXGAの液晶パネルが量産化されるとなればやはりそれを欲してしまう
からね(笑)
数年後にはノートPCの主流がWQXGA、デスクトップPC(外付けモニタ)の主流が4Kになって
いることに期待したいにょ。
そのための下準備は整っているためにあとは需要次第にょ。
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