レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
おちゃめくらぶ掲示板
-
絵が上手くなる方法
漫画家さんが教えてくれた「絵がうまくなる9の方法」というのを見かけたので書いて
みることにするにょ。
http://rocketnews24.com/2011/12/25/166384/
その1:よーく考えながら描く
その2:たとえヘタでも最後まで描く
その3:トレースはその場しのぎだから推奨できない
その4:模写はどんどんやろう
その5:人に見せよう。人に見せる気持ちで描こう
その6:ヘタでも堂々と描け
その7:絵に感情を移入しろ
その8:楽しみながら描こう
その9:とにかく描こう
それぞれについて私の意見を書いていくにょ。
その1
描かなければ上手くならないのは当然のことだけど描けば上手くなると考えていてたくさん
描いていても上手くならない場合は大抵の場合においてちゃんと考えて描いてないことが
多いにょ。
ちゃんと細かい部分を見て描くということが重要だけどそのためにはその描く対象に興味を
持つことも重要になってくるにょ。
その2
これも初心者にはありがちなことだけど途中で嫌になったり飽き足りするということは
せっかくの経験値稼ぎのチャンスをみすみす逃すことになりかねないにょ。
描けば描くだけ力になってくるためその1と合わせて考えながら描くということを積み重ねて
いくことが重要になるにょ。
その3
トレスは簡単で誰でも上手く描けるためそれに安易に手を出しがちにょ。
確かに全く描けないという人が全体的なバランスを得るためにトレスをするというのならば
それなりに意味はあるけどトレスによって得られる経験値はトレスでしか発揮できない
ためトレスをいくら積み重ねても絵が上手くなることはないにょ。
その4
模写というと少し絵が描ける人の中には毛嫌いをする人もあるけど非常に有用な練習方法
となるにょ。
12月20日にも書いたように同じ絵を模写してもその人のレベルに応じて得られる情報量が
変わってくるため誰に撮っても有用なものにょ。
また見ないで描くということは見ながら描くのより偉いなんてことはないにょ。
分からない部分は資料などを見てちゃんと理解してから描くことで自分の力になってくる
からね。
その5
プロになるわけではないから別に人に見せる必要はないと考える人もいるかもしれないにょ。
「人に見せない」というのは自己満足に陥りがちで自分の足らない部分、悪い部分を自ら
封印してしまいがちになってしまうにょ。
人に見せることで客観的な評価や指摘などが得られるし、良い評価が得られたり多くの
人に見てもらうことがモチベーションアップとなりそれが上達にも繋がってくるにょ。
その6
下手だからこそいろいろなチャレンジもできるので簡単に描けるものだけを描くという
パターンに陥ることなく様々な構図、アングル、表現方法を試してみるのがいいにょ。
その7
これは私も深く感じていることだけどやはり気持ちのこもった絵とそうでない絵というのは
かなり大きな差が出てくると思われるにょ。
プロならば自分の感情に大きく左右されることはないかもしれないけど素人が描く場合は
やはり楽しい絵は楽しい気持ちで悲しい絵は悲しい気持ちになってから描くということが
重要にょ。
もっとも、それを表現しきるには技術が必要になってくるから簡単なことではないけどね。
その8
「お絵かき楽しす」(絵を描くということは楽しい)ということが根本的な考えを忘れない
ようにしなければならないにょ。
絵を毎日描いていてもプレッシャーやスランプに陥ることもあるけどそういう気持ちに
負けた状態ではいい絵を描くことなんてできないにょ。
その9
上手くなるためには積み重ねが非常に重要になってくるからね。
6月25日に書いた「10000時間積み上げの法則」のようにどんなジャンルのものであっても
「プロ級」と言えるまで上達するために10000時間の練習が必要になってくるにょ。
それも10000時間かければいいというのではなくちゃんと考えて自分のスキルに合わせた
練習を10000時間積み重ねる必要があるにょ。
つまり一朝一夕に上手くなろうなんて無理ということにょ。
以上のように今までここで書いてきたことと重なる部分があるし、ほとんどの面において
私も同意できる内容になっているにょ。
まぁ私自身が長年描いてきた割りには上達しておらず、他人にあれこれ言うような資格は
ないんだけどね(笑)
さて、pixivなどに投稿する場合にはその5の「他人に見せる」という面においては非常に
有用なものだと思われるにょ。
わざわざWeb上で公開するということは第三者を含む多くの人に見てもらいたいからだろう
からやはり多くの閲覧や評価を期待したいという人もいると思うにょ。
しかし、pixivでは1日の投稿数は2万前後ありその中では簡単に埋もれてしまうにょ。
5月23日には「底辺絵師のpixivランカーへの道 PART2」にて閲覧や評価を伸ばす方法を
書いたけど結局のところまずはタグ検索に見つけやすいタグを付ける(人気版権キャラを
描くなど)もしくは被お気に入りを増やしていくしか方法はないにょ。
前者は興味の無いのに人気版権を描くということは上記その7に反してしまうためあまり
おすすめはできないし、後者の被を増やそうにもこれはよほど上手くて魅力的な絵を描く
人でなければ投稿を積み重ねて少しずつ増やしていくしかないにょ。
pixivでどの程度を狙うのかによって異なるけど500点を超えることが目標であるならば
やはりオススメは線がはっきりするアニメ塗り、もしくはギャルゲ塗りにょ。(上位
ランカーになると厚塗りや水彩塗りが多いためそれをマスターすべきと考える必要があり
そうだけど同程度の塗りスキルならば厚塗りよりもアニメ塗りの方がpixivでは評価され
やすい傾向がある)
アニメ塗りは誰でも簡単に出来そうだけど実はかなり奥が深く立体をしっかり把握して
いないと陰影を付けるのが難しいからね。
適当にブラシでぼかして陰をつけてそれっぽくするというのでは上達は望めないにょ。
ただし、アニメ塗りで重要になってくるのが線画にょ。
厚塗りならば最初から立体として塗っていくため線画の重要性は極めて低いけどアニメ
塗りの場合は線画を生かして塗っていくために線画を描く段階で立体として把握して
いなければ塗りと線画が喧嘩をして違和感を感じてしまいがちなので線画の段階でかなり
慎重に描く必要があるにょ。(とはいえ、私はそこまでのスキルがないので実際は塗りに
入ってから線画を修正することは多々ある)
というわけで、私がサイトで公開している絵の中の1つを例に挙げてみるにょ。
元にしたのはこの絵にょ。
http://ww5.tiki.ne.jp/~ochame/CG/akari.jpg
pixivで投稿している絵を元にしても良かったけど一応ここでは非公開にしているため
やむを得ないにょ。
まずは、ラフにょ。
http://ww5.tiki.ne.jp/~ochame/CG/lecture/akari_rough.jpg
ここでどのようにするかをイメージを膨らませているにょ。
ただ、この絵はラクガキということもあり、ほとんどアタリをとらずに描いているにょ。
次にペン入れにょ。
http://ww5.tiki.ne.jp/~ochame/CG/lecture/akari_pen.jpg
実際はペン入れとラフの間にラフをブラッシュアップしたもの(要するに下書き)が
必要になってくるけどこの絵はラクガキであるためラフに直接ペン入れをしているにょ。
ただし、上記のように線画はアニメ塗りにとっては非常に重要なので塗る前に違和感を
感じる部分があれば徹底的に修正をするべきだと思われるにょ。(私はpixivに投稿して
いる1枚絵はペン入れを一旦行った後に全体的に修正し直しており言うならば100%ではなく
200%の力で線画を描いている)
あとはざっくり塗っていくだけにょ。(アニメ塗りは立体として把握してないと誤魔化しが
効かない分だけ難しい)
http://ww5.tiki.ne.jp/~ochame/CG/lecture/akari_draw.jpg
この際に注意するのはアニメキャラを元に描く場合には元のアニメのイメージを損ねない
色にするということにょ。
私は基準にしているのが肌色で私が使っている肌色とそのキャラの肌色を考慮して髪の色
と肌色のバランスが変わらないような(要するに髪の毛や肌が浮いたりしないような)
配色にしているというだけにょ。
ラクガキということでこれで完成してもいいのだけどやはりアニメ塗りの最終兵器となる
グロー効果について書いておくことにするにょ。
このグロー効果は昨今のTVアニメでも多用されているテクニックであり、一般的にも
良く知られているテクニックでありこれを知っているかどうか、有効活用できているか
どうかで大きく評価も変わってくるにょ。
グロー効果というのは要するに肌の部分やハイライト部分を光らせるというものであり
そのために必要なのはキャラの絵のレイヤー(複数のレイヤーに分かれている場合はそれを
統合したもの)をコピーしておくことにょ。
そして、Photoshop(elementsでもOK)を使用している場合レベル補正を選択して光らせる
範囲を指定するにょ。
下限の値より上の部分(下限より下は黒になってしまうため重ねても光らない)が光る
部分となるため絵によって変わるものの概ね下限を200くらいに設定するにょ。
次にレイヤーオプションでそのレベル補正したレイヤーを「スクリーン」に設定するにょ。
「スクリーン」は重ねれば重ねるほど明るくなる設定になっており、「乗算」の逆にょ。
そして、次にそのレイヤーにガウスぼかし(フィルタ→ぼかし→ぼかし(ガウス))で
適当な量のぼかしを入れるにょ。
これは自分の絵に合ったものでいいのだけど公開サイズがどの程度に縮小するのかという
ことを加味する必要があるにょ。
十分なグロー効果を得るためには最低でも公開サイズで2ピクセル以上のぼかしは欲しいので
2400x1800で書いていて800x600に縮小して公開する場合にはガウスぼかしは2x3=6ピクセル
以上となるにょ、
あと重ねる際には不透明度の指定をすることでグロー効果の効果を調整ができるにょ。
http://ww5.tiki.ne.jp/~ochame/CG/lecture/akari_glow.jpg
ただ、グロー効果をかけた場合には肌が白っぽくなるのでせっかく考えて髪の毛の色と
バランス調整しているのが変わってしまうのが嫌という人もいるかもしれないにょ。
そこで私が行っているのがあらかじめもう1つレイヤーを用意してそれを乗算で重ねる
ことで明るくなりすぎた部分を調整しているにょ。(こちらも不透明度は20〜50%の範囲
くらいで適当に調整する必要がある)
乗算を行うと陰の部分がより暗くなるために全体のバランスが崩れてしまいがちだけど
私の場合は陰はあまり暗くしてないので少し暗くすることで丁度バランスが取れていると
感じるにょ。(あまり大胆に陰を付けられないというのが原因)
そして、完成したのが最初に挙げたものにょ。
塗りにおいては色彩バランスと同じくらいコントラストは重要であり明るい部分と暗い
部分をいかに上手く描いていくかということが重要になるにょ。(まぁこんなラクガキが
例ではあまり参考にはならないかもしれないけど)
ということで、「上手くなる方法」に加えて「上手く見せる方法」を書いてみたにょ。
上手くなるためには練習を積み重ねる必要があるため多くの時間がかかってしまうけど
上手く見せるだけならば大して時間は必要ないため積極的に導入していくといいかも
しれないにょ。(アニメ塗りでは使いどころが少ないけどテクスチャも効果的に使えば
画面が映える)
しかし、実際には上手くなったわけではないので注意が必要にょ。
アナログでモノクロ絵を描くときにスクリーントーンを使い始めたときには上手くなった
ような気がするのと同じような感じかもしれないにょ。
|
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板