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おちゃめくらぶ掲示板

670御茶目菜子:2011/07/29(金) 14:56:24
3DSは値下げによってようやく本気を出すのか?
ニンテンドー3DSが8月11日より定価を1万円値下げすると発表したにょ。
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20110728_463686.html
現在定価25000円の3DSはこれによって定価15000円となり、DSの発売当初の定価と並ぶ
金額となったにょ。
この値下げについてはすでにネット上では「早すぎる」とか「1万円も値下げするとは
今までボッタクリすぎていた」などと様々な意見が出ているけれど値下げそのものに
関してはある程度予想が出来ていたにょ。

では、この値下げまでの期間が本当に短いのか任天堂の据え置きおよび携帯ゲーム機に
おいて値下げするまでにかかった日数を調べてそれを元に検証してみることにするにょ。。


 据え置きゲーム機
◎ニンテンドー64
 発売日 1996年 6月23日 当初の定価  25000円
 改訂日 1997年 3月14日 改定後の定価 16800円
 値下げにかかった日数 ・・・・・・・・ 264日
◎ゲームキューブ
 発売日 2001年 9月14日 当初の定価  25000円
 改訂日 2002年 6月 3日 改定後の定価 19800円
 値下げにかかった日数 ・・・・・・・・ 262日
◎Wii
 発売日 2006年12月 2日 当初の定価  25000円
 改訂日 2009年10月 1日 改定後の定価 20000円
 値下げにかかった日数 ・・・・・・・・ 1034日

 携帯ゲーム機
◎ゲームボーイカラー
 発売日 1998年10月21日 当初の定価   8900円
 改訂日 2002年 6月 3日 改定後の定価  6800円
 値下げにかかった日数 ・・・・・・・・ 214日
◎ゲームボーイアドバンス
 発売日 2001年 3月21日 当初の定価   9800円
 改訂日 2002年 2月 1日 改定後の定価  8800円
 値下げにかかった日数 ・・・・・・・・ 317日
◎ニンテンドーDS
 ※値下げ無し

こうしてみると最近の世代であるWiiとDSを除けば似たような日数で値下げが行われて
いる感じにょ。
Wiiが値下げまで日数がかかったのは当初は逆ざや(製造原価が卸値を超えるもの)と
なっていたためにょ。
そして、現行据え置きゲーム機でシェアナンバーワンに立ったことが大きいにょ。
DSに関してはシェアがダントツであるため値下げところか後発モデルとなるDS Liteは定価
16800円に設定して事実上の値上げの方向に走ったにょ。
その後継モデルとなるDSiではさらに価格が18900円へと値上げされたにょ。
そして、そのDSiも今年の6月19日に15000円に値下げして現在に至っているにょ。
したがって、初代のDSから考えると発売後5年余り経つけど定価は15000円を維持している
という形になっているにょ。

WiiとDSは特例であると考えてそれ以外の4機種において平均を取ってみたら値下げまでに
かかった日数は264日となったにょ。
これを3DSの発売日である2月26日を起点にして考えると11月17日になるにょ。
したがって、3DSの値下げを行うならば11月当たりが濃厚と私は考えていたにょ。
それを考えると非常に早い値下げといえるにょ。
何せ任天堂のゲーム機史上最速の値下げとなるからね。(予想よりも3ヶ月早い値下げで
あり他メーカーを含めてもほとんど前例がないレベル)
そして、一度に1万円の値下げという金額も任天堂のゲーム機の値下げ幅としては過去最高に
なっているにょ。

では、なぜここまで早く、ここまで一気に値下げする必要があったのかというとやはり
予想に反して売れてないからにょ。
これは4月5日に書いたようにソフトラインナップの問題と価格の問題があるからにょ。
ソフトラインナップに関しては可もなく不可もなしというラインナップであり、決して
悪くはないもののキラーソフトと呼べるようなものは含まれていないにょ。
やはり、ハードの初期段階でハードの売上を牽引するタイトル(=キラーソフト)が
無いというのは売上において大きな影響を与えてくるにょ。

私はそれでも3DSは失敗することはないと予想していたにょ。
それは、3DSは歴代最も売れたゲーム機であるDSと互換性を持つゲーム機であり、さらに
当時はライバル機種不在だったからね。
PSPの後継となるPS Vita(開発コード「NGP」)が発表されたのが1月27日だったし
そのPS Vitaの価格が発表されたのは6月7日だったからね。
3DSが年度末(3月末時点)での販売目標に達することが無かったのが価格が発表されても
ないPS Vitaの影響であると断言はできないけどその存在を発表したということはやはり
3DSにとっても多少なりとも影響しているのではないかと思われるにょ。

そもそも、なぜ3DSが25000円になったのかというとそれは昨年9月30日に書いたように
DS発売当初と比べてコストアップした分が5000円、ライバル不在が5000円と私は考えて
いたにょ。
つまり、PS Vitaの存在が昨年の9月時点で明らかになっていたら25000円という定価には
ならず、定価20000円になっていただろうと予想しているにょ。
25000円になった背景には「DSiが18900円で売れているのだから3DSは25000円で十分売れる」
という考えもあったに違いないにょ。
25000円という金額は任天堂におけるゲーム機の上限設定金額になっているにょ。
据え置きではなく携帯ゲーム機でこの上限設定はよほどの自信がないとできないにょ。

そのPS Vitaだけど価格が24980円(3G搭載モデルが29980円)と発表されたにょ。
この価格は定価25000円の3DSを意識していることは間違いないにょ。
PS Vitaは3DSより性能が格段に上であり、これはDSとPSPの構図に似ているにょ。
3DSの性能は大きく底上げされ携帯ゲーム機としてはあまり不満がでないレベルになって
いるとはいえ性能アップは3Dに使用されているため2D画面同士で比較するならば3DSは
PS Vitaと比べて大きく劣るにょ。
確かにスペックで売れるか否かが決まるわけではないけれどこれは前世代においてDSと
PSPが同価格で発売された場合においてどうなっていたかを考えると分かりやすいにょ。
確かに末期にはDSiが18900円に対してPSPが16800円になっており、性能と価格が逆転して
しまったけれどこれにはDSが圧倒的にシェアで上回っているというのが原因として
挙げられると思うにょ。
しかし、3DSの週間販売台数は国内においてはすでに普及しつくしているPSPと大差無い
レベルで推移している(PSPに人気タイトルが発売された週においてはPSPの方が圧勝する
レベル)ということで決して楽な情勢ではなくまだPS Vitaにもチャンスはあるにょ。

3DSが予定通り売れているならばPS Vitaの発売に合わせて値下げという戦略を採ることが
出来たのだろうし、事前にPS Vitaの発売の情報(発売日や価格など)を入手していれば
当初から定価20000円で発売して(11月頃に)15000円に値下げすることでPS Vitaを大きく
牽制することができただろうけど予想よりも売れてないためそのタイミングを変えざるを
得なくなってしまったにょ。
それが8月11日のタイミングというわけにょ。(PS Vitaの発売までこの低迷した状態を
続けるわけにはいかないため早急に値下げをする必要があった)
仕切直すにはそれなりのタイトルを用意しないとただの値下げで終わってしまうにょ。
そのターゲットに選ばれたのが「スーパーポケモンスクランブル」だと予想されるにょ。
本来であれば7月28日発売だったこのタイトルが諸般の事情で急に8月11日になったのは
3DSの仕切直しのローンチソフトにするためだと考えるとつじつまが合うにょ。
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20110725_463037.html

しかし、あと2週間で1万円値下げとなると買い控えが起きてしまうし、予想外に早く
1万円という大きな金額の値下げを行うとなれば今後の任天堂ゲーム機の買い控えも
発生してしまう危険性があるにょ。
「どうせまた大幅に値下げするだろうから安くなってから買えばいいや」という心理が
働いてしまうからね。
そこで任天堂が考えたのは値下げ(8月11日)以前に3DS本体を買った人向けのサービスを
用意することにょ。
それは「アンバサダー・プログラム」によってVC(バーチャルコンソール)タイトルを
無償配信するというものにょ。
http://www.nintendo.co.jp/info110728/detail.html

アンバサダーに8月10日までに登録することで指定されたFCソフト10タイトル、GBAソフト
10タイトルの無料ダウンロードの権利を得ることができるにょ。

 FCソフト
 「スーパーマリオブラザーズ」「ドンキーコングJR.」「バルーンファイト」
 「アイスクライマー」「ゼルダの伝説」、他5タイトル
 GBAソフト
 「スーパーマリオアドバンス3」「マリオカートアドバンス」「メトロイドフュージョン」
 「メイドインワリオ」「マリオvs.ドンキーコング」、他5タイトル

この中でGBAソフトにおいてはこのアンバサダーのみの提供となり、今後も発売される予定も
ないとのことにょ。
これから3DSを買おうと考えている人ならばVC用ソフト20本と1万円を天秤にかけることに
なると思うけどこのVCとしては非売品ソフトをいくらに設定するかで大きく変わってくる
と思うにょ。
今後も手に入らないと考えれば非常にレアだろうから値下げ前に買うというのもあり
だろうし、20本のうちやりたいものが数本しかなくそれらの価値観を合計しても1万円に
大きく足りないというのであれば値下げ後に買うというのもありにょ。
これは結構うまい方法だと思うにょ。
1万円キャッシュバックなんてしてしまえば大きな損失を出してしまうけどこれならば
3DS上でのエミュレータ動作確認だけで済むからね。

8月11日の値下げとともに仕切直しの第2ローンチが始まる3DSだけどここからが本当の
正念場となるにょ。
ここで一気に売上を伸ばしPS Vitaより先行分のアドバンテージをどれだけ確保できるか
ということが重要になってくるにょ。
年内には「スーパーマリオ3Dランド」「マリオカート7」が発売されキラータイトル不在
という汚名は返上できそうにょ。
逆に言えばせっかく無理をした価格設定にしたPS Vitaはこれで価格面のアドバンテージも
失われてしまい当面の間は恐らく逆ざや状態となると予想されるためソフトラインナップで
価格分の差を埋めて行かなくてはならなくなるにょ。
油断して躓いてしまい、一気に冷静になって本気を出し始めたチャンピオンを止めるのは
並大抵のことでは難しいにょ。




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