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おちゃめくらぶ掲示板

537御茶目菜子:2011/02/23(水) 14:19:31
LifeTouch NOTEの可能性
LifeTouch NOTEに関してはスペック表からすぐに分かる「重量」と「駆動時間」に関しては
2月18日に書いたようにコストの問題で微妙になっているにょ。
では、それ以外の部分はどうなのか・・・?
それはやはり実際に使ってみないと分からない面も多く存在するにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/mobile/20110222_428478.html

実際に1ヶ月間使用してみた本田氏の意見をまとめると以下のような感じになるにょ。
それに私の解釈、感想を加えていくことにするにょ。

◎良い
 (1)長い待機時間で即時ONが可能

◎慣れが必要、もしくは現時点では不満
 (2)キーボード
 (3)タッチパネル
 (4)アプリ

(1)やはり、これはPCではなくAndroid搭載のスマートフォンと基本アーキテクチャが同じ
というのがプラスになっているにょ。
単純に駆動時間といえばバッテリ駆動時間を示すことが多いけど個人的にはこの待機時間
こそモバイル端末においては非常に重要と感じるにょ。
PCにおいてもサスペンド(スリープ、スタンバイ)からの起動であれば2〜5秒程度で起動
するため一般人が感じているような「非常に長い」というものはないのだけどPCはその
構造上どうしてもサスペンド中の消費電力が大きくなりがちであり、長時間待機状態に
するとバッテリ消費量もバカにならなくなってしまうにょ。

十分に長い待機時間(サスペンド時のバッテリ保持時間)が確保されていればその端末の
連続使用における駆動時間と間欠使用におけるトータル駆動時間はほぼ等しいものになる
けど実際は待機時間におけるバッテリ消費があるためそういうわけにはいかないにょ。
例えばバッテリ駆動時間が8時間(ただし、待機時間500時間)の端末Aとバッテリ駆動時間が
20時間(ただし、待機時間50時間)の端末Bの2つがあるとするにょ。
この両者の端末をフル充電してから1日半(36時間)待機状態にしてからしてから動作
させた場合には端末Aは計算上7.4時間駆動可能なのに対して端末Bは7時間駆動となって
しまうにょ。
実駆動時間が2倍以上の端末Bの方が実駆動時間が短いということになるにょ。
その間に両者の端末を使用した場合には使用した分減らして考える必要があり、2時間
使用したならばそれぞれ5.4時間と5時間になるにょ。

その待機時間の問題は昨年5月27日のモバイルルータに関して書いたにょ。
Pocket WiFiは便利な製品だけどWiFiルータとして使用時は消費電力が大きくなるため
一定時間通信が無ければ省電力モードに入るにょ。
その省電力モードでは公称100時間の駆動時間となっているけどこのモードを解除するには
本体側のスイッチを押す必要があり、バッグなどにPocket WiFiを入れっぱなしという人は
この省電力モードへの突入をOFFにする必要があるにょ。
しかし、通常モードでは実待機時間は14時間程度しかないにょ。
Pocket WiFiは連続通信で4時間可能なのだけどこの待機状態を考えると充電してから
7時間後にはPocket WiFiの通信可能時間は充電当初の4時間から半減してしまうにょ。

このように待機時間のバッテリ消費というのはモバイル機器においては無視ができない
ようになっているにょ。
バッテリ駆動時間で公称3.5時間、実駆動で約2時間というVAIO UXは個人的にやや不満を
感じているけどそれ以上に不満を感じるのはサスペンドのバッテリ保持時間が40時間程度
しかないということにょ。
これは上記のように36時間後のことを考えると何と駆動時間は10分の1まで減ってしまう
からね。
毎日フル充電をしたとしても充電後16時間後にはバッテリが6割しか残っておらず
実駆動は2時間ではなく1.2時間となってしまうわけにょ。
個人的にはモバイルPCにはスペック表への待機状態(サスペンド状態)での駆動時間
(バッテリ保持時間)を記載して欲しいけど実際にされているのはごく一部の機種だけと
なっており、結果的に私が使用しているLet'snoteということもあり、他のPCを買って
失敗することを考えると次もLet'snoteを買うしかなくなってしまうにょ。(R5は2週間弱
待機状態が可能であり、これはPCの中ではかなり長い部類)

こうなるとLifeTouch NOTEの待機時間がどれくらいかが非常に注目されるところにょ。
公式発表のデータによると待機時間は4日になっているにょ。
これはスマートフォンより格段に大きいバッテリを採用しているということを考えるかなり
残念な仕様にょ。
こういったモバイル機器は間欠使用の機会が多いからね。
1日1時間使用する場合に連続9時間駆動可能なLifeTouch NOTEならば9日使用可能という
計算になるけど実際は待機時間のバッテリ消費を考える必要があるため実際は3日目で
バッテリが切れてしまう計算になる(1日1時間使用、23時間待機の場合は1日のバッテリ
消費量は35%になる)ために1日1時間の使用であっても2日に1回フル充電の必要性が
あるにょ。

(2)このLifeTouch NOTEの最重要項目はキーボードだけどやはりコストとサイズの兼ね合いも
あり素晴らしいものを搭載するのは無理であり、十分実用レベルかどうかというのが
ポイントとなるにょ。
ENTERキーがやや小さいのはネックだけどこれは慣れの問題であり、それよりもキーピッチと
キーストロークの問題の方が大きいみたいにょ。

個人的にはキーピッチ17mmあれば十分であり、LifeTouch NOTEのキーピッチならば十分
タッチタイピングが可能に感じるにょ。
ただし、縦横のキーピッチが異なるとその補正が必要になってくるにょ。
R5は横のキーピッチは17mmあるけど縦が14mmしかないため慣れないとミスタイプを連発
してしまうにょ。
これは慣れていけば何とでもなる問題だけどやはりキーピッチは正方形であることが
望ましいのは事実にょ。
LifeTouch NOTEはキーピッチは約17mmだけど縦のキーピッチが0.5mm小さい模様にょ。

もっともこの程度の縦横差であればピッチの問題よりもむしろキートップの押しやすさや
打ち心地の方が重要にょ。
打ち心地というのは完全に主観だけどキートップの押しやすさは斜めに切り込みが入って
いないLifeTouch NOTEはストロークの深さと相まって簡単に隣のキーと干渉してしまうため
あまり好ましいものではないということにょ。
アイソレーションキーボードにするという選択肢もあったのではないかと思われるにょ。
ポケコンがあれだけ小さいキーピッチでタイプできるのはアイソレーションキーボード
であるためだしね。
アイソレーションキーボードの打鍵感は今ひとつだけど近年はかなりまともになっているし
0.5mm程度の縦横差の修正ならば容易にできてしまうにょ。

コストの問題もあり、キーボードにはコストをかけることができなかったのだろうけど
キーボードをウリとするならばもう少しコストをかけてもより良いものを搭載するという
選択肢があったと思われるにょ。
個人的にはよほどヘボなキーボードでなければ慣れで解決可能と思うけど問題は慣れるまで
使うかどうかということにょ。
スムーズに打てないキーボードだと結局使わないため慣れることがないという悪循環に
陥ってしまいかねないからね。
そもそもAndroid自体がキーボードを前提に考えてないOSであるためキーボードは付属
アプリなどを用いてテキスト入力をする場合に限られてしまうにょ。
したがって、実際に使用してみてキーボードが必要な場面がどれだけあるかということが
この製品を選ぶ際の最大の重要ポイントになりそうにょ。
まぁAndroid端末ではなくテキスト入力端末として欲しいというのならば店頭でキーボードを
実際に叩いてみてそれで判断すれば済む話だけどね。

(3)LifeTouch NOTEのタッチパネルは静電容量式ではなく感圧式となっており、マルチ
タッチにも対応してないのだけどこれもコストの問題であるならばやむを得ないにょ。
ただし、感圧式というのは指以外のもの(スタイラスなど)でも操作できるというのが
メリットであり、小型のWindows PCの多くは感圧式となっているにょ。
これはコストの問題だけではなくUIがマウス前提となっているためにょ。
正確にポインティングできる必要があり、アバウトな操作しかできない指による操作しか
できない静電容量方式は小さな画面(5インチ以下)のWindows PCでは使用が困難である
ためにょ。
しかし、正確にポイントできるということがAndroid使用時においてはネックとなっており
静電容量方式のようにアバウトな操作では逆に受け付けてくれないというジレンマが
あるにょ。

AndroidはUIの関係上タッチパネルを用いた操作が必須となってくるのだけどやはり感圧式
ということに加えてキーボードがあることがネックになるにょ。
これがWindows PCであれば大抵の操作はキーボードで完結可能なのだけどAndroidでは
基本的にキーボードは搭載されてないためこのような操作はサポートされておらず、
実質文字入力程度しかサポートされてない状況にょ。(Windowsでの文字入力では当たり前
となっているショートカットキーさえサポートされてないためLifeTouch NOTEの場合は
アプリ側で対応している)
したがって、キーボードとタッチを併用することになるため操作が煩雑になるにょ。

(4)やはり重要なのがこのアプリ側の問題にょ。
基本的にはAndroidはスマートフォン用のOSであるため縦長画面で使うことが前提となって
おり、多くのアプリが縦画面のみサポートしているにょ。
これが一般的なタブレット端末であれば縦画面、横画面とハードウェアの向きを変えれば
済むだけの話だけどキーボードがあるLifeTouch NOTEの場合はそういう器用なことは
できないにょ。
縦画面にするためにはキーボードは使用せず、キーボードを開いた状態で手に持って使用
する必要があるからね。
これは使い勝手が良いとはいえないにょ。

このアプリの縦横問題はかつてザウルスも経験したにょ。
ザウルスは登場当初から横画面であったためアプリは横画面のみしか存在しなかったにょ。
しかし、2000年に発売されたMI-P10で縦画面もサポートしたため変わったにょ。
P10の直後に発売されたMI-E1はスライド式のキーボードが搭載されて話題になったけど
キーボードを使用時には当然縦画面で使用しなくてはならず横画面しかサポートされて
ないアプリでキーボードを使用することはできなかったにょ。
MI-E1のキーボードはスライド式でありキーボードを使用しないときはそれを引っ込めて
キーボードレスの端末として使用することができるため特に問題にはならなかったけど
LifeTouch NOTEの場合はただのクラムシェルであるためキーボードレスとして使用する
ことはできないにょ。

付属アプリに関しては横画面で問題ないようにしているだろうけどAndroidマーケットにも
対応しており、アプリのインストールも自在にできるためAndroid端末として積極的に
使用したいという人も多いかもしれないけどそういう縦横画面の問題を考えるとこの
LifeTouch NOTEは現時点ではそういう人にはあまり向かない端末と言えそうにょ。

とはいえ、キーボード付きであり、多くのテキストを入力する人にとってはかなり有用な
端末にょ。
Webで情報収集をしながらテキスト入力を行うというのが私のスタイルであり、それ故に
ポメラのような単機能機は私の使用スタイルには合わないのだけどLifeTouch NOTEならば
私が普段行っていることの多くは賄えそうだからね。
Web閲覧ではなくSNSやtwitterなどでも活用したいという人がいると思うにょ。
長文をガシガシ入力するという人ならばPCを使うという人が多そうだけど「SNS程度の
文章量でPCを立ち上げるのも・・・」という人も多いのではないかと思われるにょ。
twitterのクライアントアプリ「ついっぷる」はキーボードをサポートしており、キー
ボードで快適に使える配慮がしてあるけどそれはアプリケーション側の独自対応であり
LifeTouch NOTEに付属の「ライフノート」と使い勝手が大きく変わる模様にょ。
これはキーボードでの操作が基本であるWindows PCとは大きく異なる部分にょ。

やはり、実用レベルのキーボードを搭載ということでLifeTouch NOTEにかつてのモバギの
ような期待を寄せている人が多いと思うけどやはり現在のAndroidではOSとアプリの
関係上キーボードに過度の期待を寄せるのは辛い面があるにょ。
付属アプリのみ使うとか将来に期待するという人ならいいけどAndroid端末として使用
したい(Android用アプリを積極的に使用したい)という人には当初から考えていたように
あまり向かない端末といえそうにょ。
とはいえ、Webを利用する人すべての人がノートPCが必要かというとそうではなくスマート
フォンレベルでも問題がないという人も多いと思われるにょ。
そういう人であっても頻繁に文字入力の必要性があり、フリック入力よりキーボードの方が
快適にテキスト入力できるという人ならばタブレット端末ではなくLifeTouch NOTEのような
キーボード付きの機種を選択するのは十分に意義があるにょ。

ただし、LifeTouch NOTEでなければならない理由は希薄にょ。
私はアンダーB5サイズ、アンダー1kgでありながら堅牢性が高く、XGA液晶搭載、長時間駆動
(公称11時間、実駆動7時間)ということでLet'snote R5を使っているけどそこまで拘って
LifeTouch NOTEを選択する人はかなり少なそうだからね。(このサイズでキーボード付き
端末がこれしかないからこれを選ぶという人ならいるかもしれないけど〜
現時点ではせっかくキーボードを搭載してもそのメリットが生かせる部分が一部であり
デメリットも少なくないためそのデメリットがより小さくなり、メリットがさらに生かせる
ようになることに期待したいにょ。
これはOSやアプリによって改善可能な部分だからね。




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