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おちゃめくらぶ掲示板
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今PCを買うな、時期が悪い!?
IntelのSandyBridge用のチップセット「Intel6シリーズ」に不具合が見つかったにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110201_424059.html
さて、この不具合だけどロットの一部に存在するという製造上の問題ではなく設計上の
問題だから厄介にょ。
つまり、チップそのものを作り直す必要があるというわけにょ。
一部のロットにしか発生しないのならば不具合報告されたものだけ交換となるわけだけど
すべて問題であるためリコール騒動となったにょ。
これによってマザーボードベンダー各社も対応を表明したにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110202_424403.html
全品回収、交換となりそうにょ。
まだ現時点では対応を発表してないベンダーはあるもののこのような大規模な問題発生に
よって自作パーツショップのマザーボード売場もガラガラになっているみたいにょ。
メーカー製PCの場合はそのメーカーによる対応によって変わるのだけどまだ出荷、発売が
されてない製品に関してはチップセットが修正され次第出荷となるにょ。
修正されたチップセットの出荷は今月末の予定なのでそれ以降ににならないとSandyBridge
搭載PCは市場に出回らないと思われるにょ。(4〜5月くらいか?)
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110201/its11020120260001-n1.htm
今回の不具合だけど実際に影響を受けるのは2〜6番ポートのSATA2(3GbpsのSATAポート)
だけであり0番、1番ポートのSATA3(6GbpsのSATAポート)は問題ないとのことにょ。
基本的にSATAは後方互換性が維持されているためSATA3ポートにSATA2機器を取り付けても
何ら問題はなく機器を2台までしか接続しないのならばOKにょ。
すでにマザーボードを購入した人もこのように割り切ればわざわざ組んだPCを再びバラして
交換するという必要性はないにょ。
使っていたら煙を出したり燃えてしまうという不具合ではないため使うのが危険という
わけでもないしね。
さて、2台までしか接続できないといってもそれならばノートPCの場合は通常HDDと
光学ドライブの2台しか接続してないため特に今回の不具合には影響してなさそうにょ。
HDDを2台内蔵可能な大型ノートPCだと3台以上になるため不具合を避けることはできない
けどね。
とはいえ、使っているのが0番ポート、1番ポートとは限らないから「普通のノートPCなら
問題がない」とは断言できないにょ。
この辺はメーカーの対応待ちの状態にょ。
「問題なし」と公式発表されない限りは安心できないからね。
Intelは「Tick-Tock(チックタック)モデル」によってCPUを開発しているにょ。
要するに大幅改良と小改良+シュリンクを繰り返しているというわけにょ。
大幅改良とシュリンクというのを同時に行わないのはリスクを低減するためにょ
その2年に1回の大幅モデルチェンジはIntelの開発拠点が2カ所(オレゴンとイスラエル)
あるというのも理由になっているけど今回はチップセットの変更だけではなくソケットの
変更まで重なったのが厄介だったにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hot/20110202_424293.html。
いくらCPU(SandyBridge)が無事であってもそれを使えるマザーボードが存在しないと
いう状況になってしまったにょ。
さて、これを機会にライバルであるAMDが一気にシェアを伸ばすか・・・というとそんな
ことはまずあり得ないにょ。
メーカー製PCだと設計のし直しなので論外だし、自作PCでSandyBridgeの代替となるような
CPUが存在しないからね。
せめてメインストリーム向けのLlanoやハイエンド向けのBulldozerの出荷が行われて
いればまだ代替となった可能性はあるけど新CPUのうち発売に至っているのはAtomや
CULVの対抗であるZacateだけであるためAMDが自作市場でシェアを奪うのは無理にょ。
そうなると起こり得るのは一時的な市場規模の低下にょ。
今の分だとそうなるとSandyBridge搭載の春モデルは出荷にかなりの遅れが予想されるし
発売しても夏モデルとの発売間隔も狭まるだけではなく春商戦を逃すことになり
メーカーは大きなダメージを受けてしまうにょ。
もっともすべてのモデルがSandyBridge搭載というわけではないため従来のArrandale搭載
しているPCであれば問題ないけどね。
自作市場でも従来のClarkdale、LynfieldコアのCore iシリーズに対応したマザーボード
(Intel5シリーズ)を売ればいいだけとはいえ上記のようにSandyBridgeではソケットが
変わってしまったのが厄介となるにょ。
ソケットが同一でSandyBridgeも使用可能というのならば確かにIntel5シリーズの
旧マザーボードを買うという選択肢もあるけどコストパフォーマンスの面でSandyBridgeの
方が優れるためよほど切羽詰まった人以外はSandyBridgeの再出荷待ちになりそうにょ。
そうなるととりあえず旧マザーを仕入れてそれでしのぐというPCパーツショップは
なかなか出てこないと思われるにょ。(PCパーツは薄利であるため売れ残りを考慮すると
迂闊に仕入れることはできない)
どんなものであっても新しいものには不具合がある可能性はあるにょ。
昨年10月29日に書いたようにどんなゲームソフトにも大なり小なりバグがあるからね。
動作チェックをしっかり行い通常使用時に起こるレベルのバグを取り除いて出荷するのが
良識有るメーカーの務めだと思うけどそれでも完全に防げるわけではないにょ。
したがって、バグが見つかった後のその対応が問題となるにょ。
PCゲームならばパッチによって修正(中にはゲームに必要なデータさえ製品版のDVDに
入ってないという致命的なミスがあり2GB以上のパッチが配布されたゲームもある)も
あるけどコンシューマゲームの場合はパッチ当てが困難な場合があるのでよほど致命的な
もののみ交換対応となり、それ以外は仕様(回避手段を提示)で済まされることも少なく
ないにょ。
しかし、今回のようなハードウェアにおけるバグ(不具合)の場合はそういったソフト
ウェアによる修正は行えないため交換による対応が不可欠となるにょ。
したがって、その際にはメーカーがどのような対応を取るかということがユーザーに
とっては最も重要となるにょ。
確かにIntelは世界最大手の半導体メーカーとはいえ、過去に初代Pentiumで設計ミスで
ごく希に計算ミスをしたり、チップセットではi820の一部のロットでメモリの不具合が
あったからね。
i820とは異なり全ロットであるため規模は大きい(とはいえ、出荷が始まったばかりで
発見されたのが不幸中の幸い)ということでそのコストには7億ドル以上かかかると
見込まれているにょ。
これはあくまでIntelの費用であってメーカーにはユーザーや販売店からの配送費や
交換にかかる費用が別途かかるため実際の金額はこれでは納まらないと思われるにょ。
昨今は自作市場は低下気味だけどそれでもやはり自作PCというのはそれなりにニーズが
あり、依然として高い人気を保っているにょ。
その人気の理由の1つに発売されたばかりの新しいパーツを使用することも可能ということが
挙げられると思うにょ。
しかし、上記のようにどんなものにも「バグの可能性がある」ということがいえるため
「新しいものに手を出す」ということは「リスクを負う」ことという認識を持つ必要が
あるにょ。
自作歴が長い人であれば新発売のパーツに手を出し失敗したという経験がある人も多い
ためこんなことをわざわざ言う必要はないとは思うけど今回のようにリコールによって
全数交換される(すべてのマザーボードベンダーが公表したわけではないけど恐らく
そうなると思われる)ためまだ安心できるけど安心できないのはリコールにも満たない
一部の製品のみに存在する不具合にょ。
「不具合は不具合と認識して初めて不具合となる」わけでありたまたま認識できてない
うちならいいけどしばらく経って不具合と分かった場合には初期不良交換の期間を
超えてしまい交換対応が出来ないということもあり得るにょ。
今回はPCにおける久々の大規模な不具合となったわけだけど心配性の人はやはり新発売の
ものをいきなり買うべきではないということにょ。
とはいえ、どれだけの期間をおいたら安心できるかという指標はないにょ。
したがって、あくまで様子を見て買うというのは気休め(リスクを軽減するという程度)に
しかならないにょ。
私自身過去に買ったPCで新製品と呼べるようなものは無いし、自作PCもほとんどが発売
されて時間が経ったものを買っているため特に目立った不具合に当たったこともないにょ。
これはPCに限らず上記のようにゲームでも同じにょ。
ただ、発売されてしばらく経ち目立ったバグもないと思った頃には話題から取り残される
という可能性もあるためゲームはPCとは少々異なるけどね。
よほど「新しいもの好き」でない限りはPCは新発売されてすぐに買うのではなく「待ちが
一番」ということにょ。
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