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おちゃめくらぶ掲示板
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裸眼3Dでないと3Dテレビは普及しない
3Dテレビ普及元年と言われた昨年(2010年)だけど一向に普及する気配はないにょ。
それは昨年の8月12日にも書いた3つの問題があるからにょ。
(1)3Dコンテンツの普及
(2)視聴環境の改善
(3)価格
コンテンツは現在は映画(Blu-ray 3D)がメインとなっているにょ。
本格的な普及を狙うならばTV放送自体が3D化しなくてはならないけどそのためには3D対応
TVが普及しないと難しいにょ。
昨年の段階で3D対応TVは全体の1.34%程度しか出荷されていないからね。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1010/27/news084.html
そんなごく一部の層のためだけに3D放送が標準化することはありえないにょ。(すでに
実験的に一部3D放送は行われているけどかつてのアナログハイビジョンの実験放送と
まだ同じく実験の域を脱していない)
そのためやはりコンテンツも映画だけに頼るのではなく多方面に頼る必要があるにょ。
昨今は3Dで撮影できるデジカメも増えているし、ビデオカメラも3D対応のものがいくつか
発売されているにょ。
そういった自分で撮影した3D映像が増えてくれば必然的に3D対応TVも普及しそうだけど
実際はわざわざデジカメで撮った写真をTVで見る人なんて限られるし、3D対応ビデオカメラ
自体の売り上げがまだ微々たるものなのでそれによって後押しできる段階ではないにょ。
そうなるとあとは牽引できるとすればゲームにょ。
プレステ3も昨年3Dに正式対応しゲームの3D化は進んでいるとはいえやはり3D(立体視)
ゲームをやりたいから3D対応TVを買うのではなくて3D対応TVを買ったから3D(立体視)
ゲームをプレイするという人が大半なのではないかと思われるにょ。
そういう考えからか任天堂はWiiにおいては3D対応TVの普及率が3割を超えてからWiiの
3D対応を行うという意向を示しているにょ。
現行のWiiでもやろうと思えば3D対応はできるけど性能面の問題があるので正式に3D対応
するのは次世代Wiiになると思われるにょ。(この分だと次世代Wiiが登場するのはかなり
先になりそうだけど)
やはり、普及を阻害しているのは価格かもしれないにょ。
確かに現行のコンテンツに魅力を感じている人、もしくはTVは買い換えスパンが長いため
少しでも良い物(長く使えるもの)を買うという人ならば3D対応TVは多少割高であっても
問題ないのだけど多くの人はその価格差が似合うかどうかで購入を決めてしまうから
現状は単に「割高としか思えない人が多い」から売れないというだけにょ。
それに最も売れる時期であった地デジに対応するためのTVに買い換え時期をほとんど
逸してしまったのが辛いにょ。
ここ数年で多くの人がTVを買い換えてしまったけどそこから買い換えるとなるとよほど
コンテンツに魅力がないと難しいにょ。
売れていけば価格はどんどん下がるというのは工業製品であるが故に確実にいえるため
コンテンツ拡充によって徐々に普及していけば価格も下がりそれによってさらにコンテンツ
拡充という相乗効果をもたらすと思われるため現時点でまだ駄目でも将来的にも駄目と
いうわけではないにょ。(TVの買い換えサイクルが10年とすれば今から3Dを盛り上げて
行けば10年後には明るい未来が見えてくるかもしれない)
しかし、将来的にも問題となり得るのが視聴環境にょ。
メガネをかけないと見れないような3Dは一般家庭に普及するとは思えないからね。
これに関しては海外ですごい発明が行われたにょ。
http://getnews.jp/archives/93836
シャッター方式のメガネに対応した3Dは左右別々の映像を高速に見せることで3Dに見える
ようになるにょ。(本当は高速に点滅しているのだけど点滅に見えないのは蛍光灯は
西日本の場合は60Hz、東日本の場合は50Hzという高速点滅によって肉眼では点灯が維持
されているように見えるのと同じ)
つまり、そのようにシャッターを行えば良いのだけど人間にはシャッター機能が標準で
備わっているにょ。
つまり、まぶたを左右交互に1秒間に120回開け閉めすれば理論上はメガネなしで3D映像を
見ることが可能になるというわけにょ。
ただし、上記リンク先のようにこんな強引な方法を本当にやってしまう人がいるのには
さすがに驚いたにょ(笑)
実際のところTVによって3Dの方式が異なるし、それによってメガネの種類も変わってくる
のが厄介にょ。
これが3D映画だったら劇場でそれに対応したメガネが配布されるため問題はないけど
リビングルームで多人数で視聴する場合にはその人数分だけその方式に合ったメガネを
その家庭で用意するというのは現実的ではないにょ。
かといって各自持参というのも方式の違いがあるためわざわざその自宅のTV用ではない
メガネを購入する必要があるため難しいにょ。
そういうことで、3Dを一般家庭に普及させるならば「裸眼3D対応」は必要不可欠だと
思われるにょ。
先月、東芝から世界初の裸眼3Dテレビとなる「グラスレス3Dレグザ」を発売したにょ。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20101004_397954.html
メガネ無しというメリットはあるもののコストの問題がかなり厳しいみたいにょ。
一般的に裸眼3Dの場合は左右別々の映像を見せるために液晶パネルは通常の2倍の解像度が
必要になるわけだしね。(この裸眼3Dレグザの場合は特殊な方式による製造コストアップの
方が厄介であり価格面を考えると現在はメガネによる3Dテレビよりも厳しい)
しかし、それよりも問題になのは視野角にょ。
裸眼の場合は左右別々の像を左右の目から同時に見るためそれが片方の目から別々の像
(つまり二重像)として見えないようにしなくてはならないからにょ。
この裸眼3Dに対応したレグザも視野角は30度しかないにょ。
複数の人数で鑑賞する場合に2m離れた場所から視聴するとして30度だと幅1mしか視野角が
ないということにょ。
普通の人だと体の横幅が50cmを超えるため横に2人で並んで視聴するのがやっとという
ことでテーブルを囲って一家で視聴するというのはこの状態では極めて困難にょ。
過去においてはどんな機器でも家庭にある程度普及した後に個人に普及したにょ。
電話もほぼ一家に1台で普及してからケータイが普及しはじめたわけだしね。
これは家庭に普及することで個人需要が高まったためにょ。
一時のネットブックブームもそれと同様の理由だと考えられるにょ。
個人専用として使うコンパクトなPCは高価だったから買うにはハードルが高かったけど
ネットブックによってそのハードルが大きく下げられたのがヒットの要因だろうからね。
そういう観点からすれば3DSは家庭用の3D対応TVが普及して据え置き型のコンシューマ
ゲームで3Dが当たり前の時代にならないとヒットしないとも言えるにょ。
しかし、家庭で普及した後に個人に普及というのは価格面と利便性の問題があるから
そうなっているというだけにょ。
特に3Dの場合は前述の問題があるため個人向けの機器の方が3D鑑賞に適しているため
家庭に普及する前に普及する可能性は十分にあるにょ。
個人向け機器で3D画面が有効活用できそうなのは携帯ゲーム機やケータイやスマートフォン
などが挙げられるにょ。
しかしケータイに関しては先日アンケート結果を見る限り不要と考えている人が多いにょ。
http://k-tai.impress.co.jp/docs/readers/odaibeya/20110107_418093.html
かなり魅力的 ・・・ 39票( 9.7%)
試してみたい ・・・ 49票(12.1%)
興味なし ・・・・・ 315票(78.2%)
やはり、コンテンツ不足やモバイル機器は固定距離で使うものではないため不要という
意見が多いにょ。
実際問題として3D(立体視)によってメリットがあるといえばゲームや映像鑑賞くらい
だからね。
ケータイやスマートフォンでそういった用途がメインという人はほとんど居ないから
このアンケート結果は妥当なものだといえるにょ。
しかし、ゲーム機ならば「ゲームでメリットがある」という理由だけで十分にょ。
ニンテンドー3DSならばコンテンツは十分(3DS対応ならば基本的にすべて3D対応)だし、
3D調整ボリュームによって見やすい位置でプレイ可能になるためデメリットはないにょ。
したがって、3Dテレビの普及率は全く関係なく3D対応である3DSが普及する可能性は
非常に高いものだといえるにょ。
しかも、3DSによって3Dコンテンツの魅力に芽生えたユーザーがより大画面での鑑賞を
したいという場合には3D対応TVの普及を後押しする可能性はあるにょ。(これは3Dテレビが
ないと3Dの魅力が伝わらないプレステ3とは根本的に異なる点であり、標準で3D映像を
表示できるということが非常に大きい)
そのためにも裸眼3Dテレビの視野角向上と価格ダウンに期待したいところにょ。
もしも、メガネが必要な3Dを本格的に普及させるというのであれば少なくてもまだ普及
しているとは言い難い現時点のうちに統一規格を作り各社共用できるようにしなくては
いけないにょ。
ある程度普及してしまうともう後戻りはできないからね。(HD DVDもほとんど普及して
いない時点で終了したから被害を少なく抑えることができたわけだし)
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