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おちゃめくらぶ掲示板
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3TBのHDDがいよいよ正式販売開始
先日から単体出荷が始まった3TBのHDDだけどやはり10月9日に書いたような問題を抱えて
いるにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hirasawa/20101115_406951.html
2TB超のHDDをPCで使うにはにデータ用として使うだけでもGPTで扱う必要があるため
(Windowsであれば)Vistaや7が必須になるにょ。
そしてブート用として使うにはVista 64bit、7 64bitに加えてEFI搭載のマザーボードが
必須になるにょ。(2TiB=2.19TBのHDDとして使うのであればEFIは不要だけどそれだと
せっかくの大容量が無意味になる)
さらに現在のPCのマザーボードは2TB超のHDDを使用することを前提に考えてないため
うまく認識してくれないという可能性さえあるにょ。
そのような背景があるからか現在は3TBのHDDは「人柱向け」として販売されているにょ。
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20101113/etc_wd.html
ただ、HDDは工業製品である以上は値下がりをするためには量産される必要があるし、
さらなる大容量のものが現れる必要があるにょ。
要するに多くの需要がないと値下がりはしないということにょ。
当初3万円近い価格だった2TBのHDDも今では8000円を切る価格で売られている店もあるわけ
だけどこれも量産化の賜にょ。
量産することで設備投資、開発投資が回収できその分安くできるというだけではなく
歩留まり向上によって生産コスト削減にも繋がっているからね。
したがって一部の「人柱向け」では大きな値下がりは期待できないにょ。
GPTとして扱うためにはVistaや7が必要と書いたけどそのデータ用として外付けドライブで
使用している場合にXP環境のPCをまだ所有している場合はそのXP搭載のPCからは2TB超の
HDDのデータが見れないことも意味するにょ。(メインPCは7搭載だけどサブPCとして
XP搭載のPCを活用している人にとってはHDDをあえて外付けにする必然性はかなり
失われてしまう)
つまり、このような2TB超のHDDを普及するには市場におけるXPの存在自体が足かせに
なっているということがいえるにょ。
つまり、2TB超のHDDがデータ用としても普及するか否かはXPをいかに切り捨てられるかに
かかっているかといっても過言ではないということにょ。
私自身もまだXPが現役OSであるためまだ3TBのHDDには手を出せないにょ。(それに
容量単価を重視している私にとっては3TBのHDDを導入する価値を見いだせないという
のもある)
問題はブート用にょ。
そのためにはEFIが普及しないと話にならないにょ。
OSの方は徐々に64bitの割合が増えているもののEFI搭載のマザーボードはほとんど
増えていないからね。
それも上記のようなXPとの互換問題が大きく影響しているにょ。
XPとの互換問題を抱える必要のないMacはいち早くEFIの搭載が可能になったけどPCでも
XPの互換性を考えなければ全てのマザーボードにEFIを搭載するのは無理ではないにょ。
ASUSは来年初頭に登場するSandyBridge対応のマザーボードにはすべてEFIが搭載されて
おり、すでにXP切り捨て準備が整いつつあるにょ。
http://www.4gamer.net/games/106/G010695/20101112072/
HDDの容量が増加するというのは要するにプラッタ容量が増加するということにょ。
したがって、大容量のHDDの方が転送速度では有利(基本的にプラッタ容量が増加すれば
線密度も上昇するため)だし、同一容量であれば消費電力の面でも有利になるにょ。
WDに続いて日立からも3TBのHDDが登場したにょ。
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20101120/etc_hgst.html
WDのHDDはプラッタ容量750GB×4枚で3TBを実現していたけど日立のHDDは600GB×5枚で
3TBを実現しているにょ。
これを考えるとWDの方が速度面で有利かと思いきやWDの方が5400rpmで日立の方が
7200rpmとなっているためスペックからだけでは判断は難しいにょ。(回転数が速い方が
ランダムアクセスで有利になるため「日立の方が速い」といっても問題無さそうだけど)
EFIがうまく普及していくならば2TB超のHDDの普及もそれほど気にしなくてはいいけど
実際はそう単純にはいかず当面は2TB以下のブート、データ兼用ドライブと2TB超の(基本
的に)データ用のドライブ(XPは使用不可)と分けて販売する必要がありそうにょ。
ただし、これができるのもHDDのプラッタ容量が2TBを超えるまでにょ。
現在すでにプラッタ容量は750GBに達しているためプラッタ容量が2TBを超えるのは時間の
問題といえるにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20101102_404032.html
現在、ブート用に低容量のHDDを意図的に選択している人は「大容量は要らないけど
それなりに速度が欲しい」という人だと思われるにょ。
「容量が要らない」というだけならば旧世代のHDDで十分だからね。
しかし、プラッタ容量が2TBを大きく超えた場合には2TB以下のHDDは旧世代のプラッタを
使用のものしか選択肢が無くなるにょ。
もっともSSDさえ安価になればブート用にはSSD(2TB以下)、データ用にはHDDという
使い分けができるけどまだSSDは容量単価が高すぎるため多少コストアップになっても
速度を選ぶというユーザーにしか受け入れられてない状況にょ。(256GBで5000円程度
まで下落すればSSDをシステム用に使う人はかなり増えそう)
過去にHDDは幾度もその壁を越えて普及してきたにょ。
528MBの壁、2GBの壁(FAT16の問題)4GBの壁(PC-98限定)、8GBの壁、137GBの壁などの
壁がありそれらの壁は時間(対応した機器、OSが普及する)ことで改善されていったので
今回も同じように時間が解決してくれると思うにょ。(次の壁は48bitLBAによる144PBの
壁だろうけどこれはさすがに当分大丈夫か)
XPが市場から減り、7もしくはその後継OSで64bitが主流になればEFIの搭載も進むだろうし
それにより自然と2TB超のHDDがより多くの人に受け入れられるようになるだろうからね。
そうすれば価格も自然と安くなりさらに多くの人に受け入れられるようになるにょ。
HDDの「プラッタ容量が3TB」に達すれば「2TBのHDD」と「3TBのHDD」の価格差も
ほとんど無くなると思われるにょ。(その頃には6TBのHDDも数千円になっているだろう
から容量単価を重視して「3TBのHDD」を選択するのはあり得ないと思うけど)
逆にさらにプラッタ容量が大きくなれば「古いOSとの互換性」を維持した2TBのHDDより
3TBのHDDの方が安くなるという可能性さえあるにょ。(XPとの互換性を求めるならば
論理セクタが512Bである必要がある)
量産された方が安くなるという市場原理が働くわけだしね。
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