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おちゃめくらぶ掲示板

301御茶目菜子:2010/07/16(金) 12:58:26
スマートフォンでもキャリアに依存させることが重要になる・・・?
ドコモがスマートフォン向けの「spモード」を発表したにょ。
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20100713_380368.html
このspモードはスマートフォン向けのmoperaというイメージかと思いきやよく見ると
それだけではないにょ。
それは「docomo.ne.jp」というキャリアメールや「ドコモマーケット」における決済
サービスも使用可能になるみたいだからね。

さて、スマートフォンはガラケーよりも自由度が高いということがメリットとなっていた
けれどガラケーでないとできないことも多いからね。
特にキャリアに依存したサービスにおいてはスマートフォンはガラケーに完全に遅れを
とっているにょ。
キャリア依存のサービスから脱していると考えるとガラケーよりは進んでいると言えなく
ないものの実際は日本においてはキャリア独自サービスが使えるガラケーこそがその
キャリアのケータイとなっているにょ。

spモードではキャリアサービスといってもキャリアメールが使える程度とはいえ、これで
かなり変わってくるにょ。
Webサイトのモバイル向け(ケータイ向け)サービスを利用する場合は、キャリアメールが
使えるということが多くのサイトで必要となっているけどそれが使えないスマートフォン
ではそのサービスは利用できないにょ。
このキャリアメールをガラケー以外で使う方法としては「iモード.net」があるにょ。
これはPCを使い「docomo.ne.jp」宛へのメールを受送信ができるサービスだけどそれが
実現可能であるということは「スマートフォンだからキャリアメールが使えない」という
のではなく「キャリアメールを使えるようにしていない」というだけの話にょ。

スマートフォンなんだからPC向けのサービスを利用すれば良いというだけの話とはいえ
PC向けのサービスはPC向けに作ってあるため必ずしも使いやすいとはいえないにょ。
PC向けのWebサイトというと現在はXGA以上を必須としたようなサイトばかりとなっており
FWVGA程度では十分とは言い難いにょ。
解像度の問題だけではなくFlashやAjaxを多用しており動作が重いというのも難点にょ。
十分な回線速度と端末性能があれば問題ないけどPC向けサービスだけではなくモバイル向け
サービスも使えるのが便利ということには変わりないにょ。
そういう点ではキャリアメールが使えるのは大きいにょ。

無論、そのようなサービスの利用有無に関係なく友人、知人とメアド交換する場合でも
キャリアメールであることが安心感を産むにょ。

 キャリアメール>ISPのメール>フリーメール

恐らく安心感のある順位というとこのようになるのではないかと思うにょ。
Web上のみの友人であれば別にフリーメールであることを気にする人はほとんど居ない
だろうけどリアルの友人であればキャリアメールの方が安心できるということにょ。
これはフリーメールはいくらでも換えが効くのに対してキャリアメールはメアドこそ
変更可能だけど解約やキャリア移動しない限りはドコモユーザーであればdocomo.ne.jp
というドメイン部分は普遍だからね。
それに対してフリーメールであればいくらでも切り捨てられるにょ。
もっとも、キャリアやISPに依存しないフリーメールはキャリアやISPを移動しても使える
というメリットもあるため現在はそれをメインとして使用している人も多数おりそれ自体
否定するものではないにょ。

もう1つのドコモマーケットの決済に関してはspモード以前に実現されていたことだけど
少し説明すると「ドコモマーケット」というのはドコモのスマートフォンユーザー向けの
コンテンツやアプリの提供サービスのことにょ。
当然有料アプリもあるわけで問題はその課金方法となるにょ。
i-modeが有料コンテンツで成功したのはその課金方法によるものが大きかったにょ。
何せその契約しているコンテンツプロバイダに別々支払うという面倒なことをせずに
ドコモが代行して決済してくれたためケータイの月額料金と一緒に支払うことができ
ユーザーは何も面倒なことをする必要がなかったにょ。

このようにキャリアによる代行決済は他のキャリアでも導入されコンテンツビジネスの
拡大に大きく貢献したのだけどスマートフォンではそれが難しいにょ。
スマートフォンには端末固有情報がないため端末に依存しているガラケーと同じサービスを
行うのは無理だからね。
ただし、スマートフォン独自のサービス展開を行うならば問題はないにょ。
そのためにもスマートフォン市場の拡大が必要になるにょ。
多くの機種がないとコンテンツビジネスとしては成功が難しいからね。

確かにiPhoneのように単一機種でサービス展開をしているスマートフォンもあるけど
これはキャリア主導ではなく端末主導であるから可能になっているにょ。
iPodですでに構築されていたWebマーケットと決済サービスをそのままiPhoneで利用して
いるためにiPodユーザーであれば簡単にそのサービスを利用できるからね。
決済方法もクレジットカードだけではなく大手量販店であれば入手可能なプリペイド
カードによる支払いも可能な点も大きいにょ。
つまり、iPhoneが発売される前にすでにキャリアに依存しないサービス、決済が実現
出来ていたiPhoneと他のスマートフォンを同列に語るのは無理ということにょ。
Android端末であればOSを提供しているGoogleがApp storeと同じようなものを作ればよい
ということで実際に作っているもののその完成度は遠く及ばないためキャリアが主導
しないと難しいと思われるにょ。

さて、ドコモが来年4月から全機種SIMロックを解除するということを7月7日に書いたわけ
だけどキャリア依存性の強いガラケーにおいては通話が出来れば良いという人でない
限りはSIMロックが解除してもほとんど意味がないのだけどキャリア依存性の低い
スマートフォンであればSIMロック解除の意味は大きくなるにょ。
失うものよりも得るものの方が大きいからね。
そんな中でspモードのようにわざわざキャリア依存性を高めるようなことをするという
のは一体なぜなのか・・・。

これはSIMロックは解除した後でもキャリアの依存性を高めることでガラケーと同じく
キャリア移動を難しくしている(docomo.ne.jpが使えるのはドコモの回線だけ)という
考え方ができるにょ。
ユーザーを「いかに他のキャリアに逃がさないか」という保守的な考えだと確かにそう
なるもののアプリで実装している以上は他のキャリアでも同様のサービスを行うことは
可能にょ。
ソフトバンクでもiPhoneでsoftbank.ne.jpというキャリアメールが使えるようになった
からね。
逆に言えばアプリで実装可能であるが故にドコモがiPhone用にdocomo.ne.jpのキャリア
メールが使えるようなアプリを提供することも可能となるにょ。

ガラケーのようなキャリア主導の端末であればSIMロックが解除されてもされなくても
影響は微々たるものだけどスマートフォンの場合はこのようにアプリでいくらでも対応
できるためSIMロック解除の影響は極めて大きいにょ。
1つのキャリアがすべてのキャリアの端末をサポートするのは難しいけどiPhoneくらい
売れている端末であればもしもSIMロックが解除されればどのキャリアも自社向けの
サービスを開始するのではないかと予想しているにょ。

そうなったときにピンチなのはソフトバンクにょ。
サービス内容が同じならばエリアや通信環境に優れたドコモへ移動するユーザーが多く
いるのは明白だからね。
iPhoneにSIMロックをかけているのはそうならないためのものだけど孫社長の考えは
何が何でもSIMロック解除に反対というわけではなくiPhone(iPad)に関しては否定的
というだけだと思われるにょ。
今週放送された「カンブリア宮殿」にて孫社長とジョブズ氏とのやりとりがあったけど
iPhoneが発表される1年前(初代モデルは日本では発売されなかったのでそれを考えると
日本での発売からは2年前となる)から交渉していたみたいだからね。
諸外国ではその国の1位のキャリアと独占契約を結んでいたiPhoneだけど日本では
3番手のソフトバンクとの契約だった(auは通信方式そのものが異なるため使用できない
ためそういう意味では2番手となる)ことに対して疑問を持っていたけどこれで納得
できたにょ。

とはいえ、独占契約権を得るのとSIMロックは別問題にょ。
将来的には国内販売のiPhoneもSIMロックが解除されると思われるけどそうなった時には
ドコモと競争して負けないレベルにしておく必要があるにょ。
来年4月にはドコモが全機種SIMロック解除となるためソフトバンクも遠くない将来には
それに追従するだろうけどさすがに通信に関してはドコモとは大きな差があるためとても
その差を埋められるとは思えないにょ。
そのために用意すべきなのがキャリア依存サービスにょ。
キャリアメールが使えるのは当然として、ソフトバンクならではのコンテンツ配信などが
重要となるにょ。
新聞、雑誌を配信する「ビューン」のようなサービスもそのうちの1つにょ。
ただし、iPhoneの最大の魅力はApp storeの膨大なアプリにあり、それはキャリアには
依存しないためiPhoneユーザーをそのキャリアに止めておくことは非常に難しいにょ。

iPhoneは前述のように特例であるためそれ以外のスマートフォンで考えてみるとキャリア
依存性が低いためSIMロックが解除された場合には強いキャリアが勝つことになるにょ。
これはRPGで例えるならば攻撃力が強い方が勝つというのと同じにょ。
それならばスマートフォンにおいてキャリア依存性を高めるというのは効果が薄いのか
というとそうではなくこれはRPGで例えるならば防御力に相当するにょ。(ユーザーを
獲得ではなく逃げないようにする手段)
それを考えると最高の攻撃力を持つドコモが今回spモード搭載で防御力を高めたという
ことがいかに脅威であることが分かるにょ。
多少攻撃力で劣っていても防御力が高ければ勝ち目はあるけど同じような防御力では
攻撃力の差で勝敗が決まってしまうからね。
ドコモ以上の防御力(より魅力的なキャリア依存性)を手に入れない限りはソフトバンク
には勝ち目がないにょ。




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